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2023-10-05

二度名前を消されかけた馬鹿な私の話

これは仕事で疲れ切っていた若くて馬鹿な私が、云年越しの真実に打ちのめされる話かもしれない。

どこか嘘かもしれないし全部本当かもしれない。ただただやりきれない気持ちだけで書く。

この日記を一行でまとめると下記の通りだ。

業務時間外に書いた云十万字の小説権利が、一切自身になかったことを知った話、である

* * *

学校卒業後に就職したのは小さなさな編集プロダクションだった。執筆編集者がやるタイプ編プロだった。

ニッチな界隈の本を細々と出していた会社で、今はもう存在しない。

好みの分野を扱うことが多かったので仕事自体は楽しく、担当していた界隈がにわかに盛り上がったときは激務に次ぐ激務だったがかなりのやりがいを感じていた。

編集者のいいところは、自分の関わった商品本屋という身近な場所に陳列されて、しかも奥付に自分名前が載ることだと思う。

「私はこれを作ったんだ」という実感は激務を忘れさせるほどの麻薬だった。

会社はいろんなタイプオタクがいて、コミケサークル参加するような同人作家も在籍していた。

スタッフ創作であることは仕事に生かされ、それが会社の強みにもなっていた。

私もそんな創作者のひとりだった。小学生のころから二次創作小説を書いていたような、生粋創作する側のオタクだ。もちろんコミケサークル参加したことがある。会社でも小説を書くことは隠していなかった。

前述したとおりいろんなオタクが集まっているのはこの会社の強みであり、取引から面白がられていたので、何かとそれは話題にあがった。「あなたは何のオタクなの?」という感じの雑談から、私が小説を書くオタクであることは取引先にも知られていた。

ある日、上司に呼ばれて席まで行くと、「小説を書いてみないか」と言われた。

とある人の半生が面白いので、脚色を加えて小説にする企画があるのだが、書き手ライター)が見つからない。

そういえば御社小説を書く人がいたよね? ――と、取引からお声がかかったらしい。

素人の思い出話を物語として成立させるには、筆力のほかに構成力も必要になってくる。

小説が書けて、編集者視点も持っている人にお願いしたい、というのが私が選ばれた大まかな理由だ。

人生何が起きるかわかんねぇな」と思いつつ、正直先方の正気を疑ったが、特に断る理由もないので「自分でよければ」と答えた。

そして、企画が動き出した。

当時私は中堅の社員で、後輩の教育も任されており、わりと大きな継続企画も抱えていたので、まあそこそこ忙しかった。

そこそこ忙しくはあったが、後輩に任せられることは任せ、溜まりに溜まっていた有休を無理くり使い、執筆作業に当てた。

徹夜もよくしたし、午前中にネカフェ執筆して午後から出社、終電後まで働くみたいなことも多かった。

執筆はすべて業務時間外にしていた。これは単に会社にいると仕事が降って来るので落ち着いて書けないし、原稿料をもらうからには切り分けねばと思ったからだ。

会社を空けることが多くなり、雑用確認作業が頼みにくいと上司からはよく嫌味を言われた。

通常の仕事に加え、睡眠時間を削りながらの執筆、「自分で書くのだから」と資料作成・装画周りにも関わり、とんでもなく忙しくはあったがやりがいも楽しさも感じていた。

初稿が上がり、大勢の人の目が入り、製作も大詰めというときだった。

上司が、軽い調子でこう言ったのだ。「著名は原案者だけにするかも」と。

反射で「私の名前が載らないってことですか?」と尋ねると、「そういう案も出ている」と言われた。

忙しくて頭の回っていなかった私は、ただただ「そんな話が出ているのか」とショックで、会話はそれで終わりになったと記憶している。

デスクに座ったまま、ぽろっと言われたくらいのノリだったように思う)

その日の夜になってようやくだった、「いや、私の名前が載らないのはおかしくないか?」と怒りが湧いてきたのは。

前述したとおりこの本は、とある人物の半生を脚色して小説化するというものだ。

当然、この「脚色」は私の創作である些細な話題を膨らませてドラマチックにしたり、つなぎになるエピソード創作して物語を盛り上げた。

たとえば登場人物の紹介をするのに、設定にある特徴から勝手エピソードを作ったりした。

こうした追加エピソードについては、原案からも「まるで本人を知っているかのような描写で驚いた」とお褒めの言葉をいただいている。設定から妄想を広げるのは二次創作同人屋の得意分野だ。

