はてなキーワード: 性的虐待とは
それほど洋ロックについて興味もないゆとり世代だが、スリラーのMVくらいは見たことがあるし、ムーンウォークの練習もしたことがある。
しかし、ちゃんと彼について調べたことはなく、今さっきたまたまwikiを読んでいて誤解していたことがたくさんあった。
・どうやら児童虐待はしてなかったらしい
うっすら子供の頃のニュースで、マイケルが男児に性的虐待をしたというので大騒ぎしていた。
自分も幼かったし、今以上にマイケルに興味もなかったのでその後どうなったのか知らなかったが、
どうやら真相は児童の父親が虚偽の証言をさせて大金を強請り取ろうとしていたらしい。
自宅に「ネバーランド」とかいう遊園地を作っていたという話もあり(これは事実)、
遊園地をエサに子供を集めていたずらしていたというイメージがついてしまっていた。
マイケルといえば、その音楽性と同じくらい話題だったのが容姿の話題だった。
マイケルは黒人なのに、整形によって肌は白く、鼻が高く、白人のような見た目にしたのだとメディアでは認識されていた気がする。
しかし、整形は元々は怪我や火傷によるもので、整形の回数も「鼻が2回、顎が1回」とのことでイメージほど整形しまくってるわけではなかった。
また、肌が白くなったのは整形ではなく病気によるものだとのこと。マイケルは黒人であることに誇りを持っていたらしく、白人になりたがっていなかった。
ほとんど神格化されていたレベルのミュージシャンなので、人間性に問題があっても不思議じゃないか、くらいに勝手に思っていたが、
自分がマイケルに対して持っていたネガティブなイメージのほとんどすべてがメディアによるでっち上げだったみたいだ。
めっちゃ厳しいこと言うけど、お前の人生は結局お前が救うしか無い。
社会に発信できるようになってくれ、とかお願いして、その時を待っていても、お前が救われることはない。
お前以外の他人に、私の代わりに怒ってくれ、とか頼んでも誰も怒ったりはしない。
いや、お前の目の前には、お前の代わりに一緒に怒ってくれる人が、仲間が、きっといたことがあるだろう。
お前の欲しい共感を示す人が。
だがそいつらは口だけだ。真に怒っては無い。
だって行動をしてない。まじで怒ってたらお前に返事する暇なんかねぇんだわ。
お前が欲しがる餌をお前に投げてるだけで、お前がここで求めるような、真の解決など作ってない。
おまえの理想には何も近づいてないんだ。
お前はまず他人に期待するのを辞めねばならない。
他人の怒りではなく、自分の怒りで性的虐待を止めねばならない。
ソーシャルワーカーになるのもいいだろう。関連法の成立を目指すのもいいだろう。保健室の先生になるのもいい。なんならお前の親父の家庭を告発でぶち壊してもいい。
とにかく、お前がやるんだ。
開業してる金持ちの医者と結婚してるからかなり取れるんじゃないかね?
5歳離れた姉に小学生のころくすぐり合いみたいな流れで乳首触られて勃起してるの指摘された
勃ってんじゃんって言われて脱がされた後、我慢してるつらいだけだから出しちゃいなって下半身触られて射精させられた
ちょうど性に目覚めた時期でコントロール出来ないぐらい簡単に勃起してたから、毎日のように同じように射精させられてた
そのうち手疲れたと言って、挿入させられて普通にセックスするようになってた
これって完全に性的虐待だろ
毎日姉の部屋に通ってたのは俺だけど、小学生相手なんだから犯罪には変わりないはず
昔の話だが慰謝料取れるとしたらどれぐらいとれんるだ?
