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はてなキーワード: 中途半端とは

2021-07-24

オリンピック開会式当日 個人的に良かったもの、悪かったもの

良かったもの

ドローンIntel製)

ブルーインパルス(自宅から見えて左翼だけど歓声を上げたクチ)

ロゴを動かす子どもたちのパフォーマンス(たくさん練習したんだね。。)

長嶋茂雄(感無量)

大阪なおみ(NYTは伊調馨と予想していた。安直多様性アピールという批判があるが、そもそも大阪なおみより有名な日本人アスリートはいない。)

神経(?)のダンスパフォーマンス

ピクトグラムブルーインパルスなど歴史的遺産をなぞってばかりはよくないが、これは新しい表現アートとすべきなのか)

なだぎ武劇団ひとり(よかったのでは)

海老蔵上原ひろみコラボ

翼をくださいスーザン・ボイルらしいが)

中間的なもの

イマジン中途半端日本人歌手よりよかった)

バッハスピーチ(毎回IOC会長スピーチはつまらないが仕方がない)

日本選手団ユニフォーム(動いているところはいいが記者会見など静止画では今ひとつ

職人パフォーマンス(木の五輪はよかったですよ。だけど、手仕事へのリスペクトなんてオリンピック企画にあたって本当に持ってるわけじゃないでしょ?)

MISIA君が代愛国心がないので)

ゲーム音楽の入場行進(ゲームしないので。これが刺さった人は国内では2割、海外で5%くらいじゃないの?)

悪かったもの

聖火台(動いたところはよかったが、静止画になると安っぽい。無印的。)

森山未來医療従事者・東日本大震災へのトリビュート等(散発的でとりあえず入れました感あり。そもそもオリンピックしてる場合かという声を無視しているわけだから。)

橋本聖子スピーチ(半分に凝縮できたのでは)

冒頭のソーシャルディスタンスするアスリートたち(画面映えせず)

だいたい上から下に良かったものから悪かったものに並べたのだが、

一番よかったドローン外国製品という哀しさがある。

それでも、個人的には合格点。見ていて楽しかったし。

自分中年男性から中年男性企画したイベントがあっていただけかもしれないけれども。

ヤフコメブコメを見ると、世間では聖火台あげ、海老蔵大阪なおみ下げ、という印象だが

世代ごとや性別ごとの感想は、どのような感じなのだろうか。

匿名なので率直にいえば、

海老蔵がいいと思わないのは、歌舞伎を見たことがなく文化資本がないから、

大阪なおみに嫌悪感を示すのは、国際経験もなく自分とは異なる存在に対して拒否感があるから

まり国民が貧しく余裕がないからだと思っている。

これが文化のない五流敗戦国限界

名前が抹消されてあのクソダサ開会式が「小林賢太郎代表作」って扱われなくて済んだだけでも解任された価値はある。

私みたいな痛い信者はあの開会式で唯一面白かった、どう見てもポツネン小林賢太郎TVの焼き直しの「箱を並べ替えて模様→ドローンロゴから地球ピクトグラム仮想大賞」は小林だって判るからそこが褒められてりゃ溜飲も下がるってもんだし、責任者じゃなくなってるから、心底恥ずかしかった「なんか大工の格好した烏合の衆が木の上でうろうろしてるくだり」「北朝鮮を見習えと言いたくなる散漫で閑散とした実写版はたらく細胞』のマスゲーム」「態度の悪い各国の体育会系がぞろぞろ歩いてくだけの1時間半」「ジャルジャルコントみたいな白空間で各大陸あんまり知らない人が令和3年にもなって『イマジン』歌ってメッセージ語った気になってるさむさむゾーン」「唐突な灰皿テキーラダンス」「松井介護されるよぼよぼの長嶋茂雄だったもの」「なんか富士山割れ階段出てきて、上の太陽だか月だかしらん玉が中途半端割れるだけのクソ地味動きなしコンセプトなし聖火台」が公的には小林のせいにならないのは心底儲けもの

友達とみんなで悪口言おうって集まって見始めたのに最終的に全員げんなりして私しか見てなかったからね。劇ピン含む狂言回しテレビクルーは、本当ならもっとしっかりした縦軸があってそれに関わる予定だったんだろうね。岡山の県北のテーマ曲が流れたところしか盛り上がらなかった。

小山田圭吾ファンも同じ気持ちじゃない?

