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はてなキーワード: 風に吹かれてとは

2020-12-29

近所のアル中

忙しい毎日をしばし忘れて、師走の末日。

来週から強力な寒気が日本列島雪崩れ込むらしい。

3年前に出会った中古住宅

広々としたリビングが気に入って購入したのはいいが、断熱機能が貧弱で

冬を迎えるごとに色々と対策を講じてはいるが今のところ最善手に巡り逢えていない。

もう一つ気がかりなことがある。

かいの家の家主がアル中なのだ

1日中家を出たり入ったりを繰り返している赤いジャンパーの男。

足を引き摺りながらコンビニへ向かい毎日変わらない銘柄発泡酒を購入している。

同じように足を引き摺りながら、飲み干した空き缶を街路樹や畑に向かい投げ捨てている。

頻度も半端ではなく30分に一回は徘徊している。

私はもともとアルコールを好んで摂取はしないが、その男軽蔑すべき生活反面教師

酒は完全に止めて、週に何度かのジョギングを習慣にしつつある。

だが、朝の新鮮な空気を吸おうと外に出るたびに、夕方気分転換散歩をしようとするたびに

片隅に捨てられた空き缶を目にし、多くの頻度でその男とすれ違うのだ。

その度に不幸な気持ちになる。

誰も嫌いな人のことなど考えたくはない。

好き好んで休日に苦手な上司の顔を思い浮かべながら過ごす人など居ないだろう。

長期休暇初日今日ジョギングに発つ私とアル中の彼は道端ですれ違う。

昨日より少し増えた空き缶が道端で冬の風に吹かれている。

2020-11-28

初雪風に吹かれて僕らの街通り過ぎただけ 君の優しさ風に吹かれて僕の胸通り過ぎただけ……とは言われるもの

何だこの重いベタ雪はお前らの愛も重いのかななんつって

2020-10-26

どっちの東京BABYLONだろう

本家は術の内容が描いてあって面白かったけれど、Xでは風に吹かれておしゃれにかっこよさげになんかやってる感じになっていた。他の作品ではこちらの絵師も好きなのに、ないがしろにされた気がして悲しかったんだ。

アニメビジュアルはどちらともとれない絵柄だけれど、原作よりだといいな。

家にあったのでリアルタイムではなく、さすがに共有できる友達がいない。とても嬉しい。

2020-10-15

anond:20201014215206

52歳童貞だけど10年くらい昔に風に吹かれてスカートがめくれてパンティが見えた女子高生を見かけたことがあるわ

女子高生は振り向いてまわりを確認してたので俺は軽く一礼だけしておいた

あの景色は一生の宝

2020-07-28

バスってさ

基本的時間通りにこないし

かと思えば明らかに乗ります!って感じで走ってるのに発車時刻から一秒も待たず扉閉めて出発したり

また別の時はこっちは既にバスに乗ってて急いでる時に限って停留所時間過ぎてるのにちんたら歩いてくるババア待って乗せてたり

ちなみに今は発車前のバスが止まってて外はクソ強風で天気も悪いのに発車ギリギリまでバス開けてくれなくて乗せてくれずセットした髪ぐっちゃぐちゃにしながら止まってるバスを前に風に吹かれて

全部仕方ないことって分かってるし違反でもないけどなんだかなあ

2020-07-04

モデルハウス奇譚

最近はずいぶん蒸し暑いですね。

私は梅雨のない地域で生まれ育ったので、この季節特有空気感に慣れるのにはまだまだ時間がかかりそうです。夏の間はいつも冷たい素麺饂飩ばかり食べているのでどんどん痩せていきます。軽くなった体で往来を歩いていると、蜃気楼の中に自分が溶け込んでいくようです。

目的地まではまだ距離があります。あまり暑いので、途中で見つけたスーパーで冷たいお茶を買いました。あとは、お土産西瓜も一玉買いました。

お茶を飲んだせいか、片手にぶら下げた西瓜が重いせいか、一歩足を進めるごとに全身から汗が噴き出てきます。もう夕暮れ時だというのに、気温はまだ高いままのようでした。

ふいに私の後ろからなまぬるい風が吹いて、石けんと汗が混じった自分匂いしました。私は夕焼けを背にして歩いていたので、目の前には自分の影が長く伸びていました。私はもうこれ以上歩けない気持ちになって、シャッターが閉まった八百屋さんの前にあるベンチに座り込みました。

しばらくじっとしていると、もう何年も前のことになりますが、初めて一人暮らしをした年の夏の出来事が頭の中に蘇ってきました。

****

私が初めて一人暮らしをしたのはとても大きな街でした。

人々の歩く速度や、次の電車が来るまでのスピードは信じられないほど早く、私はよくそれらに圧倒されて駅のホームにあるベンチにただ座り込み地下鉄を何本もやり過ごしたものです。そういうとき、街全体がそこで暮らしている人々をも取り込んだ一つの巨大なシステムであるかのように感じられました。そうかと思えば、人気のない道端は吐しゃ物やごみで汚れていたり、ぼろぼろの格好をした人々が呻きながら寝転がっていたりしていたし、私が駅のホームぼんやりしていても変に思われませんでした。同じようにぼんやりしている人をあちこちで見かけました。そういった意味では暮らしやすい街だったなと思います

