はてなキーワード: ランニングとは
もうそろいい歳なんで、一発ネタ半分ガチ半分、母乳が出るという女性に筆下ろしを依頼した。
駅前で待ち合わせて来たのはまあイメージの範囲内、と思いたい…て感じのぽっちゃりウーマン。
「うお〜テンション上がってきた〜wwラブホとか初めてでwww」
「このあたりはねぇホテルすぐ埋まるから探すの大変なのよ。料金とか以前にまず空いてるかどうかってレベルだから。」
自分で書いてて空しいほどのカラ元気をブン回しているうちにホテルも見つかりスルッと入室。「なんだ全然緊張しないじゃん」とこの時は思っていたが…。
ベッドに横たわり、ちんこをマッサージされつつ母乳をかけられる。
「おお…」と感嘆の声が思わず漏れる。白濁液が俺のちんこに塗られていく。
そしてマッサージが始まった。圧倒的エロビジョン。しかし勃たない。アレ?独りで部屋にいるときなんてこんなシチュ見てたらギンギンバキバキに勃つのに。
「おっぱい触っていいですか?」
「痛っ」
「あっすみません」
「アッハイ…」
あれ?嫌な予感だ。勃たない焦りが具現化し、頭に流れ込み始める。
ちんこに集中するのも叶わず、ブラックライトで浮かぶヨッシーとマリオが思考順序をかき乱していく。
俺が描いた夢は…マリ…じゃないエロエロお姉さんに筆おろされたい的な…でヨッsお姉さんにガンガン腰振りながら「出るァ〜!!???」って出しまくる的な…。
お姉さんはSなプレイが生業らしく、勃たない間も半ばわざと言葉責め的に「全然勃たないんだけど?」「普通の娘だったら幻滅しちゃうよねこの時点で」と畳み掛けてくる。
いや、うん。
普段ならちょいMの俺がビクンビクンしてるはずの言葉も、ただ現状を述べる冷淡な日本語にしか聞こえない。滾ってこない。
ちんこをさすり続ける手。苦し紛れに乳首舐めてもらったら勃起予兆が。
「おっキタ!」
なぁ〜にチンコが勃っただけで喜んでんだ自分。普段は不要なタイミングで勃つ暴れん坊なのに、今は首のすわった赤子のようなムーブをしている。
頭から雑念を振り切ろうとしたところで、ゴムが装着されお姉さんが跨ってきた。しかしというかまあ予想通り秒で萎えていく海綿体。は?
お姉さんもしばらくウフフとか言いながら腰を振ってくれたがいろいろ察したようで、ちんこを抜き、ゴムを外し、シャワーを浴びながら説教的に淡々とアドバイスしてくれた。
「初めてとか、緊張して勃たないのよね…予想以上に勃たないでしょ?」
「母乳は本当に萎えさせる要素ばかりよ、余程の母乳フェチでもなければギンギンは無理」
「ゴムつけてオナニーとかしてる?ただでさえ膣圧は弱いんだから、『ゴム付けてても勃たせるんだ』って強い意志を持てるように慣らしておかないと」
「こうやって見られながらちんここすってもたたないでしょ、これはもう場に慣れるしかない」
「普通の人でも赤の他人とじゃ一回目は勃起できないとか普通にある」
「やっぱり慣れてくるとしたら3度目ぐらいから(まともにヤレる)かなー」
「私はSだから自分のペースで顔面騎乗したりしたいの、だから攻められるのは趣味じゃない」
「私がここでずっと見続けてると君はおそらく『次』の時に勃たなくなっちゃうから、私はもう帰るね」
あっ、…
『バタン』
お姉さんは去っていった。入室から本当に20分ぐらいしか経ってないと思う。
直後、テレビで流れるAVを観ながら、今までの人生を振り返る自分がいた。
オスとして「勝った」経験がほぼない俺の人生。体重が増えても見て見ぬ振りをし、筋肉をつける努力もしなかった。中学で一瞬彼女ができたが、周りの目を気にしすぎて何もできないチキンクソ野郎だった。当然彼女は去っていった。
結局の所、「オスとして戦って負けた」のではなく、「オスとして戦うことを避け、勝手に不戦敗していた」んだなーと。
今回初めて体感した「オスとしての敗北」はあまりにも重かった。しかし、お姉さんに対する怒りや後ろめたさは微塵もない。むしろ淡々と教えてくれてありがとう。
