はてなキーワード: 声かけとは
絵って、基本的にほとんどの人が勝手に書けるようになるじゃん。
うちは4歳の娘がいるんだけど、何も教えてないけど普通にお絵かきするもん。
俺も小学校の頃、ノートに漫画描いてたけど書き方なんか誰にも教わらんかったし。
コマワリも吹き出しも集中線もちゃんと書いてたよ。そりゃヘタクソだったけどさ。
だから「教わらないと漫画描けない」っていう感覚がわかりづらいんよね。
だって、書けるじゃん。
そいつらができないのは「書くこと」じゃなくて「上手に書くこと」じゃないの?
俺の小学校では国語の時間に起承転結を学ぶために4コマ漫画を書く授業があったけど
みんな書いてたよ、面白いかどうかは別として。
書かなきゃいけないんだったら書けるんだよ。
すげー思うんだよ、失敗するのが怖くて女の子に声かけられない奴みたいだなーって。
むしろ経験と羞恥心の紐づけができてない幼稚園児のほうが簡単に声かけるじゃん。
だから「女の子に声なんかかけられない」って言ってる奴ができないのは
「声をかけること」じゃなくて「失敗すること・恥ずかしい思いをすること」なんだよ。
まずやるべきことは「できない自分を受け入れる」ことなんだよ。
途中でわけわかんなくなってもとりあえず最後までやるんだよ。
まずやって自分自身がいったいどこにいるのかを自分で確認する必要があるんだよ。
声かけ事案の発生(10月10日・葺合)
10月10日(火)午後5時20分頃、神戸市中央区北本町通3丁目2番付近の公園において、声かけ事案が発生しました。
公園内で会話中の女子中学生らに対して、「何年生?お小遣い足りへんかったら、パパ活せーへん?」と声をかけてきたもので、誘いを断ると、北方向に立ち去りました。
https://www.gaccom.jp/safety/detail-1138038
https://www.gaccom.jp/img/safety_avatar/1138/1138038/1138038_avatar_detail_1696936877033.png
たとえば、「来月これやるから、ああしてこうして」ってやつを忘れるのはリマインドしない先輩と上司が悪いと思うよ。1ヶ月先ならディレクションちゃんとしろよと思うし。
でも言った直後の指示すっぽ抜けるのほんとに何?
俺今言ったじゃん。Aさんに確認してきてね、そのときにこれについても伝えておくんだよ、って。
なんでそれまるっと抜けるの?どうしたらそうなる?しかもチャットで文字に書いてあってなんで忘れる?意味がわからん。
この作業はチーム内と他部署と2回確認挟むからバッファ考えてな、戻しまで2営業日は見ろよって言ってんのになんで週末の定時内に確認だしておかないんだよ。
火曜日に確認して木曜までに戻してくださいって書いておけばいいのにそれが後手ってどういうことだ。今週の月曜が休みなの先週の時点で知ってたじゃん。特休とかじゃなかったじゃん世間も三連休だわ。
大した作業量でもないのにもう午後だし。
後輩がこの分野やこの作業は得意、ってのは知ってるよ。
けど確認作業って他人を巻き込むんだからそれくらい出来てくれないと困るんだよね、仕事だから。ちゃんとしろ。
「自分なんかが話しかけても大丈夫かなあ」じゃねえよ対面でもチャットでもいいけど話しかけて確認とるのがてめーの仕事なんだよ。
これで俺より年上っていうんだから勘弁してくれ。
メモとるなりもう1回確認する癖とかなんでつけてこなかったんだよ。
自分だけとかチーム内だけの作業ならいいけど、他所の部署に声かける時に抜け落ちてたらあとで相手も困るんだからそういうの考えて欲しいよな。
「それ聞いてないんだけど」って言われるんだぞ。
こういうの頻発しすぎて本当に鬱陶しい。こんなことで注意させないでほしい。