この街に来たばかりの頃はとにかくお金がなかったので、いつも働き口を探していました。私は学がなく、またひどい吃音緘黙症をもっていたために仕事探しは難航するかと思われましたが、幸運なことにこの大きな街においては仕事にあぶれることはありませんでした。

私はその年の夏、街の端の方に位置する治安の悪いXという地域にある建設会社で働いていました。

上司の指示を受けて色々な住宅展示場に出かけていって、モデルハウスの前のパラソルの下でお客さんが来るのを待ちます。お客さんが来たらパンフレットを渡して、モデルハウスについての簡単説明質問応対をスケッチブックパソコンを使って行います。お客さんが来ても来なくてもお給料は変わりません。そんな仕事でした。当時はほとんど話すことができなかったので、なぜ採用されたのかはよくわからないのですが。

お客さんはあまり来なかったので、週末に図書館で上限まで本を借りて、それらを読んで時間をつぶしました。仕事が終わる時間は十八時頃まででしたが、土地勘がないのと、ときどきバスしか行けないような場所の展示場に行くことがあったために(それまでバスに乗ったことがなかったので)帰り道を間違えてしまい、ようやく家に辿りつく頃にはもうとっぷりと日が暮れているというのが常でした。

お客さんが来ない日は、モデルハウスの中に立ち入ることは禁じられていました。一日に二回、私が勝手なことをしていないか上司が見張りにきました。とはいえそれはいつも同じ時刻だったので、その時間だけ本をかばんに隠してパラソルの下で神妙にしていればよく、それ以外の時間のんびりと過ごしていました。

夏至を過ぎると一気に気温が高くなって、私はそれまで体験したことのない暑さに驚きました。外の気温が体温を超えたときなどは、時間を見計らってこっそりとモデルハウス玄関で涼んだものです。窓と玄関のドアを細く開けると気持ちのよい風が通りました。髪をほどくと、風に吹かれて私の汗と石けんが混じった匂いしました。

その日の最高気温は三十八度で、朝から晩までかんかん照りという有様でした。

お客さんは一組も来なかったのですが、あまりに暑くて読書に集中することができませんでした。仕事時間が終わって戸締りをしようとしたとき、雲のない空からまっすぐに差す夕日が、太陽を背にして玄関に立つ私の影を家の中まで長く伸ばしました。

それを見た瞬間、真新しい家の二階の窓から夕焼けを見てみたいという強い気持ちが私を襲いました。それまで、お客さんが来ないときに家の二階まで入り込んだことはなかったのに。

ここで働くようになって初めて、新築の家の匂いを知りました。それは、少し化学的な匂いと、新品の布や畳の匂いとが混ざった匂いです。

階段を静かに上りながら、この家に自分が住んでいる空想しました。ベランダが付いている部屋を見つけて、ここを私の部屋にしようと思いました。その部屋の窓は南西に向いていて、西日が差し込んでいました。この場所には学習机を置いて、ベッドの向きはどうしようか?壁の一面には大きな本棚を置きたいけど、背表紙日焼けをしないように扉が付いたものでなくてはいけないかもしれない。友達が遊びに来たときのために小さいテーブル必要かもしれないな。そんなことをつらつら考えているとなんだか少し悲しくなってきて、その気持ちを振り切るように窓を開けてベランダに出ました。

辺りはすっかりオレンジ色に染まっていて、建物木々や道を歩く人々の輪郭曖昧にしていました。

それらを見つめながらかすかな風の中に佇んでいると、少しずつ気持ちが落ち着いてきて、これからまた何だってできるような気がしてきました。何しろ私はこんなに大きな遠くの街にいるのだから

部屋を後にしようとしたときクローゼットの扉が少しだけ開いているのがふと気にかかりました。窓を開けたせいで風にあおられて開いてしまたかもしれません。二階に上がったことを上司に知られてはいけないので、扉を閉めるために私はそこに近づきました。

扉の隙間からは妙な匂いしました。新築の家には似つかわしくない匂いです。手垢で小口が汚れた古い辞典をめくったときや、寂れた地下鉄の駅のホーム列車が来たときにこんな匂いかいだような気がしました。大工さんが中に何か忘れていったのかもしれないなと思って、私はクローゼットの扉を両手で開きました。

