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はてなキーワード: 記念写真とは

2022-03-18

anond:20220318133542

特殊な事例でも何でもないじゃん

命令に従わないなんて一般的な事だろ

冷蔵庫に入って記念写真を撮る飲食店員とか、執務室で女性の部下とエロイことをして記念写真を撮る大佐とか

命令に堂々と反する労働者世界中にいて軍隊に限った話ではない

2022-01-12

ポリコレについて最近知ったこ

から耳にはしたことがあって、最近また漫画とかでそういう言葉も出てるの知ってて

いまこの場で話題になっているっぽいから白状するんだけど

ずっとポリスファッションコレクションだと思ってた。

警察マニアの中ではそういうものがあるんだと思ってた。

なんかごめんな。

とりあえずなんだ。きたる大阪万博記念写真に男しか映ってなくてこれやべーなと思ったのはポリコレって感覚でいいのかね。

あんま使い方分かってない。

2021-11-22

anond:20211122134721

変わり種があるから書いてみたらクッソ長くなって推敲めんどくさくなったから短縮した。

大筋はあってるけど特定予防はかけてある。

 

MMORPGで成り行きでネカマしてたら、ある界隈で有名なゆるふわ系の女の子と親しくなった。

恋愛相談を受けたり愚行を叱ってたりしてたらなぜか滅茶苦茶気に入られて同性でもいいからって猛烈にゲーム結婚を迫られた。

待ってくれ、それは幻想だ、実は男なんだとカミングアウトしたら「にゃ!?」と普段言わないことを言ってログアウトしていった。

 

間もなくその子の親しい女友達からチャットアプリで猛烈な質問攻めにあって辟易した。

そうだよネカマだよって開き直ったけど、普段からみんなのことを手助けしまくってたお陰か反発どころか歓迎された。

なんだかしらんが応援してくれるらしい。

 

数日後、ゆるふわちゃんからやっぱり結婚してほしい、現実でも恋人になってほしい、と改めて告白された。

まじか、と喜んだのも束の間、東と西の遠距離恋愛で金のない学生同士、会うことは難しかった。

その分、ゲーム内などではべったりと甘えてきていた。

話してる最中に突然発情しだしてオナニー始めたりするかわいくてエロい子だった。

ネット越しで金玉を空にさせられるのって意味からなくない?

 

ゲーム結婚式も盛大に行った。

自分複数組織を持つギルド長で相手大手ギルド幹部ということで、記念写真が画面に収まり切らないほどの大規模な結婚式だった。

同時に彼女ファンから呪いも盛大に受けて食傷した。

ネカマだという事は公言していなかったが男だと知られていたら行く先々でPKされていたかもしれないと思った。

 

その後、しばらくはゲームでも現実でも幸せが続くんだけど、

彼女とある犯罪に巻き込まれてすべてが終わってしまった。

そのトラウマから俺は感情が壊れてしまって親しい人付き合いができなくなっていった。

ゲーム友達を作ることはもう二度とないだろう。

2021-10-30

anond:20211029194422

口に入れたおでんを戻すコンビニ店員や冷蔵庫記念写真する飲食店員にしたって自宅で制服を着ずに自前の設備でやる分は自由だろ

二次創作を書くのは好きだけど「二次創作活動」は嫌い。

 そう思うようになった理由がほんと変。

 十数年前に、Web二次創作をすることを私は覚えた。同人活動という趣味があることは、もっと子供の頃から知っていたけど、顔の見えない相手交流しながらそれをやるという事は、自分パソコンを持つまで知らなかったのだ。たぶん2008年くらいの事だったと思う。

 その翌年くらいにpixiv二次創作オタクの間で爆発的に人気になって、民族大移動みたいに個人サイトからpixivに移っていった。当時の、個人サイト衰退末期くらいの頃に、私が「二次創作活動」が嫌いになった原因がある。

