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2015-11-07

大手SIer常駐は客先常駐とはまた違うよな

顧客企業常駐、大手SIer常駐、自社請負開発、いろいろやったけど

前者ほど勤怠面では安定する、後者ほど残業休出の程度がひどくなる

客が常に周囲にいる状況なので前者ほどストレス値は高い、ただ後者ストレス値が下がるかというとそうでもない場合も多い

当然ながら情報は前者ほど手に入りやすいし意思疎通もしやすい、後者ほど開発に集中しやすくはなる、はず

短期間で精度の高いものを少ない人数で作れって言われたら、顧客に開発チームごと常駐させる

客が過干渉で物づくりが進まない状況なら、要件切るチームだけ常駐させて、開発部隊は自社に置く

で、常駐チームメンバーを頻繁に自社と客先を行き来するようにする

自社の待遇評価問題について、これはどの環境かには依らず、自社社員が多い現場ほどやりやすくなる

少人数・場合によっては一人の現場では、問題プロジェクト問題としては認識されず、

個人の資質問題能力不足とされてしまう可能性が高くなる

そもそも客によって・プロジェクトによって大きく環境に差があるというのは業界問題だと思う

同じSIerの同じフロア複数プロジェクトで、まったく思想空気も働き方も違うなんてことがザラにある

2015-11-01

日本生産性と私の仕事

http://toyokeizai.net/articles/-/90210

「休めない」日本人生産性が著しく低い理由 | オリジナル | 東洋経済オンライン | 新世リーダーのためのビジネスサイト

・長い時間仕事をするほど評価が高い

・休暇や休憩は取らないほど評価が高い

・こなしている仕事の質や量は二の次

だらだらと思ったことを書きなぐる。

私は7年目の技術SE残業時間は平均すると月40h以下だが、忙しいときは80hを超える。

今の仕事は中規模の請負開発をやっていて、30人ぐらいのチームで作業している。

個人としての生産性は高い方だと思い込んでいるが、

今考えているのは自分生産性ではない。

 

最近課題は、外注新人への教育である

やっぱり、どうにも生産性が低い。

自分のような普通エンジニアが1時間で終わる作業が、1日かけても終わらない。

終わったと連絡を受けて成果物確認すると、

品質基準に達してなくて、結局1から全部指示しないといけない。

そして合計1時間以上かかる。

 

人材の質の問題であり、外注に払う単価を上げれば解決する問題なのかと

思ったが、どうも聞く限りそもそも労働市場にまともなエンジニアがいないらしい。

上司いわく「人材自分たちで育てるしかないだろう」とのこと。

頑張って育てているつもりだけども、やっぱり成果は人によって差が出る。

5人に教えて1人ものになればよいほうだ。

 

これはソフトウェア設計プログラミングの話になるけど、やっぱりセンスがないと難しい。

教科書的な内容は教えれば学んでくれるけど、正直それは最低限のレベル

特にUI設計データ構造設計センスがモロにでる。

センスのない人の作業成果は、正直何の役にも立たない。

(むしろあるだけ有害のことが多い、技術負債と呼ばれるやつだ)

 

難しいのは、本人はいたって真面目に作業していることだ。

しろ朝早くから深夜までよく働いてくれている。

真面目に作業しているのに、その人の生産物価値ゼロなことは悲しいことだ。

(これはそもそも作業指示が悪いという批判は正しい)

 

最近、昔やったノベルゲームセリフをよく思い出す。いわく

管理とは成長させることだ 。現状を維持することではない」

価値の低い人間社会にどう役立てるか、それが問題だ」

本当に、いかに人を使って仕事をうまくこなすかが難しい。

全部その人に丸投げして、作業が遅れたら休日出勤させて

無理やり終わらせるというのは昔ながらの解法なんだろうけど、やりたくない。

人に優しくないし、何よりスマートじゃない。

 

私が日本生産性寄与できるとしたら、

今いるチームの他の人の生産性を上げることだろう。

「TeamGeek」や「How Google Works」を読むと、

"そもそもチームメンバーになる人の選考が一番大事だよ!"と書いてある。

私もそう思う。でも私の立場はそれを許さないのだ。

 

質を問わず安い外注を大量に入れて、戦線に投入しながら立派なエンジニアに育て上げ、

そこそこの品質ソフトウェア効率的に開発する。

それが私の今の仕事なのだ少年兵教官の気分だ。

日本生産性向上に寄与できるだろうか?

