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はてなキーワード: サイン本とは

2019-08-04

2019-01-07

anond:20190107180725

あれは読者にとって嬉しいわけではなくて、書店の買い取りになるから出版社が嬉しいんだよ。

サイン本ならたいてい目立つところに置いてくれるしね。

で、書店は本を買い取る気概を見せることで、出版社との関係を良好に保つんだ。

サイン本て何がいいのかよくわからない

サイン会でもらったりじゃなくて、本屋で売ってるサイン本あるじゃん

あれって、自分的には何がいいのかよくわからない。

最近は少ないけど、昔は某漫画家新刊発売の際のサイン会に行ったり、あとはそういう発売記念サイン会ではないけど、某ラノベ絵描きイラストレイターデビュー作の初版あったのでサインしてもらったり、そういう作家との短いながらも交流の証としてのサインには価値を認めるんだけど。

ただ、作家サインがあるだけの本にただの本より価値を認める人はどのあたりに価値見出してるの?

2018-05-17

無償で絵入りサイン色紙プレゼント」をやめればいいと思うんだ

漫画家「ファンレターをくれた人にミニ色紙を書いて送っていたことがあったんだけど転売されて以降ファンレターにも反応しないようになった」→「テンバイヤー許すまじ」「対策してもダメか…」と悲しみの声 - Togetter

