はてなキーワード: 大福とは
自分が担当していた大口取引先の会長から、「友人が起業することになったので相談にのってあげて欲しい」と持ち掛けられた
創業関連の融資というのは銀行はあまりやりたがらない 計画があてにならずリスクも高いからだ
通常なら「起業資金だったら政策金融公庫ならすぐに出してくれますよ」と受け流すところなのだが、会長直々の相談なのでとりあえずその友人と面談することになった
銀行の応接で面談し話を聞くと、今既に和菓子店を複数店舗展開しており、今回そこを辞めて新たに会社を設立するので資金を出して欲しいという
その和菓子店は地元で人気の店であり私も知っていた 地元の果物を使ったフルーツ大福やフルーツ葛饅頭などが人気でいつも行列が出来ている
ただそうなるとなぜ上手くいっている会社を辞める必要があるのかという疑問が出てきた
「今の会社ではやりたいことが出来ないので、一から新しくやり直すことにした」というが、自分が社長なのにやりたいことが出来ないというのはやはり納得がいかない
「今の会社のメインバンクはどこなんですか」「A銀行だけど」「喧嘩別れとかでないのであれば、A銀行に相談するのが一番手っ取り早いと思いますが」と私が問い詰めたところで、社長はようやく白状した
社長は新商品などの開発は非常に得意で仕事は出来るのだが、その分夜遊びも酷くほぼ毎日のように他社の社長友達たちと飲み歩いていたという
キャバクラの女の子と平日にゴルフに行くなど散々遊びまくった結果、副社長である妻がついにキレて社長を解任され会社から追い出されてしまったということだった
会社設立の際に妻の父親に一部出資してもらっていたため、株式保有割合が社長40%、妻40%、妻側の父20%となっており、実質的に株式の過半数を握っている妻に追い出されてしまったわけだ
「とはいえ社長だったんだから退職金は貰えたんでしょう それに株式だって40%持ってるわけだからそれを買い取ってもらえるんじゃないんですか」と聞くと社長は項垂れながら答えてくれた
「退職金として2000万円、株式は税理士に評価してもらって4000万円で買い取ってもらったよ だけどこれまでに会社の金を流用して個人的な飲み食い等に使っていた分を穴埋めさせられた
それから離婚時の慰謝料も払わされたので手元に残ったのは1000万円足らずしかない」
銀行は決算書上で会社側から役員個人に対する貸付金があるケースを酷く嫌う 会社に融資したはずの運転資金が社長個人に流用されてしまっては困るからだ
そんな状況では内情を良く知るA銀行が社長に対して融資をOKするはずがない
ただこの社長には商品開発力はある デパートのバイヤーとも繋がりがあるので、商品を取り扱ってもらうことも恐らく可能だろう
私自身新規取引先開拓のノルマがあり、あと1件増やせばノルマ達成だったこともあり、この融資案件について採り上げ方向で検討することとした
支店内での稟議は金額が融資金額が1000万円と少額であったこともあり、比較的すんなりと決裁になった
社長が有名和菓子店を経営していたことも一つの材料になったのだと思う(社長が追い出された件はただの夫婦喧嘩という説明に留めておいた)
稟議承認の際、私は支店長に「増田君、中小企業は会社=社長だよ 増田君が面談して信用出来ると思ったのであればやってみればいい」と言われた
すんなり決裁が得られると思っていなかった私は、支店長の言葉で逆に不安になってしまった
悩んだ私は最悪この案件が流れても仕方ないという覚悟で社長に対して最終の条件提示を行った
融資金額や金利、融資期間については当初の提案通り、但し不動産担保として社長の実父が住んでいる実家を取らせてもらうことを条件として出した
実家は築50年以上経っており建物の価値はほぼゼロだ しかし立地が良いので更地にして売却しても相応の金額にはなるだろう
社長は担保提供について抵抗したが「嫌なら他の銀行で相談して頂きます 当行では対応出来ません」と突っぱねたところ最終的に社長が折れた
さすがに実父の自宅を人質にとれば社長は夜遊びを多少は控えるだろう、そう考えての対応だったのだが、結果としてこのときの私の判断は甘かった
