はてなキーワード: ブロックチェーンとは
企業によって、みんなの健康状態や行動がサーバーに収集されるようになるはず。
そして、プライバシーや企業の強すぎる力に対する反発として、分散化・非中央集権化が大きなトレンドとして出てくるだろう。
それがブロックチェーンによって実現されるか、別の技術かは知らんけど。
Twitter が良い例で、中央集権だと今回のイーロン・マスクという経営者の一存でみんなが振り回されるから、その代替として挙がってるサービスはだいたい分散化をアピールしてる。
Google とかも、Google がサービス提供停止したらオレらはどうしようもないだろ。分散化・非中央集権化によって、ニーズがある限り継続しやすくなるかもしれん。
他の GAFA についても同様。
あと日本円やドルなどの通貨自体の電子化が国家によって実現されて、ネットと金融の融合がどんどん進む。
ちょっとしたネットの操作で意識せずにスムーズに課金されるようになるし、逆に稼ぎやすくもなるはず。
あと全部モニターになるよりは、XR で現実世界にネットの情報を投影するようになるのが先だと思う。
XR デバイスがまだ普及してないから、XR はどこまで発展できるかまだ分からんけど。
公金の流れについてはCDBCができたら解決する。現金からデジタル通貨に変えたいという動機を国は持ってるから、システム運用にかかる費用について悩む必要もなくなる。CDBC上の取引は相手がいる実際の取引だから、別台帳で管理する場合に起き得る入力データの改竄も起きない。過去データの改竄は起き得るが、口座のマークルツリーのハッシュをどこかのパブリックブロックチェーンに定期的に記録しておけばよい。CBDC自体はブロックチェーンである必要はない。
公文書についてはパブリックブロックチェーンをタイムスタンプサーバとして使えばいい。これもハッシュの仕組みで改竄の検知だけはできる。ハッシュデータのアップロードだけで済むから費用はそんなにかからないだろう。
https://twitter.com/Lefty_STJ/status/1606356471670661120
<script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>公金の流れはブロックチェーンで追えるようにするくらいデジタル庁は頑張れよ— れふてぃ (@Lefty_STJ) December 23, 2022
ツイ主がどのような心持でこのような投稿をしたかはわからないが、おそらく行政が運用上の”瑕疵”で文書やデータを紛失したり、まっとうな手続き抜きに内容が変更されたりしたを出来事を観測して憤っているのだろう。
「改ざんはけしからん!そうだブロックチェーンなら改ざん不可なはずだから、大事なデータはブロックチェーンに載せよう!」という氏の気持ちは良くわかる。
現にブロックチェーンが暗号資産以外のケースに応用が利きそうだと発覚した2010年代中盤は、このように行政の文書管理にブロックチェーンを使えば良いのではないかという話も出ていたほどだ。
ただ現実ブロックチェーンを応用した行政のサービスやシステムはまだ出てきていない。実証実験や小さいサービスでは使っているかもしれないが、このような文書管理のようなコア部分はいまだに従来のシステムに依存している。
これはなぜか?ブロックチェーンが未成熟な技術だからか?確かにそうかもしれない。行政が旧態依然のシステムから変えたがっていないからか?それもあるだろう。
しかし、技術が進歩しブロックチェーンが成熟したとしても、デジタル庁が本気の改革に乗り出したとしてもブロックチェーンを上記のようなケースへの応用は難しいのではないかと俺は考えている。
この考えを少し述べたい。はてなでやる内容か?と自問しつつも、誰かの目にとまれば幸いである。
ブロックチェーンは様々な実装が公開されているが、「パブリックチェーン」と「プライベートチェーン」に大別することができる。
この二つの最大の違いはパーミッションレス型か、パーミッション型かという点である。つまり、誰でもネットワークに参加できるのが前者、任意の機関が認証して初めて入れるのが後者である。
行政の監視という点を考えたら、もちろんパブリックチェーンの方がよさそうに思える。みんなで監視できるからだ。
