はてなキーワード: ピースとは
確実に人類を地球ごと滅ぼしそうな戦争や原発や地球温暖化を引き起こす人種に比べたらはるかにリスクは少ない。
同性愛者は子供が生まれないだけで通りすがりに何十人も刺し殺したり、ガソリン撒いたり自動小銃撃ちまくる訳じゃないぞ。
同性愛より殺人衝動の破滅的因子を持つ異性愛の人間が生まれることや破滅のシナリオを回避しない社会が存在することの方が不思議じゃないか?
社会を形成しない動物にも同性愛は発生してるから野生云々は関係ない。
遺伝子の変異だとしても両性が同数存在しうる限り同性愛の存在は局所的なもので種全体を脅かす影響はない。
オス同士のペンギンカップルが他のメスが放棄した卵温めたりしてるし割れ鍋に綴じ蓋的な理屈じゃないかな。
異性愛同士でも産みっぱなしで育児放棄のカップル、虐待親、毒親に比べたら同性愛カップルのが生産的だよ。
異性愛同士でも精子や卵子に問題あって生む能力がない場合もある。逆に男女関係なく育てるのがうまい場合も。
育児のアシスト的側面で女のきょうだいがいると同性愛者が生まれやすい傾向があるという研究もあったかな。
生む能力に長けたもの、産む能力のな無いもの、育て上手なもの、育て下手なもの、
そういう違う形のパズルの同士なだけで同性愛だから非生産的ってのは当たらない。
命は完璧じゃない。
みんな異性愛の欠損に対するフォローの一つ形が同性愛なだけで彼ら彼女らがおかしい訳じゃ無い。
変化も燃え尽きもしない、ニールヤングとか世界が売れる言い訳が全部、真っ白でネバーマインドなんだよね
涅槃までラブ&ピースなスピリッツな人間ってのも変みたいで何かと悪い事をしてると勘違いされるんだ、パートナーにさえも
ここ最近、カートコバーンの歌詞が染みるというか、嫁へのラブレターなんじゃないか説が高まってる
95割の確率でめっちゃ面倒なタイプだと思うし、オレはアレは無理だけど気持ちは分かる
悩まなくていいようにする約束もしてるから頑張って良い感じにしてくるって話がもう帰って来ないって言うんだ?
オレが言う事は極端なのは間違いないけど、間違いはしたことないじゃん
それよりオレの気持ちとか考える事出来ないのは理解に苦しいし、マジ凹む
会話にならないのに言葉で傷つくのはやめてくれ
大丈夫、上手くいく
間違いないって保証する
ま、オレの保証だけどな
ある時から死ぬ前までずっと面白くなくなり続けてたよな。なんでなんだろうな。俺は悲しかった。
本人の自己肯定感が高まるにつれてつまんなくなってったんだよな
成功して、女優や有名人の友達が増えて、離婚して、内輪ネタの雑誌を作って、って段階を踏むほどに。吉本ばななとスピってたのもショックだったよ。
もしかしたら元リボン担当者の1人目の夫がエッセイとかにもがっつり手を入れてたのかな。あの人、ビートルズのことを語るラジオとかに出ててさ、何回か会ったことあるんだ。若い女の子をしきりに飲みに誘っててなんか…がっかりしちゃったんだよ。不倫で離婚したイメージそのまんまじゃんよ。いや、別に俺がどうこう言うことじゃないのはわかってるが……
初期の漫画もエッセイも大好きだったよ。コジコジくらいまではギリギリ好きだった。新しく作品が出たら買ってた。そんで後になるほど毎回つらくなってた。だからこんなに余計なこと考えちゃうんだろうな。
もう済んだ話ではあるんだけどモヤモヤしているので。
元彼がよくLINEで、なんかのキャラがアヘ顔ダブルピースしてるスタンプを送ってきた。
ちょっとおちゃらけた空気にしたいときとか、了解〜イエ〜イみたいな感じで使っていたように思う。
正直キモくて嫌だった。
恐らく、というか確実に彼はそれが「アヘ顔ダブルピース」ということを知らない。
嫌だな〜キモイな〜と思いながら別件でもいろいろあって結局別れてしまった。
たぶん「そのスタンプ、ちょっとイヤなんだよね。アヘ顔ダブルピースで検索してみて」と言えば優しい彼はたいへんなショックを受けて何度も何度も謝っただろうと思う。
さらに、それ以降スタンプを送るたびに「これ変な意味あったらどうしよう」と考えるようになってしまっていたかもしれない
