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2019-09-02

アルバイト先の、多分氷河期世代の人々

いろいろなアルバイトをやってきた。

学生主体で回しているイベント裏方や、派遣もやった。特技を生かした期間限定バイトもやってみた。

色々転々とした後、24時間営業接客業一年やっていた。

学生主体アルバイトは今どきらしく、最低限の接触であとはスマホ触ってるパターンか、妙な仲間意識の元テンション高くやってるところに二分できた。どっちにも馴染めずすぐやめた。

派遣仕事特にいうことはない。

印象に残っているのは期間バイト接客業。そこにいる人の対照的な姿が印象に残っている。

期間バイト出会ったのは、フリーターでも割と幸せそうな人たちだった。

一般的カテゴリでいえば陽キャなんだろう。恋人というよりはもう少し落ち着いた、パートナー同士で働きに来ていることが多かった。そうでない人も、異性関係にはそれなりに不自由していない印象の人が多かった。おそらく数年後には、インスタやFacebookでそういう人たちの結婚報告を見て、「おめでとうございます」とかリプつけることになるんだろうと容易に想像できた。

一方接客業にいた人たちはそうでない人が多かった。

アラサーからアラフォーで、仕事が終わるとパチに直行するような男性たち。

女性学生か、近隣の既婚女性パートで来ているパターンが多く、この男性たちは端から眼中にない。

男性たちの将来には悲観的な未来しか見えなかった。社員登用が積極的に行われるような会社ではなかった。一定の年齢になるか、出勤不能になれば容赦なく切られるだろう。

最低限の年金は払っているだろうから、一応暮らせるだろう。暮らせてしまうだろう。

そして死ぬ。看取る妻も子も親も知人もないまま死ぬだろう。

どうしようもない現実だった。

最も救われないのは、この人たちは一応働いて、今のところは生活も成立し、税金を払っているということだった。

セイフティネットに引っかからない程度の底辺で、上に上がるでもなく、下に落ちるでもなく、ただ生きているだけ。

その接客業一年で辞めた理由はいろいろあるが、あの男性たちの笑顔を見るたびに削られていく自らの心に耐えられなくなったというのは理由としてかなり大きい。

彼らを救うには、彼らがせめて、異性ではなくとも、気の許せる友人とともに暮らし、死に際にその友人がその死を看取ってくれる、その程度の幸福享受できるようにするには、どうすればいいのだろう、ということをずっと考えているが、答えは出ない。

2019-09-01

anond:20190901154747

地域限定正社員とか時短正社員ってそういう女性を囲い込む為の制度だけど

会社によっては「正社員休日深夜含めた長時間労働&転勤ありが前提でそれ以外はパート」だし

それだと事実上男性独身女性しか正社員になれん

男性なら家族放置社畜やってもいいけど、既婚女性はそうはいかない

夜勤が前提の接客業だと独身でも女性は無理(24時間営業店舗とかな、社員店長だけっての多いけど女性に深夜勤させるのは危険すぎる)

2019-07-02

深夜スーパー駐車場

昨夜仕事帰りにちょっとメールする事があったので、24時間営業スーパー駐車場に入ってスマホをいじっていた。

しばらくするとコンコン運転席の窓を叩く音。

警察パトロールか?と思って顔をあげると、知らない若い女性が立っている。

怪しいのでしばらく無視していたが、コンコンとしつこい。

これは出会い系の待ち合わせで車間違ったか?などど思い、窓を少し開けて

「待ち合わせ?相手間違ってない?」

と声をかけてみたが、そうじゃないという。

あ~これはあれか。夜のバイトか…。

こんな素性のわからない子と遊ぶつもりはないが、興味本位で話を続ける。

年の頃は二十歳前後カジュアルな身なりでぱさついた茶髪に化粧っ気のない顔、片手に携帯音楽プレーヤーを持ち、片耳のイヤホンを外しながら話をする。

「こんな時間になにしてるの?」

アルバイト的な?」

お小遣い稼ぎ?」

などと質問していると、

もしかして警察の人?」との疑い。

話を聞くと、どうも以前に厄介になったことがあるらしい。

車の中の様子を見て大丈夫だと安心したようだ。

いくらくらいでやってるの?」と聞くと、

「2か3」

「それで最後まで?」

「うん」

高い!高いよ!

この辺のデリヘルなら1.7も出せば90分本番ありだよ!

