はてなキーワード: 慰安婦問題とは
●聯合ニュース 訪日中の韓国人元慰安婦 橋下市長との面会を拒否 2013/05/24 09:24 KST
【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の元従軍慰安婦2人がきょう24日に予定されていた日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長との面会を拒否した。
慰安婦問題の解決に取り組む韓国市民団地「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)」が同日、緊急報道資料を発表して明らかにした。
80代の元慰安婦、金福童(キム・ボクドン)さんと吉元玉(キル・ウォンオク)さんは日本の都市を巡回して自身の経験を伝えている。
24日午前11時から橋下市長と面会する予定だったが、「橋下氏の謝罪パフォーマンスに乗ることはできない」と面会拒否の姿勢を示した。
2人は「橋下市長がひざまずいて謝罪するパフォーマンスを準備しているとの話を聞いた」
自らの発言がアジアの市民社会や国連、米国務省などから批判を浴びて困難に陥った橋下氏が、自らを救済するためのシナリオ」と指摘した。
●元慰安婦、橋下氏との面会拒否「ひざまずくパフォーマンス準備」 2013/05/24(金) 18:41:30 [サーチナ]
元慰安婦の韓国人女性は24日午前、同日予定されていた日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長との面会を、
支援団体を通じて中止するとの意向を伝えた。中止した理由について、「橋下市長の謝罪パフォーマンスに付き合えない」と説明した。
複数の韓国メディアが報じた。
面会には元慰安婦の金福童さん(87)と吉元玉さん(84)が出席する予定だったが、
同日午前、韓国挺身隊問題対策協議会を通じて緊急報道資料を発表。
「橋下市長の仕組まれた謝罪パフォーマンス、シナリオに合わすことはできない」との考えを示した。
報道資料では、日本の記者から入手した情報だとした上で、「24日の面会で橋下市長は、謝罪パフォーマンスを企て、
その上、ひざまずいて謝るという一過性のマスコミ操作を準備していることがわかった」と主張。
謝罪パフォーマンスは、自分の立場を守ろうとひねりだされた脚本であると指摘し、
「橋下市長にかすかな期待をして面談しようとしたが、間違いだった」と強調した。
さらに、「彼が心から私たちに申し訳ないと感じ、反省しているのなら、これまでの犯罪的な妄言を撤回し、
正式に謝罪しなければならない」とし、「政治家として間違ったことについて責任を取り、政界から引退することを望む」と訴えた。
慰安婦2人は、同日午前11時から大阪市庁で30分間橋下市長と面会する予定だった。
面会が中止になったことを受けて、韓国挺身隊問題対策協議会と
大阪市庁前で橋下市長の発言撤回と謝罪を求める集会を開催した。(編集担当:新川悠)
●「謝罪パフォーマンス」情報源は日本?韓国? 元慰安婦面会キャンセル - 政治・社会 - ZAKZAK 2013.05.24
日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長との面会を急遽(きゅうきょ)キャンセルした元慰安婦の韓国人女性2人の
支援団体メンバーが24日、大阪市役所で記者会見を開き、中止に至った経緯などを説明した。
2人が支援団体を通じて文書で出したコメントでは、「市長は面談で謝罪パフォーマンスを企て、
そのうえひざまずいて謝るという一過性のマスコミ操作を準備している」と批判し、
その情報源を「日本の記者」としていたが、団体側は会見で「韓国メディアを通じて、そのような確信を持たれたのだと思う」と説明した。
情報源に関する元慰安婦との食い違いについて記者から説明を求められると「発表内容はそれぞれで準備したので分からない」。
さらに「(コメント文の用意などが)夜中になった。顔を見たら分かるように寝てません」と話した。
記者からは「不確かな情報で中止を決めたのか」との質問も投げかけられたが、
支援団体側は「決定的な理由はメディアの情報ではない。この1週間の活動で疲れている2人の様子を見て、
これ以上無理はさせられないと思った」と強調した。
http://www.youtube.com/watch?v=LRnXryF28_k
●【橋下徹】中止理由「橋下市長は跪いて謝罪をする」の情報源は?
https://www.youtube.com/watch?v=is0TS4SJSKw
●IWJ_OSAKA1 20130524橋下市長の「慰安婦」発言の撤回と謝罪、辞任を求める抗議行動 (72:54)
http://www.ustream.tv/recorded/33241051
●橋下市長・元慰安婦の面談中止】元慰安婦支援者による記者会見 生中継 (番組ID:lv138135233)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv138135233
●慰安婦支援者による支離滅裂なドタキャン記者会見 ‐ ニコニコ動画(原宿)
ちょっとネットで炎上した案件で、自分に興味がなければ「そこまで叩くこと無いのに」「これだから日本人は」と、ナチュラルに日本人への差別意識を織り交ぜながら文句をつけ、しかし慰安婦問題などだと、ちょっとでも認識違いがあれば自分から積極的に炎上に加担するという、まさに存在自体がダブスタというのがはてサという存在。
はてなキーワード「慰安婦制度」における、id:barnumkoukaとid:dj19のやりとり。id:barnumkouka氏の作成した「従軍慰安婦」関連のキーワードにチェックを入れる必要がありそう。
barnumkouka 2013/05/17 22:23 このキーワードは十分なリンクを獲得していますし、「従軍慰安婦」と同じ内容ではありません。橋下氏の発言を見れば、慰安婦という職業を認めた制度というニュアンスだと思いますが。
dj19 2013/05/18 12:29 id:barnumkouka氏、「[[慰安婦]]という職業を認める制度。[[慰安所]]などを設けること。」「橋下氏の発言を見れば、慰安婦という職業を認めた制度というニュアンスだと思いますが。」それはbarnumkouka氏の考えた橋下氏の個人的な意見であり、そもそも慰安婦制度に無理解な橋下氏の意見を解説文として載せる意味がわかりません。正確でないものはキーワードの解説文として不適切です。慰安婦制度の解説であるなら、慰安婦制度は誰が創設したのか、なぜ必要とされたのか、といった基本的なことを最低限解説してください。いったん削除しておきます。もし一定期間経っても記述されない場合はキーワード従軍慰安婦へのリダイレクトとして対応させていただきます。
