はてなキーワード: ピンポイントとは
残暑もようやくその勢いを失いつつある9月半ばの初秋、月曜未明のキックオフは普通だったら観戦するのを躊躇する時間帯だが、幸いにも日本は今日、3連休の最終日だ。
フランスで開幕したラグビーW杯は2週目、日本代表はラグビーの母国、イングランドと対戦する。
このイングランド、対戦成績でいうと、日本は勝てたことがない。
ただ「勝てたことがない」でいうと日本は南アフリカにもアイルランドにも勝ててなかったわけで、それがいつ「勝ったことがある」に変わるかはわからない。
実際、日本はすでに全ての国に警戒されるまで地位を上げてきており、強豪国といえど研究を重ね、策を練って当たるようになってきている。
国際的に認知されている日本の強みといえば、ボールを保持しての素早い展開であり、保持しての攻めは強豪国も手を焼くものだ。
なので、増田としては多くの人が予想する「キックをぶつけてくる」のではなく、イングランドは「保持して渡さない」という戦術を予測した。
まったく主流でない予測だが、保持された方が日本としては対応がないように思えたのだ。
果たしてイングランドはどういった戦術を取ってくるか、そして日本は。
イングランドはアルゼンチンとの初戦、戦慄のキックで全得点を叩き出したジョージ・フォードだけでなく、フロントローもベテランで固めてきた。
もし予想外のことがあっても、素早く修正してくるだろう。
対する日本も通常リザーブ出場が多いラスボス堀江をフッカースタメンに起用。
スタット・ド・ニースのピッチはマイクで拾っているはずの中継の声も聞こえづらいほどの大歓声。
観客もこの1戦が、過去の対戦成績やランキング通りの結果で簡単に予想できるものではないものになると期待しているのかもしれない。
不評を受けて今回から合唱だけでなく伴奏付きに選択できるようになった国歌斉唱は、双方が伴奏アリを選択し、聴き慣れた君が代とゴッド・セイブ・ザ・キングに続いて大一番はキックオフとなった。
イングランドのキックオフで始まった大一番は、開始直後にFBマシレワがインゴールでノックオン。
いきなり危機にさらされた日本は最初のスクラムを見事止め被トライを防いだが、その後イングランドにペナルティを獲得されPG。
その後もフォードのロングキックでエリアを取ってくるイングランド。
増田はイングランドの戦術としてホールドしてくるのもアリかと思ったが、気を衒わず利があるキックをぶつけるのが最善、ということなのだろう。
イングランドが蹴ってエリアを獲得してくるので、FBはキックを処理しなくてはならず、マシレワの今日の仕事は多いのだが、そのマシレワがキック処理後に不運にも右脚を負傷。
早々にレメキと交代となった。
交代カードをあまり早く切ると、その分消耗が早くなったり、戦術の替え場をコントロールできなくなったりするのだが、怪我ではしょうがない。
ただ、マシレワは蹴った後にハムストリングを痛めたように見えたので、次戦以降にどうなるのかが心配だ。
さて大方の予想通りキック主体に攻め入るイングランドに対して日本はというと、こちらは意外と言うか、蹴り返して応戦する。
この蹴り合いは、テリトリーではやや押されている場面があるものの、あまり決定的なゲインを許していない。
「ラスボス」堀江がコントロールするスクラムいまのところは互角に見える。
20分にはフォードのキックをチャージしてイングランド陣内に深く侵入、ペナルティを獲得して松田のキックでスコアを先行した。
その直後の24分、今度はミスを見逃さずキックで深く侵入したイングランドにトライを被るが、対する日本も再びキックを有効活用して深く侵入してPGをかえし、1点差まで詰め寄る。
日本代表は出来過ぎなくらい上手く戦っている。
ほぼ差のないまま後半に入ることができればこの大一番の勝利もうっすらと見えてくる。
なので、前半終了間際にゴールライン側まで大きく押し込まれたシーンはピンチだ。