値切れば値切れるんだろうけど、その気はないので

「そっか。手持ちがないからまた今度ね。連絡先交換する?」

わたし携帯持ってない」

ああそうですか。

「じゃ、気をつけてね」と車を出す。

興味本位からかってしまったが、一見普通若い女の子お金目当てに深夜の駐車場で男に声を掛けるなんて、どうなってるんだろう。

君ならちょっと先のスナックで一晩1万くらいは稼げるのに。

それでは足りないのか、それともなにか働けない理由があるのか。

近くのコンビニに寄って家路につくと、反対側の歩道を歩く彼女の姿が。

の子毎日どんな生活をしてるんだろうなあ…。ま、余計なお世話だろうけど。

2019-06-22

anond:20190623000049

津波が来た時も普段通り一貫して「弱者死ね

「しね

「ひとりでかってにしね

不良品同士やりあえ

自己責任

甘えるな

「こどおじ

連呼して弱者糾弾しろ

津波が来ても24時間営業して悪意をふりまけよ

それが普通の日本人ライフワークだろ

2019-06-20

anond:20190619164713

津波が来た時も普段通り一貫して「弱者死ね

「しね

「ひとりでかってにしね

不良品同士やりあえ

自己責任

甘えるな

「こどおじ

連呼して弱者糾弾しろ

津波が来ても24時間営業して悪意をふりまけよ

それが普通の日本人ライフワークだろ

2019-06-19

anond:20190619121934

津波が来た時も普段通り一貫して「弱者死ね

「しね

「ひとりでかってにしね

不良品同士やりあえ

自己責任

甘えるな

「こどおじ

連呼して弱者糾弾しろ

津波が来ても24時間営業して悪意をふりまけよ

それが強者男性ライフワークだろ

anond:20190618201336

津波が来た時も普段通り一貫して「弱者死ね

「しね

「ひとりでかってにしね

不良品同士やりあえ

自己責任

甘えるな

「こどおじ

連呼して弱者糾弾しろ

津波が来ても24時間営業して悪意をふりまけよ

それが強者男性ライフワークだろ

2019-05-29

anond:20190528181935

不動産屋の賃貸部門コールセンターがイイよー

死ね」とか「使えねー」とか普通に言われるし、巻き舌でゴルァゴルァ言ってくる人、はたまたリアル精神変調を来してそうな人などなどなど、

いろんなお客さんがいて、いろんな殴られ方をするよ。

客がイキってくるだけじゃなくて、コールセンター外注してる不動産屋の社員もやばかったりするしね。

下請け非正規風情がまともな仕事をできるわけがない」って面と向かって言われたこともあるよ。驚くことに盛ってないよ。

この仕事をやるなら夕方以降の営業時間外の勤務がおすすめインフラに近い部分の商売から24時間営業なのね。

移管先がなくなった時間帯のコールセンターは、ガチでなんの権限もない状態で客を待たせないといけないんだ。

不動産屋さんのお休み時間を守るお仕事からね、委託元の社員の代わりに殴られ続けることを求められるよ。

夜遅くなればなるほどお客さんはキレッキレで、不動産屋の社員に緊急連絡したときの態度は冷えっ冷えになっていくよ。

さて、職場内部で殴られることに魅力を感じてるみたいだから、そこについても書いておくね。

私が通う職場一見団結してるように見えて、常に必ず誰か一人イケニエがいるよ。

実務能力が低い/清潔感がない/世渡り下手、みたいな理由で選ばれた人がひどい誹謗中傷を受けるよ。

職場に害をなす奴を懲らしめるって"正義"のもとに殴られるから逃げ場はどこにもないんだ。

コールセンター界隈にはサンドバッグとして働ける、君の望み通りの仕事がたくさんあるよ。

ただ残念だけど、この仕事で一番の殴られポジション非正規なんだよね。

適正ありそうだから正社員なんて捨ててかかってきてほしいもんだね。待ってるよ!