たまたま重なった5連休以上を有効に活用するのが難しく感じてる。
旅行等外出イベントがある人は、そこに向けて行動すればいいからいいが。
特別な予定がないと通常の予定(家事など)をこなしたあとどう使うか悩む。
勉強や筋トレやランニング等々の日常習慣はリズムを崩す可能性もあるから、
多少増やしても量を過度に増やすものでもない。
そして悲しいことに趣味もない。映画とかも見れてせいぜい1日1本くらい。
とはいえ、足りなくなった睡眠負債を取り戻したりするには少々時間が少ない。
やらないよりはマシだからやったほうがいいけどさ。
休みが不安なわけでもないが休みを有効活用している人に劣等感がある。
じゃあUberEatsだなんだかんだと副業をしてお金を増やせばと思わないでもないが、
言うほど体力があるわけではないので過剰労働したいわけでもない。
スポーツ仲裁裁判所(CAS)は1日、五輪の陸上女子800メートルで金メダルを獲得したキャスター・セメンヤ(28、南アフリカ)の、男性ホルモンの値の高い女子選手の出場資格を制限する新規定撤回を求める訴えを退けた。
第1に、(おそらく)スポーツの世界で男女を分けることは差別ではないということ。
男女平等が重要な価値とされている現代で、なぜスポーツだけは男女が競わないのか。いうまでもなく男女の間に無視できない生まれながらの体力の差があるからです。上半身の強さに関して女性と男性の差は標準偏差が3です。つまり街で1000人の男性を無作為抽出した場合、998人は平均的な女性よりも強い上半身を持っています。平均的な男性の上半身の筋力は女性よりも80%多く、足の筋肉量の差は50%です。男性は女性よりも脂肪が少なく、骨密度が高く、持久力や痛みに耐えるために重要な赤血球も多い。女性は男性よりも骨盤の幅が広いため、脚の付け根から膝までの角度が男性よりも大きくなります。そのため走ったりジャンプしたりする場合に使われるエネルギーが地面に垂直に伝わらず、前進、上昇のためのエネルギー効率が悪くなります。男女差は上半身を使った競技、瞬発力を要する競技で大きく、それ以外ではより小さい傾向があります。具体的にいうと格闘技、投擲系で極めて大きく、跳躍系で大きく、走る競技でより小さく(なお走る競技は20メートル以上なら瞬発力のみではダメです)、もっとも小さな競技は長距離の競泳です(ある程度の脂肪が浮力の点で、丸みのある身体が抵抗の点で、広い骨盤が接水面積の点で、多少のアドバンテージになっているのでしょう。)。ハンマー投げの世界記録の男女差はハンマーの重量を考慮すると51%差がありますが、走り幅跳びでは19%、ほとんどのランニング種目で11%、水泳800メートル自由形では6%です。世界のトップ女性アスリートでも、記録はおおむね日本の中学男子のトップクラスと同レベルです。吉田沙保里も男子高校生と対戦したらあっという間にフォール負けでしょう。「そもそもスポーツで男女をわけること自体が差別である」という意見もあるのかも知れませんが、もしも男女でわけなければ、およそ半分の人は、女性として生まれた瞬間にアスリートになる道を事実上絶たれることになります。
第2に、テストステロンには明確な男女差があり、かつテストステロンの値がスポーツのパフォーマンスに影響を与えるということ。
95%が睾丸で作られるテストステロンのレベルは連続スペクトルにならず、女性が分泌するテストステロンは血液1デシベルリットルあたり75ナノグラム以下で、男性は240から1200ナノグラム(つまり男性の下限値は女性の上限値よりも200%以上も高い)、例外的に副腎等から高レベルのテストステロンを分泌している女性トップアスリートでもそのレベルは一般男性の下限に達しない程度であるとされています。また、スポーツのパフォーマンスの複雑さゆえにテストステロンがアスリートに与える影響を正確に説明できる科学者はいないものの、テストステロン値が影響を与えること自体はおそらく確実です。テストステロンレベルを下げて身体を女性に変えるホルモン療法を始めたアスリートのパフォーマンスが短期間で急激に落ちることが確認されています。テストステロンの人為的な投与は、典型的なドーピングの一種です。