融資実行後、工場兼店舗となる物件を契約し2ヶ月ほどの準備期間をおいて店はオープンした
社長が開発した新商品は地元のTV局の情報番組で取り上げられたことなどもあり、開店当初から売上は順調に推移した
とはいえやはり不安が拭いきれなかった私は社長に対し「決算書は税務署に提出する前に必ず私に見せて欲しい」と何度も念押しをした
そして決算期を迎え、社長の飲み友達である税理士から渡された決算書のドラフトを見て私は愕然とした
確かに黒字にはなっている 数十万円程度のお情け程度の黒字 しかし問題はそこではない
「決算日に店舗の金庫の中に現金が800万円あることになってるんですけど」
「社長は忙しいから毎日銀行に入金に行けないんだと思うよ ある程度まとまってから行くんじゃないかな」
「800万円って何日分の売上に該当すると思います?先生は現金があるのを確認しました?」
「…」
預金残高をいじればさすがにすぐに銀行に見抜かれる だからといって現金を膨らませるとかもう小学生並みの発想だ
恐らく毎日の店舗の売上現金はそのまま社長の遊興費で消えてしまっているのだろう
「こんなバレバレの粉飾に手を貸したという話が広まったら困るのは先生でしょう、うちの銀行出入り禁止になりたいですか!」
と税理士に罵声を浴びせ、現金項目について原材料や前払金等の適当な項目に振り分けるよう指示した
クリスマスケーキ用に前もって大量の原材料を発注した 保管はメーカー側の倉庫でしているとでもいえばなんとかなるだろう
翌日社長と面談し、「これ以上はお付き合いできないので、すぐに他の銀行で肩代わりして頂きたい 出来なければ担保である実家を処分する」と通告した
その後税理士が新たな決算書を作成し、その決算書を持って近隣の信用金庫へと相談へいってもらった
事前のうち合わせ通り「今の銀行から大幅な金利引き上げを通告された、なんとか借り換えさせて欲しい」と社長は信金の窓口担当者に泣きついた
そして3週間ほどたち、粉飾決算を見抜くことが出来なかった信用金庫は融資を肩代わりすることとなった
他行で借り換えされることになった旨を支店長と上司に伝えると「自分の担当先だろ しっかりグリップしておけよ」と怒鳴られてしまったのだが
下手をすれば融資先の粉飾決算で信用事故に巻き込まれるハメになっていたわけなので、それに比べれば上司からの叱責など軽いものだった
信用金庫からの振込入金を確認し、借入返済手続きを終えた私は返却書類一式を持って和菓子店を訪れた
営業時間中は忙しいだろうということで、閉店間際に行ったのだが店内にいるのはバイト店員だけであった
「社長は外出中なのでお預かりしておきます あと銀行さんが来たらこれをお渡しするようにと言われてましたので」と和菓子の箱を渡された
外出といってもどうせ飲みに出ているだけだろう まあ最後にお礼の菓子を渡すくらいの常識は持ち合わせているのか…
私は菓子箱を受け取り銀行へと戻った 箱の中身は葛饅頭だったので残業している同僚たちと食べることにした
「あーこれは美味しいわ 売れるはずだよ」と同僚たちが言う
https://anond.hatelabo.jp/20200716235904
の増田とそのトラバ・ブコメを一覧にまとめました。誤字・誤記等ありましたらお知らせください。可能な範囲で対応させて頂きます。
夕張メロンソフトクリームなど。じゃがポックルも売っている。混雑しやすく週末などは入場制限もかかるらしいので密にお気をつけて。
とても充実している。サッポロクラシックとさけとばチップ、カチョカバロ(焼いて食べるチーズ)が元増田のおすすめ。西山製麺の麺類の品揃えがすごい。
北海道フーディストの系列店らしく東京以外でも全国展開されている。
函館のアンテナショップがあるらしい(https://bussan.hakodate.jp/localshop/)。
銀座からは少し離れているが、スーパーに近い品揃えの豊富さで海のものも山のものもある。小岩井ソフトクリームは元増田/ブクマ双方で美味しいとの評。瓶入り生うに(not塩水うに)は必買とのブクマ談。
