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はてなキーワード: 冗談とは

2019-12-18

anond:20191218130449

意外と冗談でもなく、世間容姿差別風習が消え去るまでは、容姿によるアファーマティブアクションもあってもいいのかもしれない。

判定はものすごく難しいし、判定されることで傷つく人もいるだろうから、これを制定するより容姿差別がおさまる方が早いような気がするけど。

2019-12-17

anond:20191217125220

複合的平等っていう概念自体面白い概念だと思う。でも「複合的平等」っていうネーミングのセンスが悪いよね。

名前と中身があっていない。その概念のどこらへんが複合的で、どこらへんが平等関係するのかが分からん

概念発明するのは上手だけど、名前付けのセンスはない。これはまさに複合的平等体現している、ということなのかな。

だとしたらこマイケル・ウォルツァーさんは名前付けのセンスもある、ということになり、複合的平等虚構である、ということになる。

はい論破

まぁ冗談はいいとして、増田の言いたいことはよく分かる。増田レスしている増田は口が汚いからなんかムカツク増田は全増田の模範となるような良い増田だと思う!

増田増田のことを応援するよ!ファイト増田!!

anond:20191217132137

冗談で言ってない

裁判官が「体に気をつけてください」言うなら百歩譲ってまだ分かるよ

情状酌量しましたってことの表れだろ

でも検察官が言うのは有り得ないだろ

anond:20191217122925

冗談じゃないよ。

考えてるよ。息子さんだって必死に考えてるよ。

考えたけど、第三者に頼れるだけのお金が無かったんだよ。

「息子さんは自分が先に死ぬ可能性についてはこれっぽっちも考えてないんだよな。」

なんて酷いよ・・・(´;ω;`)ウッ…

anond:20191217121924

冗談でもそんなこと言ってると本気でわからなくなるぞ!

半導体業界ウォッチャーから見たサムスン電子

AMDAdvanced Micro Devices)の創業者ジェリーサンダース氏は『真の男はファブ(自社工場)を持つ』と言っている。

サムスン電子ファブを持っている。

よって、サムスン電子は真の男の会社と言える。

サムスン電子勤務の女性社員の皆様ごめんなさい)

冗談のような口上で始めたが、実際問題として今の半導体業界自社工場を持つというのは巨額のギャンブルだ。

2000年頃に導入された銅配線(180-130nmプロセス)以降、半導体製造プロセスは『単純に縮小すればいい』というものではなくなり、

電子トンネル効果によるリー電流の増大対策(90-65nm)、HKMG(45-32nm)、FinFET(22-10nm)、SADPおよびSAQP(10-7nm)、EUV(7nm以降)、GAA(5nm以降?)といった新技術をその都度導入してきた。

当然ながらそれらの技術の開発と導入にも巨額の費用がかかるわけであり、その開発費用を払えずに多くの会社が脱落してきた。

7nmではとうとうGlobalFoundries(AMD工場部門が分離された会社)が脱落することとなったし、脱落はしなかったものの“王者インテルですら10nmへの移行では大きなもたつきがあった。(ので10nmは中継ぎですぐに7nmに移行するような計画になっている)

結果、ロジック周りの先端プロセスを利用できる会社はどんどん少なくなり、現在ではインテル以外では台湾TSMC韓国サムスン電子くらいである。

Intelは一応ファウンダリー製造委託)をやっているが基本的には自社設計チップを作ることが中心で、つまりファブレスメーカー最先端プロセスを使いたい場合はもはやTSMCサムスンの2択といっていい。

そのような状態になるまで競争に生き残ってきたという点は素直に称賛に値すると思っている。

一方、サムスン電子DRAMフラッシュメモリ事業も行っている。

こちらの事業2018年にはとんでもない価格高騰があった(結果、サムスン電子2018年半導体売上ランキングインテルを抜いて首位となった)が、

それ以外の時期は概して製造プロセス進化以上に価格下落が激しく(SSDUSBメモリ価格容量比がどんどん安くなっていったことは皆さんも経験しただろう)、特にDRAMほとんどの時期で利益トントン赤字だったと思われる。

こちらは結局のところ他の会社が脱落するまで我慢するチキンゲーム状態だったわけであり、それを生き残ってきたという事実は称賛に値する。

(筆者もこの前まではサムスンSSDを使っていた)

中国国家的にこの市場も狙っているようだが米中貿易摩擦などの政治的リスクもある。

もちろん台湾(対中国)や韓国(対北朝鮮)も政治的リスクを抱えているわけであり、これ以上どこかによる寡占が進むという状況は競争的にも地政学リスク観点からも良くはない。

その意味で、韓国への好き嫌いはともかくとして、サムスン電子はそこまで嫌いではないというのが一人のウォッチャー感想である

アマゾンマケプレで星1の評価が1つだけついているショップに若干の不安を感じながらも持ち前の楽観さを発揮して注文したわけよ

そしたら案の定在庫が0で今回の注文はそちらからキャンセルしてくださいって連絡がきやがる

そうしてキャンセルして二日たってもキャンセルの処理がされてないわけ

これって注文を受けたことにして金だけ盗ろうとする詐欺なのかな

とりあえず24日に配達期限がくるからそうしたらマーケットプレイス保証アマゾンのほうに申し入れればいいのだろうか

許せねえ

世界を滅ぼしたい気分だ

まあそこまでの気分にはなっていないし冗談だが俺の目は笑っていない

脳の中をストレスが蛇のようにはいまわっているのをかんじる

「(比較的珍しい表記の)名字が一緒だから先生はオレのこと好き」とか冗談でも言われたくねえし(先生が本当にお好きならすまん)、「ワートリは嵐ファンなら楽しいから読んで!」なんてプレゼン勘弁して欲しい

あん治安悪い連中流入させる気か?

