はてなキーワード: ハッキングとは
ツールを使われると人間が普通に画面をタップしていたのでは不可能な行為が出来てしまいます。
いわゆる「直接叩く(HPの画面をクリックするのではなくURLを直接入力してページに飛ぶようなもの)」と表現されるような、本来アクセス出来ないデータにアクセスするような行為も行いかねません。
場合によってはユーザーのゲームデータが破損することだって考えられますが、その場合公式が保証を行うことは出来ません。
そんな状況で食い下がられても面倒なので最初から禁止しています。
いわゆるぶっこ抜き(ユーザーが直接アクセス出来ない空間から数値・画像を抜き取ること)やハッキング対策です。
自動化マクロが暴走して不本意な課金を行ったり、間違ってキャラクターを削除したからと補填を求められても困ります。
ゲームにおけるあらゆるユーザー側のあらゆる行動は毎回人間による意思決定を経由している事は、お金が絡むゲームにおいて必要不可欠な要素です。
そのため、意思決定を伴わない操作を行うツールの使用は禁止、少なくとも自己責任とされています。
難しいことを考えられない人はこれでいいしょう。
個人的には「先生が死ねと言ったら死ぬのかお前?」と小学生みたいなツッコミを入れたくなる程度には、オツムの程度が小学生な回答ではありますが、考える力が足りない人にとってはまさに模範解答と言えます。
まさに安全破壊で、異常な負荷がかかったらサービスがぶっこわれて停止するように
つくってあるのだが
悪意で高負荷をかけるのは、まぁ、プログラマー同士いいとして
善意で高負荷がかかったときにあぶねーだろS3スタティックプレスのほうが良いと教えてあげたかったなどと言われた日には
おまえの善意のほうが悪意より損害がでかい、善意のつもりの破壊行為がどれだけ迷惑か
というのがあり
今回は違うだろうが、善意のつもりの、偽正義のヒーローが最近現れているらしく、プログラマー同士のハッキングごっこではないと考えている
私は、貴方のデバイスのオペレーティングシステムをハッキングしたプロのプログラマーです。
要するに、貴方のデバイスは最近ご訪問なさったアダルトサイトからウイルスに感染しています。
ウイルス感染についてあまりご存知でない方もいらっしゃると思うので、全てご説明致しましょう。
トロイの木馬ウイルスは感染したデバイスへの完全なアクセスとコントロールを私に与えてくれます。
貴方の画面に表示されたもの全てを私は拝見することができますし、貴方に気付かれずにカメラやマイクをオンにすることもできます。
その上、ソーシャルネットワークや貴方のディレクトリ全体にある連絡先の一覧にもアクセスすることが可能です。
なぜあなたのウイルス対策ソフトが私のマルウェアに反応しなかったのか、とお思いでしょう。
それは、私のマルウェアはドライバーを使用して4時間毎に署名を更新するため、貴方のウイルス対策ソフトは無反応なままなのです。
画面上の左側には、ご自分で自分を満足させている貴方の姿、右側にはその時にご覧になっていた動画を並べたビデオをご用意しました。
クリックを1度するだけで、郵送やソーシャルネットワークを利用して貴方の全ての連絡先宛てでこのビデオを送信することができます。
さらには、貴方が利用するEメールやメッセンジャーの宛先全てにもビデオを公開いたしましょう。
この状況を回避するためには、下記を行ってください。
私のBitcoinウォレットへ1300$(USD)相当のBitcoinを送金してください。(方法が不明な場合は、Googleで「Bitcoinを購入」と検索するだけで分かります。)
お支払いの確認が取れ次第、ビデオをすぐに削除し、私から貴方へ連絡をとることは一切ありません。
このメールが開封されると同時に私は通知を受信し、タイマーが始動します。
私に返事をしていただく必要はありませんし、していただいても意味がありません。(送付用メールアドレスは自動的に作成されているからです。)