以下はこういう悲しい転売を防ぐ方法ではない。

転売は防げないが、今の状況はおかしいってことを言いたい。

これってそもそも漫画家イラストレーターの「絵入りサイン色紙」には金銭的な価値があるってことなんだよ。

タダでプレゼントする行為こそが異常なのであり、転売されてついた値段のほうが本来なら適正。

もちろん漫画家が厚意でプレゼントしたサイン色紙転売する奴はマナーがなってない。

作品に飽きたとか生活に困ったとか事情があったとしても、漫画家には同情するし、憤慨したり悲しんだりするのもよく分かる。

その上で、プロの「絵入りサイン色紙」をタダでくれてやる行為おかしいのだといいかげん皆が気づくべきだよ。

読者プレゼントとか購入者サービスとかの企画もそう。以前にも応募者全員プレゼントとして500枚?以上タダで描かされた漫画家の話があったよな。

本屋に飾ってある絵入り色紙ももういいだろ。あれの根本芸能人なんかが贔屓にしてる飲食店に対しお礼の気持ちで書いたのが元なんだろうけど、

今は形骸化しまくって、取材で一度行っただけの店が大量に飾ってたりして意味不明になってる。

それと同じで、本屋に色紙飾りまくるのも作家の厚意ってより出版社書店とうまくやってくための販促ツールになってるよな。

回り回って作家側にも利益はあるかもしれないが、まず利益を受ける出版社作家に金を払うべきだろ。

サイン本とかはモノ本体価値があるからまた違うとしても、色紙に一から描かせるなら、それはいわば生原稿と同じだ。

芸能人サインと違うのはここで、漫画家イラストレーター場合は当たり前のように絵まで描かされる。絵で食ってる職業なのに。

クリエイター側がお礼としてタダであげたくなる気持ちは分かるし、近しい関係の人に頼まれたりすると個人で断るのは難しいだろう。

から読者も含めて「無償で絵入りサイン色紙プレゼントおかしい」という風潮を作っていくのがいいと思う。

どうしても欲しい人にはオークション形式でもなんでもして、相応の金を払わせればいい。

クリエイターから感謝気持ち「ありがとう」という言葉、そしていい作品を届けてくれること、それだけでじゅうぶんだ。

2018-01-18

百田尚樹さんの思い出

売れっ子作家になる前の話。

彼は大阪拠点として活躍はしていたけど、今のような「売れっ子作家」というような人ではなかった。

新刊が出ると、わたしが勤めていた地元情報誌に必ず、サイン本を持ってきて、

「是非、紹介してください。お願いします。」と平身低頭でやってきて、

編集部の多くの人に好かれており、腰が低く物腰が柔らかいいい人という評判だった。

しかし、売れると人間が変わるというのはこの人のことを言うのだろう。

変わらないのは禿頭ぐらいである。

2017-09-28

ヤオヨロズのバックにバーニングガー!芸能業界との直結で乗っ取りガー!」って言ってる輩はクロコダイルはええんかい

MXとなぜかすんげぇ仲がよくて、MX放送するミニアニメのAJでのイベになぜか天龍を呼べたり、

この秋からはひるキュンっていう昼の帯番組の中継コーナーや天気コーナーに所属ガンガン顔出しさせたりしてるんだけど

しかも同じくAJでは徳井青空の展示用サイン本勝手抽選会の景品にするぐらい常識ないし

ちなみにあとから引き込んだ、そこそこ名のある声優以外の所属演技力はお察し

俺は今のままだと第二のラムズ一直線だと思って生暖かく見守ってるけど

2017-09-25

shin5とかいう嘘つきネタパク愛妻家

https://twitter.com/shin5mt

https://twitter.com/shin5biz

愛妻家ツイッタラーとして話題の男

結婚しても恋してる」とかいうクソ自己顕示欲まみれな本を出した

漫画では足長小顔イケメン愛妻家のように描かれているが実際は胴長顔デカずんぐりむっく

一人息子がいる現妻の家に転がり込んで結婚した

妻の連れ子はハブって自分との間にできた子供だけ可愛がってる

自称愛妻家だが妻の臨月に本を出して休日サイン本を量産

カツセマサヒコや5歳と仲良しアピールをしているが仲間に入れてもらえないぼっち

自分の不幸を盛りに盛ってサブアカメンヘラ三昧

他人の不幸に大喜び

最近Twitterでバズったネタを丸パクリして自分の子供に同じことをやらせた(赤ちゃんの腕がちぎりパンに見える云々)

ハリネズミを3匹飼い始めたが3匹いっしょに写っている写真はなく、ストレス耐性の低いハリネズミを頻繁に外へ連れ出して撮影ハリネズミ写真集出版予定

ハリネズミでも】shin5ヲチスレ part.7【金儲け】

http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/twwatch/1505229031/

2017-05-29

http://anond.hatelabo.jp/20170528123440

元増田です。コメントありがとうございます

猫ラーメン」という作品は知っていましたが、そにし先生のお名前は知らなかったニワカです。たとえ間違っていたとしても、サイン本羨ましいです。

漫画がお好きなら、是非ブコメを読んでみて下さい。はてな集合知が詰まっています

http://toya.hatenablog.com/entry/2017/05/27/163715

最近バズったこの記事ほどではないにせよ、時間泥棒ですよw

2016-12-16

打ち切り漫画家の同情戦法は見苦しい

SNSの普及により、漫画家が自ら情報発信できる機会が本当に増えた。

出版社から宣伝に力を入れてもらえない漫画家にはとてもありがたい時代だろう。

Twitter感想を書いたらサイン本プレゼント」なんてのは、非常によく見るし

そこそこ効果もあるのではないだろうか。

しか最近たまに見かける「本が売れないと打ち切りになります!協力してください!」という旨のアレは、どうも理解に苦しむ。

その作品打ち切りレースに立っていることをバラしているし

極端に言えば「面白くない漫画です」と自ら吹聴しているようにも取れるのだ。

何かしないと終わってしまうという焦りや、バズればどうにかなるかもしれない

と、現代ネット文化に一縷の望みにかけていることは分かる。

しかコンビニの大量誤発注犬猫の飼い主探しではないのだから、同情を引いて一時知名度が上がってもなんら意味がないのではなかろうか。

以前、お子さんが誘拐されメディアを通じて涙ながらに犯人メッセージを出した大人気のコメディアンが無事お子さんは戻ったものの、その後視聴者が彼を見ても笑えなくなったというコラムを読んだことがある。

それと同列に語るのはさすがに飛躍だと思うが、近い物を感じてしまう。

本来宣伝ネガティブワードご法度なのだ

打ち切り回避したいことを書くなら、笑える企画にするくらいじゃないとその作品悲壮感が生まれしまう。

漫画家には是非、作品面白さを宣伝して欲しい。

2016-10-28

サイン本を大量に作ることにはどういうメリットがあるのか?