正直生産性はどうでもいいな。

これ以上、開発が原因で鬱病になる人を見たくない。

 

少年兵教官の気分だ。

みんな元気に育ってくれ。一緒に戦おう。そして死ぬな。

2015-10-09

[] 沖仲仕

沖仲仕(おきなかせ、おきなかし、ステベドア/ステベ Stevedore)は、狭義には船から陸への荷揚げ荷下ろしを、

広義には陸から船への積み込みを含む荷役を行う港湾労働者旧称

  

1960年代以前の貨物船ほとんどは在来貨物船であり、荷揚げ荷下ろしの作業は本船から艀、艀から桟橋と荷物を移動させるために、

多くの作業員を要する仕事であった。港湾荷役事業元請けの下に複数下請けがあり第三次、第四次の下請け現場作業を担当した。

体力のない下請け作業員雇用維持が出来ず、手配師と呼ばれるコーディネーターに人集めを依頼する形態常態化した。

高賃金で体力勝負となる労働現場は荒くれ者が集まることから荒廃しやすく、暴力団などに対する人的供給源や資金源となることもあり、

反社会的な位置づけを受けることがあった。

  

1970年代以降、各地の港湾が整備され大型コンテナ船の利用が主流になると、艀を使った労働集約型の作業は瞬く間に減少し、

沖仲仕港湾労働者として括られるようになった。現在、船の荷揚げ荷下ろしの作業を行う港湾労働者仕事は、ガントリークレーン

代表される大型機械操作などオペレーター的な作業が中心となり、かつて沖仲仕活躍していた時代とは作業内容が大きく異なっている。

  

沖仲仕を父に持つ作家火野葦平の著書『青春の岐路』には「請負師も、小頭も、仲仕も、ほとんどが、酒とバクチと女と喧嘩とによって、

仁義任侠を売りものにする一種ヤクザだ。大部分が無知で、低劣で、その日暮らしといってよかった。普通に考えられる工場などの

労働者とはまるでちがっている」とある

  

日本において今日、「沖仲仕」という言葉差別的である、とされ、一般の報道などに際しては自主的に「港湾労働者」などに

置き換えられて表現される。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%96%E4%BB%B2%E4%BB%95

2015-10-05

http://anond.hatelabo.jp/20151005022429

無職なの?

仕事は沢山あってうちの分野では人材を競合と取り合いしています

少なくとも就活における不況はうちではもう終わったよ。

業務専用のちょっとしたプログラム書きの請負とかでも

B2Bだと結構仕事あるし、まぁまぁの額だよ。

分野にもよるだろうけど。

大規模案件会社つらいのでやめました。

2015-10-03

なんで日本ITって受諾請負がおおいの?

アメリカだと社内でザクザクつくるらしいじゃん

いや実際は知らないけどね。そういう話よく聞くから

2015-09-01

友達への嫉妬

僕は24歳・男・社会人(個人事業主複数請負なので、半分フリーランス)。

好きな仕事をして少し忙しいけれど毎日楽しい環境にも恵まれている。

彼女もいるし、日々のお金に少し不便している程度で特に大きな悩みもない。

同じ大学だった友達24歳・男・個人事業主

仕事の同業(web)で、彼女もいて、ココに書き出す内容としては全く一緒のプロフィール

ただ、ひとつ違うのは収入くらい。

だけど、僕は彼に嫉妬している。もんもんと考え続けているわけではないけれど、心の何処かで。

彼の事を嫌いなわけではない。むしろ僕は彼が好きでたまらない。あまり慣れ合いが好きでなく、人見知りな彼はどうだかわからないけれど。

彼は僕が妄想する「持っていたらいいなと思うスキル」を持っている。

物覚えはいいし、歌もうまいし、根気もある。いざというときは思い切りもあり、黙っていてもかっこいい。

対する僕は、歌もうまくないし芸術的センスも皆無。物覚えはそこまで悪くないが、根気はない。これはほぼ間違いなく成功するだろうというところまで石橋を叩き続け、不安を遮るように口を開き続ける。