そう、この小説は相当私の「創作」が含まれているのだ。それなのに何故、ゴーストライターにされてしまうのか。

怒りのまま、とはいえギリギリビジネス文章に落とし込んだ形で、私は上司出版社担当者にメールを書いた。

個人アドレスから送ってやろうかと思ったがそれはやめた。不審メールとしてはじかれたら元も子もないかである

要は「私の名を出さないのなら、創作部分をすべてカットする」という内容だ。原案者が著者なら創作部分は生まれなかったはずだから、という理論だ。

私のガチギレぶりにめんどくささを感じたのだろう。私のペンネーム原案者と併記されることになった。

ガチギレメールについて上司から小言をくらったが知ったことではない。私のやることなすこと気に食わない上司文句などすでに聞き飽きていた。

今思えば原案/著で記載されるべきだったのだろうが、この後の出来事を考えるとこの時からすでに事は動いていたのかもしれない。

その後無事本は出版されたが、ろくな広報はされなかった。

発売後、今度は社長に呼び出された。社長と総務の前へ、何事だろうと寝不足の頭で棒立ちになっていた。

印税についての話である

個人出版社契約でなく、会社出版社契約を結び、入金された印税の中から褒賞として私に支払う形にする、という通達だった。

当時二十代半ばの私は、この言葉意味をよく理解しないまま、印税がもらえるならいいかと了承してしまった。

ここがすべての間違いであったのだが、そんなことは当時の私が知る由もない。

その後、若い私にとってはそこそこの額の執筆料をもらったが、当然のことながら重版などかからなかった。

なんやかんやあってその数年後、いろいろ限界を感じた私は逃げるように辞職した。このままでは飼い殺される、という危機感が一番強かった。

同じ家に暮らす家族から最近顔を見ていないけど元気?」とメールが来るような日々だったのだ。

それなりに「できる社員」として取引先にも認められていたので、おかげで再就職比較スムーズに進んだ。

* * *

それから結構時間が過ぎたころ、なんと前述の本のメディアミックスが決まった。

私がそれを知ったのはネットニュースでだった。

起き抜けのTwitterTL巡回中、見覚えのあるタイトルが目に入って一気に目が覚めた。それは結構な規模のメディアミックスで、有名な人も参加するプロジェクトだった。

何事かと思って公式サイトに飛んで、さらに驚いた。

スタッフクレジットの「原作」欄には、原案者の名前しか書かれていなかったのだ。

とはいえ、今も同人活動をしている身としてはあまり名が売れてほしくない思いもあり(商業活動をしているわけでもない)、それについてはそこまで怒りも湧かなかった。

何よりかにより私が衝撃を受けたのは、原作欄に掲載された書影から私の名が消されていたことだった。

ぱっと見た瞬間、変だと思った。画像の一部に雑な加工の跡があったからだ。何故加工されているのか、よく見たら名前が消えている。そういう順番での認識だった。

なんだかんだ長く出版界隈に居座っているので、画像加工については見慣れている。本職デザイナーの手にかかれば、あたかも初めから存在していなかったような「画」を作れることも嫌というほど知っていた。

その書影の加工は、どこから見ても素人仕事で、スタンプツール連打したんだろうなって感じのものだった。私でももっとましに作れる。

加工者が誰であれ、私の名は意図的にその画像から消されたという事実に変わりはなかった。

少し前に好奇心から知財の本を読んでいた私の頭には、人格権翻訳権、氏名表示権などなどいろいろな言葉が浮かんでいた。名を消されたことに関する影響も危惧していた。

それと同時に、ずぅっと謎だったけれど、見ないふりをしていた疑問も浮かんでいた。

私の印税ってどうなっているんだろう。

前述したとおりこの本はほとんど広告が行われていなかったため、重版など夢のまた夢だと思っていた。だから、それまで考えないようにしていた。

メディアミックスされるとなると話は別だ。

この時私は打算的にものを考えていて、名前を消した理由を尋ねるところから入り、この本に関する私の権利について確認を取ろうと思っていた。

正しくない書影掲載したという非が向こうにはあるので、多少強気でかかって話を引き出せると思ったのだ。

微々たる額でも印税がもらえたら御の字だなと考えていたのだ。なんたって印税契約をしていた会社はすでに倒産していた。

小狡い私はこの問い合わせを、出版社ライツ部に送った。

担当部署に直で聞くのが手っ取り早いが、権利に関する問題であるし、内々で片付けられても困る。よそを巻き込んで大事にしてやろうと思ったのだ。

結果、私は惨敗することになる。

なんと、当時の担当者がライツ部に異動になっていたのだ。こんな偶然があるのだろうか。

午前の早い時間に送ったメールは、午後には返事が来ていた。

お久しぶりです!」の文字にくらくらした。

この本が出たのはもうずいぶん昔の出来事で、だから、当時を知る人がもう社内におらず、だから、私と連絡が取れず、だから書影から名を消していたのだろうと、そう思っていた。