サイン会なら分かる。

ファンサービスになるし、イベントとしても盛り上がるし、

サイン用に新たに本を買う客もいるだろうからな。

しか重版タイミングで何百冊もサイン本を作るのは何故だ?

(例:http://togetter.com/li/669517

販売促進?

サイン本というだけで購入するような客がそんなにたくさんいるだろうか?

よっぽど有名な作家ならプレミアも付くかもしれないが…

書店買い切りになるのを狙っているのか?

しかしそれだと書店が受け取らなくなるのでは?

単に大きく展開してもらいたいだけなら、

POPとか送りつけたほうがいいだろうし。

やはりサイン本メリットを見出だせない…

しかメリットがあるから作家監禁してでもサイン本を作っているのだろう…

本気で理由を知りたい…

2016-03-10

カクヨム、なろうはわかってない

Web小説なぁ。ラノベ、買ってますよ。pixivとかで知ってる、好きなイラストレーターが書いてるのは。読まないけど。挿絵を見るだけ。

カクヨム、小説家になろう、なんだけど、絵がないじゃん。まず読む気にならない。ああいうWeb小説は、読んでる奴がますます読むためのツールであって、読まない奴が読むエントランスにならねーよ。どう考えてもpixivで絵がある小説のほうがまだ読む気になるんだけど。

プロが書いてるのはわかるけど、絵がないじゃん。絵がないラノベなんて価値ないじゃん。絵がつけられるWeb上で公開されているのに絵がないのも理解できない。頭大丈夫? 大勢のオトナが仕事でやってるんだろうけどさ、大本のところで全然わかってないじゃん。絵がないのに読むわけないから。絵があるからページをめくってるだけなんだよ、読んでないけど。絵がほしいから電子書籍意味ないんだよね。その大人は気づいてるのか知らんけどさ。どうして絵がないのに売れる、絵がある本と同じ値段で売れると思ってんの? 絵がないんだったら買うわけないじゃん。あ、でも、ゼロ円でもいらない。読まないから

有川浩がさ「サイン本を作って売る」みたいなニュースがあったけど、そんなんいらないからイラストレーターサインならすぐ買うけど。本を作ってる人たち、わかってないよ、ぜんぜん、文字文章価値なんてないから。絵だよ、絵。ほしくなる絵をつけてね。買うから

2014-11-29

東京岡山あい

岡山山間よりの町で暮らしている。オタク暮らしもずいぶん楽になった。わたしはまんが・ラノベを好み、地上波アニメを見るくらいなので、インターネットほとんどことたりる。

「ことたりる」とは「関東近辺と差がない」という意味だ。購買活動やらアニメをみるだけならもうほとんど差はないように思う(サイン本は望むべくもないが)。しかイベントとなると大阪に来るのを祈るしかない。そしてまずありえない。ツイッターの普及いこうなのだ体感しているのだが、ちょっとしたオンリーイベントが異常に増えた。20スペース、500人くらいのイベント。それってもう用がない人にはまったく無用チョーブツなんだけど、沼の住人にはそこに行って深呼吸したいくらい望んでやまない約束の地だ。先週も東京で私の在住する村(沼)のイベントがあった。当然大枚はたいて上京し、それはそれは楽しい時間を過ごした。本当に頭がしびれるくらい楽しかったし、指先まで血が通ったし、目にうつる景色が天然色だった。普段は2C。