日本は守りたいところだし、イングランドとすればトライで突き放して気勢を削ぎたい。
前半最後の攻防は41分まで粘った日本からPG獲得、イングランドがわずかだが確実なアドバンテージをもち帰り、4点差での折り返しとなった。
それにしてもイングランドが蹴るのは予想の範囲内だったが、日本がこれだけ蹴るとは、そして蹴り合いとなって僅差で前半を折り返すとは誰が想像したろう。
蹴り合いのゲームはハマれば消耗が少ない。
日本はスタミナを温存して後半に臨むことができる。
前半に予想外の戦術をとり、後半をどう戦うか注目された日本だが、50分を過ぎても流のボックスキックなど、キックで前進。
前半最後の1本を帳消しにする松田のPGで再び1点差まで詰め寄る。
前半よりキックを使う回数は多いくらいだ、大方の予測通りに蹴ってきたイングランドに対して、日本もこの試合では徹底的に蹴るつもりかもしれない。
ゴールライン手前までイングランドが押し込んでから、ジョー・マーラーの金髪モヒカン頭に当たったボールがコートニー・ローズの手元に入り、ノックオンかと日本の選手の脚が止まったなかでこれがトライ。
日本は堀江がスクラムで存在感を見せているが、イングランドのベテランは強運で思わぬアシスト引き寄せ、ラグビーの母国がこの試合初めて1トライ分以上の点差をつける。
ここでノックオンのセルフジャッジをして足を止めた一瞬は、日本にとってのちに響く大きな差となった。
日本代表選手の集中が少しだけ切れたのか、見えない流れがイングランドに渡ったのか、蹴り合いの後のボールを獲得できない日本に対して、ゴールではなくライン側を狙ってもイングランドの名手のキックが冴え渡る。
64分にはフォードのキックパスが長身フレディ・スチュワードにピンポイントで渡り、見るものを感嘆せしめるトライで安全圏の2トライ以上の差をつける。
67分で15点差はこちらに展開を持ってくることができれば追いつけない差ではない、しかしラグビーの母国の選手たちは抜け目なく、挑戦者にチャンスを与えない。
残り時間が減っていく中で、日本は狙うべき現実的なターゲットが逆転から、同点、7点差以内敗戦のボーナスポイントへとズルズルと下がっていく。
78分で自陣で相手ボールのスクラムになってしまえば、15点差から8点をとってボーナスポイントを狙うのももう無理だ。
苦い味のする最後のケーキは相手にボーナスポイントを渡さない被トライ3以下。
しかし、妥協しないイングランドはこれすらも許さず、81分に日本は4トライ目を献上してしまった。
キックに自信をもつイングランドに蹴り合いを挑み、前半を互角に戦った日本だが、勝ち点の上では完敗とも言える結果、どこで、どのように流れがイングランドに渡ったのだろうか?
試合のスタッツを見てみよう。
キャリーメートル数:イングランド 533m -324m 日本 に対して、
キックゲイン:イングランド 1177m - 938m 日本だからお互い蹴ったゲームだった
試合全体のテリトリーはイングランド 61%-39% 日本、ボール支配率はイングランド 66%-34% 日本。
大きく押し込まれていたことを示す数字だが、これらの数字がイングランドに傾いたのはおそらく後半だろう。
ラインアウトはイングランド 成功10/13 - 成功8/12 日本。
イングランドもミスはしていたものの、日本が失った4本を成功できていれば、ここを起点にもっと前進できたかもしれない。
スタッツで取られないところだが、ハイボールの競り合いも日本がクリーンにとれていたところがあまりなく、イングランドが局面で優勢だった印相。
ディティールではこの辺りでイングランドに流れが渡ったように思える。
ノックオンになればスクラムだが、ベテランを起用した日本のスクラムは抜群に安定しており、組み負けてPGを取られるという悪い展開にならなかった。
キックを多用した戦術選択は、このスクラムの自信と、滑る手元でボールを動かすことの不確実性が考慮されたのかもしれない。
