はてなキーワード: 格闘家とは
この方、数年前から路上で「数分間のうち顔面殴り放題」という看板を掲げてやってる方です。
来歴は元いじめられっ子の元キックボクシングの選手で、タイトルマッチまで上ったという経験を持つ実力派です。
動画では名選手たちを前にくるくるとパンチをかわしてみせ、ほとんどクリーンヒットなしでくぐり抜けている。
で、この方の数字の乱高下が激しい。
有名格闘家YouTuber朝倉未来や朝倉海とやった際は万超えし、他の著名な格闘家とコラボしたときも万超え。しかし自分だけが出演しているときは200回再生も回らない事が普通、という完全に伸び悩んでるひとです。こうした経緯から有名YouTuberと絡む事自体はコンスタントに成功しているものの、自分自身をコンテンツにした場合一切注目されていないという事実がはっきりと浮かび上がってくる。
いじめられっ子と言っても人懐っこい、笑顔が爽やかな人で、嫌われるような印象はまるでない。
番組自体も他の格闘家YouTubeのように格闘シーンがメインなので、特にコンテンツがまずいというふうでもない。
で、5chとかを見てみると、かわすだけの技術なら誰でも出来る、などと叩かれている。
これはもうマニアの意見なのでYouTuber一般で考えると全然参考にならない。
何故なら朝倉未来は女性ファンまで獲得して登録者数を伸ばしているから。
上記の朝倉未来の動画などはスタッフがにぎやかで、彼らのやり取りを見ているだけでも視聴者の中にキャラクターが形成されて行き、そのファミリー構成をみているだけでも楽しめてしまう、と言う構造を持っている。
これは朝倉ファミリーだけでなく格闘海外のYouTuberにも共通する点。コラボ仲間が常連のおなじみで多彩だったりする点も同じ。
ケンジさんはこの点圧倒的にスタッフがおらず、一名入れたスタッフもキャラ立ちが薄い普通の人。
なのでドッキリなんてやる隙間もないし、企画も立てにくい。
しかしスタッフの編集はべつにおかしくはないし、コラボ相手も本人もまともだ。
これがかなり悪いらしい。自分の指摘を得てケンジさんの動画を見た人は、こんな過去の映像だけで人が集まるか、と思うに違いない。実際最近は地方巡業中の映像しか流されていない。これは本来のケンジさんの動画のやり方ではない。こうしたケンジさんの動画クオリティの劣化には理由がある。
腰骨の急激な悪化だ。整体の動画が流されたが、その動画以来痛いともいわずにコラボを続け、ついには動画が上がらなくなってしまった。彼はやがて渡米して堀口恭司で有名なATTの方々ともコラボする予定だったらしいので、その準備かも知れない。
何れにせよ、ケンジさんの延々と続く再生回数の低迷はみていて気の毒になる。
コンテンツは悪くない。少々スタッフがストーリーを作りにくい印象だが、当人のキャラも明るい。
なぜこんなに売れないのか、とおもう次第。
19世紀に生きたボディビルダーのエッセンはある日、脇の下で肉を挟んだら素晴らしい肉団子が出来るのではないかと考えた。そこでエッセンは突如官能的な様相で脇毛を剃り、よく捏ね上げた豚牛混合:5:5の肉を使い試行錯誤を繰り返した。この作業は彼が50になるまで続けられ、エッセンの右に出るものなし、という尊称から騎士の称号もないのにサーをつけて呼ばれることになる。しかし彼の称号と肉の味はまるで関係がなかった。
ともあれサー・エッセン氏の作ったミートボールはヨーロッパ各地に広がり、日本へと伝来、石井食品へと伝わるとイシイのミートボールとなる。
以上だ。
P.S.なお、元柔道家であり現格闘家の石井慧が連敗した際、そのビッグマウスに似合わない負けっぷりから「イシイのミートボール」と呼称されたことは記憶に新しい。
お前もっと書けよ!