dj19 2013/05/18 12:29 ところで、barnumkouka氏の作成したキーワード、慰安婦利権、いわゆる従軍慰安婦、慰安婦発言、公募慰安婦、追軍売春婦、等々ここに書き切れませんが、これらのキーワードのほとんどは一行や二行程度のあなたの考えたことを書いてあるだけです。内容の誤りも目立ちます。出典が明記されているものはほとんどがありません。以降このような無意味なキーワードを乱立させる行為は控えるべきでしょう。
barnumkouka 2013/05/18 13:24 キーワードは情報をつなげるものであり、キーワードの利用実態が説明できれば十分なのではないでしょうか?「慰安婦制度は誰が創設したのか」みたいな記述内容は必要ないと思いますし、それが「従軍慰安婦へのリダイレクト」という処理になるのかも全く理解できません。キーワードは話題状況を調べるためのもので、安易にリダイレクトを増やすと利便性が疎外されると思います。
dj19 2013/05/18 13:35 barnumkouka氏、「キーワードは話題状況を調べるためのもので、」だけでは、「キーワードにできる言葉」の「意義」を満たしておりません。「はてなキーワード作成・編集ガイドライン」には次のように書かれています。よくお読み下さい。「キーワードの意義としては:1.同じキーワードを使っている記事を探しだすことができる(自動リンクシステム的側面)、2.キーワードについての有益な情報を得ることができる(百科事典的側面)、この2点があります。その言葉がこの2点の意義を満たし、自分だけでなく他のはてなユーザーにとっても有益である場合、はてなキーワードとして新たに登録することができます。」
id:barnumkoukaが作成。「慰安婦問題をネタにした利権があるという疑惑」と記しているのみ。
id:barnumkoukaが作成。「造語の一つであるという意味を込めた「[[従軍慰安婦]]」のこと。」と記し、さらに、「従軍慰安婦」へのリダイレクトをはかっている。従軍慰安婦否定論の立ち居地で編集しているらしい。この言葉がなぜ「従軍慰安婦」と分けられているかというと、こういうページがあるからです。
googleで検索してみたのですが、これは否定論者が使う言葉のようです。
id:barnumkoukaが作成。「[[慰安婦]]に関する発言。[[従軍慰安婦]]だけに限らず、[[慰安婦制度]]全般に関する内容も含まれる。」とある。慰安婦発言「日本人は読解力不足」 橋下氏反論、取材も限定などから、橋下徹の発言と考えられる。
id:barnumkoukaが作成。「[[公募]]によって集められた[[慰安婦]]のこと」とあるが、どの層が使っているのかわかりません。はてなキーワードにもはてなダイアリーの記事へのリンクは見つかりませんでした。
id:barnumkoukaが作成。「[[従軍慰安婦]]を否定する人による言い換え。[[元慰安婦]]の証言の曖昧さから、[[売春婦]]が軍を追いかける構図に見えることから。」
このキーワードの使用者としては極右団体の「維新政党・新風」(<維新政党・新風>お知らせ: 追軍売春婦像に竹島の碑を贈呈)などが挙げられます。いわゆる否定論者。
従軍慰安婦に対して否定的な立場での編集が見られる。特に橋下徹の発言に由来すると思われるはてなキーワード「慰安婦発言」などから、橋下徹の支持者であるとも推測される。はてなキーワードの内容に出典を記さないことが多い。
廃止論者であったとしても、歴史・文化への多大な影響と外交における有用性を否定することはできないだろう。
2012年8月14日韓国教員大学校で発した、李明博韓国大統領の天皇への侮辱発言によって日本国民は硬化し、そして直後に発生した中国における反日暴動によってその保守化は不可塑となった。
韓国大統領が竹島に上陸し、親書を受け取らず、中国政府の扇動によって人民が暴徒化するという事案が別個に起こっていたなら、日本人がここまで保守化することはなかったように思う。
一方、米国のアイデンティティは奴隷解放、つまり人身売買の否定ではないだろうか。
合衆国憲法前文に謳われる「より完全なる連邦」を実現した南北戦争において、リンカーンが掲げた大義が「奴隷解放」である。
もし北部自由州が南部奴隷州の離脱を容認していたら、現在の強大な一なるアメリカは存在しなかっただろう。
奴隷解放宣言を契機として、アメリカは自由・平等という旗印のもと、強固な「合衆国」へと結実していったのである。
私は橋下大阪市長の抗弁術を知っている。
彼は今、焦土作戦を実行している。
議論を四方八方に発散させ、関係者一同を疲弊させた上で「不毛な議論はやめましょう。」と呼びかけるのである。
だがその戦術を慰安婦問題の文脈で使用すると、アメリカが慰安婦問題を人身売買問題と認識している以上、必ずアメリカのアイデンティティを逆撫ですることになる。
慰安婦問題もそうだが、この件で橋下叩いてる連中の多くは根本的に解決する気がないんだよ。そういう相手が一番厄介。
ドラゴンボール最終巻のベジータが孫悟空の強さの秘密を述懐するシーンで、ベジータは「絶対に負けないために戦うから」と言っていた。
まさにこれ。
最近ではハンター×ハンターの主人公の父、ジン・フリークスも、パリストンについて似たようなことを言っていた。
「あいつは勝とうと思ってない 負けようとも思ってない だから強いんだ」。
問題(争いごと)が未来永劫続き、絶対に決着が付かない事に全力を注いでる。
徒然草でも、双六(現代の双六とはかなり趣の違うボードゲームだが)について、
双六の上手といひし人に、その手立を問ひ侍りしかば、「勝たんと打つべからず。負けじと打つべきなり。いづれの手か疾く負けぬべきと案じて、その手を使はずして、一目なりともおそく負くべき手につくべし」と言ふ。道を知れる教、身を治め、国を保たん道も、またしかなり。
と書いている。
上記二作品よりちょいとマイナーだが、血界戦線のクラウスも、異界のボードゲームの賭けに臨むチェスの世界王者に「チェックメイトを考えようとするな」とアドバイスした。
クラウスの真剣なアドバイスを一笑に付した世界王者はあと一歩の所で敗北し廃人寸前までボロボロにされ、アドバイスしたクラウスは徹頭徹尾時間稼ぎに専念し制限時間ギリギリまで逃げのびた。
プライドのやたら高いあの国の連中が、格下とみなしている日本に支配され、同胞の婦女を多数慰み者にされたなんてのは本来であれば抹殺したい歴史のはずなのに、率先して世界中に喧伝しまくってる。
それが日本には一番の嫌がらせになる事を熟知しているから。この問題を解決するためには、継続すればするほど相手側が困るという状況を作り出すほかないわけ。
常日頃「謝罪も反省も必要ない」と言ってる人が突然「日本も反省すべきだし諸外国も反省すべき」と言い出したならまだしも、
橋下本人が、日本の慰安婦問題と過去の他国の類似制度、現代の米軍周辺の性風俗をごっちゃにした議論をしてるから、全部ひっくるめて合法・推奨と言ってるように聞こえるけど、よくよく聞いてみるとそういう主張をしたいわけではないらしい。
公式の場で 建前は置いておきましょうよといったら、TPOをわきまえろと言われるのは当然。
公式の場というのは、建前を言う場所だ。
そういうことを言いたいなら、非公式に言え。というのは ごくまっとうな指摘だと思うが?