問い合わせのメールには、連絡が取れないか名前を消したのだろうか、だとしてもこんな雑な方法で消すのはどうなのか。何故名前を消したのか理由を知りたい。権利にかかわる問題はらんでいる恐れがあるためライツ部に連絡をした。製作時も記名に関してひと悶着あったというのに残念だ。そんなようなことを書いた。

当時を知る人がいない前提の文面だ。

だというのにどうだ。その担当者は私が転職したあとも仕事のやり取りがあり、だから、私の連絡先は知っていた。なんなら携帯番号も知っている。

連絡しようと思えばいつでもできたはずだった。

返信には、非常に軽い調子でこう書かれていた。

「先方に間違った画像を送ってしまった(入稿のものだったのかも?)。今正しいものを送ったので即時修正されるはずだ。今後の重版に関しても名前が消されていることはないので安心してほしい」

あのずさんな加工画像を、製作過程画像だと言い切った。

製作に関わっていた私が、そんな画像存在しないことくらい知っているだろうに、そう、本当に軽い調子で書いていた。

誤魔化すつもりなのだ公式サイトに私の名を記載しないが故、書影との差異を出さないように雑に消したのだろう。バレないとでも思っていたのだろう。これだけ対応が早いということは、この人が本件に関する責任者なのだろう。

まり、あの時私の名を本から消そうとしていた担当者が、私の名を表紙から消したのだ。

大事にしたかったのにならなかった。この時点でもう打つ手はないなと感じつつ、「当時を知る人がいるとは心強い!」とよいしょしながら、本書の権利について尋ねた。

念のため最初からメール署名から電話番号を消していた。電話では余計なことを口走ってしま可能性があるし、丸めまれる恐れがあるからだ。諸々のことを文章として残しておきたかったのもある。

この時点ですでに、職務著作という言葉が頭をよぎっていた。簡単に言うと、業務制作した著作物の著作権は会社帰属するというものだ。

わざわざ業務時間外に小説を書いていたが、契約会社に委ねてしまった時点で私は著作権を放棄したことになっているのだろうなとほぼ確信していた。

とはいえ契約である会社はすでに倒産しているわけだし、そこはどうなっているのだろう。この際だからという気持ちでいろいろ疑問をぶつけてみた。

会社在籍中は印税の一部は会社から支払われることになっていると聞いたが、という話も伝えていた。

(誤魔化そうとしているのは明白だったので、雑な加工については「画像の送付間違い」ということで流した。一応修正前の魚拓は保存している)

結果、分かったことは以下のとおり。

著作権は原案者のみが所持、会社とは業務委託の契約しか結んでいない。

印税契約は元社長が持っている別会社が引き継いでいる。

はあ、つまりだ。

職務著作どころでなく、はじめっから私の権利は知らんところで放棄されていたのである

ずいぶん話が戻るが原案/著表記にしなかったのは、こうすると私が著作者として確立してしまうからだったのでは?みたいな気持ちもある。

こんなめんどくさい人間を絡めるといろいろやりにくいと思われたのだろう。事実暴れてしまった前例もある。

そしてこの本がいくら売れようと、印税が入るのは案件ノータッチの元社長の懐だ。

結局、知識のある人間が得をするのだ。悪いのは無知な私だ。目の前の仕事で目を回していて、いったん持ち帰るということができなかった、仕事に疲れ切っていた若くて馬鹿な私なのだ

いろいろ教えてくれたことに感謝はしつつ、とはいえ雑に私の名を消した恨みは募っていたので、最後っ屁のつもりでやり取りの最後はこう締めた。

本来書影に書かれている名が意図的に消されていると、『この消された人物は何者なのか』と無為な詮索にさらされる危険性がある。それが一番の懸念だった。もう二度とこのようなことが起こらないよう留意してほしい」

シンプル名前が消された怒りもあるが、この危惧もあった。メディアミックスに際して名を消された著者。もし、私がこのペンネーム商業活動をしていたとしたらどう思われるだろうか。

消されるだけのことをしでかしたのではないかと思われる危険性は高い。これは信用問題になってくる。

それに、今のネットの「面白そうなおもちゃ」に対する残虐性は認識しているつもりだ。自分が掘り出した“真実”を喧伝し、当事者炎上させる。何かあったら嫌だ、と身構えるのは致し方ないと思われたい。