あーーーイライラする。
職場の誰に対しても挨拶するし話しかけられれば返事するし何か頼まれれば可能な限り引き受けるし困ってたら声かけるが異性でも同性でも誰一人好意は持ってない
人として扱うってそんなもんじゃないの
パワハラなんて言葉が一般的じゃなかった時代もそうだし、現在でも現場は怒号が飛び交ってるよ。
ひとつは土方が働くような現場は、大卒で日本語が通じて、1を聴いたら10を知るような人間が少ないということだ。昨日、アレをするなと注意しても、翌日になったら忘れている人もいる。昨日とは違う人間がくることもある。新規入場者に対する教育は、必ず行うことになっているが、教育を行う方の立場になれば、もう還暦も近いおじさんに毎日毎日、同じことを言い聞かせてるので、自然と言葉が荒くなる。
言い聞かせることも、何も難しいことじゃない。挨拶をしろ。安全確認をしろ。手をつける前に監督に一声かけろ。問題や事故が起こったら、隠さず申し出ろ。ゴミ捨てるな。タバコは決められた場所以外で吸うな。デカい声で私語をするなetc…こんなのばかりだよ。言う方も言われる方も嫌気がさしても当然じゃないかな。
ふたつ目は、やはり危険作業が多いからだ。いくらヘルメットや安全帯をつけていても、頭の上を鉄の塊が通過したり、そこかしこに鉄筋が飛び出ていたりするのが現場だ。一般の人が安全に過ごす前の段階で働いているんだ。ヒヤッとしたら、そりゃ怒鳴りたくもなる。安全に安全を重ねているつもりなのに、この前渋谷の再開発工事で鉄骨落としていたでしょ。絶対安全なんてないんだよ。
それに土木や建築は、工場の中で生産なんかしていない。現地で組み立ててるんだ。雨が降ればずぶ濡れになるし、鉄板や足場は滑る。せっかく掘った穴が崩れる。地面よりしたの区画は排水が追いつかなければ泥水のプールだ。雨で見通しが悪くなると、安全確認をしている人さえ一瞬見えなくなる。突風がいつ、どの方向から吹くのか予想できる人なんていないんだ。そんな現場でできる安全対策の中に、大声出して確認するのが重要になるのはわかるでしょ
それに大規模な事故が起これば現場は止まる。止まってもよその現場がすぐにあればいいが、そんなに都合良くはいかない。死者が出れば、警察が現場検証を行うまで何もできない。でも警察に現場の状態を聞くために呼び出されたら行くしかない。その間は金も出ないのに拘束されているようなものだ。一番避けたい状況でもある。
みっつめは、末端の作業員は今でも日当で働いているからだ。今日作業がなければ給料はない。だから事故や怪我で現場が止まれば、ご飯が食べられない。自然と危ない予感がすると声を荒げるようになる。
組み立て作業が多いということは、段取りが重要になる。自分が今日行う予定だった作業の、前の段階の作業が終わってなければ、作業ができない。つまりお金がもらえない。だから前の段階の作業が遅れていてら、そいつにも、現場監督にも怒鳴る。俺が稼ぐ予定だった時間を無にしやがって!てね。自分の作業を終わらせて、さっさと帰りたいのに、物事には順番があるから進まない。そしたらチンタラしているヤツに怒号が飛ぶ。理不尽だけど当たり前だ。
理由はもっとあるし、複雑だけど、だいたいこういうことが主な原因だ。怒号が飛ぶ現場は、パワハラばかりだと思うかもしれないし、自分も半分ぐらいはそうだと思っている。でも命懸けの仕事ってそういうものがつきものだから、もしこれを読んでいる人間で、そういう環境で仕事をしたくないと思っているなら、家でパソコンひとつで、人にも合わなくて食べていける職業を選んだらいいと思うよ。個人トレーダーぐらいしか思いつかないけどね。