いや、言えばよかった。言えばよかったな。そういう些細なコミュニケーションを惜しまない、もしくはうまく意識から逃がせるカップルが長続きするんだろうなー。
彼は今でもあのスタンプを使ってるんだろうか。
1977年 | スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 | -- |
1980年 | スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲 | 3年 |
1983年 | スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 | 3年 |
1999年 | スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス | 16年 |
2002年 | スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 | 3年 |
2005年 | スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 | 3年 |
2015年 | スター・ウォーズ/フォースの覚醒 | 10年 |
2017年 | スター・ウォーズ/最後のジェダイ | 2年 |
2019年 | スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け | 2年 |
1984年 | ターミネーター | -- |
1991年 | ターミネーター2 | 7年 |
2003年 | ターミネーター3 | 12年 |
2009年 | ターミネーター4 | 6年 |
2015年 | ターミネーター/ジェニシス | 6年 |
2019年 | ターミネーター/ニュー・フェイト | 4年 |
2001年 | ワイルド・スピード | -- |
2003年 | ワイルド・スピードX2 | 2年 |
2006年 | ワイルド・スピードX3 | 3年 |
2009年 | ワイルド・スピードMAX | 3年 |
2011年 | ワイルド・スピードMEGA MAX | 2年 |
2013年 | ワイルド・スピードEURO MISSION | 2年 |
2015年 | ワイルド・スピードSKY MISSION | 2年 |
2017年 | ワイルド・スピードICE BREAK | 2年 |
2019年 | ワイルド・スピード/スーパーコンボ | 2年 |
B'z | 1988年 | -- |
OFF THE LOCK | 1989年 | 1年 |
BREAK THROUGH | 1990年 | 1年 |
RISKY | 1990年 | 0年 |
IN THE LIFE | 1991年 | 1年 |
RUN | 1992年 | 1年 |
The 7th Blues | 1994年 | 2年 |
LOOSE | 1995年 | 1年 |
SURVIVE | 1997年 | 2年 |
Brotherhood | 1999年 | 2年 |
ELEVEN | 2000年 | 1年 |
GREEN | 2002年 | 2年 |
BIG MACHINE | 2003年 | 1年 |
THE CIRCLE | 2005年 | 2年 |
MONSTER | 2006年 | 1年 |
ACTION | 2007年 | 1年 |
MAGIC | 2009年 | 2年 |
C'mon | 2011年 | 2年 |
EPIC DAY | 2015年 | 4年 |
DINOSAUR | 2017年 | 2年 |
NEW LOVE | 2019年 | 2年 |
1999年 | FLAME VEIN | -- |
2000年 | THE LIVING DEAD | 1年 |
2002年 | jupiter | 2年 |
2004年 | ユグドラシル | 2年 |
2007年 | orbital period | 3年 |
2010年 | COSMONAUT | 3年 |
2014年 | RAY | 4年 |
2016年 | Butterflies | 2年 |