あちらに書いてある通り、千年戦争アイギスはDMMが運営するR18ブラウザゲーのRPG要素付きタワーディフェンスだ。
タワーディフェンスゲームというのはプレイヤーの本陣めがけて敵がゾロゾロとやってくるので、それを迎撃するRTSっぽいゲームだ。
それ以外の部分ではRPG系ソシャゲによくある、面クリアで手に入れた低レアユニットや曜日クエストの合成用ユニットなどを消費してキャラクターのレベルや好感度を上げることで強化し、ストーリーや週替わりのイベントをクリアして報酬の無償石を集めてのガチャやイベント自体の報酬としてキャラを入手し、さらに戦力を強化していく。
後に一般向けスマートフォン版も開始した。R18と一般でデータは共有できるし、PCとスマホで各1個ずつセーブデータを作れるので、2個目のデータでベテラン勢によるタイムアタックなどが流行ったこともある。
詳しい事はWikipediaとか、途中で分裂して2つある攻略wikiとか、意外とネタ系情報がなく真面目に書いているニコニコ大百科などを見よ。
アイギスがなぜ生き残っているのか。
エロ? 確かにまあエロシーンはあるが、初期は実にあっさりしていた。セリフ量的な意味で。シチュエーションは割とマニアックなのもあったが。声も無い。声は今も無い。ある声は男キャラが死んだ時の声と、女キャラが死んだ時の声、あと敵が出現する時のウォーとかワオーンとかだけだ。もちろんアニメーションも無い。女キャラは何年か前に数えた時に500人くらいいたから、今は600か700くらいだろうか。もう名前も憶えてられない。王子はちょっとセックスモンスターすぎる。1日10人抱いても2ヶ月待ちだ。ロリキャラと帝国キャラ相手の時だけ犯罪者じみてるし。やるだけやっておいて手に入らないとか言って泣くし。
ドット絵? 確かに可愛いしぐりぐり動く。今では☆3以上は全員専用のドット絵があり、クラスチェンジや覚醒で変化するが、最初は最高レア(☆7)以外全員☆1の色違いという有様だった。
ストーリー? 困っている人や女の子に対して部下たちが「助けましょう!」って言うと、髪で目が見えない昔のエロゲ主人公みたいな王子が「・・・・・(こくり)」で進むやつだぜ。クライマックスにだけちゃんとしゃべるけど。あとエロシーン。
魅力的なおっさんキャラ? そりゃどいつもいい味出してるけど、エロゲーでおっさん活躍させてどうするんだよ! 戦力的に使えるやつもいるけど、基本的にネタ扱いで、男限定ミッションや低レア限定ミッション以外ろくに出番がないだろ正直に言え!
ネタ? そりゃ、エイプリルフールに女神が格闘家に憑依してソバットで並みいる敵をなぎ倒すとか、ヤスダスズヒトがキャラデザしたイケメン皇帝が女神を担いで砂漠を走って来るとか、アルスラーン戦記や7つの大罪とコラボしてR18の方にはフードを被った代替キャラが登場したりとか、魔王が死んで職を失ったデーモンが菓子工場を作ったりとか、ゴブリンの女王が七色に輝くレース場から転落してメカになって復活したりとか、色々あるけどさあ。あとプリンセスモーティマなんていうプレサービス時代のネタをなんで去年のエイプリルフールに再現してるんだよ!