第3に、第1、第2とやや矛盾するが、男女の差は実は相対的なものであるということ。
受精の際に性染色体がXYとなるかXXとなるか。XYなら男性、XXなら女性だが、これは遺伝的な性であって、性別はそれだけでは決まりません。胎齢4~5週で性腺が卵巣になるか精巣になるか。Y染色体があってもSRY遺伝子がなければ、あっても働かなければ卵巣が作られるし、Y染色体がなくても遺伝情報の特殊性で精巣が作られる場合がある。胎齢6~7週でミュラー管が卵管や子宮、膣になるか、ウォルフ管が精管、精嚢、前立腺になるか。精巣が作られてもミュラー管抑制因子がなければ子宮や膣が作られるし、テストステロンの分泌がなければウォルフ管が精管や精嚢に発展しない。外性器が陰核や陰唇、陰茎や陰嚢のどちらになるか。胎齢8週間まではどちらにも分化できるが、テストステロンが働かなければ陰茎や陰嚢は作られない。脳の性中枢がどちらになるか。胎生90日頃までテストステロンが少ないと視床下部は女性と認識する。それ以前の過程が女性でもテストステロンが過剰であれば男性と認識する。すべての過程で「男並みに」テストステロンが分泌されていてもアンドロゲン不応症ならそれが性分化のために働かない。さらに生まれてから男の子として育てられるのか、女の子として育てられるのか。親の教育方針や環境の問題ですね。男性と女性は確かに違うけど、偶然に左右されつつ、これだけ複雑な過程を経て分化していく。「女子と男子は違う」「テストステロン値は連続にならない」のは事実だけど、それだけで男女の差が説明できるものではないし、そもそも男女の差はそれ自体が相対的なものに過ぎないとも言える。だから「トランスジェンダー」と呼ばれる人がいるわけです。
第4に、これまた第1、第2の点を混ぜっ返すことになるが、生まれもった素質によりある種の公平さが失われるというのであれば、スポーツは多かれ少なかれそういうものであるということ。
女子であっても身長が180㎝以上に伸びなければリベロになる場合を除き世界的なバレーボール選手としての未来はほぼなくなります。陸上トラック競技も五輪や世陸の決勝のスタートラインをみれば、ほとんどの種目で人種的な特質が程度の差こそあれ影響しているのは否定できません。モンゴロイドがトラック種目で金メダルを取るのは不可能とまでは言えないけれども相当に難しいでしょう。将来にわたってピグミー出身のNBA選手は生まれそうにない。さらに障がいがあればほとんどの競技で障がいのない人とは競えません。
以上すべてを踏まえて、今度のCASの決定をどうとらえるか。そもそもIAAFは正面切って「セメンヤ選手を標的にした」とは公言しないが、「400メートルから1マイルまでの距離」というターゲットからは、800メートルで「絶対女王」に君臨し、最近は1500メートルにも進出してきた彼女を想定していることは誰の目にも明らかなので、彼女を例に考えてみます。
一部の報道が正しければ、セメンヤ選手は、遺伝子はXXで、膣があるが、卵巣と子宮を持たずに精巣を持ち、通常の女性の3倍-平均的な男性の下限レベル-のテストステロンを分泌し、パートナーは女性です。彼女の持って生まれた一般の女性と異なる「男性に近い」特質が、競技者としてのアドバンテージになっていることはほぼ確実で、勝利をめざして彼女と競う他の競技者が不公平感を覚えるのは、理解できます。かつて彼女と競うことに不満を漏らした選手は世間から強い批判を受けましたが、例えばセメンヤ選手が、陸上800mの選手ではなく、ボクシングやMMAの選手だったらどうでしょう。同じ体重であっても圧倒的な体格を持つ女性が、典型的な女性選手を滅多打ちにしてノックアウトする凄惨なシーンが展開されればどうでしょう。強い選手だと喝采するどころか、感情的にはなかなか受け入れられない部分があると思います。
