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はてなキーワード: 東京人とは

2012-11-09

http://anond.hatelabo.jp/20121109112022

そもそも例が単純に素材として面白いので

東京人面白くない話も(関西圏に比べて圧倒的に多く)してくる」っていう話につながらないんじゃないの

あと関西の「面白さ」って基本コント形式で

「参加してる当人以外に傍で聞いても面白い」っていう方向目指してるよね

東京傍観者は透明なところなのでそういうウケを狙うっていう発想はあんまりないと思う

求められるのは面白がらせてくれるんじゃなくて一緒に面白がってくれる人みたいな

http://anond.hatelabo.jp/20121109110920

そういうパターンでもいいと思うよ。

とにかく、オチもなく笑いもない話はつらい。

東京人だって面白い話はするけど、面白くない話もしてくる。

2012-11-06

http://anond.hatelabo.jp/20120905110957

当時の東京子育てにおいて決して好ましい環境でなかったのは事実だと思ったけど。

震災パニック起こして買い占めとかしてたっていうのがデマで、

実際の東京人はみな冷静に行動してたって言うの?

2012-06-14

http://anond.hatelabo.jp/20120614135106

それに対して、大阪人東京馬鹿にして優越感に浸り、東京人がそれに反発するというパターンを見なくなった。

2012-03-17

http://anond.hatelabo.jp/20120317095055

レスしたけど

奈良の子東京人ツッコミしてくれないってずっとうるさかったよ

まだ若かったけどさ

http://anond.hatelabo.jp/20120317044901

前にだけどさ、奈良の子会社にいて、

東京の人は突っ込んでくれない!」ってうるさかったんだけど

こういうことかーと思った

しかしやっぱうざかったw

他の地方の人はそんなこと言わんもん

一種のホームシックだったのかな

しかししつこかったw


自己レス

から推測するにその子

「アホかおまえ、ここは東京じゃ、誰もお前のボケに突っ込んでられんわ」

「いやーやっぱり冷たいわー東京人

「お前がアホなだけや」

「失礼しましたー」

みたいな会話をしたかったのか

・・・・理解はできるがなんか疲れたw

2012-03-05

http://anond.hatelabo.jp/20120305131549

認識が達していないというより、単に基準値の違いだろ。


沖縄まで逃げて、それでも青森の雪を拒否する人達だっている。

この基準値に従えば、東京で生活してる人たちは「認識が達していない」し、東京人からすれば青森の雪を拒否するのは「行き過ぎ」だ。

海外脱出も、(不安商売に従事しない)多くの人にとって、未だ「行き過ぎ」の範疇


大学を選択しない連中が、「何も知らずに(認識が達していない状態で)」、高卒高級官僚になれると信じたり、大企業エリートコースで出世できると信じてるわけじゃないだろ。

彼らは、等身大人生を頭に描いてるさ。(認識が達している)

2012-01-27

村上春樹の猛々しい想像力 (2/3)

Sam Anderson

2011年10月21日

1 - 2 - 3

どうやら村上は、この本のアメリカ版をそのとき初めて目にしたらしい。

そういう文化交流はえてして少しぎこちなくなるものだ。

日本では『1Q84』は2年を掛けて3巻に分かれて発表された(村上は2巻目で一度終わりにしたが、一年後にもう数百ページ付け足したのである)。

アメリカでは、一巻のモノリスとして組まれ、秋の読書イベントに発表が設定された。

YouTube ではきらびやかトレーラームービーを見ることができ、

一部の書店では発売日10月25日に深夜営業が予定されている。

Knopf は英語訳を急がせるため、二人の訳者に手分けして翻訳をさせた。

村上にこれほど長い作品を書くつもりがあったかと尋ねると、なかったという。

これほど長くなることが分かっていれば、書き始めなかったかもしれないともいう。

彼はタイトルや冒頭のイメージ(この作品の場合は両方だった)が浮かんだ時点で、机の前に座り、

毎朝毎朝、終わるまで書きつづけるのである

1Q84』によって彼は三年間収監されたという。

といっても、この大作はごく小さな種から生まれた。

村上によれば『1Q84』は、人気を博した彼のショートストーリー『四月のある晴れた朝に100パーセント女の子出会うことについて』(英語版では5ページ)を増幅させたものに過ぎないという。

「基本的には同じなんだ」と彼は言う。

少年少女出会う。別れてしまった後、二人は互いを探し合う。単純な物語だ。それを長くしただけ」

実際には『1Q84』は単純な物語ではない。

筋書きを要約することすら、少なくともこの宇宙人間言語をもって雑誌の1記事で書くとすれば不可能だ。

物語は行き詰まりから始まる。

青豆という少女が、タクシーに乗って東京の周縁に掛かる高架の高速道路を行く。

そこで渋滞に巻き込まれ、身動きがとれなくなる。

タクシーラジオからある歌が流れる。

チェコスロバキア作曲家レオシュ・ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」だ。

渋滞に巻き込まれたタクシーの中で聴くのにうってつけの音楽とは言えないはずだ」と村上は書く。

しかしそれは神秘的な深さで彼女共鳴する。

シンフォニエッタ」は進み、タクシーは動かない。

運転手は青豆に変わった迂回路を提案する。

高架高速道路には非常用脱出口が設置されている、そして、普通の人には知られていない脱出口への階段がある、と彼は言う。

本当に絶望しきっているのであれば、そこから地上に降りることもできる。

青豆が考えていると突然、運転手が村上一流の警告を口にする。

「見かけにだまされないように」と彼は言う。

降りていけば、彼女にとっての世界根底から変わってしまうかもしれない、と。

彼女はそうして、世界は変わった。

青豆が降りた世界歴史の軌跡がわずかに違っていた。

そしてわずかではない違いとして、月がふたつあった(ちなみに彼女遅刻した約束というのは暗殺約束であったことが明らかになる)。

そしてその世界にはリトル・ピープルと呼ばれる魔法の種族がいる。

彼らは死んだ盲の羊の口(詳しく書くと長くなる)から生まれ、オタマジャクシの大きさからプレーリードッグの大きさにまで育ち、「ホーホー」と合唱しながら空中から透明な糸を紡ぎだして「空気さなぎ」と呼ばれる巨大なピーナッツ型のまゆを作る。