2021-07-23

センスのかけらもないオリンピック開会式

オリンピック開会式観ました。

国の威信をかけたイベントなのに、本当にお金がかかっていなくて驚きました。ここまで簡素化されると逆に好感がもてるというか、いくら中抜きしたんでしょうかね。以下感想

よかったところ

MISIA国歌斉唱は大変よかった。

ゲーム音楽での選手入場は、思い切った判断だと思う。世界に対していい宣伝になったのでは。

・紙の鳩を飛ばした(落とした)のはたいへんよかった。意図がよく伝わったし、費用対効果がすばらしい。

・最終聖火ランナー森喜朗氏になるんじゃないかと思ってたけど、予想が外れてよかった!

よくなかったところ

映像パートが全てよくわからない。本当にセンスがない。

日本要素を無理に盛り込もうとして、失敗している感が。

中途半端に国際要素を入れようとして、こちらも失敗している。

コロナのせいもあるだろうけど、アクターもっと出したほうがよかったのでは。人数が少ないせいで、しょっぱく見える。

集団ドローン中国の周回遅れでは?

・謎のイマジン、謎の外国人アジア代表出てきたっけ?

ピクトグラムまさか仮装大賞

聖火リレー演出までもが簡素化されるとは。中国が乗り越えるべきハードルは限りなく低くなった気がする。

バイト日記

 出勤前にオーナーからLINEがきた。

今日増田さんのシフトの間にドリンクの補充をしてもらいたいので、上着を持ってきてください」

 普段は夕勤の時間バイトの人数が少なく来客は多いので、ドリンクの補充はあまりやらない。やるとしてもAさんが大体やってるので、私はほとんど手をつけないのだが、この日はBさんとのシフトだったので、私に仕事が回ってきたのだ。

 ところが、出勤してみたところ、ドリンクはそんなに減っていなくて、補充はしなくてよさそう。申し送りのときに昼勤のパートさんに聞いたところ、昼間はあまりお客様が来なかったので、ドリンクほとんど減っていないのだが、ウォークインに入ると「うっ……!」ってなるほど庫内がぐっちゃぐちゃになっているので、たぶんオーナーは補充というより庫内の片付けをやって欲しいのではないか? とのこと。

 オーナーの指示通りに、夕方ピーク後にウォークインの片付けに入ったが、庫内に足を踏み込んだとたん、「うっ」というより「ひえぇ!」ってなった。すげえごちゃごちゃだった。

 幸い、ドリンク在庫はそんなに多くなかったが、中途半端開封されたケースがそこかしこに積み上がっていた。たった三本くらいを取り出すために箱の蓋を半分だけ開ける。これはAさんの仕業以外の何物でもない。そういえば、Aさんは週末に連休を取らせてもらう代わりに、ここ数日は三~四連勤だと言っていた。

 数本抜いただけの箱を乱雑に堆く積むことによって、積んだ箱のバランスが崩れて落下し、大惨事が起こることがある。だからそういう半端な仕事はやっちゃダメだと何度も言われているのに、Aさんはやる。それを「効率がいい」とAさんは思っているのだ。

 半端に開封されているのは、フルーツティーレモンティーの高さの低くてぶっといボトルのやつで、これは当店では売れるほうの商品ではないのだが、Aさんはこれらを「全然売れない」と決めつけている。それで、夜勤の間に欠品させてもオーナーから怒られないだろうと踏んで、わざと二、三本しか商品棚に補充せず、残りを在庫棚に仕舞うこともせずに、適当放置する。それが三日か四日連続で繰り返されれば、庫内はぐっちゃぐちゃだ。しかも今週から夏休みなので、昼のパートさんの人数が減っており、ウォークインの片付けにまで手が回らないのだ。