このメールや私のBitcoinアドレスは追跡不可能なため、苦情を申し立てようとしても何も起こりません。
また、私はどんな隙も与えません。
このメールについて誰かに話したことを私が感知すると、ビデオはすぐに共有されます。
ーーーーーーーーーー
日本語が上手だなと思った。
当時は統合失調症って若い人がなる病気だと思っていて、発症時妻は36歳だったので正直ショックが大きかった。
発端は昨年7月。「フェィスブックがハッキングされてる!」と大騒ぎしていたので、ログイン履歴を確認して、誰にもハッキングされてないことを説明していたが、どうも納得してくれていなかった。
そのやりとりが週に1回あり、次第に頻度が増えていた。後半はめんどくさくなって「心配しすぎ!されてないよ!」とだけ答えていた。
その時点で統合失調症の初期症状を疑うべきだったと今でも後悔している。
ハッキングの被害妄想だけではなく、ものすごく色々なことに敏感になっていた。自分の食べるもの、着るもの何から何まで清潔じゃないと気が済まなくなったし、夜中にアパートの上の階の軽い物音がしたたけでイライラしていた。この時点ではコロナの影響によるストレスだと思っていたので、あまり心配していなかった。
10月にものすごい喧嘩をした。翌日に大事な仕事があったので、早めに就寝したかったのだが、夜中にハッキングされてるとか、隣の人がうちに入り込もうとしてくるとかよくわからないことを言っていたので、声を荒げて怒ってしまった。これが妻の症状を重くしたのではないかとすごく後悔している。
11月初め、仕事から帰ってくると、妻が靴も履かずに外に出ようとした。どうしたの?と聞いても何も言わないので、とりあえず私もついて行った。
いつもはマスクをつけるはずだが、何もつけずに外に出たので、これはおかしいと感じた。5分くらい外に出て徘徊→家に戻るが何度も続いた。認知機能障害もあるように見えた。
私がスマホでその異変を検索すると、妻が私のスマホを床に投げつけて、「これはハッキングされているものだから触るな」と怒りだし、大変な状況になってしまったと自分を責めた。
すでに病院は閉まっている時間だったので、精神科救急相談窓口に電話した。私は統合失調症か若年性アルツハイマー病を疑っていたが、窓口の方は統合失調症の可能性が高いですので、次の日に病院に行ってくださいと言われた。電話中ショックで泣いてしまい、なぜか窓口の方も泣いていて、「旦那さんが寄り添ってあげることが一番大事です。」と言われて、電話の後しばらく現実を受け止めるのに時間がかかった。
夜中もずっと徘徊をするので、自分も朝まで付き添った。朝になり、病院に行くことを伝えると妻は必死に嫌がった。精神病棟に入院するのではないかと疑い、ずっとあなたは私を騙そうとしていると言っていた。みるみる人格も変貌していて奇声を発したり、包丁を持って自殺しようとしていて、いっそのこと2人で自殺した方がよいのではないかと考えていた。
ふとした瞬間に元の妻の人格に戻ったので病院に行くか、一緒に自殺するかの選択を迫ると病院に行く方を選んだので、タクシーに乗ってすぐに精神科に行った。
病院の待合室でもアカジシア(絶えず貧乏ゆすりをしたり、身体を動かす衝動)の症状が出ていて、妻も辛そうだった。医師からは「精神病棟への入院」か「あなたが見るか」を迫られたが私が見ることを決断した。薬はジプレキサを処方いただいた。薬を飲んでも2日くらいは状態が変わらずに、だいぶ不安になったが、徐々に元の妻に戻ってきてたまらなくうれしくなった。
統合失調症って初期であればあるほど回復も早いので、7月の段階で病院に行っていればとか、自分と結婚しなければならなかったのではと今も自分を責めることがある。
文面は下記の通り
貴方のアカウントに最近メールをお送りしましたが、お気づきになられたでしょうか?