1Q84』の狂気はおよそそのような流れだ。

この本ではなかばあたりまで、このように浮世離れしたした超自然ガジェット(空中に浮かぶ時計、神秘的なセックス麻痺など)が繰り出されてくるので、

私は行間にエクスクラメーションマークを置きたくなった。

この数十年、村上は自身が「本格小説」と位置づけるものを書こうとしていると言い続けてきた。

一例として彼は『カラマーゾフの兄弟』を挙げて目標にしている。

その試みこそが、三人称の幅広い視点から描かれた巨大小説1Q84であるように思われる。

怒り、暴力惨事、奇妙なセックス、奇妙な新現実を抱えた本であり、

日本のすべてを取り込もうとするかのような本である

偶然ぶつかることになってしまった悲劇にも関わらず(あるいはその悲劇のなかでこそ)、

ひとりの人間の脳に詰め込まれた不思議を提示して、本書は読者を驚嘆させる。

驚きを覚える本の数々をこれだけ読んだあとでもなお、私は村上の本で驚かせられた。

そのこと自体が驚きだったと村上に伝えると、彼はいものようにそれを受け流し、

自分想像力を入れたつまらない花瓶でしかない、と言い張った。

「リトル・ピープルは突然やってきた」という。

「彼らが何者なのかはわからない。その意味づけもわからない。

 僕は物語の虜だった。選択したのは僕ではなかった。彼らが来て、僕はそれを書いた。それが僕の仕事

村上の作品は夢のようであることが多い。

明晰夢を見ることがあるかと尋ねると、

覚えていられたことはない、という。

目覚めたときには消えている、と。

ここ数年で覚えていられた夢は一度だけ、それは村上春樹小説のような繰り返す悪夢だったという。

その夢の中で、影のような未知の人物が「奇妙な食べ物」を料理してくれていた。

蛇肉の天ぷら芋虫パイ、そしてパンダ入りライス

食べたいとは思わないが、夢のなかでは彼はそれに興味をひかれていて、まさに一口入れようというとき目が覚めた。

2日目、村上と私は彼の車の後部座席に乗り込み、彼の海辺の家へ向かった。

運転したのはアシスタントの一人である身ぎれいな女性で、青豆よりわずかに若かった。

私たちは東京を横切り、青豆が『1Q84』で運命的な下降をした高架高速道路の本物へと向かった。

カーステレオではブルース・スプリングスティーンカバーした「Old Dan Tucker」がかけられていた。

アメリカシュールレアリズム古典である

車中で、村上は冒頭のシーンを思いついたときに考えていた緊急脱出口のことを持ち出した(青豆と同じように実際に渋滞に巻き込まれていたときにそのアイデアを思いついたという)。

次に彼は存在論的に複雑な仕事をした。

実際の高速道路で、小説中であれば青豆が新世界に向けてくだっていったであろう場所を正確に特定しようとしたのである

彼女用賀から渋谷に行こうとしていた」車窓をのぞきながら彼はいう。

「だから多分このあたりのはずだ」

と言ってこちらを向いて念を押すように

「それは現実じゃないけれど」

と付け加えた。

それでも、彼は窓の方に戻って実際に起こった出来事を話すように続きを語った。

「そう」と指差して「ここが彼女が降りていった場所だ」

キャロットタワーと呼ばれる、およそ巨大なネジが刺さった高層ビルのような建物の前を通り過ぎた。

村上はそこでこちらを向いて、もう一度思いついたように、

「それは現実じゃないけれど」と言った。

村上フィクションは変わったやり方で現実漏れ出す。

日本に滞在した5日間のあいだ、私は村上東京にいたときとは違って、実際の東京で落ち着くことができなかった。

村上東京、それは本物の東京を彼の本というレンズで見たときの姿だ。

私はできるかぎりその世界時間を過ごそうとした。

村上天啓を得たあの場所神宮球場へ行き、

客席の上の方で二塁打が打たれるたびに注目した(私がもらった天啓もっとも近いものは、枝豆を喉につかえさせて窒息しかけたことだった)。

また、私はローリングストーンズの「Sympathy for the Devil」とエリック・クラプトン2001年アルバム「Reptile」をかけながら、神宮外苑という村上お気に入り東京ジョギングルートゆっくりと走った。

私のホテル新宿駅に近い。そこは『1Q84』でも重要役割を果たす、交通機関ハブ的な場所だ。

登場人物たちが好んで使う集合場所中村屋で私はコーヒーを飲み、カレーを食べた。

そしてフレンチトーストタピオカティーの向こうで東京人たちが交わす会話に耳をひそめた。

そうしてうろつくあいだに、村上小説が極度に意識しているものごと、すなわち、偶然かかる音楽、上昇と下降、人々の耳の形といったものを、私も極度に意識するようになった。

こうして私は、村上巡礼者の列に連なることになった。

実際、彼の小説中の説明をもとにして料理本を出版した人もいるし、

登場人物が聞いた音楽プレイリストオンラインでまとめている読者もいる。

村上は、明らかに喜んだ様子で韓国のある会社西日本への『海辺のカフカ旅行を企画したこと、

ポーランド翻訳者が『1Q84』をテーマにした東京旅行ガイドブック編集していることを教えてくれた。

こうした旅自体が、形而上の境界を越えてしまうこともある。

村上は読者から彼が生み出したもの現実世界で「発見」したという便りを受け取ることがよくあるという。

たとえば、彼が作り出したと思っていたレストランや店が東京に実際ある、など。

ドルフィンホテルというのは『羊をめぐる冒険』で村上が生み出したものだが、札幌にはそれが複数ある。

1Q84』の発表後、ありえない名字として作り出したつもりだった「青豆」という名字家族から村上は便りを受け取ったという。

彼はサイン本を一冊その家族に送った。

ここでの要点と言えるのは、現実漏れ出す虚構、虚構に漏れ出す現実というものが、

村上の作品についてはほとんどの場合、作品そのものだということだ。

彼は私たちを世界から世界へと往還させる。

世界から世界への往還──それは翻訳の作業を思い起こさせる。

翻訳は、様々な意味村上の作品を理解する鍵となる。

彼は一貫して日本作家からの影響を否定してきた。

作家活動の初期には、「日本人という呪いから逃れようとしているとさえ語った。

その代わり、十代の若者として、西洋小説家の作品を貪ることによって、文学感受性を培った。

その中にはヨーロッパ古典ドストエフスキースタンダールディケンズ)もあったが、

彼が生涯を通して繰り返し読んだのは、とりわけ20世紀アメリカのある種の作家たち、

レイモンド・チャンドラートルーマン・カポーテ、F. スコット・フィッツジェラルドリチャード・ブローティガンカート・ヴォネガットなどだ。

処女作に取りかかったとき村上は奮闘し、標準的でない解決法に行き当たった。

本の冒頭を英語で書き、それから日本語翻訳し直すのである

そうやって自分の声を獲得したと彼は言う。

村上を長く翻訳しているジェイ・ルービンによると、村上の作品の特徴のひとつは、

たか英語原作から翻訳されたかのように読めることだという。

2011年10月21日

1 - 2 - 3

2011-12-28

http://anond.hatelabo.jp/20111227182255

なんでも多数決、なんでも話し合い、って国際連盟みたくするつもりですか?