牛タン推し。今なら期間限定で萩の月も買える。お勧めは喜久福(生クリーム大福)、生どら焼き、三角油揚げ、ほやの塩辛。冬季に時々「霜ばしら」という飴菓子が売り出される。東北新幹線で車内販売している「ほや酔明」も取扱あり。2階の牛タン屋も美味しい。
バター餅をいつでも買える。ババヘラアイスはないようだがソフトクリームとババヘラクッキーが買える。
物産品のほか奥にレストランも併設されており、酒、米、稲庭うどん、比内地鶏、山菜など幅広く美味を味わえる。
直送野菜・野菜の加工品等沢山あり普段使いできる。同じビル内に山形の食材を使った上品で美味なおしゃれイタリアンのコースを食べられる店(ヤマガタ サンダンデロ)がある。玉こんにゃくがおすすめ。
飯豊町産ブランド米を使ったおにぎりがメインの店舗。物産の取り扱いも。
週替わり(?)で様々な喜多方ラーメンの店が出店している(夕方以降は売り切れに注意)。酒の種類が非常に豊富。美味しい生鮮野菜、桃・ぶどうの珍しい品種などが買え、桃のシーズンは桃をまるごと乗せたソフトクリームが食べられる。電話注文で発送してくれるらしい(https://midette.com/9680/)。
鉄板の納豆の他、あんこう、メロン、笠間焼など。メロンパン・メロンパフェが美味しく品揃えが良い。
県民おすすめのレモン牛乳がおいしい。蒸かしたじゃが芋に衣をつけて揚げたいもフライも素朴な味わいが楽しめる。
ぐんまちゃんに会える日もある。トラバ増田のおすすめは「かいこチョコレート」。インスタ映え間違いなし(……)
その他の東京の小売店については→ https://www.pref.saitama.lg.jp/b0101/saitama-meibutsu/index.html
大島や八丈島など東京の島々の特産品を取り扱っている。ネットショップでも購入可。
燕三条(金属加工の街)ゆかりのキッチン便利グッズが妙に豊富で面白い。元々物販系だったがリニューアルにより食べ物や酒類も少し増えた。
包丁・はさみ・爪切りなど鋭利な金属推し。栃尾揚げは人気のためか売り切れが多い。スーパーマーケットのように普段使いできる品揃え。
比較的新しい。バーコーナーで富山の日本酒の飲み比べができ、常時約20種の日本酒から3種類を選べる。かまぼこやサバのなれずし等つまみも旨い。奥の方には本格的な和食の店もある。観光案内もやっている。ホタルイカの一夜干し、銘菓甘金丹・月世界などが旨い。
フグの卵巣の粕漬けが売っていて鍋の締めの雑炊に混ぜるととても旨い。塩気が強いため使う量は少量で済み、値段も800円程度。金箔ソフトクリーム、能登牛、烏賊丼などのイートインもおすすめ。
物販系のアンテナショップ。越前漆器などの伝統工芸品が非常に美しい。
いつでも信玄餅を買える。
ちょっと笑う感じでりんご押し。色々な種類のりんごが売っている。広さはさほどない。丸山珈琲(軽井沢)が各種置いてある。
所在:上野/鶯谷(岐阜ホール/https://dailyportalz.jp/kiji/gifu-hole)
日本茶を飲める店。東京駅でもうなぎパイV.S.O.P.が買える。
最近話題の伊勢うどんが食べられる。新しいビルの路面店で狭い。手裏剣なども売っている。
鮒ずしが買える。ほうじ茶が旨い。1Fのバーカウンターで「お試し鮒ずし」と滋賀の日本酒を併せて楽しめる。
粉ものメイン。コーヒー、ミックスジュース、ソフトクリームなど。ブコメによるとどん兵衛の西日本味や製造中止となったカールが買えるとのこと。
でかいせんとさんが軒先に立っている。柿の葉寿司と油揚げが旨く晩酌におすすめ。
日本橋にあったが日比谷に移転。新米の季節の仁多米、日本酒などのほか柚子の皮の砂糖漬けが美味しい。出西窯、湯町窯という民藝ブランド窯の食器がおすすめ。
国産無農薬レモンやカープソース(お好み焼きソース)、広島カープの土産が買える。旨いお好み焼き屋もある。「この世界の片隅に」などアニメとのタイアップ企画をしていた。柑橘ジェラートが充実。B1の瀬戸内ダイニング「遠音近音」も美味しい。くにひろ屋のブランデーケーキは5個パック/10個入のみ取扱い。