 夕方ピーク時も、ドリンクの売れ行きは今一つだったという印象だが、それでも少しは商品棚にスペースが空いた。まずはそこに在庫棚に置かれた商品を移し、在庫棚に隙間を空けてから商品位置商品棚に対応した位置に並べ直しながら隙間を拡げる。パッと見では在庫棚には隙間なくギチギチに商品が詰まっているように見えるが、実は小さな無駄な隙間がそこかしこに空いていて、ちょっと商品を移動しただけでも、半端に開けられた数ケースぶんを全部仕舞い込めるだけのキャパがある。

 幸い、Bさんが早めに出勤してきてくれて、フリーター女子バイトさんと二人でレジ担当してくれたおかげで、15分くらい私は片付けに専念できた。トータル30分ほどで、作業完了。みごとに放置されていた半端ケースの中身を全て在庫棚に仕舞いきっただけでなく、翌日のために必要なぶんのスペースも確保することもできた。

 見違えるほどにスッキリしたウォークインの中。きったない場所を片付けるのは誰にどう誉められるよりも満足度が高いので、私はドリンクの補充とウォークインの片付け作業が嫌いではないのだが、Aさんに言わせれば私みたいなのは無能の働き者」なのだそうだ。

 けど、Aさんの独りよがりの「効率的な仕事」の尻拭いは全部他の時間帯にシフトに入っている誰かがしている訳で、Aさんは実質「無能サボり人」だと私は思う。

 昼勤午前に入っているベテランパートさんはAさんに会っても挨拶すらせず、Aさんはあの人感じ悪いと言うのだが、おおかた、普段Aさんの雑な仕事の始末をしているのが彼女なのだろう。

キャンセルカルチャー大御所力で乗り切ろうよ

開会式演出は、たけし、さんまタモリ鶴瓶、徹子とかにお願いすれば良かったのに。

そこまでは無理でも和田アキ子とか、テヴィ夫人とか、板東英二で。

そのあたりの芸能人なら、Python使うのと同じロジック世界も認めた。

不適切過去を覆すほどの実績が積もってない、中途半端メンツに依頼したからああなる

2021-07-22

誰か「増田に書いてたことが本になった」という前例を作ってくれ

増田で書いてきたもので本になった人が出て来たら尊敬するしカリスマ性を感じる。

悪印象が強いほどその輝きは増す。前例がないことをなしとげるのが重要なのだ

さらなろうやアルファポリスで書いてる人がプロの物書きにジョブチェンジしてもなんとも思わないのとちょうど逆だ。

前例がないことが重要だ。侮られていることが重要だ。

我々は自分と同じものを持っている人間に圧倒的なものを求める。

ちょうど日本人として大谷翔平錦織圭尊敬対象とされているのと同じだ。

中途半端な優劣が僻みを生むことがあるだけで、多くの人間には圧倒的な存在を心の拠り所として受け入れる用意がある。

そういう存在は、自分ももっと上を目指せるとか思うための生きる支えになるから宗教における神みたいなものだ。

増田においてもそれは変わらない。こんなくそったれの空間の中からこそ、そういう偏見を跳ね返す書籍化という名の功績を出す人が現れてほしいと思っている。

増田書籍化の例がないのは権利関係を把握するのが大変だからとか、目立ちたくない人、副業禁止の人がいる可能性があるという出版社側の配慮にあるという言う人がいる。

それもあるかもしれないにしても、そもそも書籍化の水準に達している書き手がいるのかという問題がある。

なろうでも書籍化の話をかけてもらえるためには、最低一つの作品を完成させるために「書き続けなければならない」ということがある。

増田で何か一貫性をもった記事群を本にまとめるだけの分量だけ書いた人はいるのか。配慮よりもまず書き手側の質の話なんじゃないかと思える。

実際、水準に達している人の方から出版社側に「増田で書いた記事書き下ろしつきで本にまとめれば増田という媒体イメージとのギャップから一時的にも話題になりますよ」とセールスすれば、通ると思う。ちょうど電車男話題性に2ch発ということが大きく寄与していたように。

水準に達している人がいないだけだろう。私はこれから増田からカリスマが現れることを希求している。

まじで頭が悪くて世間を知らない方が幸せな気がしてしまうけど、それは頭がいいことによる利益を得られていない中途半端人間からなんだろうな

2021-07-21

VLCメディアプレイヤー、90度回転状態スナップショットを取ると不正サイズになる

(回転前の幅に対し回転後のアスペクト比で高さを決定するらしく、等倍より拡大された不正サイズになる)