から地方自治体地域振興策として東京までの交通費を補助してほしい。季節に1回でいいから出してほしい。それだけのことでこの行き場のない、変りのない、盛り上がりのない、色のない、興味の持てない、先細るだけの地方都市、生まれ育った町で暮らそうと思える。東京に行きたいだけで暮らしたいわけじゃないんだ。ただ東京までの往復交通費だけで関東圏で暮らせてしまえる事実が耐えられないんだ。別に東京が好きなわけでも、岡山が嫌いなわけでもない。偶に東京に行きたいのを効率化するために関東暮らしたいだけなんだ。わけのわからん○○センターとか職業訓練所とか作る金で何人が東京に行って帰ってくるだろう。帰ってくるんだからいいじゃないか。

2013-11-13

増えるうつ病セリエA戦術ブロガーセリエA人間関係に疲れた」

「もうセリエAは見たくない。見ることに疲れたし、肝臓も壊した。おまけに会社も辞めることにしました」

 そう語るAさん(40代)は、元人気セリエA戦術ブロガーだ。かつては毎日録画した試合観戦をし、

年間500回見たことも。そしてセリエA戦術オタクの間でも一目置かれていた存在だった。

しかし、あることをきっかけに精神的不調に陥り、うつ病と診断され、現在は務めていたIT系会社

休職中だという。

会社飲み会の席で『AさんってセリエA戦術に詳しいんですよね』と女の子たちに聞かれて、

僕のおすすめを教えてあげたんです。最近トレンド、新進気鋭の戦術家の人柄、コスパの良い観戦方法など様々な側面を

考慮して、女子向けのいい試合をです。また90年代からセリエA戦術ニューウェーブ系の歴史

わかりやすく教えてあげた。知り合いのサッカー評論家から僕の紹介だと言えばサイン本ぐらいオマケして

くれるんじゃないかとも言いました」

 Aさんにそんな話を聞いてきたのは会社20代女性社員3人だった。だが翌日、会社

ランチルームに入ろうとした時、彼女たちがAさんの話をしていたという。

「酷いことを言っていたんですよ。『セリエA戦術ぐらいであんなに得意になれるって終わってる』

彼女もいないし、戦術結婚したんじゃないの』『息が3バックとカテナチオ臭いがする』なんて。

その場には僕の後輩の男性社員たちもいたみたいで、みんな笑っていた。その日は会社を早退して、

家に帰ったらめまいがして」(Aさん)

 電話取材を行っていると、この話をしているうちにAさんは嗚咽をもらしはじめた。現地観戦も

スタジアム制覇するなどセリエAに尽くし、恋愛、友人、仕事休日の出勤も戦術分析のために断っていた)

犠牲にしてきただけに、周囲の心ない言葉が響いたようだ。

セリエAは結局、僕になにも与えてくれなかったんです」

元ネタ:増えるうつ病ラーメンブロガーラーメン人間関係に疲れた」 http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20131029/Mogumogunews_601.html

2012-01-27

村上春樹の猛々しい想像力 (2/3)

Sam Anderson

2011年10月21日

1 - 2 - 3

どうやら村上は、この本のアメリカ版をそのとき初めて目にしたらしい。

そういう文化交流はえてして少しぎこちなくなるものだ。

日本では『1Q84』は2年を掛けて3巻に分かれて発表された(村上は2巻目で一度終わりにしたが、一年後にもう数百ページ付け足したのである)。

アメリカでは、一巻のモノリスとして組まれ、秋の読書イベントに発表が設定された。

YouTube ではきらびやかトレーラームービーを見ることができ、

一部の書店では発売日10月25日に深夜営業が予定されている。

Knopf は英語訳を急がせるため、二人の訳者に手分けして翻訳をさせた。

村上にこれほど長い作品を書くつもりがあったかと尋ねると、なかったという。

これほど長くなることが分かっていれば、書き始めなかったかもしれないともいう。

彼はタイトルや冒頭のイメージ(この作品の場合は両方だった)が浮かんだ時点で、机の前に座り、

毎朝毎朝、終わるまで書きつづけるのである

1Q84』によって彼は三年間収監されたという。

といっても、この大作はごく小さな種から生まれた。

村上によれば『1Q84』は、人気を博した彼のショートストーリー『四月のある晴れた朝に100パーセント女の子出会うことについて』(英語版では5ページ)を増幅させたものに過ぎないという。