まず、売春の客待ちなのか、恋人同士のうち一方が待ち合わせで先に来てるだけなのかどうやって区別してるのか?特に周りが全員立ちんぼという前提だとそういう事情を知らない場合でもそこで待ってたら他の立ちんぼと外形上の区別はつかないと思うんだが、その場合逮捕されるのは李下にして冠を正さずということなのか。
客待ちらしき行為を確認した後、レンタルルームに行ったのを確認したら、出たところを逮捕するという事例が多いようだが、なぜレンタルルームに行ったら売春が行われてると決めつけるのか。それこそ恋人同士でもラブホ同様レンタルルームでも行くだろう。
しかもここでいう逮捕とは「現行犯逮捕」なのだが、客待ちらしき行為を見てからある程度時間経ってるはずなのに「現行犯」とはなんとも不思議だ。そんな理屈が通用するなら誰に対してでも、ちょっと前にそいつが殺人をしたということを確認したことにして現行犯逮捕できてしまいそうなものである。
金銭の授受があったことを証明するのも難しい。だってもともとその男女それぞれがどれだけの所持金を持っていたのか警察は過去に遡って確認しようがないのだから。
そもそも何を持って不特定多数なのか。世の中にはゼノフィリアという価値観というか嗜好もあるらしく、そういう人はやりたい時は常に初見の人間を探さなければならない。
たとえば自分が日大学生のゼノフィリアで同じ日大学生の中から毎日のように学内で初見の人探して声かけて大久保で待ち合わせなら問題ないのか?それならなぜ大久保の通行人からやりたい人を探すのはだめなのか。大久保の特定の道を通行する人と日大学生全員とどちらの方が不特定性が高いのか、なんとも言えないと思うんだが。結局これで逮捕するというのはゼノフィリアという恋愛価値観を不当に(不当=ダブスタになってる状態で)侵害してる可能性がある。
女は金銭目的してなくてただやりたいだけで、寄ってきた男に応じたら事後男が一方的に厚意で金を渡してきたと供述されたら警察検察にそれを覆すような証拠など用意できるのか?証拠もない状態だけどこの程度の、殺人と違ってかりに有罪とされてもそこまで刑が重くならない犯罪だと裁判官も甘く、基本的に被告が嘘をついていて捜査機関を信用できるとして証拠がなくても有罪としてるのかもしれない。なので警察も立ちんぼと解釈できる行為さえ確認できたら簡単に有罪を勝ち取れる案件として躊躇なく逮捕と…。
事務OLだけど、うちほど零細になるとお茶出しという慣習がない
というかそもそも来客が少ない
顔見知りの営業マンがフラッと寄ることはあるけど大体終業ちょい前に来て、社長とウイスキー飲んで盛り上がってることはよくある
会議室というものが存在せず、フロアの隅に応接セットを置いて衝立で簡易的に仕切ってるだけだから、その顔見知りの営業マンに「あ、お疲れ様でーす、飲み過ぎないでくださいね〜」と声かけて帰る
たまに営業マンが新人を挨拶に連れてくることがあるけど、若い女の子の時には社長がデパ地下で来客女性分+社内女性分のケーキを買って来るから、その時は自分のを入れるついでにお客さんの紅茶を入れて、お盆にセットしとくと社長が自分で持っていく
終わったら社長が自分で洗って片付けてるし、マメなのかヒマなのか、カップやふきんの漂白とか排水口掃除とかも社長がやってる
こんな感じの始終緩い雰囲気の縁故採用しかいない会社に高卒で入ってもう20年経つけど人の話を聞くと今更他の会社では働けないな…
せやなぁ
大部分の運転手の仕事って「ちゃんと時間通りに出社できました。事故無く運転できました。予定通りの数を間違えずに届けました。」だけで
『わぁぁぁ!!すごい!!!👏👏👏👏👏👏👏!!!!!』ってレベルだからね。
今より運賃高くて給料上げられる仕事取ってきても、「新しいこと覚えるの大変なので、今の仕事だけでいいです。」とか平然と言うやつばっかりだよ。
管理職の高齢化で「勉強して資格取れば管理職に昇進できるよ」って声かけても、「いやぁ、今の仕事で十分ですよ」って返ってくるし。