とはいえ、これを読んでいるような人なら理解してくれるだろうが、出版社のこの手の人間には理解されないだろう。

それでも、もう二度とこんな雑に人の存在を消さないでほしい、という訴えは届いてほしかった。

* * *

若人よ、契約書を作れ。契約書を読め。

この件に関して、私は別に詐欺にあったわけでも、法を犯されたわけでもない。ただただ無知で、己の権利に鈍感だっただけだ。

手痛い授業料だと思っている。このエントリーは半ば逆恨みだし、書いてすっきりして忘れたかったのかもしれない。炎上させたいわけではない。

自分無知で痛い目にあった私ができるのは、二度と同じ過ちを犯さぬよう、そして後進たちが同じ轍を踏まぬよう努めることだけだ。

提案は一度持ち帰って調べろ、即決するな。とくに寝不足とき危険だ。

教訓として、とりあえずこの一連についてはいたるところで語っていきたい。

なんせ、私と出版社は(ついでに元社長も)、なんの契約も交わしていないのだから

ほんの少しだけよかった話をする。なんと印税をもらえたのだ。

印税契約譲渡した元社長の現会社から連絡があり、お小遣い程度の収入を得た。夢にまで見た不労所得である

連絡をくれたのが元総務の人だったので(元の会社上層部がそのまま現会社に移っていた)少し話をしたのだが、出版社担当者の話題は一切出てこなかった。私とその人がやり取りしたことは知らないようだった。出版社から入金があったので粛々と対応した、という感じだった。

献本は送られてこなかったので自分で買った。初版と第二版の年月日を見比べると渇いた笑いが漏れた。ずいぶん長い時間がかかったものだ。

メディアミックスについてはとくに興味も湧かず、とはいえ周囲から話題を聞くこともないので、爆死も盛況もしていないのだろう。

もう一回ぐらい重版からいかな、と思っているが難しそうだ。

2023-10-03

anond:20231001182838

「みんな本屋で本を買うときまず背表紙を見るのに、本の表紙っているか?」と言っているのに近い

2023-09-30

東京って本屋少なくね?

10年前はもっとあったよな?

2023-09-28

anond:20230928151643

今の10代前半ならともかく、20以降なら読む機会いくらでもあるし、定期的にブーム来てるじゃん。

文学ブームとかも本読まなかったり本屋に寄る習慣ない人からしたらわからん話よな。

anond:20230928112518

本屋立ち読みして自分に合ってそうな本を何冊も読んで只管書く

アウトプットを習慣づける

GitHub毎日緑にする

2023-09-25

anond:20230925221734

あと日本は新品販売価格が拘束されてて、新品値引き本(流通経路が異なるバーゲンブック)はだいたい大したことない。暇を埋めるにはいいなってくらいの料理本とかそんなもん

まあ幸福なことに本屋に本がたくさんあるから

世界」とか「中央公論」を読んでる人いる?

本屋に置かれてたからなんとなく買ってみたんだけど面白いね。

経済とか世界情勢、政治、いろんなテーマの読み物があって楽しめる。

学がないので書かれていることを本当に理解できているのかわからんけど

表面的には新しい知識を手に入れられてると感じる。

どの記事ネットでこれだけ書かれてたらスター集まるだろうなと思うものばかり。

読んでる人がいたらどんな本なのか、またどういうふうに楽しめばいいのか教えて欲しい。

2023-09-23

本屋立ち読みするのが一番集中して読書できるんだよなあ。

でも、書店からしたらひたすら迷惑な話だよな。

立ち読みして読み終わった本を買えば、それで許してもらえるのかな。

Vジャンプオッサン安心して読める雑誌

本屋でふとVジャンプを見かけたから、なんとなく買ってみたけど本当に凄い。

載ってる内容が、ダイの大冒険ドラゴンボール遊戯王NARUTOって続いていくから、これホンマに令和に売ってる雑誌か?と思うラインナップ。これもうジャンプコロコロアニキだろ。

そして「犬マユゲで行こう」と「我が輩はゲームである」はまだ連載されてるし、すげえよ。

2023-09-22

出禁止になってた

読みたい本が近隣の本屋になくって、近所の図書館の蔵書検索してみたら置いてあるみたいだった。

久しぶりに行ってみようかな、予約できるかなって利用者のページにログインしたら「貸出禁止中です」ってお知らせが届いていた。

何らかのペナルティだろうか。

もう何年も行っていない図書館で、最後に借りたのが何だったかも覚えてない。何か返し忘れてる?でもそうだったら催促の電話とかハガキとか来ない?とか色々考えつつ、よくある質問見てみたりしたけど解決しない。

この辺りで気持ち萎えしまって問い合わせするのも面倒になってしまった。

何年も行かずに不便してなかったんだから、きっとこの先もそうだろう。もういいや。

読みたかった本はそのうち取り寄せるか電子で買うことにする。

たまに女性向けはゾーニングできてる、男性向けはできてない、みたいな論争起こるたびに商業BL槍玉に上がるけど、私は商業BLゾーニングされてのれんの向こうに行くべきだと思う。