戦術の選択についてたらればを言うのは本当におこがましいのだが、ハイボが入らない、ラインアウトが完全に支配できないという状況で、個人的には後半のもう少し早くにボールを保持して、イングランドが前進できる機会を減らすというオプションがあったらどうなっていただろう、という感想はもった。
ただ、試合後の選手のインタビューでは、プランというより、遂行の面での不備を振り返るものが多く、実際にもプランがそこまで破綻した場面はないように見えたので、増田の感想はあくまで素人考えの域をでないだろう。
「落ち込む時間もない。10分ぐらい落ち込んで、次の10日間でサモア戦に向けて準備したい。」
10日後に日本代表とまみえるサモアは23日に先立ってアルゼンチンとも対戦する。
この結果はどちらに転んでもプールDに大きな混沌をもたらしそうだ。
そしてその帰趨ともに、次戦の結果で日本がこの混沌に潜む魔物の犠牲者となるか、他国にとっての死神となるかが決まるだろう。
混戦を抜け出す勝利を掴むことはできるだろうか、日本 vs サモアは29日未明、日本時間4:00にキックオフだ。
後付けで何でもひっくり返るガンダム時空にナニカをいうのもどうかとは思うが
結果から言えば物量と補給の関係でアムロいなくても遅かれ早かれ連邦が勝ってたんやろな
たまにこういうのを見るけど
実際は違うんだよなぁ
ぶっちゃけ、ジーンがガンダムやっていたら、ジオンはあの戦争に勝ってた
全くの素人の状態から、熟練度を上げていき、NTとして覚醒する
オデッサの時点で、黒い三連星を倒せるほどであり、水爆の攻撃箇所をピンポイントで叩ける精度
それを、ジムに反映したんだ
アバオアクー時には、新兵の乗ったジムでさえ、そこそこ戦えたはず
ジオンはエース級を当てる事で、結果としては連邦のMS開発を助けてしまった
それよりも、全く操縦系の違うMSに連邦兵士が対応できてたことの方がおかしくて
前もって練兵したジオンと違い
何の前準備もなくジムをあてがわれて戦える
いや元増田(anond:20230912005213 、anond:20230912183624)はアセクシャルじゃないので
まぁアイディンティーは自分で決めるものだから本人がそう言ってるならアセクシャルなんだけど、
男の身体だけど女です、バックグラウンドにアメリカいっさいないけどアメリカ人ですとか、
リアルで自分のセクシャルを言ってまわらないし、日本ではアセクシャルであっても特に困ることは起きない
とはいえ、自称アセクシャルの人が恋愛や恋人をめちゃくちゃ重視しているの見るのイヤな気分にはなるよね
一部の人が家族愛や友愛は性愛(恋愛)よりも劣っていると主張することがあるのに、
自称アセクシャルのアンサーが『あたちは恋愛や恋人が必要・いました・興味があります』って、あのさぁ・・・
別にアセクシャルじゃなくたって、家族愛・友愛を重視している人は世の中にはたくさんいるのに、
まさかの自称アセクシャル自身が恋愛に夢中・興味大って、あのさぁ・・・
あと、自称アセクシャルの人たちは、10人中10人性愛のチャネルだけ器用に狙って閉じていらっしゃるようだけど、
別に性愛のチャネルだけ選んでピンポイントで閉じてるわけじゃないからな
そもそも人の判別からして曖昧なんだわ。セックスの前に、性別の判別が曖昧だし、顔を覚えることができない
セックスが必要じゃない、セックスがどうでもいいってそういうこと
まぁアイディンティーなんで身体や生まれ付きの能力の文脈全無視した、
ある日突然ぼくわたしが決めたことで自称しても別にいいんですけど、
それ伝えてなにしたいの?ってマジで思う
中学校の敷地内に20年前に埋めたタイムカプセルを少し前に掘り起こした。
俺も含めて、その場にいた人は、だいたいこの場所に埋めたというのは覚えてるけど、ピンポイントで覚えてるわけじゃない。タイムカプセル自体、結構深く掘って埋めたわけだから……まあ掘り起こすのがメチャクチャ大変だったのよ。当時、たぶん70~80センチは掘ったはずだから、それと同じだけ掘る必要があるわけだし、ピンポイントの地点がわかっていない以上、たまたま掘ったからといって、埋めたタイムカプセルが見つかるわけがない。