****

初めに「それ」を見たとき、私は大きな置物や等身大人形の類かと思いました。しかし「それ」は紛れもなく本物であるようでした。

「それ」を目にするのは初めてではありませんでしたが、こんなに乾いていてさびしげな「それ」を見たことはありませんでした。ほとんどミイラのようになっていたので、いわゆる腐乱臭のようなものは感じられませんでした。ひどく痩せていて、夕日が肉の落ちた腕やあばら骨の浮いた胸に濃く影をつくっていました。眼窩は落ちくぼんで暗くなっていましたが、色々な方向からのぞき込むと、小さな白い虫が奥の方でひっそりと蠢いているのが見えました。

夕暮れどきの時が止まったような不思議雰囲気のためか、私の心は奇妙なほど落ち着いていました。あるいは、日中の暑さで頭がうまく働かなかったのかもしれません。

ここでの私の仕事は、パラソルの下でお客さんを待ち、お客さんが来たら簡単説明質問応対を行い、時間が来たら戸締りをすることです。もし家の中に「それ」があったときには上司に報告したり警察通報したりするように、などという指示は受けていません。私はクローゼットの扉を静かにぴったりと閉めました。

部屋を出て階段の方に向かったとき、奥の部屋から何かの気配と殺気のようなものをふと感じました。私は子供の頃に大きな野良犬対峙したときのことを思い出しました。その犬からはまっすぐな殺意が感じられましたが、奥の部屋から漂う殺意には迷いがあるようでした。そこにいる何かが心を決める前に、私は階段下り玄関のドアを開けて戸締りをして、人通りの多い道を選んで駅まで歩きました。

****

ふと気が付くともう太陽が沈むところでした。私の目の前には誰かが立っていましたが、暗くて顔がよく見えませんでした。大丈夫ですかと尋ねられて初めて、私はその人が恋人であるとわかりました。

約束した時間を過ぎても私が家に来ないので迎えに来てくれたようでした。夏でもいつも平気そうにしているはずの恋人の額には汗が浮かんで、髪が少し乱れていました。

ぎゅっと心臓をつかまれたような気持ちになって、迷惑をかけてしまたことを謝りました。彼は私の頭のところにそっと手をやって、あまりにそこが熱くなっていたらしくびっくりしていました。こんなに暑いなのだから自分がそちらの家を訪ねればよかった、すみません恋人は言いました。そうやってベンチにすわってお互いに何度も謝り合っているうちに少し涼しくなってきたので、家に向かうことにしました。

手を繋ぐと、恋人の腕の内側の皮膚が私の腕に触れました。少し汗ばんだあたたかいその皮膚は、その下に肉や血の通った血管があることを教えてくれて、私はそれで少し安心することができたのでした。

今日晩御飯は一緒にピリ辛茄子素麺を作る約束をしています西瓜はすっかりぬるくなってしまったけど、水とたくさんの氷を浮かべたお風呂に沈めておけば、夕食の支度をして食べ終わった頃にはちょうど冷えているかもしれない。そんなことを話しながら、蒸し暑い夏の夜道を二人で歩きました。

2020-06-17

anond:20200617211615

良いものを読んだ、ありがとうあなたはずっと、おじさんにとって、風に吹かれて笑う子供

ほぼ叔父に育てられた

父親モラハラで母に興味が無く気まぐれに私を殴り

母親アル中不倫中毒家事一切しない

共働きで父母どちらも炊事洗濯掃除全くしない

そんな家庭で育った


乳幼児の頃から本当に叔父に助けられて育った

叔父は母の年離れた弟で叔父大学生の時に私が生まれ

私が生まれたばかりの頃からの子育てを危ぶんだ叔父は私の世話をかって出た(らしい)

