2023-09-01

本屋の「がん」の棚を燃やせ

身内が癌にかかり今後の治療生活についていろいろと情報を集める必要があり、まずは本屋だろうということで本屋の「健康」とか「癌」の棚に向った。

普段読まないジャンルから初めて見たけど、健康とか癌関係の棚があれほどまで完全に魔窟だったとは。

癌が消えた!とか癌の真実!みたいなあからさまに怪しい本がぎっしり詰め込まれていて、一応端から端までタイトルを読んでみたけどまともそうな本はゼロ

マジでゼロだった。

なんかこれって著者出版社はもちろんだけど、並べてる本屋もかなり害悪というか反社会的だよな。

こういうのも表現の自由なんだろうけどさ。

医薬品広告とか規制がかなり厳しいのに、書籍はこんなにガバガバでいいもんなのか?

俺は別にマイタケを食わせて癌を消すとかそういうアクロバットなことをしたいわけじゃなくてもっとこう、癌の基本的知識とか標準的治療の手順とか種類とかそういうのが知りたいわけ。

でもマジで一冊もそういう本がない。

だって「癌」の棚だよ!?癌について知りたかったらそりゃ癌の棚にいくでしょ!?

癌について知りたいのに訳わかんねぇおまじないみたいな本しかない。

文化が終わってる田舎本屋からなのか?

いや似非医学の本があることくらいわかってたけど、まさか100%とは思わないじゃん。

世の中ってもうちょっとちゃんとしてると思ってたのに…「ぐにゃぁ…」となりながら店内を呆然と歩きまわった。

そしたら資格とかの棚のあたりに看護師向けの教本がまとまってるコーナーがあった。

そのコーナーに「癌看護関係の教本があり、読んでみると滅茶苦茶分かりやすい。

知りたかたことが全部載ってる。

特に今回俺は身内が癌になってるから看護する側として知りたいことがしっかりまとまってるのは最適。

あんまり難しい「化学療法の薬の種類がどうこう」みたいな奴は多分今読んでもわからんだろうから基本的な内容が広く浅くまとまってる奴を買った。

あと意外とよかったのが癌患者から質問にどう答えたらいいか?みたいな本。

これまんまFAQとして使えて、こっちが聞きたいことに先回りして答えてくれてる。

偶然この棚を見付けられたからよかったけど、マジで危なかった。

とりあえずまとめ

・癌についてなるべく正確っぽい本が欲しかったら看護師の教本の棚に行くと良い。

・「健康・癌」の棚は燃やせ。

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