どうすればそんなことが可能なのか疑問に思っておられますか?それは、訪問されたアダルトサイトに付いていたマルウェアに感染されていらっしゃるからです。あまりご存知ないかもしれないので、ご説明いたします。
トロイの木馬ウイルスにより、私は貴方のパソコンや他のデバイスに完全にアクセスが可能です。
これは、貴方のスクリーンに搭載されたカメラやマイクをオンにするだけで、貴方が気づくことなく、私が好きな時に貴方を見ることが可能となることを意味します。その上、貴方の連絡先や全ての会話へのアクセスも行なっておりました。
「自分のパソコンにはウイルス対策ソフトを入れているのに、なぜそれが可能なのか?なぜ何の通知も今まで受信しなかったのか?」とお考えかもしれませんね。その答えは単純です。
私のマルウェアはドライバーを使用し4時間毎に署名を更新するため、ウイルス対策ソフトでは検出不可能なので通知が送られないのです。
左側のスクリーンで貴方がマスタベーションを行い、右側のスクリーンでは貴方が自分を弄っている間に閲覧していた動画が再生されるビデオを私は所有しています。
これからどんな悪いことが起きるのか心配ですか?私がマウスを1度クリックするだけで、この動画は貴方のソーシャルネットワークやメールの連絡先全てへと送信されます。
また、ご利用のメールの返信やメッセンジャーにもアクセスして動画を共有することだって可能です。
この状況を回避するために出来ることは 、$1000相当のBitcoinを私のBitcoinアドレスへと送金するだけです(方法が不明な場合は、ブラウザを開け「Bitcoinを購入」と検索するだけで分かります)。
令和2年12月14日
「新型コロナウイルス、SARS-CoV-2の分子構造を解析する」と謳い、
グリッドコンピューティングへのボランティア参加を呼びかけていた組織が、実は集めた計算能力をビットコインの採掘に利用していた事実がWall Street Timesの取材で明らかにされました。
この組織はリトアニアの大学生15人から構成され、ウェブサイト上ではブルガリアの分子生物学研究所を騙ってプログラムを配布。表面上は実際に分子構造の解析用プログラムを起動させながらも、裏ではビットコイン採掘用プログラムが稼働し、配布開始から先週迄の2箇月間に推定600BTC(約12億円)の採掘に成功したと見られています。
ボランティア参加者は世界中で1000万人を超えており、日本でも有志により結成されたTeamFivechが世界第4位の貢献を果たした事が話題を呼びました。今回の事件は世界規模の感染症を利用した世界規模の詐欺と言えそうです。
リトアニア警察は現在容疑者全員の身柄を確保していますが、押収されたビットコインは70BTC(約1億4000万円)程度で残りの行方は判っていません。
また報道後にはビットコインの価格は30%近い値下がりを見せましたが、報道の1週間前にも一時ビットコイン価格が大きく値を下げていた点から、容疑者等の背後には大口投資家の存在が疑われています。
令和2年12月31日
勤務するテレビ局の番組企画を装い、架空の企画への協力を大学や企業に依頼したクジテレビAD日枝好男容疑者が、名誉毀損並びに業務妨害の疑いで逮捕されました。
日枝容疑者は今年1月から8月にかけて「タピオカそっくりのこんにゃくをタピオカドリンクに入れ何も知らない客に売り反応を見たい」「6大学の学長にお互い異なる大学の入試問題を解いて貰いたい」等と架空の企画を持ちかけ、その予算や人員を大学や企業に無償提供させようとした疑いが持たれています。
日枝容疑者は調べに対し「仕事に不満が有り、図々しい企画を依頼する事で自社の評判を貶めたかった」と容疑を認めているという事です。
令和3年4月3日
DAU10億人超のSNS、Weisbookの利用者の約10%の個人情報が、半年前の6月頃から何者かにハッキングされ書き換えられていた事件の続報です。
WeisBook社の発表ではこれによる個人情報の漏洩は現在確認されていないとの事で、またハッキングされた箇所にはGender Unknown Movementを意味する「GUM」の文字が羅列されており、昨年発生した「性別不明運動」を推進する為の思想的な犯行と見られています。
GUMとは、性別欄への記入に抵抗を抱く人達を支援する目的から、抵抗を持たない人も敢えて自分の性別を不明と表明するか逆の性別を表明する事により性別情報の無意味さを主張し、将来的に個人情報の記入項目から性別欄を無くそうという趣旨で始まった社会運動です。Weisbookは旅券や免許証等の公的書類に準拠した個人情報のみを記入できる仕様なのでこの運動とは無縁の立場でした。Weisbook社では、性別情報の自由な書き換えは仕様上起こり得ないという思い込みからハッキングに気付くのが遅れたと報告しています。
今回の事件には社会学者、経済学者が大いに注目を寄せました。何故なら、Weisbook上に表示される広告は個人情報を基準として個人最適化された種類が選択される仕組みだからです。
性別という消費性向に強く結び付いていると思われる情報が間違っていた場合、男性に化粧品、女性に髭剃りといった見当違いの広告が表示されCTR(Click Through Rate)は下がる筈ですが、ハッキングが起きた6月から情報が修正される1月迄の6箇月間で、ハッキングされていないアカウントのCTRが前年比0.8%減少していた所、ハッキングされたアカウントのCTRは前年比0.3%増加していたという事です。
Weisbook社では、性別以外の個人情報を多く揃えている為個人最適化に対する影響は小さかったと分析していますが、性別という情報が広告の個人最適化を行う上で経済的価値を持つのかを疑問視させる結果が浮き彫りに成りました。
ミスカトニック大学データサイエンス学部のフィリップス教授は「普段どのウェブサイトを見ても個人最適化された広告ばかりが表示される中、そうではない広告の物珍しさが功を奏した結果ではないか」と語っています。
https://qiita.com/HirotoKagotani/items/181052eb85b686783806
なんでGET?