憧れているなら、彼のように生きようと思ったが、2時間たりとも真似できたことはない。彼のように黙々とこなすことはできないのだ。

僕も彼みたいになりたいと友達ながら尊敬している。ただ、お金でも、スキルでも届かない僕は心の何処かに刺が刺さったまま日々を生活している。

2015-08-10

真面目に物事へコツコツ向き合える人が理解力を持っているとは限らない。

今日、試用期間満了後の雇用契約延長を行わないことの決定と、

その通知を行った。

相手は20代後半の男性当方は30代中盤の管理職です。

職種IT関連企業での提案型営業。

文学が好きで、読書家で、

彼は、困難にコツコツ向き合って解決していくタイプだと採用面接時に感じた。

前職は求人営業。

現にその通りの人物だし、判断は間違っていなかった。

ただし、私は

"困難にコツコツ向き合って解決していくタイプ"にある種の幻想を抱いていたように思う。

そういうタイプは例え未知の分野の事柄であっても、

学び、吸収し対応できると思っていた。

IT分野に限らず、物事というのはとかく抽象的だ。

例えば、受注業務を覚えなさい、とタスクがあったとしても、

そこには、受注の為の手続き、受注した内容の把握、社内での処理手続き、処理後の手続きが内在される。

受注した内容・・・と言ってもこれは業種ごとに異なるけれど、

特に受託請負関連の業種だと、お客様毎にその内容は異なるので、

都度、細かにそれを把握する必要がある。

"困難にコツコツ向き合って解決していくタイプ"であって、

この、"抽象的な物事"への理解力に欠ける場合

いくら学び、吸収しても成長を実感できないことがある。

なぜならば、

抽象的な物事への理解は、

具体的な事象にコツコツと向き合って解決していく類ではなく、

向き合うより、ある種の想像力を以て接することに依るからだ。

与えられた情報を集約して自身の頭で解決するという表現が良いかもしれない。

真面目に向き合えるかに加え、

与えられた情報を集約し、抽象的に物事を把握できるか・・・を人を選定する時に見る必要があると、実感した。

2015-07-26

経済産業省がITドカタの多重下請構造についてまとめていた

IT産業における下請の現状・課題について

http://www.meti.go.jp/committee/sankoushin/shojo/johokeizai/it_jinzai_wg/pdf/002_07_00.pdf

2015-06-26

http://anond.hatelabo.jp/20150620104607

炊事掃除洗濯が好きなのであれば家政夫とか家事請負業を仕事にすればいいんじゃないかな。

もし家事請負はいやで主夫になりたいというんだったら、「労働としての(つまり金銭をもらえるレベルの)家事仕事としてやりたい」ってのは嘘だって話になるよね。

2015-06-24

抗不安薬不安が消えない

鬱歴 10 年。パキシル/ジェイゾロフト等の SSRI で一時あった自殺観念等はなくなり、症状は随分安定している。しかし以前の元気さからは程遠い。一番困っているのは持続する不安感。ソラナックス頓服しているが、不安感は一向に消えそうにない。

ソラナックス無効ではなく、薬としては効いている。飲めばボンヤリした気分になり、周囲への感度は低くなる。しか不安感は消えない。それが不快で仕方がない。

不安の最大要因は、毎週月曜日に行われる業務進捗状況を報告しあう定例会議。そのためサンデーナイトブルーも激しく、週末も全然楽しめない。毎週かろうじて凌いでいるが、同僚に比べて自分の進捗状況がイマイチのような気がして罪悪感がハンパない。お前はダメだと直に言われている訳ではないし、気にする気にしないというだけの問題のような気もするけど、しか定例会前後に味わうネガティブ感情はなかなか払拭できない。

定期的にスポーツはしている。趣味もあって捗っている。家族との関係もよい。セックスだってしてる。仕事以外は充実してる。自分自身プロジェクト業務もやりがいあって楽しいしか定例会議で報告する内容は、敗戦処理的な請負プロジェクトの進捗状況なので、あまり進まない割にプレッシャーも大きい。

こういう状況を解決したことのある人いますか? ご助言求む

2015-05-01

雇われや請負が丸損で、製作が悪儲けならそちらに回ればいいじゃない

みんな本当はそんな事有る訳無い事を知っているから、新たに起業したりして製作に回ろうとする人が少ない訳で。

2015-01-31

http://anond.hatelabo.jp/20150131200619

じゃぁ、このIT系専門職派遣請負雇用するのが常識となった、現在の世の中でどういった要項を盛り込めばいいのか?