2019-05-19

anond:20180401144108

配送屋さん24時間営業にすればいいのに

俺みたいに夜働きたい人間もいるし

午前中指定無くして

夜〜翌昼まで指定

2019-05-12

日本の常識を見直そう

飲食店に行ったらタダで水が出てくる

トイレを使うときに金を取られない

チップを払う必要が無い

・飯がアホ程安い

非正規雇用従業員の愛想が気味が悪くなるほど良い

・深夜営業24時間営業店が物凄く多い

・13歳未満の子供に留守番をさせて良い

公共交通機関が分刻みで機能してる

・レディファースト文化が無い

・銃が市販されていない

2019-05-10

女性が化粧する必要性

自分は男だけど女性の化粧って本当に無駄ものだと思っている。

他の人がしているか自分もしなければならない、という。しないとマナー違反とまで言われる。

そりゃやりたい人はやればいいと思う。自分の強い意志でやることな肯定する。

でもみんながみんな化粧する必要性はあるのだろうか。したいと思ってるんだろうか。

周りがやってるから自分もやらざるを得ないっていうのは、コンビニ24時間営業と一緒で過剰な競争状態

化粧に割く時間無駄だと思うし、この文化が衰退して行くことを願う。

2019-05-06

[]【2】2019 春、韓国釜山・光州

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anond:20190506090011




2일



2日目

クルクルパーマと韓国女子


旅行初日はいつも眠れない。

疲れて深夜のチェックインになってもいつも通り眠りは浅かった。

チェックインしたばかりの釜山東横INN2だが、10:00にはチェックアウト予定。

初日釜山には1泊だけして、西部バスターミナルから、光州に向かうことになっていた。


近代化している韓国からなんとかなるだろう」と、ちょっと緊張感が薄いまま成田を発ったが、初日の予定外でやはり外国である事を思い出した。

今日はまず昨日手に入れることができなかったT-moneyカードを入手しないといけないし、西部バスターミナルに向かう前に、西面の両替所で両替しなくてはいけない。

ついでに西面でうどん風混ぜ麺、カルグクスで昼食をとろうと思ったが、予定通りに食事が取れるとも限らないので、いつもはスルーしがちなホテルの朝食をしっかりいただくことにした。

どこでも一緒の東横INNの朝食でもキムチがあるあたり、やはりここは韓国だ。


チェックアウトして釜山駅へ。

近代化している韓国」ではあるんのだが、朝9:30の釜山駅前には路上にゴザを引いて人参ナムルを売っているクルクルパーマのオバちゃんがいる。

昨日は気づかなかったが大気汚染もまあまあだし、そこかしこ工事中で、全体的な印象としては1980年代後半から90年代前半の日本という感じがした。

ネット環境K-popなど、一部は日本より先をいっている部分もあるものの、90年までは軍事政権だった国でもある。

社会経済もまだ発展の途上にあるんだろう。

絶賛工事中釜山駅のコンビニに入って、クルクルパーマのオバちゃんに声をかけると、昨日とは違いあっさりt-moneyカードを購入できた。

これで移動が便利になって一安心だ。

コンビニを出ると、迷彩服青年が歩いていた。

うそう、韓国名目上は今も戦争なのだった。


釜山駅で一休みした後、レートが良いと評判の西面、ナヨン両替所へ。

地下鉄は昨日のような匂いはしなかった。

路線時間帯によるのかもしれない。

西面で降り、繁華街路地裏にある両替所に向かうと、行列の奥ではクルクルパーマのオバちゃん作業服っぽいなりのオジちゃんの老夫婦が古びた紙幣カウンターと缶々を前に次々と客を捌いている。

路地裏の20㎡ないんじゃないかという店の夫婦2人が近代的な大銀行の向こうを張って大行列を作っている様はなかなか格好いい。


両替も済んだので、モウモウと湯気を上げている混ぜ麺の店、「キジャンソン カルグクス」で昼食。

カルグクスは刀削麺的な汁そばで、青菜ニンニクゴマトッピングされた麺が赤いスープに浮いている。

見た目ほど辛くはなく、塩味も薄め。

味の強い印象のある韓国料理も多くは辛味や酸味で、塩味は強くない。

良く韓国人が日本料理を「しょっぱい」というが、あれは多分本音だ。

韓国人がという問題ではなく、日本料理はアジア圏ではやはりかなりしょっぱい。

昼時ともあって客は引きを切らず、赤い麺は次々とサーブされ、店内では老若男女が麺をかっ込んでいた。


腹も満たされたので店内を出て西面の路地を歩くと、路地にはおでん屋台が軒を連ね、おでんを煮るクルクルパーマのオバちゃんの前で、お姉さんがおでんを食っていた。

屋台で出されたもの屋台の前ですぐ立ち食いする」という光景は其処彼処で見られ、それが小綺麗なお姉さんだったり、中高生だったりするのは面白い光景

社会を平すと1980-90年代あたりの日本」という印象はここでも感じるところで、「日本から見る韓国って、なんかある意味、変に期待値が高すぎるんじゃないかなぁ」と思った。


西面駅から地下鉄に乗って沙上駅で降り、最寄りの釜山西部バスターミナルで光州行きのチケットを買い求める。

メモを見せて買い求めると、指示されたバスの出発は10分後だった。

異国の地だというのに時間の余裕がなくて焦るが、なんとか乗車。

バスは直ぐに発進した。


窓の外に連なる緑の山々を見ながら、度々遭遇するオバちゃんクルクルパーマや韓国女子ファッションについて考える。

若い子たちは男も女も洗練はされているのだが、どうもテイストが一緒で、オバちゃんの高いクルクルパーマ率にしても、どうも社会の均質性が高いように感じられる。

よく聞くのは熾烈な受験戦争や、男がひたすらに目指し、自慢するという高スペック

この社会で、勝てる奴やハマれる奴は過ごしやすいのだろうが、そうでない奴にとって、韓国社会はキツそうだなぁ。



光州へ


3時間の乗車の後、バスは光州 バスターミナル U・SQUAREに到着した。

熱気と緊張感あふれる釜山と違って、降りた瞬間になんとなくユッタリとしたムードを感じる。

韓国第4の都市とは言っても、街の様子も釜山とはまあまあ差があるようで、バスターミナル最寄りの農城駅からホテルのある尚武駅まで地下鉄で向かうと、地下鉄も空いていて、街行く人もまばらなノンビリした地方都市という感じだ。

