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はてなキーワード: 博士号とは

2023-11-02

anond:20231102134255

やっぱりICT系の博士号を取って、アメリカで働いて、アメリカ国籍を取って、日本に戻ってアメリカ企業でリモートワークして、日本医療保険制度生活する

これが最強コース

発達障害』や『毒親に自立心奪われた子ども』や『生きる力が弱過ぎる子どもサポート』は高等教育役割ではありません

ご家庭のご両親のお仕事です

それから大学就職予備校ではなく、大学専門家を育成するところです

 

Fランガンガン潰そう。地域格差なくすため国立大学ネット無償卒業できるようにしよう。オンライン工学部作ろう。とりあえずCSくらいはとっとと取れるようにしよう

 

大企業ほど、現業IT営業などの中途採用で、学歴不問(規定があってもせいぜい高卒)で直雇用で入れる部門がある

IBMエグゼクティブ チェアである Ginni Rometty は、2016 年に「ニュー カラー仕事」という用語を作り出しました

 

IBM はまた、多くの職位から教育要件を取り除くことで、新しいカラー ジョブの波を推進しました。ロメティとチームが最初学位よりもスキルを優先したときIBM職務の 95% で 4 年制の学位必要でした。会社手紙によると、2021 年の時点で、必要とするのは半数未満です。

 

米国国勢調査局によると、25 歳以上の人の 40% 未満が学士号を持っていません。これは、就労資格のある人の過半数 (62%) が、1 つの学位要件だけでジョブプールから除外されることを意味します。

 

企業は、大学学位必要としない役割仕事規律、および責任があることをようやく理解しています」と Herrera 氏は言います。「彼らは、才能ある人を惹きつけたり採用したりすることに関して、自分たちの思い通りになっていないことに気付きました。」

 

「彼らは、履歴書学位しかないエントリーレベル個人採用するのではなく、実績のある仕事ボランティア、およびスキル経験を持つ候補者をターゲットにしています。」

 

2016年にニューカラー雇用モデル採用して以来、Rometty氏はフォーチュンに、IBM学士号を取得していない従業員は、学士号を取得している従業員や高度な博士号を取得している従業員と同じくらい成功していると語った. スキルを持った学位を持たない人材採用しても、企業ビジネスに悪影響を与えることはありません。雇用にかかる時間節約し、多様な労働力を育成するための資産となる可能性があります

 

New Collar Jobs: Why Companies Are Prioritizing Skills Over School

https://www.theforage.com/blog/basics/new-collar-jobs

 

 

 

anond:20231102121135 anond:20231102132544 anond:20231102145335

2023-10-28

アラフォー大学院に入り直したオッサンだけど、令和大学生が憎い

人生終わったおっさん大学院に入り直した

アラフォーで急に目覚めてしまい、とある大学院で、博士号を取りたくて、大学院に入り直した。

社会人大学生というやつだが、実際は親戚の会社で形だけ在籍している。

ってか、人生でほぼ働いたことがない。形だけ親戚の会社に在籍し続けているが、特に仕事もない。

  

青春を取り戻そうとした

自分は、大学は出たし、修士も取ったんだけど、学部修士典型的陰キャオタクだった。

いや、オタクというか、パチンコだの麻雀のして、風俗ばっかり行ってた。

本物の陰キャなので、アラフォー彼女もできたことがない。

  

そんな自分だが、博士課程に入り、研究も、理論系で、パソコンパチパチやるだけで、特に実験はない。論文は二年目始まったくらいには3本出して、卒業は余裕でできることが確定した。

それで、青春を取り戻したいと思った。

大学の授業とか、サークルオッサンから入れないけど、学生団体とか入ったりしている。

ハッカソンだの、インターン?だのと性懲りも無く青春を取り戻そうとしている。

  

和学生への嫌悪感

当然、社会人だのオッサンだのがあるから、変な絡み方はできない。

キャバクラガールズバーみたいなノリは流石にないと思いながらも、とりあえずコミュニケーションはとってみたが。

ダメだ。まずは嫌悪感から入ってしまう。

学生起業だのガンガンする時代で、令和の学生インターンとかしてITとか身につけて、なんなら学生フリーランスで稼げるの当たり前みたいなのりだ。

対して、こっちは、まともに仕事したことないオッサン

令和のトップレベル大学生のノリは、「インターンIT技術で食えるようにして、起業して受注で稼ぐ組織作って、会社バイアウトして30前に経済的自由になる」である

自分も、それをやりたいけど、IT技術を身につけようにもインターンに受からない。起業しようにも、AIとか使って商品作ってみた全然売れない。仲間なんて全然見つからない。

