はてなキーワード: 立ち飲み屋とは
サイゼリヤで満足していると心が貧しいらしい。
元気のある時だと、「んだと、ゴルァァァァァッァァァッ!!」という心境になりそうだけど、疲れているときだと「ああ……そっすね」と全面的に同意しそう。
ただ、同意しても、「まっ、別にいいじゃないッスか」くらいの心境だな。適度に開き直るのが一番だよ。あんまりカッカしていると、この人図星なんだなと思ってしまう。自分もそう思うだけに。そんなことを言うお前の考えが貧相だっていう、レッテル貼り返しをして不毛な喧嘩に持ち込むのもしんどいし、ここは一つ、サイゼリヤの意識の低い楽しみ方を話そうじゃないか。
参考文献は「めしばな刑事タチバナ 第26巻 ファミレス呑み同好会」だ。
まずサイゼリヤの楽しみといえばワイン。グラスワイン1杯100円。俺は白のほうが好みだな。
赤もそうだけど、どちらもスッキリして癖がない。だからガブガブ飲める。2、3人でサイゼリヤに行くならマグナムボトルを頼もう。1100円で1.5リットルも入っている。
このワイン、何がすごいって店で飲んでいるのにその辺の酒屋のワインと値段が大差ないこと。一体どうなっているんだ。
しかもボトルで頼んでもちゃんと冷えてるのもポイントが高い。さすがに1人だとボトルを全部開けるのは辛いから、400円で500mm入ってるデカンタを頼もう。
値段あたりの量はビールより多いから何か色々おかしい。ちなみに参考文献のタチバナによると、グラスワインはだいたい120mmらしいから、グラスワイン4杯頼むのと価格差は大したことないけど、いちいち待つのも面倒だからボトルかデカンタで一気に頼んだほうが楽だ。あと、呑み残したボトルは持ち帰れるらしいけど(タチバナ情報)、面倒くさいからまだやっていない。
そして肴だが、ワインが若干甘みもあることだし、やはり味の濃いもので行きたい。まずは300円の辛味チキンだな。量が減ったけど、それも4つ300円だから許容範囲。辛味チキンは手が汚れるから、あまり酒が回っていないときに頼んでおきたい。
「エスカルゴのオーブン焼き(400円)」も味が濃い目でツマミとしては最高だ。
あと、「幻想定価」という概念をタチバナの登場人物が編み出してくれて、高級店の似たようなメニューの画像を見ながら、食うとお得感が味わえるというもの。あなたもサイゼリヤのエスカルゴを食いながら是非実践してほしい。高級店のエスカルゴの容器も似たようなものだし。
味が濃いものを食べて満足したら、お次はサッパリした「柔らか青豆とペコリーヌチーズの温サラダ(200円)」。グリーンピースの風味と、イクラみたいにプチプチした食感がたまらない。
そこからさらにノッてくれば、アロスティチーニ(400円)とおかわりのデカンタ(400円)も欲しいな。肉を食うから、次は赤にしよう。非常にジューシーな肉と、赤ワインの組み合わせは、リッチなディナーを食べている気分になれる。
最後は締めに定番の「ミラノ風ドリア(300円)」を食って終了。
え〜っと、ここまで全部で2400円。ワインを1リットル飲んでベロベロに酔っても、3000円も行かないとは、まさにサイゼリヤは呑兵衛の強い味方。
立ち飲み屋でも安くは飲めるけど、立ち飲み屋は長居しづらいし、立ちっぱなしだからな。それを思えばサイゼリヤは座ってゆっくり飲めるから神。
ちなみに参考文献のめしばな刑事タチバナでは、1コイン(500円)でサイゼリヤ飲みを楽しもうと、あらゆる可能性を検討しているから面白いぞ。
カジュアルイタリアンや、雰囲気良い創作和食屋で2時間飲み食いするとこんなもんじゃない? ドリンク1杯700〜800円ぐらいで。基本的にはこちらが奢ってた。
あまりにも強く「自分も出す」と言われたら、2軒目で奢ってもらうよう頼んでた。近場の同価格帯の店(バーが多かった)で2杯ずつ飲んで5000円ぐらい。当たり前だけど、女性から店員にお金を渡してもらい、店を出たらお礼を言ってた。
なお付き合ってる時はサイゼも行くし、はなまるうどんや町中華、立ち飲み屋もガンガン行ってた。この時は一括会計だと2:1ぐらい、個別会計だと個々に支払ってた。相手がどう思ってたかは知らんw
皆さんはどんな感じでした?