マスコミ用のPRだろ。ってロシアじゃないけど諜報を勘ぐられるのは当たり前。
政治家だろ?
闇献金は当たり前というのは、政治の世界では許されるとしても、
公共の場で、マスコミがいる所で、闇献金しましょうよ、いくら闇献金すればいいですか?といったらバカも休み休み言えと返ってくるのは当たり前すぎる。
そんな事は橋下さんもわかりきってるだろうし、お互いわかりきってるだろうから、別な意図があると言われても仕方がない。
一言で言えば、日本の慰安婦問題に米軍を巻き込むな、それは日本の問題だ帰れといわれるのは当然。
米軍は日本のパパじゃない、米軍はあくまでも アメリカの利益を守るためだけに存在してるんだ。とは公式には言われないが、理解しろとは言われる。
http://anond.hatelabo.jp/20130514083636
慰安婦問題について個人的な印象を書いたら、それなりに読んでいただけたようだ。読んでくださった方には心から感謝したい。
私の増田に対する反応を見ながら、ついでに橋下の発言に対する Twitter 上の反応を見ていると、「橋下を批判する『左翼』」への反感から、ちょっといかがなものかと思われる議論が散見された。
つまり現実には、危惧したように、「右翼と左翼の党派の議論」にしっかりと落とし込まれてしまっているわけだ。
そこで、慰安婦問題から離れるが、いかがなものかと思われた点をいくつか書き留めておきたい。
本編に入る前に一言だけ、私の増田に対するコメントで気になったものについて反応しておくと、案の定「自称中立」「他人事」等といったご批判を賜った。
もちろん、私にはそういうつもりはなく、むしろその逆で、普段から水商売の女性たちに対する日本の男の視線があまりにもひどいことに憤りを覚えているような人間なので、その延長線であの増田を書いた。したがって、私は喜んで慰安婦の方々や現在の売春婦たちに頭を下げたいと思うものの一人である。(追記 「日本の男の視線」と書いたがこれは誤りで、男女問わず水商売の女性に対する視線がひどいと書くべきであった)
さて、橋下市長の米軍司令官に対する発言と司令官の反応について、米国と日本の文化の差、性倫理の違いやキリスト教の影響を使って理解しようとする向きが少なからずあるように見受けられた。
米軍と売春の関係については、ロイターによる次のような興味深い記事があった。昨年、クリントン国務長官がコロンビアを訪れた際に、シークレットサービスたちが売春婦と遊んだ一件が表沙汰になった話に関する記事だ。事件を覚えておられる方もいるだろう。
U.S. military faces scrutiny over its prostitution policies | Reuters
全部翻訳するわけにはいかないので適当にまとめると、この一件では、シークレットサービスは即刻帰国させられたり処分を受けたりしたそうだが、関与したらしい軍の隊員たちは「門限破り」のためにコロンビアに止め置かれ軍によって調査されたようだ。しかし、どうなっているか情報がなかなか出てこない。 上院軍事委員会筆頭理事であるマケイン上院議員が国防総省に「提供された情報が少なすぎる」と言って突っつかなければならなかった。
実は米軍が売春に対して以前よりもきわめて厳格になったのは、2005年、ブッシュ大統領がある大統領令にサインしてからだ。それ以降、売春がたとえ合法の土地であっても売春婦と接触することは許されないものになった。この大統領令によれば、もし違反すれば牢屋送りにもなりかねない。このように厳しい規則になっている理由は、売春は人身売買と深く関係し、あるいは他の犯罪にも絡みかねないという要素が大きいからだ。
(この辺の解説は次のリンクが詳しいか。 Prostitution now punishable under UCMJ)
ところが、ロイターの記事に元将校 Lawrence Korb のコメントがあるが、こんな厳しい大統領令なのに、
牢屋に入った者を見たことがない。共和党上院議員でマケイン議員と同じく上院軍事委員会 の Lindsey Graham も、
he doubts that the military is enforcing its strict prostitution rules.
"The honest truth is probably no," said Graham, a former Air Force lawyer.
軍が厳しい規則を順守している点を疑っていると言い、「本当のところはおそらく "no" だろう」と。
つまり、軍としては厳しい規則のもとで売春婦と接触することを禁止しているし教育もしているが、現実の運用に際してはなかなか難しいところで「抜け道」や「黙認」を全否定もできない、というところだろうか。
さて、ここで話を戻すと、橋下市長が沖縄の米軍司令官に「風俗」の活用を提案したところ、司令官が「米軍では禁止の通達を出している。これ以上、この話はやめよう」と言ったのは、こうして見てみるとごく当たり前の話であって、別に文化や倫理観の差によるものでも何でもないことは明白だろう。単純に規則がそうなっているからであり、その規則もとり立ててアメリカ文化やキリスト教の倫理観に依存したものとは思われない。むしろ、世界中で展開している米軍が倫理的に厳格であろうとすることは、非常に理解しやすいところであって、橋下からこんな話をされた司令官は「俺の出世の邪魔をする気か」「こう答える以外に答えようがないじゃねぇか、バカ野郎」くらいのことは思ったのではなかろうか。
また、「現実の話をして何が悪い」と開き直った意見も全くの筋違いであることが理解できるはずだ。そういう問題ではないのである。
米軍の司令官相手に、こんな提案をした橋下が単純に愚劣だとしか言いようがない。
さて第二点として、「売春と日本の『風俗』は違う」という橋下の言い訳を是認する人を何人も見かけた。しかし、少し考えてもらえば、法律上、あるいは表向きはどうあれ、その差にことさらに意味を求めるのはナンセンスであり、現実にはその境目は非常にあいまいだ、ということはすぐ分かると思う。
ピンサロのようなものならまだしも、裸の男女が密着し、「性交以外何でもアリ」で口淫はもちろんのこと、アナルセックスが可能な店まであるうえ、場合によっては性交になる、あるいは女性に直接いくばくか支払えば性交できてしまうことすらある。ソープランドは言うまでもない。
それになにより、軍隊生活を営んでいる屈強な米兵がもしも風俗嬢に性交を強要した場合、どうなるか。橋下や彼に理解を示す人たちには想像力が決定的に欠如していると言わざるを得ない。
さらに、ここでも日本と「欧米」の違いの問題に持ち込もうとする人がいるようだが、もちろんそういう問題では全然ない。