しかしながら、上記のとおり、生まれもった素質によりある種の公平さが失われるというのであれば、スポーツは多かれ少なかれそういうものです。とすると、いずれの性に分類するかの前に-セメンヤ選手はもしも男子の競技に参加すれば五輪の参加標準に遠く及びません。日本の高校生に混じってインターハイの決勝に残れるかどうか微妙、というレベルです-セメンヤ選手のみが生来の体質ゆえに希望する競技に参加できないというのは避けなければなりません。
スポーツは勝負事です。勝利を、記録の向上をめざさないスポーツは、スポーツの重要部分を欠いています。だがスポーツには公平さという価値があります。勝ちさえすればよい、記録がよければよいといわんばかりに、競争における公平な条件を無視する人も、優れたアスリートではありません。そしてスポーツは社会的な存在です。勝負と記録にこだわり、競技における公平さを追及するあまり、プライバシーの尊重や人種差別の禁止、個人の尊厳といった社会で認められた価値を軽視し、限られた人にのみ開かれ、あるいは一部の人の人権を傷つけるのも、正しいスポーツのあり方ではない。
ジャッキー・ロビンソンが人種の壁を打ち破る前のMLBのように、かつてスポーツには有色人種を閉め出した時代がありました。特定の種目について女子ゆえに参加を禁止された時代がありました。でも現在はこういう扱いはありえません。「黒人と競わされるなんて不公平だ」「女はこの競技をするな」などという発言は許されない。セメンヤ選手のような事例をどう受け入れていくのか、競技団体のみの判断ではなく、社会が彼女のような人をどう受け入れていくのかという問題として考えなければならない。
いろいろ考えるべきことは尽きないし、悩ましい問題で、今後考えが変わらないとも断言できないのですが、私はやはりセメンヤ選手は「女」として競技に参加すべきと思います。それは人は持って生まれた資質に規定されつつ自認する「性」で自己実現を図るべき権利があり、その権利を尊重することは、個人の尊厳としてこの社会においてもっとも重要な原理だからです。IAAFの決定、CASの裁定には賛成できません。
codingalone 良いまとめをありがとうございます。過渡期って感じあるよね
ありがとうございます。陸上中距離大好き、女子陸上も大好きのヘテロ男性です。自分も10年前なら鼻で笑っていたかも知れません。今でも悩んでいます。
追記2
「これは世界に喚起を促すための闘いで、競技やスポーツの枠を超えたもの。人間の尊厳と誇りの問題で、世界に喚起を促すためにやるべきこと」
唯一の心の拠り所だった彼氏に「イライラしたくないからもう関わりたくない」って言われちゃいましたー!いえーい!
そりゃあねー、仕事見つかるようにプログラミング教えてくれて、メンターみたいに毎日勉強の進捗チェックしてくれて、体調良くなるようにランニングに連れてってくれて。
一度内定もらったけど、ブラックぽいから入社しない方がいいって彼氏に言われて。彼氏くんがそういうならそうなのかー。と思って内定蹴っちゃいましたー。もう半年もプーだよー☆同級生はみんな結婚して会社立ち上げたりもしてて、すっごく焦るよー!
なんだかその日から何もやる気出ないのー。また仕事探さなきゃ、なんならプログラミングスクールでも通おうか、って頭では考えるんだけど、体が動かないのー。勉強するする言うだけで何もしてなくてごめんなさい。
あ、でも努力はしないくせにYouTubeはたくさん見てます。ほんとクズでごめんなさい☆
今日もプログラミング学習の進捗聞かれてさ、Excelでまとめたやつを送ったら「ゴチャゴチャしすぎてて意味わからない。何とかして」ってさ。以前教えた書き方(KPT)で書けてないって。言われるまで気付かなかったー!でもどんな書き方してほしいのか細かく説明してくれないとわかんなーい!
