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はてなキーワード: 正規雇用とは

2021-07-06

anond:20210706201827

正規雇用もっともらうべきなんでは?

そもそも一家4人を育てられないような給与体系じゃ人口の維持すらおぼつかないわけですよ

そんな低賃金で人を雇う行為自体反社会的活動であることを国民自覚すべき

2021-07-02

女性キャリアに関する調査」(2011年)では、「結婚し2人以上の子どもを持って正規雇用の初職を継続している女性は1%にすぎない」"

って、その大半は夫の収入があるから正規雇用じゃなくとも問題なく生きていけてるんでしょ?

正規雇用率を調べるならば独身女性限定で調べないと無意味でしょ

こういうのをさも大問題であるかのように吹聴されるのって

女にとって労働生活の糧じゃなくてキラキラしたキャリア実現のためという余暇的なお遊びだと思っているから出てくる発想であって

何よりも女を舐めてるよね

2021-06-17

anond:20210617162203

結果の平等が行き過ぎてると思う理由はなにか聞いてるのに、なんで正規雇用非正規雇用格差について話してるん?

会話苦手なの?

2021-06-08

トロフィーワイフ誤用である発言と、それへのブコメ

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/YukariWatanabe/status/1401529385287626755


同時通訳スキルを持った女の人のことをトロフィーと思うわけない

トロフィーワイフ」と聞くと、表彰されるに値するような優秀な奥さんのように思ってしま

面白いな、多分、みんな違うこと話してるんだろうな



東京では優秀な女性専業主婦に収まりセレブバイトしてる

 ↓

反応する人がトロフィーワイフという言葉を使う

 ↓

トロフィーワイフという言葉が出てくる人生ってどんあ人生なんですかね?女性をモノ化していいはずがない

 ↓

いやいやいやいやいやいやいや、セレブバイトって言ってみたりしてるのお前だろ

 ↓

ボクは「ジェンダーの話は別」って言ってまぁす、ばーかばーか

 ↓

ジェンダーの話は別」って言う場合、大体ジェンダー問題本丸よね

非正規雇用女性は沢山問題を抱えてるのに、正規雇用男性専業主婦非正規業務セレブバイト揶揄

 ↓

トロフィーワイフの使い方がおかしい new

さすが旧帝大卒のはてな住人は、セレブにもバイトにも違和感を感じないけど、トロフィーワイフにはバリバリ違和感を感じていたらしい


皆さん学があるから



すごいね(棒)

2021-06-07

anond:20210607230314

生活費を稼ぐ必要のないセレブバイトの人が相場よりも安い給料で引き受けなければ、もっと高い給料生活費を稼ぎたい人も働ける

それは話が逆で、ここ数十年続いた博物館美術館正規雇用削減・非正規雇用化が学芸員にも及んでいて、「自分が家庭の主たる稼ぎ手でない人」ぐらいしか働けなくなってるのが現実だと思いますhttps://careergarden.jp/gakugeiin/tenbou/

国家資格でそれなりの知識能力も求められるのに、フルタイムで働いても年収300万円ぐらい、さら現場人員削減でどんどん学芸員仕事が増えてるんだから、とても一生の仕事にはできないです。で、もし相場相場とは…?)よりも安い給料でそういう仕事をやってくれる人達がいなくなったら、学芸員給料が上がる、なんてことは起こらないと思いますね。

anond:20210606145644

オッカム氏、東京私立大学に出てきたのは40代後半だけど、正規雇用アカポス自体北海道でその約10年前に得ている。

そこは首都圏理工系私大学部1年だけ北海道の片田舎飛ばし教養教育を受けさせるというところで(もう無くなったが)、今のように政治学の専門の授業などはできず不満だったろうし、

狭い世界管理職ものすごく専横していたらしく、苦労したのは事実だろう。

ただ、正規職に就くのに40代後半までかかったというのは間違いなので一応書いておく。

2021-06-06

ネットでアレほど嫌われている竹中平蔵が必ず出てくる理由

竹中平蔵が必ず出てくるのは、「竹中平蔵が正しいとかなりの人間に支持されている」ということなんだよな。

どのあたりにいるのかって言えば、「日本はこのままだとダメになるから多少の人間が不幸になっても、正規雇用崩壊しても欧米の真似をして改革せねば」あたりの人間が支えてる。