まぁわかる。糞実装すぎる。でも引き継いだ人に言うことではないでしょう。
POSTだと事故る
少なくとも今回のURL補完&直接アクセスの問題は起こらなかった。
規模的にも会社内で使っているだけのシステムだから別にPOSTに直すだけで問題解決する。
たしかにブラウザ機能でPOST再送も可能だけど、一年に一回しか実行しないURLのPOST再送が、登録データが溜まった頃に発生してしまうなんてシチュエーションはどだい考えつかない。一年間も削除完了しましたページのタブを温存し続けるとか?
たまたまそのタブをクリックしてPOST再送しますか?のダイアログに「はい」するの?その発生ケース本気で言ってる?ありえないだろ…
コンテキスト無視して一般論でドヤってんじゃねーよ。一般公開するシステムなら当然POSTにすれば問題解決なんて言語道断だが、システムがなんのためにどこで誰に寄って使われるかぐらい把握しろよ。杓子定規すぎるだろ
会社内でしか動いてないシステムにハッキングもクソもなく、LAN内に入られた時点でうんこセキュリティです。
社内だから適当に作って〜って言われたら、気を抜いちゃうと自分も似たいようなの作ってしまったかもしれない。
全人類が最低限、書き込み処理はPOST(or PUT DELETE)、読み込み系はGET、みたいなのだけでも切り分けておけば、平和になりそうだけど、人類は基本的に愚かなので、悲しい事件は減らないだろうな
仮想通貨については前置きで本題は宗教の方なんだけど、背景としては次のようなものがある。
・仮想通貨の相場がいま全体的に上がっている。ただ、知ってのとおり乱高下の激しい市場なので、損が出たときはもちろん、儲かっても精神的にものすごく消耗しやすい
・宗教云々言っているが、俺は無宗教で無神論者だ。いつか信仰が雷撃のように俺を打ってくれればいいと思ってはいるが、たぶんそういうことはないだろう
・人は必ず死ぬ
…
一昨日、仮想通貨の銘柄の一つであるxemが高騰し、前日比で20%ぐらい額が上昇した。約3年前に日本の取引所からハッキングで流出したために話題となり、あまり良くない意味で有名な銘柄だ。
俺も保有していたので利益は出たが、想定以上の値上がりにかえってテンパってしまい、しょんべんくさい利確を繰り返して微妙な収支に終わった。そういうわけなので、「あのときああしていれば…もっと…」という強欲な後悔がいくらか割と残っている。
この後悔の根っこには、あるルールが俺の中で不在だったことが原因にある。株でもFXでも仮想通貨でも、あらゆる金融の教本やサイトで共通して書いてある「自分との約束を作り、これを守れ」というルールだ。例え、いくらで利確しいくらで損切りしろ、とは書いていない教則でも、この原則だけは必ず書いてあるのだ。
結局、運用にあたって売買の目安となる約束を自身との間に設けておかないと、今回の俺のように場当たり的な売買を繰り返して心の底から疲労し、収益を素直に喜べない。というか、利益が出たからまだいいものの、これで損失が出ていたら立ち直れない。
妙な気もするが、投資においてはまずは自分との約束を律儀に守ることが優先され、純利とはそこからもたらされる精神の平安に伴って自然とついてくるもの、なのかもしれない(本当にそうかは知らない。何しろ俺は金融に関してはポンコツなので)。
…
ただ、ここで約束という行為には、もうちょっと観念的な意味合いがあるんじゃないか、と思っている。それは、何かを決めてそれを守る、というルーチンを徹底することで、流れていく時間の上に想像上の節点を置き、好循環を意識させる働きがあるんじゃないか、ということだ。
例えば、
・「当初の目標の+値に達したから売った」→「得た利益で他の銘柄を買い、それも値段が上がった。一方、売却した銘柄はその後チャートが下がった」
という具合だ。
これは時間の流れに約束という節目を置いたからこそはじめて自覚できる好循環だ。約束をする、そして守る、という時間の区切り方によって、人間は自分が良い流れの中にいる、というイメージを持ちやすくなり、次のアクションを取る精神的な敷居が下がる。そして、それがさらに良い結果を生む、という具合に好循環が持続する。反対に、ここに約束が介在しないと、漫然と得をしたり損したりを繰り返すうちに精神がすり減っていくことになる(特に負けがかさんだ場合)。
え? そんな都合よく転がるか?