やはりゲームバランスであろう。勿論最高レアを湯水のごとく投入すれば、大半のクエストは楽勝だ。キャラによっては数体で楽勝だ。だがエンドコンテンツたるストーリー終盤や英傑の塔、大討伐の神級EXにぶち込まれる高難度ミッション。最高レア・ブラック(☆7)の第二覚醒LV99コスト下限を並べても勝てるのかこれ、となるやつ。ただそれも回数を重ね、敵の出現パターンや特性を見極めれば活路が開き、適切なキャラを適切な順に配置し適切なタイミングで適切なスキルを使うことによってやがてクリアできる。フロムゲーかお前は。気が付けば編成には普段ろくに使わない癖の強いスキルやアビリティのキャラが、特定のシチュエーションのためにピンポイント起用され、「ぼくの考えた最強の編成」とは違う独自の魅力を持った面々になっている。他のプレイヤーはどうやったのかなと動画を検索してみると、15人編成のところ3人だけでクリアしていたり、イベント限定キャラのみでクリアしていたり。それもまたアイギスだね。ここにナナリーを置きます、ナルサス、カレー食ってりゃ勝てる、高難度少人数動画見たら全部にルフレ、そういった事は忘れろ。
最初の頃はキャラ不足で、ヘクター(☆2、田んぼで取れる)をコスト下限にしたのを複数編成して活用したりもしたが、今となっては第二覚醒黒LV99下限が何体いるだろう。毎週の緊急ミッションはほとんど消化試合だ。でもたまに熱くなれる。それでいいじゃないか。無課金だもの。
いや、絶対にいける。
格闘家本人からしたら蛆虫くらいに見なされてる存在に、今もバキみたいな骨折れた歯折れたみたいな世界で男見せて飯食ってる奴がそんなこと絶対にできっこない。
で、その熱が冷めないうちにYouTubeで顔出しでもお面つけてもどっちでもいいけど、はてなでバズった経緯と一緒に、改めて自分の言葉で人気格闘家YouTuberを告発する動画を投稿して、ずーっと真面目に態度を曲げずに妥協せずに、でも芯の通った紳士的な荘厳なスタンスを守り続ける。
「〇〇が反省しても絶対に許すことは出来ない。ただし、本当に反省したのなら、一生懸命に彼が打ち込んでる格闘家としての成功は願う」とか心にもなくても言い続けて。
そしたらマジで「いじめ評論家」みたいな肩書きでデビューできるぞ。「いじめ評論家」というデタラメな肩書きはある日からそーっと自分で勝手に名乗り始めるんだ。Twitter開設したりして。
YouTubeの告発動画のほうもバズったらまずAbemaプライムあたりには間違いなくゲストで呼んでもらえる。
その後、雑誌なんかでいじめにまつわる評論文掲載の話も出るかもしれない。上手くメディア露出し続ければ大学教授の地位も狙える。一発逆転だ。
ブランドTシャツ出してるの朝倉兄弟くらいしか思い浮かばんし、あいつらならいつも富豪ぶりをアピールしてるので貧乏ではないしな。むしろあの兄弟弱い者いじめだけは見逃さないし(つってもYouTube的なものかもしれんが)。
誰かわからん。ヤンキー超特急感ある格闘系YouTuberは安保瑠輝也くらいなもんだが、あの人も食うに困ってる感じはない。
となると、瓜田純士か。コイツくらいしかそこそこ有名で格闘系YouTuberとしてそんなに儲かってないやつはいないし、Wikipediaにも恐喝など前科の犯罪歴が乗ってるし、キックボクサーだし前田日明にも「俺がもしアウトサイダー時代だったらシバターから1億円の金をどうやって脅して引き出させるか考えてました」とか言ってたしな。
違ったらすまんな。
ちなみに女子高生コンクリート詰め事件(レイプ後糞便を食わせたり、用済みになるとコンクリートに詰めて殺した)の主犯格の一人も格闘家で、コイツに関してはみんな埋めても良い位の怨嗟が巻き起こってる。そりゃそうだろとしか思わない。俺もそういうやつの人権はまるで考えられない。
中学校で俺をクソみたいにいじめてたクズが格闘家になってた。で、コロナで生活が苦しくなったのかYoutube始めてた。コロナ禍でそのまま干上がれば面白かったのにな、残念だ。
しかもその界隈では結構有名な選手らしい。とはいえ、その界隈自体がどのくらい知名度があるのかわからないので、世間一般の知名度はどのくらいなのかわからないけど。
今社会の関心を集めているあのいじめ殺人事件は「これはトラウマ穿り返される奴だ」と思って詳細は見てないのだが、まさか目を逸らした先で最悪のものを目にするとは思わなかった。