マスコミも、事あるごとに竹中平蔵意見を聞きに行く。聞きに行くなよ。

そこまで言って委員会あたりに出演するのは、その視聴者層が、竹中平蔵支持者なんだよな。

要するに稼ぎ終わった団塊の世代TVを観てる人たちあたり。

この人達の考え方が変わらないと、いつまで経っても竹中平蔵が出てくる。

anond:20210606145644

うーん、よくわからんけど、氏のような立場だと、仮に首尾よく正規雇用の職を都会で早めに見つけられたとしても、

都会文化をあまり知らないことに起因する苦しみは普通にあっただろうし、なんかずれる気がするんだよな。

もちろんなかなか専任が得られないという点でも苦労はされたんだろうけど、今回の話につながる一番の原因かと言うと違う可能性があるのではと。

2021-06-04

45歳定年

45歳定年にして、人材流動性を高めよう。

正規雇用には、若いひとがついてもらって、定年のタイミング貯金が足りないおっさんおばさんが派遣社員とか非正規雇用になろう。

取締役とか社長とかオーナーとか、一部例外は認めてあげよう。段階的に潰していこうな。

 

大きな会社でも、辞めるひとめちゃ多い会社あるじゃんメガベンチャーと言うのが合ってるかはわからんけど。

そうゆうとこって辞める人が多い前提だから仕事スキーム化してるんだよね。たんなる架電トークスクリプト作り込まれてるし。

「3年しかいないかもしれないけど、結果は出してもらう。80%キャッチアップするお膳立てはしたから、それを100%120%に引き上げる力を磨けよ」って雰囲気

 

低能今日辞めろみたいな所謂外資系の働き方は日本人には無理だから、まずは定年を早めてアウトプットの質を高める方にシフトすればいい。

2021-06-02

最低時給を上げろと考えている経営者意見

https://anond.hatelabo.jp/20210601142224 に触発されて。

このような考えの経営者が巷に溢れかえっているならそのとおりになるだろうし、元増田の言う時給1500円以下の仕事しかできない人が職にあぶれて困るという世界もありうるかもしれないが、まあそんなことは起こらないなと思うのでなぜそう思っているか説明する。

自分は自社経営しつつベンチャー何社かの経営に携わっている。業種はざっくりITとだけ。

すでに最低時給1500円以下でハイスキル人間は働いている

"時給1500円の仕事"より高い仕事ができる人間を週に1時間だけお願いしますだとか、土日の暇な時間だけでいいんでとか、フリーランスな高給取りに少し相談させてくださいだとかで本来時給1500円以上の人間を1500円以下で雇おうとするハックはすでに発明されまくっている。例えば技術顧問料月1万円、週1回1時間相談に乗ってくれます。という契約でもなんだかんだと日々雑談の体でいろいろ質問し使い倒すことで結局月20時間ぐらい拘束していて、時給換算で500円くらいで働かされているケースというのはある。

元増田は最低時給が1500円になると生産性の高い人間給与は下がるというが、基本給を下げるというのは並大抵のことではない。まぁ従業員に訴えられる覚悟の上かパワハラ地味た説得を伴えばいけると思うが、そこまでやるならいっそ一回会社畳んでしまったほうが楽である。なので既存従業員給与を下げるという方針はあまりないだろうが、残業代を払いたくないので残業するなと口酸っぱくなるか、無料残業しろ圧力をかけるかの二択になるので、無料残業を強いられた従業員がいれば即労基に行って会社を潰せ。

ベンチャーに限らず大企業であっても「この後の仕事につながるから」とか「実績作りだから」とかで人間を不当に安く使う方法はすでに存在し、十分に悪用されているので増田心配するようなハイスキル人間のえる金が減ってかわいそうになる、という事態はおそらくこない。先に上げたようなご相談ハイスキルな連中にどんどん舞い込むようになり、一時的にむしろ収入は増加する可能性すらある。ただし、自分カードが回ってきた時は無言で墓地に入れたほうがよい。