フグのひれ酒の「ひれ」だけを売っているので冬場などにひれ酒を楽しめる。
小豆島のアンテナショップ。特産の生そうめんがある。2階ではうどんも食べられる。
ゆずアイス、紅茶ソフトなどがあった。しょうが推しか。リュウキュウ、のれそれ、どろめ、ヤマテパン、土佐鶴の天平など都内では珍しい地元名産品を買える。併設レストランのカツオのたたきはもちろん旨い。
あまおうソフトクリームなどの飲食提供有。お菓子、うまかっちゃんのいろんな味セットなど。「スタッフが好きなもの」でまとめたコーナーがある。梅ヶ枝餅も買える。
壱岐で獲れた魚、種類豊富なカステラ、あごだし、五島うどん、波佐見焼など目でも舌でも楽しめる品揃え。たまにV・ファーレン長崎の名物マスコットが一日店長をしているらしい。
イートインが併設。
くまモンのプレゼンスがでかい。くまモンモンキー(オートバイ)展示があった。いきなり団子がおすすめ。東京の普通のスーパーではなかなか売っていない馬刺しを買える。
温泉(足湯)がある。かぼすソフトクリーム、かぼすサイダーなどの飲食提供有。
マンゴーソフトクリーム、甘乳蘇ソフトクリームなど。併設レストランのランチ定食「お刺身とチキン南蛮焚き餃子のセット」が別トラバ増田のおすすめ。水に溶くだけで作れる冷や汁の素が売っている。
老舗?の物産館。さつま揚げ(鹿児島県人はそう呼ばない)が旨い。東京のスーパーでは売っていないムチムチしたさつま揚げが食べられる。併設レストランの黒豚しゃぶしゃぶランチも美味。3Fにも食器類がある。
広々としていて店の奥の方にサーターアンダーギー、沖縄そば、ブルーシールのイートインスペースがある。泡盛が充実している。「シーサーがいっぱい」という黒飴、練り唐辛子ペースト、もずくの天ぷらなどがおすすめ。
東日本の食品を中心とした、JR東日本グループの地産品ショップ。ほか池袋駅にレストラン、上野駅に居酒屋としても展開。
架空の「地方のスーパーチェーン」にいるような気持になれる。富山の豆腐の味噌漬けが美味しい。
全国各地の特産品が販売されている「日本百貨店」他。1店舗で全国が揃う感じ。
こちらも食品/物産/カフェ/レストラン等4F建て1店舗で全国特産を網羅。
ローカルスーパーで地元の特産品を買った際には冷凍焼き芋と冷凍枝豆を保冷剤に使うとよい。
※755ブクマ時点までの元増田・トラバ・ブクマの情報を反映しました。字数制限に引っかかって追記が難しく、頂いた情報全てを反映できず申し訳ありません。
ちぎっては投げ、ちぎっては投げって言葉あるじゃない。
あれお餅でやってみたくない?
ちぎっては投げちぎっては投げって。
今週はお昼どきが多い感じね。
なにか忘れてることあるかと思ったらここ書かなきゃ!ってもう今回もキャハとキャピを盛って書くわよ!って意気込みだけはあるその勢いは、
お昼ランチなににしようかなと思ったら、
ライフ・オブ・パイってあの虎と一緒に漂流する映画じゃなくて、
クオリティ・オブ・ライフをしれっと上げていこうって話しなのよね。
御味御汁も付けちゃって、
ふとさ、
私草餅は好きでよくいただくんだけど
なんか塩大福で中に入ってる小粒のちょうどいい歯ごたえの小さい豆が美味しくて、
う、う、鰻が食べたい!って
余計に鰻食べたくなっちゃうじゃない。
あたかもたまたま目の前にあったお店に偶然を装って下調べはしておいたことは内緒にしている体裁で、
もうこのお店は美味しいのは間違いないのに、
このお店は美味しいよね!このお店の雰囲気が!って盛ってコメントしなくちゃいけない演者も大変だけど、
一時期は鰻鰻って銀シャリの人が言ってるほど、
鰻不足だったけど、
この時期になったら鰻の話題すら出てこなくって、
本当にみんな白状!って思うわ。
あの鰻不足ニュースは世間に出回る鰻がピンチだから逆に食べたくなるようにけしかけられてたらまるで電通ね。
そう思ってやまないぐらい、
木綿豆腐をフライパンで焼いてキツく焦げ目を付けてお肉だー!って言ってる場合じゃないのよ。
でも結局は木綿豆腐に戻るのよね!