さっき2年ぶりの関西旅行をするため、奮発しようと客単価10000円台の兵庫の灘にある焼鳥屋に予約の電話をかけたら「知らないんですかあ?うち二人からしか予約できないんですよ」と断られた。
一人予約だと断られることはよくあるが、なんだこの言い方はと腹が立ってしまった。
関西在住じゃないので店の情報を熟知しているわけじゃない。なぜ、県内の人間しか連絡しないと思うのだろう(もちろん食べログやサイトの情報は見た上で連絡している。一人客のレビューもあったのだ)
私の声はアニメ声で高いため大学生くらいに思われたのだろうか、これが低い男の声なら違っていただろうか。
コロナ前の浅草で飲もうとした時にガラガラの店内にもかかわらず断られたこともある。中でおじさんが一人で飲んでいたし、店の様子から予約して行くようなタイプの店でもない。
私の顔を見て「少ししか頼まないんじゃないの?ある程度頼んでくれないと困るんだよねえ」
と言い捨てられた。
私は一人で飲食店へ入るときはその店の客単価平均よりは高くなるように注文するようにしているが、言い返しはしなかった。
浅草では上記経験を数回したので、あそこで飲むことはもうないだろう。
他にも店内がガラガラなのに「コロナだから一見さんお断りだよ!」と言い捨てられたり、お冷やかわりに温かいお茶を出す店でお冷やを頼んだら「わがままなやつだなあ」と聞こえるように嫌味を言われたり、飲食店で不快な経験をしたことは多い。
私は女一人でも周りの目を気にしないし黙々と食べたり飲んだりできればそれで良かったのだが、飲食店側がそれをさせてくれない。
一人じゃなければ、女じゃなければ、こんな態度は取られてなかったんじゃと思うと本当に悔しい。
たまに「お一人様でも居心地の良いお店にしたいんです」と言ってくれる店がある。
そんな店は少数なのだろうし、私たちお一人様を不快にさせないためのリップサービスなのだろうが、こんな店が増えてくれたらなあと心底思う。
まあ、無理だろうけどさ。
【追記】
朝起きたらブコメとトラバがたくさんついててびっくりしました。
あまりにイライラしていたので主語大きくなってしまったのには反省です。
灘のほうの方のブコメがあったので、店名を言いますが、とり篠さんです。インスタの投稿が多く、どちらかというと女性客が多い焼き鳥さんのようですね。
書いた内容は飲食店で不快な思いをしたシリーズの一部なので実際はもっとあります。
・立ち飲み屋で評判とは違って美味しくない料理を出された。あとから気に入った客とそうでない客で提供する品を変える店主らしいと聞く。開店すぐに行ったので不機嫌だったのかもしれない。
・立ち飲み屋で「ええ!ひとりぃ!?」と常連客に大声で反応される(まあ店は悪くないですが)
・ランチタイムに「30分だけならいいですよ」と席に通されるが、提供まで20分以上かかる。頑張って5分程度で食べたけど…それだけ提供に時間かかるなら断ってほしかった(ステーキランチなのでけして安くない)
見た目は確かに小柄で童顔なので元々が舐められやすい属性なのかもしれません。よく道を聞かれますし…。
ただ、立ち飲み屋や居酒屋で不快な思いはたくさんしていますが、おひとり様難易度が高いとされるフレンチやイタリアンでは嫌な顔一つされたことがありません。
地元のお店は一人で10軒以上回ってますが、本当にないですね。
あとよく聞くタクシーの運ちゃんに舐めた態度を取られることもありません。
一応、態度は気をつけるようにしていて、「美味しかったです」「ごちそうさまでした」は笑顔で伝えるようにしています。まあ予約時点で振られることも多いので意味ないかもしれませんが。
コロナということでそれなりに自粛をしていた。外食はほぼゼロ、酒は好きなのに外では一切飲まない、在宅勤務なのもあり、車を買って電車にすら一年半くらい乗ってない。人にもどうしても必要な時以外まず会わない。すべてオンライン。
東京住みだが、ここ数週間はコロナがだいぶ落ち着いた感がある。去年はオンラインにした、恒例の小学生からの仲間との忘年会が今日、ある。
俺は半ドンして今、先のりして立ち飲み屋で一杯ひっかけてる。最高だ。
適度に騒がしい店内。うまいビール。特筆してうまくはないが、まあ及第点のつまみ。まだ仕事してるサラリーマンやらしょうもないであろう話に花を咲かせるおばちゃん二人組。献身的に働く店のスタッフ。街に溢れる人、人、人。騒がしい。
べつに、それほど恋焦がれた生活というわけではなかった。自粛は自粛で、妻子と共にそれなりにご機嫌に過ごしてきたつもりだ。