国家試験資格取得者が信頼おけないのであればどうすれいいのか?

2014-12-23

カジュアルゲーム開発者メンタルがよくわからない・・

昨夜は新宿で開催されたアプリ開発者忘年会に出席した。

楽しい時間を過ごしたんだが1つ気になることがあって、それがタイトルなんだが。

参加者の多くはゲームを作ってる人が多く、受託請負なんかは少数派だったと思う。

個人開発者で大規模なゲームを作れるはずもなく、一発ネタというか、カジュアル

ゲームを作ってる人が多い印象だった。

自分も個人レベルアプリを開発している人間なのだが、ゲーム開発については

二の足を踏んでいる。というか未経験だ。なぜか?

誤解を恐れずに言えば、カジュアルゲームは「しょうもないゲームから

しょうもないゲームを作るのにも時間はかかるという。

慣れた人でも1ヶ月くらいは費やすだろう。

自分工数を1ヶ月使って、しょうもないゲームを作る・・虚しくないか?

売れないともっと虚しいし、たくさん売れても所詮しょうもないゲーム

有名になったゲームを作った開発者開発者コミュの中で認知されたりするのだが、

彼らはどんな気持ちで過ごしてるんだろうか。

面と向かって聞くことも出来ず、一晩寝てスッキリしたので増田にて失礼。

2014-11-17

http://anond.hatelabo.jp/20141117221133

個人事業主やってながらほとんど個人で請負の作業なんてやってなかったか意識してなかったです

ありがとうございます、参考にしますね

http://anond.hatelabo.jp/20141117182228

A社→請負元→下請け1→下請け2 という商流できてて、私がいたのは下請け2なんだけど、

A社からお金を払わない」と請負元に通達があったみたい

この場合私が個人事業主華道家はあまり関係なさそう

2014-11-07

最低賃金引き上げと失業者への生活保障拡大」はうまくない

http://anond.hatelabo.jp/20141106101718

最低賃金を引き上げてそれで失業が増えたら社会保障対応すればいい

という意見があるが、それはうまくない。

賃金分布統計を見れば分かるように、最低賃金未満であっても

文無しよりはマシ、生活保護住宅などに制約を掛けられては困る、

などの理由最低賃金未満で働く人がいる。多くはないが、かといって

無視できるほど少なくない。偽装ではあるが合意のもとで、最低賃金

縛りを受けない個人請負となっている者もいる。

労働賃金を貰うためだけのものでなく、将来の転職機会のために

履歴書に空白をつけないためや簡単なものであってもスキル獲得など

に繋がることから、たとえ今は生活保護の方が賃金より高くても、

将来まともな仕事につければ生涯ではより多くの稼ぎになると考える

人もいるので、失業者生活保障を手厚くすれば良いというものではない。

そして、こういった最低賃金未満で働く人たちは、失業者への保障から

漏れることになる。合意の上とは言え最低賃金無視したり、

相場無視した偽装請負に、働く側も手を貸すことになっているので、

行政を頼りづらい。これが非常に大きな問題となる。法的な根拠

動く行政では非常に手が打ちにくい。

そして、最低賃金の引き上げはこういった人を増やす

実際、米国での最低賃金引き上げでは最低賃金未満で働く人が倍増した。

失業者生活保護者を蔑む文化の強い日本ではなおさらのこと最低賃金未満

でも働きたい人が出るだろう。

彼らは最低賃金からも拡大した保障からも見放されることになるのだ。

2014-10-28

顧客満足度CS)と従業員満足度(ES)の向上計画

会社でこれらの活動に力を入れ始めたがどうにも同意できなくて困る。

顧客満足度をあげるには仕事の質を向上させないといけなくて、

そのためには従業員仕事会社が好き(ポジティブ)になることが重要らしい。

そんな会社でとりあえず立てた施策を聞いてみると

なんてのを担当を立てて従業員が参加するかたちで行われている。

(むろん業務と兼務からフルで動けるわけではない)