だから何人かで手分けして掘り進めていったけど、それでもすぐには見つからない。本当にここに埋めたのか?とか、中学校側が何かの工事のときに、発見して別の場所に移したんじゃないのか?とか、だんだんと諦めムードが漂うレベルで本当に見つからない。
2時間くらい掘り、もう諦めた方が良いんじゃないのいう意見もチラホラ出てきたタイミングで、ようやく発見。本当に良かった。
タイムカプセルは梅酒の瓶に入れて、ゴミ袋で何重にも梱包されてたけど、とくに中まで水も侵入していなくて、問題のない状態だった。
タイムカプセルを埋めたという話は聞くけど、掘り返したという話はあまり聞かない。
ちなみに20年前だからと言っても、埋めたものって案外覚えていたりする。
俺は当時、飽きた遊戯王のカードを入れて、20年後に値上がっていないか?て企んでいたけど、調べたら埋めた遊戯王のカードは全然値上がっていない(サクリファイスとかサイコショッカーとか、第二期のもの)。でも、未来の自分に当てた手紙の内容はさすがに覚えてなくて、当時の俺はこんなこと書いてたんだな……てしみじみしたよ。
店内にケータイキャリア代理店とか、自転車代理店とか、そういう代理店が店舗内にたくさんある系の家電量販店に昨日行ってきた。まあ、ジョンブラウン的な曲でお馴染みのところだ。
これまでも何度も行ったことはあるんだが、特定の家電ピンポイントで買って直帰とか、ゲームソフトダラダラ見るとか、そういう使い方する分には悪かないんだ。
だが、ちょっと新しいiPad 見ておきたいなと思ってAppleのブースをうろうろしてた。
すると隣のヒーロー的な俗称のスマホキャリア代理店の店員、つまり当然Appleの人間ではないわけだが、そいつが声をかけてきた。「何かお探しでしたか?」と。
俺は今使ってるiPadと現行の最新モデルを比較したいだけだったので、その旨を伝えた。要は「英雄様に用はないっす!」って事だな。そもそも俺はドコデモ繋がりそうなキャリアユーザーだしな。
だが英雄店員は「少々お待ちください!」とか言って裏手へ、お待ちくださいと言われたからには勝手にウロウロしちゃ迷惑かなと思い近くで待つ俺。まあ、スペック見るだけなら取り扱いあるところならどこでも見れるだろと思っていたし。
で、2分くらいで例の英雄がおそらくベテランっぽい別の英雄を連れてきた。
そして「要件をお伺いします」と。いや、お前それ聞いてきたんちゃうんかと。けど別に長い内容でもないしiPad見たいんですと伝えると、ベテラン風英雄に電話番号を聞かれた。
え、俺ドコデモつながりそうなキャリアのユーザーだけど??と思い、「英雄の配下じゃないですよ」と伝えようとするが、「お電話番号を!!」と食い気味に遮られ、仕方ないので電話番号を伝える俺。言い終わるや速攻で走り出し「確認いたします!」と去っていくベテラン英雄。後ろ姿に「あの!」と言うが華麗なスルー。
最初の声かけ英雄は別の客に話しかけられていたため俺はその場で待つ。
で、すごく待たされた。時間を確認していなかったが10分は待たされたんじゃなかろうか。
そしてベテラン英雄が戻ってきて、「もう一度お電話番号を!」とか言い出す。また同じ番号を言う俺。しかし今度はしっかり、「さっきから聞いてもらえてないのですが私英雄の配下じゃないですよ」と伝える。すると、「ああ……」と一瞬脱力するベテラン英雄。そして「お乗り換えご検討でしたか!」と続く。お前話聞いてたのか?と思ったが、iPad見たいだけだと伝えると、うんざりした様子で「他キャリアは隣になります」見りゃわかるわボケカスゥ!!と思ったが、クレーム入れても面倒なだけなので「待てというから待ったんです」とだけ告げる俺。つーか客に伝わるほどのリアクションでうんざりするってどうよ。