だが今店内で一人しょぼいビールを飲みつつ、とても幸せを感じている。ああ、いいな、ってね。とても心が満たされる感覚がある。俺はこれほどに、この以前なら何の感慨もなかったであろう生活を渇望してたんだなと気づいた。
僕が小学2年だった、昭和の終わりごろの、僕の父(団塊世代、3年前に他界)の日曜日の過ごし方を、記憶をもとに書いてみます。
なお、これは、家族サービスをしない日の過ごし方です。
・朝からテレビを見る。関口宏のサンデーモーニング→教育テレビの将棋対局→アッコにおまかせ→新婚さんいらっしゃい→アタック25の順。
家にテレビはリビングに1台しかなく、テレビは父に占領されていたため、日曜日の午前中に見たい番組を見せてもらった記憶がない…。
・テレビが終わったら繁華街へ1人で出かける。本屋や電気屋、レコード屋を回る。帰りに行きつけの立ち飲み屋で1杯飲む。
・夕食は鍋が多かった。鍋はいつも父が仕切っていた。
・夕食後は、ビールを飲みながら、プロ野球や大河ドラマを見ていた。
こんなところでしょうか…。でも、今の自分が、この時の父と同じくらいの年齢になって思うことは、日曜日の過ごし方を見ても、やっぱり全然違うなあ、
ということです。朝のテレビだって、今でも見ようと思えばこの順番で見られますけど、全く見る気が起きないし…。ていうか、テレビは家族に占領されてるので、
仮に見たい番組があっても見ることは難しいですね。
まあ、この時代と比べると、時間つぶしの手段がかなり多様化しているので、その辺りが影響しているんだろうなあ、と思います。
現代であれば、ネットやゲームで無限に時間がつぶせるし、わざわざテレビを見なくても、と思うので…。
でも、こういうお父さんって、現代でもいるんでしょうか…。僕と同世代(40歳くらい)の人で、こういうお父さんって、少なくとも
80 名無しさん@恐縮です 2021/02/01(月) 12:33:20.66 ID:mfNMOaCv0
683 風吹けば名無し[] 2021/02/01(月) 12:25:13.87 ID:FT/sCwDaa
15,000円 11月29日@東京 田村と早めの忘年会(20人)
15,000円 11月30日@大阪 田村と早めの忘年会(22人)
15,000円 12月1日@福岡 田村と早めの忘年会(15人)
事前ならびに12月10日(昼以降)に準備スタッフとして参加できる権利。
アーティストのライブでパーンと銀テープが飛ぶと会場がめちゃくちゃ沸く。
銀テープでグルグル巻きになった田村有樹子の写メをお届けします。
「飲みに出るな」という声も最もだと思うけれど、一旦ここには目を瞑ってほしい。
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本題。
昨日は10日ぶりに店に行った。
この中の1人の客 (仮にAとする) の話が衝撃的だった。
Aはこの店の常連のようで、この人も別の飲食店で働いているようだった。
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A「この前、知り合いの店に出前を持って行って、そのままその店で一杯飲もうとしてた時に、出前を食べた店主が味がおかしいって行ってたので、すぐに退散して来た。」
A「数日後に、その店はコロナ陽性が出たので、すぐ帰って来て助かった。」
A「周りのお店に迷惑がかかるから、保健所には接触者について言わないように連絡が回っている。」
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自分は逃げるように店を出た。
Aと隣の2人組みは仲良くなって、大声でしゃべっていたし、カウンターなので店員も危険だろう。
この他にもAは、「〇〇って居酒屋が2日営業してないけど、コロナが出たんじゃないか」と、盛り上がっていた。
飲みに行ってた自分が言うのもおこがましいけれど、飲食関連の人たちの考え方はこれが多数なのかと心配になった。
家のすぐ近くで味は好みだったし、年末年始も営業していてお世話になった立ち飲み屋だったので、ぜひ支えたいと思っていたのだけど、正直しばらくは行けない。
中学時代にいじめ→ADHDの二次障害うつを躁鬱と誤診され薬漬けにされ廃人状態→高校留年→21歳に卒業
というゴミみたいな経歴なんだが、履歴書の学歴欄にどう書くかいつも悩んで、いつも卒業年を誤魔化している。