性的虐待は見つかり難い。
ぱっと見優しそうな善良そうな主婦やサラリーマンに「ところでお子さんを犯してますか?」などと聞けるはずもない。
扉も窓ももちろん鍵も閉まった"家"という密室に忍び込むわけにもいかない。
顔や体にアザでもあれば「やや、これは何事か」と第三者が介入しやすいが、怪我もなく心を傷つけられている子に気付くというのは難しいと思う。
(ふらいと先生のニュースレター参照https://flight.theletter.jp/ )
公園や道端やどこか"外"であれば誰かが助けてくれる、気づいてくれる可能性は家よりは高いけれど実父に家の中でだと気付くのは困難だ。
本当に卑劣だと思う。
感情抜きに話すのがとても難しい。
実父とは生まれてこのかた会ったことはないので実父からの被害については語れない。
私が被害に遭ったのは3〜5歳の間、おむつが取れたばかりの未就学の頃の話である。
母は気付いていたと思う。気付かないはずがない。
毒を煮詰めて濃縮したような母なので敢えて生贄にしていたのではと思わなくもない。
母を目当てにではなくペドが幼女を目当てに母と交際していたのかもしれない。
そんなことはどうでも良いが。
子どもに逃げる術はない。
今でこそどうぞ殺してくださいと思えるが当時は母が殺されるというのは世界の崩壊だった。
犯されたわけではなく乳首を舐めろとかそういうオナニー のお手伝いをさせられたのを覚えている。
母が残業から帰ってくる頃に私を抱き上げ太ももをつねりながら内緒だよと言い、2人で母の車のヘッドライトが近付くのを手を振りながら見ていた。覚えている。早く帰ってきてとママ逃げてというふたつの気持ちでぐちゃぐちゃで、でも笑ったことを覚えている。
子どもがどうやって外に救いを求められるだろうか。
何をされているかもわからないまま尊厳を踏み躙られているのを誰になんて説明すれば救われるのか。
これはそういう行為だとわかってから周囲に助けを求めるのはどれだけ勇気がいることだろうか。
今はもう大人になった私が今被害にあっている子ども達のために出来ることは全くないのだろうか。
勇気を出して助けを求めた子どもを絶対に守るし助けるぞと声を大にして言いませんか。
被害がニュースになった時に被害者の落ち度をあれこれ非難したり加害者に理解を示したり茶化す前に絶対に許さないと声を揃えて言えないものでしょうか。
私はここと匿名のSNSでさらっと告白した以外、誰にも被害の内容も受けたことも告白していません。
当たり前に警察の発表する数字に私が含まれることはありません。
私が被害者だったということは加害者だった、今も加害者かもしれない人間がこの世にしれっと顔して生きているということです。
私が被害を訴えていればその訴えを周りが掬い上げて許さないと加害者を裁いてくれていれば、被害者は私だけだったのかも。
私を加害した昔の一時的に私がパパと呼んだ男性には今可愛い娘さんがいます。
幸せに暮らしていると願いたいけれどそうでなければ被害を訴えられなかった私もまた加害の一端を担ってしまっているのではないかと考えずにはいられません。
どうか加害者を許さない、じゃあどうしていく、子どもが安全に暮らせる国にしたい、じゃあどうしていくと当たり前に大人達が話をする社会になりますように。
https://anond.hatelabo.jp/20221023213723
「痴漢されたがるのはリアリティがないからおっさんの妄想」というブコメについて
スカトロ好きや寝取られ好きが存在するように、特殊性癖として。
それとは別に喪女拗らせて「痴漢される価値があるなんて羨ましい!痴漢されたい!」ってなってる女も存在する。SNSで何回かそういう女を見た。
そういう女達に言いたいことは一つ。「悪いけど黙っててくれ。あんた達は存在しないことにしてくれ。でないと困るんだ。私達が困るんだ」
だって、痴漢犯罪者は「痴漢OK娘がいる。この子はOK娘なんだ。ブスを触ってやるのはボランティアだ」という認知の歪みで痴漢を繰り返していて、被害者が沢山いて、それなのにそのへんの男から「ブスなんだから痴漢されただけ有難いと思え」「痴漢されたことのないブスが僻んで痴漢反対と騒いでる」とか言われる世の中なんだ。
痴漢されてる十代の女の子を三十代女性が助けた事件で、「どうして私を触らないのよー!って嫉妬したんだろw」と5chで言われてしまう世の中なんだ。
日テレ某番組で、80代女性が若い犯人にレイプされた海外の事件を取り上げたとき、MCの国民的男性アイドルが苦笑して、「それは…そのおばあちゃん喜んだでしょう」と言ってて一同爆笑だった。
そんなセカンドレイプに満ちた世の中なんだ。
「痴漢されるのはステータス。痴漢されたい」という声は、性犯罪者の認知の歪みやセカンドレイプを助長させてしまうんだよ!
