「労働力」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 労働力とは

2021-08-02

anond:20210802133502

同意そもそも先進国において「誰にでもできる仕事」なんて最低時給ラインなっちゃうのだし、合意が「その時給」になっているのであって、仮に「確実に儲かる仕事」があったら金利なんかで割り引かれちゃって、安い労働力や確実な技術のある方向に投げちゃうよ。石油意味があるのは、産油国に金を払いたいからじゃなくて、自動車エネルギー源として価値があるからだよねー。供給価値を決めるなら、団塊ジュニアは裕福だったろうに。

2021-07-28

anond:20210728010533

戦争が起きたところで、人類リベラルという邪教洗脳されている限り、いずれまた行き詰まるだろ。

行き詰まったら、また立ち上がるだけだろ。なんのための直立二足歩行なんだよ。その、再度立ち上がるために金本位制否定する必要があった、違うか?

資本家特権的地位否定せず、それ以外の人間労働力として公平に安く買い叩こうとする歪な宗教をのさばらせている限り、人類未来はない。

現代資本家特権とかねーよ。ただの金を持っているだけじゃねーか。それ言ったら、ソ連中華人民共和国の方が「公平に安く」で軍務や労使されてたよ。

2021-07-26

anond:20210726200426

労働力提供どころか損害を与えたので解雇

ってのはすごくドライだと思うけど

ホビージャパン退職処分に納得がいかない

転売容認する発言をした社員ホビージャパン退職処分にしたって話だけど、これは正当な解雇になるのか?

退職処分と書かれてるだけなので、それが懲戒解雇なのか、いわゆる諭旨解雇(ゆしかいこ)なのかは判断できない。諭旨解雇社員退職届を提出させる処分懲戒解雇よりマイルドだけど、しかし調べてみると法律上必要要件特に違わないようだ。

https://roudou-pro.com/columns/428/#toc_anchor-1-4-2

法律上ハードルはほぼ同等

ただし、諭旨解雇も結局「解雇」に該当するので、後述する「解雇濫用の法理」が適用されます懲戒処分の段階としては、たしか諭旨解雇は、懲戒解雇よりも軽い処分という位置づけです。


しか解雇濫用の法理との関係上、諭旨解雇適法性が認められるためのハードルは、懲戒処分とほぼ同等と考えるべきでしょう。

https://sakura-hokuso.com/houjinhoumu/roudou/yushi-kaiko.html

 更に、諭旨解雇解雇一種であることから労働契約法上の解雇事由に当てはまることが必要です。また、他の法令上の解雇制限に当たらないことも必要です。



懲戒解雇では犯罪級の理由必要になるので、ただの発言程度では、この処分は酷すぎるように見えるのだが… 何か見落としがあるのだろうか。

ブックマークコメントの…

ホビージャパンが『テンバイヤー許すまじ。慈悲はない。』と考えている事の証明にはなるね。

しかしそう言ってしまえるなら、『社員労働権は犠牲にできる。』と考えてる事の証明にもなる。と思う。

個人的には、みせしめの懲罰問題解決を図るのは気分が悪い。転売を憎んでる人の胸はすくのかもしれないが。構成員思想統一強要するよりも、会社としての考えを積極的に発信していく方が、支持は得やすいのではないか

昨今キャンセルカルチャーの高まりと共に、容認してる・容認してない、を問われることが多くなった。

この流れに少なくとも私は、ウンザリしている。はっきり言って、他人が何を考えてるかなんて知った事ではない。

もっとドライに、労働力を提供する⇄対価を提供する、商品提供する⇄対価を提供する… 互いが互いを道具のように利用しあう関係になれないのか。疎結合になれないのか。思想コントロールなんて、重すぎる。