高校なんてストレートで卒業するのが当たり前だし、見た目は真面目そうに見えるらしいから、3年で卒業と書いてもまず疑われない。
まず書類通らないしさ。馬鹿正直に事実を言うこともできないし。
職歴もゴミだから、卒業証明書提出させられそうな正社員には応募しないようにしてるし、これまでバレたことはない。
犯罪であることは理解してるが、働かないと生きていけないんだよ。
今はうつも寛解してるから、病人や障害者として扱われることもない。
自分の価値を高めるために、どっかの大学や専門に入ることも考えたけど、運転免許取得の金すら捻出できないのに進学なんて無理だわな。
今度雇い止めにあって無職になるって話を、立ち飲み屋で知り合って仲良くなったおじさんにしたら、仕事を紹介してくれるって言ってくれたんだ。
って聞いても「学歴なんて気にしないよ」とさ。
相当、俺のことを気に入ってくれてるらしい。
履歴書は出さないといけないらしいんだが、どうするべきか悩んでる。
自分が留年していたことは周りには話してないから、詐称することはできるんだが、万が一のことを考えると躊躇する。
ネットでは男性ばかり「リードしなくちゃいけない」「奢らなくちゃいけない」とブー垂れているように見受けられるが、
女性もそうだ。「可愛らしくいなくちゃいけない」「男を立てなくちゃいけない」もちろん、これらの愚痴を吐いている女性もいるけれど、
男性よりも少ない気がする。
私はまさに、可愛らしくなくて男性を立てられない女だ。
これまで男性と付き合ってきても、相手が卑屈になったり、嫌な言葉をぶつけられることが多かった。
■「俺のことを馬鹿にしているんだろ!」
けして馬鹿にはしていない。私はテレビ以外にもニュースを見たり本を読んだりしていて、その話題を何気なく振っただけだ。
「馬鹿にしているんだろ!」と同じくらいの頻度で言われるのが「正論を言うな!」である。
その後に続く言葉として「言っていることが女らしくない」「可愛げがない」だ。
これに関しては男女関係ない気もするが、圧倒的に男性に言われてきたうえに何かと「女らしくない」とその後に続くため、
あと、オタクの男性相手だと、相手が好きなジャンルを私の方が詳しくなってしまい落ち込まれたこともある。
「俺の方が先に好きだったのに、趣味を取らないでよ」と言われても……。
■「俺が店を選ばないほうがいいよね…」
私は食べることが好きだ。
失敗したくないので、食べログやグーグルマップのコメント、インスタなどを見て店を決めているのだが、それすらできない男性が多いようで(まあ私が特殊なのだろう)
美味しい店に連れて行くとなぜか落ち込まれる。
はじめは喜んでくれるのだ。しかし、何度も連れまわすとしゅんとされる。付き合う前は「楽でいいよ~」とニコニコしていたのに、徐々に自信をなくしていくのだ。
もちろん、相手が食べたいものを一番尊重したいので、好みや店の雰囲気もリサーチしたうえで決めている。自分勝手にならないようには気をつけているのに。
いつの間にか、一緒に楽しんでいたつもりが「俺と付き合っていて楽しい? いつも決めてもらって…」と落ち込まれる。
落ち込まれるのは面倒だ。好きでやっているし、店を決めることは苦ではない。「そんなことないよ。一緒にいるだけで楽しいよ」と言っても信じてくれない。
男女逆だとこうはならないだろう。
■「君は俺がいなくても生きていけるよね」
これは時々言われる言葉だ。
私は1人で行動することが好きで、彼氏がいようがいまいがあちこち遊びに行く。さすがに恋人がいたら旅行は我慢するが、立ち飲み屋くらいには行く。
もちろん、大人げない飲み方は一人ではしない。彼氏の前では羽目を外すこともあるが、それくらいだ。
一人遊びは好きだが、週に一度はデートを心がけている。けして寂しがらせてはいないはずだ。それが
「誘ってほしかったな」としょんぼりされる。しょんぼりされるだけならいいのだが
中には「女が一人で立ち飲み屋なんてみっともない」「自分の彼女が一人で外食なんて恥ずかしい」と言われる。
昭和の価値観か?と驚いてしまうのだが、何人もの男性から言われているから普通の価値観なのだろう。
私が男性ならば、外食くらいでどうこう言われないよなあ、と悲しくなる。
■「君は誰とでも打ち解けられるよね…」
そんなことはない。いつも緊張しているし、人見知りだ。
これもかなりの男性に言われてきた。特にオタクっぽい男性から。
店員に話しかけられてへらへらと受けごたえをしているだけなのだが、それが彼らの劣等感をくすぐるらしい。