安全だの危険だのって言うけど、

多くの人に伺いをたてたり多数決をしても、気休めか他人への責任転嫁(=うやむやにして消す)にしかならないことは多いぜ。

気分だけ安全なつもりなら良いのかな?

橋下氏だって、まったく一人で情報を仕入れて方針を策定したり意思決定してるわけじゃないだろ。

それとも、ごまかし市政の平松氏みたいな人にわざわざ拒否権持たせるつもりかな?

世間では現行のまま何も変えないほうがいい場合もたくさんあるけど、

大阪市については多くの市民がそう思っていないだろうよ。

東京人からしても、大阪市政治はめちゃくちゃだと思うもん。(もっと殆ど情報マスコミ経由だから嘘が入ってるかもしれないけど)

東京に近い貫禄をだせたであろう大阪府公務員天国市政によって数十年がすでに失われたな。

2011-10-23

http://anond.hatelabo.jp/20111023113832

それをいうならオウムの麻原も同じ。東京のど真ん中にサリン撒いて事実上VIPである東京人6000人に重傷を負わせたんだから。あんなもん死刑にしたところで国の怒りはおさまらないだろうよ。なんせ国の大事な側近や部下が大量に傷つけられたんだから

2011-09-23

あと、福島の人には悪いけど

http://anond.hatelabo.jp/20110923092610

俺は浪江富岡南相馬などあの地域思い入れがあるから

こんなこと書くのは心苦しいけど、敢えて書く。


今回の地震津波東電体たらく

東京人含めて他の地域の誰かが起こしたわけでもない。

東京人電気で世話になってるってたって、一方で労働力も増えてたし交付金も貰ってたんでしょ?

福島産の風評被害回避するために、放射線計測器で詳しく計測するとか

能動的にその位したほうがいいんじゃないの?と思う。

あるいは、各スーパーに計測器を置く。

その検査の実費と破棄した野菜こそは、東電に請求するべき。

本来は政府東電が率先してやるべきだったのにな。

(やましいこと沢山あってごまかしたくて仕方がない連中だから無理か...)

消費者庁の連中よ、おまえらの本分わかってるのか?例の議員とかまけて、こんにゃくゼリーで売名してる場合じゃねえだろ。

スーパー野菜の陳列をみて思うけど

福島県会津産」のように地域を書くなど努力せず、

いまだ「福島産」とパッケージに書いてあるのを見ると

風評被害回避をまじめに考えてないのかな、

もしくは東北ってところでは

福島という共同体からのぬけがけを許さないという因習が未だに残ってるのかな?と感じる。


俺たち被害者から、おまえらも苦しみ分かち合え

って、そりゃ嫌だよ。

ましてや子供らに放射能危険(があるかもしれない⇒計測してないから)にさらせなんてな。

東北といろいろな面で縁の深い関東人はともかく

東海北陸関西山陽山陰四国九州沖縄の人たちからしたら

夏場の電力を分けさせられて、税金までもっていかれて、へたしたら電気金も値上げ、散々じゃん。

2011-09-22

東京マスコミ

ここ3日間の東京マスコミ(全国放送での内容)

台風がくるようです。強いです

台風九州にいるようです

和歌山土砂ダムがくずれそうです危険です

名古屋で100万人が避難対象です。風と雨が強いです

全国の皆さん!今東京が大変です!ほら!新宿駅でみんなが困ってます

東京がすごく大変です!全国の皆さ~ん!みんな駅で立ち往生してますよ!

大変だと思いますか?ですよね!東京人が今大変です

池袋も大変ですよ~!!ついでに横浜も大変です!風が強いです首都東京が大変です!!

水没してます社員のみなさんは会社に止まるそうです

あ~大変だ!日本首都東京がすごく大変です

見て!タクシーが木の下敷きになりました!これはすごく大変な状況です

これは大変だ!どうしようもないです大都市首都東京暴風域です

みなさん気をつけてください!!

ああ~日本首都東京台風で大変だ!みなさん!東京台風で大変ですよ!ほら!!

今は東北が大変です。がんばって

2011-07-22

地元方言じゃないのに語尾が「だべ」の奴

使い古された表現だが、ゲームってコミュニケーションだべや。

それがないのが今の問題なんだわな。

こういう気持ち悪い語尾使うの気持ちが奴がマジでからない。

リアルでもごくたまに遭遇するけど鳥肌が立つ。


ガチ方言自然に「~だべさ」とか「~じゃき」とか言ってる場合は全く問題ない。

それはふつーに聞けるし、各地の方言って素敵だと思う。

大学でいろんな地方言葉イントネーションに接して、すごく魅力的だと思った。

北海道出身友達の喋り方はかなりこっちにうつった。


そういうのとは明らかに違う、

標準語話者の「だべ」とかってなんなの?マジで

気色悪い自意識と下流臭が匂ってきて聴いた瞬間にゾーッと鳥肌が立つ。

意味がわからないし。本当になんなのあれ。


明らかにあんまり程度や学歴がよろしくない人に「だべ」使用者が多い気もするので

特定社会階層スラングなんだろうか。ニガーことばみたいな。

http://anond.hatelabo.jp/20110722111751


xsinon

それを言うなら東京人が時たま使う変なイントネーション関西弁の方が気色悪いんだけど

2011/07/22

「それをいうなら~の方が」じゃなくて

それとこれは全く同じ問題。

2011-07-20

東電を潰せば東京人が喜び福島人が泣くということ

政府内はともかくとして、"世間"的には東電は潰すべきという威勢の良い主張が多数を占めているようだ。

そういう主張をする人は、東電を潰すのが原発被害者にとって不利益であることを知らずに主張しているのか、それとも知った上で己の利益のために主張しているのか、どちらなのか気になる。が、前者であることを多少なりとも期待して、説明しておく。

 

世間一般で東電を潰す、つまり倒産破産or民事再生or会社更生)させるべきだ、との主張は、潰して現有資産を売却することで賠償の原資を確保すべきだ、との理由によるようだ。

しか倒産処理は、資産現金化だけではなく、債務の減免を伴うということが、何故か無視されている。倒産主張者は「債権者にも負担を求めるべきだ」と言うが、今回の被害者もその「債権者」に他ならないことを、何故か無視している。