だがそれじゃ終わらないのが昨日の不運。
おそらくやりとりを見ていたのだろう隣のドコデモつながりそうなキャリアの店員がすかさず「ご案内いたします!!」と来た。俺は、「ああ、今回は大丈夫だろう」と安心してやはり電話番号を聞かれる。
そしてドコデモ店員も一旦バックヤードへ。割とすぐに戻ってきて、「今こちらの店舗で料金プランを変更すると端末価格が1万円お値引きになります!」ときたが、昨日の時点ですぐ買う気はなかったので、そのオファーを断ってiPadだけ見せてくれればOKと伝えるが、手渡しするカタログの残りが少ないのかなんなのかもらえず、カウンターに敷かれた異様に汚い透明テーブルトップの下のカタログを見ることに。
だが、それが明らかに古い。2021冬って書いてあるぞおい。つーか今使ってるiPadと同じやつ載ってるぞおい。
いわゆるスマホは新しい機種のがテーブルトップの上にシールで貼り付けてあったが、そのシールのせいでこのテーブルトップ汚れてない?と思った。
今思うと、ドコデモ店員は別段おかしなことはしていないのだが、前のクソ英雄や暑い店内のせいもあって結構イライラした。
結局、「こちらでも同じものの在庫はございますので、そちらのAppleの方でスペック確認していただけると」的な感じで案内され直す。
おう、それはじめに俺がいたところだ。
全ては声かけ英雄店員がクソ過ぎたわけだが……、そもそも他の企業のブースを見てる客を自分のブースに引き入れるってやっていいことなのか?
https://www.youtube.com/watch?v=qrAGrzdli3s
まあエロと言うならこれまた今日うpされたこっちのほうが良いかな
https://www.youtube.com/watch?v=FPNiZhu6Wtw
この2本にオタクの大好きな趣味がすべて詰まってると言っても過言
これらを見てエロだと思うのならエロ抜きでは成り立たないと言える
俺としてはエロと言えなくもないだろうが極限まで美化・記号化された人間讃歌的な形象こそオタクが惹きつけられるもんだと思うわけよ
わかる?そのへん
んー言語化してみるなら
ピンポイントにエロというよりも、エロース(本能的な愛・渇望の愛)、フィリア(関係性の愛)、それからアガペー(無私の愛)、これらが作品中の表現でビシッと決まっているとオタクは「名作だ」と感じやすい気がするな
百合とかBLとかセクマイとかの「クィア」を客寄せ要素として使ってるけど扱いが不誠実、みたいなのをクィアベンディングと呼んで差別だと指摘する意見がある。
カタカナ語であることからもわかるように英語圏で流行り、最近は日本でもセクマイを扱ったエンタメや芸能人が批判される際に、意識の高い人たちを中心に使われだしている。
百合営業とか腐営業やってるくせに浅いし適当だし失礼なんだよ、みたいなことは昔から日本でも言われてきたが、クィアベンディングという用語を使った場合、倫理面での強い批判というニュアンスになり、批判された側は申し開きが難しくなると思う。
私は百合やBLを楽しんできたオタクであり、同じジャンルのオタク友達の中には、クィアベンディングなどを指摘する人も結構いる。
クィアベンディングにある程度の問題があるということは否定しない。
だが、私は、クィアベンディングであることを理由に何かを責めるつもりにはなならない。私は、客寄せのクィアを散々楽しんできたし今後もそうするだろうからだ。
そして私が認識している友人たち(レズビアン、ゲイ、バイ、トランス含む)や、世間のほとんどの人もそうだ。
(おそらく異性愛者であろう)アイドル同士がMVでほっぺにキスをしあうところや、キャラクターが不意のボディタッチであわあわするシーンや、役者が作品中ではなくオフショットで共演者にあすなろ抱きや壁ドンしている写真や、Twitterのフォロイーや私たち自身が同性友達とお出かけすることをデートと呼称することを、ニコニコしながら……時にはキャーキャーウォーウォー言いながら私たちは楽しんできた。