喪女にしろ性癖にしろ、「痴漢されたい女」達はな、加害者なんだよ。
痴漢被害者に「自慢かよ。いい女アピールかよ。触られるうちが華」と言ってる拗らせ喪女を見た。
「OK娘に痴漢しちゃった。ドキドキしたよ〜」とか言ってる痴漢アカウントを「リアルさん」と呼んで戯れ、「もっと大胆に触っていいんですよ!OKのサインです!」などと言ってる裏垢女子も見た。
痴漢されたい裏垢女子のアカウントには、いっぱいこうした痴漢アカウントが群がってる。
こうした女は、ある意味男よりも腹立たしい。
非モテインセルで同じように拗らせてる奴は珍しくない。「痴漢?性犯罪?異性に選ばれるだけ羨ましい!俺たち非モテの気持ちなんて女にはわからない!女はズルい!女は強者だイージーだ俺たち弱者男性の方が辛いんだー!!」と。
「女」でありながら選ばれない(と感じている)喪女の中にも同じように拗らせている人がいる。だが、影響力は段違いだ。
なんと言っても、共に憎むべき性犯罪と戦わなければならない内部からの裏切り者、肉屋を支持する豚なのだ。
肉屋を支持する豚が肉屋に怯える仲間の豚に受け入れられるわけないだろ!
痴漢やセクハラから若い女の子を助ければ、バカな男が「男に相手にされないババアの嫉妬」と嘲笑う
性被害に嫉妬するわけないだろ!ミソジニストの妄想!と言ってやりたいのだが…
娘が夫or彼氏に性的虐待された時娘に嫉妬する母親も珍しくない。
おばさん世代ほど「触られるうちが華」と言うのは、時代の他に嫉妬もあるのではないか。
そうした女は被害者を助けるどころか追い詰めるからミソジニスト達の嘲笑は的外れなんだけど、
とにかく、ミソジニストの発言を裏付ける「選ばれない女」の嫉妬は醜悪で害悪でしかない。
せっかく私達が「性犯罪は悪だ。痴漢は悪だ。被害者は苦しむ。許されない」という風潮を必死で声を上げて作ってきたのに、内部から破壊するような真似は許さない。
お願いだ、黙っていてくれ。「痴漢されたい女性はいるけど、だとしても痴漢は許されないよね」となるほど成熟した世の中じゃないんだ。
「ごく少数であっても痴漢されたい女性がいるから痴漢をやめられない」とか言ってた痴漢常習犯もいたんだ。
ブスも美人も等しく痴漢されない世の中になれば、痴漢されたいなんて拗らせなくて済むんだろ。
だから、その日まで黙れ、黙れ!!