 携帯無料ホームページサービスにて、自分二次創作サイトを初めて持った時には、それなりに楽しんでいた。だが、ジャンルを通して交流の幅を広げていく度に、なんか変だな? と気づいた。ジャンル人達、猫も杓子も「かの国」の悪口ブログに書き込むのだ。日常雑記に隙あらば「かの国」disを書き込む。創作サボり萌語りを休んでも、「かの国」disだけは休まない。要は、ジャンル全体が広く浅く時にはかなりディープネトウヨ化していたのだ。

 二次創作という趣味の場で、それとは全く関係のない政治活動が活発に行われている。それ自体が私にはとても不快なことだった。私はネットの門戸が一般人にも開かれた時の2ちゃんねる文化に浸かり込んだ人間ではない。けれども、同世代自分よりも少し上の世代ネットにずぶずぶの人達が、2ちゃんねるを通して右翼思想にどっぷり浸かり込んでいることは一応知っていたので、まぁそういう人達Web上の二次創作オタクの多くがカブっているのだから二次創作界隈が右寄り(一時期はスーパーライトだったと思うけど)なのは仕方のないことなのかと諦めた。

 毎日のようにジャンルの仲間達のお友達サイトを見てまわる日々。多くの二次創作者がブログ脈絡もなく「かの国」disを紛れ込ませているのを目撃する日々。そんな日々の中で、最高にヤバいスーパーライト二次創作オタクサイト発見してしまった。ブログ開いて秒でそっ閉じ。一目見てコイツはヤベェと思うくらいの極まりっぷりだった。一体何がこの人を突き動かすのだろう? と疑問がむくむくと膨れあがった。当時は何だかよくわからねぇがヤベェなこの人……と思うだけだったけど、今思えばあれは一種布教活動のようなものだったのだろう。おかしブログ記事の数々は気の触れた者のご乱心ではなく、わざと信者獲得のために書かれたもので、二次創作の方はメインではなく釣り針だったのではないだろうか。

 同ジャンル者のサイト転々と見ていくと、ジャンルオンリーイベントの記録なんかが出てくるわけだが、キレキレスパーライトブログ主が、あんなにヤベェ言動ばかり繰り返している割に、他人から遠巻きにされるどころかむしろジャンルの中心でカプとか関係なくちやほやされており、記念写真のど真ん中に美少女コスプレをしてダブルピースで映っていたりする。アフターにも勿論参加していて、他のジャンル者とキャッキャと交流しているのがわかる。

 だが、スーパーライトスーパーライトとしての活動の手を弛めることはない。時々怖いもの見たさでその人のサイトを覗いたが、常にガンギマリ状態で一つもぶれないようだった。

 そんな人を平然と受け入れるジャンル。懐が深いとか、器がでっかいとか、言えるのかもしれない。が、些細なことで揉めては敗者を叩き出しているので、別に緩くて平和という訳でもなかった。

 ずっと、もやもやとした居心地の悪さにつける名前もなく、何となくこいつらと一緒にされるのは嫌だと思い続けてきた。だから私は二次創作はするけど二次創作を通して他人交流することはろくにせず、書いた作品pixivに投げ捨てるように投稿するくらいだった。

 最近ネットニュースやはてブを見て色々思うことがあった。色々端折って結論だけ言うけど、二次創作界隈という境界ぼんやりとした集団というのも、何か別の活動に使おうと思えば使えるのであり、ただ推しカプのエッチ二次創作が見たいという助平な私欲の為にポリシーも捨てるという人が多くいたりする、ということなんだと思った。

 そうとわかったので、二次創作からは本格的に足を洗うことにした。

 

2021-10-22

anond:20211021003147

知り合いから、子供入学式直前に急死した祖父記念写真の参列者の中に加工して追加することはできないか?そういう加工をしてくれる業者はどうやって探せばよいのか?みたいな相談を持ち掛けられた事あるんで、元増田の友人のようなサービスを親切でしてしまう人というのは実は意外と多いのかもしれないな