ただ、パブリックチェーンをこのユースケースにあてはめるには課題がある。
一方、プライベートチェーンではどうか。ここも一筋縄じゃいかない。
構築する動機がない: これが一番悩ましい点かもしれない。つまり、行政は自分たちのデータを改ざんできないと困るのだ。改ざんというと言葉が強いが、ちょっとした修正ぐらいも監視されてるなんて溜まったものではない。自分が不便になりそうなものなんて、法律で強制でもしない限り作らないし使わない。
長々と書いてしまったが、とにかく言いたいのは「行政×ブロックチェーンって良いアイデアじゃね?なんで皆やらないんだろう」とTwitterに書き込む前に一旦想像して欲しいのだ。もう考え尽くされたアイデアなのかもしれないと。自分が画期的アイデアの考案者第一号ではないのかもしれないと。
ブロックチェーン自体は素晴らしい技術だがその応用にはみんな苦労してる段階である。行政への画期的なユースケースも今後出てくるかもしれない。それまで暖かく見守ってくれれば幸いである。
NFTはその絵の実質的な価値を表していない。いうなれば金持ちの道楽の感覚が生み出した価値にすぎない。
別にブロックチェーン技術が生み出した付属品が絵のデータについてるからといって、作品としての視覚的情報は一切変化してないわけだ。
オタクとかが大好きな支援サイトの支援金は絵に対して比較的釣り合った、実質的な価値を表してると思う。まあ人次第というのが基本的な価値という概念に対して実質的という言葉を使うのはかなり危うげではあるけど、そこは増田。責任逃れすればいいだけだからね。
まあ数百円あるいは数千円ですよ。俺は誰が描いてるかじゃなくてpixivのサンプルギャラリーとかを参考に抜けそうな絵が見れるかどうかだけで金払ってリワード開放させるかきめてるからね。
同じような画風でnftだから一枚数百万なんて、馬鹿らしいよ。てかnft作品は絵自体は無料で公開されてるからもう目的は達成されちゃってるってうw
なんでも鑑定団も本物なら一千万はくだらないがこれは偽物なので5万ですねみたいになってることあるけど、その偽物を区別した理由が遠近法がちょっとずれてるとか、色が薄いとかそんな程度なのもあるんだよね。そんだけよくできてるなら俺は安物の方で十分だよ。てか5万でも俺には高いわ。しかし手間賃としてはアニメ絵と比べても手間がかかるので妥当だとも思う。
ようはそんな絵に百万千万金が飛び交うのが異常なんですわ。芸術の世界ではパクリ先には価値がないみたいな話があるが、そもそも技量が乏しい人にはパクることすらできないわけだし、成果主義・結果主義という観点で見れば、先に作ったものだろうが後に作ったものだろうが、芸術家が自発的に作っているだけという意味で納期のないものについては、納期切れというのがないんだから評価に差は生まれないともいえる。
逆の例として誤解されがちなのわげとくと宝石ですわな。
まあカラットの差とかそれなりに非線形的に価値の高低をもたらすけど、nftとか名画の真贋ほどではない。
家なんかはもっとそう。金持ちじゃなくても家にはそれなりのお金を払う。
またnftのタグがついてるかついてないかレベルのちょっとの備え付けや構造の違いが数桁の価値の差をもたらすようなものではない。
例外はサイン、署名か。サインは上記までのものと違ってサインそれ自体にはまじで価値がないんだから振る舞いが例外的になるのもうなずけるだろう。
誰が描いたという情報以外にお金を払ってる奴はいないわけだから例外なのだ。
デジタルアートが出てきてその領域では既に完全な複製は容易なってるわけだが、アナログの世界で「アウラ」なんて言ってるのもいまのうちだと思う。
コピー機の登場がもうその伏線みたいなものだと思うし、これからもどんどん複製の度合いがデジタルに限りなく近づいていくと思う。
そのとき「アウラ」なんてもんが中世あたりの宗教の集会がトランス状態を起こしたときに見える幻覚みたいなものと同じもんだという話になってくるんじゃないかなあ、と貧乏人ですが生意気言いました。
ま、投資家ならこれからも好きにその金持ちの道楽が生み出してる価値を利用して稼いでいけばいいんじゃないですかね。俺は関わるのごめんだがな。
スラドは削除できなかったんじゃなかったっけ?
