はてなキーワード: gafaとは
「在宅勤務は上級国民の権利」「正規様は在宅で、非正規派遣に出社させるんですね」とか。
でもちゃんとリモートワークの特性理解した上で言ってんのかね。
いわゆる正規社員って事業の方向性や仕様を決めたり、起こっている問題の解決法を議論したり、そのために利害を調整したりタスクを指示する必要があるわけで、そういうやつほど出社する仕事が多いと思う。
実際、自分は出社割合を増やし始めたらめちゃめちゃ捗ってる。チームで「この要求Aを成り立たせるならココだよね?それだと条件Bのネガを調べないとなあ」とか話してると近くの経験者が入ってきて、
「その話なら部署Cに話を通さないといけないね、詳しいDさんを紹介するから一緒に提案しに行こう」
つって課題がどんどん片付いていく。リモートワーク時代とは比べものにならないほどスピーディーに話が進むんだわ。
一方で、外注先等に依頼したタスクは定例確認くらいはするものの評価は検収のとき。アウトプットと日程を守ってくれれば過程には口は出されない。だいたいどの外注先ともそういう契約。
つーわけで、リモートワークに有利なのは 指示された通りにアウトプットを出す個人作業っていうジャンルの職種であって、どちらかと言うと非正規やら派遣みたいに仕事を請け負ってる側なんだよね。
社内外ともにオンライン会議の仕組みが充実して、取引先さんとか通訳さんの負担とかも減ったようだしね。
あと、日本でリモートワーク取りやめる会社が出てくると「そんな会社に良いプロダクトが作れるわけがない」「日本の大企業は終わり」「GAFAでは出社していないよ」とかコメントつくのまじ謎。
リモートワーク認めてるきみの会社、当然その叩いてる相手より価値のある、GAFA並みのプロダクト生み出してるんだよね?
リモートワークしてるきみ、「仕様書通りに動きますけど?何か文句でも?」って指示通りにキーボードぽちぽちしてるだけじゃないよね?(笑)
つかリモートワークの話以前に、はてブの連中って仕事に対する解像度低いんだよな〜
なぜか「エンジニア=コード書く仕事」って前提で”システム”ってワード略して話進られるが、プラント据え付けだの試作加工だの生産技術だのハード扱う仕事もエンジニアやぞ。
在宅勤務もいいけどお外に出て周りを見てみようね。
「一部の政治の天才しか長年居座れない仕組みになってる」といってて(すごくざっくりいうと役職が上がると自分の顧客を部下に割り振ってあげることとなり、そこで手札がゼロになるのに成果は倍出さないといけない、それがだいたい3-5年サイクルで発生して10人に9人はのっぴきならず元googleというブランド商品で楽に稼ぎたい転職エージェントがにこにこ顔で年収数百万アップできますよ~どうですか~と連絡してくるかんじ)
回転率ってほんとにそうで、辞めやすい、でも能力があれば次は見つかる(各会社がコンスタントに無能を切って席自体は空いてるから)、無能は詰み、という世界。
そして、そういう世界になりたいと思ってる日本人は、多分、全然いないのよね。
同じ時間に同じルートで同じ場所に通って、だいたい去年と同じような仕事を毎年して、歳を取るだけで給料上がる、が大好きでしょ。
はい今季の目標出して、わー全然達成してないね、ソーリーこれからももっと活躍してもらいたいと思ってたんだけど能力も打ち止めっぽいし努力はしてくれたんだろうけど実ってないから君もういらないわごめんさよなら、って言われる世界に耐えられないような気がする。
イノベーションやってるすごい人ーなんてのは昔からいくらでもあったのに、子供のイノベーションがバズったのは子どもたちが攻撃されてるからなんて話がついたからか。
外野がどう思おうが正直どうだっていいし、振り切るぐらいで当然だが。
しかし、時間も金も与えずにそのくせしばき倒すのは盛んなのはどうしようもない。理研の雇い止めとか、大学ファンドに対して、儲けを必ずしも前提とせず幅広くなんて声がここしばらく強かったからな。
それに対して「子供のイノベーションが壊されてる」っていう演技を作ったのか。本当のイノベーションの敵はふわふわ思いついたネタがすぐGAFAになるんだ!そうなる餌をくれ!餌となったのなら俺にゴミクズみたいに扱わせろって腐った連中なんだが。
俺はおっさんだが、動かないおっさんではない。行動力すげえと女の子たちが言う。まぁまぁモテる。
行動しない、妄想すらできない老害が日本を停滞させてるんやろねえ……わかりやすくGAFAを例に出したけどさ。
考えない、行動しない。失敗しない代わりに成功もない。年寄りの行動やん。ジリ貧になるやん。
カネは自然と減っていくんだぜ現代でも。タンスに保管していても、銀行に金を預けていても。ATM手数料、振り込み費用はすでにあるじゃろ。いずれ口座管理費が一般化するぜ。物の値段は長期的に上がっていくから、カネの価値は同じく減っていくぜ。そして日本では短期的にも値上げラッシュじゃろ?最近。