2019年 | aurora arc | 3年 |
2015年 | ラブとピースは君の中 | -- |
2016年 | MAN IN THE MIRROR | 1年 |
2017年 | レポート | 1年 |
2018年 | エスカパレード | 1年 |
2019年 | Traveler | 1年 |
別に遅くなってない。
私は小学校入るぐらいにポケモンをやりはじめ、赤、青、ピカ、金、サファイア、エメラルド、ファイアレッド、ダイヤモンド、プラチナ、ハートゴールド、ソウルシルバー、ブラック、ホワイト、ブラック2、ホワイト2、X、アルファサファイアとポケモンを遷移してきました。
サンムーンを完全にスルーし、ソードシールドで帰ってきました。ゲームフリークがポケモンのリストラを発表したからです。
私が本格的に対戦に入ったのはサファイアからでした。当時は小学校高学年~中学生だったと思います。
私の小学校地区はPARが蔓延っていました。なにかの漫画雑誌に広告が出ていたと思います。一人が買って自慢すれば、当然買う人も出てきます。
私は買ってもらえなかったのですが、友達が買ったものを使わせていただき、確か当時の旅パーティを全員Lv100でステータスも999にしてもらったのを思い出します。過ちでした。
中学校に上がり、ポケモンをやっていた人と話をしている時に自然と対戦しようという流れになりました。
ここで私は改造されたポケモンを使い、対戦をしたのですが、いとも簡単に負けてしまったのです。対戦をしてくれた人は当時では珍しく3値を知り、相性補完や強戦術を知った人だったのです。
私は頭をガツンと殴られたような気分でした。なにせ間違いなく最強のポケモンを使って負けたわけですから。
そこからエメラルドを買って、様々な基礎をその人に教えてもらいながら、ポケモンにのめり込んでいきました。
ダイヤモンド・パールではDSでネット対戦出来ること、技がタイプで物理・特殊じゃなくなったことで対戦相手や戦術がグッと増え更にのめり込み、バトレボも当然書い、
ブラック・ホワイトはランダム対戦も完備しまさにポケモン熱の最高潮でした。
私の思い出のポケモンというのは「リザードン」「ゲンガー」「ギャラドス」です。3体とも赤の旅パからの付き合いで、ファイアレッドでリザードンに再会出来たときには「あ、ピースが揃ったな」と思いました。
この3体はちょうど3値を知りはじめた私の最初の育成ポケモンで何千体と卵から孵らせたのが中学生の時の思い出でもあります。
その3体は今、ポケモンバンクというサービスに眠っています。たかがデータですが、眠っているのです。
その中でもゲンガーを私はX・Yでも呼び起こし、卵を産ませてはまた眠らせました。なぜならそのゲンガーは理想のステータスを持ったゲンガーだからです。
数値を遺伝させる方法が多くなり、私のゲンガーは後続を生むために再び起用されたのです。
アルファサファイアでも、ゲンガーを呼び起こし、卵を産ませては眠らせています。
リザードンとギャラドスは思い出になってくれたのに、ゲンガーはいつまでたっても思い出になってくれないのです。
私の持ってるゲンガー、世代は違えど、すべてがすべてそのゲンガーの子なのです。
「いつこのゲンガーは思い出になってくれますか?」それが多分、今日の剣盾発売日だと思います。
ポケモンバンクと連動するという噂もありますが、断固やめていただきたい。
そもそも、過去のポケモンを連れてこれるという時点で対戦においてはスタートラインが新規顧客と旧来のファンで明確に変わってしまっている。
俺は交通機関の中で赤ん坊や幼児にちょっかい出すのが好きだ。言わば手を触れずに乳幼児を変顔だけであやすプロフェッショナルと言っていい。大抵のグズってる乳幼児は俺の厳しい視線や殺気に満ちた顔でぐずりを止める。あるいは極限の恐怖で命乞いのバイバイさえしてくる。
この業界横のつながりはないが同業者を見かけることがたまにあり、あるときに泣きじゃくる赤ん坊にまぶたのピアスをびよーんびよーんとやって見せてる男子高生くらいの同業者もいた。色々と攻撃の手段はあるものだと感心するばかりである。