「君は俺と違って…」といつも言われる。
「私も緊張しているし、ある程度話せるように努力はしてきたんだよ」と伝えても「いや俺は君と違うから…」とうじうじされる。
「君は話が面白いから一緒にいて楽しい。それに比べて…」ともよく言われるのだが、好きな相手といるのだから楽しませるのは当然だと思う。
私はただ、面白い話をして笑ってくれるだけで十分なのだ。彼らには面白さを求めていない。そう伝えているのに、うじうじされる。
これが男女逆だとどうだろう。ただのメンヘラ女と揶揄されるのではないか(まあ、彼らもメンヘラ男性なのかもしれないが)。
男はもてなして当然という価値観が世間にはあるらしいので、店員とちょっと話したり、面白い話で笑わせた程度では、いちいち落ち込まないだろう。
以上、私の経験談だ。
こんな性質なため、リードされたい男性を選んでいるのだが、そういう男性に限って卑屈になる。非常に面倒くさい。
だからといって、リードしたい男性と付き合ったら女性らしさを求められて、私が耐えられないだろう。
以前、ふらりと立ち寄った小さい立ち飲み屋さん。
隅に缶が置いてあって、常連さんっぽい人達がたまに小銭を入れてた。
「支援金みたいな感じで。貯まったら、お店の備品買うんですよ。
ほら、あそこの提灯、そのお金で買ったんですよ!」と言っていた。
あったとしてもいくら渡していいのか、100円は失礼か?みたいな。
「お釣りはいらないよ!」って言っても、お釣りが500円以上あるなら、要らない!って言うには迷うし。
クラウドファンディングは、よくわからないし。
「お金使うぞ!いっぱい食べるぞ!いっぱい飲むぞ!」って言っても、そんなに食べれないし、飲めないし。
気軽にお釣りの130円とかをチャリン!と入れられる様な感じっていいなー。
小銭でも、塵が積もれなばなんとかで、
備品でもなんでも少しでも足しにしてもらえればいいな。
今なら、消毒用のアルコール買いました!みたいな。
そんな支援箱が置いてあればいいなと思う。
近所を散歩すると、だいぶシャッターを開けている店が増えた気がする。皆まだ用心しているようで、元々人気のある店以外はあまり客が入っていないようだが、「営業の自粛要請」という経営者に自殺を強いるようなことをしておいて、店が潰れたら自己責任みたいな理不尽な状況が減れば良いなと思う。
GWが終わったから感染のリスクが突然減る訳じゃないと思うので、店が営業再開したからと能天気に飲みに行ったりするのもどうかと思うけど、時短営業したり座席を離したり店内を消毒したりという努力をしたうえで営業したい店は営業再開して大丈夫な雰囲気になったのは良いことだと思う。
お気に入りだった店が「当面営業休止します」という貼り紙をしたまま店を開ける気配がなかったり、昔からあった洋服屋が気がついたら商売を止めて店が空き家になってしまっているのを見ると切ない。5月が終わったらもう少し店が営業再開して賑やかになるんだろうなと期待しているが、そこまで持ちこたえられない店もあるだろう。
小さな立ち飲み屋で、常連客らしいのがいっぱい入って談笑してるのを見ると「お前ら大丈夫か?」とは思うが、基本的に店に入るかどうかは客に選択権があるんだから、コロナ菌に感染したくない人はヤバそうな店に入らなければ良い。
非常事態とはいえ、「店が営業していると客が入りたくなるから営業するな」というやり方はあまりにも強引だった。週が明けて保健所や病院がフル稼働を開始してからの感染者数が見ものだが、営業の自由を制限するのはほどほどにしないと自営業者が経済的に死ぬぞ。
予定日を過ぎても一向に中の人が出てこないので、促進剤を打って強制出産する。本当はもう少し様子を見ることもできるらしいが、年末年始を挟むと病院側も色々あるらしい。オトナの事情だ。
妊娠する前、正直に言うと、妊婦なんて腹が大きくなるだけで何でもないと思っていた。
実際になってみると、意外としんどい。
ついでに頭も全く回らない。文章を読んでも一回では頭に入ってこないし、口頭での指示は言われたそばから抜けていく。
動悸や息切れもあるし、腰は痛いし、電車や車で酔う回数も明らかに増えた。
1日外をウロウロすると、あまりに疲れて顔色が真っ青になってしまう。
私は体力に全く自信のない自営業なので、妊娠が分かってからすぐに仕事を減らし、妊娠中はほとんど働かずに過ごしていた。
こんな状態でどうやって働き続けているのだろう。女の人ってすごい。
電車に乗ると、妊娠マークを見てすぐに席を譲ってくれる人がたくさんいた。