テロだぞ

2019-12-16

anond:20191216215933

そういう冗談やってると、不真面目な人としてめをつけられちゃいませんか。

anond:20191215022054

他人アドバイスできるような人間じゃないんで何とも言えないが

どうせなら出家とかどうっすか

瞑想アプリheadspaceの創業者10チベットかどっかで修行してから瞑想の良さを伝えるためにアプリ作って億万長者になった

https://www.headspace.com/andy-puddicombe

これを目指そう

というのはまあ冗談にしても、こういう逃げ方もあるってのは伝えたい

堕落じゃない逃げ方もあるよっつーか

えらそーですまん

anond:20191215022054

他人アドバイスできるような人間じゃないんで何とも言えないが

どうせなら出家とかどうっすか

瞑想アプリheadspaceの創業者10チベットかどっかで修行してから瞑想の良さを伝えるためにアプリ作って億万長者になった

https://www.headspace.com/andy-puddicombe

これを目指そう

というのはまあ冗談にしても、こういう逃げ方もあるってのは伝えたい

堕落じゃない逃げ方もあるよっつーか

えらそーですまん

anond:20191216092217

15歳少女勝手一目惚れして、勝手父親結婚決めて、ネパール児童婚違法から日本に連れ帰れなくて貧困田舎から都会に連れて行って現地妻にして、月4万仕送りして、2年ほどして少女が都会に慣れて田舎暮らしに戻れなくなった頃に、結婚したのを後悔したからポイッと捨てた。

親族達は田舎に戻れない娘はこれからどうやって生きていけばいいんだと悲しみ、少女は泣いていた。

本人は冗談結婚したいって言ったら嫁にされちゃって都会に染まってケバくなってきたから捨てましたと笑い話にしてるけど、人の人生なんだと思ってるのか。

ネトウヨ必死に持ち上げてるけど、紛れもなく日本の恥だわ。

フェイトアニメ見てて

牛若丸冗談みたいな露出度で、出てくる度に何でこんな脱いでるねんと脳内ツッコミが入り、めっちゃいい作画でバトル中も何でこんなに脱いでんねん、感動的に消える時も何でこんなに脱いでんねんとしか思えず、物語邪魔しないキャラデザって大事だなと思った。

2019-12-14

うるさい同僚が隣の席から移動した

彼は良いやつだ。

口数少ないが、たまに無邪気な冗談を言って周囲を和ませる。

でも平常時の外部出力が多すぎるのだ。

彼がいつもしてる貧乏ゆすりで俺の席のモニターが揺れ、彼がいつもしてる指をパチンパチンと弾くのが俺の集中力を削ぐ。。

貧乏ゆすりの件はお願いしてやめてもらった。たまにすることもあるが、衝動的なもののようで、すぐにやめる。良い奴だ。

しかしそんな良い奴の行動をこれ以上制限するのは可愛そうだと思った。貧乏ゆすりが出来なくなったせいか前後に揺れるようになったからだ。だから指弾きについては何も言わないことにし、音が気になる時はノイキャン付きヘッドホン解決していた。

そんな彼が機能の大規模な席替えでついに隣の島の席に移動した!やった!やった!良い奴だけど!良い奴だけど正直嬉しい!うるさいと思っててごめん!でもこれからは離れた席からよろしく

2019-12-13

父ちゃんが好き

両親とも晩酌をする人で、昔は大人の人はみんな夜お酒を飲むものなんだと思ってた。

母は私や兄の寝かしつけのためにビール一本くらいしか飲まずにそれなりの時間になると一緒に2階にある寝室に行って布団に入ってくれてた記憶がある。絵本とか読んでくれた。後々知るが母はそんなに強くないから一本くらいで十分だったそう。いつのまにかコーラを飲むようになってたし。

父は夜ご飯の皿が片づけられた後も畳の居間で乾き物やチーズなどをどこからかひっぱりだして寝るまで飲んでいた。寝れない夜には寝室を抜け出してそーっと1階まで階段を降りて酔っ払った父に絡んで遊んでもらった。三角形チーズは美味しかったし乾き物もしょっぱいけどいいものだと思った。

地元お祭り太鼓練習とかをチンドンチンドンだよって箸をバチ代わりに教えてくれた。(めっちゃ行儀悪くてすいません)

そんな夜更かしした次の日は私だけなかなか起きれなくて母も諦めるけど、父だけは理由を知っているからか「もう夜ですよー」って冗談言いながら階段上がってきて、布団をめくっても「夜だからこのまま寝るか?」と起こす気ゼロ安心して二度寝してた。