八百屋に行って「このトマト農家笑顔栽培をしてますか?」なんて確認必要になる未来は… 面倒くさすぎるぜ。そう思わないか

2021-07-25

anond:20210725184100

一人当たりの給料では生活できないほど下がったら法律なんてもう意味がなくなるから

からハイエクはその点を指摘したのじゃないか法律で雁字搦めにすると、経済硬直化の原因となるから、縛らない方が良いと。

子供労働力になり教育が受けられない子供が増えて

そうか?世界規模で高学歴化による少子化の進行が起きてるじゃん。逆に聞くけど、本当に教育って年収を上げてます

2021-07-24

anond:20210724214832

追記部分について、そのように労働力の奪い合いで労働賃金が上がるんだよ。

そして、人削減のために設備研究投資をして効率化、生産性向上を図る。

anond:20210724213801

かに

そもそも無限に発行できる国債の大量発行なんてしてマネタリーベースを上げて」も、国債を買ってくれる買い手が日本いるから困ってるのじゃないか日本赤字が増えると、円安になって、製造業が戻ってくるのは今の日本メリットあるのかね?製造業をやってくれる主体高齢化したのが問題で、日本国の場合マネタリーベースを下げて無理に円高にして、外国人労働力を輸入した方がメリットある状態デフレの原因なんじゃないの?

マネタリーベースが上がると、コンビニ福祉現場人は、建設現場に吸収されちゃのでは?つまり収入は増えるけど、それ以上に物の値段が上がるとは思わないの?

2021-07-23

anond:20210723234100

今の日本象徴してるわ

足元おぼつかない年寄りのために貴重な労働力無駄になる

2021-07-18

ヒトラーナチドイツ、ってタイトルの通りヒトラー政権を握り戦争踏み込むまでをわかりやす説明した新書読んでたんだけど、冒頭のほうはぶっちゃけしかった。冴えない画家志望が敗戦した国軍に職を求めたら職場雰囲気にあてられて筋金入りのやべーやつになっちゃったあと、同じような教義を抱えた零細団体戦後雨後の筍のように数多くあったなかで、自身天才的な演説や口撃手段を元に支持を増やしていき、イキって挫折し、ちょっとした幸運(この辺だいたいバイエルン既存政治家の保身が理由というのがくっそ笑える)に助けられて生き延び、天才宣伝ゲッベルスなどに助けられて本格的に飛躍するという、なろうかよ的なストーリーだったし。

でも後半からいっきに怖くなった。共産党などへの武力行使はさんざん描かれてはいものの、ピントは来てなかったけどまじかまじかって感じで。

国政の成功共和国いっきにすすんだ男女同権から女性強制的に家庭に押し込めることでの失業率回復や、青年市場労働力ボランティア()の形で制限させて代わりにマティズモ的な結束力を精神的に植え付けるという、いかにもナチスだわーって政策で、決してそれは成功でもないし賛同できねーよ!!ってのも納得した。こんなんホロコーストなくても認めちゃだめだわ。

ただ、納得いかないのが、国会議事堂が燃やされた前後無能大統領につけ込み、合法的手段で授権法を成立させる鮮やかさで、当時の法規を隅々まで知った上じゃないとこうはならないと思うのだけど誰の補佐があったのか。

日本政府内にいる人たちも時々口が滑ってナチスの名前を出すわけだ。全く理解できないけどそりゃ共感するよな。基本的人権なんて理解してなさそうだし、優生保護法優生だって絶対思ってるし。

とても読み応えがあった。

2021-07-16

木屋町にあるキャバクラ黒服仕事をしていた

この日記の内容はみだしのとおりだ。京都での学生生活の4年間をキャバクラでの黒服仕事に捧げた。

年末のこと。コロナのおかげでストレスが溜まる中、ふと京都が懐かしくなって一人旅に行った。学生時代と社会人約十年目では、さすがに景色に差があった。いろいろと感じるものがあったので、ちょっとしたためてみることにした。