商業BLはまじで普通に本屋中高生でも買えるのにバッチリ行為してるから正直出版社側がなんとかしてほしい。

のれんの向こうだと痴漢いるかも、という主張も見たけど、であれば性行為してるBL置いてても仕方ないか……とはならなくないか

ちょっとセクシーというレベルではなく、ガッツリ挿入までしてるのになんで成人指定されてないのかがわからない。

詳しい人に聞いてみたいとずっと思ってる。

実際私も中学生とき制服で買えたし。純愛ものだと思ったらガッツリエロいことしててびっくりしたし、そのときは性に対してほぼ無知だったからすごい気分が悪くなったのを覚えてる。

今思えばだいぶ異常だよね。さすがに成人指定してほしいわ。

同人イベント同人誌では厳しくしてるのに、なんで商業になるとゆるゆるになるんだよほんと。

2023-09-21

ショッピングモールに頼らず生きていきてぇという話

なんかよぉ……

最近思うんだけどさ、みんな何か一つに寄りかかろうとしすぎじゃない?

Twitterだかxだかについて皆が話してるのを眺めてて思う……

1人に、1か所に全てを求めようとしすぎ。

例えるなら、田舎バカかいショッピングモールみたいな感じ。

昔は違ったじゃん。野菜八百屋で、魚は魚屋で、本は本屋で買ったじゃん。

絵はpixivに(その前は個人サイトに)、動画YouTubeニコニコに、好きな人日記ブログに、知りたいことは検索エンジンに、それぞれを見たい時に見たい場所へそれぞれアクセスしに行ったじゃん。

それが一箇所で手に入るのがTwitterで、それをすごい!画期的!って楽しんでる期間がしばらくあったけれど、そろそろそれが当たり前になってきて、品揃え悪いなとか、私は今甘い物食べたくないのに勧めてきて不愉快、みたいなことが増えてきてる。甘い物が見たくない気分ならモールを出て漬物屋にでも行けばいいんだけど、そのへんのコントロールがどんどん下手くそになってないか日曜日に買い物するならモールでしょみたいな。何にも深く考える段階がない。Twitterカスになったと感じるのは、もちろん事実そうなのだと思うが、こっちのコントロール機能カスになってきているというのもあると思う。

そりゃショッピングモールは便利だし、楽だからその価値はすごいものではあるんだけど、それならその便利や時短享受しようという心構えでいるべきなんだよな。〇〇屋に行くって行為って、それなりに何か求めて身構えて行くってことだし。そういう身構えがないと、何かと不愉快は増えるものだ。覚悟していれば受け止められるものも急だと受け止めにくくなる。見る物のコントロールは、ほとんど精神コントロールに直結しているので、その辺が上手な人は自分の機嫌をよく保つのも上手い気がする。

人もおんなじ。生み出す作品が良い人も、人格が信頼できる人も、容姿が良い人も、楽しい気持ちの日に会いたい人も、悲しいときに慰めてほしい人も、全部別のカテゴリで、自分気持ちで付き合い方を変えて良いのに、それら全てを兼ね備えた人を求めてるみたいなところあるよね。そうじゃないなら殴ってもよし、みたいな。

これってAだと思う、という人に、いやこいつにはBって視点が欠けてるぜ、いやお前はCってことを分かってない、みたいな喧嘩今日も起きている。それって、別に喧嘩するようなことじゃないじゃん。それぞれの意見が集まることはいいことであって、それを聞いて自分の中でABCの配分を調整して自分意見クリエイトすればいいだけなのに、発言するなら最初からABC全部セットにしてお出ししないと許さねぇ、っていうのはやっぱり求めすぎなのではないか。.

その上で、今そのショッピングモールが潰れそうになってるわけでしょ。もうそショッピングモールが儲ける影で街の本屋魚屋は潰れてて、行くところはぐんと減っちゃっている。依存してた場所がなくなるからみんな右往左往してる。

企業はいだって全てのシェアを掌握したがる。みんなもそれが楽だから大手に乗りたがる。でもそれが進み切って最大手が死んだ時には、焼け野原と、右往左往する人間しか残らない。全てが完全な優れた推しに全てを委ねて貢いだのに、それが沈んだら何にも残らない。そのために切り捨てた友や時間やチャンスの死骸が転がるばかり。

からでも、意識的にいろんなものに寄りかかりたいな、と最近思う。Twitterってザッピングしてるようでいて結局Twitterというもの依存してるからあんまり意味ない。Twitterを見たい気分の時に能動的に、積極的Twitterを見て、そうじゃない時には別のSNS見て、探したいもの自分検索して、本読んで、新聞読んで、テレビ見て、近所の友達と喋って、遠方の友人とも喋って、職場の人と話して、そして何も見たくない時は何も見ないでいたい。惰性で暇を持て余すのでなく、積極的暇人になりたい。そういうふうにやっていきてぇな。意識的に…能動的に…