そして寝てる私の足を引っ張り出して、いつも足の爪をきってくれた。マッサージ付き。

パチンパチン爪を切った後、足の指をグニグニしてピーンと引っ張って「はい!終わり!朝だよー!!」と。

それでも起きれなかったけど、本当にいい父だと思う。

もう一度言う。猫を飼え。

冗談で言ってるわけではない。俺は真面目に言ってる。彼女ができなくて苦しんでいる人に言いたい。まず猫を飼え。

それは代替行為とかそういうことを言ってるんじゃない。理由をいくつかあげよう。

(1)他者との関係にかかわるトレーニング

彼女ができない、苦しい、と言う人にしばしば見られるのが、「相手気持ち考慮して動くことができない」というものだ。自分客観的に見られない、他者忖度できない、自分の都合でしか行動できない。こういう人は、他者とのかかわりにおいて敬遠される。そういうのは、もともと人間関係が得意でないという場合もあるし、いくつかの他人との交渉の中で拒否されてきて、経験値を積むことができていないというケースもある。だから猫だ。

猫は多様だ。こちらの都合では動かない。人間と付き合うのと同じように頭を使う必要がある。じゃあ人間相手トレーニングすれば、というかもしれないが、それができるのか? 人間相手に拒絶とかされたら、きついぞ。しかも、人間は、周囲との関係によってあなたを拒絶とかしてくる。だから自分スキルが多少向上してもそれが正当に評価されるとは限らない。猫ならば、基本、関係は1対1だ。自分スキルが向上すれば、猫の行動でそれがわかる。

そして、最悪猫に多少拒絶されたところで、「まあ猫だからな」で済む。精神ダメージは少なめだ。人間に拒絶されたら絶望するだろう。だが、猫ならましだ。

そして、猫は人間の顔の美醜にそこまでこだわらない。きちんと世話をして可愛がれば、信頼関係を結ぶことができる。

猫の相手ができないうちは、人間相手は難しい。そう思って猫との関係を構築するために努力すれば、「他者との関係」について適切なトレーニングとなるだろう。

(2)趣味ができる

趣味のない人間には話題がない。話題のない人間はつまらない。だが、君が猫を飼えば、とりあえず「猫」という趣味ができる。その趣味は君の世界を広げ、君に話題提供する。仕事が終わってまっすぐ家に帰る人間は「非コミュひきこもり予備軍」と思われても仕方ないが、「家に猫が待ってるので…」というだけで、周囲の目も優しくなる。「まあ、猫が待ってるんじゃ仕方ないな」「早く帰ってやれよ」と言ってもらえる。猫さまさまだ。

休日は何をしてるんですか?」とかの戦慄する定番質問に対する回答もばっちりだ。「い、いや…別に…テレビみたり…」が、「猫と遊んでます普段はなかなか遊んでやれないので」「自宅で本を読んでると、足元に猫が来てそれで動けなくなってしまって、ハハハ」とか。やってること大差ないのに、印象爆上げだ。

そして、猫を飼うことで、これまで目がいかなかったペットショップペットグッズ、最新の猫カフェ情報のチェック、猫ブログ、猫漫画情報チェック、新しいおもちゃおやつに関する情報のチェック、ペットに関するニュースへの注目、ペット情報誌の定期購読他人ペットに対する視線への理解Youtubeの人気の猫動画情報チェック……などなど、興味の範囲馬鹿みたいに広くなる。スマホホーム画面も、買ったときのままとかゲームとかじゃなく、自猫の日替わりベストショット集とかになる。人前でスマホ使うときも、他人から評価があがる。同じ猫飼いの人と、流行ってる猫の病気話題を共有したりと、会話もばっちりだ。

(3)信頼感が増す

何よりも、「自分よりもか弱い存在であるひとつの命を預かり、それを守り続けている責任」が、あなた自身の自信になるとともに、他者からの信頼の基盤となる。また、いろいろと手間のかかる猫をちゃんと飼って可愛がっているということは、身の回りのことや細かい仕事スケジューリングしてコントロールしているということだから、いままであまり人付き合いもせず「得体のしれないやつ」でしかなかったあなた評価も、一気に「どうやらできるやつ」へと変化する。

「このプロジェクト、●●に任せて大丈夫ですかね」「あれだけ猫を可愛がって飼ってるような奴だから、まあなんとかやるだろう」「そうですね。猫飼ってますからね」という感じだ。間違いない。


(4)そして最後

上の(1)から(3)をすべて身に付けた存在想像してみるといい。他者気持ちをおもいやることができ、趣味話題豊富おもしろく、しか仕事を任され責任感ありそうな人で、そして猫を飼っている。間違いなくモテるぞ、これは。。猫を飼うだけで、これだけの利点があるんだ。もう飼うしかない。

もちろん、ここまでしても、最後最後、やはり君の周囲に見る目が全然なくて、結局彼女はできないかもしれない。だが、もうそれはそれでいいんだ。だって君には猫がいるのだから


ここまで言えば、鈍い君にもさすがに理解が行き届いたことだろう。猫を飼え。猫を飼うのだ。

anond:20191213170850

2019-12-12

未成年の盾が許される風潮いい加減なんとかなりませんかね?