それらの半分以上はクィアベンディングと呼ばれてもおかしくなかったと思う。でもそれらは燃えなかったからわだかまりなく楽しんでいます、だけど何かのきっかけで燃えた物に対しては、急に真っ当な顔をしてクィアベンディングで差別的だと全力で怒ります、という気持ちにはならない。
ダブルスタンダードとかブーメランとかの指摘が力を持ちすぎる風潮は歓迎していない。人間は考えを変えたり矛盾したりしてしまう生き物だと思うので。
でもそれにしたって、タチの悪いダブスタをやりつつ倫理的に正しい側に立った態度をするのはよくないだろう。
クィアベンディング的な売り方はよくないと学びました、私も悔い改めて今後それらを楽しむことはしません、ということならばわかる。
だが、先月クィアベンディングで怒ってたのに、翌週には2.5次元俳優の楽屋での距離の近さにときめいてて、来月出る百合萌えゲームも楽しみだけど、今日はまたクィアベンディングに怒りますというのは、よくないよ。
自分自身がセクシャルマイノリティであろうとなかろうとね。
エンターテイメントや芸能業やスポーツ含めた興行というのは多かれ少なかれ外道の商いで、売り手も買い手も、私たちはみんなその悪を背負っている。
それでも、悪すぎるものは程度問題として批判され改善された方がいいと思うが、その時話題になっているモノの悪さの程度はどれだけなのかというのをちゃんと考えた方がいい。話題性だけに引っ張られて怒り、クィアベンディングという使い勝手が良くて非難として強い言葉を使い、自分の普段の行いを棚に上げて善人面していないか。
一般論として読んでほしいから具体名を出すか迷ったけどボカすのも不自然かと思うので名言すると、このエントリを書くきっかけは水星の魔女の話題である。
百合やBLを尊いとか萌えとか言って楽しんできたし今後も楽しむであろうベンディングエンタメ大好き人間が、水星の魔女を批判する際にクィアベンディングという用語を使うのはスジが通らないと思う。
まず前提として、水星の魔女の作中・作外においての結婚の表現の避け方が、余韻を生む効果より、不自然で違和感を生むマイナスになっているとする。この前提に同意せず「作品の質を上げるためには結婚表現の回避が必要だった」という立場もあるかもしれないので。
あの不自然な結婚表現の回避が、誰かの思想によるのであれば(百合を売りにした作品じゃなかったとしても)同性婚冷遇的すぎてよくないし、海外展開の妨げになるからと勘繰られているのが本当にそういうなら商業主義のせいで作品に不自然さという瑕疵を作っていてよくないし、だいたい婚約指輪を描くのはいいし花嫁花婿と言うのもいいけど結婚と言うのはダメみたいなピンポイントの言葉だけ隠せば問題ないという基準は馬鹿らしい、などの批判なら、大いに頷ける。
ブコメでも指摘したけどあんまり読まれていないようなのでここに書く。
(追記:ジニ係数の数値の比較もガバい。詳細は追記最後の方で)
皆さんが疑問に思っているこの表の1997年の給与平均/中央値の664万円/545万円のソースはどこか。
結論を書きますね。これは1995年調べの前年の世帯所得平均/中央値の数値です。
https://financial-field.com/income/entry-128313
ちな「平成7年 国民生活基礎調査の概況」/1世帯当たりの平均所得金額
https://www.mhlw.go.jp/www1/toukei/ksk/htm/ksk020.html
「平成7年 国民生活基礎調査の概況」/中央値(世帯全体を二分する所得金額の境界値)
https://www.mhlw.go.jp/www1/toukei/ksk/htm/ksk021.html
いいですか。この表はつまり、世帯所得と年収を比較したバカタレ表組ということです。
もう一度書きますよ。この表は、世帯所得と、一個人の年収を比較した表です。
あのさあ……そら差も出ますわなあ!