廃れたけど
やっぱり似たようなこと考えてる人がいるんだな
ちょっと巡回してみた感想は、「2ちゃんねるの雰囲気をオマージュにした過渡期のフォーラム掲示板」というイメージ
以下、FAQより
タレコむ記事の内容が既存の特定の記事とものすごく似通っている場合(たとえば、スラドで言及されたときから状況が変わったなど)は、単にそのことをほのめかすだけでなく、その言及している記事へのリンクについても書き込んでおいてください。
修正するときのルールをユーザー側が覚えておく必要がある点も、やっぱり過渡期という感じがする
スレをsageてる時に新参者がsageないでレスすると住民に怒られる、みたいに議論の本筋と関係ないところでユーザー同士が衝突するのは避けたい
元記事での俺の書き方も悪かったんだけど、まず、ここでの「議論」は何も政治に関するものだけに限らない
というのと、俺が欲しいのはそもそも議論すること自体が目的のプラットフォームなので、「ただ議論することだけが目的化する」のは俺的には全く問題がない
何かしらの結論を出すこと?(違ったら教えて)
でもそれが目的になるのはたぶん、議論の参加者たち、あるいは議論のテーマの当事者たちにごく限られた時間しか与えられていないからだ
元記事で要件を出したプラットフォームを前提にして言うと、俺にとって議論の目的とは「考え続けること」だと思う
「党派性に依存する連中」も、それを誰かが敵とみなすのなら、今急いで結論を出そうと煽るのではなく、相手の主張をじっくり読んで向き合えばいい
忙しいとか文章が上手く書けないとか、何らかの理由で自分ではその連中の考えを改めさせられないと感じたのなら、極論、変に突っかかるよりは他の誰かや後世に託して、本人は無視を決め込めばいい
そういう意味で、
と書いたし、そういうプラットフォームが欲しい
前段については、俺が元記事で挙げたようなサービスでは満足な議論ができないというコンセンサスが必要かも
「Twitterなんかで発言しても動画や画像投稿してもお互い時間の無駄ですよ、議論がしたいならこっちで、ほぼ確実に残るテキスト(と情報源)のみでどうぞ」みたいな空気を作りたい
あと俺としては、「以前の発言は間違ってました、ごめんなさい」が簡単にできるという(ただしその間違っていた発言と修正の履歴は残る)点をウリにしたい
当たり前だけど人間はしばしば間違う
現代のメディアや議論の場は、間違いを指摘されて、それが間違いであると本人が感じたら素直に謝れるような仕組みになっていない
俺も文字での議論もさることながら対面での議論では殊更よく間違うので、日本の国会中継なんか共感性羞恥で見ていられない
でもそれをできるように、そして記録として誰でも見られるように残しておきたい
議論がいつまでも収束しないのは、上述した通り、別にそれでも良いんじゃないのと思う
重要なのは議論をした彼らや、それを目の当たりにした人達がその流れを見てどう考えるか、考え続けるかだと思う
1行目については、そうかもしれない
「議論なんかじゃ何も解決しない」と思っている人ほど、見て考えて、ときに参加して欲しいとは思う
2行目については、そういう人達は(「共感を得られるかどうか」が本人の直接的な生死に関わる問題になる場合を除いて)議論の場からは淘汰されて欲しい
3行目については、自分の書き込みとAIの回答が全て公開されるとかであれば、上手く作れば良いサービスになると思う
頑張って
人間に反論されると間違いを認められないのが人間なので、AI が議論の論理判断(善悪判断はしない)をしてそれを表示するサポート機能が必要。
なるほど
矛盾を投稿できないようにするんではなく、下書きの際にそれ矛盾じゃない?とサジェストする機能はありかもしれない
俺がやるとしたら将来実装になるかな
当増田の引用しなかった部分は既に要件として元記事に書いているので割愛
しっきーて人が作ったのか
https://blog.skky.jp/archive/category/Webgeki
見てる感じ、議論というより論戦かな
時間制限を設けてるあたり論破前提の人がレート上げそうで、ちょっと俺とは思想が違うな
でも、
今のネットって、内容パクってもPV集まればいいとドヤ顔するメディア関係の人がいるくらい、PVとフォロワー数が正義の世界で、「対話する」とか「検証」みたいなものってあんまり成り立たないんですよね。
で、ネット上で人気や数値を集めようとする類いの行為って、(よっぽど上手くやらない限りは、)バカのままでいるかメンヘラになるかしかない種類のものじゃないですか。
もちろん、それが好きな人のほうが数はずっと多いのだけど、そうじゃない場所があったっていいじゃないか、ってことです。「言いっ放し」にならない空気が働く場所をウェブ上にちょっとでも担保できればな、というのがウェブゲキの目標です。
過ちを認めさせたいというのが謎
ただ、発言者本人が過ちを素直に認められないと、そこで議論が止まってしまうか、「なんで過ちを認めないの?」という方向に捻じ曲がってしまう
簡単に修正できる and 修正を要求できるプラットフォームを作ることで議論を促すことができるのでは、と思ってるけど、厳しいか?