そう、令和学生の若いノリ。軽いノリ。未来のあるのり。そういうのがアラフォー恋愛経験なしのおっさんにはない。

  

憎い

令和のトップレベル大学生にとっては、論文書いてる研究者とかゴミで、IT技術をインターンで身につけてフリーランスで食えてる人や起業してバイアウトして経済的自由な30歳までの人が尊敬対象である

自分は、30どころか、アラフォーまでうだつが上がらない。

自分は、そのようなIT長者になる道どころか、訳のわからない研究をあれもこれもと手を出している。

研究面白いし、自分の生きがいだが、誰にも尊敬されないし、金ももらえない。

なんなら、研究も、博士課程が終わったら続けられない程度の研究だ。

こんな絶望あるかよ。

  

風俗しかない

結局、風俗20前後女性を買って、オラつくしかないみたいだ。

無能アラフォーには辛い現実だね。

2023-10-26

anond:20231026123200

大卒女子入社するとき大学で身につけた専門知識なんて一切問われないけど

学部卒だと専門性が低すぎて話にならないので見ない。これは男も同じ。

専門性を問われる仕事に就きたいなら最低でも修士、できれば博士号を持っていることが望ましい。

うちは研究開発職だけど、女子を雇えるものなら是が非でも雇いたい。でも候補になるレベルの人が全然いないんだよな。

2023-10-23

anond:20231023105304

せやな

なんなら葉っぱの葉脈作る会社があってその葉脈の繊維一本一本担当博士号持ちがいる感じや

anond:20231023100012

いや博士号仕事高専では無理だと思うよ

CERNみたいな加速器で働いてた人だし

こういうピンポイント仕事が山ほどあってその中には高専のが良い仕事も当然あるだろうけどね

anond:20231023095428

俺の知ってる人だとなんか超めっちゃ真空真空の度合いを測る計器の会社で働いてる博士号もちがよく出張韓国とか台湾いってる

2023-10-17

anond:20231017122328

文系博士号

専門職学位位置けが微妙からその調査に含めてるかはわからんけど、今は法科大学院卒の法務博士は人数多いよ

年間1000人以上出てるでしょ

anond:20231017112143

博士が周りにいるのが普通だって話なのに

博士普通コミュニティーにいるわりに必死っすねw

ってマジで読解力終わってて草。

博士号って毎年1.5万くらいは出てるから、年1万人前後薬剤師ケアマネジャーよりかなり多いんだよ。

2023-10-14

anond:20231014150433

博士号を持ってる人達仕事してるけど、ものすっごく賢いのに、

処世術が下手過ぎてみてられない。

博学だし、いろいろ詳しいし、役に立つヒトなんだけど、肝心なところで頼れない。

博士号を取得した人間は何かが違う

特に情報科学データサイエンス領域に秀でている人を見ると同じ人類とは思えん!

と感じるほど、心の底からそう思うが

しか博士号を取ったがその後の人生はふるわず、残念ながら低迷してしまいましたトホホという人も中にはいるだろう、なんせ世界は広いか

そういう人の人生を読みたいね、すごく気になる

さあて今からブログ探しの旅だ

建築学日本最先端なので、日本論文誌に日本語で載れば評価される」みたいな話は有名だと思うけど、「文系学問場合、大ベテラン研究者引退後にようやくもらえるのが博士号、という領域も少なくない」って話は俺も大学来てから聞いたな。(俺は理系だけど)

https://togetter.com/li/2240461

学歴暴力博士号とってないことに関して

学歴暴力ってアイドルグループがいるだけど、みんな学士博士号持ってないことににTwitterで突っ込まれたんだけど、

囲いに対して博士号学歴ロンダがどうのこうと言っていた。

やってることが高卒のたぬかなの配信と一緒で学歴って意味ないなーって思ってしまった。

2023-10-10

anond:20231010093405

https://www.shinchosha.co.jp/book/507271/

子どものことは愛している。それでも――。世界中で大反響を呼んだ一冊。

母親になって後悔してる』

ルナ・ドーナト/著 、鹿田昌美/訳

発売日:2022/03/24

 