2024年問題のたびにヤマトとかの宅配の話ばっかしてるけど物流の大半はBtoBやぞ。
工場から倉庫、倉庫から倉庫、配送センターからショッピングモールとか。
たかだか運送業界全体の3割程度しかない宅配業態の値上げとか置き配でポイントだとかの話だけして政府としてやってる感出してるだけだろ。
そもそも2024年問題云々の前に、もうここ30年は前から人手不足だし、いまさら何言ってんだ?って感じなわけ。
20〜30年後にはまじでドライバーが足りなくなるぞって言われ続けてんの。来るんだか来ないんだかって感じの南海トラフみたいなもんなの。
荷主側に賃上げを〜とか過剰な要求は〜って言ったって改善されるわけ無いでしょ。大元の荷主なんて政府とズッ友な企業たちなんだし。そこにメス入れられないから置き配ポイントだなんだで一応やってます感を演出して運送やらねえ大半の国民にアピってるだけやん。
荷主の監視強化月間て言ったって、いつも通り見てるだけだし根回ししてちょっとひどいとこだけ声かけてきちんと監視してました摘発しましたって実績つくりのためのマッチポンプしておわりよ。
配送ドライバーなんて未だにタコ部屋労働や後暗い経歴の人間のたまり場みたいな会社がゴロゴロあるし、そんなとこにいるやつらが理解できるわけもないしタカをくくってんだわな。
小泉政権で規制緩和された結果、誰でも参入できるようになり7次や8次の下請けとかいう買い叩きで味噌っかす業種がさらにミソッカスにされて、働いてる奴らもミソッカスだからこの有り様。
他業種より給料低いって言われてるけどそりゃそうだよ、運んでるだけだもん。大変だよ、すげえよほんと。東京から九州まで運んだりして体力勝負だし。
でもそれだけなんだよな。
今日入社したドライバーも20年トラック乗ってるドライバーもやる仕事まったく一緒なんだし給料変わんねえんだよ。もとになる運賃一緒だから。給料上げる原資もないし。せいぜい年に一回無事故ありがとうで報奨金出す程度(この原資は事故がない=保険が上がらない、修理費が抑えられたというところからくる)
こんな業種でも働く車に憧れてやってくる大卒の若者もいる。本社業務担当とかなら多少まともなのもいる。(免停食らって働けなくて事務職と点呼をするしかないクズもいる。しかもバカすぎて運行管理の資格も取れないとか)
数少ないまともな人間がDXだなんだと生産性あげよう、改革しようとしても現場ドライバーは味噌っかすがまだまだ多いので「こんなもん使えるか!おれはそんなのやらねえからな!」って平気で言う。端末配って動態管理だ勤務時間管理だアプリで確認だとか言っても理解できねえんだよ。
「端末のアプリのパスワードを設定して…」とか言ったら脳みそが破裂して死んでしまう。そもそもアルファベットの大文字と小文字の概念すらないしローマ字で自分の名前も入れられないとかそんなレベルが普通にいるんだよ。メールとラインの違いもわかってねえやつもいる。DXの前に義務教育が必要なやつが平気でいるの。
ローマ字もアルファベットもわかんなくて良いからとりあえず言われたとおりに端末やらアプリやら大人しく使って生産性に貢献してくれればまだいいんだけどさ。
乗って運ぶだけの価値しか産まない仕事じゃ給料上がんないし、残業で稼ぐしか能がないドライバーが大半だ。
そのくせ2024年問題で残業規制されたら給料下がるって会社にキレてるドライバー多いけどじゃお前に運行時間減らしても給料上げてやるだけの価値がなにかあんのか?って話なんだよ。現場改革も嫌がる、配送先でセクハラする、身だしなみの概念もない、運行管理の資格すら取る気がない、何かを学ぶ意欲もなけりゃすべてやってもらえて当たり前。荷主だってこんなやつらのために運賃上げらんねえよ。上げるだけの価値を見せてくれって思われるよそりゃ。