広島田舎から京都に出たばかりの、当時18才だった私は大学生活に憧れを抱いていた。第一志望ではなかったが、行きたいと思っていた大学だった。

4月はあっという間に過ぎた。入学式オリエンテーションサークル勧誘学部学科での新入生歓迎会、初めての履修登録、初めての講義、初めてのゼミ活動

楽しくもあったし、不安もあったけど、5月になって、まだあることをしていないのに気が付いた。

アルバイトである大学生アルバイトをするものだと思っていた。それ以前に読んだ漫画アニメでは、大学生はみんなアルバイトをしていた。

早速、求人情報掲示板を見た。インターネットではない。学生課の前に貼ってある物理的なやつだ。すると、学内カフェがよさそうな気がしてきた。時給もいい(850円だった気がする)。

その日のうちに、お店に行って店員のおばさんに声をかけた。アルバイトがしたい、と。

何分間か話した後、「土曜日シフトはいます」と告げると、大歓迎な感じで、「今度オーナーも交えて面接しましょう」と言ってくれた。私の携帯電話の番号を伝えた。

その翌日だった。知らない番号から着信があった。携帯が鳴っている最中ガラケー通話ボタンを押す直前に着信が切れた。

もう一度かけなおすと、女性の人が電話に出た。どうも話がかみ合わない。「こちからはかけていません」とのこと。どうやら、大学全体の電話受付窓口に繋がっていたようだ。でも学内の誰かが、私に電話をかけている……。

増田処刑はすでにおわかりだろう。あのカフェからの着信だったのだ。私はそんなことにも気が付かなかった。

それから3日が経って、あのカフェに行って、面接の件がどうなったのか聞いたところ、「オーナーに、あなた電話に出ないと伝えたら、もう面接はいいって」という衝撃の答えが返ってきた。

私が阿呆だっただけだ。今でも、仕事でこういう感じのミスを冒すことがある。

ある日、京都御所の近くにあるコンビニ求人雑誌を持ち帰った。

パラパラと中を覗いてみる。飲食店小売店が多いようだ。ただ、どのお店も時給が低い。大学の近所にあるお店は、だいたい750円~800円だった。今思えば、こういう視点はやはり若いな、と思う。

大学生場合は、たとえ時給400円だろうと、釈迦に生きる人としてふさわしい常識言動知識を身に着けられる職場がいい。大学の同期で、一流どころの企業官公庁NPO法人就職した連中は、リクルート株式会社はてな高島屋アルバイトをしていた。

当時の私は、リクルートはてな高島屋も知らなかった。私の出身広島県の府中市だった。そんなオシャンな会社地元にはない。天満屋だったらあるのだけど。もし私が東京府中市出身だったら、リクルートはてな高島屋も知っていたのかもしれない。

さて、求人情報誌も終わりの方まで来た。すると、スナックキャバクラバーのページが出ていた。

あるお店の男性スタッフの時給のところを見ると、22時までが900円で、22時以降が1000円とあった。基本の労働時間20:30~5:30で、開店準備と片付けを除いた9時間に対して給与が支払われる。ツッコミどころが満載だが、こういう業界なのだ。今でもおそらくこんな感じだろう。

「でも、夜の店はちょっとなあ」と感じつつ、「失敗したとしても私はまだ若い。なんとかなる」とよくわからないポジティブも抱いていた。

あるページを捲ろうとして私は、ある求人に目が留まった。「木屋町で一番レベルが高い店です!」みたいなことが延々と書いてあった。自画自賛もいいところだ。※本当に一番レベルが高い店だった。

でも、「面白いな」と思った。しかも深夜時間帯の時給は1100円ときている。さっそく電話をかけて、簡単自己紹介をして年齢と大学名を言ったら、「ぜひ面接に!」ということになった。

5月の割と寒い夜、私は親からもらった原付に乗って、家から木屋町まで10分ほどの距離を慎重にゆっくりと駆けていった。

マクドナルド河原町三条店の近くにある、小ぢんまりとしたビルの地下1階にその店はあった。

当時の私はビルの前に立ち竦んでいた。田舎育ちの私は、ビルの下に降りていく階段を見たことはなかった。真下の方から数人の話し声が聴こえる。

おそるおそる階下に降りていくと、廊下が十メートルぐらい続いていて、奥には分厚い扉が開け放たれていた。表面に店の名前が書いてありそうな。近づいていくと、店の中から男女が笑い合う声が響いた。