それから小学校入学するまで母の実家祖父母叔父暮らしていた

高齢者パート賃金大学生だった叔父バイト代叔父就職したら新卒給料が頼りだったので裕福とは言えない暮らしだったが穏やかだった


小学校入学とともに父母に引き取られた

地獄だった

叔父は土日に遊びに連れ出してくれたり母の実家にお泊まりさせてくれたりした

母はなぜか実家にあまり来ないので叔父祖父母といられて懐かしいごはんが食べられて嬉しかった


10代になると自分の家庭が明らかにおかしいことがわかって心が荒んだ

それでもぐれたり非行に走ったりしなかった

叔父仕事帰りに勉強を教えに来てくれていたのが大きいかもしれない

素直に勉強しようと思えたし勉強して進学するのがこの家を離れられる手段だと言葉ではなく感覚でわからせてくれた気がする


両親に学校部活関連のお金を払ってもらえない

それどころか光熱費も滞納で家が機能しない

叔父は全部渋らず出してくれた

嫁に行った姉の家に金を出すなんておかしいと中学生でもわかる

すごく申し訳無かった

叔父はこんなことのためにお金を貯めてきたんじゃないだろうに

叔父がずっと独身なのは私のせいだと思った


金銭も勉学面も叔父に支えられ大学に進学した

上京して一人暮らしすることになり父母とは縁を切った

祖父母叔父とは連絡を取り続けるつもりだったがちゃんと自立し叔父解放してあげたいと思った


私が大学合格する頃に叔父結婚した

叔母となった人は叔父よりも若いが私の状況も理解してくれて打ち解けてくれて本当に良い人で私も大好きだ


私が生まれた時の叔父の年齢と同じ年齢になった

叔父の子が生まれ

私のいとこにあたる

祖父母叔父以外親戚づきあいもなかったので初めて身内に小さい子ができた

子守りをしに頻繁に叔父宅へ行くようになった


かわいい

ものすごくかわいい

何をしていてもかわいい


寝ていてもかわいい

泣くのもかわいい

寝返りかわいい

はいずりまわるのもかわいい

つかまり立ちかわいい

不安定に歩くのもかわいい

だんだん言葉を覚えるのもかわいい

名前を呼んでくれるのもかわいい

本やおもちゃを欲しがるのもかわいい

おいしいと思ったもの必死に食べてるのもかわいい

覚えたてのひらがなで私の名前を書いてくれるのもかわいい


かわいすぎてなんでもしてあげたい

色んなものを買い与えて叔父に怒られた

社会人になったし一人暮らしちゃんとこなしているのでこれくらいいいじゃないと思う


いとこをかわいいと思うたびに泣けてくる


叔父感情表現があまり無く強く怒りもしないが大きく喜んだり幼少期でも私を判りやすくかわいがったりしなかった

なので私は叔父は同情と義務から私の面倒を見ているんだと思っていた

叔父人生に私は邪魔だと思っていた


もしかして私はものすごく愛されていたのではないだろうか


幼い頃に見たビデオを思い出す

赤ん坊の私が寝転がってごきげんに風に吹かれているだけの5分間の映像

寝返りをするわけでもない

ただ時折笑い声をあげるだけの赤ん坊

それに合わせてカメラを構えているであろう叔父が小さく笑う声がする


ただそこにいるだけのいとこがかわいくてスマホカメラを起動するたびにあのなんでもないビデオ映像を思い出す


の子が生きる過程で父母以外の拠り所を求めるなら私がそうでありたい


それが私にできる1番の叔父孝行な気がしている


2020-06-09

anond:20200609141458

Darlin'おれは臆病風に吹かれてるだけなのか

それとも見 なくてもいい闇を見たのか

2020-03-22

( ・3・) クラシック好きの上司ディランを聴きたいと言いだして 1

https://anond.hatelabo.jp/20150214223556

( ・3・) クラシック好きの上司ジャズを聴きたいと言いだして、から数か月後――

ある朝の会話

その朝、彼が職場に着くと、クラシック好きの上司は目を閉じて見えないオーケストラの指揮をしていた。腕の動きが激しさを増し、握った拳が垂直に振り下ろされる。1、2、3、4、5、6、7、8、9、1011

おはようございます」と彼は上司に声をかけた。

「なんだ、来ていたのか」と上司は目を開いて言った。「春の祭典の第二部なんだが、どうにも縦の線が揃わなくてな。リハーサル不足だ」

空想オーケストラにもリハーサルがあるんですか?」

「高度に発達した空想現実と見分けがつかないくら不自由ものだ。ティンパニ奏者とシンバル奏者はもう何年も口をきいていない。――それはそれとして、ボブの件、明日の日曜はどうだ?」

ボブというのは、ボブ・ディランのことだった。上司の娘さんが英語の授業で「はげしい雨が降る」を習ってきたらしく、それ以来、上司は彼にディランについてのレクチャー要請しているのだった。彼が娘さんに教えるのではなく、彼が上司に教え、上司が娘さんに教える。ディランことならパパに任せなさい、と目論んでいるのは明らかだった。

明日。彼は断ろうとしたが、適当な口実が見つからなかった。高齢の親戚はひと通り殺してしまっていたし、このあいだ死んだ祖父にもう一度死んでもらうには、まだ少し時間必要だった。

「じゃあ、決まりだな」

事の次第

こうして、彼は休日をつぶして上司の家を訪ねることになった。どの作品を題材にするべきか迷ったが、一日でディランキャリアを追いかけるのは無理だと割り切って、彼自身ディランを聴き始めた高校生のころに感銘を受けたものを選ぶことにした。『ブラッド・オン・ザ・トラックス』だ。このなかの数曲を検討するだけでも、一日まるごとかかってしまうだろう。たくさんのアルバムを持っていかずに済むのが救いといえば救いだった。

駅に到着

最寄駅に着くと、もう上司は車で迎えに来ていた。大きな声で名前を呼ぶので、きまりの悪い思いをしたのをわたしはよく覚えている。車に乗り、しばらく走ると、左手惣菜パンの店が見えてきた。看板にはアルファベットDELI BAKERY と書かれていた。