自分の関わっているベンチャーでも「という感じでお知り合いの方に少し手伝ってもらうなどできませんか?」と聞いてくる役員コンサルタントクライアント従業員はいるが、すべてに曖昧笑顔で「うーん、自分はそんなに知り合いが多くないものでして」と断っている。まともな値段が提示できている場合のみ知人に話を振ってみる程度である

最低時給が引き上がるとどうなるか

企業は当然に正社員登用に対して消極的になる。正社員解雇するのは大変なので、解雇したい時に解雇できる契約形態をできる限り取ろうとするだろう。

その状況こそを自分はまさに望んでおり、つまり会社というのは簡単に首を切るものであって、首を切られたからといって人間的・人格問題があるとイコールにならない世の中になってほしいと思っている。最低時給を保証できない企業が増え、倒産解雇が続発すればするほど、解雇された側の瑕疵はあまり気にされなくなり、社会でよくある出来事ひとつになっていく。

元増田簡単転職しましょうと言うが、はっきり言って日本社会における転職難易度は異常に高い。スキルの有無以前に「会社を辞めるやつ」という人間への経営者憎悪が凄まじすぎる。経営者は概ね会社自己を同一視しがちだが、日本企業経営者のそれははっきりいって異常としか言いようがない。風邪を引いて会議を休んだ人間に対して「お前は会社を裏切っている」とか平気で言う経営者が出るのはおかしいことに気づいたほうが良い。最悪でも裏切られたのは予定をすっぽかされた経営者自身であり、会社への裏切り行為ではない。

面接で「転職歴が多いですね」と鬼の首を取ったように言う人事担当者に「ええ、仕事が片付いたので契約終了で離れました」と朗らかにいえる社会になってしまって、ぽんぽん転職していいという社会になってくれないと、人生最初に入った会社ブラックかどうかの2択でその後の人生まで破壊される、というような不幸な若者は減らない。とにかく退職履歴がより軽視されるようになってほしいし、そのためには企業が人を切るに足る理由必要で、その最たるものに最低時給が上がった結果雇い続けることの出来ない会社が増えました、というロジックが成立するなら自分万々である

新卒教育の機会が損なわれるのではないか

現在でもSIなどでありがちだが、働いているかぎり赤字になる社員というのは常にどこの会社にも存在し、そういう奴に投資できるかできないか大企業の境目になるので今と変わらず新卒を取る会社は取って教育をして転職していくし、その体力がない会社新卒を取らず上記に書いたような邪悪方法ですでにスキルのある人材をどうにか安く使おうと頭をひねるだけだろう。

経営者たちの「かっこいい」ポイントひとつに「新卒取って教育に力入れてます!」がある限りそれはなくならないだろうし、ほとんど宗教的にどの経営者も「金ができれば新卒取って教育からやりたい」とのたまっているので、この点はそこまで心配するようなことではないように思う。自分の考えでは、潤沢な資金を用意して中途を取ったほうが良い。教育経営者趣味に近く、趣味ならば社の3%程度の予算で贖える程度の範囲に納めたほうが良い。

もちろん、最低時給が上がることで今新卒採用・教育が出来ている中小企業が出来なくなるという未来は大いにありうるが、その程度で新卒を取れなくなる企業で積める新卒教育経験などおそらく大したものではないので考慮に値しない。

というかいっそ新卒採用というものものすごくレアかつハイレベルキャリアパスであって、普通新卒正規雇用就職など出来ないのだから、短時間で働きながらより実務に近い学びをする、というのが世の中のスタンダードになったほうが新卒市場無意味疲弊していく若者を減らせるかもしれない。新卒諸君に罪はないが、社会構造に罪があるので新卒市場は早めに崩壊してほしいものの一つである。また当然、働きながら学ぶというのが成立するためには短時間労働生活費がまかなえる必要があるので、むしろ最低時給は向上しないとこれが成り立たない。

最低時給を撤廃すれば今スキルの低い人間企業内で研修を受けつつ僅かながらも賃金を得ることができるようになる

これには反対。誓ってもいいが最低時給を撤廃してそのような動きをする企業あくま理想家が起業した一部起業であり、その理想家は大抵社と自分を同一視しておりトンチンカン説教をし人間を壊す。はっきり言って「最低時給が下がったし、うちも安く雇って教育からやろう!」と言い出す奴にまともな教育プランはないので、結局安い金でこき使われ何をしているのかもわからない機械部品みたいな労働がはびこるだけでしかない。