扉の前には小さい丸椅子が設えてあって、2人のお客さんとイケメン黒服(ボーイ)が楽しそうに話をしていた。お客さんは、丸っこい小さいグラスに入ったお茶を飲んでいる。

ふと、ひとりの嬢が出てきた。黄色い、ひらひらとしたドレスだった。歩く度に、ドレスの裾がブゥンと上下していた気がする。顔つきは覚えていない。失礼ではあるが、「化粧濃いな」と感じたのは覚えている。外国人風の浅黒い肌の、ツンとした表情だった――人生で初めてキャバクラ嬢を見た瞬間だった。

さて、イケメンの人に「面接に来ました」と告げると、「ちょっと待ってね」と言われ、奥に引っ込むと……すぐに別の男性がヌッと出てきた。

体格が大きい、熊みたいだ。笑っている。当時の私には恐い人に思えた。実際には、恐ろしさと優しさが同居するタイプ……と見せかけて、普通にサイコパスだった。

店長と名乗るその人と、同じビルの2階にある事務室に入って、さっそく面接が始まった。私はソファに座らせてもらっていて、ガラス張りの机の上にペットボトル緑茶が置いてあった(はずだ)。店長は反対側のソファ腰かけた。

「飲んでよ」

ありがとうございます

店長とどんな話をしたかはあまり覚えていない。

思い出せる限りだと、こんな感じだった。

広島出身? 俺の叔父さんが広島なんだ」

「いい高校行ってたんだね」

「18才か。若いね~」

柔道強いんだ。2段だって

「いつから来れる? できれば明後日がいいな」

こんな感じだったと思う。当時は、落ちる可能性が高いと思っていた。ボーイの経験がないどころか、アルバイトしたこともなかったからだ。自分が盆暗な方だということもわかっていた。

ところで、キャバクラで4年も働いていたのだ。私のような類型(実務経験のない若い子)を採用する理由はわかる。

①単純な労働力として

多くのお店では、ホールキッチン仕事を8時間ぶっ続けでやらないといけない。開店の準備と片付けもある。休憩はあるが非常に短い。キッチンのビア樽に座って5分間など。なので、体力のある人がほしい。

②肉壁として

態度の悪いお客さんは必ずいる。特にお酒が入っていると、接客が気に入らないということで難癖をつけたり、声を荒げたり、脅迫してくることもある。

※稀に暴力団組員も来る。「暴力団お断り」のステッカーをどの飲み屋も貼っているだろう? あれは歓楽街では冗談一種だと当時は思っていた。この業界では、清濁を併せ呑み、判断が早く、臨機応変対応できる者が生き残る(と店長が言っていた)。

お客さんとトラブルになっても、年が若くてガタイのいい奴がいるのといないのとでは展開が違ってくることがある。たとえ殴られても、私みたいに若いのは自分が悪いと判断して、お店に治療費請求しないことが多い。

レアドロップ枠として

一例として、私と同じ同志社大学で、かつ同じ法学部法律学科の奴で、大学生活の4年間、ホストをしていた奴がいる。週に3日ほどの出勤で、大学回生になる頃には月に30万~40万ほどは稼いでいた。本人いわく、「いろいろあるので稼ぎ過ぎないように気を付けていた」とのこと。全く正しい行動だ。大学生の年齢でその判断ができる時点で、奴は普通ではなかった。2021年現在も、堅気ではない仕事大金を稼ぎ続けている。その彼は、KFJ京都俗情掲示板)のホスト板にもスレッドができるほどの猛者だった。つまり、年が若くても超スゴイ奴は一定数必ずいる。そういった人材を時給1000円前後で使えるチャンスに賭けているのだ。