イラッとして「何とかして、じゃ分からないんですけど」ってLINEしたら、「こっちはずっとサポートしてるのに、期待通りのものが全然返ってこない。やる気ないように見えるしなんかアホらしくなってきた」だって。それからずっとLINEで喧嘩してて、最後に送られてきたのが「もう俺がいなくてもいいよね。イライラしたくないし関わりたくない」。いやー今までこんなこと言われたことなかったし、これはもう完全に終わりましたね。
前働いてたとこで仕事も人間関係もうまくいかなくて体調崩してさ、病院行ったらアスペ認定されてさ。私もう30なんですけどー!ってな。びっくりだよな。
そういや子どもの頃から空気読めなかったわ。いつの間にか人をイライラさせてみんな遠ざかってったわ。何も変わってないなー自分。
親にも言えないアスペのことを話しても逃げなかったのが彼。それからずっと支えてくれたのも彼。今まで喧嘩したらみんなさよならだったのに、ちゃんと向き合って話し合ってくれたのも彼。
なのになんで大切にできないんだろう。与えてもらってばかりで私は何も与えることができない。
子宮頸がんの検診に行ってきた
エコー検査でついでに卵巣も見して〜やとのことだったので見してきた
検査室に入ったら、下を脱いでね〜って言われたので銭湯の脱衣場の時のように下をぱっぱと脱いでそのまんま検査台に座ろうとしたら
恥じらいが少し足りなかった
そんで検査されたんだが
膣に入れられるというのは聞いていたのでまあいいんだけどこれがめちゃくちゃ痛かった
そんでそのあと膣だけでなく肛門にも機械入れられるとは思わなんだ
肛門の方が普段ウンコしたりしてる穴だからいくらかは楽だったけど、キレが悪いでかいウンコがずっと尻に留まっている感じがしてこれもしんどかった
そんなこんなで己の恥部を晒し私の女としての器官が今どうなってんのか見てもらったんだが、どうやら卵巣が腫れているらしい
そんで、なんか卵巣腫瘍について少し調べて、どうしよ〜〜今後なんかあったら不安〜〜と少し落ち込んでしまった
あと病院で体重測ったら4キロくらい太っててこれもがっかりポイントだった
だからさっき30分くらい音楽を大音量で聴きながらランニングしてきた
ドラクエ5のボス戦のテーマは本当名曲だなぁと感じながらリズムに合わせて走ってたらなんか全てどうでもよくなった
運動神経がないから球技関連は全くできないんだが、中学の頃陸上部だったおかげで走ることに抵抗がないため、
こんな感じに落ち込んだり不安になったりしたら走るようにしている
そんでシャワー浴びてさっぱりして寝たらだいたいどうでもよくなってる
目が合えば嫌味の一つや二つ言われるに違いない、やれ今日は早いじゃないか。何か予定はあるのか 笑?
うるさい 黙れ、 こっちは仕事してやってんだ
残業で稼がないといけないほど、お金に困っちゃねーんだよ ボケ
こちとら独身貴族、お前はせいぜい家族のために頑張りな適材適所だばーか
と思いながら私は逃げるように会社を後にする。
ずーっと退屈だ、大体のことに興味が持てないし
今更何かを始める体力も気力もない。
冷めた日常を押し流すように
強めのアルコールを喉に流し込めば
帰って寝るまでの数時間は気がまぎれる
そしてまた 現実を突きつけられる日々
後輩の冷ややかな目
を思い出すと憂鬱になる。
最低限の会話と最低限の仕事をこなして
終わりを告げるチャイムが鳴れば帰路につく。
それにしてもただ年を取った
考えたくもないが、まぎれもないおっさんだ。
(体調不良)
この日も上司に定時で上がることを告げた。
仮病の素振りとは裏腹に
正直、気分が高揚していた
リビングへと向かう。
買ってきた夕食をテーブルに広げてテレビのリモコンの電源ボタンを押した。
映し出されるスタジアム。解説者が背番号と選手の名前を何度も正確に読み上げている。
誰にも言ってないが最近の楽しみがこれだ
サッカーについてそこまで詳しいわけでもないし
経験者でもないが、日本人はパスの精度が悪い、シュートの意識が低い、フィジカルが弱いなどネットで覚えたワードを並べて偉そうに批評したりする。ただボールを目で追うことしかできないのに点が決まれば独りで雄叫びをあげてガッツポーズ。
お酒が進む進む。今夜は最高だ。
ゲーム中ふと、我に帰る、画面は一時停止で止まったままだ
なにやってんだろ。 とてつもなく、
くだらなく思えてくる。静寂と不安に押しつぶされそうになる。酔ったのか。最近涙もろい。
そう思い、ブックマークしてあるエロサイト開いてむき出しのティッシュ箱を近くに手繰り寄せる
しばらくページを眺めるが
違うなぁ、何か違う、何かこうなんとなく虚しい
涙がぽろぽろと零れ落ちる
泣いても 仕方がないのはわかっているが
こんな年にまでもなって、いつまでも同じことを繰り返している自分が情けない。
こんなはずじゃなかったなぁという思いが
込み上げて涙が次から次へと溢れて止まらない。 30で始めた1人暮らし、35には結婚してこのアパート住んでいない予定だった。
4年前に新車で買った車。当時彼女はいなかったが将来父親になって家族旅行もいけるよう大きめの車にした。馬鹿みたいだ。
顔を洗うために洗面台に向かう鏡に写る、表情が幼いおっさん どうしようもないおっさん。
奇声を上げ 哀しみを振り払う。
疲れては果てて、感情を抑えきれなくなり
横になって体を震わせた。
意識が遠のく。やり直したいなぁ。
生まれ変わりたいなぁ。
しばらくして
隣の部屋に置いてあった携帯の着信音が珍しく鳴っていることに気づいた。
のそのそと音のなる方に近づき、なんなら出る前に切れてほしい思いながら
今週スキーでも行かない?