元が1920*1080(16:9)のとき本来なるべきサイズは1080*1920(9:16)だが、1920*3413(9:16)になって中途半端に拡大される



仕様にしては妙すぎるのでバグな気がするが

v3.0.16にアップデートしたけど直らなかった…

オリジナルではなくPortableApps.comにあるポータブル版を使っている)

anond:20210721081940

なんやろう、コロナ対策全般を通して諦めの悪さみたいなものは感じるな

ロックダウンじゃなくて緊急事態宣言まりなのもその一つ

できるだけ通常運転の部分を維持したいという思惑なんだろうけど、あん中途半端自粛要請に何の意味もないよ

2021-07-20

anond:20210720080458

小山田もうっかり雑誌あんなことを漏らさずに、何の罪悪感も感じることなくド忘れするか隠し通していれば叩かれることもなかった。

中途半端善意や臆病風が破滅を呼び込む。

おまえももっと弱者を見下せ。

一切の共感を捨てろ。

そうしないと連中に引き摺り下ろされる日が来るぞ。

2021-07-19

anond:20210719125334

コロナ対策に関しては、まずアベ政権もスガ政権も、何をするにも泥縄戦略性や計画性が無い。

具体的には、法律強制しなくてもお願いベースロックダウンに近いレベル自粛をしてくれる稀有国民性を活かせず、中途半端な水際対策中途半端緊急事態宣言の繰り返し、およびワクチン調達/流通不手際続きで感染拡大を繰り返した。どさくさにまぎれてオトモダチには利益誘導し、民主制をないがしろにして独裁化を推し進めようとするおまけつきだ。

政府のお願いであ緊急事態宣言も三回目くらいまでは国民が聞いてくれたかもしれないが、優柔不断責任転嫁と嘘と恫喝にまみれた政府への国民の信頼はゼロに近付きつつあり、五回目ともなればその効果が薄れるのは必然だ。スガ政権への不支持率は50%前後支持率は30%前後危険水域に達している。

日本コロナ禍は政府の招いた人災です。

から一般層にアニメが普及するのは嫌だったんだ

こいつら声だけは一丁前にデカくてその実アニメ自体に興味なくてただ単に共感したいだけだから人気のアニメは中身がなんであれ鬼のような人気になる

鬼滅の次はチェンソーマンになりそうなのかな?ティザームービーゴキブリみたいに人が集まってたけどかなり人選ぶからなまあそれもどうでもいいのかみんなが見てるから見てるのか

それだけならまあいことなんだがアニメという実質的に秘めてるまあどう頑張っても一般層に理解されない性癖エロを出した作品は忌み嫌われるだってこいつらは二次元に興味がないか

から一々リアル話題を持ち込む現実はこんな女性いないこんな体型のやつはいない倫理的にどうなのとか

うるせええええええええええええ!!!

アニメっつーのは本来キモオタのためのものなんだよ

エヴァだって一般層に取り入ってるように見えるけどピッチピチのプラグスーツで何人の性癖歪ませたと思ってんだ

エロ関係以外でも一般層は人気じゃないアニメはとことん見ないかちゃん面白い作品があっても見ない

滅茶苦茶埋もれてるアニメ格差社会よラピスリライツ見た?見てないよね

売れてるやつはとことん売れて売れないやつはとことん売れてないそれも昔より見てる人が増えたはずなのに

アニメ界が盛り上がってるようにメディアとかでも多く取り上げられる機会が増えたがその実儲かっているかといえばそうでもない

だって一般層の声がデカいだけだから 

つかよ話題がほしいならキャンプなりスキーなり行けやこっちにすり寄ってくんなよ

中途半端アニメに関わられると正直迷惑

2021-07-18

バッハ会長空気の読めない発言の数々

実際問題バッハ会長は「なんで日本国民たちはこんなに反対モードなんだ?」と真剣に思ってると思うよ。

感染拡大したら世界から見た自身立場普通に悪くなるんだから感染が広がって欲しくないともそりゃ思ってるよ。

たぶんバッハ日本が優秀な指導者と万全の感染対策を持ってると考えてるんじゃない?