あーそれ分かるわー木綿豆腐の方がお料理するときお料理しやすいのよね。
もしかしたらさ、
鰻風豆腐田楽!ってクックパッドで調べたら1万件ぐらい出てきて、
やっぱりみんな鰻食べられないから、
鰻に憧れてそれに寄せる、
まるでサザンオールスターズさんの歌の寄せては返すみたいに
店員さんに面と向かって恥ずかしくって鰻を注文できなくなるわけなのよ。
なんか通が食べる鰻の肝も憧れるわー。
苦味が旨みになったら大人だし、
最近では味覚の種類に痺れって言うカテゴリーも加わったって言うから花椒がそりゃ人気になるわけだわって。
これもなるほど合点よね。
甘い辛い苦い塩っぱいに加えて、痺れる!ってのが加わるなんて、
山椒もどちらかというとそう言う痺れにカテゴライズされる味覚の種類よね?きっと。
だから本番の花椒がなかったら山椒で!って言うのが世の中の通説みたいよ。
お弁当の歌のように、
おにぎりはまあともかく、
あれを美味しい!美味しい!って食べる子どもちゃんがいたら結構渋いわよね!
「やれやれ、じゃオレが本物を食べさせてやりますよ!」ってどこに連れてってくれるのかな?って期待しちゃわない?
でも何度も言うけど、
一旦山岡さんが目指そうとしている手前のものをすでに食べてしまってからの
あの台詞じゃない、
それお腹減ってるとき食べる前に言って欲しかったなーって思うのよね。
いや、もうなんとなくなもの食べちゃったからお腹はいっぱいなんだよね!って
そんなこと言ったらきっと山岡さんは
お腹いっぱいだか知らないけど、
織田裕二さんが切なくとも力強い口調で、
レインボーブリッジ閉鎖できてません!ってまるで他人事のようにいいそうよ。
まあお昼のランチは
思った次第なのよ。
うふふ。
これしばらくハマりそうだわ。
意外とハムとタマゴとチーズの四重奏って美味しいな!って見直しちゃったわ。
今国産のレモンがいれもんに入らないぐらいたくさん買い込んでしまったので、
それをせっせと消費すべく半分に切って、
私も店頭で見かけたら七転八倒の勢いで買ってみたいと思ったわ。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
帰省を終えて実家から家に戻るために空港へ向かう電車に乗っていたら、隣の席に同じく帰省明けらしい大きな荷物を携えた若いご夫婦と、そのお父様の腕に大事そうに抱えられた小さな赤ちゃんがいた。
赤ちゃんは周りの色とりどりのキャリーバッグや外国からの観光客らしき集団、年末年始の電車の内装がどれもこれも気になって仕方ないのか、忙しなくきょろきょろしていた。
その内抱っこ係がお父様から、私の隣に座るお母様に変わった。
お母様の腕に抱かれてから、赤ちゃんの興味は今度は私に注がれたらしい。めちゃくちゃこちらを凝視してくる。私は冷や汗を掻いた。
赤ちゃんは好きだ。何しろ可愛い。間近で見た頬っぺはふっくらしてて生クリーム大福みたいで愛おしい。あと、お目目が大きい。こぼれ落ちそうだ。やはり人類は繁殖のプログラムとして赤ちゃんは可愛い、守りたいと思わせられるよう遺伝子に組み込まれているのだろうと実感させられる。
しかし私は赤ちゃんと密接に関わった経験がない。子供を産んだ経験も無いし、弟はいるけど年が近いので彼が赤ちゃんだった時の記憶が無い。
なのでこういう時、電車内でたまたま隣り合った見知らぬご家庭の赤ちゃんと、どうコミュニケーションを取ればいいのかわからない。下手に話しかけたり触ったりして泣かせてみろ。その瞬間私は電車内において人権を喪失する。
ようは私は赤ちゃんに対して人見知りをした。
一方赤ちゃんは私の金髪が珍しいのかしきりに手を伸ばし、そして人見知りをしてもじもじする私に向けて、まるで気さくに声をかけるように「ま!」と声を上げた。可愛い。
察された。気を遣われてしまった。この20歳以上歳の離れてる新生児に。
お母様が、私と赤ちゃんのその言葉無き逡巡に気づいて、「すみません」と微笑んだ。私は狼狽えながらもつれる口で「い、いえ、だ、大丈夫、です」と言った。
「可愛いですね。何歳ですか?」
「8ヶ月なんです」
「これからお帰りですか?」
「ええ、〇〇まで。飛行機に乗るんです」
降りる時に赤ちゃんと握手させてもらい、優しいご夫婦に会釈して、それから赤ちゃんに手を振った。小さな手にはそれでもしっかりと爪が生え揃っていて、赤ちゃんはすごいなあと思った。