日本の「風俗」は売春と違うという議論は、現実を反映していない単なる詭弁であり、「だからどうした」と言うよりほかない。
第三点に、「まあでも、政治家などが公にこのような『風俗』のことを議論するのはふさわしくないよね」という意見も見かけた。しかしこれは時と場合、あるいは国による。
例えばドイツの例を見てみると、2002年にSPDと緑の党による左派系連立政権が、地位・待遇改善のために、売春婦が労働契約を結べるようにしたそうだ(ただ、結果は以前とあまり変わりはなかったらしい)。また、売春にかかる税があり、行政が徴収しているようでもある。
Prostitution in Germany - Wikipedia, the free encyclopedia
ドイツの売春宿は、総じて衛生的で、病気に対する警戒心が、日本とは比べ物にならないように思う。日本のヘルスなどの場合、狭い間仕切りに、シャワーなどがあり、常に湿度が高い環境のなかに女の子たちが押し込められていたりすることが少なくない。また、病気への警戒心は個人の意識に大きく依存していて非常に甘いのが現実だと言っていいのではないか。
公衆衛生上の観点から言っても、このような問題は決して「風俗」に行く男や風俗嬢に限った問題ではなく、広く一般の問題でもある。性感染症の拡大はむしろ「風俗」と縁のない男女のほうが深刻な一面もあるやに聞く。
であるならば、現在の風俗営業法を全面的に見直したうえで売春を広く公に認め、衛生管理を充実・徹底させることが急務である。
・・・という意見もあっていいわけであり、もし橋下市長があれだけぶっちゃけるならここまでぶっちゃけるべきであるし、彼に理解を示す人たちも徹底してぶっちゃけるべきだ。
なぜなら、「最古の商売」売春は社会の必要悪であって消失するわけがなく、であるならばちゃんと管理しようという議論にももっともな側面があり、「売春はいけない」と言っていれば済む問題では決してないからだ。
にもかかわらず、なぜか「売春はいけない」という空疎なお題目だけは橋下にしろ彼の理解者たちにしろ揃いも揃って維持されているように、私には見える。
まして、売春だかなんだか分からぬ「風俗」を、合法であるからと言って現状のまま是認し、米軍にお勧めするとは何事か。
まとめると、
1、米軍司令官がああいう反応になったのは、おそらく文化や倫理観の差の問題ではなく、現在の米軍の極めて厳格な規則ゆえであること
2、売春と「風俗」は違うという意見には意味がないだけではなく、その危険性を全く省みていないこと
3、いつものようにぶっちゃける橋下に理解を示すなら、もっと徹底してぶっちゃけて論を展開するべきであること
以上、「橋下に反対する『左翼』」への単なる反感から、橋下に理解を示す人たちについて、気になった点をいくつか書いてみた(念のために繰り返すが、私は自分では中道右派のつもりである)。
お節介ながらこういうことを書いてみたくなったのも、私だって「文化の違い」は大事にしたいものだが、安易に「文化の違い」を持ち出す議論もこれまたいかがなものかと思われたからであり、またあるいは「風俗嬢に対する愛情がないなぁ」とも感じたからだ。
そういうくだらない印象から、「そりゃあ、慰安婦問題だって世論がこれではな」という諦めに似た気持ちにつながりもするのである。
(追記)
これを書いたあとで次の記事をざっと眺めたが、米軍と売春一般や日本の「風俗」との関係について、私の理解はそう大きくずれてないようだと思ったが、いかがだろうか。
慰安婦問題に関する橋下氏の功績は、二つあると思う。
1. 世界最強のアメリカ軍に、性処理の問題を突きつけたこと。
ある意味で恥晒しな方法でアメリカを日本側に引き込んで、朝鮮が慰安婦問題で騒げばアメリカ軍に飛び火しかねない構図を作った。
日本軍による慰安婦の強制連行が不可能な現代でも、基本的には自由意思に基づく性産業が、国によらず、軍と共にあることを示した。
もちろん、社会的に弱い立場の女性が性産業に従事せざるを得ない場合があることや、
侵略戦争に性的略奪が伴うことは否定しないし、ましてや侵略行為を肯定するつもりもない。
ただ、変態で鬼畜な日本人が武器で人狩りをして無償の性奴隷にした、という海外でよくあるイメージも正確ではないと思うし、
日々厳しい任務をこなしている屈強な男性達で成る軍が、規律や精神力だけで性の問題と無縁でいられるかのように扱うのも無理があると思ってる。
追記:
先に書いておきますが、前半部分の数字がついてるのは「はしもとのあれ」です。
で、その周りに書いてあることは、みなさんから反応をもらう前に私が思っていたことです。
色々反応を頂いて、自分なりに理解できたつもりにはなったので、そのまま残しておきます。
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よくわかんないので整理
1-1, 個人の意思に反して従軍させられた慰安婦がいたとしたら、周辺諸国に謝罪すべき
1-2, しかし、2007年の閣議決定で個人の意思に反して従軍することを強制された慰安婦が「いたという証拠はない」ということになっている。
1-3, 閣議決定は、政府の公式見解、政府の公式見解は、日本の公式見解
1-4, にもかかわらず、諸外国から従軍慰安婦の件で、過去を反省しないレイプ国家との謗りを受けている状況は国益に適わない。
特に1-2が閣議で決定されているわけで。外野がわやわや言おうと、閣議で再決定なり覆したりしない限り、日本の見解は変わらないよね。
もし、間違いなのだとしたら、閣議なり国会なりで信頼できる証拠、少なくとも国内では確実なものだと言える証拠を提出して議論すべきだよね。
で、件の風俗発言だけど
2-1, 昔は、強制でない買春はどの国にでもあった
2-2, ここでいう買春は国が管理しているものではなく、民間業者や個人
2-3, 買春は当時の感覚では、今ほど拒絶されているものではなかった
2-4, それを戦勝国だからと言って、敗戦国で当時行われていた買春だけを責めるのはアンフェアだ
そして、アメリカの話
3-0-1, 古くはGHQ時代から買春が個人によって行われていた
3-0-2, 沖縄米軍基地の周辺でレイプや暴行事件が後を絶たない。つい最近もあった
3-0-5, 米軍の女性兵士でレイプ経験があるのは30%に達するとの報告があり、問題解決に取り組みはじめたところ
3-1, アメリカは軍の性犯罪問題に真正面から取り組むべきだ
3-3, 日本の法律で認められた風俗産業では買春は認められていない
まとめると、
1, いま、諸外国から責められている、国が管理する従軍慰安婦問題は、少なくとも日本の公式見解として存在しない。
2, 昔は一般的だった問題で日本だけが責められるのはアンフェア
3, アメリカは今までに色々問題起こしてるよね。日本を責める前に問題に真正面から取り組んだら?