まず破産場合債権届出期間内に届け出なかった債権者配当を受けられない。破産手続きが終われば会社が消滅するから債務を負うものがいなくなるから、請求できなくなる。

民事再生または会社更生の場合債権届出期間内に届け出なかった債権者は、債権の内容を、再生計画・更生計画の定めに従って変更せられる。つまり債権額が一定割合に縮減される。

今回の原発事故に起因する損害は、今後数十年にわたり発生し続ける。例えば今年生まれた新生児が30年後に産む奇形児についても(少なくとも理論的には)賠償の対象となる。

しかしこうした遅れて現れる被害者は、債権届出期間内に届けることは出来ない。

それゆえ東電を潰した場合、被害賠償は不完全なものとなる。

なお朝日新聞社説なんかは、倒産処理により賠償を受けられなくなる被害者には国が補償をすれば良いとする。しかし、東電の負う不法行為責任と違い、この「補償」とやらは国にとって義務的なものではない、いわゆる「見舞金」に過ぎない。この財政難の折に、賠償と同じだけの見舞いを、国民が容認するとは考えがたい。「原発を誘致した福島土人にも責任がある」というわけだ。

またとある有識者」は原発被害については債権届出期間を延長する特例を設けて対処すれば良いとする。しかし、かかる特例の法的問題をクリアしても、次なる問題として、債権届出期間が継続している限り倒産処理は終結せず、それゆえ東電裁判所監督下に置かれ続けることになる。国民でも国会でも行政でもない、裁判所である裁判所はその職能からして現状維持的な経営しか行えないが、それを30年続けるのは異常かつ危険だ。

30年後に産まれる奇形児を救済するには、東電は潰れていないほうが良い。チッソ社の存続が水俣病患者を助けるように。

 

倒産主張者はこういう。「そうは言っても債務超過で賠償できないじゃないか。」

なるほど短期的に見れば東電現金は賠償に不足するだろう。

しかしそれなら借金すれば良いのだ。

東電は必需品の独占が約束された企業であり、それ故に継続企業価値無限大だ。したがって時間をかければいかなる借金も返済できる(だからこそ東電社債は安全とされてきた)。

このように確実に返済できる以上、国が貸し手になることもできる。税金を投入しても、最終的に国の財政にとってプラスになる。国民負担ゼロだ。

 

では何故、借金による賠償が"世間"の評判が悪いか

それは、東電借金の返済のために電力料金を上げると考えられるからだ。

関東人はこれを「国民負担」と呼ぶ。しか現実には関東負担だ。関東人は日本人の1/3を占めるため、彼らの不満があたかも"世間"の不満であるかのごとく扱われる。

 

この関東負担を免れる論法の一つとして、倒産とともにまたは倒産に代えて、発送電分離提唱される。値上げした東電から電気を買いたくないというわけだ。関東人大喜びである

しか発送電分離を行えば東電の独占が崩れ、しかも賠償金負担によって競争上不利な地位に立つから、遠から東電倒産破産)することになる。そうなれば上に述べたように、被害者が泣きをみることになる。

原発による被害の賠償は普通会社には荷が重い。これは「補償」(賠償ではない)を国がすべきだという主張者がしばしば言うところである国民全員の負担にすれば関東人の負担希釈される。関東人大喜びである

しかし、幸いにも東電普通会社ではないから賠償が可能なのだ。だというのに、現に賠償責任が生じた段になって市場競争に晒される普通会社にしようというのは、被害賠償軽視に他ならない。

ついでにもう一つの論法として、原発保有電力会社に分担させよ、というものがある。しかし各電力会社負担はその地域の電力料金やサービスを通じて各地域の住民の負担となる。つまり負担を全国に肩代わりさせることが出来るというわけだ。関東人大喜びである

 

まとめよう。

世間ウケの良い一見東電に厳しい案は総じて、関東負担を減らし、被害者負担にするかまたは国民全体に希釈しようとするものである

現に被害が発生してしまった以上、被害者が泣くか、東電(ひいては関東人)が負担するか、国民全体に帰責するかのいずれかとなる。

しかるに東電は(東北電力のように高台に原発を作る等の)安全確保のためのコストケチってきた。

今そうして回避努力を怠ったリスク現在化した以上、そのコストは全面的に東電が負うべきである

そしてそのコストが電力料金に反映されようとも、それまでリスク回避費用を免れた電力料金を享受してきた以上、やむを得ないものというべきである

2011-07-09

原発のこと、騙されてた!ずっとウソだったんだ!

ものごころつくかつかないかの頃にチェルノブイリ事故があった。恐ろしい事故だという話は聞いていた。何千人、何万人、ともかく想像もつかない数の人が命を落としたと聞いた。同じような事故日本で起こればもう全土が壊滅だと聞いた。

はいっても、日頃原発にそれほど関心があるわけではなかった。一応理系だし、チェルノブイリ日本原発構造が違うことぐらいはわかるつもりだった。だからチェルノブイリと同じような事故日本で起こるとは思わなかった。自然放射線存在ぐらいは当然のように知ってたし、放射能放射線の区別ぐらいは当然ついてた。でまあ、「事故が起これば大変だけれど日本技術力は高いんだから、冷汗をかくことぐらいはあっても最終的には大丈夫なんだろう」と漠然と信じていた。

そこで、福島事故があった。最初タカをくくっていた。安全装置が働いて核反応が止まったと聞いていたからだ。ところが翌日には水素爆発があり、気がついたらレベル7メルトダウンなんて大騒ぎになっていた。東京に住んでいた自分も、一時は関西実家に逃げ帰ろうかと考えたし、実際3月19日から21日の連休帰省していたのだ。

そこまで酷い目に遭ってやっと気づいた。原発のことで、自分はずっとマスメディア洗脳に騙されていたんだと。ずっとウソを教え込まれてきて、真実でないことを真実だと思いこまされていたんだと。

だっておかしいじゃないか今回の事故は「チェルノブイリより何倍もひどい」はずなのにIAEAはチェルノブイリの方が断然深刻だって言ってるし、みんなが恐怖してるプルトニウムやストロンチウムだってチェルノブイリと違って福島ではほとんど放出されてないし、なにより放射線被曝で誰一人死んでないよね。一番恐れられていたヨウ素の内部被曝だって「精密測定は必要ない」レベルしかないんだもん。外部への健康被害はなかったわけだよね。関西実家に逃げた俺ってどんだけバカだったのって感じだよね。何が「レベル7事故日本で起これば日本終了」だよ。バカじゃないのか。理系の俺でも騙されてたんだもん。ひどい話だよね。

原子力村の隠蔽体質だってさ、確かに東電保安院もめちゃくちゃだと思うけど、明らかなウソなんてついてないよね。むしろウソついてんのって反原発派とかマスコミじゃないか。たとえば事故の翌日には東電も保安院も「炉心溶融」の可能性を認めていてそれを国内メディアも報道していたのに「メルトダウンは隠蔽されていた」ってことがいつのまにか事実になってるし。あのさー、「メルトダウン」を日本語で言うとどうなるかわかってる?