ヘロヘロ妊婦だったので、譲ってくれると本当に助かった。譲ってくれた人には、もれなく一生幸せに過ごせる呪いをかけておいた。
でも、面白いことに、席を譲ってくれる人は全員おば様。
若い人や男性は譲ってはくれない。譲ってくれないのか、妊婦マークに気付いてないのか、気付いても譲る必要性を感じていないのかは分からない。
ちなみに私も妊婦になる前は席を譲らない側の人間だった(席を譲ろうと思うほど妊婦に興味がなかった)から、譲られなくても格段何も思わなかった。
逆に譲ってくれたおば様たちは、きっと妊娠中に大変な思いをしたのだろうなぁと思うと涙が出そうだ。
私も妊婦さんを見たら、席を譲るようなオバちゃんになろうと思う。
妊婦は空気を吸っても太る、と聞いていたからビクビクしていたら、なんとびっくり体重が増えずに医者に怒られる、というレアな体験をした。
普段は食べないオヤツを1日2回食べ、カロリー気にせず食べたいものを朝昼晩と食べ、炭水化物を多めに取っても効果なし。
何が腹立たしいって、妊娠する前はこんな生活してたら普通に太っていたという事実である。
胎児、羊水、増加分の血液、胎盤の重さを全て足すとそのぐらいの重さらしいので、産んだら元の体重に戻りそうだ。
戻らなかったらどうしよう。
美味しいお店があると聞いて、父と豚足を食べに行った。
汚い立ち飲み屋のようなところで豚足を食べ、あまりに美味しいのでお持ち帰り。
翌日お持ち帰りを嬉々として食べたら、その日の晩に盛大に吐いた。
1つ言えることは、豚足はおいしいということ。
電車に乗って出かけようとしたら、人身事故の影響で混んでいた。
とりあえず乗った各駅停車。その中で、頭の先から冷たいものが足元まで降りてくる、という初めての感覚があった。
ああこれダメなやつ、と、次の駅で転がるように下車し、壁を伝って何とかベンチに腰を下ろした。
人でごった返したホームの中で、一緒に電車に乗っていた夫が温かい飲み物を買いに走り、全く回復しない私を見てすぐに駅員を呼びに行ってくれた。
私がベンチで気分の悪さと戦っていると、電車待ちの行列の中から2人のおば様がやってきた。
「大丈夫?」
「あら、あなた妊娠中?駅員さん呼ぼうか?ああ旦那さんが呼んでくれているのね。」
「顔が真っ白よ。」
そう言って見ず知らずの私の背中を撫で、大丈夫大丈夫、と励ましの呪文をかけてくれた。
まさかの優しさに号泣してしまった私を見て、泣かなくていいのよぉ〜とおば様たちが笑った。
「妊娠ははじめてかしら?」
知らない妊婦の腹の事情なんかに興味を持ってくれて、私はその質問に答えることで何とか気持ちを立て直すことができた。
あの優しさは一生忘れない。
そして、私もそういうことができる人間になりたいと思った。
これ以上電車に乗せるのは不安だと、夫は電車で家に帰り、車で迎えに来てくれることになった。
電車に乗った意味が全くなくなってしまったが、夫があまりに優しいので、将来介護は任せろと心の中で呟き駅長室でお留守番。
駅員さんはとても優しく気遣ってくれて、毛布やら枕やらを準備し、何かあったら声をかけてと丁寧に言って、仕事場へ戻って行った。
人身事故の最中なので、駅長室はたくさんの放送が飛び交っていた。ドコで電車が止まってるとか、駅のホームで何が起こったとか。
向こうの方で駅員さんの
「うぉおぅ…。こりゃもうダメだわ…。」
という、この世の終わりを見た人みたいな呟きが聞こえた。
その間にも、忘れ物をしたとか、切符がないとか、道に迷ったとか、迷子を見つけたとか、お客さんがドンドンやってきて、一つ一つ優しく対応する声が聞こえ続けていた。
ソファでまどろみながら、駅員さんってすごいなぁと思った。
お仕事、本当にご苦労様です。
私が倒れた駅のホームで、対応が遅いとか情報がないとか客の誘導が出来てないとか、ずっと大声で文句をつけているオッサンが1人いた。
でも、私におば様たちが駆け寄って慰めている姿を見て、声を荒げるのをすぐにやめていた。
気遣ってくれてありがとう。でも、駅員さんにも優しくしてほしいな。
妊娠して明らかに変わったのは、バストサイズと乳首の色だ。バストは大きくなり、乳首は真っ黒になった。
それはもうまっくろくろな乳首で、こりゃ「乳首をピンクにします」みたいな怪しげなクリームが売れるわけだと妙に納得した。
そしてお腹には、正中線と呼ばれるらしい、一本の黒い線が浮き出てきた。
胃のあたりから股の上にかけて、まっすぐ引かれた黒い線。妊娠週数が進むにつれ、ちょっとずつ濃くなっていった。