転がらない。
実際は、目標の含み益に達した銘柄は売却した後もさらに上がり続けるし、事前に設定した一線を下回ったので売った銘柄は、その直後に反転して値が上がり始めることも多い。
ただ、それでも約束が無意味ということにはならないと思う。ここには、人間の精神というやつの良くも悪くもいい加減な本質が関わってくる。
俺は、人間は直近の近視眼的な損得に一喜一憂するのと並行して、長いスパンの時間で因果を良い方に解釈することを自らに許す生き物だと思っている。
この世には値段が上がり続ける銘柄なんてものはないので(例外除く)、早めに利確しすぎて指をくわえて見るしかなかったものも、一晩寝れば結局落ち着いていたりする。損切直後に反転して悔しい思いをした銘柄も、やっぱり一晩寝ると、起きたら大幅に値を下げていたりする。
ちゃんと約束を守っている者の目には、利益は出ているように「見える」し、損は抑えられているように「見える」ことが多い。実態としてどうかは関係なく、好循環なんてのは結局は主観次第のサジ加減一つということだけど、俺はこれも知性の一つのかたちだと思う。
…
で、約束という行為を骨子にして俺たちのメンタルを安定させ、好循環という錯覚、あるいは人生観そのものを構成しようとする営みが、金融以外にも、もっとデカいフレームとして存在する。宗教だ。
あえて断言するが、たぶん、約束という概念がない宗教は存在しない。聖書の旧約・新約なんてまさにそのもので、これは、「(神との)旧い約束」、「(イエス・キリストとの)新しい約束」という意味だ。
宗教は時節によってやるべきことを定め、やってはいけないことを定め、本来は脈絡なく流れていくだけの時間の上に節目を作る。設けられた節目は他の節とつながって、約束を守ってきたから生きてこられた、という好循環(に見えるもの)を形成する。宗教とはある意味、約束を守り続けることで自分はいま良い循環の中にいると感じるためのシステムと言い換えられると思う(実際のところ、キリスト教の背景には「これまでの神との約束、厳しすぎて正直しんどくねえ?」というのがあるが、話がややこしくなるので触れない)。
この状況では、約束を破るのは人生を放棄するぐらいのインパクトがある。本当に執行されるのかは知らないけど、イスラム教なんて棄教したら教義上は死刑になるぐらいだ。つまり、約束を破ると文字通り人生がぶっ壊れてしまうのだ。
…
ところで、人間は必ず死ぬ。死後の世界云々は置いておいて、とにかく確実に死ぬ。つまり、金融における好循環の終点に目標となる利益があるように、人間の終着には死があらかじめ確実に設置されている。
ここでたちはだかるものすごくデカい問題は、人間が自分の死に様を選ぶことがほぼ不可能だということだ。順風満帆に生きていても病魔で苦痛にまみれて死ぬかもしれないし、反対に辛酸をなめ続けてこれ以上つらいことがあるかと思ったら結局もっと苦しんで死ぬかもしれない。事故でいきなり死ぬこともあるかもわからない。死は完全に中身が不透明な箱だ。その中から何が出てくるかその瞬間までわからない。
最後に待つブラックボックスから逆算して、それでも人生を好循環によってとらえようとするとき、どんな人生観ならちゃんと機能するのだろうか? 生きていく勇気を持てるだろうか?