この表はなんだい? バカなのかな?
1997年の平均年収が664万円って探しても出てこないよーってブコメもあったけどさあ。
出てくるわけねーのよ。年の時点で間違ってるんだから。
2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況(最新)の内容だと、平均所得(世帯)は545.7万円、中央値は423万円なんですわ。
(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa22/dl/03.pdf)
確かに下がってるよ?
でもさあ、労働人口減ってるとか(追記:労働人口→生産年齢人口に訂正します)、ジジババ増えてるとか、核家族化とか色々ある中で、全世帯の所得平均の数値であーだこーだ言うのはアホですよ。
「高齢者世帯以外の世帯」の所得平均は1996年 約714万円→2021年 約665万円。
減ってるけど50万円なんだよ。いいですか? 「200万円以上も高いんだよ」ってなに?
(各種世帯の所得等の状況 /図8 各種世帯の1世帯当たり平均所得金額の年次推移より)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa22/dl/03.pdf
ちなみに「児童のいる世帯」の1世帯当たり平均所得金額は令和2年の813.5万円が昭和60以降で「過去最大」でした。
示唆的だなー。比較的金持ってる奴らだけ子供作るようになったのか、女性の社会進出が進んで2馬力の所得が増えたのか、その両方なのか、はたまた別の要因なのか……。(ジジババと一緒に住んでるとかね〔結婚や妊娠を期に親と同居 等〕/年金も所得)
まあそれはさておき、この表のバカタレ具合は伝わったと思う。
ブクマカも頼むわ。日本叩けるーつって考えなしに乗ってんじゃねえよ。マジで。
そら経済停滞30年、増税に社会保険等の増額で可処分所得は減っていて景気が悪いのは同意するけどさあ。
勘弁してくれ。
追記:
じゃあ世帯所得じゃなくて年収ではどうかというと、1997平均年収467万円、2021年平均年収443万円。
減ってるねえ。24万円。200万円じゃねーじゃん。やっぱり嘘じゃないか。
いい加減にしろ。
国税庁 令和3年分 民間給与実態統計調査
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/gaiyou/2021.htm
国税庁 平成9年分 民間給与実態統計調査
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/gaiyou/1997.htm
俺の怒りポイントがいまいち伝わっていないようなので書いていくと、これブコメにも書いたけどTwitterにも少し漏れ出てるんだよ。
これさあ、もしもだよ? もしもさあ、Twitterでバズってさあ、そんでコミュニティノートとかついちゃってさあ、まーた左派がデマばら撒いてるってことでTogetterなんかにまとめができちゃってさあ……ってなったらどうする? こういうことを考えるわけよ。
そうすると「あいつらはバカだから」ってことで、より断絶も広がるし、エコチェンも増幅されちゃうわけじゃん。そういうのが俺は嫌なんだよ。
日本叩くなって言ってるんじゃねえ。もうちっと自分の頭で考えて叩けって言ってんだわ。
そういう意味では手前味噌だけど同じプラットフォームから指摘が入ったってことにはある程度の意義があったと思うよ。
外から指摘が入って、外からどう見られるかってことをもう少し考えてほしい。
それとこれを日本経済擁護が書いてあるっておったまげな読解してるヤツもおるみたいだけど、経済停滞30年、景気は悪いって書いてあるだろ。
それでも足りないなら俺の立場を明らかにするためのもうちょっと書くと、他国が経済成長や競争やってるときにマイナス成長ってなに?とか思うわけ。
景気悪いって言ってるのに増税。しかも消費税。おかしいだろって思うわけ。日本の経済政策はまったく評価していません。
その上で言っちゃうと元の増田は「デマ」って評されてもしょうがない内容じゃん。タイトルは嘘。根拠にしてる表の数値も嘘。
そういうものを無条件に信じちゃう危うさよ。こういうことを繰り返しているとまっとうな批判も相手にされなくなるわけ。これも指摘したい。
そして、こういった指摘を読んで、それでも今回自分の結論や感覚は変わりません。っていうのであればそれはそれで結構。
でもひとつ事実確認をしておくと、1995年調べの世帯所得と2021年の年収を比較して給与が200万円減ってるって表を信じてコメント欄で盛り上がってたのがお前らなんだよ。そこは認めていこう。
あとジニ係数に関しては、俺がよく分かっていないので言及していないだけです。
書かれている数値に嘘はないようです。
どういう意味かというと、書かれていない数値があるということです。
それは「再分配所得ジニ係数」で、2017年の数値は0.3721です。
元増田でも再分配について言及があり、この指摘に対するエクスキューズになっていますが、そこまで言及するのであればこの「再分配所得ジニ係数」の値にも触れておく方が誠実で、どうも恣意的なものを感じ信用できないヤツだなと思いました。
(※追記:よくよく調べたところ、1997年のジニ係数は見つけられなかったものの、比較にガバがありそう。まだガバあんの?マジで?