もっと人件費が安ければ教育もできるのになぁ、と言っている奴らは教育をしたいのではなく、安く使える(今無能な)人間に俺が物を教えてやろう、という気持ちよくなるためのプロセスを踏んでいるだけにしか思えない。本当にその教育価値があるのならば、時給1500円払った上でその教育に1時間500円払わせればよい(会計可能ちょっと怪しいが)。従業員がその教育価値を感じるなら500円喜んで払ってくれるであろう。そうすれば時給1000円で使えて教育もできる。

想像してみてほしいのだが「新卒には時給2000円も払うんだからきちんと教育プラン考えないと無駄金なっちゃうぞ」と襟を正すのと「時給500円ぐらいなんだしま教育が終わったら賃金上げるってことで」と構えている2社ならどちらの方がまともな教育実施しそうであろうか。

最低時給を撤廃すればハイスキル人間はより給与があがる

それはない。先に述べたように正社員給料を下げるというのは大変な苦労を伴うため、基本的経営者正社員給与を上げたくない。クビにするのも難しいので、本人が辞めると言わない限り続くコストが増大していくなど経営者からすればたまったものではない。 なので雇った社員給与は据え置きにしたいし、ボーナス還元するからと嘯きながらだましだまし進めたい。そして経営者従業員転職をそうそうしない(できない)とも思っているので、給与が上がらなければ転職してやります〜という脅しもあまり効果がない。本当に転職された時にしまったな、と思う程度である

基本的サラリーマン給与を上げるには、1. 上げるに足る実績を作る 2. その実績をレポートラインに対して強くアピールする 3. 無視できない定量的な成果と定性的理由を作る 4. その上で会社に金がある、というステップ必要だが、どんなレポートがあがっても4の「今は金が無いからいつか還元するね」は倒産するまで言える。なので日本企業において昇給というのは勤続年数による「そろそろ上げないと真剣にやばそうだな」程度のタイミングしか実行されず、その上昇幅は概ね入社時の給与によって決定するため、最低時給が下がればそれだけ全体の昇給幅も下がると見ている。

最低時給があがると失業者が増える

最低時給が上がった程度で社内IT化などが成功できるような先見性や判断力のある企業はすでにIT化なり機械化なり進めているだろうから、最低時給による影響はない。その雇用カットは起こるべくして起こる。あったとして中小人件費向上に伴ってなんとかしようとIT化を進めようとして失敗して無駄金失う程度のことしか起こらない。結果、ファジー入力でも何らかアウトプットしてくれる人間の方が便利なのでひーひー言いつつ人間を雇うことになる。

なので時給1000円だった仕事が時給1500円になる以上の変化は起こらないだろう、と思う。あるいは1500円になることで生活に余裕が出るとしたら、アルバイト人手不足などが起こる可能性はあり、むしろ失業率の低下に寄与するのではないか

おわり

思いつくまま文を打ったので読みにくければ申し訳ない。苦労して読んだのに大したことは書いてなかった、と言われても申し訳ない。

経営に携わってきた中で思うことは、経営者というのはサラリーマンをやったことがないかサラリーマン時代記憶が消えているとしか思えない出来事言動が多く、こいつらは果たして自分と同じ人間なのだろうかと感じるシーンが非常に多い。そして、多くの経営者がそうなってしま理由もなんとなく理解できてきている。

経営には決定・判断必要とされるシーンが多く、逆に手を動かすとか実作業めいたものを行うことは経営者がやるべきでないと教えられることが多い。なので、営利活動において最も気持ちいい「決定を下す」、という瞬間と俺はこんなにもお前らや会社のために考えて悩んでいるのに、という判断ストレスが相まって、会社自分を切り離して考えられなくなっていくように思う。だからこそ会社の金を不当に多く得ようとする労働者が泥棒のように感じられるし、自社の事情を顧みず最低時給をせーので上げるなどという施策に対してはつよい怒りを覚えるだろうと思う。