何もかもがフラットにゼロ価値だ、という超物質的なニヒリズムを除くと、俺は宗教しかないんじゃないかと思う。フツーに無宗教で生きてます、ってかなり苦しい。俺がそうだけど。「生きて生き続けた最後に、お前はめたくそ苦しんでこれ以上なくみじめに死ぬ」という貧乏クジが一定の確率で出てくる箱に手を入ざるを得ないとき、「何にしたって、とにかく自分は神(あるいは霊的な何か)との約束だけはこの人生で守りとおした。だから人生はちゃんと好転していたはずだし、この死にも意義が存在する」という以上に人間の精神を守るように機能する人生観って、正直マジでないんじゃねえかな? と思う。
※オタクのめんどくさい話です。これ見て体調崩しても責任は負いません。あと長い。
アイドルマスターXENOGLOSSIAをご存知だろうか。
(アイドルマスターについては多分はてなにいるほとんどの人が知ってると思うので説明はしません)
アイドルマスターXENOGLOSSIA(以下ゼノグラシア)は2007年に放送されたロボットアニメになります。
アイドルとかじゃなくて、ロボットアニメ。いやまあロボットのことをアイドルって呼ぶとか、関係がない訳ではないんだけど、本来のアイマスとは完全に別の作品。アイマスが原案だけど、設定もキャラの感じも何もかも違って、黒歴史って呼ばれてたりする。
エヴァとガンダムを混ぜてアイマスの香りを添えたゼノグラシアの内容を簡単に説明すると、iDOLっていう隕石除去ロボットを操縦する、選ばれし女の子『アイドルマスター』たちの成長物語です。
世界のために日々奮闘する中、敵が出てきて戦ったりするけど最終的に世界平和!みたいな王道ストーリー。
メインキャラの女の子たちはアイマスのキャラだけど、見た目が似てるぐらいで、声優も違うし性格も体型も違ったりする。
ゼノグラシアはアイマスとして見なければ良作アニメだと思う。内容もちゃんとロボットアニメだし。
ただ、ずいぶん前だけど、見た当時の私は若干アイマスとして見てしまったばかりか感情移入しすぎてしまった。
ごめん、前置きが長くなったけどここからが話したかったことです。
私はデレステをやってた延長でアイマスに手を出し、そしてどっぷりハマった。菊地真ちゃんが好きで、色々調べていくうちに黒歴史と呼ばれるアニメを見つけた。
それがゼノグラシアで、別にキャラと分けて見たらいいのでは、と軽率にDVDを借りに行った。
そうして体調を崩した。
見たのが本当にだいぶ前で、うろ覚えだけど久々に思い出して吐き出したくなったので、当時の思いを今から書きます。文章は下手です。あと当たり前のようにネタバレするよ。
ゼノグラシアでも真ちゃんが好きだった。かっこよくて可愛くて、真ちゃんばかり目で追っていた。
ゼノグラシアの彼女はクールキャラになっていた。公式サイトから引用すると「天才アイドルマスターで、非常にクールな性格。訓練や努力をほとんどしないが、ひとたびアイドルのコクピットに座れば、つねに最高のパフォーマンスを披露する。」という天才でクールだけど何かしらの葛藤が描かれるんだろうな、っていう感じのやつだった。
アニメが始まると、主人公の春香ちゃんがなんやかんやあってアイドル、つまりロボットに乗ることになっていった。
それでそのロボットのある施設に行くんだけど、ロボットに乗る資格があるのは春香ちゃん、真ちゃん、そして伊織ちゃんという女の子3人だけっていうことがわかる。でも施設には2体のロボしかいなくて、しかも1体は動かない。は?ふざけてんのか?