あと、評価経済って言葉自体知らなかったけど、↓で書かれてるようなこと?
https://canary.lounge.dmm.com/17241/
であれば、俺は
と思っているので、この人とは思想が全く違う
ただ、元記事の要件で作られたプラットフォームが、発言者に間接的な経済的利益をもたらすことは無いとは言えない
増田みたいに匿名で長文OKってプラットフォームなかなか無いので、これにアカウント名が表示されるだけでも大分違うんじゃないかな?とは思うんだよな。
俺個人のWeb関連の技術力を鑑みると確かにそういったものを作るのが現実的で、実際だいぶ前に考えたことがある
その時はユーザー認証を実装するのが面倒でやめたんだけど、今は各PaaSで色々あるしね
誰か詳しい人がコメントしてくれて知見を与えてくれるし、
こういう前向きなコメントは見てるこっちまでなんか嬉しくなる
こんな人が増えるとすごく良い
sds-page ブロックチェーン使って発言をNFT化すれば履歴も残って改竄が難しくなる。発言にもガス代が必要で熟考の余地が生まれる
これに近いことは俺も考えてた
上述したように、後世に議論の跡を残すことも重要なことだと思う
ただ、おそらくNFT単体では本人証明ができないので、要件として足りない
NFTと運営側が持ってるユーザー情報のセキュアな紐付けがかなり実装めんどくさそう(個人の感想です)
「発言にガス代が必要」というのは、発言者にガス代を負担させるということ?
そうでないのであれば教えてほしい
ちなみに知ってるかもしれないけど、イーサリアムの考案者Vitalik Buterinは、ごく平たく言えば本人証明のための「譲渡のできない」トークン、SBT(SoulBound Tokens)というものを提唱している
以下その論文
Decentralized Society: Finding Web3’s Soul
1ページ目の概要読むだけで彼の言いたいことは大体掴めると思う
これかな↓
(Knockout.js使ってるのか、珍しいな。どうでも良いことだけど)
これはこれで行政の在り方としてはかなり良い感じだけど、
といった点で個人的には惜しい
元記事には書いてなかったことを補足すると、「good」「bad」ボタンは「ボタンを押した人が『なぜ』その発言をgood or badと思ったか」という情報が抜け落ちて、その投票結果を見た人にとって議論のノイズになりうると考えている
単純な持論回答例として今までは、
「ブロックチェーンでオリジナルを証明できる人間とその代理人に強い権限を与えて、すべてのサイトはそれに従うことを義務付ける」
とか考えてた。(削除人みたいな?)
でも実際問題は権利の強弱より、どちらが多勢かなんだよな。単純なモグラ叩きでも、モグラ対人間が100:1なら人間が音を上げるに決まってる。
権利者側を多数にするのは無理だと思うので、違反者側が少数派になるステージ
と考えて、違法upサイトには何してもいいってことにすればいいのでは?と思い付いた。
違法upサイトへのあらゆるクラッキング行為を犯罪として扱わないみたいな。
もちろん現実問題として違法up部分と合法up部分があるんだから合法部分まで被害がでるとか色々あるだろうけど、
既存の公的救済も自力救済にも限度があるという現実に、「自然状態に戻す」というアイデアは我ながらちょっと面白く感じた。
多分に中世法的。
六次の隔たりなんてのが有名な理論になってるのが癪だ。その理論作った人の今頃の承認欲求の満たされ具合を思うとね。
あんなん下手したら本質的に同じような発想は小学生でも過去に思いついてた奴いるだろ。
4桁の素数同士のかけ算は小学生でもできるけど、そのかけられた結果を元の二つの素数に戻すのは東大生でも難しい、という事実も小学生でも気づけそうなことなんだよな。
ようはどの媒体に発表したかってことなんだろ。発表した媒体が幸運だっただけ。
はじめてのお披露目が増田だったら見向きもされてなかったんじゃねーの?