「基本的には同じなんだ」と彼は言う。

少年少女出会う。別れてしまった後、二人は互いを探し合う。単純な物語だ。それを長くしただけ」

実際には『1Q84』は単純な物語ではない。

筋書きを要約することすら、少なくともこの宇宙人間言語をもって雑誌の1記事で書くとすれば不可能だ。

物語は行き詰まりから始まる。

青豆という少女が、タクシーに乗って東京の周縁に掛かる高架の高速道路を行く。

そこで渋滞に巻き込まれ、身動きがとれなくなる。

タクシーラジオからある歌が流れる。

チェコスロバキア作曲家レオシュ・ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」だ。

渋滞に巻き込まれたタクシーの中で聴くのにうってつけの音楽とは言えないはずだ」と村上は書く。

しかしそれは神秘的な深さで彼女共鳴する。

シンフォニエッタ」は進み、タクシーは動かない。

運転手は青豆に変わった迂回路を提案する。

高架高速道路には非常用脱出口が設置されている、そして、普通の人には知られていない脱出口への階段がある、と彼は言う。

本当に絶望しきっているのであれば、そこから地上に降りることもできる。

青豆が考えていると突然、運転手が村上一流の警告を口にする。

「見かけにだまされないように」と彼は言う。

降りていけば、彼女にとっての世界根底から変わってしまうかもしれない、と。

彼女はそうして、世界は変わった。

青豆が降りた世界歴史の軌跡がわずかに違っていた。

そしてわずかではない違いとして、月がふたつあった(ちなみに彼女遅刻した約束というのは暗殺約束であったことが明らかになる)。

そしてその世界にはリトル・ピープルと呼ばれる魔法の種族がいる。

彼らは死んだ盲の羊の口(詳しく書くと長くなる)から生まれ、オタマジャクシの大きさからプレーリードッグの大きさにまで育ち、「ホーホー」と合唱しながら空中から透明な糸を紡ぎだして「空気さなぎ」と呼ばれる巨大なピーナッツ型のまゆを作る。