そもそも「絶対安全」を喧伝されてきた、とか言われてるけど、そんな覚えなんて全然ないんだよね。原発見学に行ったこともあるけど、むしろ「絶対安全なんてことはあり得ないし、過信が最大の敵です」って向こうに言われたよ。あ、東電じゃなくて関電原発だったけどね。逆に、事故前に原発に肯定的なことを言おうものなら顰蹙を買ってたんだけどなあ。事故から反原発情報はあからさまなデマでも絶賛を集める一方で、それに対する反論は「苦情電話」などの圧力で圧殺されるなんてこともあった。

あげくの果ては下らない「もんじゅ」デマだよね。部品を炉内に落っことしたというだけの、外部にとってはなんの影響もない事故がなぜか異常な注目を集め、それを尊師じゃなかった孫氏が拡散するなんてこともあったよね。正直、何が騒がれてるのかまるでわからなかったし、特に担当者自殺したなんて話について「本当だとすれば反対派に根拠のない誹謗中傷されて精神的に参ったんじゃないのか」と言いたくなるぐらいひどい言われようだったわけだけど、とにかく恐怖を煽れればなんでもよかったわけだよね。

そして、こんな世論のオピニオン・リーダーとなってる京大先生たちは「迫害されて昇進できなかった」みたいに悲劇のヒーロー扱いされてるわけだけど、実は研究業績なにもないんだから昇進できる理由なんてなんにもなかったりするんだけど。研究室Webページ見ても査読付き論文の一覧がどこにもない。まるで製品サービス紹介のない企業Webページみたいな不条理な研究室。ここの人たちが昇進できたらむしろおかしいよね。実は俺も京大卒なんだけど(それで東京から逃げたのかとか、ええそうですよ、笑ってください。学力低下でもゆとりでもなんでも言って下さい。俺の周囲の人間結構びびってました。名誉のために言うとその中に原子力とちょっとでも近い人間は全くいません)、正直、母校がこんな褒められ方しても全然嬉しくないねえ、の一言ですよ。

ほんと、「反原子力村」の政治宣伝にずっと騙され続けてましたよ。やりきれませんね。

ブコメにお返事(以下随時修正)

その前にまず一言。このエントリが「皮肉だってことが読み取れてない人はもう一度読み直して下さいとしか言いようがありません。これはあくまで、ナイーブ系にわか原発派の言い分をそのままひっくり返して戯画化したものですあなた達が悪の権化のごとく描き出す「敵」の姿はあなた達自身の姿ではないのですか?とね。言ってみれば「エア改変ネタですね。改変元は存在しないわけですが、ナイーブ系にわか原発派が言いそうなことを裏返しに書いてみただけです

それと、私は別に原発推進派」であるなどと名乗った覚えはありません。原発に関する立場はレッテルの張り合いになるのが嫌なので敢えて名乗ってません。

b:id:kumonopanya この人色々情報を集めているみたいだけど、今回の福島原発事故の恐ろしさを全くわかっていないようですニュースサイトとか見て情報を収集しているようです国会答弁等を全部聞いてみるべきです人災という意味 2011/07/09

本文ではバカっぽく書いてますが、一応私はこれでも理系人間なんで、科学技術素人たちの議論なんか聞くより直接データを見たりそれを分析してる人(自ら脱原発派だと名乗っており、利害関係などまったくないにもかかわらず理不尽にも「御用学者」認定されている人たちとか)の議論とか読んだ方が早いです。それで世の中の九割方の人よりは事実を正しく理解しているつもりです

b:id:zu2 推進派の文章も手が込んできたな... 2011/07/09

これを「推進派の文章」と読むようなそういう被害妄想敵思考を批判しているんですけどね。ちなみにあなた事故から原発であることは把握してますが、あなた実際それで「迫害」されてましたか?それに、あなたが反原発派であり得たってことは「洗脳」が完璧だったなんてことはないってことですよね?

b:id:sionsuzukaze こういう見方をしている人も少なくない(とは思うが、恐らくは今言うとフルボッコなのであまり言わない人でもあると思う)。そもそも原発推進vs反原発の構図そのものが問題をややこしくしている側面は否めない。 2011/07/09

そうですね。そもそもエネルギーなんて原子力だろうが自然エネだろうが火力だろうがどれかに一元化されるものじゃないし、そもそも原子力自然エネって必ずしも競合するものではないのに、そういう技術的な話がなぜか政治闘争に乗っ取られてしまっていることが不幸なわけです

b:id:Gl17 直に死ななきゃ何兆損失も広域社会打撃も首括った被災者も無視て恒例パターン手前味噌だが自分の→http://h.hatena.ne.jp/keyword/311%E3%81%AE%E5%89%8D%E3%82%82%E5%BE%8C%E3%82%82%E8%A8%80%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%82%88%E3%80%81%E3%81%A7%E3%82%82 2011/07/09

あなたの考えはわかりました。で、それはこの記事のどの部分への反論ですか?

b:id:xsinon この人関西帰ったことで見方が変わったんじゃないかな。関西ではまだ東京ほど切迫した空気じゃないからな。逆に関西から東京に行くと恐怖心煽られそうだ 2011/07/09

それはまあありますね。ただ「まだ」ってのが気にかかります。切迫することは今後ともないでしょうし、そもそも東京が「切迫」していたのがまあなんていうか異常というか、私のようなお上りさんを含めた東京人自己中で醜悪なところなんだよなあと思います

b:id:tikani_nemuru_M うーん、この文章が「推進派」のものとは思えない。なるべく精確な事実認識大事にしようという観点と見える。ただし、事故前に【安全神話】の絶対安全刷り込みがあり、反原発派が疎外されてたのは事実だよ。 2011/07/09