乗って運ぶ以外の役割持たせなきゃドライバーの給料上がりようがないんだわ。
つれ〜わほんと
昨日コンビニでレジ並んでて、前のおじーちゃんがタバコ買ってたんだけど、財布から現金出そうとしてチャリーンって小銭落としたのよ
結構音響いたしまあ拾うだろって思ってたら結局最後まで拾わずに立ち去ろうとしたから、
俺は慌ててレジ前真下に落ちてた100円玉を拾って追いかけて肩叩いて声かけて返したのよ
そんで俺もレジすませてコンビニ出てまた帰途についたんだけど、
その帰り道でなんかすげー気持ちよかったのよね
対価を求めずにささやかな善をなしたみたいな自己肯定感がふつふつとわいてきて、
まあ普通じゃねえのって思うかもだけど、俺って基本ケチで余計なことしねーに不機嫌な時間のほうが多いし、
ボランティアとかやる人の気持ちがちょっとわかったかもーみたいな
他人のためだけってんじゃなくて、自分もそれで気持ちよくなるところがあるんだなって
だからやってる人間は必ずしもギブだけじゃなくて無形のテイクを得てるんだなって
道端で具合悪そうにうずくまってる奴が一人でおったらおっさんでもなんでも声かけるで
国税庁の最終面接のことを思い出している。大学四年生の頃だ。今までの面接は、無機質な長机とパイプ椅子でのものだった。だがその時は、四角いどっかりとした檜机と、ふかふかの椅子だった。それでいて圧迫感のある面接であり、最後に「私達と一緒に働けますか?」と言われたのを憶えている。
「はい。私でよければ宜しくお願いします」といったことを告げると、その場で最終合格が遠回しな言い方で告げられた。内定通知は賃貸アパートに届いた。
こんなところに書くほどだから予想はつくだろうが、結構前に官僚を辞めている。仕事は大変キツかった(きっつー、というやつ)が、やりがいはあった。いつかは挑戦してみたい仕事もあった。
思えば、大学3年生の春からコツコツコツコツと勉強を重ねて、やっと第一志望のひとつだった官庁に合格できて、「やったー!」と無邪気に思っていた。案外こんなものだ。
国家公務員(課税部門)としての経験は20数年しかないが、せっかくのシルバーウィークだ。ちょっと語ってみたい。今は税務コンサルタントとして働いているが、夏前に大きな仕事が片付いた。今は仕事を少なくしてもらっている。
仕事のことを、はてな匿名ダイアリーに書いてる人を稀に見る。今回、私もやってみようと思った次第だ。企業との課税交渉の協議録とか、個人・法人の税額とかを載せない限りは大丈夫だろう。何かあったら責任は取るつもりだ。
高橋洋一や山口真由が自著で話している内容に比べれば、当日記はベジタブルのようなものだ。あの内容を出版して捕まらないなら、ここで書く内容など余裕でセーフだ。
なお、私ははてなユーザーの中では年寄り(フミコフミオさんと同い年)である。古い表現があってもお許し願いたい。
先に言っておくが、「霞が関に来なければ体験できなかったことは人生の財産」とか、「国のために働いている自負があった」とか、「苦しかったけどいい仕事ができて国民のためになった~」といったことはあまり書かない。
そんなに夢や理想のある官僚じゃなかった。僅かばかりはあったが。むしろ組織に負のイメージがあって、若い頃に限った語彙だと「こいつらクソ野郎だな」という感情を抱いていた。それで、40代になって数年後に転職した。再就職規制に引っかかる危険はあったが、グレーな方法で突破した。
当日記は、数パートに分かれている。できるだけ簡潔にまとめたい。以下、思い出を何点か挙げて回想する。
中学生の頃から、「税ってそもそも何ぞや?」という疑問があった。大学に入ってからは、税理士の資格を取るために勉強していたが、どれだけ勉強しても税への理解はイマイチだったし、全科目に合格した後も結局わからなかった。