グレタ・トゥーンベリさんの「未成年の盾」、今のところ堅牢な性能/日本では「フルメタル・パニック! 」作者の賀東招二氏のツイートブラジルではボルソナロ大統領の「ピラリャ」発言が注目を集める

https://togetter.com/li/1441615

フルメタの作者が残念な人間であるのは当時から割と知られた話なので、またやらかしたのか(呆)程度にしか思わないけど、何時もながら相も変わらず、この手の左翼団体子供を盾にして、反論やらを潰す道具にしている点は本当に悪質だなと思う。

この傾向は国内外わずよく見られる傾向。

弱者を盾にしたら、世間反論をしにくい事を最大限悪用しているのが、この手の左翼リベラル組織または宗教団体なのは事実からね。

日本でも共産系や宗教系もこの手の弱者の盾を良く使っていたし、その顕著な例が特に10年ほど前の児童ポルノ禁止法からの一連の騒動だったと思う。

あの時は本当に子供権利規制推進側が盾にしまくって、完全に反論を潰しにかかった挙句規制ばかり推進して、児童保護施設への予算を一切付けないと言う悪質な行為をしでかしたからな。

そして児童ポルノに関しては海外では今だにセックスドール規制等と言い、子供権利を盾にしているから悪質だよ。

漫画規制した結果、後の結果を見ても逆に実在児童被害が増えた事実から規制逆効果であったと言えるのにね。

本当にこれら子供を盾にする様な大人が一番悪質な連中であると思うよ。

彼等のせいで冷静な指摘すら潰され続けてきたのは事実

しかしこの環境問題と言い、子供権利委員会と言い、今や国連は単なる左翼活動家カルト活動家集会場でしかないなと見ていて思うよ。

普通に国家としてはこれら国連への分担金を未払いする事こそ正常な行動ではないのか?と昨今の国連の異常な行動を見ていて強く思う。

冗談抜きでこの子供の盾はラディカルフミニスト団体カルト宗教やこの手の左翼団体悪用し続けた歴史があるから、いい加減なんとかしてほしいもの。

しかしこの手のリベラル左翼っぽい政治活動家がこの環境問題に絡んでから、本気でこの分野おかしくなったんだよな。

生態学環境学に関してはこいつらの存在こそ逆に悪影響を与えまくっているのは事実

冷静な研究とかできなくなっているからな。

2019-12-11

シリコンバレー

豊胸した友達に「その胸の谷間って、シリコンバレーだね」って冗談で言ったら、絶許されたんだけど何で?

普通におもしろいじゃんね

お空の上から選びました・前(短編小説)

「またやっちゃった…」

ヒロコは苛立ちと罪悪感でいっぱいになった胸を抑えて深く溜め息を付いた。

間も無く3歳になる娘のユウが赤くなったあどけない頬をめいっぱい歪ませて泣きじゃくっている。

嫌な周波数の泣き声がヒロコの脳に刺さり容赦なくさぶる。

片付けても片付けてもおもちゃを散らかし、いたずらばかりするユウをきつく叱りつけたのだ。

手をあげる必要などなかったことはわかっている。

同じことを何度繰り返せばいいのか、また抑えきれない怒りを発してしまった。

掌がヒリヒリと痺れている。

我に返った時には遅く、ユウは火が付いたように泣き出した。

それでもヒロコはすぐには動けなかった。

その様子を他人事のように見詰め、抱き寄せる事も出来ず、これを宥めるのも自分仕事かとうんざりし、またそう考えてしま自分が嫌だった。

夫の帰りは今日も遅いのだろう。

激務の為、終電になることがほとんどだ。最後に娘が起きている時間に帰ってきたのはいつの事だったろうか。

日が傾き始めた窓の外に目をやり、逃れられない娘の泣き声と孤独感にヒロコはまた溜め息をついた。

──

「こんなはずじゃなかったのに」

ヒロコはサキの家のリビングクッキーを齧りながら言った。

「イヤイヤ期は大変よね」

サキは応じる。

ヒロコの学生時代の友人だ。

サキの子供はユウの2つ上の男の子で、サキ企業勤めのいわゆるワーママである

ヒロコにとっては気の置けない親友であり、育児の先輩だ。

最近は忙しくて会う機会も減っていたがサキが2人目の出産を間近にして産休に入った為、久しぶりにお茶でもどうかと招待を受けたのだ。

「可愛くない訳じゃないんだけどね、時々イライラが止まらないの。本当にひどいんだよ。なんで何回言ってもわからないんだろう」

自分の家にはない、物珍しいおもちゃの数々に目を輝かせているユウを横目に、ヒロコはまた溜め息をつく。

「片付けは出来ないし、気付いたらすぐ散らかすし、昨日もリビングに水をぶちまけるし、トイレットペーパーは全部出しちゃうし…。毎日毎日片付けに追われてる…!すぐにビービー泣いてうるさくて頭おかしくなりそう。この子、私のこと嫌いなのかなって本気で思う事がある」