ルナ・ドーナト

Donath,Orna

 

イスラエル社会学者社会活動家テルアビブ大学人類学社会学の修士号社会学の博士号を取得。2011年、親になる願望を持たないユダヤ系イスラエル人の男女を研究した初の著書『選択をする:イスラエル子どもがいないこと(Making a Choice:Being Childfree in Israel)』を発表。2冊目となる『母親になって後悔してる』は、2016年刊行されるとヨーロッパを中心に大きな反響を巻き起こし、世界各国で翻訳された。

2023-10-09

博士様「上層部博士号持ちでない人間が舵を取っているのが日本衰退の原因!欧米では博士号を持っているのが普通!」

でもお前らが頭ひねって出てくるの東北テニュアトラックとかPHD48*じゃん


まあPHD48については自分らだけでハンドリングできるものはどんどんやれば良い

例えば日本学術誌に投稿してエルゼビアやらシュプリンガーへのお布施を減らしつつ日本学術誌のプレゼンスを上げろと30年前から言われてるでしょ

なぜしない

わかるよ

自分の立派な研究を本邦のクソちょぼ学術誌なんかでくすぶらせるわけにはいかないのだね

選択と集中選択される側になると最高!

という声があるように、人間エゴ駆動であるのだね

他人にも「日本科学のためにお前が損をしろリスクを取れ」と求めてはいけないよ

まあ博士号を持っていない人間人権はない世界に生きているから、そういうことができるのだろうが

*ググってみたら不正競争防止法にかかるかもしれないということで名称変更になったらしいがこの増田揶揄目的なので旧呼称採用する

2023-09-27

アンチフェミとは、学習障害なのではないか

フェミニストなのでアンチフェミと穏やかに対話してたんだけど、話がマジで通じない。

フェミニズム思想どうこうとかじゃなくて日本語理解の部分で躓きすぎて本題に入れない。単純な事実とか、すごく簡単構造の文じゃないと理解できない様子。

しかも読み取れてなくても「分からない」とは言わずに、分かってないまま話を進めようとする。もしかしたら何が分からないのかも分からないのかもしれない。分からないのが当たり前なのかも。これは、支援級で見た子たちの振る舞いそのものだ。


旦那や男友達女友達はワイのそのフェミ文を難なく読める理解できるし分かりやすいとまで言っていた。そもそもライターとして寄稿した経験もあるのでワイの書く文章がわかりにくいわけではないと思う。

彼らが話す言葉も、事実学問意見感想などのレイヤーがごちゃ混ぜになっていて、それはあなた感想だよね、そこは意見だよね、それは事実だよね、と整理する必要があって全然噛み合わない。抽象概念理解が難しいようだった。

小学生の段階で勉強に躓いている子は国語ができないと聞いたことがあるが、その子たちが大人になったらおそらくこんな感じなのだろうなという雰囲気

煽りではなく、アンチフェミの方々は殆ど言語理解問題のありそうな人ばかりだった。発達障害とか、境界知能とか。

何かの本で、フェミニストになる女性とは、わざわざ体制権力に立ち向かうような人物なので女性の中でも賢く勇敢な上位の女性が多く、

アンチフェミになる男性とは、男性の中でも障害を持っていたり落ちこぼれだったりする下位の男性なのだというのを読んだことがある。

これは、フェミニストアンチフェミは話が通じないわ、と思った。

フェミニスト博士号持っててばんばん論文引用したりしてくるのに、アンチフェミ感想事実区別がついてないんだもの

世の中の親御さんたち、少しでも怪しいなと思ったら障害支援積極的に受けてください。普通学級や普通の子として育てたい気持ちはわかりますが、必要サポートを受けられない方がその後苦しみます

2023-09-17

難関中高一貫校で実質飛び級してるのに大学で蓋をしてるんだから日本にはまだまだ才能が埋もれてるのでは?