最低時給向上反対という意見にも価値があるし、元増田危惧するところが一概にすべて問題ないと言い切れるものではないと思いつつ、こういう考えの経営者もいるのだという一例程度になれば嬉しい。

2021-06-01

会社経営してるけど、元増田とはだいぶ意見が違う

同じく会社経営だけど、元増田とはだいぶ意見が違うので簡単に書いてみる。

最低賃金をめぐる経済学的な議論には、色々な立場がある。理論経済学的には、最低賃金を設定することで、死荷重最低賃金以下での雇用機会の損失による非効率)が発生し、労働市場効率が悪くなり、社会全体の効用が下がる、という予測が導き出されるけど、統計上はこの死荷重による負のインパクトははっきり観測されていない。最低賃金存在労働市場を歪めているという実証的な研究結果はない。

最低賃金という制度重要ポイントは「地域内では一律に設定される」という平等性にある。つまり、輸出中心の産業海外労働力コストと直接競争する産業)を除いたドメスティックな業種では、自社もその競合業種も、労働力調達コストにおいてみんな同条件の上方シフトを被る。これは、各企業がこれまでと同じ収益性雇用を維持し、同じ水準のサービス提供しようとした場合、そのコスト上昇をすべて販売価格転嫁しても競争力を失う可能性は低い、ということでもある。労働コストの上昇分を販売価格転嫁しない企業があるとすれば、「企業収益性を下げてでもシェアを取る」という選択をしたからで、これは人件費に限らず部材調達やその他諸経費の値上げなど、原材料費や外部経費のすべてに妥当する話だ。最低賃金に固有の問題ではないし、いずれは市場機能によって均衡する。

最低賃金が上がった場合経営側の行動変化

・時給1500円以下の仕事しかできない人は雇わなくなる

→これは短期的には正しい。人員1人あたりに期待される労働生産性が上がり、その水準に満たない人は雇用できなくなる。一方で、長期的には正しくない。最低賃金が上昇すると、社会全体での労働財の単位価値が上がり、それによって「時給1500円の仕事」の水準が相対的に下がるからだ。

・既に働いている生産性の高い人材給与は下がる

・既に働いている生産性の低い人材給与は上がる

労基法を遵守している企業なら、上のやつは不利益変更だからそもそもできない。普通正規雇用社員給与体系では、生産性の高い(職位が上、業績が良い)人材給与が下がって、生産性の低い人材給与が上がるような人件費の調整はできない。

元増田は、最低賃金アップを「生産性の高い/低い労働者間のバランスを変える問題」としてとらえているようだけど、認識がズレていると思う。ぶっちゃけ単位労働価格が上がることによって労働者間のバランスほとんど変わらない。労働コストが上昇したとき企業が取り組むのは「労働集約的なタスクを、技術集約/資本集約的なタスクに振り替える」ことだ労働コストが上がると、いままで人間がやってた仕事の中に、設備投資して機械化したりロボット化したりICT化して人を減らすほうが低コストになる仕事が増える。しかもその仕事は、必ずしもブルーカラー労働というわけではない。リンダ・グラットン『LIFE SHIFT』では、各業界市場成長や機械化の可能性をもとに予測すると、これから時代雇用数が減っていく職種は①機械操作肉体労働、②製造、③事務管理部門、④セールス、⑤管理職の5職種で、伸びるのは①介護、②警備、③専門職、④技術職、⑤食品/清掃の5職種とされている。

■結果として起こる社会情勢の変化

・低スキル人材/新卒/未経験者/中卒/高卒 等が失業する

→上で書いた通り、最低賃金アップは「生産性の高い/低い労働者のあいだの力関係を変える問題」ではない。最低賃金が変えるのは「人的労働機械化のあいだの力関係」で、その影響はスキルの高低や学歴職歴には関係なく、その職種の主なタスク定型性が高い(機械化と相性がよい)かどうかによって決まる。だからセールスだって管理職だって失業する。