では具体的にどういう場でそういうことがあったか教えて頂きましょうか。新聞でもテレビでも原発は「危険なのは前提、必要としても必要悪」以外として語られるのを見た記憶ほとんどないですよ。特にインテリな人たちの間では「原発賛成」は「イラク戦争賛成」と同じぐらい危険視されてたというのが私の体感です

b:id:tari-G原発風な反反原発文章を書いてみたんだろうが、論理構成の稚拙さと基礎的知識の不備は覆いようがなく、ただの出来損ない。時間無駄。 2011/07/09

基礎的知識の不備?そりゃまあ素人であることは認めますが、あなたよりははるかに正確に理解してる自信ありますけどね。たとえばある特定の核種の1ベクレルあたりの原子核数ってあなた計算できます?こんなの高校生レベルですけど、あなたの日頃の言動を見る限り、この程度の計算もできないんじゃないですか?

b:id:ftype こういう俺は人と違う見方をしてますという学歴だけの馬鹿でも駄文をかける世界になったのがネットの汚点だと思う。面白くもないし、考えさせるわけでもない。無知晒しているだけ。部品を落としただけ(笑) 2011/07/09

断じて「だけ」です。そもそも「工学的に無理」なはずの作業があっさり完了したのを見て、まだ自分デマに乗せられてただけだって気づけないの?

b:id:letterdust 一応理系だし(笑)/いや、科学リテラシーではなくて‘科学リテラシーさえあればなんでもわかるみたいな’のがw 2011/07/09

あなた理系音痴なのは普段からブクマをみてよく存じてますよ。ま、私より専門分野がずっと原子力に近いような本職の有能な研究者がECRRとかを真に受けてたりするわけで、理系といってもその程度ではあります。あと、「なんでもわかる」なんてどこに書かれてもいないことを読み取られても困ります。「文系」ならそのくらいちゃんと読解してください。

b:id:laislanopira トンデモ, 原発, こころ 最初チェルノブイリのあたり数行でもう読まなくてもいいと思った 2011/07/09

何がどうトンデモなんですか?

b:id:enderuku 数年後どうなってるか分からんし今はヒステリックに警戒してもいいよ。安全か危険か、決断を下せない段階なら過剰に警戒していたほうがいいじゃん 2011/07/09

ガラパリ自然放射線量(10mSv/年のオーダー)とか見れば「決断」は十分下せると思いますよ。東京場合、ガラパリなんて持ち出さなくても西日本で十分ですが。

b:id:okakao 真性キチガイ, さっさと死ね 理系(笑) 2011/07/09

私が「真性キチガイ」で関東がそれほど危険ならそのうち放射線被曝で死ぬはずでしょ。そう焦ってもいいことありませんよ。

b:id:yoko-hirom 君のご自慢の理系の知識で,福島第一を何とかして見せたまえよ。下手糞な皮肉で人を馬鹿にして見せても,ちっともお利巧そうには見えないよ。 2011/07/09

一部反原発派の嘘を批判したことに対してそういう反応が返ってくるという時点で、あなたの「文系」的能力まり読解力をなんとかした方がよいと思いますよ。

b:id:ext3 安全厨, 福島原発事故 ずいぶん下らないなぁ。そこはチェルノブイリ原発事故ロシア以外のメディアの言うほどひどいものでは無かった。と言うべきだろう。現状見てて大丈夫とか言うのは頭がおかしい 2011/07/09

東京大丈夫じゃないと思うことが「頭がおかしい」のなら、つまり東京に住んでいる人間ほぼ全員が「頭がおかしい」わけですね、なるほど。チェルノブイリで考えても東京の距離ならば大丈夫でしょうよ。いわんや福島をや。

b:id:kk789we あのさー、原子力に関連する理論には最先端ものが多いから仮説が多いんだよ。仮説がひっくりかえることがあることも考えないと議論にならんよ…。 2011/07/09

最先端原子力発電所なんて枯れた技術が多いし、特に福島第一の一部原子炉なんてチェルノブイリよりもスリマイルよりも古いですよ。というか社会インフラ一般に「最先端」の技術は使いませんよ。安全性で問題起こしたら大変ですからね。

b:id:sofa220 さしずめ増田の(仮想)敵は「メディアに流されやすい科学リテラシーのない愚民共」と言った所か。そりゃあ彼の言う技術的なナニカが政治的に弱いのはしょうがないよね。ちなみに僕も理系でした。 2011/07/09

いや「愚民共」ではなく、嘘をつく一部反原発派のデマゴーグですね。

b:id:MxHaltfors 本当の罪は嘘と無知、って主旨には賛同する。でも今回の騒動は「原発は安全です」って嘘と「原発コントロールできる」って無知が発端。 2011/07/10

飛行機は安全です」が嘘でないのと同様、「原発は安全です」は現在に至っても嘘ではあり得ない。また、今回の事故技術限界に至ったために起こった事故ではなく、必要な技術的対策を手抜きしてきたために起こった事故なのでそこは「無知」という話とは違います。今回の事故の原因は家政府経営陣の「過信」と「愚昧」です

b:id:tnishimu メルトダウンを隠してたとか安全神話が云々とか最近繰り返し言われるようになって違和感を感じてたんだが、それが自分だけじゃないと判ってよかった。 2011/07/10

こちらこそ同じ気持ちですコメントありがとうございます日本人がこれほど簡単に煽動されるというのは恐ろしいことですね。

b:id:Amw "今回の事故の原因は家政府経営陣の「過信」と「愚昧」です"これには解決策がない。 2011/07/10

そう、原子力の最大の弱点はそこだと思ってます。もっとも、これは技術全般に言えることですが。良くも悪くも我々はこういう社会に生きてしまっているわけで、リスクの全てを回避することはできない覚悟は決めるべきでしょうね。その前提の元、どうすれば得られる恩恵を最大化しつつリスクを最小化できるか、でしょう。

b:id:CavalleriaRusticana CrisisManagement, idiot  『地層処分します』って、大きな予算スポット大量に流しておいて、"地球上どこ行っても、地層処分してくれるところなんでありません"っていう現状同様。  放射性廃棄物をさ、どんどん増やせばいいさ、な。 2011/07/11

この記事となんの関係もないことを延々と書いた挙句"idiot"とは、そのタグあなたご自身に向けて付けられたものですかね?

2011-06-23

http://anond.hatelabo.jp/20110623111451

関東人(東京人?)が事あるごとにお好み焼きでご飯食べるとかありえないとか言ってるからじゃないの?