それが青い鳥を奪ってスーパーアプリを作ろうとしてる奴にこの非力な腕で勝つ唯一の方法から……(私怨)

2023-09-19

anond:20230915142505

漫画じゃなきゃいかんのか

実際に役立つ知識が欲しいなら図書館なり本屋なり行って適当自分に合いそうな本探して読めばよいのでは

2023-09-16

anond:20230916071759

本屋や服屋に行ったら商品万引き防止タグがついているけど、増田はいちいち傷ついているのかな? 万引き犯扱いされたって

2023-09-11

Excel 2016でマクロを作りたいんだけど効率的ルートってある?(追記 9/11 2200)

職場環境

インターネット禁止

マイクロソフトオフィス/ウィルスバスター/エッジ以外のソフト使用禁止

USBメール使用したデータの社外持ち出し禁止

この条件でマクロ作らんとならん。

こういう時になんか効率的な順序ある?

俺はここ最近プログラミング知識ほぼゼロ

子供の頃BASIC言語ちょっと遊んだから原理のもの漠然と分かる。

他人が作ったマクロ開いてコピペ機能追加したり二重で処理してる所見つけて早くしたりぐらいは出来る。

自分で一からマクロ作ったことはない。

そもそも自宅のパソコンオフィス入ってない。


追記

流石はてなーだ。

はてなーも質が落ちたと言うが、こういう分野ならまだまだいい感じやね。

ざっとまとめると代表的意見はこの辺やね。

・記録機能使ってから弄れ

・本買え。特に逆引き辞典

・家でGPTに聞いて印刷して持ち込め

・古いオフィス入りの中古PC買え

・辞めろ(職場を辞めろと手製マクロを辞めろの二重の意味で)


全部合体した簡単フロー

実装したい作業をまず簡単自分でやってみる

必要作業を整理して、それだけを出来るようにメモを作り印刷する。

③記録ボタンを押して、印刷したメモを見ながら作業をし、記録完了する。

④記録された作業再現マクロ印刷する。

命令文の内容をググる

⑥ググって一通り解説を見て、求めている解説タイプを把握する。

本屋Kindleで求めているタイプ解説が載っている本を買う。

⑧本を見ながら再現マクロの中身を把握する。

再現マクロを全操作一括版に改修する。

印刷して職場に持ち込む。

⑪持ち込んだ紙を見ながら職場マクロを改修する(この辺雑誌見ながらBASICゲーム作るアレじゃねえか。令和に何やろうとしてんだろ俺)。

⑫改修版のマクロを動かしてみる。

⑬不満点やバグを洗い出して家に帰ってまた調べる。

⑭満足するまで⑫と⑬をループ

って感じかあ。

うんこれで良さそうね。

あとは中古PC買うかWEBOffice代用できるか最新の365でもある程度再現出来るのか調べてみて家でPTSDサイクル作れるようにしたらモアベターかね。

調べるときGPTも使っていったほうが良さげだね。

関数意味GPTに聞いちゃうってのもありかも知れんな。

職場ネット環境なし)でトライエラーはしたいか逆引き辞典みたいのはやっぱ欲しい気はするが。

でもウチの職場VBA本読むのも自分スマホで調べ物するのも周囲からの白い目はあんま変わらなそうな気がするんよね……。

職場辞めろについてはマジでその通りなんだけど、今の「Excelマクロを作るだって?そんなの出来るわけねえぜ!俺たち方眼紙魔術師マクロに手を出したら神罰が下るぞ?」なしょっぼーい環境に慣れちゃってるから他所で上手くやれる自信がないのよね。

じゃあこの会社潰れたらどうすんのって話ではあるんだけどねえ。

どうするんだろうね。

こんな使えないオッチャンになっちゃってねえ。

アハハ(ちいかわっぽい感じで

2023-09-10

anond:20230910075459

こいつの頭のなかに本屋にいった経験もまともな論説を読んだ経験もないんだなということはわかる

2023-09-06

anond:20230906234405

昔うちの近所にもそんな本屋があって、いつ潰れるんだろうと子供心に心配していたが、ある時そのことを母に話すと「あそこのご主人、私有地から一歩も出ずに隣の県まで歩いていける、て言われるくらいの大地主なのよ。あの本屋さんは趣味でやってるだけだから」と言われてショックを受けたことがあったな

2023-09-05

スケルトンダブル』を読み始めるタイミングは今!!