2021-10-21

anond:20211021133800

数日後、現像した写真が送られてきたのだが、その中にぎょっとするものがあった

それは正門前で俺が娘と嫁を撮影した記念写真だった

俺以外の人間が一人も写っていなかった

外人ってスマホ写真から邪魔被写体を消す技術ほんと好きだよな

昨夜GoogleがPixel6を発表して紹介動画ざっと見てたけど

カメラ機能の紹介で「AI技術を駆使してこんなに簡単自然写真の中の〇〇が消せます!」みたいなのにやたら力が入ってて、なんだかなーという気分になった

 

新型コロナ流行る前の年、娘の幼稚園入園式の記念写真撮影を友人が買って出てくれた

おかげで俺と嫁はスマホデジカメを気にする事なく式に参列することができた

数日後、友人から写真が送られてきたのだが、その中にぎょっとするものがあった

それは正門前で娘と嫁が並んでいる記念写真だった

娘と嫁以外の人間が一人も写っていなかった

全く同じ構図で他の参列者や児童先生が写っているものもあったので、何かのアプリで除去したものだとすぐに気づいた

友人なりにサービスしたつもりだったのだろうが、その写真を見た娘は泣き出してしまった

俺と嫁は「きっとカメラが壊れていたんだよ」と娘をなだめてその場をごまかした

 

この一件があってから写真を精密に加工する(特に、写っていたはずのもの簡単に除去できてしまう)技術には俺は否定的

写真(ビデオもだが)は、レンズに写った(映った)もの全てを余すところなく残すから価値があるんだと思う

から都合よく消したり足したりするのが当たり前になったら「そこには本当は何があったのか」「そこには本当にそれがあったのか」が分からなくなり、過去を振り返る触媒としての価値がなくなってしま

10年後、20年後、あるいはもっと先の未来、娘との思い出に浸る時に「はて、確かここには誰かがいたはずだが」「おかしい、この場にこの人がいるはずがない」「この時の娘は不機嫌だった記憶があるが、なぜ笑っていたのだろう」と首を傾げながら、娘との思い出そのもの曖昧模糊とした物へ劣化する年老い自分想像して胸をかきむしりたくなる気分になった

2021-08-24

母親が亡くなりました

これは過去記事から続いています

最終章ではありますがまだやるべきことが残っているので第1篇となるでしょう。


以前に語ったとおり、母親病気で自活が不可能となり父親による老老介護を受けた後に精神病棟に入りました。その後は体調不良のたびに転院を繰り返し、最後実家からほど近い病院で息を引き取りました。最期を看取ることはできませんでした。そもそも職場から2時間近くかかりますし一報があった時点ですでに危篤状態でした。

その少し前から体調不良が続きいつ旅立ってもおかしくない状態でした。でもコロナにより面会はかなりの制限がついていたので、病院からほど近い父でも最期を看取ることは難しかったのとこと。特に第5波の現在ではまともに病院に入れることすら怪しいのですが。


母親に関しての良い記憶殆どありません。私が子供の頃から彼女の周囲はストレス負の感情が渦巻いていました。あらゆることに怒鳴り散らし厄介事を量産します。隣人、宅配業者や取引先とのトラブル枚挙にいとまがありません。家族の中にあっても暴力暴言は絶えず、幼いときから母親嫌悪と畏怖の対象でした。常に誰かしらを敵に回すことでしか自分を保てず、最後は泣きわめいて八つ当たりを繰り返す人でした。機械音痴だったのが救いでしょう。彼女スマホPCどころか自身ケータイ電話すらもっていませんでした。仮にスマホを扱えたとしたらツイッターやらでどんなことを書いたかわかりません。