すれ違う人のファッションも違いがあり、釜山よりはリラックスしていて、素朴だが小綺麗なナリをしている。

自分のしたい格好を勝手にしているという意味ではこっちの方がオシャレなんじゃないかなぁ」と感じる。

そしておそらくは、だが、光州、全羅南道の人は、きっと釜山と血の意味で、人種ちょっと違う。

ことなく顔がより日本人に近かった。

かつて日本にやってきた渡来人は、この地方朝鮮人だという話を聞いたことがある。

日本ではあまり有名とは言えないこの地は、実際はより日本に近縁なのかもしれない。


ラブホと見まごうばかりにオシャレなデザイナーズホテル hotel stay 53にチェックイン

部屋もベッドも広くて清潔で、「この値段でいいのか」と思うほどリーズナブルだったが、オシャレすぎてアメニティがみつからなかったので、最寄りのロッテマートで買い出しに行き、ついでに市内散策


地下鉄で数駅移動して見て気づいたのだが、光州は夜が早く、大方の店は22:00には閉まってしまう。

夕食にあてにしていた店もラストオーダーに間に合いそうもなかった。

予定を変更し、バスターミナルのあった農城駅に引き返して徒歩15分ほどの場所にあるらしい24時間営業食べ放題の店に向かう。


地図を頼りに歩くが、沿道の小規模な店舗は尽く閉店しており、ほとんど人とすれ違わない。

「本当にここであってるのかな」と思った矢先に、ガソリンスタンド脇にその店があった。

オロジベッパンマン(ひたすら白飯のみ)」

どうも殆どタクシーちゃん地元の人しか来ないような店らしい。

席に座ると、自動的にオバちゃんご飯スープとデジカルビを持ってきてくれる。

あとは中央にあるお惣菜を自ら盛って食うシステム

何をいくら食べてもお値段一緒、6000ウォン

ビュッフェといういうにも素朴すぎるスタイルだし、店内もオッさんとオバちゃんしかいない学食といった雰囲気だが、食の都、光州の惣菜はどれも美味しく、食べ放題白飯が進んだ。

初めて訪れた街の夕食としては上出来だろう、会計を済ませて、レジのオジさんに覚えたての韓国語で感想を伝えた。

「マシッソッダ(美味しかった)」


【3】2019 春、韓国、釜山・光州  3日目|5月、1980 - 2019 へ >>

2019-05-03

日本海北上している。

今年のGW10連休ですね。

みんな旅行とか行ったのかな。

移動時間がひたすら多い電車の旅をしました。

積ん読してた本が2、3冊消費されたところでたまらなくなってエッセイ紛いのものが出来上がったので、どこに書くにも場所がないのでこちらに。

増田初心者なので不手際あっても許してね。


秋田行きの特急列車に乗っている。

新潟駅発の特急いなほ5号である

運良く窓際の席を取れたが、ゴールデンウィークしかも異例の10連休である故か通路には立っている人が端から端まで広がっている。自由席からなのだろうが。

当日に特急券を購入するという考えが甘かったと悟ったのははるばる新潟駅に到着したその時である。慌てて自由席チケットを購入し、1時間も前からホームに並んで電車が到着するのを今か今かと待っていた甲斐があり、無事に窓際で座り込んで駅弁を食べる贅沢をする権利を得た。

窓の外には平野の田園風景が広がっている。その遥か向こうにそびえる奥羽山脈の頂には、5月にもなろうかというのに相変わらず雪が降り積もり白く輝いていた。

奥羽山脈は手前の山に阻まれ隠れ、そしてまた姿を見せる。手前の山には仄かに淡い白さが点在している。どうやらあれは山桜のようだ。

そう、窓際の席とは山側なのだった。

初夏の日本海の底知れぬ青黒い美しさはえもいわれぬ郷愁が湧くが、遠く高くそびえる山脈の頂上の銀色もまたノスタルジーである

列車が北に向かえば線路は海に近くなっていき、奥羽山脈は遠く離れて行く。その遥か向こうに見える頂に銀色が輝いていればいるほど、胸の奥が詰まってたまらない心持ちにさせられるのだ。あの山の上から下に降りてくればきっと緑が増えるのだろうが、初夏になろうとしている時季に尚白く輝く凛とした佇まいが胸を打つ。これを横目に眺めながら移動するとはなんとも美しい初夏の電車の旅である