ということで。うん、至極真っ当な気がする。
タダの正論だと思うんだ。
で批判だけど、
1-1, 人権云々が「管理売春」の話であれば、大戦時も今もない(ことになってる)ので的外れ
1-2, 性風俗に従事する人たちの人権が、というのなら自由意志でやっていることなので的外れ
1-3, そもそも性風俗に従事している人の人権が、というのならそれは別の問題
2-1, 主張としては正しいと思うけど、じゃあ対案は?3-0-5とかひどいもんじゃない
3-1, うん、安い挑発過ぎるね
4, 維新の会への印象が悪くなる
4-1, うん、そうだね
5, タブーに触れるのはよくない
5-1, なぜ?
6-1, 3に関わる話なら分かる
7, メディアがつまみ食いするの分かってるんだから、もう少し要点をはっきり話せ
というところで。正直、国益を損なう発言であるという以外に問題が見当たらない。
その他の批判はポジショントークだったり、メディアが勝手に切り取った話をつまみ食いしてるだけで。
7が一番の問題な気がするんだけど、それはメディアの問題で。
で、何が、本質的な問題なの?
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1-3から明確な誤りですね。07年3月の閣議決定は辻元氏への答弁で、「いわゆる強制連行」を示す根拠がなかったとはしているが、93年8月の「いわゆる従軍慰安婦問題について」を踏襲することが明言されているもの。
「個人の意思に反して従軍することを強制された慰安婦がいたこと」は政府が公式に認定しているところというのが2007年の閣議決定の内容ですよ。
調査結果中には「業者らが或いは甘言によって、或いは畏怖させる等の形で本人の意向に反して集められるケースが数多く、更に、官憲等がこれに直接加担する等のケース(白馬事件)も見られた
発言では
証拠が出てきたらね、それは認めなきゃいけないけれども、今のところ2007年の閣議決定では、そういう証拠はないという状況になっています。先日、また安倍政権で新しい証拠が出てくる可能性があると閣議決定したから、もしかすると、強制的に暴行脅迫をして慰安婦を拉致したという証拠が出てくる可能性があると
と言っているので、明らかな間違いがあるってことですね。ありがとうございます。
で、まぁ
「当時は必要だった、お前らもやってただろ」と「俺たちが悪かった、でもお前らもやってただろ」の前者を選んだ時点で価値観が露呈。
だし、
http://anond.hatelabo.jp/20130515145914
橋下市長はこの問題に全く関係ない。 別に今大阪市長として何らかの政治判断を求められてるわけでもない。 だったら別に答えなくても良かったのに。
が結論かな。
あざっした。
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途中で飽きました。すみません...
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それはわかるんだけど、きれいごとで世の中が変わるのなら世話ないというのもありますよね…
当事者に倫理観がないからレイプが発生するのだから、というのは論点のすり替えか。
うーん。
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http://anond.hatelabo.jp/20130515154352 が紹介してくれた、
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2013/01/post-514.php
って記事、
日本での慰安婦問題に関する論調にある「狭義の強制連行はなかった」という主張は、裏を返せば「当時の法制や慣行に則した広義の強要はあった」ということであり、要するに「やっていたと堂々と認める」という話に他なりません。これは大変に異様なことです。20世紀に起きた「交戦地帯における兵士相手の管理売春の強要」を21世紀の国連加盟国の政府が「狭義の強要よりは反道徳的ではない」と主張する、それも「大っぴらに主張する」というのであれば、理解される可能性は限りなくゼロに近いと考えるべきでしょう
がかなり腑に落ちた。
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BBCの記事では「慰安婦は必要だった」という歴史認識と「慰安婦への配慮は言葉でいい」という部分が問題視されてたと思うけど。このまとめは的はずれじゃないかな。
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-22519384
Japan WWII 'comfort women' were 'necessary' - Hashimoto
...
Some 200,000 women in territories occupied by Japan during WWII are estimated to have been forced to become sex slaves for troops.
...
He acknowledged that the women had been acting "against their will". He also claimed that Japan was not the only country to use the system, though it was responsible for its actions.
...
"It is a result of the tragedy of the war that they became comfort women against their will. The responsibility for the war also lies with Japan. We have to politely offer kind words to [former] comfort women."