さてここは終電まで一時間くらいの下りの電車。帰宅ラッシュが多少ひと段落した車内で一歳に満たないくらいの赤ん坊が泣いており、母親が周りを気にしながら一生懸命あやしている。プロの出番だな。
いいかガキよ。ここは電車の中で乗っているのは会社帰りの俺を含めたくたびれたリーマンやOLが家路を急いでるんだ。眠くて機嫌が悪いからってぐずるんじゃねえよ。ほらお前のママがうろたえながら一生懸命お前の背中をぽんぽんやってるじゃねえか。お前ママを温泉に連れてったりプレゼントしたりの親孝行したことあるか?俺たちはある。大人だからな。くやしいだろ。だがそんなお前にも今できるたった一つの親孝行、それがおとなしく眠ることだ。それができないと言うのなら俺が強制的に黙らせてやる。
そんな気合を込めた一瞥を俺は軽いジャブでガキに突き刺す。ママの肩越しに一瞬表情が凍り付くガキだが俺は容赦しない。すかさずこの世のものとも思えない殺意に満ちた表情を作りガキを威嚇する。酒が入ってるからほっぺたと唇の筋肉がピクピク言ってるが我慢だ。俺は大人だからな。
俺に視線をホールドされたガキが小賢しくもママの胸に顔を埋め、俺の威嚇を回避しようとする。バカめ!隠れたつもりか。ほら早くも肩越しに顔を出して俺のプレッシャーに晒されている。恐怖に満ちた黒豆のようなお目目が俺を見ている。ざまあみろ。
しばらくするとこのガキはまたしてもママの胸に退避しやがった。卑怯者め。だがそれは俺の思うつぼである。俺は表情を変えずにショルダーバッグに手を突っ込むと人差し指と中指に特別な攻撃モジュールを装備した。ゲーセンのクレーンゲームでついムキになって1000円くらい突っ込んで入手したアイテムだ。男は30過ぎると酒飲んだらクレーンゲームがやりたくてしょうがなくなるのだ。大人だからな。
5センチくらいのカンガルーとパンダの指人形を装備してピースの状態にすると、俺はこのガキが三たびママの肩越しから顔を出すのを狙った。もちろん殺意に満ちた表情の準備も万全だ。完璧な段取り。まさに大人。
だが次の瞬間ドアが開き、何と母親が笑顔で振り返り俺に軽く会釈して降りて行った。くっ!何だと?
確かに俺の攻撃が母親に悟られ「すみません」とにっこりガードされてしまうことはある。俺はこれを親テレパシーと読んでいるが、親テレパシーの感度が高まるのは、敵が隣に立つもしくは隣に座るときであり、今回俺の位置は真後ろである。しかも車内の混雑具合はとりあえず椅子が全部埋まってる程度で、立ってても新聞広げられるくらいだった。敵までの距離も一歩半程度と完璧だった。
次の瞬間ドアが閉まり俺は全てを悟った。
ドアの窓ガラスの中にカンガルーとパンダを指にはめた酔っぱらいのリーマンがいた。
ワイシャツの裾が片っぽ出てた。
(要約すると「避妊してる方がエロい場合はコンドーム使って欲しい」)
私は23歳女性、昔から自慰が好きで、女性としてはエロ媒体には造詣が深い方だと思う。
今まではAVやらエロ本の描写規制というものを「またむっつりスケベな自意識過剰人が興奮してるわぁ〜〜〜」くらいに思ってたけど、先日pixivでオカズを漁ってる時に自分の地雷に気付いた。
エロ描写規制に反対するのは『AVにしろエロ漫画やエロ小説にしろ、全部創作物だから合意のある性行為/合意を必要としない非実在青少年』ということで、実際のレイプ映像や盗撮や児童ポルノとは違って被害者が存在しないのが理由。
あと強姦願望やらロリコンなどの性暴力系性癖を持つ人間のストレス発散を抑圧するエグさがかわいそうだから。犯罪起こすのをエロ本で我慢できるならそれで良いと思うので。
私の性癖は、エロ媒体に限らず創作物の趣味としてリアリティとかモラルを重視しがち。警察物ドラマとかで設定がガバガバだとストレスになる人間。なのでディテールが凝ってる方がノイズが少なくて好き。
例えばレイプ物のエロ漫画ですぐに被害者女性が喜びはじめると萎える。逆に最初めちゃくちゃ抵抗してたのに薬使ったら超淫乱みたいなのはエロいし大好き。
科学とか魔法とか、元から貞操観念が狂ってるとかの設定があればエロくて好き。
そこで気付いちゃったんですけど、世のエロ媒体って避妊具使わなすぎじゃね???????