実際問題日本他国に比べればコロナ被害は少ない方だ。その上で、

まさかこの国では水際対策がまともに機能したことがないなんて夢にも思わないだろうし、

忖度怠惰で容易くルールを無かったことにするとも夢にも思わないだろうし、

感染拡大のピークに向かってのは「体面を保つために中途半端なところで宣言を切ったから」だとは夢にも思わないだろうし、

一年猶予がありながらあらゆる準備をサボってきたとは夢にも思わないだろうし、

一国のリーダーが「安心安全」を連呼するだけの無能国民を全く説得できないなんでやっぱり夢にも思わないんでしょうよ。

明日休日出勤だし寝よう

やっぱ中途半端に週に2回休みがあるからダメなんだ。

毎日仕事なら逆にそんなに大変じゃないことに気づいた。

2021-07-17

anond:20210717134826

立花隆が死んでそういう教養主義時代も完全に終わったと思うがな。

お前が好きそうなタイプ人間の大半は現代ではディレッタントにすらなれない中途半端人間になってしまっている。世の中が細分化して深くなってしまたからね。

「それは本物ではない」という無敵ワードを出せば無条件勝利ということになって気持ちいいのだろうけど。

anond:20210717000606

「めちゃくちゃ危険なわけではないがさりとて放っておくわけにもいかない中途半端ウイルス」がそれゆえに社会を変える、という話

なら、みんな大絶賛シン・ゴジラでも再び脚光を浴びた岡本喜八ブルークリスマスなんてそういう映画じゃねえの。

血が青くなっただけで社会が混乱し政治的差別まで始まる話。

あんだけエヴァの「パターン青、使途です!」の元ネタだとネットで盛り上がってたのにこういうとき名前すら出んかあ。

anond:20210717000606

新型コロナのような「めちゃくちゃ危険なわけではないがさりとて放っておくわけにもいかない中途半端ウイルス」がそれゆえに社会を変える、という話は無かったと思う。

あるよ。

こういうのは読んでも記憶に残らない。

44歳になっても未だに若者のつもりでいますって台詞が物凄い叩かれていたけれど

これが88歳だったら却って賞賛されそうだと思った

中途半端中年けが駄目なのか?

なぜSF作家は新型コロナ想像できなかったのか?

SF想像力で扱われるパンデミックってだいたい「感染者の9割が死ぬようなヤバいウイルス蔓延して人類文明崩壊」みたいな話ばかりで、

新型コロナのような「めちゃくちゃ危険なわけではないがさりとて放っておくわけにもいかない中途半端ウイルス」がそれゆえに「社会を変える」という話は無かったと思う。

いま「コロナはただの風邪だ」「いいや恐ろしい伝染病だ」と人類右往左往しているのは、現状が「過去に例のない事態」だからで、すなわちフィクションの中で「予行演習」ができなかったという点において、これはSF作家にとっては一種の敗北ではないのだろうか。

いや「なぜ想像できなかったのか」というのは半ば挑発で、もしそういうSFがあったのなら教えてほしいというのもある。

SF作家たちはどう思っているのだろう?


「そんなの面白くないから」は現実コロナパンデミック下における社会の変化がかなり興味深い(という言い方は不謹慎かもしれんが)という点で否定できるね。

コロナパンデミックについてのノンフィクション小説を書いて10年前にタイムスリップして発表すれば間違いなく賞賛されると思う。


いまのところ「A Song for a New Day」がいちばんそれっぽそう。

2021-07-16

木屋町にあるキャバクラ黒服仕事をしていた その2

 そこから先は思い出したくない。身分証を出して、「あなたがしたのはキャッチという犯罪行為で~」と路上警察官2名から懇々と説諭を受け続け、彼らが帰った後に、暗い顔をした店長とM主任が地下のお店から出てきて、「ちょっと来い」と事務所に呼ばれ……面接の時のソファに座った私と、左隣に主任がいて、店長は斜めの位置にあるパイプ椅子腰かけていた。