企業の未経験者に対する職業訓練機会の減少

労働コストが上がると、労働者にはそれ相応の労働生産性を獲得してもらわないといけなくなるので、人材教育重要性が高まる社会変化によってスキル陳腐化が加速しても、やっぱり人材教育重要性は高まる。だから文科省産業界もやたらとリカレント教育と言い始めている。そもそも経験者を職業訓練しなければ、既存社員はどんどん高齢化して離脱していく。いまは経験年数の長いハイスキル人材流動性もすごく高まっていて(顧問名鑑などの高度人材紹介業がそういった人材活用している)、そういった人材を今の雇用条件で繋ぎ止めることは難しくなっていく。だから企業経営者として、将来的に職業訓練機会を減らしていくイメージが全く湧かない。逆にどれだけきちんと教育できるかを常に意識している。

失業保険/生活保護等の社会保障費の増加

失業保険は一時的問題からここでは措いておこう。生活保護については、最低賃金改定は、生活保護支給条件である「最低生活費以下の収入」に対して正のインパクトも負のインパクトも及ぼす。たとえば最低賃金を500円にした場合、月20日フルタイムで働くパートタイマーの月収は8万円となり、現在首都圏の最低生活費(約12万円)を下回る。最低賃金を下げることで、いまコンビニスーパー工場などで最低賃金で働いている非正規労働者が、みんな生活保護潜在的対象になってしまう。逆に最低賃金がアップすることで、この最低生活費以上の収入を得て生活保護を脱することができる人々も出てくるだろう。

最後陰謀論的な読み解きをしているけど、その前にこういう個別論点をきっちり検証していったほうがいいよ。それが経営者の仕事。間違った前提で間違った舵取りをして、従業員を不幸な目に遭わせてはいけない。

anond:20210601142224

2021-05-23

anond:20210523110641

昭和の頃なら彼らにも正規雇用ルーチンの職があったのにな。

2021-05-12

非正規労働者感謝

どうも、普段から増田とか見ていて、非正規労働者を見下す風潮があるのがいまいち疑問なんだ。

だってさ、非正規労働者労働のおかげで社会が成り立っているんだよ?

俺らお前らがスーパーコンビニで買い物ができるのも、スーパーコンビニで働く人、品物を生産する人、品物を運搬する人、正規非正規ふくめた労働者のおかげだよ?

ネット通販で物が買えるのも、通販会社で働く人、配達してくれる人のおかげだよ?

というかネットを使えること自体も、通信事業者ネットワークインフラ事業者、各種サービス事業者等の、正規非正規ふくめた労働者のおかげだよ?

役所に行ったって今どき公務員だって非正規いっぱいいるでしょ?

今どき非正規労働者が関わっていないモノやサービスなんてめったにないんじゃかいかな。

日本中労働者が全員正規雇用だったら、モノもサービスも何倍も高い値段になってる、あるいは存在できないサービスもあると思うよ?

恩恵にあずかりながら、非正規労働者を見下すなんておかしいよ。

2021-05-10

anond:20210510180925

女性非正規雇用者のほうが多いことを問題視してるんだが

それは正規雇用を目指してた場合のみの問題な。非正規で良い奴が非正規になっていても何の問題もない。

お前は女性就労者のうち非正規割合根拠にして企業採用しないせいだとか言っているが、

実際は非正規の中でも正規雇用希望割合が大した割合じゃないので、女性非正規雇用の割合が高いのは当然。

お前の根拠は間違ってる。

anond:20210510180138

こっちが言ってるのは男女の非正規雇用者割合女性のほうが高いか企業から正規採用されにくいよねって話なんだけど

この女性正規雇用希望者約140万人全員を正規雇用側に足しても正規雇用の割合男性並にならないだろ?

男性並みにならないから何なの?女性非正規雇用者のほうが多いことを問題視してるんだが

anond:20210510174426

いや、女性の方が非正規労働者数の母数が多いから棒グラフ側の数が多くなるのは当たり前だろ

お前は元々女性非正規労働者割合根拠にしてたけど?

この女性正規雇用希望者約140万人全員を正規雇用側に足しても非正規雇用割合男性並にならないだろ?

正規で働きたいって希望してねえんだろ元々

anond:20210510164939

からそのデータでも女性の方が非正規高いんだけど何が言いたいの?

どうみても働き盛り世代20-55歳で女性のほうが割合高くて正規雇用機会少ないんだけど何が言いたいの?