新潟らしく広く大きな田んぼの中ではトラクターが動いている。ちらほらと水が張られた田んぼも見られ、秋になればここ一帯は美しい金色の広がる風景が見られるに違いない。

さて、新潟平野自然の豊かさ美しさは想像するに難くない。今回は駅弁をただただ食べている1人の女の話である

そもそもの旅の出発点は京都なのだが、本日の始まり富山からだった。富山発、始発の電車に揺られて向かったのは直江津である。つまり日本海側を延々と北上していくのが今回の旅の目的なのだ。というか、それだけである日本海側を北上して秋田に向かうのを目的とした旅だった。どこに書くにも宛がないし、需要もなにもあったものでないからこうしてつらつら散文を書き連ねている。

富山駅を出たのは朝5時台の電車でだった。

富山駅前に24時間経営または早朝から開いているお寿司屋さんなんかがあればおそらく私はそこに直行しお寿司を朝からとはいえお腹いっぱいいただいていたと思う。しか富山駅前には何もない。朝5時から、もしくは6時から…更に粘って7時なんかにも開いている店、更にいうならば寿司屋なんて存在しない。7時台から開くのはチェーン店モーニングをやっている喫茶店か何かだけである。そして元気に営業していたのは24時間営業吉野家のみであった。

その時点で私は富山で味わう海の幸の幻想を頭の中から叩き出した。白えびの軍艦唐揚げ、新鮮な蛍烏賊踊り食いや辛子味噌和え、ずわいがにや幻魚、その他内陸では食べられないお魚などなどである。食べたかった。

しかしそうも言っていられない。猶予はあまり無いのだ。今日中に秋田のその先まで着かなくてはならない。家族と合流する予定がある。そのためにただ日本海を傍目に北上しているのだ。

あいの風とやま鉄道に揺られて泊駅に着けば、1時間近くの待機時間の後に直江津行きが発車する。その頃には7時も回っており、ワンマン運行の1両のみの車内には案外人がいた。

さて直江津に着くまでに私がしていたことといえば、ただ海を眺めることだった。

日本海は海が近い。個人的感覚だがみんなそう思うのだろうか。太平洋側の事はあまり詳しく無いが、日本海の海は近く深くあるような気がする。その黒く光る朝の海の美しさと言ったら!まるで海の表面にも溢れそうに青魚の群れが泳いでいるかのように、白く立った波が時々日光を浴びて生き物のように揺れている。青さの深い、銀と灰色と藍と黒が混ざったような深い深い海色は、海から随分と離れた所に行ってしまった私の目にも優しく映った。遠く沖には白い漁船が横切って行った。すわ喘ぎそうになる郷愁を感じる。胸の奥に響いて打ち震えるかのような懐かしさと海への憧れが込み上がっては目の奥がじいんと熱くなった。

電車の揺れが心地よくてどうやら眠っていたらしい。これは最近しばらく満足に寝られていないせいだろう。気がついたら直江津駅に着いていて、次の電車が出るまであと1時間の間があった。

直江津駅には立ち売り駅弁がある。

大正時代の立ち売り衣装に身を包んだおじさまがいるということをきちんと事前に調べておいた。スマホでなんでも調べられるとは便利な世の中になったものだ。

到着するのが9時前でなくお昼時だったなら今度こそ寿司を食べに行っていたが、時間がないのでそうも言っていられない。

電車旅の楽しみは駅弁である

電車好きの皆々様が声高らかに宣言するように、私ももれなくそうだと頷くことにしている。車窓から見える景色楽しいものだが、そこにご当地駅弁が加われば怖いもの無しであるし何よりお腹いっぱいになって幸せになる。

朝ご飯代わりに駅弁を購入する事を楽しみに直江津駅に降り立った。

改札口に向かうと、出る直前の部分にこじんまりとしたささやかな売り場がある。まあ何がどうなっているかは気になった人が各自で調べればいいので詳しくは書かない。

しばらく待ってもおじさまが来ないのでどうしようとウンウン首をひねっていたら、親切な黄色ジャンパーの方が声をかけてくれる。同じ会社の人のようで連絡を取ってくれた。すぐに戻ってくるそうだ。どうやら弁当が残り少なくなってきたから補充をしに行っていたらしい。

いただいたのは鱈づくし弁当であるしかし、戻ってきた駅弁売りのおじさまが持ってきた物の中にさらに目を惹く物が存在した。上越名物(?)スルメ天ぷらだった。本当にこれが名物なのかもわからないがとにかく美味しそうなので購入してしまった。繰り返すようだが朝9時前である。少しというか結構重たいラインナップなんじゃないか?との一抹の不安と、大人になった事によって気になったものをパッと買える喜びで押し挟まれながらわくわくと胸を躍らせた。