そんな母も亡くなりました。

一番最後家族が聞いた言葉は「来てくれてありがとう」だったそうです。数すくない面会の中で唯一話せたのはそれだけだったとか。そもそも4月以降の入院生活の多くで彼女は心を閉ざしていたようです。閉鎖病棟という空間が耐えられなかったのかもしれません。彼女自身介護状態になってから父への依存マックスになっていたこともあり、父に会えず家族の顔を見れない寂しさが彼女内向的にしていったのでしょう。だから面会時に言葉を話したことに周りの看護師が驚いた、と聞きます。おしゃべりだった母親がおとなしく心を閉ざすということはよほど病院生活が心を折るに充分だったに違いありません。

父はそれを後悔しているようです。

葬儀直葬でした。リーズナブルで早いというそれだけの理由でしたがコロナ禍では最善の方法だと思います母親の親戚縁者数名と私の家族だけで執り行いました。

葬式自体は何度か経験があるものの、直葬は初めてです。住職もなく火葬場に直接集まって遺体を焼いて納骨するだけというもので、移動時間を除けば1時間半で終わりました。


従来型のように通夜告別式を執り行うことが悪いとは思いません。故人を悼む人の多さや気持ちの整理をつけるために必要儀式もありますから

しかしこれから葬儀直葬が主流になると確信しました。

高くとも50万せず、極めて簡易的でスピーディ。遺族の負担が本当に少ないのです。

なぜ喪主大勢の人の前で挨拶をしなければならないのか。多くの時間お金をかけて悲しみと疲れをふくらませる必要があるのか。ほとんど交流のない親戚や会社の人々に頭を下げなければいけないのか。お坊さんの固いお話。。。

それらをすべて省くだけでここまで楽になれるのかと感動しました。いままでの葬式は何だったのでしょう。

コロナは多くのものを奪いましたが、葬式に対する考えを改める機会をくれたことだけはメリットと受け取っています

さて、旅立ちのあと家族と合流していくつかわかったことがあります

母親はいくつか不動産を持っているのですが、その一つが少々どころかかなり厄介な物件だということ。保険嫌いだったのにいくつか保険に入っていたこと。預貯金はそこそこあるのですが、額よりその中身についてここで書くことが憚られるものであること。デパートの預け金が結構な額になること。そして、母親が成人後に殆ど健康診断等を受けていなかったということ。

母親病院を嫌っているのはわかっていましたが、健康診断のものをまともにしていないのは驚きです。歯もぼろぼろだったので長く歯医者にも行っていなかったのでしょう。

思えば母親の数々の病気は、去年の夏に倒れてからようやくわかったものですばかりです。糖尿病やガンなど、本当は健康診断で発覚するものばかりです。少なくとも献血でいいからしておけばなんらかの予兆を見て取れたかもしれません。

恐らく長いあい健康上の不安を抱えていたと思います。でもそれを認めずに騙し騙し過ごしていた結果がこれです。

さら病気がわかっても頑なに医者を信用せずかなり説得が難しかったと聞きます

旅立ってからも人柄がわかってしまうのは苦々しいかぎりです。

自分家族崩壊寸前だった記憶が強いがために、幸せ家族という存在が実感できないのが本音です。配偶者実家にお邪魔したときリビング家族との写真が所狭しに飾ってあったのはかなり印象的でした。そうやって家族記念写真を撮って飾っておく習慣が失われた家庭でしたから。実家で目につく写真といえば、唯一仏間くらいにしかありません。本当は以前にもありましたが引越しの際に殆どなくなってしまいました。


今一番不甲斐ないのは、遺産や死後の手続きの諸々を実家家族に任せっきりだということでしょうか。でも多くがオートメーション化されているのでかなり手続き簡単とのこと。いい時代ですね。