2021-05-09

kishimoto0050 でも経済政策の失敗の結果正規雇用から排除されキモくて金のないおっさんになって死にそうな人に対して顔と実名を出さずに自己責任呼ばわりしてバカにするのは卑怯じゃないんですよねわかります

http://web.archive.org/web/20210509053901/https://b.hatena.ne.jp/entry/4702350728917329922/comment/kishimoto0050

2021-05-06

真の問題たる雇用制度を語れない日本ワイドショーインターネット

日本インターネットで語られる弱者男性とかフェミニズムとか女性比率が〜等の話題ほとんど表面的な問題しか触っていない


例えば日本女性役員比率が低い問題は、

日本企業企業に対するメンバーシップ雇用採用しており、上層も下層も出世するか否かが会社への貢献に依存しており、専門的な学歴職歴評価しないから、ということが大きい


米国であれば、


そのため、


他にも弱者男性問題は、ここ30年で増加した非正規雇用正規雇用に対して給料が低い問題が大きいと思われるが、

これも「一度正社員レールから外れると給料が上がりづらい」メンバーシップ雇用問題点と言える

上層も下層も職務記述書(ジョブディスクリプション)に基づいて給料が決まる米国では非正規雇用正規雇用ギャップは小さい


じゃあ米国雇用制度を導入すればいいのか?といえば、それもデメリットがあって、

分かりやすいところだと「専門的な学歴」が事実上中世ギルドとして機能するので、大学院に行ける人間と行けない人間で大きな給料の差が発生する

米国だと上位1%と99%の差、日本だと上位10%と90%の差と言われる所以で、単純な比較は難しい


こういった前提を議論せず、「〇〇会社女性役員が1人もいない!オッサン思考だ!」みたいに言っても仕方ないわけ

そもそも女性ドル管理職がいないのは日本雇用制度問題があるのだから、その会社だけを叩いても意味がないのでは…とマトモな人間なら思う

でも感情で動いているから、目に見えるものだけを批判して気持ちよくなって満足している


結局ブクマカも本読まない・論理的議論をした経験がない・感情しかものを語れない人間が大多数なのだと思う

昼下がりのワイドショーを見て理解した気になっているおばさん・おじさんと同じ

弱者男性は「強いパパ」を直視すべき

フェミニズムにそうやってラベリングして憂さを晴らしても、弱者男性当事者のおかれてる立場や抱えてる課題は何も良くならないでしょ。

個人もつ色々な属性の複合的効果によって社会的な強さ/弱さの立場スタンドポイント)が決まるというインターセクショナリティ論は、フェミニズムの内側から出てきたものだよ。そもそもフェミの内部にも人種問題とか経済階級問題とかがあって、フェミニズム自身もそれと向き合う理論必要性があった。さまざまな権力関係のなかで相対的に他の男性女性より弱い立場にいる男性は当然いるし、そのことを否定するフェミニストはほぼいない。いるとしたら、それは背景となる理論裏付けを持たずに男性への憎悪を募らせたミサンドリストで、そういう人はフェミではないし、フェミ代表として語ってほしくもない。

多くのフェミニストは「弱者男性なんかいない」なんて思っていない。でも「男性は(学歴所得コミュニケーション能力身体属性容姿ではなく)『男性であること』自体によって、女性よりも相対的弱者だ」ということに同意するフェミニストもほとんどいないだろう。

構造的にみれば、我々が暮らしている社会はまだまだ男性優位だけど、とはいえ男女雇用均等法とか他のさまざまな社会的前進によって、過去に比べれば、平均的男性像を超える所得や実績を得るような女性も出てきやすくなった。

そのいっぽうで、1980年代後半から格差社会化の進行によって「一億総中流階層」という幻想は崩れ去り、男性内部の格差は広がっている。正規/非正規という雇用形態の違いは以前はきれい性別ごとに割り当てられていたけど、今は男性非正規雇用層、男性低所得者層が以前よりずっと拡大している。