え、1997年ピンポイントのデータは見つけられなかったけど、ひょっとして1997年の「再分配所得のジニ係数」と2017年の「当初所得のジニ係数」を比べてめっちゃ上がったとか言ってる? だとしたら本当にお前ふざけんなよ)
厚生労働省 図表1-8-9 所得再分配によるジニ係数の改善の推移
https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/19/backdata/01-01-08-09.html
https://www.cao.go.jp/zei-cho/history/1996-2009/etc/2007/pdf/191120sankou_03.pdf
って中々難しいよなあと昔好きだったコンテンツに立ち返る度に思う。
この部分だけは絶対に変えないだろうとファンが信じきっていた要素をピンポイントで制作側が「本当にやりたかったのはこっちなんです!」とウッキウキで変えてきたり、
一旦完結して満足してた作品に流石にその展開は望んでなかった……と墓を掘り返すような続編がお出しされてしまったり。
そういった要素がなく完全に円満に完結した作品でも、令和の世の創作コンプラ基準に照らし合わせるとあまりにもアウトすぎて、人前で完全肯定するのは憚られるようになってしまったり。
もちろん好きだったところまでを自分の思い出として消化できていればいいんだろうけど、何かしらにミソがつくと綺麗に思い出としてしまっておくこと自体もちょっと難しい気がする。
「でも後継シリーズでファンコミュニティ崩壊したんだよな…」とか、「令和の世だとこの描写滅茶苦茶怒られるんだろうな…」とか、どうしても思い出に痛みが伴うようになってしまう。
私がちょっと大病をわずらって入院すると報告したら10人以上が気遣うリプをくれたが
(Aが医療従事者で、他の友だちがわざわざ心細いときはAもいるからね!と名前を出して気遣ってくれたのもスルー)
でもまあ、たまたまみてないこともあるだろう
最近会話そんなにしてないしな
Aは、30超えて急に美意識が高まり、これまで以上にマウント自語りが増えてしまった結果
みんなにおもしろコンテンツ(真面目に向き合ってイライラしながら付き合いを続けていかないための対処法)扱いされているんだけど
いざそのAがちょっと厄介な病気になったと呟いたところ、誰も反応しない。元気出してのいいねすらない。
自分を唯一ぞんざいに扱った人間が、全員から無視されるのにスカッとしてしまって申し訳ないし
友達を痛い人、ネタと思ってやり過ごす、なんて対応してる時点でもう友達じゃない気もする
しかし「どうして私のこと無視するの?直せるところがあるなら直すから直接言って」と切り込むほど、大事にしたい人でもない…(
そっとフェードアウトしたほうがいいのかなあ…
というか縁切りも結構体力いるから、どうでもいい人にはやる気起きないんだよなあ…
結局「何もしない」になるんだよなあ、周りの皆もそれなんだろうな…
は~