また昔みたいに県外に泊まりで。
反射的に面倒という文字が浮かんだ。
めんどくさい
思えば相手の要求に対してつい良い顔をしてしまうのが昔からの癖だ。
翌日
久しぶりの運動の為になまった体に鞭を入れようと地元のフィットネスクラブに向かった。
土曜の昼過ぎと言うこともあり、閑散としている
鏡の前で、20代後半らしき女性がストレッチをしているのが見えた。
自分もとりあえずランニングマシーンの電源を入れ軽くジョギングするくらいのペースで走る。
鏡ごしに視界に入る女性のヨガか、太極拳かよくわからないがとにかく気になって悶々とする。
顔に出ないように心がけるが、むっつり顔になっているのが自分でもわかる。
30分くらい走っただろうか、顔と背中に汗が滴っているのが分かる。鏡に映る自分はいつもより爽やかに見えて
この際ストレッチをしている女性に声でもかけてやろうか!と考えた。
「おつかれさまです!! 体柔らかいですね!」
「よかったら一緒に走りませんか?」
いつのまにかおばさん達もいなくなって
あと一回り若ければチャンスだったかもしれない。
こっちに向かってくる男性が目にとまる。
私はすぐにマシンを降りて気付れないように二人の様子を伺った。
すぐに二人が親密な関係なのが見て取れた。
危ない危ない
まるでスーパーマンのようにきらきらと輝いていた。お似合いなのだ。
そう悟ったら一気に恥ずかしくなった。
着替えてジムを出てそのまま
また涙で視界がぼやけてきた。
どのくらい時間が経とうが構いやしない。
予定も何もない土曜の昼過ぎに汗だくのおじさんがただ独り、意味もなく命を消費している。
人としてこの世に生まれ 私は何を残せているだろうか?
鬱陶しかったり役に立たなければ
目立たず大人しく弱々しく
誰にも見つからないように
生きてきたのに、存在自体が認識できなくなって今じゃまるで透明人間のようじゃないか
行き交う人はすり抜けるように私のことなど見てはいない。それは自分が望んだことでもあるが
そんな気持ちも心の片隅に顔を出している
これからどんな事をして、何を食べてどんな生活を送れば 世間からいいねを貰えるのか分からない
承認欲求がどうこうとか言われるが
しれんな。
なんだか前にも同じこと考えた気がする
疲れたしもう帰ろう、
間接照明が照らすダイニングキッチンの隅に小さく丸くなり、ぼんやりと薄暗い部屋を眺める。
出てきた検索欄に「女性と話す方法」と入力したページを無表情で黙々とスクロールしていく、
丸見えだし気が引ける
今度行ってみよう。
孤独感や焦燥感、不安で目眩と吐き気が増した気がしたがなんとか踏ん張った。
上司に「今日は体調が悪いんで定時で上がらせて下さい」と告げ会社を後にする。
誰かたすけて
ついさっき早朝5時頃、日課のランニングしてたら帰り道にうずくまっている女性がいた。発見先は渋谷の繁華街から徒歩10分くらいの場所だからおそらく酔いつぶれたんだろうなとは思ったけど、人通りの無い道だし、まだ寒くて雨が振り始めたから気になった。とりあえず大丈夫か聞きながら肩を揺すってみたが反応が無い。ランニング中でスマホをもっていなかったので、近くの交番に行くことに。行ってみるとパトロール中で誰もいない。一旦帰宅することに。救急車呼ぶかどうか迷ったら電話する番号があるのはなんとなく覚えていたので検索して電話してみたが、電話が込み合ってるって言われて通じない。結局初めて119番したんだけど、やっぱり119番しか無い?他にいい方法あるなら教えて。
119番って結構決断を迫られるんだな。「うずくまっている人がいて、多分酔いつぶれだとは思うんだけど、寒いし雨降ってるからちょっと気になってる。どうしたらいいか。」って聞いたら、救急車は必要かどうか逆に聞かれて。まあでも仕方ないか。アルコールの社会的コストは半端ないな。自分も好きだけど。