私が採用された店というのは、実は特殊タイプだった。

当時の木屋町祇園にあったスナックラウンジキャバクラは、そのほとんどが個人もしくは社員10名以下の会社経営していた。

私が働いていたお店(以後S店とする)は、それなりの企業経営母体だった。モデル女優なんかを育てている芸能事務所が、副業としてキャバクラを出していたのだ。

※もうみんな読んでないのでぶっちゃけるが、㈱オスカープロモーション母体として経営している店だった。当時の私は、そんな会社存在自体を知るはずもなく。

そこに所属している子が修業や小遣い稼ぎの意味で働きに出てくる。そういう構造のお店だった。もちろん普通の子もいる。

以下、私が働いていた4年間で記憶に残っていることを書き出してみようと思う。たぶん長文になる。



大学回生

 キッチンホール仕事をやっていた。時給は1,100円。キッチンが主で、社員の人が少ない時に限ってホールに出る。

 最初の頃は、強面のM主任に怒られてばかりだった。今思えば強面ではなかったし、体格も中肉中背だったが、当時若輩だった私には圧が強すぎた。

 キッチン仕事というのは、いうまでもなく優先順位がモノをいうわけで……おしぼりとつきだしの用意も、ドリンク作りも、フード作りも、皿やグラス洗いも……人生最初に覚えた仕事は、社会に出てから仕事の縮図だった。

・次の次くらいまで優先順位を決めながら動く

・途中で別の仕事に移らない

・雑多な仕事はまとめておいて後でやる

 こういった原則ひとつずつ身に着けていった。

 より精神的な意味での教えもあった。例えば、トレンチお盆)の持ち方について。S店での持ち方は、指を立てて、手のひらが触れないようにして胸の前で持つというものだった。

 当然、最初のうちはできない。いや、言われたとおりにできるのだが、どうしても、たまに手のひらでベッタリと持ってしまう。

 最初にそのミスをした時だった。「おい」というM主任の声が聞こえた。怒られると思って身構えていると、「新人が間違えた持ち方しとんぞ」と、上で述べたイケメンの人が叱られていた。確かに、私は最初トレンチの持ち方をイケメン先輩に教わった。

 でも、当時は「なんでイケメン先輩が怒られるんだろう。なぜ私じゃないんだろう」と素朴に考えていた。

 このS店では、そういう社会人として基本的なことを教わる機会が何度もあった。私は盆暗でノロタイプ人間だったから、ありがたい教えでも、耳から耳にスーッと抜けていったのがたくさんあったに違いない。日記もっと細かくつけておけばよかった。

 今でもM主任を思い出すことがある。厳しい人だったけど、まともに仕事をこなすことを誰よりも考えていた。私のことを考えてくれていたかはわからないけど、今でも確かに思い出すのだ。

 めちゃくちゃ厳しくて……でも、ふいに無邪気で優しい笑顔を見せてくれる。私はずっとM主任の後ろを追いかけていた。今、この場で感謝を述べさせてください。ありがとうございます



大学回生

 この年の春先から初夏にかけて、正社員と同じ仕事が増えていった。一例として、ホールを回る仕事が主になった。棚卸しもするようになった。時給が上がり1,200円になった。

 本来大学生アルバイトは、キッチンでフード作りや洗い物をするものだ。ホールに出ることもあるが、あくま代打的に割り振られる。原則社員キッチンアルバイトホールということはない。にもかかわらず、なぜ私がホール担当になったかというと……。

 私の社歴が、スタッフ内で真ん中あたりになってきたからだ。

 信じられないだろう。でも事実だ。私がS店に入った時、社員5人のアルバイト3人(私を含む)体制だった。1年目の梅雨時に社員がひとり免職処分能力不足だと思う)になって、また秋になった頃に社員1人が系列店に行って、3月の春休みの頃、ひとつ上の学生アルバイトが飛んだ。従業員が3人いなくなって、3人補充された結果こうなった。

 ホールを回る仕事について、思い出せる範囲優先順位が高い方から挙げていくと、①お客さん又は女の子(=キャスト。以下嬢とする)の監視、②オーダーの受取と実行(買い出しを含む。お客さんだと煙草女の子だとストッキング生理用品)、③嬢によくない行為をしているお客さんへの注意、④お客さんからのイジリや自慢話やお酌に付き合う、⑤灰皿やアイスペールの交換、⑥喧嘩を止める(リアルファイト含む)……といったところか。