1Q84』の狂気はおよそそのような流れだ。

この本ではなかばあたりまで、このように浮世離れしたした超自然ガジェット(空中に浮かぶ時計、神秘的なセックス麻痺など)が繰り出されてくるので、

私は行間にエクスクラメーションマークを置きたくなった。

この数十年、村上は自身が「本格小説」と位置づけるものを書こうとしていると言い続けてきた。

一例として彼は『カラマーゾフの兄弟』を挙げて目標にしている。

その試みこそが、三人称の幅広い視点から描かれた巨大小説1Q84であるように思われる。

怒り、暴力惨事、奇妙なセックス、奇妙な新現実を抱えた本であり、

日本のすべてを取り込もうとするかのような本である

偶然ぶつかることになってしまった悲劇にも関わらず(あるいはその悲劇のなかでこそ)、

ひとりの人間の脳に詰め込まれた不思議を提示して、本書は読者を驚嘆させる。

驚きを覚える本の数々をこれだけ読んだあとでもなお、私は村上の本で驚かせられた。

そのこと自体が驚きだったと村上に伝えると、彼はいものようにそれを受け流し、

自分想像力を入れたつまらない花瓶でしかない、と言い張った。

「リトル・ピープルは突然やってきた」という。

「彼らが何者なのかはわからない。その意味づけもわからない。

 僕は物語の虜だった。選択したのは僕ではなかった。彼らが来て、僕はそれを書いた。それが僕の仕事

村上の作品は夢のようであることが多い。

明晰夢を見ることがあるかと尋ねると、

覚えていられたことはない、という。

目覚めたときには消えている、と。

ここ数年で覚えていられた夢は一度だけ、それは村上春樹小説のような繰り返す悪夢だったという。

その夢の中で、影のような未知の人物が「奇妙な食べ物」を料理してくれていた。

蛇肉の天ぷら芋虫パイ、そしてパンダ入りライス

食べたいとは思わないが、夢のなかでは彼はそれに興味をひかれていて、まさに一口入れようというとき目が覚めた。

2日目、村上と私は彼の車の後部座席に乗り込み、彼の海辺の家へ向かった。

運転したのはアシスタントの一人である身ぎれいな女性で、青豆よりわずかに若かった。

私たちは東京を横切り、青豆が『1Q84』で運命的な下降をした高架高速道路の本物へと向かった。

カーステレオではブルース・スプリングスティーンカバーした「Old Dan Tucker」がかけられていた。

アメリカシュールレアリズム古典である

車中で、村上は冒頭のシーンを思いついたときに考えていた緊急脱出口のことを持ち出した(青豆と同じように実際に渋滞に巻き込まれていたときにそのアイデアを思いついたという)。

次に彼は存在論的に複雑な仕事をした。

実際の高速道路で、小説中であれば青豆が新世界に向けてくだっていったであろう場所を正確に特定しようとしたのである

彼女用賀から渋谷に行こうとしていた」車窓をのぞきながら彼はいう。

「だから多分このあたりのはずだ」

と言ってこちらを向いて念を押すように

「それは現実じゃないけれど」

と付け加えた。

それでも、彼は窓の方に戻って実際に起こった出来事を話すように続きを語った。

「そう」と指差して「ここが彼女が降りていった場所だ」

キャロットタワーと呼ばれる、およそ巨大なネジが刺さった高層ビルのような建物の前を通り過ぎた。

村上はそこでこちらを向いて、もう一度思いついたように、

「それは現実じゃないけれど」と言った。

村上フィクションは変わったやり方で現実漏れ出す。

日本に滞在した5日間のあいだ、私は村上東京にいたときとは違って、実際の東京で落ち着くことができなかった。

村上東京、それは本物の東京を彼の本というレンズで見たときの姿だ。

私はできるかぎりその世界時間を過ごそうとした。

村上天啓を得たあの場所神宮球場へ行き、

客席の上の方で二塁打が打たれるたびに注目した(私がもらった天啓もっとも近いものは、枝豆を喉につかえさせて窒息しかけたことだった)。

また、私はローリングストーンズの「Sympathy for the Devil」とエリック・クラプトン2001年アルバム「Reptile」をかけながら、神宮外苑という村上お気に入り東京ジョギングルートゆっくりと走った。

私のホテル新宿駅に近い。そこは『1Q84』でも重要役割を果たす、交通機関ハブ的な場所だ。

登場人物たちが好んで使う集合場所中村屋で私はコーヒーを飲み、カレーを食べた。

そしてフレンチトーストタピオカティーの向こうで東京人たちが交わす会話に耳をひそめた。

そうしてうろつくあいだに、村上小説が極度に意識しているものごと、すなわち、偶然かかる音楽、上昇と下降、人々の耳の形といったものを、私も極度に意識するようになった。