※東大とか一橋大とか慶應とか早稲田とか、そういういい大学を出てるわけじゃない。偏差値50ちょっとの大学だ。たまたま会計学の講義を取ってみたら面白く、勉強にハマった。
税とは、一般的な説明だと、国や地方自治体が国家の維持や発展をめざして、民間では供給されにくい公共的なサービスを提供するにあたっての資金として「税金」を徴収している――ということになっている。
だが、おかしいと思っていた。だって、国はお金を自由に発行できる。地方自治体が言うのならわかる。あと、大昔だったら年貢を物納で納めてもらわないと国が維持できなかったはずだ。
だが、現代社会の国家がそんなことを言っても説得力はイマイチだ。税金をとらなくても、別にお金を刷ったらそれでいい。金本位制の時代を通り抜けて、今では発行された紙幣そのものに信用がある時代なのだ。お金というのは、それがお金であるがゆえにお金だ、というトートロジーである。
増田民の人も、わかってる人はわかってるだろう。税とは何かが。ここで答えは書かない。気になる人は、Yahoo!知恵袋とか、Quoraで求めれば賢い人が教えてくれる。
私が納得いかなかったのは、一応は国家公務員一種試験(昔だったら上級甲種試験)を通ってきたはずの人達が、入庁一年目だった私の質問に答えられなかったことだ。「そんな当たり前のことを聞くな」という人もいたし、「ここではちょっと…」と口を濁す人もいたし、「知らん。自分で調べろ」という人もいた。
税を納めるのは当たり前のこと、ただ、その原理と言うか……そう、原理が大事だろう。何も考えずに常識を信じていいのは中級者までだ。上をめざすのであれば、身も蓋もない本質を疑う必要がある。
こういうことを私が言っても説得力がないので、ちょっと引用させていただく。
それぞれの原理を、その自然本性のかぎりで探求しようとしなければならないし、きちんと定義されるよう腐心しなければならない。というのも、原理はそのあとに続く事柄にとって、大きな影響をもっているからである。実際、原理は全体の半分以上であり、探求されているものの多くは、原理を経由することで明確になると思われるのである。 ニコマコス倫理学(上) P.62
なぜ国民から税金を取るのか、という新人職員の問いに答えられる職員は10人に1人ほどしかいなかった。思えば、この時から私はいつかここをやめようと思っていたのかもしれない。
実際、徴税は国民みんなから集めたお金を公共サービスに充てるため、というのはお題目だ。わかりやすく国民を納得させるための。本来の目的はほかにある。それに比べると、上の『お題目』はビックリマンチョコのおまけに近い。ウエハースだ。
トラブルになりかけた事例になる。詳細は端折って書く。専門用語は補足するか、日常的な言葉に言い換えている。
キャリア官僚は現場を体験しないイメージがあるかもしれないが、別にそんなことはない。入庁二年目からは普通に現場だったし、30才を過ぎて地方支局で働いてる人もいる。
当時は、北海道某所にある国税局に勤務していた。一応は税理士に必要な科目は残りふたつというところまで取っていたが、それでも実務は難しかった。勉強しないといけないことは山ほどあるし、一年目は税務の学校で学ばせてもらったが、実務に必要な知識の何割も身に付いていない。税務の世界は広いのだ。
最初の頃はひたすら、簡単な事務とか雑用とか、先輩が受けた税務相談の回答案作りとか、上位機関からの調査ものとか、庶務全般(文書収受~会議日程調整~飲み会手配まで含む)に、兎に角いろいろやった。
すべて勉強になるとは思ったが、正直これは臨時職員がやった方がいいのでは……と感じるものもあった。まあ、とにかく新人らしく何でもやった。