遺産の整理がついたら第2編を書くかもしれません。

2021-08-23

外食コロナ感染する理由冷蔵庫に入って記念写真+口に入れたおでんを戻す

発覚するのがニュースになるだけで、ほとんどは発覚しない

なんで外国でも外食クラスターが起きるかといえばそれだ

2021-08-22

anond:20210822230327

数秒で結婚式記念写真撮れると思ってるとは、お前招待されたことないだろ

コロナ禍のブライダルフォトグラファー

フォトグラファーです。コロナ禍でも働かなくてはいけません。

コロナで数が減ったとはいえ、いまでも結婚式撮影もするんだけど、これが結構やばい

感染対策万全です!って言ってる式場でも、集合写真撮る時は「マスク外してくださいね〜」なんて声掛けして全員にマスク外してもらって写真を撮ったりする。

撮る側としてはマスクあってもなくてもどちらでも良いのだけど、デルタ株が蔓延している中で命がけでマスク無しの写真ほんとに撮りたい?と思わざるを得ない。

自分としてはマスクありの記念写真こそ、コロナ禍で式を挙げた記念になるのになーと思うけど。

2021-08-09

anond:20210809102940

記念写真にわざと割り込むなんて喧嘩うってるのと何ら変わらんから

撮り鉄という枕詞感覚がマヒしてる人が多いけど、これって単なる個人的トラブルから

喧嘩両成敗だしネット民以外は誰も同情せんよ

2021-08-07

anond:20210806195309

反発して「デマ」とか「怪文書」とか書いてる人はどの部分についてフェイクと考えているのだろう。

2014年問題人物との記念写真

・それが海外問題になったこ

1994年ヒトラー本への推薦文

・これらが英語版Wikipediaに載っていること

これらはリンク貼ってソース提示してるし「文化状況」の説明時系列評価が間違ってるならそれを指摘すればいい。

元増田の話の肝はリベラル系の米民主党女性議員の下で働いていた経歴を封印していたって点だから封印してない!公開してる!日本版Wikipediaにも書いてあるし!って反論したくてフェイクと言ってる?

かに元増田も「封印」と評価した内容は詳述してないが(いついつの経歴には米民主党名前が書かれてなかったみたいな「封印」の具体例がほしいね。又聞きなら元ネタソース

またはCNNキャスターを務めたなんてソースいから嘘だ!と言いたいのか?いや元増田が書いてるのはCNNじゃなくてCNNデイウォッチだぞ。CNNデイウォッチ1980年代末のテレ朝深夜番組自民党政治家の武見敬三キャスターを務めていた番組だ。Wikipediaの主な出演者情報には高市早苗名前はないが名前の出てない出演者大勢いる。フランス革命200周年のレポートの話なんかは元増田記憶メモを元に書いてるんだろう。(高市早苗は同時期にテレ朝プレステージ水曜枠にも出演していて蓮舫なんかと同じで当時のテレ朝深夜枠の文化常連だったみたい)

あとは「自民党支持者や党内部のこんな力学事情があって~」という政治記事でよく解説されているような一般的な話だから別に怪文書でも何でもない。

やっぱり「封印」と評価した根拠出せって言ってんのかな。だったらちゃんとそう言えばいいっしょ

2021-08-01

COVIDからフロリダに愛をこめて

ニューヨークからフロリダへとヒッチハイクの旅はトラックを経由した。光り輝くフロリダオレンジ太陽が私の帽子を貫く。木漏れ日に目を細めるとトラック運転手は荷台へ向かって大声を張り上げた。

「おまえさん、こんななにもない場所へどうしたんだい!」

私のうまく起こせない上体はトラックの端にある紐で結ばれている。少し前運転手バスケットコートカメラから見るボールみたいに目を大きくした。私の身体は動かず、車椅子に支えられていたからだ。あんたそんなのでどうして遠出しようってんだ、と運転手は感嘆の声を上げた。それが二時間ほど前のことだ。