デレク・ベイリーCD今日こそは返していただきます」と彼は言った。

「そんなことを気にしていたのか」と上司は笑った。「大丈夫。おまえは持ってきたもの以上を持ち帰ることになるだろう」

おまえは持ってきたもの以上を持ち帰ることになるだろう。それはまるでデルポイの神託のように聞こえた。彼は運命うねりが身に迫ってくるのを感じた。しかし、現実物語とは違う。成就しない予言。読まれない遺書。途切れる伏線。それが現実だ。

デレク・ベイリーというのは、あのヴェーベルン風のギタリストだな?」

「そうです」

「あれをかけると、猫たちが爪とぎを始めるんだ。何か感じるものがあるのかもしれないな」

「猫たち、とはどういう意味ですか?」

「猫たち、とは」と上司は言い、長めのフェルマータを置いた。「猫の複数形だな」

「また拾ってきたんですか?」

「いや、拾っていない。拾ったのはちーちゃんだけだ」

「猫の方から入ってきた?」

「いや、入っていないし、出してもいない」

「じゃあどうして増えるんですか?」

「さて、どうしてでしょう」

家に到着

ちーちゃんベルリオーズリムスキー=コルサコフストラヴィンスキーお客様にご挨拶だ」と上司居間の扉を開けて言った。居間には母猫のちーちゃんと、三匹の子猫たちがいた。上司公園で拾ったときちーちゃんはすでに出産を間近に控えていたのだ。

「お母さんとは名前方向性が違うようですが」

里子に出すまでの幼名だよ。正式名前里親がつければいい」

猫たちは来客には関心がないようで、ストラヴィンスキーリムスキー=コルサコフに背後から跳びかかり、ベルリオーズは伏せの姿勢でおしりを振りながら取っ組み合いに加わる間合いを計っていた。

「みんな元気だな。よし、そっちに掛けてくれ。いまコーヒーを淹れてくる」

ブラッド・オン・ザ・トラックス』までのボブ・ディラン

( ・3・) まずはバイオグラフィからだな。ボブの経歴をざっとまとめてくれ。

――いえ、それをやっていると時間がなくなるので、今日は『ブラッド・オン・ザ・トラックス』というアルバムだけを聴きます

( ・3・) それにしたって、そのアルバム位置づけくらいは踏まえないと。

――では、Rate Your Music のページを見てください。

https://rateyourmusic.com/artist/bob-dylan

――アルバムが発表順に並んでいますね。デビューしてまもなく、1963年最初ピークが訪れます。このころのディランがお手本にしていたのはウディ・ガスリーで、ギターハーモニカ、歌というフォークスタイルで世に出ました。

( ・3・) 「はげしい風が吹く」か。

――「はげしい雨が降る」と「風に吹かれて」です。ディラン1941年まれなので、22歳前には代表作を発表していたことになります

( ・3・) 詩人早熟なんだよな、たいてい。

――1965年から66年にかけて、二回目の、そして最大のピークが訪れます演奏フォークからロックへ変わり、詩の内容も変わります

( ・3・) どう変わるんだ。

――初期の詩は、一言でいえば真面目で、真面目な人たちに支持されるものでした。そこに、散文的な感覚では理解できない要素が入ってきます。「イッツ・オールライト・マ」「デソレイション・ロウ」「ジョハンナヴィジョン」といった大作が次々に書かれるのがこの時期です。

( ・3・) 理解できない要素というのは?

――たとえば、「ジョハンナヴィジョン」はこんな感じです。

Inside the museums, Infinity goes up on trial

Voices echo this is what salvation must be like after a while

But Mona Lisa musta had the highway blues

You can tell by the way she smiles


( ・3・) 「ダビデの職分と彼の宝石とはアドーニスと莢豆との間を通り無限消滅に急ぐ。故に一般東方より来りし博士達に倚りかゝりて如何に滑かなる没食子が戯れるかを見よ!」

――どうしました?

( ・3・) 西脇順三郎だよ。よく分からない詩には、よく分からない詩で対抗だ。

――なぜ対抗しなくてはいけないんですか?

( ・3・) ただなんとなく。

――はい。続けますが、1960年代後半は、ロックが急成長する時代です。しかし、ディラン自身は、その運動の先頭に立とうとはしません。1969年の『ナッシュヴィルスカイライン』は、カントリーアルバムでした。

( ・3・) 帽子に手を添えてにっこり。

――捉えどころのない人である、というディランイメージは、このころにはできあがっていたと思います。そして、三回目のピークが訪れるのは、1975年

( ・3・) 『ブラッド・オン・ザ・トラックス』だな。

――録音は1974年なので、33歳のとき作品です。

( ・3・) 33歳。――それだけ?