愚痴は次から次と溢れ出す。

サキは時折自身体験を交えながらヒロコの言葉にうんうんと耳を傾ける。

ヒロコがアドバイスなどを求めていないことはよくわかっている。

ただただ言葉を吐き出したいだけなのだ

まだ意思の疎通もままならない子供と一日過ごしているだけでどれだけ気力と体力が削られるかサキもよく覚えている。

久しぶりに人と話をしている高揚感と充実感に夢中になるヒロコの気持ちはよくわかった。

「…そろそろ保育園のお迎えに行かないと」

サキカップを置いた。

時間が過ぎるのはあっという間だ。

長居してごめんね」

ヒロコも席を立ち、ユウの散らかしたおもちゃを片付ける。

「帰るよ」

その一言でユウの顔がぷうと膨れた。

「やだ」

ヒロコの目が吊り上がった。

「また始まった…!ワガママ言わないで!!」

「やあぁー!あそぶ!あそぶの!!」

ユウはおもちゃギュッと握りいやいやと首を振る。

「もう時間なの!これ以上いたら迷惑でしょ!」

さなから乱暴おもちゃを取り上げると、ユウはわぁっと泣き声を上げた。

「はぁ…。もううるさい!泣かないでよ!行くよ!」

ヒロコはユウを抱き上げようとしたが、ユウは泣いて暴れ、その手から逃がれようとする。

カァッと目の前が赤くなるような感覚に襲われ、反射的にヒロコの右手にグッと力が入ったが視界にサキの姿が入り、ヒロコは震わせた拳を抑えた。

その分声はヒートアップする。

「泣いたって時間から仕方ないの!暴れないで!」

強引にユウを引き寄せ、そのまま引きずるようにして玄関へ向かう。

「みっともない所見せてごめんね。いつもこんなで…ホントごめん」

辛そうに頭を下げるヒロコにサキは困ったような笑顔を返すと、本棚から一冊の本を取り出してヒロコに渡した。

「ね、良かったらこれ、読んでみて」

──

ヒロコは疲れていた。

「こんなはずじゃなかったのに」

もっと育児って楽しいものだと思ってたのに。

お母さんだからメイクもお洒落ちゃんと出来なくて、髪を振り乱して鬼の形相で子供に怒鳴り、お母さんだから子供の為に我慢ばかりで辛い事ばかり。

ユウの寝顔を見て愛しいと思っても、朝になればまたあの1日が始まると思うと恐怖すら感じた。

の子を産んでいなければ…考えても仕方のないifが頭の中を駆け巡る。

夫は今夜も終電での帰宅になると連絡があった。

めしい。子供の事など考えず、仕事だけしていればいい夫が恨めしかった。

独りの時間はとても長く、虚無で満たされていた。

ふとヒロコはサキに渡された絵本の事を思い出す。

(絵本か…)

本屋へは何度か行ったが子供に何を選べばいいのかわからず、無難そうな物を数冊買ったきりだ。

読み聞かせをしてもユウはすぐに飽きてしま最後まで読み切れた事もなく、読んでいる最中絵本を破かれて怒って以来、開くのをやめた。

サキは何故、絵本なんかを渡して来たのだろう。

から取り出し、表紙を撫ぜた。

『この子は、ママをおこらせるためにいきています

絵本はそんな一文から始まった。

「えぇ…どういうこと?」

口の端に自然と笑みが浮かんだ。

静かなリビングにページをめくる乾いた音が響く。

いたずらで母親を困らせる可愛くない子供が、デフォルメされた絵柄で描かれていた。

(そう、毎日こうよ。嫌になる。この子ユウみたい)

嫌な感情が胸を巡る。

気分が悪くなり、一度は絵本を閉じようかと思った。

しかし、めくるごとにヒロコの手が震えだした。

(あ、このママ…)

絵本の中の母親自分が重なっていく。

(私だ…私がいる…)

『はっきり言って、おこらないママなんかダメだと思う!

あたしがあんたをうんだんだもん!

大好きすぎるからおこるのよ!あんたにはママよりしあわせになってほしいの!!

それがおこるってことなのよ!』

絵本の中のママは涙と鼻水で顔を汚しなから子供に叫んでいた。

ヒロコの目から知らずに涙がこぼれた。

(うん、私、怒りたいんじゃない。ユウが大好き。大好きだから怒ってしまうんだ…!私、間違ってなかったんだ…!)