創作の中ではガンガン飛び級しまくって博士号を持った天才少年少女が量産されているのにNE

2023-09-13

夢のない理系

若者理科離れとか理系離れとか言うじゃない。まあそりゃそうだよねってのが理系就活生を観察しているとよく分かる。自分東京大学工学修士学生学内外問わず色々な人の状況を知っている。日本理系の現状はなかなかに酷く全くもって夢がない。

まず就職しても待遇が悪い。例えば大手メーカー研究開発職に就いたとする。修士卒業場合、だいたい初任給23万円/月だ。どんなFラン大学を出ていようと東京大学を出ていようが変わらない。一律たった23万円。もちろんここから上昇するにはするが非常に緩やかな上昇だ。年収800万〜1000万に到達する頃には40歳くらいになっているだろう。大学大学院と勉強研究を重ね知識技術を磨いてもこの程度にしかならない人生だ。

一方、大学時代は遊びほうけ頭すっからかんのくせに就活中だけは意識高く振る舞いそれらしいことを言ってうまいこと商社広告マスコミ金融などの大手就職できた文系人達は30歳になる頃には1000万円をもらっている。これらの高給文系職は無駄に激務であることを踏まえてもなお、大学適当に遊んで文系就職した方がコスパが良いと感じる人は多いのではないか。更に悪いことに、メーカーでさえ文系総合職の方が平均年収が高くなる。あまり将来のことを考えず理系科目が好きだということで理系に進んでしまった学生就活する段になってようやく日本文系社会であることに気付く。技術立国とは名ばかりで学の無い連中の馴れ合い社会が動かされており文系社畜にならなければ良い待遇が得られないという事実に気付く。

そして博士課程に何の魅力も無い。優秀な学生が少なく、学生時代の待遇が悪く、卒業後に希望がない。アメリカトップスクールなどにおいて博士学生というのは非常に厳しい選抜を勝ち抜いたエリートである。一方、日本大学院の博士課程は東大ですら誰でも入れてしま無能が入り込む余地が多分にある。もちろん東大には超優秀な博士学生がたくさんいる。しかしそれ以上に無能博士学生の多さが目立つ。博士学生同士で切磋琢磨ということはあまり望めそうにない。

学生時代の待遇も悪い。アメリカをはじめ諸外国STEMなPhDプログラムでは基本的給料が出るし、学費もかからない。一方の日本博士学生学費自分で支払う必要があり、さら給料基本的に出ない。もちろん学振を取ったりリーディング大学院の奨励金等を受け取れば20万円/月程度であれば稼げるが、これらには研究専念義務(笑)というものがあり副業奨学金などによる追加収入を得ることは禁止されている。海外給料が出る大学院であればこのような制限はない。追加で奨学金を重ねることもできるし、RAをこなしたりインターンシップで稼いだりすれば(かなりうまくいけば)年600-700万円くらいの稼ぎは得られる。

20万円というのは20代後半の大人にとっては非常に厳しい額だ。実際には税金学費などが引かれ月15万円程度の収入になるだろう。東京で月15万円で生活することを考えてもらいたい。まず家賃で7万円は飛び、光熱水費で2万円、食費4万円はかかる。この時点でもう月2万円しか手元に残らない。ここから交通費やら何やら出していれば全く貯金できないことが分かる。月15万円というのはギリギリ生存できる最低限の収入である。ちなみに学振というのは世間一般からすれば一握りの優秀な博士学生しか獲得できない。アカデミアの未来を担うホープパートのおばちゃん並の価値であると見なし更に研究専念義務という謎の仕組みで縛り上げ貧乏を強いているのが日本だ。

耐え難きを耐え忍び難きを忍ぶと報われるかといえばそんなことは無い。諸外国ではPhDを持っていると基本的には良い待遇を得ることができる。自分プロジェクトを興し引導し対外発表ができ文章が書け更に専門知識を持つ者として高く評価されているかである。一方、日本博士はどうだろう。企業求人をみても月25万〜28スタートのところが多い。博士を取ることによるプレミアが皆無であるという企業からメッセージである博士号を要求する職ではどうだろうか。研究所や大学教職などがあるだろう。いずれも酷い待遇である。国を代表するような研究所であっても初任給400万/年くらいである。大学に至っては教授上り詰めても年収1000万程度しかもらえない。日本では研究が大好きであるということ以外に博士課程に進む理由が無い。

いやー夢が無いねえ。そりゃ傾くよねこんな国。高校生諸君、悪いこと言わないか適当早慶くらいで文系学生やって遊んでイキって暮らしていこうな。

2023-09-11

anond:20230911225047

いや元取れている?というのは博士号

そんなちっちゃい会社なん?