従業員が全員「正規従業員」で部内のグループが小規模なら

ある程度は一体感が出て効果が期待できそうだなとは思うけど、

実際には一つのグループの中に派遣スタッフやら請負業者やらが

ひしめき合って数十人いるような環境で一致団結とはいかないわけで

そのあたりどうにかならないかなと思う。

もちろん文句をいうからには代案を出したいけど、思いつかない。

なぜなら、トップダウンもままならない職場から指揮命令では改善しないし、

関わるスタッフが多いグループが多数をしめているから横連携がうまくいかない。

そんな環境の中みんな自分の業務をこなすのが精いっぱいで

「楽しく仕事をする」というところまで手が届かないんだろう。

・・・と思うと、今やっていること以上の対策なんてできるのか?とも思う。

(私的には給与による貢献に対する報酬が一番効果的な気はするのだけど)

そもそも打ち立てた施策が間違っているかどうかを確認して改善していく

いわゆるというPDCAサイクル的な検証はだれもやらないのが不思議だ。

一応、人間工学がどーとかアクセス解析なんかもやっている会社なのに、

なんで社内でそれをやらないだろう。医者の不養生ということなんだろうか。

以上、軽いパワハラで半強制的イベントに参加させられて、

参加費用を払わされるのは嫌だなあという愚痴でした。(そこかよ)

2014-10-27

2月まで10年近くWEB業界にいた。

でもあまり会社が人を残酷に扱うことと、終わりの見えないプロジェクトに耐え切れなかった。

5月から請負にいった。それまで内向的だった環境を変えたかった。いろんなプロジェクトに関われてこだわりなくやれると思った。

でも満足できなかった。いわば設計から保守まですべて面倒をみたいのだと知った。

8月から業界・業種を変えた。仕事社内SEになった。会社も安定しているしこれで全部面倒を見ることができると思った。

でも満足できなかった。会社は個人の犠牲の上になりたっており、自分仕事は当初の話と異なり雑務に追われ、週に2回はよくわからない終日の会議に1日を潰された。

ここで遅まきながら気がついた。

WEB仕事がしたい。あの業界に戻りたい。自分が本当にやりたい仕事は、それだった。

約10年もの間やっておきながら、そのことに目を向けていなかった。

今、転職するか否か、猛烈に悩んでいる。

2014-09-20

IT業界多重下請け構造問題点ポイント

日本IT業界多重下請け構造が悪だ、Slerがクソだ、みたいな話あるけど、論点混ざってることが多い。

どっちかというと「仕事を出す側」として、多重下請け構造問題点ポイント書いとくよ。

必要とされる多重請負と、ブラックな多重請負があって、分けて考えないとイカン

ハナキンなのにやっと終わって一人酒だよ!

まず下請けじゃ無い構造の話から

比較するために、下請けじゃない会社の話からしよう。

発注者から直接仕事を請け負った元請け担当者(大抵の場合、安請け合いする部長)が、

請けた仕事を切り出して、課長、各チーム主任、ヒラと仕事を下ろしていく。

ピラミッド構造上意下達で、力関係も対等ではないが、こういうのは多重下請け構造とは呼ばれない。

一社のみが請けているからだ。当たり前だね。

そして、仕事報酬会社に対して支払われ、各員には会社から給与が支払われる。

では多重下請け構造の話

「オレの言う多重下請け構造と違う」と言われても何なので、定義はそのまま引っ張ってこよう。

多重下請け構造」とは、受託システム開発において、

発注者から直接仕事を請け負った元請(たいていの場合大手SIer)が、

請けた仕事を切り出して2次請け、3次請け、4次請けと仕事を下ろしていくピラミッド構造の事を言います

良くある例で言うと、元請は要件定義概要設計等の上流工程請負い、開発・実装などの下流工程は2次請けに委託する、というような構造です。

http://paiza.hatenablog.com/entry/2014/09/18/IT%E6%A5%AD%E7%95%8C%E3%81%AE%E3%80%8E%E5%A4%9A%E9%87%8D%E4%B8%8B%E8%AB%8B%E3%81%91%E6%A7%8B%E9%80%A0%E3%80%8F%E3%81%AF%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E6%82%AA%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%A4%E3%81%A4%E3%81%82