私は運転手家族集会があることを伝え、その用事バーベキューであることを教えた。それからフロリダ州の看板が見えたので、コントラストを強く投射する景色を風に流しながら、私の名前を伝える。そうかい、メグっていうのかい、と運転手は陽気に答えた。林立するビルを縫って突き抜ける青が歯科医に飛び込んでくる。フロリダオレンジの国じゃない。避暑地だ。だからバーベキューには都合がいいのだ。多分そうだし、そういうことにしよう。うちの家族に振り回されたことは忘れて。<溶け出しそうな>夏の頃が思い出されたとしても。そういえばあの日もこんな風に感想した風が髪の毛をさらっていったものだ。サングラスが反射する光のその先に目的地があった。





「どうしてそんな事を言うの」

電話の向こう側でケンがなにかの言い訳をしている。言い訳の仕方はまるで父そっくりだ。もうそんなところばかりだ。わたしときたらそんなケンに向かっていつもは冷静なのだけど、彼が父のように逃げ続けるさまを見ていると、どうしても声を張り上げてしまう。ケンはそんな時に決まって「メグはママそっくりだよ」と吐き捨てるようにいう。全く美味しくないチリソースアスファルトにぶちまけるようにだ。理由はこうだ。本当はここで開催される予定だったバーベキュー大会が、父の会社の都合で大きな話になり、他企業を巻き込んだバーベキュー大会に発展したらしい。それも開催地は何故か日本。私はケンに、肉よりも寿司日本でなぜバーベキューなのかと問い詰めたが、頭に血が上っているのかケン日本だって神戸牛があるし、開催地としてアメリカとは違った面白さが出せるんだといい始めた。違う、そういうことじゃない。少なくとも久しぶりの家族バーベキューが行われ、とってもプライベートものだって聞いていたのに、どうしてそれがお父さんの会社と関わっているのか聴きたいのだ。しかケンはこれは日本米国の絆を結ぶためのものなのだ、と主張してやまない。ALS-CoVζ+が未だ収まっていない時期になぜそんなに話を大きくしてしまうのだろうか。そんなことはどうだっていい。それよりも、家族の一致団結できる機会が失われた事実が私にとってショックだった。素晴らしい日差しの下でトロピカルフルーツソーダの飲みながら、サンオイル日焼けをしている人達もいるのに。





「やあケン。今回は会社から大会趣旨が発表されてね。ぜひ神戸牛アンガス牛の対抗戦をという事になったんだ」

「それで、勝った方には?」

「純金製のメダルが贈呈されるだけだよ」

「だけ?」というケンの声がスマートフォン不協和音とともに響いた。父のノキア製は日本ではマイナーだと聞かされて、その音質に少しだけ疑いを持ち始めたばかりだ。父はケン懸念事項がバーベキューの開催予定地のことばかりだと思っていたが、どうやらそのノキアで聞く限りそうではないらしいことが理解された。ケンは明らかに家族集会が壊されたことを怒っており、主催は誰だと問い詰めてきたのだ。父はやむなくドビュッシー会長という人物だと述べたが、俺はクラシック名曲よりも古いラップが好きなんだと皮肉交じりに父の言葉を投げ捨てた。まるでそれじゃあ、ダディはまたしても「お山」の大将「だ」ろうとまでいう。ダディーはクールじゃないとまで言い放った。それは一体何のジョークだいというと、日本版の4chのセリフさ、と返すばかりだった。ゼータ株はあの頃の僕たちのキャンプを奪ったが、父は僕たちから家族の有り様を奪おうとしているのではないか、そんな懸念ケンの頭をもたげた。そのくせゼータ株は活発に人々を結びつけようとしていやがる。ニューヨークからメグを追いかけるケンハンドルを回しながらそうつぶやいた。





