2021-01-19

母親介護から逃げた(追記あり

離れて暮らす母親糖尿病と癌を患いました。加え、痴呆や諸々の病気を併発しています

その数年前から駅や階段等で転倒していたようで、同居する妹が心配していたのを覚えています。父と営む小売業でも、電話対応がおぼつかなかったり酷い接客をしたりと散々だったそうです。

コロナが広まっていた2020年のQ1あたりで、ついに精密検査の結果それらの症状が見つかったと連絡がありました。程なくして父親介護をすることになり、妹は少し離れた場所生活しつつも定期的に面倒を見に行くようになったようです。(このあたりは面倒くさい家庭の事情があります

かくいう私自身は、何もしませんでした。母親生活していた学生自体には殆ど毎日のように喧嘩をしており、一生この人と良好な関係を築くことはできないと思っていました。東京に近い場所からわざわざ遠ざかってまで今の場所引っ越したのも、実家との距離物理的に開けたかたからです。だからこそ、コロナ禍によって移動や人との接触を避ける世論には感謝したモノです。実家に帰ってあの母親と対面しないで済むのですから

それが、妹からの連絡によって久々に帰ったのがつい最近です。父親限界だと。確かに実家仕事をしながら介護まで担当するのはしんどいでしょう。仕方なく掃除のために帰りました。

久々に出会った母親病気の老婆そのもの身体は小さくなって布団に横になるしかできなくなっています糖尿病のせいで足が動かしづらく、トイレにも一人で行けません。癌の手術には血糖値等を下げる必要があるとのことで、それ専用の食事のために父親毎日食材選びに苦心しているようでした。

1日目は掃除等をして日帰りです。それだけでもかなり満足して貰えたのでそこだけは良かったと思います

問題は2週間くらいあけて2日目。再度訪問し、一部の介護をしつつ家の仕事しました。そしてその日は実家に泊まる日でした。

母親日中は「ごはんトイレ背中が痛いから起こして」が殆どです。自力で立ち上がることもままならないので、父親自分がその介助をするわけです。それが夜間ずっととはおもいませんでした。

2階で寝ていると1時間毎に母親の声で目を覚まします。耳はなぜか健常者並なので単に大声を張り上げる癖がついているようですが、とにかく真夜中でも人をかなりの声量で呼ぶのです。トイレならまだしも、お腹が空いた程度でも平気で呼びますし枕の位置を変える場合もあります彼女には昼夜の区別なく不快と思ったら人を呼ぶことだけが手段になっているのです。でかい赤ちゃんかそれより質が悪い。これで徘徊痴呆が深刻化すればもっと悲惨な目に遭うでしょう。父親限界というのもわかります。寝れないんですから

介護がどうしてきついのか。どうして介護職になり手がいないのか。よくわかる事例だと思います。これでもまだ楽な部類とはいえ自分はこの一晩だけでうんざりする気持ちでした。そして夜が明けて帰ろうとしているとき、あることから母親と言い争うことになってしまいました。母親の癇癪が元々酷いほうで、親戚一同からそっぽを向かれるくらいには独りよがりです。だからこそ自分とも対立していましたが、自分にもその性質は受け継がれていますちょっとした母親の癇癪と混乱に対して、自分暴言で返すことしかできませんでした。それをしていい立場にはなく、むしろ四六時中一緒にいる父親や妹の方がずっと言いたいことを、自分は何段階も飛び越えて母親に浴びせかけたのです。

逃げるように実家を後にしました。帰り際に妹と玄関先で立ち話をし、お互いに家に寄りつきたくない気持ちがあることは幸いでした。その際にも家の中から母親の奇声が漏れ出でていました。妹と意見が一致したのは、早期に母親の癌を手術して即介護施設に預け入れることくらいです。今のデイサービスだけではとても足りません。

今後は家の仕事のために2回/週程度の割合実家に帰ることにしました。介護をせず家の片付けや配達だけをするのは、せめてもの罪滅ぼし。

正直、母親がああなったのは自業自得と思っています彼女自身の不摂生彼女自身が今まで重ねてきた家族への酷い惨劇が、そのまま返ってきました。私から見て父方の祖父母への虐待や父や私への数多くの暴力暴言特に祖母への虐待は酷く、元々足が悪かった祖母は本当に悲惨だったと思います

結局、今の母はその祖母と同じように足を悪くして半寝たきりとなっています。いえもっといかもしれない。

だけど今なら少しわかります彼女には恐怖心があったのでしょう。今の母親は何かにおびえています。歩くときですら常に後ろに反り返り、前に進むことに本能的な恐怖を持っているようです。思えば彼女は何かにいらだつと同時に恐怖を抱えていたのではないかと思っています。そのおびえを怒りで紛らわし、自身葛藤正当化するために暴力表現していたのかもしません。

俗に言う毒親であるとは思います。でもその遺伝子性質自分が受け継いでいるのは事実。だから今最大の恐怖は、両親が亡くなることではなく自分性質子供に向かうことです。母親自分自分家族にしてきたことを、自らが行わないという保証がありません。また、自分介護必要としたとき、助けてくれるのが配偶者しかいなかったら。病院施設に入ることができずにいまの父親と同じようなことを配偶者に強いたとしたら。

帰り道でそんなことを考えていたせいで、家に帰り気づいたら配偶者の腕の中で泣き叫んでいました。恐怖と後悔しかありませんでした。自分母親父親を遠ざけたことも、自分がいつか似たような立場になってしまうんじゃないかということも。そしてこの恐怖が誰かに暴力として向かうんじゃないかと。


逃げた自分はいつか天罰が下るのかもしれません。いえ、いまが地獄かもしれない

追記

懺悔のつもりで書きました。実際、殆ど実家との交流を絶っていたので何もしていない状態で、ついこの間ようやく重い腰を上げて介護をしただけです。

でもやはり母親との相性が最悪です。あちらはどう思っているかわかりませんが、もし次あって話したらビンタの一つはしそうで本当に怖い。現状は母親と会わないほうが誰にとっても得だと思います

実家に帰ったことで今まで実感しなかった介護の厳しさが現実になって、正直驚きの割合も強いです。老老介護とはよく聞きますが、それは間違いなく20世紀最悪の発明品です。家庭内でしていいものではありません。資格経験給与をもらって初めて成り立つ仕事です。善意だけで行うには厳しすぎる。

罪悪感から逃げると後悔することもあるので見極めてください。特にブックマークコメントは当てにしないでください。自分で決めるしかないです。


そのとおりですね。正直ブコメにはあまり期待していません。予想通りのコメントばかりですし。

とりあえず知り合いにケアマネジャーがいるので、そちらに相談しようと思います

追記2】

知り合いから聞くところによると

  • 逃げたっていってもがんばってるよ ちゃんとできることをやってる。

  • >帰り道で〜 のくだりがなかったら同情的なトラバが多かったように思う(置きボム) さっさと施設に入れるのが唯一の答えだし、自分に対して出来ることは将来そうなった時にさっさと...

  • 全然逃げてないと思うけどなー お子さんもいらっしゃるし、できる限りのことをやっているよ 読んでる限り在宅介護は限界だと思うので、施設に預けてプロにお任せするのが1番じゃな...

  • お疲れさまでした。年齢がどれくらいなのかわからないしお財布事情もわからないけど、パンクする前に福祉を頼って施設に入ってもらってプロたちに面倒見てもらう選択肢もあればい...

  • 妹さんに介護を任せるなら、相続のときはわきまえようね。

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