IT業界の『多重下請け構造』は社会悪になりつつある - paiza開発日誌

適切な対価が支払われないことは、多重請負問題ポイントじゃない

まず多重下請け構造における大きな問題として、中間業者が数多く入るため、下の層に行けばいくほど

中間搾取により現場で働いているエンジニア給与レンジが低くなってしまうという問題が挙げられます

これ、多重下請け構造問題点じゃなくて、受注価格交渉の話なんだよね。個別

例えば、一社のみなら給与体系の話になるわけで「部長中間搾取してる!」とは言わない。

さらに「部長が安請け合いするから現場エンジニア給与が低い」というのは、一社のみでも起こる。

まり、「中間搾取」によって「給与が低くなる」というのは、飛躍がある。飛ばしてはイカン

  1. 下請け報酬 = 元請け報酬 - (元請け仕事の対価 + 中間搾取
  2. エンジニア給与 = 会社給与体系

(以後、n次請け, n+1次請けは、全て元請け, 下請け表現するな)

1番と2番とは分けて考える必要がある。

エンジニア給料問題

まず、エンジニア給与が低くなるのは、会社給与体系の問題だ。

エンジニアが適正な給与を得ている下請け会社もある。

ということは、「エンジニア給与が不当なほど低い」のであれば、それは多重下請け構造問題ではない。

不当なほど低い賃金で働かせている「本来潰れていなければならない会社」の問題を、多重下請け構造問題で誤魔化してはイカン

下請け報酬問題

で、元請け下請けとの報酬差だが「要件定義概要設計等の上流工程」をやった対価を取って「中間搾取」とは言われたくないだろ。

だが、実際に下請け報酬は低い。

答えから書くと、さっきの式は以下の形で使われてる。

一目瞭然で、下請け報酬が少ないから、「中間搾取」と呼ばれる「元請け仕事の対価以上の報酬」が生まれる。

まり、「マージンを抜くから適正単価にならない」ではなく「適正単価でないからマージンを抜く余裕がある」だ。

なんで中間搾取とか生まれんの?