訳されて、中国の反応を付記してるだけで、かなり中立的な気がするけど。
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「軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述も見当たらなかった」と「個人の意思に反して従軍することを強制された慰安婦が「いたという証拠はない」は全然意味が違うんですがそこは大丈夫なんですかね…
質問(辻元清美)http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a166110.htm
答弁(安倍晋三)http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b166110.htm
なお、「いわゆる従軍慰安婦問題について」は以下
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taisen/pdfs/im_050804.pdf
「従軍慰安婦についての本当の話」
http://www.geocities.jp/ianfu99/
によると、
新聞や雑誌を読むと激しい論争があるように思いますが、では研究者はどう見ているのでしょう?実は慰安婦を研究している人で慰安婦を職業的な売春行為だとしている人はほとんどいません。最初に資料を発見した代表的な研究者である吉見義明と異なる立場をとる研究者は、実際上秦郁彦1人だけです。研究者の間では慰安婦が旧日本軍による犯罪(誘拐・監禁・強姦による性暴力)であることに異論はありません。
とある。
この文章の信憑性がどうとかいう声があるけど、
今日(2013/5/15)の段階で(どうせリンク切れになるのでタイトルのみ)
っていうことになったので、
1-3「しかし、2007年の閣議決定で個人の意思に反して従軍することを強制された慰安婦が「いたという証拠はない」ということになっている。」
ってありえない発言(要約が正しいとすれば)だな。と理解。
談話は以下。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/07/dmu_0815.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taisen/kono.html
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はしもとのあれに関しては、もう飽きたのでいいとして、あずまさんのTweetみててあーこれだなと思った。
性風俗やポルノさえ撲滅できない世界で、なぜ慰安婦すなわち兵士対象の売春行為が撲滅できるのかぼくにはよくわからないので、そんなら最初からその前提のうえで話したほうがいいんじゃないですか、ってのがぼくの言いたいことです。慰安婦に日本政府が絡んだかどうかってのはぼく話題にしませんよ。
@hazuma 5月13日
小学生でもわかるように書くけど、個人が性欲をコントロールすることと、集団が性欲をコントロールすることはまったく別。そりゃ個人では禁欲する男もいくらでもいるし、一般市民は普通コントロールしてるさ。でも集団になると必ず一定確率でコントトールできないやつが出てくるんだよ。
それで、戦争とかで若い男性たくさん一箇所に集めたら、そりゃ性処理問題は出るでしょうという話で、それは基本的に通勤電車があると一定確率で痴漢でるとかと同じ。これがどうして「野獣としての男を肯定するマッチョな話」になるのかさっぱりわからん。
要は、若い(中高年も?)健康な男性を多数管理しようとすれば、現実問題として彼らが抱く性欲は考慮しなければならず(会社だって同じでしょ)、そこで各人の禁欲なんかに頼っても暴発は不可避なので精神主義に頼っても意味がないという話なのに、なんでこんな炎上するのかね。よくわからんよ。
@hazuma 5月14日
(1)軍には男性が多い、(2)交戦中の軍は構成員に異常な心理状態を強いる、(3)その結果はしばしば性欲の昂進として現れる、(4)それを目的に売春行為を扱う業者も出現する、(5)以上の(3)および(4)を非倫理的で阻止するべきだと思うのであれば戦争をやらないほうがいい。以上。
@hazuma 5月14日
あと従軍慰安婦問題だけど、これは調べれば調べるほど込み入っている問題でして、ぼくはぶっちゃけ不可知論というか「専門家でもないしよくわからん」という立場です。それは無責任と思われるかもしれないけど、ぼくからすればよくまあみなさん断言できるなという感じ。
そういう認識のうえで、ぼくは、「従軍慰安婦は性奴隷でもなければ招集に政府も関与しないと橋下氏が信じているのであれば、軍と性の必然的な関係について述べた彼の発言自体は問題とするに価しない」と言っているにすぎない。
@hazuma 5月14日
で
もはや事態は「本当のことでも言っちゃいけないことがある」的なかなりくだらないレベルに落ち着いたようだな。
@hazuma 5月14日
か。うん。納得。しかし実名でやるんだもんなぁ。マッチョだなぁ。
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別に議論したいわけじゃなくて、はしもとの問題って「ただしい」ってのがどれだか分かんなくて。
なんか書いたらみんながレス付けてくれて、理解できるかなって思ったのでまとめました。
これを実名でやるほど肝が太くないんです
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おそらく理解してくれないと思いますが、いちおうちゃんと書きます。ぼくが最初に高橋哲哉の名前を出したのは、ぼくのこの歴史認識についての「いいかげん」な不可知論的立場がデリダについてのぼくの研究(と高橋氏の研究の差異)と理論的に繋がっていることを示唆するためです。
20世紀半ばの哲学者たちはおしなべて、世界に真実はない、ものごとは解釈でいくらでも自由になる、と主張してきました。それが行きすぎてソーカル事件が起きたのはご存じのとおり。1990年代からは一気に風向きが変わり、「確かな真実は疑い得ない」がトレンドになります。
デリダといえば脱構築ですが、そんな彼も90年代には新しい方向で再解釈されました。けれどもぼくはその流行に抗して、むしろ「テキストだけではなにも決定できない」という古い主張を擁護した。それがぼくの博士論文ですが、その立場と歴史認識問題へのぼくの立場は密接に関わっているのです。
ぼくは別に、真実が複数あると言っているわけではありません。真実はひとつです。しかし、真実に近づく方法が文書資料しかない場合、そこにはつねに複数の解釈可能性があって、その差異は合理的討議では決して回収できない。これは理論的問題であり感情的問題ではない。
そしてこの問題はネットの出現で深刻になっている。なぜならネットとはなによりも文書の場だからです。ある事件について資料が公開される。そこまではいい。しかしその解釈は、資料が多ければ多いほど拡散し複雑化して、結局肝心の真実は闇に包まれる。歴史認識問題で起きているのはそういうことです。
@hazuma 5月15日
反応をくださったみなさんありがとうございました!
竹島のみならず、慰安婦問題などでまた燃えかかっている韓国との外交問題
橋本さんがあの発言をした裏には、2chの方々の涙ぐましい工作の結果…ではなく、
韓国に長年いちゃもんばかり付けられ、日本人が辟易してきた雰囲気があったものだと思います。
橋下氏の発言が議論を呼んでいる。
脊髄反射で批判せずに、まず発言要旨を読んでみよう。
日本は「レイプ国家」だと、国をあげて強制的に慰安婦を拉致し、職業に就かせたと世界は非難している。
その点についてはやっぱり、違うところは違うと言わないといけない。
意に反して慰安婦になってしまった方は、戦争の悲劇の結果でもある。戦争の責任は日本国にもある。
心情をしっかりと理解して、優しく配慮していくことが必要だ。
http://www.asahi.com/politics/update/0514/OSK201305130144.html?ref=reca
橋下氏の主張は「慰安婦はあったけれど、それは性奴隷ではないよ」ということ。
性奴隷の否定であって慰安婦の存在の否定ではない。これが正しいかどうかは別としてね。
「戦争遂行のために女性の性を利用するのは当たり前という発言で、女性を人間と見なしていない。こんな発言が通用すると考える感覚が、恐ろしい」。
大阪市の市民団体「日本軍『慰安婦』問題・関西ネットワーク」共同代表の方清子(パンチョンジャ)さん(58)は、橋下氏の発言に言葉を失った。
http://www.asahi.com/politics/update/0514/OSK201305140001.html
性奴隷の存在を否定することが、なぜか慰安婦の存在を肯定するという趣旨に理解されている。
問題がセンシティブなだけに、曲解される。そして現代の潔癖な判断基準から断罪される。これはフェアには思えない。
そして橋下氏も現在、兵士が慰安婦を利用することを是としているわけではない。
合法の風俗を使えば、と言っているだけだ。合法の風俗は女性の人権侵害だろうか?
てか、合法の風俗と慰安婦って何が違うわけ? サービス内容が異なるだけで、男性を性的に満足させる目的に違いはない。
現代の価値観からすると、キャバクラに兵士が息抜きに行くこともダメなのだろうか? これは50年後、孫の世代に「人権侵害だ!」って断罪されるの?