「すいませんでした」

 私は粛々と謝った。沈黙が続いた後だった。

 店長パイプ椅子ちょっとずらすようにして身を乗り出した。ガラス張りのテーブルの上にあった煙草ライターガチャガチャと手に取る音がする、と思った時だった。

「誠に申し訳ありませんでした!!」

 M主任が謝ったのだ。直後、「私の責任です」という小さな声が聴こえた。

 この時、私が店長から告げられたのは以下の内容だ。

あなた警察に払う罰金は50万円。S店とM主任で25万円ずつ肩代わりする

今日警察は帰ったが、運が悪ければあなた逮捕される

・もう二度としないように。次はクビにする

 といったものだった。

 優しい人達だった。私のような盆暗に対して、ここまで優しい嘘をついてくれたのだから。今ではわかる。あの時、警察は私とS店を指導するだけで済ませてくれたのだ。

 状況が違ったら、普通に逮捕されていたかもしれない。あの場で解放されて、しかも私が罰金の納付書をもらっていないということは、そういうことなのだ。

 M主任には頭が上がらない。もし、もう一度会うことがあったら何万円でもおごるし、「百万円貸してくれ」と言われたら迷ってしまうに違いない(貸さない)。

 なお、当時のキャッチ行為規制基準においては、路上の客に声をかけた後に何メートルも付いていったり、身体接触しない限りはセーフだったようだ。一部の悪質な店は、警官の目が届かないビル内で付きまといや身体接触などをしていた。



大学回生

 大学講義に出ながら、S店でのアルバイトキッチンホール、店の前に立つ案内係)に週4でシフトに入る生活を続けている間に2年が過ぎた。単位はけっこう落としていた。履修しても半分ちかくは落とすので、できるだけ多く登録するようにしていた。教職課程も取っていたため、割とぎりぎりで卒業した感がある。

 この年が転機だった。キャバクラ黒服仕事にのめり込んでいた私の時給は、この年の秋に一気に1,600円に上がった。理由シンプルで、『付け回し』というポジションを任されるようになったからだ。

 すでに私の先輩は、店長とM主任イケメンだけになっていた。後は、2人の社員と2人のアルバイトが私の後に続く。ここまでの間で、お店で働き始めたのは10人以上はいただろうか。みんな、あっという間に辞めていった。

 この業界は、はっきりいって申し訳ないのだが、中途半端人生を送り続けた挙句に流れ着いた人間が多い。負け癖がついている。だからすぐに諦めるし、ふてくされるし、誘惑に負けて嬢を口説いたり、物を盗んだりして――制裁を受ける(後述)。

 『付け回し』の仕事ざっと説明する。要すると、女の子をどの席につけるか決める人だ。スナックだとチーママがやっている。併せて、各席の料金状況をチェックする。フロア中央から客席を常に見渡して、嬢の配置をどうするか考え続ける。

 このポジションは、自分の成果を数字で把握するのが難しい。というのも、いわゆるABテストというやつができない一発勝負系の仕事なので、自分が決めた配置が果たしてしかったのかすぐにはわからない。

 でも、時間が経つとわかる。ちゃんとした人が付け回しをやると、ゆっくりと、じんわりではあるが、お客さんが増えていく。一見さんがまたお店に来てくれ、月に何度か来てくれるようになり、やがては常連になる。店長やM主任レベルだとそうなる。

 そのお客さんに嬢を付けた時の反応を1回1回ちゃんと見ていて、それに応じて次はどの嬢を付けようかを思案し、試行錯誤を繰り返し、やがてそのお客さんの嬢の好みを理解するようになるからだ。それだけではなく、お客さん同士の空気を察して、喧嘩が起きないようにする心遣いも忘れない。

 お酒が入っているうえにそういう気質の人が多いので、しょっちゅうとは言わないが喧嘩が起きる。例えば、当時のM主任は、カラオケでほかのお客が歌えないほどに曲を入れまくる人がいると――それとなくデンモク操作して曲が流れる順番を変えたり、嬢を利用して歌わせないように場をコントロールしていた。

 女の子の側でもそうだ。

 彼女らもプロだが、やはり年若いので、「嫌な客」「苦手な客」「うざい客」みたいなものがある。反対に好みの客もあるわけで、一流の付け回しをする人は、そのあたりの機微理解しながら客と嬢との最適な組み合わせをシナジーとして導き、実行に移せる。