誰も「仕事」に対して金払ってないから

要件定義概要設計等の上流工程」が2000万で、実装テストの下流工程が1000万で、という区分けをしていない。

仕事の中身で値段を決めずに、人月計算をするから、常に下請け元請けよりも単価が低く設定される。

なぜならば、元請けは儲けるために下請け仕事を流すわけで、損するためにじゃない。

何が原因で多重請負なのか

仕事を出す側」の感覚としては、大きく2つ原因がある。

  1. 発注側が、SIerだけ選ぶ
  2. エンジニア所属会社仕事を選ばない

あと、多重請負が原因で起きがちな問題

発注側が、SIerだけ選ぶ

市役所ソフトハウス雇わないよね。以上終わり。

というわけで、潰れずに責任とってくれるような大企業しかクライアントは選ばないので、Sler繁栄する。

一軒家立てるとき工務店を選ぶ人もいるけど、ハウスメーカーも大人気だよね、というのが酷くなった感じ。

これは構造的な問題で、既得権益って言うとそうだね、という話。

エンジニア所属会社仕事を選ばない

7次請負が発生して問題です。すんごい単価が安いです。

じゃあ、なんで請けるの?という話。

まあ、最近インドとか中国とか、単価低いしアッチで、みたいになってるけど。

請けないと会社潰れるから激安で請けますどうせエンジニアは使い潰せば良いし、みたいな会社が多い。

で、ブラック会社は人が足りないとさらブラック会社を呼んで……みたいな泥沼状態。

エンジニア雇ってる会社ブラックなので、結果的に多重請負になってる。逆じゃない。

命令責任乖離していてブラック

プロジェクトマネージャプログラマを鬱で辞めさせました。ボーナスが減ります、となってない。

多重請負って、実質的中間搾取労働者派遣業になってる。

元請けA、2次請けB、3次請けC…みたいになると、Bが指示してEが無茶苦茶残業で体壊して、AはExcelしか観てない、みたいな。

まとめ

クライアントIT知識がないとか言っても無駄信頼関係効率性もある。

ハウスメーカーがお客さん呼び込んで、指定した建材で地元工務店契約して、さら左官屋雇って家を建てたりするだろう。

そういう時に、「客が直接知識を持って、左官屋と大工設計家と交渉すれば安く付く」とか左官屋が言ったりしない。

からみれば、多重構造になっていた方が圧倒的に楽だ。

出版社から直接本を買って、取次とか本屋のことを「中間搾取め!」とか言わないだろ。

IT業界は、そういう「効率のための多重構造」とは違う「果てのないダンピング会社の多重構造」がある。コッチが問題

さらに多重請負って、普通に偽装請負命令系統責任系統乖離してる。

人壊しても責任とらなくて良くて、補充がいくらでもきくなら、そりゃ無茶苦茶するわな。

まあ、ITエンジニアが育たないとか言ってないで、勉強して転職しようぜ!

「My Job Went To India」の日本語翻訳版がオーム社から発行されたのは2006年だよ!

多重下請け構造問題?違うね!単にダンピングする企業が沢山いて足元見られてるだけさ!

2014-08-17

とりあえず仕事辞めます

25歳。社会人歴5年。

底辺プログラマーやってます

とりあえず今の仕事辞めたくてしょうがない。

残業多いし給料安いけどまあひとりで暮していく分にはそんなに問題ないし、

現状にはそこまで不満があるわけではないんだけど、今必死仕事辞める言い訳を考えてる。

うちの会社ちっさくて、請負派遣言葉はよくわからないけど、完全に客先常駐タイプ

今の現場はすごく気に入ってもらえているようで、2年くらい同じ。(おかげで自社よりも自社っぽい)

契約先の同じような立場の人が何人も鬱でリタイアしたりしたけど自分はあまりそういうのは感じないらしい。

でもこの先5年10年とこの仕事で食っていける自信がない。

少なくとも今の会社に勤めてる限りは薄給のまま一生自分生活犠牲にして仕事していくんだろうなあと思うと、

なんともいえない気持ちになる。

あと別にプログラム組んだり考えたりすることが好きです!とかじゃなくて

なんとなくこの業界に入ってしまったのも悪かったのかもしれない。

アニメとかゲームが好きだったので、学生時代、人よりPC使えただけなレベル

問題なのはやりたいことがないこと。

とりあえず辞めたい。代わりの仕事はご飯が食べれればそれでいい、そんな感じ。

ネットで調べると社内SEがいいだのWEB系だのでてくるけど

ITとは全く関係ない業種がいいなあ。

IT社畜川柳とか読んであるあるwwwwwつって共感しなくていいような仕事がいいなあ。

そんな感じ。

まあ仕事辞めたいなんて、みんな思ってることかもしれないけれども。

今のプロジェクトが落ち着いたら会社に言おうと思ってる。

2014-08-03

オレの再建日記

SimCityというゲームをやったことがあるだろうか。スーファミシムシティ2000をやった、なんつー人も多いかもしれない。

知らない人も多いと思うが最新作であるSimCity(2013)というのはネットワークゲームになった。でっかい地域があって、そこに何個かの町がある。それぞれの町をそれぞれのユーザが作る。町と町の間は道路海路があって、人モノ金の共有ができて持ちつ持たれつ街を成長できるわけだ。

オレはSimCityが好きだからやりこんでいるわけだが、このバージョンSimCityはいかんせん町のサイズが小さい。土日かければがっちり収益性のある町が完成してしまう。一人で縛りをつけてやってもまあおんなじ感じの町ができてしまうんですな。次第に飽きる。もうメジャーアップデートもなくなってきたかユーザもあんまりいないのかもしれぬ。