フェミニズムは全ての女性を救う思想じゃない。痴漢されたい女という肉屋を支持する豚は、肉屋を倒すまでわきまえてもらう。肉にされない権利の方が遥かに大事だ。
少し資料を読んでみた。
親権制限事件及び児童福祉法に規定する事件の概況 (最高裁判所事務総局家庭局)
https://www.courts.go.jp/vc-files/courts/2021/20210412zigyakugaikyou_r2.pdf
・これまでの親権喪失だけでなく期間を区切れる親権停止を創設したことでそれ以前よりは適用が増えてはいるようだ
・児童福祉法の認容件数は増加傾向。特に33条5項ができてからは顕著。
・裁判所による却下より取り下げが多い。特に親族や子自身による申立で。
・親権停止は中学生までは男子のほうが多いのにその後は女子のほうが多くなる。
・認容原因はネグレクト、身体的虐待、心理的虐待、その他、性的虐待の順。その他には親権者の所在不明が含まれる。
・親権喪失停止ともに審理期間は6ヶ月超えが最多。時間かかる。
せっかく親権喪失だけでなく期間を区切れる親権停止を創設したんだからもっとガンガン活用すればいいのにな。
虐待も継父や継母は圧倒的少数。正直もっと多いと思ってた。すまん。
共同親権にについては親権の移行に伴う煩雑さが軽減されるなら親権制限の運用ハードルはかえって下げられるようにも思うけどどうだろう。
人間の脳とはどうにも不便なもので、積み重ね続けているはずの明るく優しい記憶はその隙間に挟まる嫌な記憶に塗りつぶされてしまう。古来より経験から学習して危機を回避するために必要な仕様なのだと考えれば理解はできるのだが、現代に慣らされたわたしにとっては、ずっと自分を縛り続ける鎖のように重苦しい。
虐待、という言葉は日常的に――さまざまなニュース、ネットの記事、大学の授業、書籍なんかで――目にする。その程度に軽重はなく、そしてその辛さに貴賎はなく、当事者が辛かったと感じ、または自覚なくとも傷つき、倫理と法に照らし合わせたときにそう判じられたのなら、それは虐待になるのだろう。
多くの人が、まずぱっと想像するのは保護者から子への虐待であろう。母から、父から。扶養者から。祖父母から。近年では、養護者による高齢者に対する虐待も問題視されている。わたしのiPhoneに標準搭載された辞書によると、虐待とは「むごい取り扱いをすること」。調べれば、厚生労働省による児童虐待のページも出てくる。それによれば、児童虐待は「身体的虐待」「性的虐待」「ネグレクト」「心理的虐待」の四つに定義されるらしい。なるほど、思いつく大体はさらっていそうだ。長くなるのでそれぞれの具体的な例は省略するが、暴力や言葉による脅しなどが挙げられている。
そして、本題である。
寓話だと、シンデレラの義姉が一応それに当てはまる。義理の兄姉、弟妹、そして実のきょうだいからの虐待、である。
わたしは未だ、自らのそれを虐待ということに疑問を覚えている。確かに暴力があって、辛い言葉があった。けれどやっぱりきょうだいだから、そして自分でも信じられないことに、生まれてこの方家族のことを明確に「嫌い」になったことがない上、いくつかの発端は自分に非がある喧嘩だった覚えがあるために、はっきりとした定義づけができないのだろう。
でもたぶん、あれは虐待だった、と言っていいのだと思う。
わたしには、四つ上の姉がいる。はっきりとした実感では思い出せないが、間違いなくわたしは姉が好きだった。生意気だったし、変な子どもだったけれど、姉のやることをいつも真似して、遊んでほしがった記憶がある。面白いと言っていた漫画を読んで、図書館で本を借りて、拙い四コマを描いていた。女の子のお人形やミニチュアが家にあったから、それで一緒に遊んでほしかった。まあ姉は真似されるのを嫌がっていたし、あまり遊んではもらえなかった気がするが。母に諸々が露見するまで部屋も一緒で、二段ベッドの上下で眠っていた。