 私はその域に達することはできなかった。私が付け回しを任される時というのは、店長主任がそのポジションを離れざるを得ない時だけだった。

 実際、私はあまりセンスがなかったと思う。お客さんに怒られてばかりだった。私が付け回しをしていた時の一見さんリピート率は2人の先輩に比べて低かったし、お客さん同士が喧嘩に発展する前に止められないこともあった。

 ある時などは、あるお客のグループ(今でいう半グレ風の人達)が、堅気な感じのお客を店内で突然ボコりはじめた。カラオケトラブルだった気がする。

 その半グレは堅気の若者のところへ行き、いきなり胸倉を掴んで殴りつけ、引き起こしガラス卓の上に叩きつけた。そして、足で何度も胸や腹を踏みつけた――近くにいた嬢が絶句して吐き気を催していた。別の気丈な子が肩をさすって慰めている。

 また別の大柄の男が、殴られた男を引きずり起こし、その頬に一撃を加えて地面に引き倒したところで私が止めに入った(判断が遅い!)のだが、ヒートアップしていた彼らを抑えるのがやっとだった。店長やM主任だったら、リアルファイトになっても目線対話だけで事を収めるし、そもそも喧嘩になることがまずない。

 結局、私が物理的な意味で間に入って無理やり止めた。もみ合って、もみ合って、「もうやめてください!」と半分キレながら叫んで、それでようやくなんとかなった。殴られた人は、もちろん料金なしで帰ってもらった……後で警察官が店に事情聴取に来ることもなかった。

 私には付け回しの才能がなかった。『一応できる』というだけの交代要員であり、それ以上でも以下でもなかった。嬢達は、私を憐れんでか、明らかにおかしい付け回しに対しても苦情を言ってこなかった。一部の子は、「あのお客さん私に飽きてたよ」とか、「なんで今代わらせたの。指名の話してたのに」とか、「あの子芸能人の卵だから楽なお客さんにばっかり付けてるの?」とか、ちゃん本音を伝えてくれた。

 でも、ほとんどの女の子特に20才以下の若い子や、逆に30代半ば以降の子)は、私を憐れんでか、苦情すら言ってくることがなかった。信頼されていなかったのだ。

 さて。そろそろ(後述)の話をやりたい。

 この年の秋だった。イケメン先輩が罪を冒したのは。私の価値観ターニングポイントになった体験でもある。

 お店の女の子しかも上位数人に入るほどの人気で、そのうえS店のお客さんと付き合っていた嬢(以下Tちゃんとする)と交際していたことが判明したのだ。

 なぜわかったかというと、怪しいと感じたそのお客さんがTちゃん携帯を盗み見たところ、イケメンとの睦言のやり取りが画面に映っていたということだ。噂だから真実かどうかはわからない。でも、浮気はバレてしまった。

 嬢との恋愛は大きな罪だ。キャバクラなどにとっての女の子というのは、大事商品なのだマクドナルドでいえばハンバーガーだ。店員ハンバーガーを盗んで食べたら処分されるだろう。そういうことだ。

 しかも、前回の記事で、S店というキャバクラ母体芸能事務所であることを述べた。Tちゃんはそこに所属している子だった。今でもたまに、テレビバラエティで見ることがある。その度に、「あんた成長しすぎやろ!」と唇を尖らせて食い入るように番組を見ている私がいる。

 この時の私や、私の後輩達は、このことが問題になったのをイマイチ信じることができなかった。というのも、イケメンとTちゃんとの間柄は、スタッフ内では公然の秘密だったからだ。お店が終わった後のミーティングでは、イケメンに対するTちゃんの態度が違った。なんというか、口喧嘩がこなれているというか、恋人同士が醸し出す雰囲気だった。

 勤務中もそういうことがあった。Tちゃんお酒に弱かった。カクテルならば、どんな嬢であってもリキュールを一滴か二滴しか入れない。でも、ボトルシャンパンとなるとそうはいかない。ごまかしが効かないのだ。特にシャンパンを卓の上で薄めるわけにはいかない。