胸が、身体中がカァッと熱くなった。

堰を切ったようにとめどなく涙が溢れてくる。

ヒロコは絵本を抱き締めて嗚咽を上げた。

ヒロコは昨夜泣き腫らしてむくんだ瞼をこすりながらも、穏やかな気持ちでいた。

今朝も早くからユウは冷蔵庫野菜室に積み木を放り込むいたずらをしていた。

いつものように怒鳴り付けたヒロコだったが、泣いているユウを自然に抱き締める事が出来た。

「あのね、ママはユウが好きだから怒ったんだよ。わかる?ユウの事がどうでもよかったら、怒ったりもしないの。だからユウが悪い事をしたら怒るのよ」

そう。こうやって子供に素直な気持ちを伝えれば良かったのだ。

今はまだ全ては伝わらないかも知れない、けれどきっとわかってくれるはず。

心持ちが違うだけでこんなにも余裕を持っていられるなんて。ヒロコは晴れやかさすら感じていた。

──

もしもしサキ?昨日はありがとう絵本、読んだよ」

追い詰められていた自分気持ち理解し、黙って絵本を渡してくれたサキ感謝を伝えようとヒロコは電話を掛けた。

「何て言うか、助けられた気持ち。私、いっぱいいっぱいだったんだと思う…」

「私もそうだよ」

サキの声は安堵したような響きがあった。

「いい絵本だったでしょう?私も辛いときに読んでるんだ。怒るのは悪いことじゃない、子供の為だって思えると気が楽になるよね」

「うん。ユウにちゃんと向き合えた気がする」

しばらく話を続けたあと、あぁそうだとサキは言った。

「あの絵本を書いた作家さんの講演会が再来週あるんだけど行ってみない?」

講演会?」

そんな堅苦しいのはちょっと…とヒロコは尻込みした。

「ユウも騒ぐしそんな所に連れていけない…」

大丈夫子供連れでも安心して行ける講演会なの。作家さんが子供と遊んでくれたり、絵本読み聞かせをしてくれたりするんだ。親も子供も楽しめていい息抜きになるよ」

本を一冊読んだだけ、どんな人かもわからない絵本作家講演会に3000円も出すのは専業主婦のヒロコにとっては少し高いなと思う金額だった。

だが、子供も沢山来ると言う話だし、ユウにもいい刺激になるかも知れない。

熱心に勧めてくれるサキに押され、せっかくだからと参加を決めた。

講演会と聞いて構えていたが、会場に入って拍子抜けした。

椅子も置かれていないホールブルーシートが敷かれているだけ。

子供大人もその上で体育座りをして待っている。

「なんなの、これ?」

わず口をついて出た言葉サキが拾った。

「知らないとちょっと驚くよね。まぁ座って座って」

サキに促されるまま、ブルーシートの端にそっと腰を降ろした。

キョトキョトと辺りを見回しているユウにサキが声を掛ける。

「ユウちゃん、これから楽しいお兄さんが来て遊んでくれるよ。ご本も読んで貰おうね」

サキの息子ケンタは場馴れしているのか、サキに寄り掛かるようにして静かに座っていた。

ケンタくん、お利口さんだね。ユウとは大違い」

「そんなことないよ。全っ然ダメな子なんだから今日はユウちゃんいるから良い子のフリしてるだけ。もうすぐ赤ちゃんも産まれるんだからもっとお兄ちゃんらしくして貰わないと困っちゃう。ね?ケンタ?…あ、ほら始まるよ!」

それはヒロコが想像していた作家講演会とは全くかけ離れたものだった。

絵本作家と聞いてかなり年配なのだろうと勝手に思っていたヒロコは、40半ばに見える気取らない格好をしたこ男性絵本作家その人であることも驚いた。

作家本人が壇上を降りて子供と触れ合い、子供達が楽しめるように趣向を凝らした様々な遊びが繰り広げられた。

時には大人も一緒に歓声をあげるような賑やかなもので、気付けばユウもキャッキャと声を上げて遊びの輪の中で満面の笑みを浮かべていた。

(凄い…)

今まで自分が知らなかった世界が広がっている。

絵本作家って本当に子供好きなんだね」

そっと囁くとサキ悪戯っぽく笑う。

「この人は特別だよ。こんなに子供の為に自分からやってくれる作家さんなんて聞いたことないもの。生の意見を聞きたいって日本中回って年に何本も講演会開くんだよ。絵本も発売前に講演会読み聞かせして、感想を聞いて手直しするの。凄いでしょ?」

サキ、詳しいね

「前にね、仕事でこの人のイベントに関わった事があって。妥協しないでこだわりを貫く姿勢とか、誰に対してもフランクで、作家なのに偉ぶらない所とか、凄く温かみがあって純粋な人だからファンなっちゃったんだ。しかも、ちょっとかっこいいじゃない?」

作家の事を語るサキの瞳はキラキラと輝いていた。

絵本読み聞かせもなんて上手なんだろう、とヒロコは思った。

子供達は食い入るように作家の手元を見詰め、声を上げて笑っている。

(これがプロ読み聞かせ…!ユウなんて私が読んでも最後まで聞かないのに、こんなに子供の心を掴むなんて。やっぱりプロは違うのね。私もあんな風に感情を込めて読んでみたらいいのかな)

作家は、二冊の本を読み終わり、次が最後読み聞かせだと告げた。

講演会も佳境である

もう終わってしまうのか…と残念な気持ちになるヒロコは気付かないうちにもうこの作家ファンになっているのだ。

新作だと言うそ黄色い表紙の絵本は、作家が渾身の思いを注いで全国のママ達の為に描き上げたのだそうだ。

この明るくて楽しい、優しさに溢れた人が私達ママの為に描いてくれた絵本とは一体どんなものなのだろう。

ヒロコの胸は期待に掻き立てられた。

世界中でママにしたい人はたったひとりでした』

読み上げられた一文にヒロコは頭を殴られたような気がした。

何故子供を産んでしまったのかと後悔が過る事もあった。

周りを見れば大人しい子供もいるのに何故ユウのようないたずらばかりする子だったのかと妬ましい気持ちになることもあった。

子供が親を選んで産まれてきただなんて考えたこともなかったのだ。

作家感情を溢れさせた独特の声音絵本を読み進め、ページを捲っていく。

空の上から下界を覗き、ママになる人を探す沢山の赤ちゃん達。

ひとりぼっちで寂しそうなママを喜ばせたいんだと飛び込んでいく魂。

ヒロコの心は激しく揺さぶられた。

気付けば茫沱たる涙が頬を濡らしていく。

子供は空の上で己の人生を決めてから母の胎内に降りてくる。

母に喜びを与える為に産まれるのだ。

ヒロコは肩を震わせしゃくり上げて泣いた。

その背中を優しくさするサキの頬にも涙が伝う。

そこかしこから鼻をすする音が聞こえる。

作家の声もいつの間にか涙声に変わっていた。

作家を中心に会場の空気が一つになったような感覚をヒロコとサキは味わった。

同じように感じる来場者は他にもいたのではないだろうか。

(自分絵本を読みながら泣くなんて、とても繊細な人なんだ…)