 重労働だが、そこまでキツイということはない。一般的飲食店でもこれらに近いことをしているはずだ。最初は立っているだけでも辛かった。足が棒になってしまう。慣れてもやっぱり足の裏が痛い。

 思い出に残っているのは、やはりM主任だ。仕事ができる男性で、30代半ばで月給は45万円(残業代は基本給に含まれている)だった。客引きプロであり、街を歩く人でその気のなさそうなお客さんでも、1分も経たないうちにお店への興味を起こさせ、大体3分以内にお店に連れていく。何より損切が早い。この人はだめだと感じたらすぐにその場を去って、別の人に声をかける。

 その主任にこっぴどく怒られたことがある。

 真夏の夜だった。私に初めての仕事が割り振られた。いわゆる、キャバクラの店の前にいる人の役だった。客引きではなく、連絡役に近い。お店に用のある人、例えばリース関係業者だったり、面接希望の嬢だったり、店長の知り合いだったり……むろん、通りがかりのお客さんにサービス内容を聞かれることもある。

 さて、ある3人組のお客さんが店の前を通った時、S店に興味を示した。「お兄さん。どのセットがお勧め?」と聞かれた私は、しどろもどろになりながら、2万円(2h)と1万3千円(1.5h)と1万円(1h)の3つのコース説明した。金額うろ覚えだ。たぶん違う。

 3人組のリーダー格は、「う~ん」という表情になって、何点か質問をしてきた。うまく答えられなかったのは間違いない。最後は、私の方が心が折れてしまった。

 その場を立ち去る3人組を見送る私の後ろに、M主任がいた――縄跳びで打たれたような、痺れた痛みが私を襲った。主任回し蹴りが私のお尻にクリーンヒットし、地下に入る階段の手すりの辺りにもんどり打って転げた。頭を壁面にぶつけたのを覚えている。

 主任に何と言われたかはよく覚えていない。罵倒の数が多すぎたのだ。「お前!売る気ないやんけ!」だったら確実に言われている。「すいません」とだけ謝ると、「〇〇ちゃん。次はないぞ」と言ってお店に入っていった……。

 数分後、また別のお客さんが店の前を通った。私は、ここまでの人生で最大の過ちを犯した。私はM主任の真似をして、お客さん候補トークを始めた。

「こんばんは。これから何件目ですか」

「2件目」

「どこ行ってきたんです」

居酒屋

「どちらにいらしたんです」

和民

「次は女の子のいるお店にしましょう」

「この店は高いからいい」

「安くしときます

 こんなやり取りだった。話すうち、だんだん相手の気が乗ってきて、でもお金がないのも事実のようで、でもお店に入ってほしくて、M主任を見返したくて……去ろうとする相手の腕に触ってしまった。

はいそこやめて!」※確かこんな口上だった。早口警官だった。

 その場で2名の警察官サンドイッチにされた私は、しどろもどろに言い訳を始めた。やがて応援警察官が到着し、単独でお店の中に入っていった……。

(続きます

 https://anond.hatelabo.jp/20210716220543

追記

ところどころやたらと鮮明なのは、当時の日記を見返しながら書いているからだ。

2021-07-12

anond:20210712213248

ほんとにあてがってくれればいいのにね〜

あっお前らお互いにお互いを拒絶したりすんなよ、お似合いなんだから仲良くして、せいぜいブサイク労働力搾取要員の底辺生産することに励めよw

2021-07-11

出産自由は認められるべきだけど偉そうなのは意味がわからない

当方30代、子持ち(3人)、経営者23区内在住。

日本だと特に東京は色濃いのだと思うけど、個人選択の自由が認められやすくなってる。それは良いことだなあと思って生きている。

結婚しない/する

同性婚/異性婚

・子をもうけない/もうける

なので、これら↑は個人選択の自由があるべきだと考える派(もっと言えば夫婦別姓事実婚についても制度ともに容認されるべき)。

そのなかで「子をもうけない/もうける」について、あくま自身の知人やソーシャルメディア(というかTwitter)で見聞きする範囲での話ではあるけど、子を持たないことについて過剰にというか、その価値観他者にも認めさせようとしすぎてない?と感じさせる発言が多い。

