2023-09-06

こじんまりとした個人経営書店はつまらなそうな本ばかり置いてある

ネット通販電子書籍の勢いに押されて書店がどんどん街から消えている

大型書店ですら営業縮小傾向の厳しいこの時代に、昔ながらの個人経営書店など風前の灯

しかしそんな昔ながらものんびりとした書店雰囲気を懐かしむ声も多い

近所を散歩していて、そんな希少な個人経営の小さな古本屋を見つけた

今時まだこんな店がやっているのか、せっかくだしなんか買って帰るかと思って入ったら置いてある本が片っ端からおもんなそう

まず文庫が多い、カバーが取れて背表紙日焼けした昔の岩波とか古臭いやつ

それも絶版の名著とかじゃなくて、昭和文学大学生流行ってそうな、

例えていうなら宮台真司とか成田ゆうすけの昭和版みたいな店主は思い入れがあっても現代に生きる我々が今更こんなの読んでどうすんのみたいなしょうもない

あとは四畳半フォークみたいな醤油と畳の匂いが漂ってきそうな小説文芸雑誌、詩の本

時代に取り残された老人の趣味部屋に迷い込んでしまった

クレヨンしんちゃん大人帝国の逆襲だとここで昭和ノスタルジー匂いに飲まれて戻って来れなくなるところだが、

俺はむしろ加齢臭くっさ!早いとここんなとこ出なきゃ!と早々に退散した

今時個人経営書店なんかに変な夢を見ててもしょうがねえなと思い直した

  • 昔うちの近所にもそんな本屋があって、いつ潰れるんだろうと子供心に心配していたが、ある時そのことを母に話すと「あそこのご主人、私有地から一歩も出ずに隣の県まで歩いていけ...

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