味や中身の紹介は調べればいくらでも出てくるので割愛するが、鱈づくしの弁当は珍しいものだし鱈子も入っていて味も良い。スイスイ食べれてしまう。しかスルメ天ぷら、これが1番の食わせ者だった。とにかく美味しい。お酒飲みたい。これを文字通り酒の肴にすればいくらでも日本酒が進むこと間違いない。移動距離が長いため朝の脳内では流石に自重してしまったのだが、どうせ移動中に転寝するならお酒を嗜むのを選択するのが大人の行動だったと今になって反省している。今度こそは間違わず躊躇わずに酒を購入する事をここに誓います

流れる景色を眺めながら食べる駅弁の味わいの乙な事と言ったら!と満足ながらもやっぱり少し重たかった。行儀が悪いのは重々承知で半分残し、今度はお昼ご飯にするためにとっておいた。

そして今、新潟発のいなほ5号に揺られている。

今が秋ならば目の前一面に稲穂の海が広がっているだろう。田園風景の美しさとは未来が楽しみなことにもあるかもしれない。

点在する民家の遥か向こうに山々がそびえている。その更に向こうに相変わらず悠然と存在する白い山脈の頂きを眺めながら駅弁の蓋を開けるこの瞬間の静かな興奮である

わず口元も緩んでしまう。

駅弁とは随分と贅沢なものだ。

美しい景色を眺めながら、その土地食べ物いただき、更に移動までさせてくれる。電車の旅でなければ味わえない幸福感覚に1人で酔いしれながら最後まで食べきったが、終わってしまうのも少し物哀しい。

ここが機内食やなんかと違う所なのである駅弁は去り際に満足感と一緒に微かな残り香を置いていく。決して美味しい匂いが残るわけではない。なんだか少し物足りないような、それでいて胸がいっぱいになるような、この土地に少し近づけたような、微かな証を残していく。

反対の窓の向こうには日本海が近づいてきていた。人と人の隙間からちらちらと光る海が見える。

また美しい旅は続く。少し眠ったら山形に入り、そうしたら鳥海山も見ることが出来るだろう。

長い文章を読んでいただいてありがとうございました。

2019-04-26

コンビニ24時間営業絶対必要強硬主張してた人たちって

今どんな気持ちで成り行きを見守ってんの?

2019-04-20

KKOと活気ある街作り

キモくて金のないおっさん」と「活気ある街作り」の関係性について考えてみる。

KKOとくたびれた感

KKOにはくたびれた感がある。

くたびれた感を別の言葉表現すると

となるだろう。

過酷労働に疲れ果てトボトボと帰宅するKKO

「家に帰ってもなにもやる気が起きない」

KKOと聞けば、そういうシーンを連想する。

容姿に優れない」「経済的に優れない」「中年男性」という3条件を満たしていても「KKOらしさ」のない人間もいる。

例えば「見た目のよくない売れない中年芸人」などがそれである

「見た目のよくない売れない中年芸人」は「キモくて金のないおっさん」という条件を満たしながら「応援」されて成功する場合がある。

KKO応援されない」という言説への反例と言えよう。

逆にKKOの条件を満たしていなくても「くたびれた感」があると忌避される。

容姿絶対的基準がないことは、あえて言うまでもないだろう。

金を持っていても「くたびれた感」があれば周囲から嫌煙される。

年齢について言うなら、おっさんもかつては若者だったのだ。

(KKOは「おばさん」も含む場合がある。性別重要ではない)