というか、子を持たない選択ってそんなに威張ることなの?と思わされることがしばしば。

色んな生き方ができるようになったからこそ、結婚しても子を持たずにダブルインカム人生謳歌するとか(別にダブルじゃなくてもいいし)、そもそも結婚せずにその時々にいい人とパートナーになって暮らすのもありだと思う。

自分子どもがほしくて今の世帯構成に至ってるので、理想とする生き方は人それぞれあるなと思う。

けどその背景として、社会(国とか)の単位子どもが生まれて育つことで、労働力や税収、社会保障制度が将来的に担保されて、それがあるから子を持たない選択がしやすくなってることを理解してないんじゃないか

産みたくても産めない、というケースもあるので、その複雑な感情を隠すために強く振る舞うのは分からないでもないが、そうじゃない人も総じて子を持たないことに対して偉そうだなと感じることがしばしばあるので、もうちょいみんな視野が広いといいと思う。

共生というと大袈裟だけど、互いを成り立たせないと将来的に今より生きづらい社会になってしまうんじゃないか価値観多様性がないのもつらいし、社会としての労働力や財源がないのもつらい。

(ヒトじゃなく)人間は、一人で生きてるようで、究極的には一人では生きられないので。

2021-07-06

anond:20210706032245

売り言葉に買い言葉してしまったけれど、パッケージ管理という形で動作確認保証もされているソフトウェアの数というのは、その作業に参加する人にの労働力限界やそのパッケージ思想(例えばDebianだったら自由ソフトウェアでないもの基本的に入れないのかな?)にも制約されてしまうし、そういう制約のない方がソフトウェアの数は(玉石混淆だとしても)増えるよねという話です

まあPlayストアは何故か動作確認自動化して玉石混淆のままパッケージ管理してしまったわけだけど

2021-07-05

anond:20210705204721

まず一つには、女を家庭に入れとくっていう文化は、お前の言うような「家庭を大事にしてほしい」なんてもんではなかった。

「女は役立たずだから家にいろ」だった。

男女平等ときに女が社会進出したのは、そういうのへの反発だった。

お前もそういうの見つけてきただろ、現に。

 

あと、普通に考えて、現代人の仕事ほとんどは腕力体力使わない、知能の比重が大きいから「女は役立たず」の真逆。女は役に立つ。

お前は生産力が「多少」伸びる、とか甘く見るけど、多少でも伸びるなら普通に使うでしょ。俺たちは資本主義社会に生きてるし。しか少子化労働力不足だし。

それと、お前がいくら有能でも、大抵1.3人前ぐらいの出力で、君の妻が1人働きに出るのと同じ生産力は出せない。多少だなんてとても言えない。

2021-07-04

anond:20210704150545

20年前の俺の話だから父親時代だと50年前くらいの話だぞ

流石にここで躓くのは読解力乏しすぎるし、そういう人の言う「家事は女の仕事」とか信用できないでしょ

そもそも50年前の兼業農家で5人家族が当たり前みたいな時代

家事仕事分担なんて出来ると思ってるのか……?むしろ男児家事労働力として使われてた世代だぞ

2021-07-03

anond:20210703122454

なぜそんな誤解を・・・

人間マンモスに勝てたのは密なコミュニケーションを取れる知能の他に、飛び道具に最適化された身体構造にあるんだぞ

ホモ・サピエンスはこれまで地球上に登場した生物の中で圧倒的な射程距離を得た動物

密なコミュニケーション原始的軍事行動を取り、アウトレンジから一方的攻撃できたからこそ地上の覇者になった

そして飛脚代表されるようにホモ・サピエンスはスタミナ型の生物でもある

時間パフォーマンスを維持して活動することが可能で、エネルギー摂取として効率の良い高タンパク動物は得てしてスピード型の動物であったため人間は追い詰めるという戦術によってスピード型の動物を狩ることが可能だった