これは最初の細胞分裂の跡だと、どこかに書いてあった気がする。本当ならおもしろい。
切り取り線に見えるので、てっきり帝王切開の時はこの線を目印に縦にメスを入れるのかと思っていたら、横に切るらしい。
なんだ、キリトリ線じゃないのか…。
黒くなったのは乳首だけじゃない。
脇のあたりとか、背中の上の方とか、局所的に黒くなっているところがいくつかある。何故かはサッパリ分からない。
私は毛深くない方だが、明らかに産毛の量も増えた。背中も気持ちフワフワになり、お腹にも毛が生え、腰にも産毛のクッションができた。
毛が生えているところは弱いところだと聞いたことがある。胎児を守ろうとしてこうなっているのなら、私の身体は私の気持ちなんかよりよっぽどお母さんだ。
私は普段から化粧を全くしない程度には美容に興味がない。だから黒くなったところで、そういうものか、ぐらいの感慨で済んでいる。
でも美容にしっかり向き合っている女性は、この黒くなったり毛が生えたりする現象をどう受け止めるんだろう。
やはり、ショックを受けるのだろうか。
それとも、子が産めるのならと受け入れるのだろうか。
まだ見ぬ子のために自分のこだわりを一旦置いておけるって、すごいことだ。
一方では「妊婦は動くな、ゴロゴロすべし」と言われた。お腹が張ったりすると、赤ちゃんも苦しいらしい。
もう一方では「妊婦は動け、何でもやっちゃえ」と言われた。動いてはいけない場合は指示をするから、それ以外はお産に向けての体力作りのために動いてほしいらしい。
仕方ないので、都合のいい方を日替わりで信じることにした。おかげで楽しい妊婦生活だった。
おかげで好き勝手、ストレスもほとんどなく過ごしてきた気がする。
夫は優しさが服を着て歩いているような人で、義両親は付かず離れずの距離で気を回してくれる。
実の兄弟とも仲良しで、義兄弟やイトコ、ハトコとも、深夜まで話し込むことができる程度に仲がいい。
友人もそれなりにいて、出産経験のある子からのお下がりとお祝いで、赤ちゃん用品はほとんど買うことなく済んでしまった。
これだけ味方がいて、みんなに励まされているけど、やはり出産は怖い。どれだけ痛いのか考えただけで震える。
そして妊娠中は苦しい。何の理由もないのにメソメソ泣いて夫を困らせたり、何もしていないのに疲れて一日中寝ていたりした。
それでも周りは許してくれて、慰めてくれて、私の好物を買って来てくれたりする。
だから何とかここまで耐えることができた。
そこには必ず、DVを受けていませんか?と書いてある。
世の中にはいるのだ。人に恵まれず、望まない妊娠をして、苦しい妊婦生活を一人で過ごし、出産の恐怖に怯える人が。
私が大勢に支えられて何とかやってきた生活を、ただ一人で耐え抜くのはどんな気持ちなのだろう。
幸せになってほしい。
つわりで気持ちが悪いと「腹の中の人のせいだ!」と思うし、胎動で眠れないと「ちょっとは静かにしてよ!」とウンザリするし、思うように動けないと「お腹重すぎるよ!」と悪態をついたりする。
そもそもお腹が膨らんでいったところで、その中に人間が1人入っている、というのが信じられない。
でも、もし本当に産まれてくれたら、精一杯かわいがってみようと思っている。
私は子どもを産んで育てたいと思っているけれど、別に子ども好きではない。
だから泣き声を聞いてうるさいと思うことだってあるだろうし、イライラすることもあると思う。
ついでに家事も上手くないから、子どもにいい環境なんて作ってあげられない。
それでも休み休み愛して、一緒の時間を過ごして、ゆっくりお母さんになっていけたら素敵だ。
明日産まれたら、お腹の中の人は初めての肺呼吸と初めての哺乳で大パニックだろう。
その前に、狭い産道を通ることでヘロヘロかもしれない。
一緒に頑張ろう。
痛いのは怖いけど、私も何とかやってみるよ。
私は本が好きだ。
外に出るのが嫌いで、一人で家でゴロゴロする休日が何よりも好きな人間だから、読書は一番の趣味といえる。
本を読んでいると、たまにこれは私のことを書いたんじゃないかって思える時がある。でもそれはきっと、私が経験した出来事が世の中にたくさんあるうちの一つだったってだけなんだろう。
そんなありふれた話をどうしても誰かに聞いて欲しくて、よくある話だなつまらんわって吐き捨てて欲しくて日記を書く。
育ってきた環境のせいなのか、私は人を好きになることが苦手だ。もっときちんと説明すると、恋愛感情を持つことが苦手。人間的に好きになっても、例えば異性として、肉体的な接触を伴いたい相手として好意を抱くことが少ない。