そういう男性のなかで社会に対する被収奪感、「誰かに何かを奪われているか幸せになれない」という感情が生まれるのは当たり前のことだと思うけど、それを女性に向けるのは間違っている。それは女性非正規就労者の減小数男性非正規就労者の増加数を比べてみればわかる。「何か」を奪ったのは女性ではなくて資本主義だ。正規雇用人件費法定福利費社会保険料など労働コストの重さに耐えられない企業非正規雇用化を進めていったからだ。

そういう弱者男性がいること自体認識していても、それを救うことまでが自分のやるべき役目だと思ってるフェミニストは少数だ。フェミニストは何よりも男性-女性という軸における不均衡・不公正を是正することを意識してる。所得という観点弱者立場にある男性が、同様に経済弱者である女性連帯して社会福祉制度の拡充や最低賃金のアップを求めるなら、それを歓迎するフェミニスト達はいるだろうけど、それは女性境遇改善することに繋がる限りにおいてだ。フェミニストは弱者男性ママではない。みんな自分のことで忙しいのだ。

弱者男性論者は自分たちよりも相対的に強い立場にある「強者男性」との対立関係ちゃんと見据えるべきだ。自分が貧しいか弱者だと思ってる人の敵は労働から収奪してる高額所得者ほとんどは男性)だろうし、自分モテいか弱者だと思ってる人の敵は、自分に振り向かない女性じゃなくてモテてる男性だろう(女性に認められたいならまず自分女性を認めるべきで、女性を叩いたらどんどんモテから遠ざかるに決まってる)。強者男性と直接戦えないやつが、その恨みを女性にぶつけるのは虚しい。ママに泣きごとを言う前に、弱者男性は「強いパパ」を直視すべきだ。

anond:20210506081207

2021-05-03

anond:20210503094513

統計によると

男性の大半の自殺理由は「経済生活問題」で自殺者は「自営業者」「被雇用者」「無職」が大半を占める。

女性場合は「健康問題」を理由にした自殺が多く自殺者は「主婦である

結局、自殺するのは「働いてるかどうか?」ということだろう。健康問題は男女関係無く存在する。

自殺する人間ほとんどが働いていてその中で苦しんで死を選んでる。

男性雇用形態割合で言えば9割くらいが正社員で定年まで変わらない。

女性20代ピークにして年齢が上がるごとに正規雇用がどんどん減って非正規雇用割合が増えていく。

今後、女性社会進出が加速するにつれて女性上記のような理由自殺することが増えていくと思う。

2021-04-30

anond:20210319133413

元増田です。応援してくれてた人言及してくれた人ありがとうな。クビになった理由は聞いたが正直理解に苦しむ内容。多分上の人に嫌われたんだろう。

自分退職現場はかなりの窮状を強いられているそうなので、現場意見を吸い上げた系ではないのがまだ救い。どうせ辞めるつもりだったんだからせいせいした。

そして再就職が決まった。

嘘みたいな話だろう。自分も信じられない面持ちだ。今週1週間祝日以外出勤してるけど朝起きたらまだ無職気持ちがしている。

コロナ禍の雇止め・失職のニュースをよく目にしたか人生初の正規雇用の話が転がり込んでくるなんて思わない。

休みが増えるし給料も格段に増える。ボーナス退職金も出る。

今は大変だが(繁茂期だそうで新人への要求スキルがとても高い)何事も最初は大変なものから頑張るわ。

同職年下の先輩からは「ここ離職率高いんですよ上の人にちょっとアレな人がいて、自分入社後○人退社しました。メンタル鍛えられますよ」と聞いた。

前職も大概キxガイな人が複数権力を振ってどえらい目に合わされていたのであれよりキXガイなら首を吊るレベルだが、それは配属が決まってからの楽しみにしよう。

業務量は今よりは確実に減るから余裕も出るだろう。

退職を決めても現職での知識は確実に役に立つ(潰しがきく)ので退職金が発生する3年は頑張りたい。

弱者男性結婚できるような社会構造になってない」とか言ってるけどさ

日本結婚年齢を初婚で調べたら

男で最も多いのは27歳での結婚なんだって

そして27歳男性正規雇用平均年収を調べたら

日本全国平均が407万円でした。

その事実から導き出される答えは

年収400万円の20代であれば普通結婚出来る。

おまえら弱者男性はなんで結婚しなかったの?

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