普通の素朴な高校生カップルのエロ漫画でコンドーム使わないの見て、エロさよりも「避妊〜〜〜〜!!!!!!」となってしまったのよね。レイプ物なら中出しセックス即受精描写好きなんだけど、普通の高校生に中出しキメて欲しくない………
「作者はこの後生理が来るまで不安になる女子の気持ち考えたことあるか〜〜〜〜!?!?!!!」ってなってしまう。生セックスの気持ち良さとか、夢中になってて判断力が落ちてるのは理解できるけど、それをオカズにシコってる私が不安になって萎えちゃうんですよね。
あと両者が『子供を産み育てる』という同意の無いまま妊娠し中絶または出産した結果育てられるという末路が幸せなのか不安になるのもある。親の暴力を経験しているので、不幸な子供に過敏になってしまう。
逆に避妊具を使わないエロさもあると思う。ビッチやらキメセクで倫理観狂ってて、中出しダブルピースは良いものだと思うけど、これは『普通はコンドームしないとダメなのに中出ししちゃってる』というエロさであって、妊娠を目的としないセックスすらみんな避妊具使わないの怖くない??????
というか素朴な高校生がコンドーム使ってセックスするのエロくない??????完璧に性欲を認めてないと避妊具って買えないでしょ、そっちの方がエロいじゃん!!!!!!!!
自分の部屋の隣は父親の部屋で、鬱で療養中の父親は眠っていない限りおかえり。と笑顔で言ってくれた。
この日は何も言ってこなかった。
父親が大好きだった私は、何も言われない日はきまってドアの下の隙間をのぞき、部屋が暗いこと(当時の私の思考は部屋が暗い=寝ているだった)を確認した。
夕日がさしていたので真っ暗ではなかったが、薄暗かったので寝ているだろうと思い、そっとその場を離れた。
しびれを切らした母親が起こしに行ったが、帰ってこなかった。
母親の叫び声が響き、一緒に住んでいた母方の祖母、祖父が二階へと駆け上がっていった。
一人置いていじゃれ戸惑う私に祖母は、
「お父さんもうだめかもしれない。目が真っ赤なの。」
そう言って慌ただしくまた二階へと駆けていった。
父親は首をつって死んでいた。
その後は何が何やらわからぬまま警察や消防が来て、葬儀屋が来て、親戚が来て、
よくわからないまま終わっていった。
なぜか棺の前で親戚にピースをさせられ写真を撮られたことと、怖くて骨が拾えなかったことはよく覚えている。
しばらくしてから遺品を整理し始めた。
そんな母が嫌いだった。
そんな母と二人で大好きでたまらない父親の遺品を整理しなければならないことがとてもつらかった。
逃げれば捕まえられて殴られることが分かっていたので、おとなしく遺品の整理を手伝った。
手帳を見つけた。
中身がなにもないなら破棄するといわれたので、ページをめくって確認した。
一番最後のページだけ、一言だけ、大好きな父親の字で書き残されている言葉があった。
そこには、
(母の名前)、ごめんな
とだけ書き残されていた。
私は、父親に見放された。
大好きだったたった一人の父親に見放された。
子供ながらに頭を大きな金棒で殴られたかのようなショックを受けたことを覚えている。
今でも、トラウマ。
母は兄のことを「貧乏舌だからどこででも生きていけるね」と言う。昔から兄は何を食べてもなんの感想も言わない。「量が多い/少なすぎる」「グリンピースつがないで」ぐらい。たとえ母が兄だけのために手によりをかけて凝ったものを作ってもそれだけ。ひとこと美味しいといえばいいのに。そうすれば母も気持ちよく美味しいご飯を作ってくれる、とずっと不可解だったが、そもそも彼は食に興味がないのだった。婚約一歩手前で同棲までした料理が得意な彼女に振られているのを見て、ああね、と思った。
この間帰省して知ったのだが、兄の自炊は米に生のままのベーコンを乗せただけのものと袋に入ったままのパック野菜に塩を振ったもの、というクオリティー。それをやはり眉ひとつ動かさずにつまらなそうに口に運ぶ。そういえば昔から、外食もつまらなそうに食べる人だった。今も行くとしても、誘われたチェーンの居酒屋かチェーンのファストフードぐらい。