なんか適正する奴がいなくて、才能がある奴しか乗れねーんだよってことらしい。元々いた真ちゃんと伊織ちゃんは、もう1体の動くロボ『ネーブラ』を奪い合う形で動かしてた。つっても天才の真ちゃんがほとんど乗ってたけど。
まあ乗ってみっか!ってしたら春香ちゃんがあっさり動かん方のロボ『インベル』を動かしちゃって適正があることが判明する。主人公属性だね。
真ちゃんは自分でも動かせなかったインベルを、不慣れとはいえ簡単に動かす春香ちゃんを見て、ちょっと心が乱れてくる。
そんで春香ちゃんと伊織ちゃんはロボには心があるって主張するんだけど、真ちゃんは「心なんてない。こいつはロボットだ。道具だ。そんなことを言っているといつか大きなミスを犯す」って言う。
実際ロボットに心があると思っている勢は、ロボットも痛みを感じると思ってるから、ロボットを傷つけまいと任務を完璧に遂行できなかったりしてしまう。
心があると思っている春香ちゃんと伊織ちゃんはロボットを労わるけど、人類を守るという任務を完璧にこなすことはできない。
心はないと思っている真ちゃんは、ロボットを物として扱うけど、任務を完璧にこなす。
どちらが正しいかなんて無い。
そんなある日、とあるシステムが導入される。それはロボとロボに乗る者のチューニング。
存在自体がふんわりしてて説明が難しいんだけど、ロボットとの相性、心がどれだけ通っているか、一つになっているか、それを音として聴ける?的なやつらしい。
真ちゃんとロボットの相性は悪くなかった。チューニングした時に奏でる音色は素敵なものだった。だけど繊細で、脆くて、壊れそうだった。
そして、真ちゃんと伊織ちゃんの結果を比べると、能力としては真ちゃんの方が断然上だった。
その結果から、ロボには伊織ちゃんが乗ることになり、真ちゃんはサポートに回ることになってしまった。アア…………
真ちゃんはそれが信じられないし、受け入れられなかった。
だから、伊織ちゃんがロボに本格的に乗るかどうかのテストの時、システムをハッキングして、実質的には伊織ちゃんの任務を失敗させた。
それは、春香ちゃんと伊織ちゃんの主張する 「ロボットに心がある」ことを試すためでもあった。
任務が失敗になり、伊織ちゃんが大怪我を負ったあと、真ちゃんは呟く。
「やっぱり無いじゃないか」
真ちゃんは生まれてからずっと、施設で訓練を受けていた。ただの天才じゃなくて、ちゃんと乗るための資格を自分で得るために。
彼女には「お姉ちゃん」と慕う人がいて、血が繋がっていたりする訳じゃないんだけど、真ちゃんが小さい頃からの仲で、尊敬している人だった。
ひたむきに訓練をするのはこのお姉ちゃん、あずささんのためでもあった。
あずささんは昔、真ちゃんが今乗っているロボのネーブラに乗っていた。だけど事故によって大怪我を負い、もうロボに乗れなくなってしまっていた。怪我は治っても、ネーブラが乗せることを拒否したから。
それを見た真ちゃんは、ロボットには心なんてなかったと絶望してしまう。そうしてお姉ちゃんのために、お姉ちゃんみたいにならないために、頑張ってきた。
そんな中、ロボと彼女たちは任務としてアイスランドに赴く。まだ誰も手にしたことのないもう1体のロボを回収するために。敵もその情報を握っていて、お互いはロボを奪い合う形で戦う。
でもその未確認のロボは、なんとマグマの中央に埋まっていた。さらに敵は人工的に作り出したロボで真ちゃんに挑む。
(言うの忘れてたけどロボは人が作ったものでなく月から生まれた?もの。多分)
一刻を争う中、真ちゃんは自らの判断で、司令官の許可なくネーブラを動かし、マグマの中に飛び込む。上はロボの回収を任せてサポートする。
敵は真ちゃんを追いかけ、マグマの中で戦闘を仕掛けてくる。真ちゃんはそれに応じるが、敵にネーブラの方腕を引きちぎられてしまい、うまく動く事ができなくなってしまった。
真ちゃんは半パニック状態に陥り、片腕の状態でなんとか進もうとする。ネーブラも真ちゃんも、次第にマグマに耐えきれなくなっていく。