2023-09-06

博士学生が減ったのは企業のせい

博士学生薄給であるのは日本アメリカも変わらない。アメリカ博士課程のstipendは何十万円で〜という話は物価考慮していないアホな話が多い。アメリカ博士課程のstipendは日本20万円とQOL上で大きな違いは無いと言えるだろう。

では何が違うのか。それは博士を取った後の道であるアメリカ人は基本的馬鹿なので博士号を取ることが大きな差別化になる。博士号があるというのはbig dealなわけなのだ。これはアメリカ人の質が平均的に低いからこそ博士号が際立つのである

そんな際立った人材であるから企業もこぞって採用する。アカデミアの道が薄給で茨の道なのはアメリカも同じであるアメリカでは産業界就職する道が開けている。博士号を持って産業界に行くとかなりの好待遇が期待できる。スペシャリストとして重宝されるのだ。

それが日本ではどうだ。横並びのあいつズルい精神をこじらせて博士様に月28万円しか払わないようなケチくさい企業が多すぎる。バカか?お前はそれで良い人材が長期的に採れると思っているのか?短期的に人が採れたとしても10年先20年先を見てみろ。この待遇博士に行きたい人が現れるか?バカなのか?お前は本当にバカなのか?国際競争力を高める気が微塵でもあるのか?あ?

2023-09-03

新卒で入ったJTCを辞めて博士留学を始めた。

〜はじめに〜

私は新卒入社した企業をたった2年で辞めてアカデミアの世界に戻ってしまった。

周りから見たら堪え性のない最近の若者って感じだろうな。

共感してもらえるとは思わないが、なんとなく聞いて欲しくて書いてみている。

就職するまで〜

国内国立大学修士課程卒業して新卒でJTCに入社した。

分野は特定されたくないのでぼかす。

恐らく日本人なら誰でも聞いたことがあるメーカーだ。

入社した理由は周りの多くが修士を出て大企業就職してたから、お金もらって研究続けられるならそれでいいかと深く考えずに入社した。

元々研究が好きで就活時もR&D一本で就活していたので、結果的に見れば理想通りの進路だった。

業務内容について〜

最初研修を経て研究職として地方研究所に配属され、近くの寮(一人部屋)で一人暮らしを始めた。

しか入社して半年程度で、自分仕事に全く楽しみを見出せなくなってしまった。

まず研究について。

これは企業なので仕方がないのだが、入社時に希望していた研究テーマ(仮にAとする)と大きく異なる分野に関わることになった。

Aは就活当時に海外研究が盛んになっている分野で、産業的に日本にも入ってくるかどうかというタイミングだった。

就活の時には研究所の偉い方々とAの話で盛り上がった。

事実、私が入社したタイミングでその研究も立ち上がったのだが、残念ながら自分メンバーではなかった。

正直、誰よりも興味があったし先行研究もそれなりに知っている自負があった。

勿論、新しい研究の立ち上げに加えて新卒教育なんて大変なのはわかる。

ただ自分にとって真横でAの研究が行われるのを傍観し、全く異なる別のテーマ情熱を注ぐというのは正直かなり無理があった。

上司と話す機会もあったし私がその分野に強く興味があることは知っているはずだが、どうもその上司育成方針からして私は何年経ってもその分野に関わることはないだろう事を悟った。