作家自分に寄り添ってくれるような気持ちになり、ヒロコはその涙が温かく感じた。

ママ…?」

ヒロコが泣いている事に気付いたユウが、どうしたの?と母の頬に手を伸ばす。

ヒロコは反射的にその小さな体をギュウと抱き締めた。

「ユウ、ありがとう

何故かはわからない。無性にそう言いたくなった。

「私の為に産まれてきてくれたんだね。ありがとう

講演後に開かれた即売会でヒロコは迷わず黄色い表紙の絵本を買った。

そのまま作家サインが貰えると言う。

感動と感謝を伝えているとまた涙が溢れてきた。

作家はにこにこしながら『ユウひめ、ヒロコひめへ』と言う宛名の下に2人の似顔絵を描いて手渡してくれた。

──

翌日からヒロコはユウに、そのサインの入った絵本積極的読み聞かせた。

講演会で見た絵本作家の姿を脳裏に思い浮かべ、それと同じように読み聞かせをしたのだ。

冗談を言うシーンでユウは笑う。

もう一度ここを読んでとヒロコにせがむ。

こんなこと今まで一度だってなかったのに。

この絵本はまるで魔法のようだと思った。

「ユウもこんな風にお空の上からママを選んだんだって。覚えてる?」

「うん。おじいちゃん

ユウは絵本の中の神様を指差す。

「このおじいちゃんにユウも会ったの?」

「うん」

幾人もの子供たちから聞いた話を元に絵本を描いたとあの作家は言っていた。

本当だ、ユウも産まれる前の記憶を持っているんだ、とヒロコは確信した。

「どこが良くてママを選んだの?」

「うーん…ママかわいい

照れたように小首を傾げながら舌足らずに答えるユウをヒロコはきゅっと抱き締める。

ママ嬉しい~!ユウも可愛いよ!可愛いママを選んだんだからユウが可愛いのも当たり前だよね~!」

ヒロコは幸せ気持ちで満たされていた。

子供からこんなにも愛を貰えると気付かせてくれたこ絵本は、ヒロコにとって正にバイブルとなったのだ。

後半はこちら↓

https://anond.hatelabo.jp/20191211112403

確率民主主義のススメ

anond:20191210163204

これとこれのブコメを見て思ったんだけどさ

支持してるけど総理交代させるために別のとこに投票するとか

与党に対抗するために全然性質の違う野党共闘するとか

支持してるのはこの人だけど当選確実から他の候補投票するとか

そういう無駄テクニカルなところが本当に馬鹿みたいだなって

結局のところ民主主義バグ多数決で世の中が回ってしまうのが良くないのだと思う

当選ラインに届かない一票に意味がない

過半数に届かない一票に意味がない

建前上は議論を尽くしたうえで最終手段としての多数決なのだけれど、実態過半数超えた、ハイ強行採決なわけで

過半数を超えるためなら意見が合わないやつと空虚な協力体制を築く

少数派では自分の一票に意味がないか組織論理に取り込まれしま

から俺はあたらしい方法を考え、これに確率民主主義という名をつけた

確率民主主義では、一票が1/全投票数の確率を持つ確率票として扱われる

例えば100人議会があるとして、一つの法案に対して51人が賛成、49人が反対の場合、51%確率で可決される

通常の多数決では49対49で割れているときに、2票を持つコウモリが大きな力を持ってしまうが

確率民主主義ではせいぜい2%の力しか持たない

半数の支持は50%確率しかない

この場合極端な案二つで争い、ギリギリ多数派勢力を作るよりも、議論を深め、可能な限り折衷して多数の個人合意を得ることが最適戦略になる

強行採決自体不可能なので自公連立とか野党共闘みたいな馬鹿な話は出てこない

たまに冗談で「マック赤坂に入れるわ」とか「又吉イエスに入れるわ」とか言うし、実際にネタ投票する若者もいる

俺の一票には意味がないから、ネタ候補(本人にはすいません)に入れてもいいだろう、どうせ当選しないし、というわけだ

でも実際に、その一票で0.1%でもネタ候補当選確率が上がるとしたら、そんな適当投票をするだろうか

あんキチガイ(本人にはすいません)が当選しないように、少しでもマシな候補投票するのではないか

確率民主主義当確存在しない

であれば、小難しいことを考えずに一番良い候補当選する確率を少しでも上げるように投票するだろう

票数がそのまま期待値(あえての誤用)として現れる

結構いい気がしてるんだけど、どう思う?

2019-12-10

おまえらにとっては

きちんと望まれたとおり自殺を進めているには入らないんだろうけど

パワハラ加害者被害者がいて

被害者を、パワハラ上司に頼らせるにはどうしたらいいか

いまは腕でも折らないと助けを求めない程度といっていて

腕を折られたくなければ助けを求めろと恐喝すれば求めないとわかっていて

 

たとえば女性社員が、仲直りさせてあげたいとか

なにかするたびに被害者のほうが数日出社しないみたいなはなしで

まったくサボる社員はだめねみたいな話しをしている

 

つぎは女性というせいそのもの嫌悪感を持たれて

ホモという話題をたたせたいんだろうな

パワハラはさすがだと思う。

 

お前が同性愛者と間違えたやつは女性パワハラされたけど(当然うそな)

それでも女性必死にすきになろうとしているやつで

冗談でも性的話題とかしてもいいと思った理由を、俺に教えてくれ。

初対面だからか?

anond:20191208194933

ときめき目的で金出して体触ってもらってて「NO風俗」って何の冗談だよ

ショックなことがあったので書く。殴り書きかもしれない。

学生身分で、毎月少しずつ仕事をもらってフリーランスミュージシャンをしている。

仕事をもらう先は大抵決まっているのだけど、先日そこの社長(妻子有)に手を出されそうになった。

最初大勢で飲んでいたが、時間が遅くなるにつれて二人きりになり、帰り際のことだった。

何度も抱きしめられて、キスされそうになったので手で押し返した。

演奏終わりの打ち上げで、お互い酔っ払っていて、向こうはフラフラ酩酊していたし、意識がはっきりしないようだった。こちらもほろ酔い気分だった。

ただ、向こうは飲むペースが明らかに早くて、何杯も注文するので、大丈夫かな?と思っていた。

こちらは酒がそんなに強くないので、ゆっくりではあるけれどワイン2杯とビールを飲んだ。酩酊はしておらず、意識はしっかりとしていた。

夜もふけたので帰ろう、としたところで向こうが徐に近寄ってきたので、(いつも別れる時は握手をしているので)握手かと思って手を差し出すとそのまま抱きしめられた。

抱きしめたまま向こうが大人しくなったので、こちらの手を向こうの背中に回してポンポン、と叩くとハッとしたようで「帰ります」と言った。

別れようとした時、急に踵を返してまた抱きしめられ、ポンポンと叩き、「帰ります」と言い、また抱きしめられたところで、明らかに向こうの顔つきが変わって、こちらの口元に目線がいったように見えたので慌てて顔を逸らし、手で押し返した。

そうしたら、本当に帰って行った。

しばらくしたら「おやすみなさい」とメッセージスマホに送られてきたが、既読だけつけて返事はしなかった。

次の日も仕事で会う予定があったが、なんとなく会いづらかった。

しかし会わないわけにもいかないのでいざ会ってみると、向こうは何事もなかったかのように接してきたので(出来事について触れもしなかったので)、もしかしたら忘れているのかな?と思った。

けど、言葉にできない距離感というか……話をする態度や口調はそのままで、なんとなく冗談を言い合いにくい雰囲気とでも言うのか。

よくわからない感覚を持ちながら、その日は仕事を終え、家に帰った。そしてまた次の日の朝に「一昨日はごめんなさい」という旨のメッセージと、事務連絡が合わせて送られてきた。

事務連絡の返信だけして、「ごめんなさい」の部分には触れなかった。

別に忘れていてもいい。むしろ、忘れていて欲しかった。そのほうが都合がよかった。

もし忘れていれば、蒸し返さずに自分の胸中にだけ出来事についての記憶を留め、変わらぬ態度で話せるはずだった。

我らはよき友人で、よき仕事仲間のはずだった。

ただ男と女であるというだけだった。お互い人として尊敬しあって、人として好いているつもりだった。自分は。

伴侶と小さい子どもがいて、10以上も年下の女、あるいは男に手を出す(出そうとする)ことに同意できない。いくら酒が入っていようとも。

とにかく悲しくて、怒っている。

しかし嫌いになれない。

許すつもりはないが、今は関係性がかなりギクシャクしているので、今までのようにとはいかずとも、近いものに戻りたいとは思っている。

LINEとかメッセンジャーだとログが残り、あとあと何かのタイミングで目に入り思い出してしまいそうなので、電話か直接会って話そうと思っている。

幸いにも(?)、今週末、会う予定がある。

話すのが怖い。が、ここで話しておかないと、これからにとってよくない、気がする。

すごく怖いし不安だ。この選択でいいのだろうか。嫌だな。

Twitterちょっと炎上していた賀東招二ツイートにウワーッと思ったんだけど、オタクの露悪的表現でわりとありがちな感じもした。

自分ちょっと不愉快に思ったものを、面白おかしユーモアを込めてツイートしたというのが自己認識なんじゃないか想像する。

「影の支配者」って書いているんだから冗談ってわかるだろ、わからないやつは冗談のわからないバカと思っているのではないだろうか。

色々感覚アップデートできていなそう。

2019-12-09

本業は違うけど写真デザインもやってる立場からすると

市販とはいえ、寝ているやつに冗談他人に目薬1つうとうとするって意味わからん

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