よくよく発言だけ読めば、( ´_ゝ`)フーン で終わる話な気がする。
まあ話をもっと絞っても良かったと思うけどな。
「もっと風俗活用を」と橋下氏 凍り付く沖縄の米軍司令官(1/2ページ) - MSN産経west
橋下氏は今月1日、同飛行場を視察。その際、司令官に「合法的に性的なエネルギーを解消できる場所が日本にはある」と述べた上で、海兵隊員に風俗業者を活用させるよう求めたという。橋下氏によると、司令官は凍り付いたような表情をみせ、「米軍では禁止の通達を出している。これ以上、この話はやめよう」と打ち切った。
こういうのはわざわざ表に出して言うことではない、橋下はやっぱりバカだ、という話でこれだけなら終わる。
ただ、米軍と売春の話をちょっと検索したらいろいろ見つかる。たまたますぐ引っかかったのが在韓米軍と売春の問題で、たとえばニクソンの時代に米軍撤退を恐れた韓国政府が米兵のために女性を提供していたという歴史を書いた本があるとか。
Robert Shaffer - Sex among Allies: Military Prostitution in U.S.-Korea Relations (review) - Journal of World History 10:2
現在でも Juicy Bar という形態で韓国の米兵を相手にフィリピン人女性たちが売春しているとか。
'Juicy bars’ said to be havens for prostitution aimed at U.S. military - News - Stripes
面白かったのは New York Times に、米兵の相手をしていた元売春婦の韓国人女性に関する記事があったことで、ネットでNYT と慰安婦問題と言うとすぐに反日だなんだと言われるけれど、さすがに筋が通っている(日本の進駐軍相手の売春を問題にしたことあるのかなとは思うけれど)。
http://www.nytimes.com/2009/01/08/world/asia/08korea.html?pagewanted=1&_r=1
ざっくり見ただけでも、建前はともかく、米軍の実態もこんなものだということがよく分かる。当然、米軍サイドも韓国の行政サイドも実態はよく認識しているはずで、「業者が勝手にやっていること」なわけがないし、そういう言い逃れはできない。
さらに、おそらくは韓国に駐留する米軍だけではなくどこの米軍でも似たようなものだろうし、どこの国の軍隊でもおおよそこんなものなんでしょう。日本でも「基地の街」の人は、この種の問題を切実に感じることは多いはずだ。
ただ、こういうことを書くと、慰安婦問題と絡めて政治的に利用してくる連中が必ず出てくる。
たとえば、右翼は「韓国政府と交渉して売春宿を基地の近くに設置することを容認していた米国が日本の慰安婦問題を批判できるのか」「韓国はベトナムでなにをやったんだ」等々と開き直りだすだろう。日本を慰安婦問題で批判できる権利のある国なんぞないかもしれない。しかし、「みんな悪いことをやった」からといって「自分がやった悪いこと」はなくならない。必要悪として売春施設を基地や駐屯地のそばにすえるのは理解できるし、あるいはやむを得ないと私も思うが、だからと言ってもろもろの罪は消えてなくならない。
他方で左翼には、他人の不幸を自分たちの言説に利用しないでくれ、正義の依代にしないでくれと言いたい。これは慰安婦問題に限ったことではなく、左サイドの人たちは戦争問題を常に右翼叩き・権力批判の「ネタ」としてしか利用してこなかった。
本来、広く一般的に共有されていたほうがよい認識を左翼は「ネタ」としてしか利用しないので(彼らはそれを否定するに決まっているが)、もちろん右は右で議論しても譲らず、結局は右翼と左翼の党派の議論に堕してしまい、それなりの認識が広く共有されるという肝心のことができず、いかに史料・資料を立派にそろえても、不毛な結果にしかならない。そういうことが多すぎるし、そういう場面を何度も見てきた者の一人としては、もううんざりしている。(ちなみに、私自身はどちらかといえば中道右派だろうと思っているんだが)
右翼にしろ左翼にしろ、この人たちは単に自分のために、自分たちの政治的言説のために、売春婦を利用しているにすぎない。もし彼女たちを自分と同じ人間だと思っていれば、あんな態度がとれるわけがない。つまり、彼女たちを同じ人間だとは本当には思っていないのだろう。
ここで私がいつも言いたくなることは、
慰安婦の女性たちに、現在でも兵士たちのために体を売る女性たちに、売春婦や風俗嬢たちに、なんでもっと素直に「ありがとう」「ごめんなさい」という一言が言えないんだろう
と。
慰安婦問題それ自体は過去の問題かもしれないが、しかし同種の問題はただ今現在でもあるのであって、だからこそ、いろいろ口先で弁じたてる前に、まず素直に頭を下げることが大事なんじゃないのか、と私は思う。講釈はそれからにしてほしい。
たぶん、本来政治的に扱ってはならない問題を救う唯一の方法はそれしかないし、外交のような難しいことはよく分からないが、他国からの批判を封じるにもこれしかないと思う(それでも批判し続けると赤の他人からはたいていアホに見えるもんだ)。そして、日本から米国からアジア諸国から、みんな売春婦や風俗嬢にちゃんと頭を下げるしかないんだろう。
・・・でも、そんなこと、どうせ誰もできやしないんだ。彼女たち売春婦を本音では見下している人間が大多数だから(日本人に限ったことではないと思うが)。だから、感謝と謝罪の言葉とともに素直に頭を下げることが癪に障って、みなで一斉に屁理屈をこね出すんだろう?
