2024-04-07

サブカル評論家がクソほど嫌い

2時間拡大、テム・レイ特集テム・レイの失敗! 富野由悠季ガンダムを作れた理由

https://www.nicovideo.jp/watch/sm43625922


セリフ演出から読み解く機動戦士ガンダム解説シリーズは好きだったんだけど

気持ちが入りすぎてるのか、この特別編はダメだった

なんでダメなのかははっきりしている

よくあるサブカル系の、「自分語り」をしちゃってるのだ

評論ってのは、どこかに自分の「こう思う」が入ってしまもの

それはしょうがない

取っ掛かりは「これってこういうことなのでは?」みたいな思いから入るはずだから

けれど、評論としてきちんと仕上げるには

その「思い」を裏に隠して、裏取りした事実によって語らなければならない

そうしなければ、語ってる言葉は、並べてる理由は、それこそただの理屈になってしま

視聴者に「理屈」と思わせた時点で、評論としては失敗していると思うんだ


最初に上げた動画は、徹頭徹尾「思い」が先行する

これまでも思いはにじみ出ていたが、それでも表現からの話にしようとする努力が見えた

それが全部完全無欠に放棄された

「語りたい」って姿勢が前に出過ぎてる

評論家未満のサブカル語りにありがちなやつで

「この表現から読み解けるのは」ではなくて「ボクはこう思う何故なら」と話してしま


オタクをやっているとこういう人によく遭遇する

なんなら、界隈でもチヤホヤされて、それが定説、みたいになったりする

制作者や消費者定義して、そうに違いないと話し出す

有名どころとしては、ゼロ年代動物化するポストモダンがある

なろうでも語る人が多い

こんな作品が受けるのは○○に違いない

こんな作品を作るのは××に違いない

件の動画では「富野由悠季はこうに違いない」って話をし続ける

ボクの考えた富野由悠季開陳

思いが優先しているから、これまでにない程に決めつけと否定が多い

サブカル似非評論家に典型的な語り口

聞く人の認識、正しさを誘導する



もうね、ダメなんだよ

イライラすんの

CD歌詞カードで行われるロキノン的な決めつけも、美術評論家勝手な語りも何様だよとか思うんだよ

もちろん様式美として受け入れる人もいるんだろうが

他人人生は、他人の思いは、他人のものなんだよ

お前のものじゃねぇんだよって思うんさ


楽しみにしてだけにすんごい残念になった

そんな与太話

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