2020-01-04

お前らの呪いテキサス風に吹かれて消えていく

ここは匿名の場だ。俺にもお前らにも増田という名はあるが、みんなが同じ名前だと名前意味をなさないか匿名となんら変わりはない。

名がないところに何が溜まるかというと、呪いだ。なぜ呪いが名もなき場所に集まるのかというと、それは俺もお前らもみんな正気からだ。名乗りながら他人を呪うのがどれだけ狂った行為なのか、むしろここに来ることを決めた増田からこそよく分かっていることだと思う。

まれてきた呪い、愛されない呪い理不尽に苛まれ呪い、お前らはその呪いをここに吐き出していいのだ。自分から溢れ出すほどの呪い他人に吐き出さないでいられる人間こそ人間ではないのだから

呪いだなんて非科学的だ、と言えはしまい。それだけの思いを身に抱えるのならば。

から、もう少し非科学的な話をしよう。

神道には大祓詞と呼ばれる呪文がある。

この呪文物語になっている。大まかなあらすじとしては、神が国を拓き人間も生まれたが人間の罪穢れは深く、だがその穢れは神が吹いた風に流され消えてしまった、というものだ。

ウィキペディアに載っているので一度読んでみるといい。

ではインターネットに吐き出された呪いはどうなるのだろう?

それはきっとテキサス風に吹かれて消えていくのだ。

神はインターネットに風を吹かせることはできないかも知れない。だが、テキサスの風はどこであろうと吹くことができる。テキサスというのはそういう土地だ。

全ては消えていく。俺の命も、お前らの呪いも、どんな幸せも、何もかも。

から俺たちは生きていくことができる。永遠幸せがない代わりに永遠の苦しみもないのだから

俺たちがいつかテキサス出会とき、そこにあるのはただ風だけなのだから、今は好きなだけ呪いを吐き出せばいいのだ。

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