すなわちKKO構成する3条件とは、根本的なポイントではない。

KKOらしさ」は「くたびれた感」によって規定される。

3条件を満たしていても「くたびれた感」がなければKKOらしいとは思われない。

くたびれた感と活気

くたびれた感の反対を考えてみると「活気」ということになる。

活気を別の言葉表現すれば

となるだろう。

個人レベルKKOを脱却したいのなら「くたびれた感」を消して「活気」を出さなければならない。

よく「見た目には清潔感が大切」と言われるが、それは本質的ではない。重要なのは「活気」である

KKO自業自得」という言説も「活気」を出せば解決できるという理屈に基づくのだろう。

世間にとって「活気がない」=「悪」というのはあえて言うまでもない自明の理なのである

から、そこはわざわざ語られない。だが、心当たりはあるだろう。

シャキッとしなさい。元気を出しなさい。背筋を伸ばしなさい。笑顔を絶やしてはいけません。

ただしKKOもなにも好き好んでくたびれているわけではないのかもしれない。

強いられている「低賃金長時間労働」が原因と考えることもできる。

KKO低賃金長時間労働については鶏と卵の関係なのかもしれない(その辺は後述)。

「活気ある街作り」という流れ

本邦では「活気ある街作り」が試みられている。

いったいなぜ「活気ある街作り」を目指しているのか明確なところはわからない。

しか大衆に「活気ある街作り」=「善」と認識されていることは確かだろう。

元気のある街。笑顔のある街。24時間営業バーゲンセール。ケバケバしい看板

「活気ある街作り」とは、こういう方向性だ。

KKOはよく「弱者救済」の文脈を持ち出す。

しかし「弱者救済」もそれ単体で存在するのではない。

「活気ある街作り」という大きな流れの中にあるものひとつが「弱者救済である

活気ある街作りと弱者

「活気ある街作り」と「弱者」の関係を考えてみよう。

まり「活気」を演出するツールとしての弱者である

子供」「老人」「身体障碍者」「女性」の例で考えてみる。

子供が「活気」の象徴であることは、説明するまでもない。

子供の声は騒音ではない」という言説が一定の支持を得るほどだ。

ゲームばかりやってないで外で遊びなさい」という理屈も「活気ある街作り」という文脈に繋がる。

「元気に走り回る子供」の姿は活気を感じさせる。

老人はそれ単体では活気ではない。

しかし老人が出歩くことは「年齢というハンデに負けずアグレッシブ活動」という意味を持つ。

また老人が存在することで「助け合い」という「活気」を演出するイベントが発生する。

例えば「若者が老人に電車で席を譲る」という行為は「活気」のあるシーンである

創作物の中でも「大きな荷物を持った老人が横断歩道を渡るのを助ける」シーンを幾度となく目にしてきたはずだ。

身体障碍者についても老人の場合と、おおむね同様である

「ハンデをものともせずアグレッシブ活動する」ことは「活気ある街作り」という方向性である

また「車椅子に乗った人を手伝う」のは活気を演出する「助け合いイベントである

一方で精神障碍者身体障碍者ほど受け入れられてはいないのが実情だろう。

それは「助け合い」という活気を印象付けるイベントとあまり関係がないからではあるまいか

女性存在もほかの弱者と同様に「活気」を演出する。

女性存在は「女性が一人で出歩けるほど治安が良い」という意味合いで活気の演出となる。

また「女子高生」などは「活気」のシンボルアイコンとして用いられがちだ。

「飛び跳ねる女子高生」は活気の象徴だ。

権利を求める一部女性の「活動」は良く言えば「アグレッシブ」、悪く言えば「狂犬」だ。

だが、それでも「元気があってよろしい」ということなのだろう。

くたびれた感よりも「攻撃的で噛み付く」くらいの方が好感をもたらす。

ところで、すべての女性弱者として救済されているかというと、そうでもない。

女性の中でも「くたびれた感」のある人間は救済されない。

それは「活気ある街作り」という目的合致しないためだ。

活気ある街作りとKKO

さて、ここまで読んできたら恐らく気づいただろうが「KKO」=「くたびれた人間」は「活気ある街作り」という方向性には合致しない。

くたびれた人間は「活気のなさ」の象徴である

くたびれた人間他人を助けもしないし、助けられもしない。

くたびれた人間の周囲では「助け合いイベントが発生しないのだ。

(なお「仕事に疲れてくたびれた人間」が助けられるシーンは活気とは言えない)

くたびれた人間の中には「仕事で疲れているのだから暇な老人に席を譲る必要はない」と公言するものさえいる。

もしも、くたびれた人間に金を与えたらどうなるか?

「つらい、しんどい疲れた」と言いたがるタイプが街に出歩くことになる。

よくよく考えてみると、日本の街には「休憩する場所」があまりないように思える。

「休憩」は活気ある街づくりからは遠ざかる方向性であるためだろうか?

疲れやすタイプ人間を出歩かせないために、どうすればいい?

金を与えてはならない。暇を与えてはならない。

面接の段階で「くたびれた」タイプ人間は弾かれる。

くたびれたタイプには出来るだけ出歩いてもらいたくないからだ。

さて「くたびれた感」は低賃金長時間労働によってもたらされるのか?

あるいは「生まれ持った気質なのだろうか?

世間は恐らく「くたびれた感」を生まれ持った気質判断しているのだろう。

KKOは「KKOに金と暇を与えても活気ある街作りには繋がらない」と認識しているはずだ。

現状を踏まえて待遇改善要求するなら「金と暇があれば活気ある街作りに協力する」という姿勢を示すのが有効だろう。

まずは応援したいと思わせなければ、助けてはもらえない。

なぜ「活気ある街作り」を目指すのか?