ひとつ、間違いなく自分に非がある発端として思い出せるのは、借りた本のことだ。当時姉はあるシリーズの小説にはまっていて、それをわたしも読んでいた。今思うと意味が分からないのだけど、ホラー作品の影響か、知らない内に血痕が増えていたらおもしろいだろう、と、当時のわたしは考えた。ちょっとした騒ぎになることで、家族の気を引きたかったのかもしれない。馬鹿な思いつきで、抜けた歯かなんかの血液を、本のページになすりつけたのだ。
単純に汚いし、本当に意味不明だ。弁償しろと言われたらそうすべきだし、怒られたら謝るべきだ。
姉は怒った。当たり前だ、妹が自分の本を読んでいたと思ったら、返ってきたときに謎の薄茶けた汚れが付いていて、あまつさえそれが不衛生な血液なのだから。生理的に拒絶して責められても仕方ない。
それで、姉はわたしを蹴った。蹴って、床に置いてある座布団の上に転がして、そこで背中を踏みつけた。座布団の上だったのは一縷の優しさなのか、当時の部屋は恐ろしく汚かったので、床に放置された物ものをわたしの身体が潰すのを嫌がったかもわからない。とにかくそんな感じで、わたしは泣いて謝って、しばらくののちに姉は怒ったままひとまず足を退けた。本をどうしたかは覚えていない。
そんな調子だった。二人とも通っていた小学校の校門前で、下校時刻にみぞおちを蹴られて――これは何が原因だったか忘れてしまった――動けなくなり、野次馬にじろじろ見られながらどうにか帰ったこともあった。姉はさっさと帰ってしまったので、持っていた傘を杖にして耐えていた。わざとかどうか分からないけれど、的確にみぞおちへ爪先が入って、ちょっと吐きかけた。
ここで弁明しておくのだが、両親は見て見ぬふりをしていたわけではない。というのも、わたしたちは鍵っ子で、昼間は父母ともに家にはいなかったのだ。そういったいざこざが起こるのは大体ふたりが帰ってくるまでの時間帯だったので、そしてわたしは姉に言い含められ、かつ自分の受けているダメージの深さに無自覚だったので、親にあまり言い募ることもなかった。父母の見ている前で姉の手が出たらさすがに止められたし、姉は叱られていた。まあそれによって機嫌の悪くなった姉の言動がさらに悪化することもあったのだが、とにかくそういうことだった。
契機は、特に姉の機嫌がひどい夜だった。母は父を迎えに行っていたので、両親ともいない。子どもは夕飯もお風呂も済ませて、あとは寝るだけという時間だった。
「ねえ、電気消して」と言われて、わたしは断った。前述したが、わたしたち姉妹は二段ベッドの上下で寝ていて、付け足すと姉が上段、わたしが下段だった。部屋の照明にはよくある紐が付いていて、天井の真ん中から垂れている。姉のいる上段からは手を伸ばせば届くが、わたしは一度ベッドから出ないと届かない。舌打ちが聞こえた。電気消せよ、と言われて、お姉ちゃんの方が近いんだから自分で消してよ、ともう一度断った。それで、姉は怒った。
足音を荒らげてはしごから降りてくる音に身体が強ばった。怒られるんだと思うと本当に嫌で嫌で、それでも、今日ばっかりはわたしは悪くないのだから、と頭の中で唱えていた。電気をどっちが消すかなんて、どう考えても至極どっちでもいい張り合いだ。変な意地は、それでも道理に合わないことに従いたくない一心で、そのあとに予期される出来事よりも優先されてしまった。
ぎゅっと身体に力を入れ、壁側に背中を向ける。お腹は内蔵に直接響いて辛いので、せめて背中側ならという発想だった。ベッドから引きずりだされるのが一番怖くて、でもそうはならずに、背を向けたわたしへ、そのまま足が飛んできた。電気消せよ、消さない、の、文字だけだと死ぬほどしようもない、馬鹿みたいなやり取りをしながら、ひたすら泣いて背中を蹴られていたと思う。どれだけやってもわたしが動かないことを察したのか、姉は苛立たしげに身を引いた。そして戻り際、「絶対チクんなよ」と残してはしごを再び上がっていった。電気はそのままだったので、結局どっちが消すかなんてやっぱり大事じゃなくて、「妹が自分の言うことを聞かずに口ごたえしてくる」ということがとにかく気に食わなかったのだろう。