サイテーだよ、サイテー。
記事を知らない人は、先に参照されたし
それで、肝心の治し方だけど、ブコメやら記事では、実際に、中国人・韓国人に会え会え触れて見ろ、っていう意見が多く見受けられる。
たとえばこんな記事
嫌韓中右翼やレイシストは処女厨と一緒 - Hagex-day info
ただこれって、レイシストな俺くんには効かないと思う。
処女厨に非処女とつき合えっていってるのと一緒で、荒療治だし、根本的な解決にはつながらない気がする
処女厨もネトウヨも、偏った思考になってるから、一人の人間としてちゃんと向き合えてないからそんな排他的な言動になってるわけで、
だから、実際に付き合わせたところで、悪い所だけみつけて帰ってくるだけだと思う。
それじゃあ、肝心な簡単な治し方だけど、もちょっと腰を据えて考えてみること。
これでばっちり解決。
大半の人は、そういう思考法ができてるから、レイシストにはなってないのだけど、レイシストな俺くんにはたぶん抽象的でわかりにくいと思うから、もう少し踏み込んで解説してみる。
世界にはいろんな人がいる。当たり前のことだけど、このことについて踏み込んで考えてみる
分かりやすい例で言うと、俺くんが好きで、僕も好きな日本について考えてみる。
日本人って、謙虚で奥ゆかしい面がある反面、空気よめとかめんどくさいところもあるって、よく言われるけど、本当にそうなのか。
実際、そういう人ばかりじゃない。いろんなタイプな人がいる。
まず大きいところで言うと、よく比較される関東人や関西人だって全然違うって言われる。
関西人だって一筋縄じゃない。神戸、京都、大阪、尼崎だって違う。(滋賀奈良和歌山は関西人なのかという議論はひとまず置いて)、
神戸人だって全然一くくりにできない。東灘・灘区と中央区とかと、兵庫区長田区、北区、西区だって全然雰囲気が違う。(東灘区と長田区のグルメ百年戦争や、北区民西区民の俺んとこはおまえのとこよりも田舎じゃない論争などは書きたいところだけど脱線するので割愛)
その中の北区だって、新興住宅地と昔ながらの地域だと全然雰囲気が違う。
もっともっとミクロな視点になって、自分の周りだって、全然違う人で溢れてる。
僕は神戸市北区出身で神戸のとある地元企業に働いているけど、僕の周りにいる人は、ほんと様々だ。
日本人は謙虚?空気をよく読む?関西人は面白い?笑いにうるさい?神戸っこはおしゃれ?
自分勝手な人も大勢いるし、あえて空気を読まないものもちらほら、芸人みたいに面白い人なんてそうそういないし、笑いにうるさい人ってなに?そして神戸っこでありながら、ユニクロを愛し、なんか気づいたら黒一色の服装になっている僕はおしゃれではない。
ということは、日本人つったって、ものすごい量の様々なタイプの人がいる。
同じように、韓国や中国だってものすごい量の人格のバリエーションがあるって考えるのは自然な発想だよね。
そりゃあ多少地域の色は出るだろうけど、それはほんとゆるーい潜在意識レベルでつながってるもので、
笑い話の種のひとつにするなら、あるいはTV番組のネタの一つにするなら分かるけど、そのことで民族論がどうこうと論じたり、ましてや差別なんかできない。
これでも治らないレイシストのために、もう一歩だけ踏み込んで考えてみる。
さっき説明したように、中国人や韓国・朝鮮人(表現は適切?)にはいろんな人がいる。
だから、よく報道されているような、デモを起こして日本人の商店を襲撃したり、あるいは日本人を敵視して、ものすごい差別意識を持っている人ばかりじゃない
親日家で中国共産党や韓国政府のやり方に疑問を感じていいる人もいるだろうし。
政治的イデオロギーは抜きにしても、温厚な人、普段は斜に構えているけど実は優しいタイプ、どがってるけど隠れて子猫を助けてしまう奴。
いっそこんなステレオタイプに当てはめなくても、日本人に差別意識をもってなくて、付き合ったら人間と居して好きになってしまうような人。
そんな人が、朝鮮人を殺せ!なんかを含む差別的排他的デモや、各種ネットでの差別的書き込み、レイシストな俺くんの「韓国人が苦しんでいるのが愉快で仕方ない」ていう心ない言葉を見たら、ものすごく傷つくとは思わない?
日本語が、日本人にだけしか通じない言語で、翻訳不可能な言語だったら別に関係ないかもしれない。
でも実際周りには、中国韓国からの留学生・出稼ぎ、観光客で日本語が理解できる人もたくさん来ているし、ネットもみてるだろうし、とくに日本には、在日という特殊な立場の人もいる。
そういう人が見たら、ものすごく傷つく可能性がある。だからみんなそういうヘイトスピーチをしないの。
みんな表面を取り繕ってる”いい子ちゃん”だから、ヘイトスピーチしない訳じゃないんだってば。
そりゃ、領土問題とか、慰安婦問題とか、歴史問題とか、どうなんだあの国って思っている日本人も大勢居るだろうし、僕自身、むかつくって思うことは多々あるけど、
でも、不特定多数の人が傷つく可能性をあるから、みんなちゃんと考えて、腹で押さえるの。汚い言葉を。
ましてや、誰がみるか分からない公衆の面前や、ネットでの書き込みなんてしないんです。
以上、ものすごい当たり前のことつらつら、書きました。
ということで、汚い言葉を出す前に、こんな感じのこともちょっと腰を据えて考えてみれば、レイシストになんかならないと思います。
さて、本文では割愛した、神戸の北区はいかに西区よりましかということについて、これから論じ・・・・・、やっぱやめときます。
さすがに韓国側の言う20万人は盛りすぎだと思うが、そこそこの規模で強制連行は実際にあった。
日本が韓国を併合する際、朝鮮の支配階級を再利用する形で統治システムに組み込んだのが大きな原因。
そいつらが本土の日本政府に隠れて人身売買や女衒紛いのことをやってた。「警察や軍人に現地出身者が多数を占めてるから強制連行を見過ごすはずはない」というのは現代の日本の常識が前提の話で、実際は多数を占めていたからこそ強制連行を止められなかった。
他にも「慰安婦問題がわき起こったのは戦後から相当時間が経っている上に、きっかけが日本の新聞や政党なのは不自然だ。戦後数十年間は、韓国人達は慰安婦問題を訴えなかった(だから強制連行はなかった)」というロジックも似たような話で、実際は強制連行は結構あったんだけれども、その主犯格が日本ではなく同胞だった。しかも政財界にはその人身売買ビジネス等を元手に成り上がったようなのが結構いた(orいる)。故に向こうでは朝日新聞が火を付けるまで慰安婦問題は歴史のタブーだった。
http://anond.hatelabo.jp/20130318214224
戦争中期から末期にかけて旧日本軍と関係が深かった人は大概何らかの形でその類のビジネスに関わってると思っていい。一番分かりやすいのが今あの国の大統領の親父。
もちろん当時の日本政府・日本企業側もそういうのをある程度黙認しつつ半島統治のために利用していた面もあるんだけどね。
中には未だに同じビジネスをしぶとく続けてるようなのもいる。
恥ずかしい売春観光国・韓国…英語で「ソウル・性売買」を検索すると数百件の結果が…
あれだけプライドの高い国民性なのにこんな不名誉な状況が放置されてるのも、この業種が歴史的に政財界に強い影響力を持ってるから。