――伝記的な情報はいろいろあるのですが――というか、常に伝記を参照しながら語られる作品なのですが――今回は知らないふりをします。「この女性は誰々がモデルから」といったアプローチとりません。捉えどころのない人、謎めいたよそ者であることを行動原理にしている人が、久しぶりに本気を出したらしい、くらいで結構です。

( ・3・) そう、じゃあ聴いてみようか。1曲目は――

――1曲目は後にして、2曲目から始めましょう。「シンプル・トゥイスト・オブ・フェイト」。「運命のひとひねり」という邦題がついています

( ・3・) なんで? 有名な曲なの?

――ほかの曲より易しめだからです。ディラン重要な曲を挙げるとしたら、おそらく50位以内には入ると思いますが。

第一タン

オーディオ

https://youtu.be/sGnhyoP_DSc

歌詞

https://www.bobdylan.com/songs/simple-twist-fate/

They sat together in the park

As the evening sky grew dark

She looked at him and he felt a spark tingle to his bones

’Twas then he felt alone and wished that he’d gone straight

And watched out for a simple twist of fate


――ディラン歌詞は本人のサイトで公開されているので、それに基づいて進めていきましょう。では最初のスタンから、どうぞ。

( ・3・) 訳すの? 俺が?

――訳ではなくてもいいので、どういうことが歌われているのかを説明してください。

( ・3・) 夕暮れの公園男と女がいた。女に見つめられると、男は体の芯に火花が走るのを感じた。彼が孤独を感じたのはそのときだった。彼は思った。まっすぐに歩いていればよかった、運命のひとひねりに気をつけていればよかったと。

――はい特に難しいところはなかったと思いますが。

( ・3・) そうだな。恋人たちがいい雰囲気になっているのかと思いきや、なんだか雲行きが怪しい。急に孤独を感じちゃったりして。

――人は恋に落ちると孤独を感じるものではありませんか?

( ・3・) そうなの? で、まっすぐに歩いていればよかった、というのは比喩的表現だな?

――もちろん。

( ・3・) われ正路を失ひ、人生の覊旅半にあたりてとある暗き公園なかにありき――

――?

( ・3・) ともかく、この男はあるべき道を見失って、運命の力が自分に働きかけているのを感じているわけだ。でも運命って、注意していれば回避できるものなんだろうか?

――回避できたら運命ではないような気もしますね。

( ・3・) 運命からねえ。

脚韻について

――次のスタンザに進む前に、脚韻の形式を見ておきます。2小節ごとに改行を加えると、以下のようになります

They sat together in the park

As the evening sky grew dark

She looked at him and he felt a spark

Tingle to his bones

’Twas then he felt alone

And wished that he’d gone straight

And watched out for a simple twist of fate


( ・3・) 1行目・2行目・3行目の park, dark, spark で韻を踏んでいるな。4行目・5行目の bone(s), alone もそうだ。それから6行目・7行目の straight, fate も。

――はい。この形式は次のスタンザ以降も同様です。

サブドミナントのひとひねり

https://twitter.com/kedardo/status/1241415360672219137

――ついでにコード進行確認しておきます。これは実際に鳴っている音ではなく、説明のために簡略化したコードです。元のキーはEですが、ここではCに移調しています。 [1]

( ・3・) いったい誰に対する配慮なんだ。

――まずは1小節から8小節目まで。何か気づいた点はありますか?

( ・3・) 見たままじゃないか。ド、シ、シ♭と半音ずつ下がっていって、ラに落ち着く。

――はい。ラはサブドミナントコードであるFの構成音です。しかし、まだラは終点ではありません。

( ・3・) 半音下降は続くよどこまでも。

――Fの次のコードFmです。どの音が変化しまたか

( ・3・) Fの構成音は「ファ・ラ・ド」で、Fm構成音は「ファ・ラ♭・ド」だ。長三度のラが短三度のラ♭になる。なんだか言うまでもないことを言わされているようだが、どこに誘導しようとしているんだ?

――ラからラ♭へ半音下がることによって、コードに影がさします。その箇所ではどんなことが歌われていますか?

( ・3・) 「彼が孤独を感じたのはそのときだった」

――はい。彼が孤独を感じるのは、サブドミナントコードメジャーからマイナーに変化するときなんです。

( ・3・) ああ、それが言いたかったのか。つまりコード進行歌詞の内容とが結びついている、と。

――そうです。それから、もう一点。この曲は、コードが頻繁に変わる曲でしょうか。それとも、あまり変わらない曲でしょうか。

( ・3・) また誘導が始まった。1小節から10小節目までは、2小節ごとにコードが変わる。C7からFへの進行を除けば、コード構成音のうちのひとつ半音下がるだけだし、曲のテンポゆっくりだし、あまり変わらないんじゃないか

――はい11小節から12小節目、"and wished that he'd gone straight" と歌われるところはどうでしょう

( ・3・) ここは2拍ごとにコードが変わる。あまり動かなかったコードが動きだす感じだな。

――"and wished that he'd gone straight" の "straight" は、この曲の旋律で最も高く、長く、強く歌われるところです。コードの動きと旋律との関係を見ると、11小節目に助走が始まって、12小節目の頭で大きくジャンプするようにできています

( ・3・) ……ハーモニック・リズムと言えば済む話じゃないのか?