ほどなくして、父と母が帰ってきた。ただいま、と言って部屋に入り、声をかけてくる母からわたしはとにかく顔を隠した。顔は涙と鼻水でぐちゃぐちゃで、それでもうまく強ばった身体は動かない。異変を察知した母にどうしたのと問われても「なんでもない」で通した記憶があるが、声が震えてぼろぼろだったので、そんな嘘はあっけなくばれてしまった。
そのあとは、わたしはリビング、姉はそのまま自室にと引き離され、事情聴取が行われ、部屋はやっぱり離すべきだ、という結論に両親が落ち着いた。そのあともしばらく姉の気性は荒かったが、思春期の前半を過ぎて彼女が高校に入ったあたりから本格的に落ち着いて、そんな騒動はぱったりと止んだ。ギターで頭を殴られたりだとか、背中にものを投げつけられたりだとか、怒って一瞬包丁を持ち出されたり(見せられただけだったが)だとか、壁に首を足で押さえつけられたりだとか、まあ色々あったが、そんな感じだった。
「口ごたえするな」「使えない」「気持ち悪い」「何で生まれてきたの」――そしてまた、言葉というのは厄介で、簡単に口からこぼれるのに、言われた側はその感情まで受け取ってずっと抱えてしまう。身体に対する物理的なあれこれは間違いなく痛くて、それも勿論辛かった。でもたぶんその根本にあるのは、自分がそういう扱いをされていること、そうしてもいいと思われていること、好意や情の非対称性だったのではないかと今は考えている。お前は愛されていない、だめな人間で、嫌われていて、いない方がよかった。それの真偽はともかくとして、真正面から突きつけられるには痛すぎる。身体的な暴力は衝撃的に覚えているけれど、思い出したときにじわじわと首が締まっていくのは言葉のほうだ。そして、日常的に放り投げられるのにいつだって避けようがなかったのも、言葉のほうだ。
姉はいわゆる癇癪持ちというやつで、怒ったら自分で制御ができずに手が出てしまっていたのだという。でもそれが友人に向くことはなかったし、たぶん妹は格下の、彼女にとってそれをしてもいい人間だったのだろう。自分の中で、怒ったら手が出てもいいし、ひどい言葉を投げてもいいし、言うことを聞かないのはおかしい存在。何なら、日常的に何を言ってもいい存在。
幼い頃から培った「この人と自分は平等ではない」という意識は根深い。何ならそれは今でも、姉妹揃って無自覚に残っている。実は現在、姉妹間の仲はそこそこに良好だ。ただその前提に、姉は大人になったけれど、間違いなくわたしのことは下だと思っている。わたしは大きくなったけれど、姉に対して嫌に思うことがあっても諦めているし、そういうものだと思っている。そういう暗黙の了解が存在しているから、比較的穏やかな日常が保証されるようになった。
でも、色々なことがぼやけてしまった幼少期の記憶の中で、ぐちゃぐちゃとした嫌なものばかりが輪郭を持ち続けて、わたしはそれを手放せない。姉と笑顔で話しながら、ふっと影がよぎるみたいに、昔のことを思い出してしまう。やっぱり、した側が覚えてなかったとしても、された側は覚えているものらしい。
この文章は間違いなく恨み言だ。でも、これを姉にぶつけたいわけじゃない。やっぱり姉のことを嫌いになりたくなくて、でも傷ついた自分のことも認めてあげたくて、好きなものが好きでいたいだけだ。だから、取り残された感情や記憶を吐き出して保っている。
わたしは今も、生まれ育った家で姉と共に暮らしている。実家を出ようとはあまり思っていなかったのだが、最近になってふと、「この人と一緒にいたら、わたしはこの先もずっと自尊心を削られつづけるんだ」と悟って――そのうち、家を出なければならないことに気がついた。母は姉を出すと言っているものの、姉を一人暮らしさせてうまくやっていける気がしない(わたしもあまりできる自信はないけれど)ので、全員の健康を考えたらそのうちここを離れることになるのだろう。
あのときと比べて、身体はずいぶん大きくなったし、精神も成熟したところはあるはずだ。それでもわたしはまだ、自分の中にずうっと、声を殺して泣いている子どもがいるような気がしている。
どうだろうと「息子を小さな彼氏扱いで溺愛し、娘を冷遇する母親」は正当化されねえよ?