自分たちがバカにされるとすぐ怒るのに東京以外のことには無神経すぎるよ。

2011-06-07

http://anond.hatelabo.jp/20110607022335

逆に、東京発祥の店ってのは東京東京人向けにちゃんと根を張った商売をしてるので、イナカモンに受けないんだよ。

和菓子の店とか、京都には負けるかもしれんが、かなり良いものが揃ってるよ。

先日お気に入りの店が、店主引退により閉店してしまい、ショック‥‥‥。

(まぁ、俺もイナカモンだ、ということは否定しない。県民だし。)

2011-05-12

当事者意識

原発関連の話題になると必ず出てくる「こども」の話。

自分乳幼児の親で都内住みだが、この「こども」ということばが、どこかで逃げ口上として使われてないか?と最近疑問に思う。

普通に生活するには、放射線量も問題ないレベル。でも小さい『こども』のいる家庭は気をつけて生活したほうがいい。」

自分普通に生活しているけど、小さい『こども』のいる家庭はホント大変だろうなあ。」

自分独身だし『こども』もいない。本当によかった。」

結婚してるけど『こども』はいないし、この先も作るつもりはない。だってこんな時代に『こども』なんか持たないほうがいいじゃんJK


結構普通に耳にすることばだ。

『こども』とさえ関わってなければ、自分当事者じゃない、って言いたいようなことばに聞こえる。

妊娠中の女性、あと小さい子供のいる家庭は気をつけて生活すべし」みたいな但し書き、原発関連の情報でよく見るけど。

気をつけるってどの程度のこと?

マスクをさせたり、外遊びをさせないとか言うレベル

食事に気を遣うとか?

そうじゃなくて、西のほうに逃げろとか?

どこまですればいいのかはほとんど書いていないんだよね。親の責任ってことなのか。

親の立場だってそうだ。

「うちの子はマスクさせてます。させてない親ってなんなんですか?イライラします。」とか

「妻子は西に避難させてます。親として当然のことです」とか、

自分のところは』こんなに頑張ってますアピール合戦みたいになってる。頑張ってるから当事者じゃないって感じになってるようにも見える。

一方で、「当事者であることを否定されたりすることもある。

どこかのお偉いさんが、

東京人は、原発電気を使っていたのに被害もこうむらず、水や食べ物の心配ばかりしている。被災地はもっと大変だ」と語ったと言う。

とあるブログでは、

東京の親は完全に原発事故なんて他人事高層マンションの上から田舎の出来事だと思ってほくそえんで見ているだけ。」

なんて極端な意見も見た。

自粛ムード漂った時には、

自粛ってなんだよ。東京被災者ぶるな、経済を回せ!」

みたいな意見をもらったこともある。

自分は、この二ヶ月、この地震における「当事者意識」をどこにおいたらいいか、ずっと悩んでいたし、今も悩んでいる。

東京が汚染地域だなんて十分に理解しているし、だからさいこどもを持つ親として出来ることをするだけ。

でも、親でも親じゃなくても、関東民じゃなくてもそうじゃなくても、その「自分に出来ること」をやっている人を意見したり、批判したりはどうかと思う。

「何で避難しない?避難させない?」

「何でマスクさせない?」

「何で外国行かない?」

なんて、もはや個人のものさしで決められていると思う。自分がどうしたいか、どうするか。ただそれだけだと思う。

憎むべきは、何を信じ、どう行動するかを個人の責任にすべて委ね、はっきりとした判断をしない国の方針だと思っている。

道を指し示して欲しいなんて、そんな甘いことを求めてるんじゃない。

自分がどう動くか決めるには、あまりに情報が少なすぎるし、正確な調査もなされていない。判断する材料が、全く与えられないから苦しいんだ。

本当に、「こども」のことはその親がすべて責任を負うべきなのか。

将来のこどもの姿は、その親の責任なのか?

当事者意識って、なんだろうなぁ、と漠然と考えたりする。

2011-04-17

東北の怒り

4月16日河北新報 「3.11 震災作家たち(6)」より

河北新報HPに掲載されてはいないが以下から転記。

http://ameblo.jp/goldenchildsee/entry-10863022937.html

東北の怒り  熊谷達也

3月11日巨大地震大津波以後、「想定外」あるいは、「想定を超える」という言葉が、この国ではどれだけ飛び交ったことか。

メディアを通してそれを耳にするたびに、最初から私は腹が立って仕方がなかったし、いまだに腹立ちは続いている。

沿岸部の被災地の人々は、あるいは、私を含め、東北に生きることで同じ痛みを抱え、困難な未来を共に引き受けようと覚悟している者、誰ひとりとして「想定外」という言葉を口にしていない。

たとえ確かにそうだと思っていても、目の当たりにした数々の光景はそんな簡単な一言で片付けられるはずがなく、無言を貫くか、懸命になって違う言葉を探そうとするかの、どちらかだ。

 

人間は何をどう想定しようと、人智をはるかに超えた力を、時に暴力という形で解き放つの自然だという事を、私たち東北人は誰に教えられることなく知っている。

からこそ私たち東北人は、自然に対して謙虚に向き合い、その厳しさに耐えることを当然としていき続けてきた。

から今回の震災に対しても、失ったもののあまりの大きさに嘆きこそすれ、恨む事はしていない。

ただ黙々とその日に出来る事をひとつづつ積み重ね、日常を取り戻すための辛抱をするだけだ。


だが、内に抱える腹立ちや怒りを今回ばかりは遠慮せずに言葉にしてはいいのではないか

それほど、東京を中心とした首都圏から発信される言葉は、下品なまでに卑しく、呆れ果てるものが多いからだ。

ここまで言葉に傷つけられ、それでも黙っている事は、もう出来ない。今回だけは、東北人はキレていい。誰もキレなくても、私はキレる。

例えば震災直後、大きな決断しましたと言わんばかりに「2万人の自衛隊員派遣する」と発表したこの国の政府

その後すぐに「5万」と変更したと思うが、冗談じゃない。

被災地にいる我々は、2万はおろか5万だってぜんぜん足りない、最低でも10万は必要だと、誰もが直感的に思ったはずだ。

メディアがこぞって原発事故ばかりを騒ぎ立てている間にも、助けようとしたら助けられたかもしれない命が、瓦礫の下でどれだけの数、失われていった事か。

暴走しようとする原発を宥めるべく、現場に身を置き続ける作業員や自衛隊員消防隊員には敬意を払う。

しかし、冷たい雪になぶられる瓦礫を、なすすべなく見つめるしかなかった私たちには、東京放射線騒ぎや計画停電なんかどうでもよかった。

燃料の尽きた底冷えのする避難所で空腹を抱えていた被災者はもちろん、同じ寒風の下で幼い子どもの手を引き、愚痴をもらさず何時間スーパーマーケットに並んでいた仙台市民も、東京のバカ騒ぎに対して、いい加減にしろっ、と心の内では吐き捨てていた。