それは、上記のものとは全く毛色は違うけど、ブロックチェーンやABC予想の証明でさえもな。
でも増田で発表したものであろうが等しくグーグル検索にはひっかかるようにはなるのだし、やっぱり価値ある画期的な(←ここ重要)理論は自然とアクセス数が伸びいってついにはより一般的な検索ワードで検索した場合でも上位に表示されるようになっていって有名になっていくって感じなのかな。
9600bpsのモデムが100万円をきって、購入の稟議書が常務決裁で良くなったころから。 https://t.co/JtHatCYbrn— 河野太郎 (@konotarogomame) October 7, 2019
いや別に「政治家という公人がSNSアカウントから情報発信するなら国民をブロックするな」という主張には一定の理があるとは評価している。
もちろん国民には代議士を評価する権利があるわけだし、どのような言葉で評価しても良いとは思う。
代議士としての資質、大臣としての資質を問うのも良いと思う。国民の権利であり当然だ。
でも流石に河野太郎へブロック担当相という揶揄は一定以上のITリテラシーがあれば出来ない揶揄だ。
何故ならブロック担当相という揶揄はどう評価しても揶揄した本人のITリテラシーは低いですと宣言しているようなものだからである。
恥ずかしすぎて普通はできない。
往年のインターネットには「パソコンの大先生」というミームがあったけれど、河野太郎へブロック担当相という揶揄する連中のITリテラシーを表現するなら「Twitterの大先生」だろう。
スマホが使えて、ググって調べものが出来、Youtubeを楽しみ、タッチ決済して、SNSを炎上しないように運用し、COCOAでコロナ対策していますみたいなITリテラシーレベルの連中が、河野太郎へブロック担当相と揶揄しているわけだから、そんな連中には「Twitterの大先生」という称号を贈呈したくなる。
河野太郎は勘ではなく正しい知識でこれへ対して回答してくるという信用があるけれど、Twitterの大先生たちは2が何かわかるだろうか?なんなら3や4や5も河野太郎は答えてくるだろう。
河野太郎へはネットワークという言葉も、プロトコルという言葉も、キャラクターという言葉も、入出力という言葉も、様々なITの基礎的な言葉も説明しなくたって伝わる人である。
もちろんITであっても触れてこなかった言葉や新語は知らないだろう。しかし近似した知識や概念、理論を既に知っているので「○○みたいな感じかな?」と直ぐに理解してくれるだろうなという安心感がある。
やっと日本国のデジタル担当相にそんな安心感がある人が就いたのである。
ちなみにこの問題は本当に初歩的なものであり、一定以上のITリテラシーがある人であれば「は?バカにしてんのか?」とか怒り始めたり「いや可能性としては・・・」などと曲解をはじめたくなるような初歩中の初歩の問題である。答えはシンプルで良い。
この問題を即答できなければお前のITリテラシーは河野太郎以下だ。
多くのIT有識者は「そんなことはわかっている」と言うだろうが待って欲しい。極ひと握りの河野太郎以下のITリテラシーしか持っていない連中へ説明してあげないといけないだろう。我慢してくれ。
まずIT分野には3種の人材が居る。それは「実務者」「研究者」「利用者」だ。
実務者とはいわゆるプログラマーのことだと思っておけば良い。
プログラミングを通してシステムなどを開発する人である。
オードリー・タンはここに属する人材。実績から言ってもオードリー・タンはハッカーだと評価しても差し支えない。
研究者とは新しいシステムや開発手法などを考え提唱する人。
わかりやすい例を挙げればビットコインなどのブロックチェーンを提唱した謎の人物サトシ・ナカモトもこの枠組みで良いだろう。
URLやHTTP、HTMLを開発したティム・バーナーズ=リーもここの枠組み。
そして最後の利用者は上記の2つを利用する人だ。
消費者もここの枠組みへ入れても間違いはないが、IT分野で何かを駆動させようとするときの利用者とは消費者というよりも、わかりやすく例を出せばスティーブ・ジョブズのように実務者や研究者と共に何かを始めたり維持したりする人のことだ。