ジャンプ+で隔週金曜日に連載されている『スケルトンダブル』が今とても面白いということをこっそりとお伝えしたい。

ちょうど今日第3巻が発売しててしかもちょうどその終盤あたりからの展開がめちゃめちゃアツくてさらにその続きは現在無料公開されているというのに、世間の多くの人はどうやらスケルトンダブル面白さにまだ気づいていないらしい。

今日本屋に行ったが3巻を見つけるのにすごく苦労した。地元で一番デカ本屋だというのに新刊コーナーに平積みで置いてなくてジャンプコミックスの棚に2冊くらい突っ込まれてるのをやっと発見した。きっと夜に行ったか在庫が少なくなってたんだろうね。いやもっと入荷してくれ。

なぜ今読み始めるべきなのか?

前述したように第3巻の終盤あたりからの展開が非常に盛り上がっており(19〜21話あたり)、読者からの評判が非常に良い。

3巻の帯に「Twitterトレンド入り!」と書かれているがトレンドに載ったのは第21話更新された金曜日の深夜のことだ。

ということでちょうど今こそが激アツな展開を一気読みできる最高のタイミングなのである

そして最新話の展開はちょうど物語の序盤の山が片付いて次の展開に移るあたりなので、一気読みするにはキリがいい。

逆に言えば、今みんなが読んでくれないと打ち切り可能性がだんだんと出てくる。怖い。

何が面白いと言われているの?

読者からよく言われているのは「漫画のうまさ」。

隔週連載なので更新頻度が低いが、それでも一定の読者がついてきているのはその漫画のうまさへの信頼だと思う。

この作品透明人間スケルトン)化した人間特殊能力を使って戦ういわゆる「異能バトルものなのだが、登場人物思考やかけ引きの描写が非常にうまい

それともう一つ光るのはキャラクターの奥行きがあるところ。

異能バトルものらしくクセのある登場人物結構出てくるのだが、ただのインパクト重視のクセではなく、ちゃんとその人物なりの行動原理があるように見える。

セリフの裏の意図だったり少し挟んだコマでの心情描写などが丁寧で、考察しがいがある。

なかでも主人公パーソナリティーについては特筆すべきものがあって、盛り上がっている19話あたりからの展開がまさにその主人公の行動原理に迫ったものだ。

このあたりの話数からコメント欄ネットでの評価がかなり良くなったと感じる。

一言で言ってしまえば、この展開で読者がみんな主人公を気に入ってしまったんだと思う。

あえて例を出すなら『ワールドトリガー』で読者が三雲修の「やばさ」に気づき始めたあたりの感じ。

主人公への認識が変わったことで、1話から改めて読み返すとまた違ったものが浮き上がってくるようにもなった。

とにかくうまい漫画が読みたい人におすすめ

2023-09-02

大企業努力が足りないくせにネットのせいにしてる店舗事業

本屋→いまだに作家別ではなく出版社別に棚を分けるUI本屋独自のリコメンドも機能していない。

スーパーアボカドくらい何日で食べられるかカテゴリ分けしろ。俺でも画像診断プログラム作れる。あとその棚のもの一通り買えば一品料理ができるとか工夫しろ。何が主婦の味方だ。

あと一つは?

今日やること

台所掃除

掃除機かける

花の水やり

布団をほす

コーヒー靴下を買う

本屋に行く

芳香剤を取り替える

毛玉を取る

2023-09-01

本屋の「がん」の棚を燃やせ

身内が癌にかかり今後の治療生活についていろいろと情報を集める必要があり、まずは本屋だろうということで本屋の「健康」とか「癌」の棚に向った。

普段読まないジャンルから初めて見たけど、健康とか癌関係の棚があれほどまで完全に魔窟だったとは。

癌が消えた!とか癌の真実!みたいなあからさまに怪しい本がぎっしり詰め込まれていて、一応端から端までタイトルを読んでみたけどまともそうな本はゼロ

マジでゼロだった。

なんかこれって著者出版社はもちろんだけど、並べてる本屋もかなり害悪というか反社会的だよな。

こういうのも表現の自由なんだろうけどさ。

医薬品広告とか規制がかなり厳しいのに、書籍はこんなにガバガバでいいもんなのか?

俺は別にマイタケを食わせて癌を消すとかそういうアクロバットなことをしたいわけじゃなくてもっとこう、癌の基本的知識とか標準的治療の手順とか種類とかそういうのが知りたいわけ。

でもマジで一冊もそういう本がない。

だって「癌」の棚だよ!?癌について知りたかったらそりゃ癌の棚にいくでしょ!?

癌について知りたいのに訳わかんねぇおまじないみたいな本しかない。

文化が終わってる田舎本屋からなのか?