東京電気を送るために、私たちは進んで原発を引き受けたのではない。原発なんかなくても暮らす事は出来ていた。

原発がなくては暮らせないように東北の村を作り変えたのは、首都圏エゴイズムだ。

今度原発を作る時には、東京湾に作ればいい。原発道路なんか、私たちには必要ない。

あるいは、今後は津波の来ない場所に町を再建すべきだと、訳知り顔で言ってのけるものもいる。

何度津浪が来ようと、海のそばでしか暮らせない人々の、その気持ちがなぜ分からない。

いつも海を見ていた人々の心の在り方に、どうして思いが至らないのか。

もちろん、東京人だって、私たちの痛みを同じ目線で共有しようとしてくれている人々がいることを、一緒に痛みを引き受けようとしてくれている人々が沢山いることを、私たちは知っている。

しかし、それを差し引いても、私の腹立ちが収まる気配は一向にない。

想定外」などという、想像力のかけらもない安易な言葉に、これ以上傷つけられるのはもう沢山だ。

2011-04-15

東京人って本当に関東一円「東京」だと思ってるんだな

いや、北関東は違うのか?

感覚分からん

京都人が「近畿=都会」「滋賀以東=田舎」だと思ってるのに近いのかな。

http://anond.hatelabo.jp/20110415083643

むしろいまだに東京人被災者気取りなのに驚きだわ。

東京余震なんて地震速報にすらならないレベルだし、被爆量も健康はまったく影響ないレベル

東京被災地なら、長野愛知は壊滅、岩手宮城福島は消滅してると言っても過言じゃねえよ。

金持ちぼっちゃんがでこぴんされて大泣きしてるみてえだわ。だっせえ。

2011-04-08

東京人仕事しろ

おい東京人。もういい加減、エア被災はやめようぜ。

たいして被災してないだろ。

こわいよーこわいよーって被害者面で言ってれば、そりゃ楽だけど、いい加減今後の日本について考えようぜ。

自分達が直面している問題は日本経済だろ。今まで以上にがんばって仕事して、日本経済を守ろうぜ。

どうせ凡人の自分一人が頑張っても効果が無い、とか思ってるんじゃないだろうな。

一人一人の頑張りが重なれば、大きな力になることは、節電結果計画停電が見送られるのが何日も続いていることからもよくわかるだろ。

から、もういい加減、こわいよーこわいよーって言ってないで仕事しろ。

英雄天才を待つんじゃなく、みんなで、頭悪い凡人のみんなでがんばろうぜ。

東京人は今こそ、自分仕事がんばろうぜ。

http://anond.hatelabo.jp/20110407223521

同じく都民

気持ちは分からなくはない。けれど東京だけで日本GDPの2割を占めている。東京一極集中の状態なのだから、他の地方自治体より優遇されたり豊かさを享受することがあってもおかしくはないと思う。

自分さえ良ければいい東京人

というけれど、東京に限った話ではないと思う。たまたま今回の震災では東京で目立ったというだけで、ガソリンがないだの水の買い溜めだの、そういうことは人間の性なんじゃないかと。

そもそも、東京人といっても地方出身の人が少なくない。東京人なんてくくりに意味があるとは思えないな。

2011-04-07

言い訳

東京23区民なんだけど、最近東京で生きにくい。

あの日、震度5強地震経験した

怖かったけど、直接的被害も受けずに済んだ。

原発のことがあって、計画停電首都圏で行われると聞いて、

「こんな有事だし、自分たちの出来ることをする!」といろいろ準備したけど、

結局は23区停電しないことになった。

東京が一番電気を使っているのになぜ停電しない」

原発電気東京が使っているくせに」

そんな声をTVネット越しに聞いた。

ごめん、原発電気東京だけで使われてること、本当に知らなかった。

そして、停電に参加しないことへの罪悪感で一杯になった。

そして買占めのこともあった。

私の家の近くのスーパーでも、紙や水、オムツなどがいっせいに消えた。

あのスーパーにモノがまったく無くなる感じは異様で、

買占めというか、主婦たちが集団ヒステリーのような状態になる気持ちも正直わかった。

でも浅ましい姿だったよ。

自分さえ良ければいい東京人

東京はそううつったのだろうか。

都の代表は天罰発言だし、

もう自分の力の及ばないところで「東京」がどんどん酷いものになって、住んでいる自分が嫌になった。

でも、停電に参加したからって何が許されるわけじゃないのにね。

募金でも、停電でも、具体的何かをすることによって、罪悪感から逃げたいだけなのかもな。

地方から結婚するために出てきて、数年が経って、東京が好きになりかけてたのに。

自分も今地方に住んでいたら、東京酷いって思って嫌悪感持っただろうな。

子供もいるし、水のことも、食料のことも、放射性物質のことも、不安が多い。

でもそんなこといえる立場に無いよね、と飲み込んでいる。

自分に出来る、本当のことってなんだろうか。いつも考えている。

2011-04-02

http://anond.hatelabo.jp/20110402225100

お前がどこに住んでるのかしらないけど

お前は自分が享受してる生活リソースの出所を把握してるのか?

電気発電所上水道の先の貯水池下水の流れる先、知ってるか?

家具、家の建材、パソコン、文具、口に入れるもの、

それらの産地や流通経路、知ってるのか?

知らねえだろ。

知ってたらなんだ馬鹿馬鹿しい、って話でしかないが。

それから新潟で電力を送っている人がいるし、その地元の人がどう思うか考えて。

原発地元にあったからわかるけど、

東京人を支えるためじゃく、経済を支えるために電力送ってんだよ。

そういう言い方をするなら

東京で集まった税収が地方に交付されてるよなあ。

東京都民がお前と同じような汚い口をきくなら

田舎もんを支えるためじゃなく、経済を支える為に働いてるんだよ。」

となるだろうよ。

で、こんなこと言ってなんになる?

お前はどこの田舎者かしらないが、

お前の地元インフラや日々の生活について

毎日毎日東京もん(の税金)に感謝でも捧げてたか

捧げてねえだろ。

捧げる必要はねえよ。

日本中はお互い様だもん。

東京東京だけじゃ成り立たないし

地方地方だけじゃ成り立たない。

お互いに支えあってるけど普段意識もしてない。

で、なんでお前は自分を棚に上げ、他の地方も棚に上げ、

東京都民にだけ憤ってるんだろう?


要するにくっだらねえ都会コンプレックスだろ?

いい加減にしろ馬鹿

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