その通知を行った。
彼は、困難にコツコツ向き合って解決していくタイプだと採用面接時に感じた。
前職は求人営業。
現にその通りの人物だし、判断は間違っていなかった。
ただし、私は
"困難にコツコツ向き合って解決していくタイプ"にある種の幻想を抱いていたように思う。
そういうタイプは例え未知の分野の事柄であっても、
学び、吸収し対応できると思っていた。
例えば、受注業務を覚えなさい、とタスクがあったとしても、
そこには、受注の為の手続き、受注した内容の把握、社内での処理手続き、処理後の手続きが内在される。
受注した内容・・・と言ってもこれは業種ごとに異なるけれど、
特に受託請負関連の業種だと、お客様毎にその内容は異なるので、
都度、細かにそれを把握する必要がある。
"困難にコツコツ向き合って解決していくタイプ"であって、
いくら学び、吸収しても成長を実感できないことがある。
なぜならば、
具体的な事象にコツコツと向き合って解決していく類ではなく、
与えられた情報を集約して自身の頭で解決するという表現が良いかもしれない。
真面目に向き合えるかに加え、
結局学歴になるわけですな。