だから、20年以上生きてきて、好きになった相手は片手の数で収まるほどだし、これは私の価値観の中ではとても少ない人数といえる。
その数少ない人々には共通点があって、それは初めて会ったとき私の中で「この人のことを好きになるし、好かれる」という確信を抱くところだ。かなり主観的で自意識過剰で、根拠のない共通点かもしれない。要するに私は、一目惚れから始まるタイプなんだろう。だから、友達から恋人へ関係性が変わることはほとんどなく、周囲の環境が変わらないと(自分を取り巻く人が変わらないと)新しい恋愛に出会うことが出来ないタイプともいえる。
そんな私はこの四月に会社に勤めることになった。男女比は半々くらいだけど、かなり年上の方が多い会社。そんな場所で好きな人が出来るとは思わなかったし、そもそもずっと働きたいから社内恋愛はしないようにしようと思っていた。(なんとなくめんどくさくなる印象があったから)
でも、入社して最初に挨拶中、コンタクトをつけてくるのを忘れてぽやぽやした視界の中で、他部署の男性を目にし、きっとこの人を好きになると思ってしまった。いやいやこんなボンヤリとした視界で判断できないやろと自分を律して、仕事に慣れることに集中していた四月五月。
彼は私の同期の直属の指導員だった。
部署は違うけれど、同期に指導する声はよく聞こえてきて、しかもその声がよく通る私好みの声で。あの日のボンヤリとした視界を補うように、聴覚から好きになってしまった。
とはいえ仕事上で関わりもないし、そんなに積極的にどうにかしたい気持ちもなかったので、社内に推しができてラッキーくらいの軽い気持ちで日々仕事をしていた。
それが崩れたのが10月の話。
私が何気なしに指導員の先輩に提案した飲み会が、思った以上に大掛かりなものになり、そこに彼が参加することになったのだ。初めて彼と会話らしい会話をした私は、この人ほんとに好きだなと気持ちを深めてしまったし、きっと自分は彼のタイプだろうなと手応えを感じていた。実際に彼もそのことを認めていた。
なんとなく、話し流れと社交辞令で、ワインを飲みにいきましょうと約束をした。
きっと、社会人の方々なら安易に想像できるのだろうけれど、部署が違えば仕事も違い、忙しい時期もリズムも違う。
あえて多部署の後輩を誘うこともないだろうとそんな約束はお酒とともに飲み干してしまったし、期待もしていなかった。だから11月の頭、彼とたまたま帰りのエレベーターで一緒になったときに、日程決めてないなって話しかけられて動揺した。安易に好きになった。もうそもそも好きなのに。
結局その日も具体的な日時は決めなかったのだけど、彼が飲みの場での約束を守るタイプの人間だとわかっただけで嬉しかった。
そして、今月、また彼と同じエレベーターに乗る機会があった。
きっと今日飲みに誘われるなと思ってエレベーターに乗り込んだ私は、実際に最寄駅に着くころ彼とどのお店に行くか話し合っていた。
私より勤続年数が長い彼は、良いお店のストックをたくさん持っていて、ワインの美味しいお店という私の希望を叶える素敵な立ち飲み屋さんに連れて行ってくれた。
そこがめちゃめちゃ美味しくて、彼と話すのもとっても楽しくて、お互いに趣味や価値観が合うことも確認できて幸せな時間だった。
そこで終わらせておけば良かったのに、どうしてだか2人して一緒に帰り、2人して一緒のベッドで寝ている。
彼には恋人がいて、私は多部署の後輩でしかなくて、友達ほどの信頼関係もないのにセフレになんてなれるはずもなく、一番中途半端な関係になってしまった。
こんなのほんっとうによくある話で、私は今まで同じような状況に陥った友人たちを散々説教してきたのに、これからどうしたら良いかわからない。正直超困惑してるしもうお酒飲まないと誓う。
どうしていいか分からない中で、確実に分かることもあって、私は彼を嫌いにはなれないし、そんな中で私は働き続けなければいけない。
めちゃめちゃ沼やんってなる。
それも底がないタイプの沼。
人生ハードモードだなって自業自得ながら絶望するけど、私の大好きな島本理生さんの本がもっと実態感を伴って理解できるようになるかもしれないと思うと少し嬉しい。
ハマるなハマるなと言われて引きとめられていた沼に底なし沼ってどんなんなんだろうと興味本位で近付いて案の定沈んじゃう人生も経験しないと島本理生は一方通行でしか読めない。これは私の希望的観測だけど。
島本理生に憧れた女がどうなるのか、また誰か聞いて欲しい。