ケンがメグと合流して数時間後、隔離完了して未感染者のみが利用できるビーチで突然人が溶けた。その液体は灰色と真っ黒な血をビーチに滴らせ、バーベキューの肉のようにビーチの砂を汚した。それとは関係なく海鳥は通り過ぎ、メグは声にならない声とともにジーザスという単語ピンク色のリップを塗った唇から漏らした。到着したばかりのケンは目の前で人々が弾けて溶けてゆくさまを見て、エボラか何かかと目を疑い、それが数年前に起こった悪夢の再来であることを知覚した。フロリダ州に緊急事態宣言が敷かれ、州知事政府圧力によって州ごと隔離されたことを発表した。通信網は途絶え、父との国際連絡も取れなくなったメグとケンは、暴徒鎮圧用のゴム弾を装備したSWATたちに誘導されて収容施設へと向かった。発電の電源はかろうじて発電機型のバッテリーとして供給され、被災地には水が運び込まれた。しかしそのどれもが決死覚悟で運ばれてくるものであり、運転手は全身防護用の白い服を着て入念な消毒を経た後にフロリダへと入り、そして出てゆく際にも消毒を行わなければならなかった。ひとまずイントラネットとして暫定的に繋がれた外との通信によりニュースだけを見ることができた。

そうして避難所での生活が進む中、ウィルス隔離された人々の間に奇妙な一体感が生まれようとしていた。それはヒステリックな怒りであったり、それを鎮めようとするものであったり、また話し合いによって解決しようとする者達や、殴り合ったあとで肩を組み合うレッドネックたちなどによってだ。彼等はお互いをファミリーと呼び合い、外にいる連中をウォーキング・デッドだと笑いとばした。正気が保てない人々は、普段忌み嫌っている低所得層レッドネックたちの話をよく聞いた。富裕層たちは臨時学校を開いて塾を作り、黒人たちは放課後と称して子どもたちにバスケットボールを教えた。そうして閉鎖空間は小さな社会になった。ケンもメグもよく話し合った。とりわけ、ゼータ株のことについてだ。彼等は先日の家族のことを思い出して悲憤慷慨し、やがてウィルスによって僕たちの絆が深また奇妙さと、ウィルスによって人々がばらばらになった悲劇を語り合った。

その頃からメグの夢枕には、なくなった叔父の姿が映るようになった。叔父家族の異事で何かをいいかけていたが、そのたびに消えてしまう。そんな夜が繰り返された後のある朝、フロリダ海岸にある変化が起こった。その変化はイントラネットTVに映し出されると、やがて通信の全てが回復した。日本企業ソフトバンク提供する緊急ブロードバンド回線につながったメグたちのスマートフォンは、あるものものしい人物たちを映し出した。それは水陸両用車両のようにも見え、中から防護服をつけた人が降りてくるのが見えた。車両には見慣れない文字が書かれており、不意にケンがそれを見て叫んだ。まるでパーティーが始まったかのような喜びようだった。見なよ、あれは"セルフディフェンスフォース"だぜ! ケンの指差す画像の向こうにあったもの。それは自衛隊揚陸艇であった。第十七小隊、フタマルマルこれより状況開始。という声とともに彼等は海岸に落ちた血や散らかった廃棄物、まるでタイフーンにやられた風に映るカビの生えた建築物撤去し始めた。そんな作業が一週間もつづくと避難場所衛星問題はすっかり快適になり、自衛隊の面々と記念写真すら取れるまでに改善した。ケンはその時彼等にどうして来たのが十七小隊なんだいと問いかけたが、ある隊員は、十七小隊は俺達のメダルみたいなもんさ。と笑って返すのみだった。ケンはそれを聞いて、じゃあ俺たちはあんたたちに助けられたから十六小隊でいいさ、と破顔した(筆者注:2021/08/01)。