いや似非医学の本があることくらいわかってたけど、まさか100%とは思わないじゃん。

世の中ってもうちょっとちゃんとしてると思ってたのに…「ぐにゃぁ…」となりながら店内を呆然と歩きまわった。

そしたら資格とかの棚のあたりに看護師向けの教本がまとまってるコーナーがあった。

そのコーナーに「癌看護関係の教本があり、読んでみると滅茶苦茶分かりやすい。

知りたかたことが全部載ってる。

特に今回俺は身内が癌になってるから看護する側として知りたいことがしっかりまとまってるのは最適。

あんまり難しい「化学療法の薬の種類がどうこう」みたいな奴は多分今読んでもわからんだろうから基本的な内容が広く浅くまとまってる奴を買った。

あと意外とよかったのが癌患者から質問にどう答えたらいいか?みたいな本。

これまんまFAQとして使えて、こっちが聞きたいことに先回りして答えてくれてる。

偶然この棚を見付けられたからよかったけど、マジで危なかった。

とりあえずまとめ

・癌についてなるべく正確っぽい本が欲しかったら看護師の教本の棚に行くと良い。

・「健康・癌」の棚は燃やせ。

anond:20230831210058

横だけど、一部が序章、1~7章、終局と9つにわかれてるのね。序章はまっさきにアニメ化済み(ブルーレイ発売中)。

6章はアニメ映画(円卓)。7章もアニメ映画バビロニア)。終局はお芝居ステージ。←これ後半二つ逆だっけ?

で、残った部分だけでなく9つ全部を序章から含めて偶数章と奇数章で分けてコミカライズ同時進行させてる。

すごいめずらしいんだけどそうでもないとおいつかない。

で、本編は一部がおわったあと1.5部で外伝みたいな形のが5こくらいあって、

これがそれぞれ別の漫画家が同時進行コミカライズアガルタは完結した。CCCコラボセラフ剣豪七番は連載中。

さらに二部はいま7章まですすんだけどあまりメディア化してない。(フェスで6章アヴァロンのみ朗読劇にした)。

さらさらに、三部にあたるかもしれない「奏章」がはじまって、1章まですすんだとこがFGO本編。

 

スピンアウトというか個別シーズンイベントので鳴鳳荘など二冊のノベライズ

全般スピンアウトコミックとして四コマアンソロ作家アンソロ英霊食紀行。

まあ本屋さんも大変だなあとおもうわけです

 

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他に聖杯戦争システムのものはたくさんあって、アポクリファ東欧舞台にしたアニメ)、

エクストラエクステラテラリン(月を舞台にしたゲームラストアンコールのみアニメ化されたが後編が未公開)、

スピンアウトで侍レムナント江戸時代舞台にしたゲーム)。

さらに下敷きにした最初聖杯戦争たるステイナイトはもう派生が大変なことになっており。

2023-08-31

いかわ、かわいいと思うけどストーリーとかよく分からキャラクター性格もわかってない

本屋で本流し読みしたけどよくわからなかった

かわいいしハマりたいけど未だハマらず

2023-08-28

2023/08/28(月)

背脂ラーメンを食いに(手袋を買いにみたいに言うな)神保町に行った。予想通りの味がして感動はなかった。

神保町新宿から都営新宿線に乗って行った。本とカレーの街らしく、本屋カレー屋が多かった。正しく行けば駅出口から30秒の立地だったが、正しく行かなかったので15分位かかった。

その後、新宿ニトリに行った。ようやくフライパンの蓋を買えた。道中の高級店が詰まってるでっかい建物打ちっぱなしみたいな壁を通りに向けていて、たまにキラキラした高そうなバッグのショーウインドウがある。入り口は少なくて小さく、入って一歩のところにコンシェルジュみたいな人が居るのが見えて、一生俺には縁がなさそうな場所だと思った。

ちょうどルイヴィトンショーウィンドウを過ぎた辺りで、小さい出入り口からレディーガガみたいなでっかい金髪白人が出てきて、ルイヴィトンはお前の国でも多分買えるだろ、とか思った。

ダイソーに用があったので、せっかくなので東京モード学園建物?(コクーンタワー)の地下にあるダイソーに行った。コクーンタワーに辿り着いてからアクセスが悪すぎたがなんとか見つけた。東京都庁地下のパスポート交付ができる場所みたいな暗いところにダイソーがあった。5月に見たきり、最寄りのダイソーには無かった商品が取り揃えられて居てよかった。

はじめて一人で百貨店に行った。手土産を買う。良いのが見つかって購入したら、「包む以外に何かしますか?」って聞かれた。意訳なので実際はもっと丁寧だったはず。リボンとかつけてもしゃーないので、いいですと断った。その3秒後に、包まれお菓子PS4本体みたいにそのまま渡される心配が生まれたので、「手提げみたいなのも貰えますか?」って聞いた。そしたら「無料でお付けいたしますよ。」って。そーですか。

一瞬、聞いてしまった自分を恥じたけど、こういう分からんことは絶対に聞いたほうがいいから、恥じなくていい。まだ若いし。でも30代中盤になっても、紙袋付くか不安テンパる自分想像すると少しきついかも。

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