――その用語は使わず説明していたのですが。

( ・3・) いったい誰に対する配慮なんだ。

小休止

( ・3・) はっさく食べる?

2020-01-26

anond:20200126103746

反応があり、嬉しい。

風に吹かれても」を聞いて公開されたMVを見たときは、

ここから彼女たちは復活するんだ、人間的に成長、前進した新たな世界観提示してくれるに違いない、と嬉しくなったものです。

anond:20200124193534

不協和音』が大名曲だったのが運命変えた。『二人セゾン』とか『風に吹かれても』路線で進んで欲しかったなぁ。

2020-01-04

お前らの呪いテキサス風に吹かれて消えていく

ここは匿名の場だ。俺にもお前らにも増田という名はあるが、みんなが同じ名前だと名前意味をなさないか匿名となんら変わりはない。

名がないところに何が溜まるかというと、呪いだ。なぜ呪いが名もなき場所に集まるのかというと、それは俺もお前らもみんな正気からだ。名乗りながら他人を呪うのがどれだけ狂った行為なのか、むしろここに来ることを決めた増田からこそよく分かっていることだと思う。

まれてきた呪い、愛されない呪い理不尽に苛まれ呪い、お前らはその呪いをここに吐き出していいのだ。自分から溢れ出すほどの呪い他人に吐き出さないでいられる人間こそ人間ではないのだから

呪いだなんて非科学的だ、と言えはしまい。それだけの思いを身に抱えるのならば。

から、もう少し非科学的な話をしよう。

神道には大祓詞と呼ばれる呪文がある。

この呪文物語になっている。大まかなあらすじとしては、神が国を拓き人間も生まれたが人間の罪穢れは深く、だがその穢れは神が吹いた風に流され消えてしまった、というものだ。

ウィキペディアに載っているので一度読んでみるといい。

ではインターネットに吐き出された呪いはどうなるのだろう?

それはきっとテキサス風に吹かれて消えていくのだ。

神はインターネットに風を吹かせることはできないかも知れない。だが、テキサスの風はどこであろうと吹くことができる。テキサスというのはそういう土地だ。

全ては消えていく。俺の命も、お前らの呪いも、どんな幸せも、何もかも。

から俺たちは生きていくことができる。永遠幸せがない代わりに永遠の苦しみもないのだから

俺たちがいつかテキサス出会とき、そこにあるのはただ風だけなのだから、今は好きなだけ呪いを吐き出せばいいのだ。

2019-10-27

[]2019年10月26日土曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
001151036690.138
01409223230.676.5
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2019-10-26

anond:20191026092756

それらを罪として裁くのも(ニートは法に触れるわけではないが)風に吹かれて出来上がった人間社会の結果だからそのまま吹かれてさばけばいい

人間自由意志って存在しないんじゃね?

脳も物理法則に従って動いてるんだから自分意志で行動していると感じるのは錯覚にすぎないんじゃね?

風に吹かれて転がるゴミ自由意志がないのと同じように、複雑に見える脳の活動も、本質的には風に吹かれて転がってるのと同じなんじゃね?

まりニートだろうと大量殺人犯だろうと、なるべくしてそうなっただけで本人に罪はないと思う。

2019-10-16

KKOの夢

KKOには夢がある

人生は空いた時間を埋めるためにある

ポッカリ開いた不毛時間

潰すためにある時間

適当なオタ趣味で塞いで

誇るものなどなにもなく

あるのは不満と諦めとわずかな焦燥

気がつけば若者ではなくなり

ただただ老い老い

虚ろが埋め尽くされた人生

KKOには夢がある

漠然と、ただ漠然

光りもしない

クラゲのように漂う

寝て見る夢よりバカバカしく

下らない、価値もない

意味もない、何もない夢

KKOは透明になりたい

社会歯車から外れ

世の中から解放され

からも顧みられることな

誰に笑われることな

まれことな

比べられることな

認識されることな

だんだんと透明になって

どこまでもどこまでも薄くなって

空っぽになって

空気みたいになって

風に吹かれて

どこかへ

宇宙の彼方へ霧散したい

消えてしま

自分なんて消えてしま

なくなってしま

KKO馬鹿げた夢

叶わない夢

2019-09-11

anond:20190911105330

たとえばその女が毎日お前の家の前で弁当をもってニコニコして立ってたらどうだ?