人間関係について〜

また入社時にはコロナ流行しており、半年たっても会ったことのない部署の先輩がいる程度に希薄人間関係が出来上がった。

元々研究所はその特殊性から人員移動がほとんど起きず、10年単位で同じ課にいる人がいる程度にはクローズドコミュニティだった。

普段なら人付き合いは得意な方なのだが、その閉鎖性とマスク越しで想像し難い同僚の表情に勝手に畏怖してしまい、必要以上に気を遣う付き合い方を始めてしまった。

気づけば半年も経つ頃には人付き合いに対して過度に気を遣って自滅してしまい、人付き合いに楽しみを見出すことが出来なくなってしまった。

家と会社を往復して酒飲んで寝るだけの生活に終止してしまい、家族や友人にも会えずなんのために会社で働いているのか分からなくなってしまった。


待遇キャリアについて〜

また、自分の周りの方々を見ていると自分キャリアがこの先どのように進んでいくか、人生が概ね見えてしまった気がした。

新卒年収が400万、3-5年ごとに100-150万ずつ上がって、40代でもし課長になれば1000万超えるとか、そんな感じの年功序列が色濃く残る給与テーブル

研究員は10年とか努めたら突然の辞令研究員ではなくなり、別部署主任になるのが大半みたいな。

大体三十歳前後結婚して、近くに家をローンで買って、子供育てながらずっと勤め上げるみたいな。

恐らく多くの人から見たら幸せ人生なんだと思う。勘違いして欲しくないのは、私はそれを全く否定していない。

それでも自分には魅力的に映らなかった。

まず第一に、自分研究が好きで博士号に憧れを持っていた。

日本では取っても食えない足の裏の米粒とか言われているが、それでも私は研究に携わる上でいつかは博士号を取得したいと思っていた。

入社当時は社会人博士等も考えたのだが、会社としては肯定的ではなかった。

研究所にも関わらず職場では実務には必要ないという考えが主流で、事実博士号を持っている方々もそれに見合った待遇は全くなかった。

しろ時間と金をかけているのにほぼ年功序列のため、同年代の同僚と加えて損しているような状況であった。

もちろん全ての会社がそうではないと思うが、私は博士号を良しとしない日本の風潮と会社に大変に失望した。

また別の理由として、人生で一度は海外生活してみたいという強い思いがあった。

元々いつかは海外駐在をと思って会社を選んだが、入社してから研究員として駐在するというポジションはなく経理営業ほとんどであることも知った。

それどころか会社研究員を続けたら海外に行く機会はなくなり、10年も腰を据えればある日突然の辞令研究員ですら無くなってしまうのだと理解した。

はいつか研究から離れるにしても、少なくともその引き際については上司裁量社内政治の巻き添えではなく、自分意思で決めたいと思った。



受験準備〜

入社半年上記のような数々のギャップを抱いた結果、海外博士号を取るという決断に至った訳である

どうやら博士号欧米では十分に評価されるらしいとか、海外大学院授業料無料生活費までくれると聞いたのが大きな理由だ。

よくも知らないのに受験して海外に来ているなんて、今思えばかなり無謀なことをしているように自分でも思う。

また研究世界はどこまでいっても英語公用語であるため、基礎的な学問母国語習得した上でなら英語研究遂行する能力必要だろうと考えた。

幸い職場ホワイトだったので、勉強する時間は存分に確保できた。

主に米国大学院に絞ったため、一年目の秋頃からそれに合わせて準備を始めた。

大学院留学には主にTOEFLIELTS使用されるため、私はIELTS選択してオーバーオール7.0まで取得した。

元々英語趣味だったので、こちらは半年程度で到達できた。

続いてGREスコアを取得した。

GREとはGraduation Record Examの略で、米国大学院受験する際に要求されるスコアだ。

ただ近年では研究能力と関連がないという意見も多く、廃止される大学も増えてきている。

こちらも半年程度で目標としていた点数(Verbal 150, M170, AW4.0) に達した。

2年目の秋頃から書類を揃えて本格的に海外大学院Ph.D.プログラム日本でいう博士後期課程)に応募を始め、三校から合格をもらった。

自分レベルに見合う中堅の州立大学をメインに受けたのでIvyのようなトップスクールではなかったが、それでも合格が来た時は本当に嬉しかった。

合格した中には修士時代に少し交流のあった先生からの誘いが含まれていて、これ幸いとそこを進学先に決定した。


退職まで〜

合格が決まったので退職職場関係者に報告した。

反応は様々だった。

新卒で2年しか勤めてないのに辞めるのかとかなり叱責してくる上司もいて辟易したりもしたが、実際会社から見たらただの不良債権なので仕方ない。