どこへでも生きていけるだろう。誰のご飯でも食べられるだろう。ただ、兄のような人とは兄のような人としか生涯を共にできないのではないかと思った。
オレが私になるまで(1) 佐藤 はつき
じんわりと話題になってるみたいだけど、面白かった。わりとまじめなTS作品。
レビューなんか読むとだいたい下記のような評価だったけど、自分もおおむね同意。
「画が下手。でも魅力はある。」「作品世界を支えるレベルには達してる。」「アキラはかわいく描けてる。」
「アキラの心理が丁寧に描かれている。」(アキラが主人公。男→女。)
「出てくる男がどれもひどいポンコツ。」(子供を除けば男性登場人物は2名のみだけど。)
TSでまじめなテイストでしかもソロって結構ユニークな気がする。ギャグかカップル入れ替わりが多いイメージなので。
おれが知らないだけで実は似たような設定で先行する作品があるのかもしれないけど。
構成に無駄が無くイベントはアキラのメンタリティとかっちり噛み合っていて、すごくよく考えられてると思う。
登場する男子/女子それぞれのメンタリティに納得感がある。身体性やジェンダーバイアスからメンタリティが形成されている感じがある。
小学校の男子女子の関係性って今でもこんななの?とはちょっと思ったけど。でもマンガ表現としてはよくあるので、まあ。実際こんな感じの学校もあるのかもだし。
納得感のある世界観の中でアキラの心理の変化や葛藤が各種イベントに応じて適切に描かれていてすごいと思う。
あとは、女性のつくるコミュニティの良さみたいなものが感じられる。女性の初心者で、自罰的なアキラが女性コミュニティに受け入れられ救われていく感じがあって、最初のうちややイカツい演出もあるけどトータルではつらい気分にはならない。
まだ1巻なので今後次第で評価は変わると思うけど「完結したら何かテキスト書こう」とか思ってると、2巻が出ないとか不自然な終わり方で終わるとか、目も当てられない事にならないとも限らないのでぜひ今応援したい。
個人的には、このままいくと今年最も繰り返し読んだ1冊になりそう。
それなりの量のマンガを購入している人なら押させておいて間違いないと思う。そうじゃない人にも十分オススメできる。
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そこまでの百合オタじゃない人間が百合アンソロを買ってよく思うのは、「伝統的な百合展開/演出が多くてちょっと退屈かもなあ」ってことなんだけど、Avalon は非伝統的な百合がフォローされてて結構楽しめた。
2019 の bloom と karma を読んで結構面白かったので 2018 も買ったけど 2019 のほうが面白かった。
特に「明けない夜」お久しぶり(作家名)が面白かった。真夜に往復ビンタくらう朝日さん。めっちゃ見事な往復で草。
人の中に生まれた感情が行き場を失って異物になってそのまま埋め込まれていく様が描かれているように見えた。
未終端エンドはわりとよくあるけど、本作は構成が冴えてると思う。
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湯神くんには友達がいない(16)佐倉準
完結。面白かった。
湯神くんが己のポリシーにのみ従って行動することで軋轢を生む設定だったけど、実際には登場する人物の多くが(湯神くんと同じかそれ以上に)それぞれの思惑で行動して軋轢や混乱を招いてるんだよね。
登場人物それぞれがそれぞれの思惑で(あるいは何も考えずに)行動していて、歪をまき散らしながら面白おかしく関係性が展開してく様は落語のメソッドなのかなと思った。コメディって便利な言葉もあるけど。良質なコメディ作品は意外と少ない気がするので本作の完結は残念ではある。
「ラブコメ終わり」という批判もあるようだけど、よくあるラブコメと違って恋愛的盛り上がりはなく「たまたまはまったピース/偶然生まれた共生関係」感で描かれていて一貫性はあると思う。良い終わり方だったと思う。