日本にいる無責任な父は流石に心配な顔をして息子たちを迎えた。ただし父は両名が無事であることを確認すると1、バーベキュー大会玉石混交パトルロワイヤルでありジャパニーズヤキニクとチンギスハーン、バーベキューの三つ巴の戦いだったと熱く語り始めた。勝敗の決し方があまり不透明競技だが、メグにとってそんな話はもはやどうでも良かった。怪しげなバー審査員のことにも興味がなかった。父がミヤゲに持って帰ったネギマをケンは頬張っていたが、メグはどうしたって騙されることはなかった。クールビューティーと目される荒川静香イナバウアーが見たかったというわけの分からい答弁を無視して、メグは今回の隔離事件顛末を事細かに語った。父はそんな事知ってるさと遮ろうとするが、メグは人差し指を父の唇に当てると子供を諭すように父と目を合わせた。彼女は、「それで今回の事件でとっても頼もしいステディな人ができたのよ。自衛隊員の人なの」、という。父は喋りかけていた口を閉じると、目を白黒させた。あのフロリダオレンジの目を見開いたトラック運転手のようにである

しかしやはり父は普通人間と少し違った。それなら早く紹介しなさい。次のバーベキュー大会があるんだ、と彼を巻き込もうとし始めたのだ。メグは両手を上げて首を横に振ると、やはりちょっと前の出来事を少しだけ回想しながらジーザス、と小声でつぶやいた。

ケンはそんな様子を見て、口の中のネギをすっかり胃袋の中に押し込めながら、こいつにケチャップをかけると日本人とも仲良くできるかもね、と一人で口角を上げた。ゼータ株が運んだ全ての問題は、まるでその性質のように全てを溶かして人々をつなぎ、父子は空港で呆れながら仲良く語り合った。避難所メンバーメール着信がなり響いてメグがその知らせに目配せする。

ちょっぴり滅茶苦茶なナリタに醤油匂いが少しだけ香った。


※別作者です。おしまい

2021-07-29

鬱曲で有名になっている(しそれを押しているようにも見える)アーティストがいるんだけど、ちょくちょく恋の曲とか出しててなんなの?って思っていた。

アーティストツイッター見たら大きめの箱でライブするらしい。昔のライブ記念写真セルフリツイートもしている。

楽しそうだね。良かったね。これからもずっとこんな気持ちって言ってたあの歌詞は何だったのかな?ファッション

経歴を調べたらあーんな方面の人で妙な納得感があったので、この話はおしまい

2021-07-05

生理ちょっと腹痛いけどもう寝るから薬飲まなくていいか〜と思って寝たら

全然悪夢とかじゃないけど夢みてる間めっちゃ嫌な感じする!めっちゃ嫌な感じする!って思って

起きたら腹痛すぎて冷や汗ダラダラだったわ

ちなテレビ局かまいたちと会って記念写真撮ってもらう夢だった

薬飲んだからまた寝る

やす

2021-06-14

中国から取引先を接待した日本人男性は、先方から「女体盛りはできないのか?」と要求されたことがあるという。この日本人男性は知り合いのツテを頼り、小料理屋の2階で女体盛りの会合を実行した。

和食コース付きで、総額32万円。2階に上がると浴衣姿の女の子が床の間の前に鎮座しており、女将さんが『こちらでよろしいでしょうか?』と声をかけてきました」

 OKと答えると、まずは普通和食コースが運ばれてきた。だが、料理最後に隣の部屋のふすまがスーッと開くと、先ほどの女の子全裸で横たわっており、その上に大根のツマや刺身が並んでいた。

中国人たちは大興奮で、女体盛りと一緒に何枚も記念写真を撮っていましたね。“ワカメ酒”を勧めたら『あまり衛生的ではないから飲みたくない』と断られてしまいましたが、その後の商談は非常にうまくいきました」

2021-04-21

anond:20210421171716

顔合わせのときスマホ記念写真撮るようにしてごらんよ

それをプリントして次もっていくの

母の日近いしショートケーキロウソクさしてパーティ帽子かぶっちゃえ

2021-04-08

anond:20210408123439

冷蔵庫に入って記念写真の人って、迷惑tuberとかツイテロリストだよね

車椅子の人とここで繋がるのか

anond:20210408123241

冷蔵庫に入って記念写真の人って無償労働者だったんだ知らなかった

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