赴任して半年だった。とある先輩を経由して、それなりの事業規模の法人の税務申告を最初から最後までやらせてもらえることになった。同じ年代の職員(※省庁キャリア)の中では遅い方だった。資本金が結構ある機械メーカーだったかな。これまで当業務では、先輩方を手伝う立場として動いていたから、割とすんなりいくように思えた。
申告内容は当然精査するのだが、日本の課税制度は一応性善説でいっている。国民(法人含む)が嘘をついたりごまかしたりしない、ということを前提にしている。その企業も、過去に税務に関して更正処分(支払う税額が誤っていると判断した場合に○円払いなさい、という措置)関係のトラブルを起こしたことはない。
一応は提出書類を三周ほどしたところ、申告書類も、帳簿も、領収書や請求書や契約書(請書)も、通帳関係も問題なし……それで、さあ決裁だといった具合に伺いをスタートした。
先輩方の場合は、スルッと起案が通るようだったが、自分の場合はそうはいかなかった。新人に厳重なチェックが入るのは当然だった。
「不動産の項目がおかしい。取得した不動産価格が常軌を逸して安い。税をごまかそうとしているのでは?」
という、先輩及び直属の上司からのツッコミがあった。上司を納得させないと、次に進むことができない。思えば、あの先輩は、このことがわかっていて私に振ったのかもしれない。
当時の私の実力を超えた課題だった。頭を抱えたのを憶えている。あの時の思考過程を追っていこう。
かくして・・・
探求の旅は はじまった
まず何をすればいいかというと、不動産価格がしっかりしたものかを調べればいい。正当な根拠のある価格であればいいし、不適当な価格であれば……面倒なことになる。
不動産売買にかかる課税額は、比較的シンプルだ。普通の法人税と同じで基本は定率である(税額表を見ればいい)。ちょっと賢い中学生でも実務ができるだろう。
印紙税も、登録免許税も、不動産取得税(県税)も、固定資産税(市税)もそんな具合だ。不動産本体の価格については難しい計算が必要だが、焦る必要はない。市区町村にある固定資産税台帳には、固定資産税評価額が載っている。それを見れば、登録免許税の目安となる不動産価格がわかる。※固定資産税の納付書にも書いてある。
それを根拠に……と思ったが、そんなに単純な話ではない。ならば先輩も上司もツッコミを入れたりしない。イレギュラーなケースなのだ。
その物件は、なんと固定資産税台帳に載っていなかった。そういう土地だった。登記簿を見たところ、字名がとんでもないことになっていた。奥地にあって、大昔は栄えていたのかもしれないが、今では地域まるごと誰も手入れをしていない。そんな土地だった。しかし、幅4.0m以上の道路は通っている。江戸時代の人が整備したと思われる。
国税庁においても、外部公表している不動産価格の調べ方みたいなものはある(いわゆる路線価だが、当然奥地には路線価がない)。国でも地方自治体でも、不動産価格を求めるための要綱要領は具えているが、今回は通用しないのではないか。そういう案件だった。
若かりし日の私は思案しつつ、先輩にも相談して上司に2つの案を出したはずだ。懐かしい。
1. 比準価格(みなし計算のようなもの)を使って不動産価格を弾くと、今の数倍以上の価格になる
2. 今回は大した金額ではないため、相手方の税額を受け入れる
メリット…百万にも満たない税額差であり、費用対効果を考えるべき
結局、2.の案が採用された。それで、起案はあっさり通った。協議や相談をしたのは直属の上司までであり、決裁の責任者には上司が一声かけたくらいだ。それで新人職員の一件目である課税処分は通ってしまった。