動画、やたら楽しそうだったな。楽しそうでよろしゅうございますね。
どうやらコロナ禍で格闘技とかその辺の生活が苦しくなったみたいで、いろんな選手がやってるみたいだ。どの選手も内容がほとんど同じだが。コラボ、予想、ルーティン、トレーニング、コラボ、予想…顔が変わるだけでたいして変化がない。
まぁ、俺を恐喝すれば金を得られたあのころと違って本当に厳しいんでしょうね。金返せよ。
なんかファンからもらったプレゼントを自慢げに見せてましたね。俺の時計返せよ。
服にもこだわりがあるようで、なんか独自ブランド作ってましたね。俺の服あんなに破いたのにな。
再生数が欲しいなら「私の過去を告白します」みたいな動画作ればいいんじゃないでしょうか。
ちょうどいじめ殺人で世間が湧いている今、再生回数めちゃくちゃ延びると思うよ。協力してやるから取材しに来いよ。傷跡まだ消えてないからさぁ。
結構な再生回数献上してしまったけど、お前の人生も面白いな。俺の人生を崩壊させたお前が、なんか「苦しみを乗り越えてきた漢」みたいな扱いでリングやらケージに上がってんじゃん。
いい仲間に巡り合えてよかったですね。俺をいじめ殺す寸前まで言ったあのあと、いろいろな経験がお前を成長させてくれたんですね。クソすぎるだろうお前。過去の亡霊は常にお前を見ているぞ。
まぁしかし、結局のところ、いじめってのは対等な関係ではないのが問題だな。
あの格闘技のように、リングやケージで「対等に」「ルールを守って」「危険になったらちゃんとストップがかかる」「失神すれば許してもらえる」お優しくて甘い世界じゃないわけでさ。
俺は人を殴らない、お前は平気で殴れる。俺は社会のルールを守る、お前は守らない。失神しても水かけて起こして蹴り続ける、みたいな不平等な関係なのが問題なんだよな。
ウシジマとかいう漫画にあったあれだよ。「金属バットで人の頭をフルスイングで殴れる人間が強い」ってやつ。俺はそんなことしないので、それができるお前の方が強いわけだ。
ところでウシジマはもう読んでないけど、ちゃんとウシジマ死んだ?あんなクソを生かしたまま終わるってありえないけど、作者はどう畳んだんだろうな?それともまだ続いてるのか?まぁいいや。
いじめってのは、「一方的に他者を攻撃できる」状態なんだよ。いじめをやるクズはチート状態だし、いじめられる側は縛りプレイなわけだ。
縛りプレイ中のプレイヤーとチートプレイヤーが対戦してるのがいじめなんだよ。
でまぁ、残念ながらお前は俺の時と違って「対等に一対一でやり合えてレフェリーもいる優しい優しい優しい優しい優しい世界」でお給料もらってるんで、お前も負けるときがあるよな。仕方ない。お前チート使わしてもらえないもんな。メリケンサックとかグローブに仕込んでみるのはどうだ?俺に使ったやつ、まだもってないか?やれよ。勝ちたいならそのくらいやるよな?
つーか負けるにしても失神くらいしろよ。判定負けとか甘いこと許してんじゃねーよ。鼻が折れるまで、腕が折れるまで、金を失うまで、友人を失うまで、人間の尊厳を失うまで戦えよ。金玉のひとつくらい潰れても戦って見せろ。「一個くらいいいだろ」お前が言った言葉だぞ。実践しろ。格闘家なんだろ?戦いを生業にしてるんだろ?負けたらすべてを失え。無様な姿の撮影会開かせろよ。試合に負けて鼻が折れて泡吹いて下半身裸の状態で撮影会しろ。それがあるんならお前の試合見に行くわ。
しかしちゃんと体重も同じくらいの相手を選んでもらってなぁ。うらやましいなおい。優しい世界だなぁ。すぐ病院にもいけてなぁ。スポンサーまでついちゃうんだもんな。俺、お前に金とられてたから実質お前の最初のスポンサーってことになるな。俺のことも動画で宣伝してみてくれよ。あるいは、お前のパンツに印刷されてるスポンサー様全員今すぐ殴りに行ってこい。「金サンキュー」とヘラヘラ笑いながらスポンサー様に膝蹴りしろ。今すぐやれ。
それとお前もヘビー級と戦えよ。何が「階級が違うと全然違う」だクソ馬鹿が。今からヘビー級のチャンピオンに殴り殺されて来いよお前。お前の体重とヘビー級チャンピオンの体重差は、俺とお前の体重差とあんま変わらんだろ。今すぐ男を見せて来い。無様な姿を見せて撮影会しろ。