最近は人が放棄した町を再建することに目覚めた。各ユーザセーブデータ10しか持てないからユーザこと市長街づくりに失敗した町、発展しつくした町はユーザ放棄する。その街づくり失敗シティを再建しようというのだ。気分は再建請負人、再建コンサルタント、ただのラマ好き、といったところだろうか。

大抵の失敗町は、金の問題である。広い道路を作りすぎて金がなくなった、とかライフラインに気を取られていたら金がなくなった、債券がこれ以上発行できなくなった、などである請負人となったオレがまず行うのは公共施設の停止である市長の家とか市役所なんてのは動かなくてもそんなにこまらん。まずオレの家に100ドルかかってることにイライラする。電気水道下水ライフラインなんてのも他の町からもらえばよいのだ。さっさと停止して他の町からもらえばよい。ってかんじですぐに収支はプラスに転じる。そこからどこの国の外人市長が残していったぐにゃぐにゃの道路にどのように発展させるかイメージを膨らませるわけである楽しいよ。

最後に今の町の話をしよう。びっくりしたことにその町はかなり発展していた。なぜ予算ショートしているのか見てみると、公園学校などへの異常な投資、そして住民、商業工業税がすべてゼロだったことである。なのに町の一部分が廃墟になっていた。この町の原子力発電所事故があったのだ。放射能汚染地価は高いのに住民は周辺に住める状態ではない。こんな町の市長になったことに後悔を覚えた、しかし再建請負人だ。この町を元気な街にしなければいけないのだ。つらい街に住む住民に一般的な税率まで上げることに葛藤があったが、住民の理解はあったようで、大幅な人口の流失は防ぐことができた。あとは公共投資の見直しであるシムシティ発売記念公園なんていらぬ。高校キャパが4800人というのも異常な多さ。削減である収益が安定してきたところで、原発跡地をどうするか考えた。ひとまず責任を感じて市長の家をそこに設置。ちょうど周りの町から融通を受けていた電力に限界がきた、メガソーラーとしようかと計画中である。住民の声を聞いてみた。信仰を求めていた。そうかもしれないねモスクを作った。たくさん通ってほしい。原発跡地の隣だけど。この町が早くもっとよくなってほしいと思っている。前市長の流れを継いで教育投資もっとしたい。大学を作ってこの状況をいかに軽減できるか研究してほしいし、大病院もつくって住民が細菌に汚染されない町にしたい。この町に来てまだ2年だが、市民の皆にはもう少し私に時間いただきたいと思う。みんなでこの町を再建したいんだ。

2014-07-18

対人恐怖症、社会不安障の人!俺と会社作ろうぜ!

働いてて何が嫌かって、

満員電車電話対応、会話すること、何より嫌なのは周りの人間と楽しそうにしてる

人の存在だ。僻みや劣等感かもしれんが仕方ない。

でも仕事は好き!

金は少し出すし、最初請負でもいいからやろう

あ、俺は中級プログラマです。

2014-07-15

http://anond.hatelabo.jp/20140715183518

これまであまりコードレビューしてなくて、最近コードレビュー頻繁にやるようになった。修正もさせてる、ちょっとづつよくなってるけど、まだ日々新しい発見してるとこ。

請負受託開発とかじゃなくて自社開発のB2B SaaS(オフショアへの開発委託だけど)だけど、教育しつつ長い目で見ればよいって思ってるけど、せっかく自社サービスなのにコードがかけないと思うと恨めしい。

うん。自社開発のサービスで俺プログラマーだとおもってるのに、コードかけないのが恨めしいんだよ。

2014-06-04

http://anond.hatelabo.jp/20140604140925

"瑕疵担保責任 ソフトウエア"の検索でいろいろ出てきますよ。システム屋寄りの内容も多いけど。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130514/476850/

http://www.riskhoumu.com/bes/bes1311.html

今回はお役所から発注でもあるので、数年間競争参加資格からはく奪される(請負能力水準に足りない)とか、そういった線での要素はゼロではないでしょう。

http://anond.hatelabo.jp/20140604135613

業務システムは、発注者側が業務の専門知識、請負側がコンピュータの専門知識を出し合って作るもんだ。

ある不具合100%どっちかの責任、ってはっきり白黒つかないことも多い。

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