近年では工業立国の先行き不安とともに観光立国を目指すべきであるとの声が出つつある。

美しい国」。国全体がそういう世界観アミューズメントパークを目指している。

ヒントはいくつかある。アニメで言うなら「クールジャパン」「聖地巡礼」もその一環だろう。

「活気ある街作り」の集積によって美しい国が実現される。

観光立国を目指した都市景観を考えると「くたびれた人間」は存在してはならない。

活気ある街作りとは矛盾が生じるから「くたびれて帰宅する人」の姿を目にしたくない。

から場所時間帯をずらしてもらいたい。

くたびれた人間を隠したい気持ち特に観光」を意識する人種ほど強いだろう。

観光に携わる人間ほど「景観に害を与える」くたびれた人間を敵視しているはずだ。

さら政治家資産家などの決定権を持つ人間観光を強く意識しているだろう。

そのような人間が決定を下すからKKOはいつまでも救済されない。

根本的には、そろそろ「活気ある街作り」という方向性自体を見直すべき時期であるように思う。

他国観光立国を見ても必ずしも活気ある街作りを目指す必要はないように思える。

観光には活気どころか「ゆったり感」「のんびり感」の方が求められているのではあるまいか

さら少子高齢化の加速する日本において今後も「活気」という方向性勝負するのは厳しいだろう。

KKO積極的に「カメラへの映りこみ」を狙うべきだろう。

都市景観を守るためにKKOを隠す」方向性が無理となれば「KKO存在にあわせた都市景観」を考えなければならない。

結局のところビジョンとは映像なのである

「活気ある街作り」という映像リアリティをなくしてしまえばいい。

KKOはどうすべきか?

  1. 活気を演出する(個人アプローチ)
  2. 「金と暇があれば活気ある街作りに協力する」という姿勢を見せる(社会的アプローチ適応)
  3. 「活気ある街作り」からの脱却を目指す(社会的アプローチ・改変)

2019-04-18

anond:20190418110941

イオンは基本叩かれる側、

セブンは基本好かれる側だったがこの前の24時間営業強制報道で一気に評判がた落ち、ってイメージ

2019-04-16

anond:20190416155500

薬局ってコンビニより数が多いんだよねえ

これから薬局生存競争に勝ち残るためにサービスが過剰になっていって、最終的に24時間営業になるのかもしれない

コンビニを使わず生活できるか

都心に住んでてもコンビニは一切使わないというポリシーを持った人にたまに出会うことがある。理由はそれぞれのようだが比較スーパー商店街などを積極的に利用したいと考えてのこと、または経済的にといったところ。こういう人はポリシーとして使わないので不自由があるとしても問題ない。

自分普段からコンビニにどっぷり浸かっている。自宅の近くにもあるし平均すれば1日一回は行ってると思う。あまりに使い慣れすぎてティッシュ日用雑貨などもコンビニで済ます事が多い。

ATMコンビニ利用率が高い。食べ物は割高な割にさほど美味しいとは思わないものも買う。寄ったついでに色々揃う上24時間空いている。

基本的コンビニは割高な物が多い。だからお金管理がしっかりしてる人ほど使いたがらない傾向はある。自分は細かい勘定が面倒であまり気にしない。もちろん金持ちではない。

しかしながら、最近コンビニ周りのニュース悲壮感が半端ない。実は家の近くのセブンオーナーおっさんが明らかにヤバそうな顔をしていてそのおっさんがいるだけでピリピリ感が伝わってくる。なんかこの空気普通じゃねえよなという感じがあるのだ。

そこでしばらくコンビニを使わない生活トライしてみようかと思う。そんな過剰にサービスしなくても、24時間営業じゃなくてもいいか、くらいには思ってたけど実際夜中に使えなくなる事、ヘトヘトに疲れた遅い時間の帰り道にサッと寄って適当に買い物ができなくなること、これらが自分にとってどれほどストレスになり得るのか試してみたい。

とりあえず帰宅時間が遅めなので、夜は厳しい戦いになりそうな気がする。

2019-03-24

子供を預かるってそんなに大変なの?

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019032200651&g=pol

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/asada_eri/status/1109075408572411907

  

この辺の反応を見ていると子供預かるのに保育士必要って意見多いけど

そんなに(保育ではなく)託児に専門知識資格って必要なの?

  

保育士名称独占であって業務独占ではないので、ベビーシッター無資格でもできる。

感染症などで保育所に預けられないときに親兄弟、友人や隣人に預けることもできる。

でも、保育所ですら無い託児ルーム保育士を置けってことはこういう人にも保育士並びにそれと同等の資格必要ってことかな?

24時間子供の世話と養育をする親にも保育士と同等の知識専門性必要って言うのかな?

  

子供を育てるのにそんなに知識専門性必要なら、極端な話親から子供取り上げて国が24時間営業の保育所作って育てたほうがいいじゃん。

2019-03-12

セブン24時間営業をやめるべきではない???

一日1時間だけ営業するコンビニや週に2課だけ営業するコンビニなど営業時間オーナー自由にしてくれってだけなのに何でブランドがどうとかになるのだ

https://news.yahoo.co.jp/byline/satomasashi/20190311-00117713/

2019-03-10

人力で24時間営業保つとか馬鹿じゃねぇの

やりたかったら機械しろ

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