まぁ、判定負けとかクソ過ぎて嫌になるけど、お前の負け試合はほんの少し俺の心を救ってくれたわ。お前が負けた相手もYoutubeやってたんで一通り見たけど、お前結構酷い評価受けてて笑ってしまったわ。
とはいえ、お前が負けたあの選手も過去に何やってるか分かったもんじゃないしな。俺みたいな人間を生贄にのし上がったクズかもわからん。安易に持ち上げないことにしておく。
でもまぁ、爽快だわ。ありがとう某選手。できれば失神KOとか下半身裸一本泡吹き一本とかまでやってくれたらよかったけどな。
いじめってのは上で書いたようなチートプレイの快感に似た部分があるんで基本的になくならないし、「できるとわかったらデメリットがメリットを超えない限りやり続ける」のが人間なので、今までもこれからもいじめで亡くなる人は絶えないだろう。学校だけではなく、これは職場でも同じだ。
ただ解せないのは、ゲームや格闘技などの優しい世界ではチートプレイヤーがBANされるのに、リアルでは被害者がBANされるところだな。
いじめというのは「実に人間らしい病理」なわけで、本来はいじめクソ野郎のほうを隔離して治療しなければならないだろう。
問題が早期に発見され、クソ野郎が速やかに隔離治療される流れが確立されれば、被害者は「災難だったな」で終わる話だ。被害はちゃんとお金に換算して弁償してもらえば、ムカつくが人生が崩壊するような被害は負わない。
文春の記事は(辛くて)読めてないが、TLなどから漏れ聞こえる内容によれば、長期的な拷問を受け続けていたということだ。悼ましいことだ。
日本は入管で公務員が拷問行為を職務としてやっている恐ろしい国なので改善は期待できないが、それでも「拷問は絶対にこれを禁ずる」国であるのは間違いないだろう。
拷問というのは長期間にわたって身体を拘束され、苦痛を味わわせる行為のことだろう。
長期的に加害者から離れられず被害を受け続けるいじめというのは、単なる傷害罪を超えた拷問に近い性質があるではないか。
学校はいじめ対策をいろいろ考えるよりも、まず「被害者と加害者を即離す」ことを徹底してはどうだろうか。
「絶対に禁ずる」という強い文言で憲法に明記されている精神を示してほしい。
被害者に逃げ道を示してあげるのは優しさなんかじゃない。「お前はいじめられた」というスティグマを刻むだけだ。
そんなことよりも、すぐに、すぐに、すぐに、すぐに、加害者をつまみ出してくれ。
一発殴られたくらいなら、嫌な記憶として忘れることもできる。
だから、一発殴られたくらいの苦痛のうちに、加害者を、隔離してくれ。
頼む。
お前は負けろ。
「弱者男性」という言葉は、こうした実態を表現できてはいない。
弱者男性はなにかになりたいが、なんらかの才能がないことでなることができないのだ。
弱者男性はなにになりたいのか?
「弱者男性」が「理想の男」としているのは「サムライ」である。
多くのインターネットユーザーに対しては、改めて説明するまでもなかろう。
サムライにとって到底許されることではない。
サムライになりたいのに弱いことでなれないのだ。
もちろん刃牙はリアルなのか問題というのはある。恐竜を食っていた原始人という意味不明のキャラクターが登場するし、雷が直撃しても死なない。しかし、戦闘描写は一貫して肉体と肉体であり、エネルギー弾とか超能力者とかサイボーグ犬とかは出てこない。あくまでも人間の肉体に備わる基本的な機能で勝敗は決している。
何者でもなかった少年が倒すべき目標を知り、修行し、数多のキャラクターたちと戦い、勝利する。
キャラクターの多くは実在の格闘家がモデルなので個性がつけやすく、読者に受け入れられやすい。
そして、結局主人公は最強になるもののイマイチ人気が出ないという点もオーソドックスな格闘マンガである。
最終的に最強になった主人公の戦闘シーンが「どうせ勝つんだろう」と思われて盛り上がらないのもこの手のマンガの宿痾だろう。
しかし刃牙は、「何となくつまらない人物になっていく」のが主人公だけではないのが特徴だ。
主人公の刃牙以外のキャラクターも、何となく魅力がなくなっていくのである。
そのキャラのポリシーに矛盾した行動をするとか、作者の思想に引っ張られてキャラが変貌するとか、そういうことが頻繁に起こる。
最近だとオリバがそうだろう。