雨に濡れても風に吹かれても全く意に介さずにボロボロになりながら毎日ニコニコ立ってるわけだ。

お前はその女を「殴って排除」するのか? 捕まるのはお前の方だよ。

でも、毎日そういうことされたら、確実に精神的に追い込まれていくだろうな。それが「恐怖」だよ。

2019-08-21

パンティーに聞け

どれほどの道を歩かねばならぬのか

パンティーを被るために

どれほど鳩は飛び続けねばならぬのか

砂の上で安らげるために

どれほどの弾がうたれねばならぬのか

殺戮をやめさせるために

友よ、その答えは風に吹かれて

パンティーだけが知っている

2019-07-05

モテるのを諦めた。だれも俺を好きはなってくれない。

俺なんかが相手を好きになっても、相手可哀想だ。誰も嬉しくはない。

エロ風に吹かれて風俗に行って童貞を捨てたいが、そういう場に行く金もない。

おまけに仕事不定期でこれから先生きていく道筋も指針も見えない。

人生にこれより下があるのかと思うとしんどくてしかたない。

2019-07-03

anond:20190703181744

野に咲く花のようにはわかりやすいよな

野に咲く花のように風に吹かれて

野に咲く花のように人をさわやかにして

そんな風に僕たちも生きてゆけたらすばらしい…

ん?も?僕たちもってなんだ?

野に咲く花も僕たちも生きているというのか?

植物は生きていないぞ?

やっぱりおかしいな

老後のために小説書いたら誰にも読まれなくて詰んだ

https://note.mu/fromdusktildawn/n/n5067707f07a7

自己顕示欲承認欲求肥大しまくって頭内側から割れそうなので、もう頭を下げて増田のみなさんに知恵を借りたい。

小説自体子供の頃からもう何十年も書き続けて、最近ネットで公開してるのだが、誰にも読まれない。

マンナイとか言われる以前の問題として、そもそもまれない。

なろうに置こうが、noteに書こうが、ツイッター(一応フォロワー1000以上)そもそも反応がない。アクセスもない。

これでは反省のしようがない。

昔家でワープロ専用機で書いて印刷して自己満足してた頃と何も変わってない。

こういうことを書くヤツに限ってURL貼らないんだよって言われたか増田に貼ってみたらわりと面白いって言われた。うれしかった。

でも増田宣伝するのは規約違反らしいのでもう貼ることはできない。

今回も自信作をアップした。

だがアクセス1日7だぞ!

一桁だぞ!

ジオシティーズで作ったサイトのほうがアクセスあったわ!

ブログを書けばたまには小バズる(大バズりはしないが)。

から文章力のものが決定的に無い、というわけでもないだろう(と思いたい)。


自己顕示欲承認欲求オバケから自分の作った作品は読まれたい。ほめられたい。

しかしそれ以前にまず目を通してもらわないとはじまらない。

なろうで承認欲求満たすのがあたりまえみたいに言われてる人たちはどうやって読まれてれるんだ。

どうやって「小説投稿サイトでの読者の反応を見て、小説の書き方を試行錯誤で改良していく」んだ。反応自体が無いんだぞ。

リアルはおろかネット上ですらも存在風に吹かれても飛ばない誰に踏まれても気づかれない砂粒程度なら、もう生きたくない。

2019-05-02

人生が灰皿の外に吸い殻を落としてしまったような後悔で溢れていく

ゴールデンウィーク真っ只中、住宅街にのんびりと佇むファミリーマートの片隅で、煙を吐きながらそんなことをぼやいた。

うっかり落としてしまったラークの灰は、店舗を縁取るように敷かれたテラコッタ風のタイルに着陸することはなかった。

灰殻は風に吹かれてトラックの脇をすり抜けどこかしらに散ってしまった。

灰を撒き散らしてしまった自責

その灰を回収することも叶わない歯痒さ。

そもそもなんで今のタイミング煙草なんか吸っているのか、なんで喫煙習慣なんて身につけてしまったのかという後悔。

自分享楽が取り返しのつかないような傷をつけ、それを背負って生きていく。僕の人生ではこんなことが続いていくのだろうか。

2019-04-25

足の小指をぶつけるのって拷問並みに痛いことを神様に知ってほしい

1.限界まで大きな口を開けます

2.右手ピースしま

3.人差し指中指を少し曲げます

4.ボブ・ディラン風に吹かれてを歌います

5.2回歌うごとにタンス的な家具の角に足の小指をおもいっきりぶつけてください

6.歌いながら首を前後してください(手ではなく首です)

7.これを30分続けます

小指、局所的にとても痛い

実際は30分も歌ってられない

個人的にはSMマニアだって耐えられない痛みだと思うんだけど、最近世界は足の小指をぶつけたら痛いのが当然みたいな雰囲気あって辟易する

小指だぜ?足の一番端っこの第五趾だよ?タンス的な家具の角なんてそこかしこにあるのに?正気?小指ぶつけたら拷問並みに痛くなるように人間を作るなんて神様は頭おかしいよ

小指をタンス的な家具の角にぶつけずに過ごす大変さを知ってほしい

anond:20190424150849

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