この特性ホモ・サピエンスの中で雄の方がより特化しており、移動距離スピードホモ・サピエンスの雌のそれを上回っている

輸送力は雄の方がより上であることは明らかで、より広い範囲採取をさせることが可能だった

誤っているのは狩りは難しいという認識と、採取が雌が採取重要労働力であることが多かったという認識であって、狩りは現代人が思っているよりも容易で、かつ、採取の主力もまた雄であるということだ

その証拠に持ち上げられがちな海女存在があるけれども、実際の主力は海士と呼ばれる男だ

海鮮採取海女が主力だった時代など過去一度もない

お前の話を嘘とまでは言わないけれど誤解を生むような表現は良くないね

anond:20210703124800

あほだろ

戦争目的の話をしてるのがわからないのか?

農耕社会に発展すれば労働力の確保になるよね

発展すればというのが読めないのか?

それとも都合の悪い意見無意識レベル無視してしまうのか?

anond:20210703122454

どうして狩りの部分だけに着目して戦争の部分は無視するんだ?

そして集団生活をしていて戦争をするとき、その主目的は食料を獲得することだよね

農耕社会に発展すれば労働力の確保になるよね

現代でも国力維持=仕事の集積は侵略されないための安全保障の側面があるよね

畑がイノシシに荒らされたら家事育児担当してる女性が率先して駆除に行くのか?

そんなことをやっていたらライオンのように男は群れにいる意味がないか単独で行動するようになるよね

フェミニズムは、なんで戦争の部分を無視したり狭義の意味である戦闘行為限定したりしようとするのかね

anond:20210703001125

アメリカフランスも安い労働力で成り立っているわけではない、例外ドイツくらい

大事なのは生産より市場

ほとんどの先進国は安く作って他国に売ることで儲けているわけではない

ひたすら自国市場を育てている、市場が国力そのもの

そして市場の大半は労働者に払う給料から来ている

この事実あなたの言う大英帝国アダムスミスが何百年も前に指摘していた

安い労働力なんか市場を上向かせないのでデフレ供給過多の社会ではほとんど意味ない(むしろまともな仕事を減らすならマイナス作用する)

安い労働力依存しない先進国

外国人技能実習生制度はえげつない内容だと思うよ。でも先進国先進国的な生活享受するには必要制度だとも思うんだよね。

かつての大英帝国黒人奴隷酷使したし、奴隷制禁止後のアメリカでは苦力という中国インドから渡ってきた人たちをかなり安い値段で酷使した。そして得たもの現在繁栄なんだ。これらは悪だがこれらがなければほぼ確実にイギリスアメリカ繁栄はなかったし、あったとしても今よりはるかに見劣りするものだったよ。

結局のところ、「力をつけて弱者をこき使えるように頑張ろうね。それが嫌なら今の文明的な生活は諦めようね。」としか言えないのが今の世界レベルで、みんな幸せ世界を作れるだけの技術は今の世界にはない。

もしこの手の安価労働力依存しない先進国があったら教えてほしい。

2021-07-01

anond:20210701120232

今の税制インセンティブがかろうじて残るようになってる

なんのインセンティブが誰に残るの? 

主語とか曖昧な話し方してると馬鹿弱者男性がうわごと言ってるだけだと思われちゃうよ。

いままで社会保障等々で年々税金引き上げられてるんだが、独身男の労働力提供され続けてるわけじゃん、なんで急に提供されなくなるの?

税金が上がったら労働力提供されなくなる」って主張を繰り返してるだけで、理由が一切説明されてないかバカ自分に都合のいい理屈を主張しているだけにしか見えんのよ。

anond:20210701115947

今の税制インセンティブがかろうじて残るようになってるかど、

お前のいうシングルマザー推進政策なんかしたら税金を引き上げないといけなくなるよね。

そしたら独身男の労働力提供されなくなるんじゃないですか。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん