2019-12-13

父ちゃんが好き

両親とも晩酌をする人で、昔は大人の人はみんな夜お酒を飲むものなんだと思ってた。

母は私や兄の寝かしつけのためにビール一本くらいしか飲まずにそれなりの時間になると一緒に2階にある寝室に行って布団に入ってくれてた記憶がある。絵本とか読んでくれた。後々知るが母はそんなに強くないから一本くらいで十分だったそう。いつのまにかコーラを飲むようになってたし。

父は夜ご飯の皿が片づけられた後も畳の居間で乾き物やチーズなどをどこからかひっぱりだして寝るまで飲んでいた。寝れない夜には寝室を抜け出してそーっと1階まで階段を降りて酔っ払った父に絡んで遊んでもらった。三角形チーズは美味しかったし乾き物もしょっぱいけどいいものだと思った。

地元お祭り太鼓練習とかをチンドンチンドンだよって箸をバチ代わりに教えてくれた。(めっちゃ行儀悪くてすいません)

そんな夜更かしした次の日は私だけなかなか起きれなくて母も諦めるけど、父だけは理由を知っているからか「もう夜ですよー」って冗談言いながら階段上がってきて、布団をめくっても「夜だからこのまま寝るか?」と起こす気ゼロ安心して二度寝してた。

そして寝てる私の足を引っ張り出して、いつも足の爪をきってくれた。マッサージ付き。

パチンパチン爪を切った後、足の指をグニグニしてピーンと引っ張って「はい!終わり!朝だよー!!」と。

それでも起きれなかったけど、本当にいい父だと思う。

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