そもそも会社辞めて海外留学なんて叩き上げ管理職からしたら当てつけのように感じたかもしれないから、分かり合えないのは仕方ないと割り切った。

管理職ではない方々は割と優しくて、割と前向きに送り出していただくことが出来た。

大変に良い人が多かったので、コロナ禍でなければもっと良い交流を持つことも出来たのかなと少し残念に思った。


博士留学してみて〜

アメリカでの博士課程生活は大変に気に入っていて、現状は概ね満足している。

一度社会人経験してみて履修する講義はどれも面白いし、大学時代よりも自分に存分に投資できる時間を嬉しく思っている。

ただ給料が出るとはいえ大学院生なので、収入の面では下がってしまった。

現在給与は年間で大体$25,000くらい、日本円だと350万円くらいかと思う。この額は多分アメリカ州立大学大学院生の平均的な給与だと思う。

そもそも好きに勉強して研究するだけでお金が貰えるので、自分にとっては天国である

自分としてはむしろ授業と研究だけで350万貰えるのに、フルタイムで苦労して働いて400万しか貰えなかった日本大企業やばない?と若干思うところもある。

まあしかしアメリカ田舎なので物価は安めだが、日本の時と比べると生活費は上がってるので前より余裕はない。

大学院としては年間$30,000(約400万円)の学費免除経済支援の一部としているので、それを踏まえると待遇は上がったかと納得している。

残り2-3年で卒業を目指し、卒業後は現地就職する予定だ。

アメリカでは博士卒が民間就職した場合自分の分野では平均$80kから100kは貰えるそうなので、給与の面ではJTC時代を大きく上回る算段となっている。

周りをみても外国籍特に問題なく就職しているので、日本博士卒の就職難というような問題こちらでは無縁のようだ。景気さえ悪くならなければ大丈夫だろうと思う。

幸いビザ問題とある理由クリアできる目処があるため、卒業と現地就職を目指して今後も研究に励むつもりだ。

海外生活も日々新鮮に感じることが多く、自分にとっても成長を感じる機会が多くて楽しく過ごせている。

生魚や焼き鳥が恋しいが、日本食材自体は売ってるので思ったより食事が辛いということもない。


最後に〜

自分は体質的日本企業には合わなかったのだろうと思う。

元々人付き合いは好きだが、上下関係気遣いは得意ではないので大分ストレスに感じていたように思う。

年功序列自分には向いていない制度であったし、自分意志を介在せずに自分処遇が決まっていく組織というものにに耐えられない性分でもあった。

それでも日本大企業入社してみた経験自体は確かに生きていて、培ったマナーであったり規律等は学生上がりが多くカオスアメリカ大学院生活でも大変に役立っている。

自分別にアメリカを礼賛しているわけではないが、少なくとも私のような青二歳の外国人にも挑戦すれば機会が与えられて、能力があれば高い給与が貰える可能性があるのだとすれば、これは私にとってのアメリカドリームに違いないだろうと思う。ドリームというほど上振れてもないけれども。

同じようなことで悩む若者がいたら、少しでも参考になれば嬉しい。

anond:20230903121457

それをするとその分野の博士号持ちに件の引用をされてボコボコにされるのがXだからな。

浅い知識で語ることが如何に愚かなのかを理解しているからだと思う。

2023-09-02

宮台先生について

違うんだよ常識的に考えて戦後5人目の東大社会学博士号を取った稀代の秀才がそんなこと知らないわけないでしょほんとのこと教えるとウーマン村上望月イソ子Twitter陰謀論アカなど取るに足らない知的怠惰なインフォデミック加担者を敢えて持ち上げて社会をいち早く破壊しよりよい変革を促すための世直しの一環なんだよヘタレにはわからないだろうけど先生若いから自己啓発精通空手クラウマガの達人であるなど心身共に完璧に鍛え上げられた巨人でさ断固たる使命に対して誠実に従事してきた先生の情愛の深さや慧眼に救われた側からすると意図や結果や確からしさを推し量れずに表層の言葉自動機械のように激昂するのなんて知的怠慢なことか自分で気付けないのほんと恥ずかしいよね先生はお前らヘタレが拘泥している自我プライドなどとうの昔に捨てていて敢えてわかってやってるんだっつうの傷つけて傷の痛みに気づいたもの知的学問的に小さな円で社会をよりよくしていく好循環のプロセス邪魔するなってのお前らエセインテリには滑稽に見えるかもしれないけれど敢えて粗忽者のピエロを演じざるを得ない先生の悲哀を少しは恥じる知的学問的な誠実さを少しぐらいは持ったほうがいいんじゃないかな()

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