上はやめるように指示する。でも大声で呼びかけても真ちゃんにはそんなものは聞こえなくて、ひたすら「だめだ、だめだ、だめだ、だめだ」と叫びながら進もうとする。
「だめだ、だめだ、だめなんだよ!お姉ちゃんみたいになっちゃだめなんだよ!失敗したら、全部終わるんだ!全部!」
その時、ネーブラは急に動作を停止してしまった。司令室に繋がるモニターも途切れ、真ちゃんはマグマの奥底で動けなくなる。
なんとか春香ちゃんがネーブラと真ちゃんを助けるけど、敵に未確認のロボは回収されてしまう。
ネーブラも真ちゃんも無事だった。施設に帰ると、真ちゃんは整備班に「ちゃんと整備しなかったから動かなかったんだ」と詰め寄るが、整備の人は「整備はちゃんとされていた。なぜ動かなかったのかはあなたもわかっているはず」と言い放つ。
真ちゃんはお姉ちゃんと慕う主任のあずささんに自宅謹慎を命じられてしまった。
真ちゃんのいる家に、同居しているあずささんが帰ってくる。慰めの言葉をかけるあずささんに、真ちゃんは「そんな上辺だけの言葉はやめて」と返す。
ごめんね、そう言うあずささんは真ちゃんを抱きしめる。泣きながら、真ちゃんはしまいこんできた想いを吐き出していく。
ずっと、ずっと頑張ってきた。ボクがいくら上手く操縦しても、お姉ちゃんは見てくれなかった。
お姉ちゃんはロボットと、春香ばかり見ていた。褒めてくれなかった。見てくれなかった。頑張ってきたのに。
小さい頃から、真ちゃんはあずささんに褒められるように、認められるように頑張ってきた。
それなのに初めて任務を遂行させた時、報告してもあずささんはすごいわね、と言うだけで見向きもしなかった。
そこで、要約するとあずささんはあなたのことをいつも心配してたよって言ってくる。
そうして、真ちゃんにあずささんから電話がかかってきた。話があると。
あなたの今後について決まったわと電話で言ったあずささん。施設に行く真ちゃんは、吹っ切れたような柔らかな笑みを浮かべていた。
真ちゃんは、お姉ちゃんから「ロボットに乗る資格を剥奪する」ことを告げられた。
笑みが消えた。
そうして悪堕ちした真ちゃんは絶対に倒すと決めていた敵の仲間に自分からなりにいく。
敵の方で前回回収した新しいロボに乗れることになるけど、色々葛藤があったりする。しんどい。
なんやかんやで最終決戦的なやつになる。
体調が最悪だったのでここからはマジでうろ覚えなんだけど、殺されそうになったあずささんを真ちゃんが守る場面があるんすよ。
さっきまで「ボクを裏切ったあの人を後悔させてやるんだ」って言ってたのにね…………。
そしてお姉ちゃんは死ぬ。真ちゃんはあずささんのつけてたネックレスをつける。
なんかでかい隕石?だったかな、それが降ってくるのを止めるために春香ちゃん、伊織ちゃん、真ちゃんの3人で宇宙に出て止めて、爆発して死んだと思ったらロボ達に守られて生きてた。
?????
いや、良いアニメなんよ。でも真ちゃんが好きで感情移入しすぎたばっかりに体調を崩した。数ヶ月引きずった。なんなら今もふと思い出して無理。
後日談としてドラマCDで真ちゃんは宇宙飛行士になってるらしいんだけど、無理、そこまで見れん。
この真ちゃん悪堕ちから出戻りの文章は、当時しんどさの余り友達にLINEでぶちまけたものを元にしてます。
友達へ、あの時はごめん。ほんとにありがとう。聞いてくれて助かりました。
その当時のLINEにも書いたんだけど、なんか、真ちゃんがもうちょい救われてほしかった。
あずささんが真ちゃんに謝ってるシーンもあったけど、違………手遅れなんだわ…………………利用してたじゃん…………。
途中でむしろ殺してあげた方がいいって思ってた。悪堕ちして表情が死んでた辺りとかで。
主人公補正にここまで怒りと悲しみが湧いたのも初めてだったな……。
救われない役を好きになったり、悪役とかを好きになることが多くて困る。あんまり正義主人公とか好きになれんし…………。
とまあここまでクソ長語りしましたが、私個人の感想だし、普通に良いアニメなので気が向いたら見てみてね。主人公の春香ちゃんがロボと水着デートしたりいちゃいちゃしたりするよ。
私は二度と見ないが。