「それくらい我慢しなさい」「お兄ちゃんがそんなことするはずない」と娘を助けないクソ母の例は枚挙にいとまがない
娘への性的虐待を見て見ぬ振りしたり、男を繋ぎ止めておくために娘を差し出したり、嫉妬して娘を虐待するクズ母は残念ながら多い
この手の女にとって、性被害者の娘<<<<<<<<大事な大事な息子ちゃんや旦那様や彼くん、なのだ
娘に対してすらこれなのだから、基本的に男児母は性犯罪に異様に甘い
コンクリ事件の犯人の母親などは、「この女のせいで息子の人生は狂った」と言って被害者の墓を掘り返したのだ
娘が虐げられている裏で優しい虐待を受けた男兄弟がニートこどおじモラハラ男になった例は数多い
母親が息子に性的虐待をすることもある(息子がそれを異様だと思わず、結婚してからも続け、離婚問題に発展した話も)
また、ある息子は母親の「息子は彼氏」的な甘やかしの結果、女子に嫌がらせをする勘違い男に育ち、自分を改めるのに苦労した
http://blog.livedoor.jp/ninshin_syussann/archives/45103493.html
考えてみれば母親だけじゃないな
山口達也の性犯罪事件の時、ジャニーズに欲情する数多くの女が山口達也を擁護して被害者女性をバッシングした
女って、多くの男をうっすら嫌いなわりに、好きな男にはクソ甘いんだよな
男は好きな女に特別差をつけて甘くはないけど
その掩護を得られるのは山口達也みたいな強者男性に偏るんだろうけど
女は性犯罪に対する嫌悪は強いけど、どこかで「性犯罪をするのは自分の旦那や息子や推しではない、知らないキモい男」だと思ってる
児相職員から『娘さんが生まれてから今日まで、娘さんの足やお尻を触った事はありますか?』と質問をされた
「そりゃ生まれてから今日までに触った事がなければ育てられないでしょ。小さかった頃にオムツ交換をしたり」
直後に、職員が急にロボットみたいな淡々とした口調で『虐待を確認しました』❗️— Fukufuku (@TsqDkVwRUB4DlB6) September 3, 2022
バズってるこのツイートを見て、次にツイート主のプロフを見た。
あぁ、やっぱりこの人…と思った。
そして、私はこの人の娘さんを知っている。
最初にこの母親を見たのは、別のアカウントだった。プロフも主張も今とまるきり同じ
「児相に子供を拉致された!」と主張する界隈の中でも、とびきり異様だった。
「娘への性的虐待で娘が保護されて夫は有罪判決を受けたのちに死んだ!娘は病気で嘘吐きだ!娘は児相に洗脳されたんだ!娘を返せ!」と繰り返し繰り返し主張し、名指しで児相や裁判官、検察官を誹謗中傷していた
また、娘のあらゆる個人情報(特定されそうなやつや、見ていたエロサイトなど)を晒して罵っていた
娘が性的虐待を吐露したツイッターアカウントの名前に「幸せな」と付いていれば、「ほら見ろ幸せだと言っている!」
アカウントのプロフに「嘘ついてたの私」とあれば「ほら見ろ嘘つきだ!」
娘のLINE画面を晒しては「こんな乱暴な口効く娘は性的虐待なんか受けてない!」
娘が父娘物などのエロを見ていたことについても、「本当に虐待を受けていたらこんな物を見れるはずがない!」
娘が初音ミクの消失の一節「信じたものは都合のいい妄想を…」を書いた紙を机に入れられたことについても「ほら見ろ妄想だ!」
他の性的虐待事件についても「義理の娘が父親を誘惑してないとは限らない!」
そして二言目には「娘の処女膜は破れてない!処女膜ガー処女膜ガー!」
一度ネットニュースに母親の訴えが掲載されたが、「中学生の娘と風呂?本当に冤罪?おかしいのはこの家庭では?」というコメントが沢山付き、母親はそれに対して怒りをぶちまけた。
娘が保護される前の前垢いわく、父親が「風呂の中で娘にち○こが入りそうになったよ」と言っていたらしい。
娘さんのアカウントを見て、嘘をついてるようには思えなかった