 そんなこんなで、稀に、酔いつぶれたTちゃんが私のいるキッチンに入ってきて、ビア樽(ビールの詰め替え用のタンク)に腰かけることがあった。うわごとを呟いたり、ボウっとしたり、どこか一点を見つめるようにしたり、急にキレだして携帯電話ごみ箱シュートしてトイレに駆け込んだりしていた。

 ある時、Tちゃん携帯ごみ箱に叩き込んだ後、イラついた声を上げ、キッチンを飛び出そうとした時だった。ガンッ!という音とともに、キッチンの出口にある真四角の排水溝にはまり込んでしまった。ガンッ、というのは排水溝の鉄板が跳ねた音だ。

 イケメン先輩の動きは速かった。いつもであれば、廊下に立っている嬢が貧血で倒れたりしても、涼しい顔をして対処に入るのだが、Tちゃん排水溝にハマった時は違った。「すぐにキッチンのドア閉めて!お客さんに見える」と血相を変えて対応に入ったのだ。

 イケメンの声と同じタイミングで私は、キッチンのドアを閉めにかかっていた。酩酊状態で泣き出したTちゃんを救う(掬う)役目はイケメンに任せて、懐中電灯を点け、排水溝に落ちたTちゃん私物を拾い上げる。

 その際、イケメン先輩が、Tちゃんに「馬鹿。気いつけや」と優しく呟いたのを覚えている。京都弁だったのでうまく思い出せない。

 だからこそ、イケメン先輩が犯した罪をすぐには意識できなかった。

 ある日の営業終了後だった。暗かったホールの照明の光度が上がって、店の片付けが始まって、嬢がみんな帰って、皿洗いや店内清掃もみんな終わった頃に、「そこに座れ!」という声が響いた。店長がお店の入口からやってきて、片付けをしていたイケメン先輩を一番奥の席に座らせたのだ。傍らには主任もいた。

 私や、ほかの役職のない社員アルバイトは店を出ていこうとしたが、店長が「いいからそこにいろ」と言った。私は、扉を1枚隔てたキッチンにいた。声はよく聞こえなかった。扉の隙間から、奥の席で事情聴取を受けるイケメンの後ろ姿が見える。

 細々とした声で、Tちゃんと付き合っていた事実説明していたと思う。事情聴取は5分も経たないうちに終わった。というのも、「オメー何してんだよ!しかも客の女と付き合って。おい!ふざけんな」と、急に店長ヒートアップたかと思うと、ガラスの卓にあった灰皿を、イケメンの顔めがけて投げつけた。

 おそらく口周りに当たったのだろう、イケメンが顎のあたりに手をやった途端に店長は立ち上がり、イケメンの顔を殴打した。M主任が丸椅子から立ち上がって止めに入るも、店長に突き飛ばされて断念した。

 床のカーペットに仰向けに倒れたイケメンの上に跨り、店長が何度も何度も、その端正な顔に鉄拳をぶつけていた。イケメンは、「すいません、すいません!」と謝り続けていた。

 耳に入っていないかのごとく、何十発もイケメンを殴り続けた店長だった。ある瞬間に、ふと立ち上がって、イケメンの体をサッカーボールみたいに思いっきり蹴飛ばすと、「ボケが」と呟いて、私達のいるキッチンの横を通って近くの席に座り、どこかに電話をかけ始めた……。

 その後、イケメンが泣きはらしながら、血だらけの顔でホールをうろついていたのを覚えている。

(続きます

 https://anond.hatelabo.jp/20210716220544

野球中継

地上波の中継がバラエティー番組枠の放送時間優先で中途半端なところで切られるのは最近トレンドから仕方ない (よくはないけど) にしても、いくら時間からといっても9回ウラの2アウトのところで切るのはさすがにどうかと思う。さすがにそこまで試合が進行している状態だったら延長してくれ。数分程度なんだし。

anond:20210716092455

そんな中途半端にいるのなら両親あてに遺書でも書いとけばスッキリするんじゃね?しらんけど

anond:20210715150820

まあ正直者は損をするってことだよ。

上手く隠し通せる悪いヤツだけが成功し続けることが出来る。

最初から悪いことができない奴はそれはそれで一生無難人生送るだけだしね。

中途半端に正直でうっかり喋っちゃうから引き摺り下ろされる。

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