思えば、先輩や上司からすれば、最初から2.一択だったのだ。今の私の判断もそうだ。課税額の差として百万円にも満たない金額のために、そこまでの手間はかけられない。もっとほかに、日本の税務行政のためにやらないといけないことが山ほどある。
一応弁護しておくと、現場で働く公務員には、「法適用の裁量」と「エネルギー振り分けの裁量」がある。現場的な要素が強い職種だと、上司の指揮監督を受けるのが望ましくない場合がある。極端な例だが、警察官が凶悪犯をパトカーで追っている最中に、スピード違反や信号無視をしている者を放っておくのはやむを得ない、といった観点だ。
余談になるが、国税局職員が県税や市税の脱税を見つけた場合も、人や状況によって対応が変わる。情報提供する場合もあれば、見なかったことにする場合もある。
それこそ昔の話だが、飲み会でとある話を聞いた。ある個人納税者から地方税務署に相談があったという。要約すると「1年前に出した赤字決算の申告書だが、実は黒字で、税金を納めないといけないことがわかった。どうすればいいか」ということだった。追加で納付すべき税額は、約30円のようだ。このままでは脱税者になってしまうと焦っていたらしい。
その相談を受けた税務署員はこう答えたという。「実は、ボールペンとか消しゴムとか、事務用品を買っていたのを申告書に書いてないんじゃないですか? だったら、納付すべき税額はやはり赤字では? 問題ないですよ」と。※以後の話は不明
課税処分はもちろん、どのような行政処分であっても費用対効果という観点が重視される。税収1万円増のために2~3万円をかけるのは議論の余地があるにしても、20~30万円をかけるのは明らかに不合理だろう。
テレビやネットメディアやはてなブログでは、公務員は何も考えずに税金を支出しているイメージがあるかもしれないが、ちゃんと考えている人が多数派である。そこは信じてほしい。
数年後、私は北海道から霞が関に戻ることになった。それから退職するまで、ずっと法人課税部門にいた。
Part2/3
うちの娘はとっくに成人してるがとにかくネチネチと過去のしょーもない出来事を根に持ってて呆れる。
娘が小学生の頃、家族旅行に行ったときにちょうど昼食を食べようと道の駅に車を停めたときに娘が寝てしまった。
寝ている所を起こすのも悪いかなって思って娘を車に寝かせたまま主人と息子と昼食を食べに行った。
しばらくして昼食を食べ終わりそうな時に娘が車から降りて店に入ってきた。その時の娘は「起きたらみんながいなかったしご飯食べれなかった」って怒った。
その怒りは数年間続いて、あまりにも怒りを引きずるものだから仕方なくあの時の店に行って私達が食べたものと同じものを食べさせてチャラにした。
でも、娘は今でも子供が車に放置されて亡くなったニュースを見ると「あの時私だけ昼ごはんを食べれなかった事に怒ってたんじゃなくて、黙って置いてかれた事に怒ってたんだよ。分かってる?」「もしあの時真夏だったら私も死んでたかもね」ってネチネチ言ってくる。もう10年以上も前の事だし謝ったんだから許して他の事に目を向けてほしい。
それだけじゃない。去年義祖母の一周忌があった時、娘はシフト休でその日が仕事だと思って一周忌の事を伝えずにいたら、たまたま休みで後から一周忌の事を言ったらそれも未だに根に持たれてる。
「仕事かもって思っても普通とりあえず声かけとくもんでしょ?ひいばあちゃんの一周忌出たかったのに酷過ぎる。」って。
息子も県外にいて呼んでないし葬式には出れたんだから別にそこまで重要なことじゃないのにこれもネチネチ言って、しかも義母にチクったみたいで少し気まずくなった。
最近帰ってこなくなったし連絡も無いからすごい快適だけど、あのネチネチっぷりを職場やお友達に発揮して迷惑かけてないかが心配。子供の頃から苛められてて学校の先生に迷惑かけて謝りに行ったこともあるから似たようにならないか心配で。