そう母親に言って、ブロックされた。この母親はおかしい、と発信した
その後、娘を名乗るアカウントが話しかけてきた。私に感謝してくれた。
娘はツイッターで、自身の受けた性的虐待を発信している。娘さんの話をまとめるとこうだ。
幼い娘さんにとってそれは父親との戯れであり、遊びだった。父親に懐いていた。
中学生の彼女にとって、父親と風呂に入るのも、そこで行われる行為も日常茶飯事だった。母親も疑問を持たなかった。父親が目の前で娘さんの胸を揉んでいても、止めなかった
それ以外にも、両親はペンで刺すなど異様な虐待をしていた(娘さんは、これって虐待なの?と悩んでいる)
友人に悩みを相談し、友人にも追い詰められた娘は孤独を埋めるように自分から父親と風呂に入ったりもした。そしてまた自分を責めた。
そして自殺未遂。家族は泣き、原因は友人間のトラブル、いじめだと決め付けた。両親は両親なりに娘を支えようとした。自分達に原因があるとは思いもよらず。
その後、娘さんが教師に性的虐待を打ち明け、娘は児相に保護され、父親は捕まった。
娘さんは苦しんでいる。
苦しい思いをして裁判に出たのに、自分を信じてくれない母親に。
だからお願い。
あのツイートを信じないで。
拡散しないでください。
娘さんの現在のアカウントは、母親に粘着されたらまずいから伏せておくが、
性的虐待やリスカを吐露している昔のアカウントは母親も把握していたので載せておく
昨日の朝方、なんか知らんけどぱっと目が覚めて、横みたら父親がいて、驚いた。で、時間聞いてまだ、早かったからもっかい寝ようとしたんだけど寝れんくて、目だけつむってた。そしたら、父親が、下着に手を入れてきて色々された。
気持ち悪い。1日経つのに吐き気がする。
犯罪者は、しね。— 幸せな大福(ゆきみ) (@1qYJZumsbf752iS) April 7, 2018
性的虐待が止まらないのがなんでか分かった気がする。
性的虐待が辛くて友達に相談→友達はだんだん聞きたくなくなる→私はそれを感じ取って話さなくなる→友達とギクシャク→居場所を求め父のとこへ→母に強く言われ一緒にお風呂入る→性的虐待
( ・∇・)アハハ
お風呂入る時点で私が悪いけどね笑— 幸せな大福(ゆきみ) (@1qYJZumsbf752iS) March 12, 2018
両親が事故で亡くなった8歳の頃から5年間くらいを神戸で過ごしてた。灘区に祖父が生前所有していた家があって、そこに一時的な後見人と家政婦さんと暮らしていた。後見人は父の生前の弁護士兼税理士さん。当時はやけにおじさんに見えたけど、あの頃で30代後半。家政婦さんは夫を早くに亡くした後はその家の住み込みの管理人さんをやってた60代の人。当時はやけにおばあちゃんに見えた。
後見人さんは勉強を教えてくれたし、家政婦さんは美味しいご飯作ってくれたし、近所の画家のおじさんは同い年の娘さんを連れて遊びに来てくれたし、当時音大生だったピアノ教室の先生の娘さんもよく遊びに来てピアノを教えてくれた。たまに来る庭師のおじいさんは冷たくて怖かったけど仕事をじっと見てる私に無言で花冠を作ってくれた。近所の洋食屋のビーフシチューも洋菓子屋のアップルパイも大好きだった。あの頃は両親と妹を一度に亡くしてショックを受けてたけど、周りの人達のおかげで楽しい思い出が多かった。楽しかったな。
引取先の叔母夫婦が帰国して、東京に来てからは地獄だった。幼稚園から大学まである私立の女子校なのにいじめられるし、従兄からは性的虐待受けて何度も強姦されるし、叔母夫婦は冷たいし、家事は全て私。学校のいじめはすぐになくなったし、私の扱いが1番ひどかった従兄が海外の大学に留学してからはかなりマシになったけど。大学生になってから一人暮らししようとしたら、後見人さんが運用して増やしてくれていた分も含めて遺産も殆ど夫婦に使い込まれてた。あと7ヶ月ちょっとでようやく大学卒業。早く社会人になって家を出たい。