無双の肉体を持ち、単純な力で全ての技をねじ伏せるというファイトスタイルでありながら知性派でもあるという、まさにアメリカを体現したキャラクターで非常に人気が高かったのだが、最新シリーズでは完全に噛ませ犬になってしまった。今現在もリタイアしたまんまである。
このように、刃牙にはその時の展開の都合で魅力的なキャラクターがあっさり魅力を失うという展開が非常に多い。
それらの展開によって熱心なファンから激烈なアンチに転向する人が多いのも本作の特徴だ。まさかスピンオフの烈海王でもやらかすとは思わなかったが。
ストイックに武を求めるキャラなのかなと思っていたのに、突然「喧嘩商売」の十兵衛みたいな「勝つためには何してもいい」みたいな行動をとるなどがしょっちゅう起こる。
「格闘マンガである」と思って読むと、フラストレーションがたまる構造になっているのだ。
タイトルに書いたように、刃牙はリアリティショーだからだ。格闘マンガではないのだ。
格闘系リアリティショーをマンガにしている作品が刃牙なのである。
リアリティショーというのはフジテレビの「テラスハウス」で有名になったジャンルではあるけれども、古くは「あいのり」などのように一般人を集めてその行動を観察することを楽しむジャンルだ。
リアリティショーの作りというのは、
・目的達成のために時に協力し、時に蹴落とす、むきだしの人間模様を描く
・演出の都合上、やたら醜悪に設定され視聴者のヘイトを一身に集める人物が出てくる
・話が進むと、醜悪な人物が改心したり、新たなヘイト役が出てきたりする
・人気のないキャラは退場する
・ショーの最中、出演者のインタビュー映像が入る(この時何を思っていたのか、など)
演出の都合によりキャラが歪むというのはリアリティショーでは極めて普通だ。
それが原因で自殺者が出てしまったりするのが大問題なのだが、漫画なら自殺するキャラは出てこない。安心である。
あんなに魅力的だったキャラが一転して下衆になったり、また突然元の性格に戻ったりするのもリアリティショーあるあるだ。
リアリティショーに慣れてくると「あぁ、今はこのキャラがヘイト役でみんなをかき回すんだな」とわかるようになる。そのキャラには罪はなく、展開の都合で演じているだけだ。
刃牙も独歩も克己もオリバもジャックも本部もアライJr.も、リアリティショーの登場人物なのだ。
しょっぱい役割を引き受けることもある。
それらを演出するのは作者の板垣恵介であり、作者の分身である範馬勇次郎である。
勇次郎はリアリティショーのジャッジ役であり、司会である。方向性を決め、価値観を定め、時に自らショーに参加して圧倒的な権力をふるう。
キャラクターの優遇不遇に一喜一憂するのが正しい楽しみ方で、「あぁ、今はこのキャラがワリを食う展開なんだな」などと冷めた目線で見てはいけない。
東京オリンピック2023が中止決定された1週間後、政府は多額の賠償金の支払いを国内のスポーツ団体にも分割で負担させる声明を出しました。
元々自転車操業だった団体は完全にトドメを刺される形となりました。
同時に、オリンピックがなくなったことで多くの競技でスポンサーが辞退したため、日本国内においてプロアマ問わず多くのスポーツチームが解体を余儀なくされました。
路頭に迷った選手たちを待っていたのは、オリンピック開催失敗の責任は選手個人のアピール不足にあるという政府声明を信じた一部国民による執拗な人権侵害です。
たとえば、元スポーツ選手を雇ったコンビニでは、玄関前にマイルドヤンキーが仁王立ちしたり、トイレでうんこをしてわざと流さない客が急増し、その選手はバイトをクビになりました。
そういったことが各地で起こったことで、食い扶持を失ったスポーツマンが流れ着いたのは反社会的勢力でした。
元々格闘技系の人たちは就職先として反社を選ぶこともあったため、そのコネからまずは格闘家が、更にはそこからスポーツ選手つながりで他の競技の選手も次々反社に取り込まれました。
その後、元スポーツ選手による半グレ組織が各地に乱立し、政府や国民に恨みを持った彼らは積極的に日本という国を滅ぼそうとしています。
彼らの中には利益追求のためでなくこの国に対して破壊行為をすることが目的となってしまった者も多く居ます。
先日も東京都庁に大量の野球ボールが降り注ぎ窓際で働いてた職員が2名亡くなりました。
人通りの少ない道を歩けばサッカーボールを頭にぶつけられ気絶しているうちに財布を抜き取られるのが今や日常となっています。
お願いです。