そして河野太郎はここの枠組みの人なのである。
流石に河野太郎とスティーブ・ジョブズを比較するのはアレだが、枠組みとしては同種のポジションであり、実務者のオードリー・タンと比較するよりかはかなりマシな比較だと多くのIT有識者は賛同してくれることだろう。
まったく別分野で例えると変な誤解が生まれるかも知れないのでしたくはないが、理解が追いつかない人に例え話をするとオードリー・タンと河野太郎は寿司職人と寿司を食いに来た客くらい違う。
そもそものポジション、役割がまったく違う。
ITリテラシーの低いTwitterの大先生からするとIT分野に居る人材はITに関することなら何でも出来る知っていると誤解しやすい。
そして、そう誤解するのも無理はないなと個人的にも思う。
何故ならIT分野に居る人材は一定レベルを超えると3種の能力を相互に持ちがちだからである。
つまり、実務者であっても理論を提唱し、研究者であってもシステムを構築し、利用者であってもプログラミングしたり理論を知っていたりするからだ。
例えばイーロン・マスクなどは良い例だろう。彼は実務者から利用者へ転向した代表例と言って良い。
そして河野太郎もまた一定レベルを超えたITリテラシーを持った人物であり、河野太郎を利用者として評価するならば昔懐かしい「パワーユーザー」と表現するのが最も実像的であると考えている。
河野太郎はパワーユーザーだ。そしてパワーユーザーが日本のデジタル担当相になったのだ。
ブロック担当相などという揶揄はITリテラシーの低いTwitterの大先生が、自身の理解が及ぶ、自身が得意分野だと考えるSNSの使い方という枠組みまで矮小化してやっと出てくる言葉なんだよ。
「ITは小難しくてわかんないけどぉTwitterならわかるからTwitterで批判しよwww」と批判対象の能力を考慮しないバカとしか言いようがない思考を伴わないとできない発想。
真っ当に河野太郎デジタル担当相を批判するなら「河野太郎は利用者であるからオードリー・タンのような実務者的言動を取ったときに批判する」べきなんだよ。
オードリー・タンは凄い人だよハッカーだよ、だからこそ河野太郎も真似したくなるだろう。
それを防げ!河野太郎がオードリー・タンのモノマネを始めた時に必死で止めろ!!!!!
河野太郎がオードリー・タンのモノマネを始めた行く末は間違いなくメテオフォール型開発であり日本の将来へ最悪の禍根を残すことになる。
パワーユーザーたる河野太郎デジタル担当相だけが今のところできることは旗振り役だろう。
「旗振り役なんて誰でも出来るじゃん?」なんて思うかも知れないが、やはり時代が進んでいく方向という概念はあり、せめてマシな方向へ進んで行って欲しいというのが人情であり、IT分野であればITを知る人がマシな方向を選んで欲しいではないか。
ITのことを全く知らんのであれば置き物であって欲しいが、大臣が何も言わないのもそれはそれで問題であり、だからこそ何か言わなきゃならないのだがITのことを全く知らんヤツが口走ったことに付き合わされる省庁やIT業界のことを考えてみろ、可哀想だろうが。
最後にオマケとして河野太郎およびデジタル庁の動きへ対して取るべきリアクション一覧を置いておくので参考にして欲しい。
オードリー・タンのモノマネをした | 徹底的に非難する |
非IT系人材を登用した | 非難気味に注視する |
IT系人材からレクチャーを受けた | 肯定気味に注視する |
金融系のWeb3を推進し始めた | 徹底的に非難する |
学術系のWeb 3.0を検討し始めた | 注視する |
マイナンバーの改良を検討した | 注視する |
マイナンバーと金融情報の紐付けを検討した | 非難気味に注視する |
マイナンバーに分散型ID(DIDs)の応用を検討した | 肯定気味に注視する |
国家行政発行資格証の統合を検討した | 肯定気味に注視する |
中央・地方の行政システムの統合を検討した | 非難気味に注視する |
オープンデータを拡大した | 肯定する |
議会システムの更新を検討し始めた | 肯定気味に注視する |