こうして私は、村上巡礼者の列に連なることになった。

実際、彼の小説中の説明をもとにして料理本を出版した人もいるし、

登場人物が聞いた音楽プレイリストオンラインでまとめている読者もいる。

村上は、明らかに喜んだ様子で韓国のある会社西日本への『海辺のカフカ旅行を企画したこと、

ポーランド翻訳者が『1Q84』をテーマにした東京旅行ガイドブック編集していることを教えてくれた。

こうした旅自体が、形而上の境界を越えてしまうこともある。

村上は読者から彼が生み出したもの現実世界で「発見」したという便りを受け取ることがよくあるという。

たとえば、彼が作り出したと思っていたレストランや店が東京に実際ある、など。

ドルフィンホテルというのは『羊をめぐる冒険』で村上が生み出したものだが、札幌にはそれが複数ある。

1Q84』の発表後、ありえない名字として作り出したつもりだった「青豆」という名字家族から村上は便りを受け取ったという。

彼はサイン本を一冊その家族に送った。

ここでの要点と言えるのは、現実漏れ出す虚構、虚構に漏れ出す現実というものが、

村上の作品についてはほとんどの場合、作品そのものだということだ。

彼は私たちを世界から世界へと往還させる。

世界から世界への往還──それは翻訳の作業を思い起こさせる。

翻訳は、様々な意味村上の作品を理解する鍵となる。

彼は一貫して日本作家からの影響を否定してきた。

作家活動の初期には、「日本人という呪いから逃れようとしているとさえ語った。

その代わり、十代の若者として、西洋小説家の作品を貪ることによって、文学感受性を培った。

その中にはヨーロッパ古典ドストエフスキースタンダールディケンズ)もあったが、

彼が生涯を通して繰り返し読んだのは、とりわけ20世紀アメリカのある種の作家たち、

レイモンド・チャンドラートルーマン・カポーテ、F. スコット・フィッツジェラルドリチャード・ブローティガンカート・ヴォネガットなどだ。

処女作に取りかかったとき村上は奮闘し、標準的でない解決法に行き当たった。

本の冒頭を英語で書き、それから日本語翻訳し直すのである

そうやって自分の声を獲得したと彼は言う。

村上を長く翻訳しているジェイ・ルービンによると、村上の作品の特徴のひとつは、

たか英語原作から翻訳されたかのように読めることだという。

2011年10月21日

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2010-04-13

twitterカトキチアカウントフォロー2万人&部長のおそれいりこだし出版記念イベント妄想

今朝妄想してみました。

■場所

都内で1000人程度のイベントスペース(埋まらないと思うのですが飲食など考えると広めがいい)

飲食可でプロジェクターつかえるところ

電気がふんだんに使えるところ

会議室よりはオサレ

■入場料

本を買ってもらうこと前提にする、もしくはうどんチャージ500円~1000円。

テーブルマークが太っ腹になってくれるなら無料

メイン会場

部長と仲間たちや、ついったー著名人とトーク w/UST中継

・冷食詰め合わせ抽選会。頑張るのはもちろん2号さん

部長サイン本即売握手会

■物販会場

・ふるカトのレシピから単価が安く簡単に量産できるもので、うどん振る舞い。ついでにふるカトPR

・冷食も売る。試食ありがいいな。

ヘビーユーザーのために、スーパーでは買えない、ほどほどの大きさの業務用も売ってみる

魔法言葉「置いて」をお願いしやすくするための、一般向け冷食カタログの配布

ステッカーもついでに販売もしくは配布

・もちろん本も。

お金的なところは完全無視ですがどうですかね>部長

2008-09-09

http://anond.hatelabo.jp/20080909002129

新書は、とりあえず規模(店舗面積)の大きいところだろうけど・・・。

古本は、まんだらけ中野しか行った事無いけど、普通の本に関しては、そこそこあるけど、そこらのブックオフ

大型店と比べても特に充実してるという訳でも無い気がする。そんな頻繁に行く訳じゃないから、商品の回転が早いだけで

頻繁に見てれば、どうかは断言出来ないけど。(ブックオフでも駅前の大型店とか同じような傾向があるから・・・。)

プレミア本とか、1冊何万円もするようなコミックとかサイン本とかならともかくだけど。

そうでなかったら、ブックオフとか、街の小さな古本屋地図片手に片っ端から廻った方が掘り出し物や、面白い物が

があると思う。結局、まんだらけとかは、珍しい物があっても、基本的に、それなりの値段(相場)だから。

人気商品在庫だぶついてるような奴は、ブックオフとかより安いけど。

 
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