電気が自然とあんまり減らない仕組み、多少は減っても保管手数料と考える文化、これらを作れば解決できそうやん? 他にも問題は出てくると思うけど。
本件は増田の妄想。思考実験にすら至ってない。かといって、ハナっから無理と決めつけると、つまらん人生になるやろねと思うよ。なんでもね。
https://anond.hatelabo.jp/20220518232547
きららアニメに関する増田がバズってるけど、アニメ業界の空気読めてないよな。
はっきり言って、きららアニメはオワコンなんだよね。間違いなく、アニメ業界の人間はみんなそう思っているだろう。
まあ、俺はアニメ業界の人間ではないけどね、ネットの記事を見ていると、そういう風潮をひしひしと感じる。
実際、きららアニメは減ってきているではないか。2019年には『まちカドまぞく』しか放送していないし、2021年は『ゆるキャン△』の2期だけで新作のきららアニメは1本も放送されなかった。
こんなに少なくなっているのに、低俗なまとめサイトですらオワコン呼ばわりする記事がない点で本当に終わっているよな。
アニメの話題できららアニメを出すのは恥だと言われる時代は確実にやってくる。きららアニメを知る人はほとんどいない。その上、布教しようとして作品を見せると「キモい」と言われる。なぜなら、終わっているから。
では、なぜきららアニメはオワコンなのか――それは、海外人気がないからだ。
今日のアニメ業界にとって海外人気は、成功を考えるのに最も重要なものさしである。これは、数土直志氏をはじめとしたアニメビジネスのジャーナリストが口を酸っぱくして言っていることだ。(アニメ系ブロガー、アニメ系YouTuberも)
これまで成功のものさしだった円盤の売上は減少していき、配信の時代だと言われるようになった。
その一方、日本アニメの海外市場は急成長を遂げた。「アニメ産業レポート」によると、海外の売上は2014年で3,266億円だったのが、2020年になると1兆2,394億円と急成長した。
割合的に見ても、海外の売上は2014年までは3割に満たなかったが、2020年には国内の売上を上回った。つまり、日本アニメの国内市場は相対的に縮小した。
今覇権を握っているコンテンツプラットフォームは週刊少年ジャンプと小説家になろうであろう。特に、ジャンプは、少年ジャンプ+の作品が出てくるたびにはてなブックマークでバズる。
そして、今の時代における花形ジャンルは 異世界モノ と ラブコメ だ。
こういったジャンルの共通点は、日本国内だけでなく海外でも絶大な人気があることだ。
今の時代、最も数が多いのは異世界モノであろう。特になろう発のなろうアニメが顕著だ。その情勢の中でラブコメが追い上げている。
なぜ、異世界モノやなろうアニメがあんなに多いかというと海外人気が高いからだ。
中国の大手動画配信サイトbilibili(ビリビリ)での再生数は他のジャンルを圧倒していて、覇権の基準といえる1億回再生を達成した作品は多い。「スマホ太郎」と散々揶揄された『異世界はスマートフォンとともに』ですら1億再生を突破している。
また、英語圏のアニメレビューサイトMyAnimeListの点数を競うMALスコアランキングも比較的高順位。
さらに、国内においてもdアニメやAbemaTVを中心に再生数が高い。
そのおかげで、数が多いだけでなく2期決定率が極めて高い。放送終了直後に発表するんだから、それだけ結果が出せているということだ。
異世界モノでなくても『政宗くんのリベンジ』『デート・ア・ライブ』『ようこそ実力至上主義の教室へ』のように、海外人気のおかげで続編が決定したケースが後を絶たない。
そりゃあ、海外のアニメファンからすれば、きららアニメにありがちな極端にデフォルメされたキャラデザはチープな作画に見えるし、恋愛をせず男に媚びようとしない女は幼稚だもんな。
そう、女子高生にもなって男に媚びない女は年不相応に未熟。海外は日本以上の恋愛至上主義で、恋人を持とうとしない人間に厳しい。
そんなまんがタイムきららはアニメ業界からそっぽを向かれている。
その世相が最も露骨に現れているのは制作会社のWHITE FOXであろう。『はたらく魔王様!!』や『シュタインズゲート』などで知られるヒットメーカーである。
この会社は、最も有名なきららアニメ『ご注文はうさぎですか?』を捨ててなろうアニメに傾倒していった。
主な作品として『Re:ゼロから始める異世界生活』や『ありふれた職業で世界最強』とかが挙げられるが、その極致と言えるのが『無職転生』であろう。何せ、アニメを制作するためにわざわざスタジオバインドという新しい会社を設立するぐらいだ。その凄まじいクオリティは他のアニメを圧倒した。
異世界モノのように人気が出ることが確実視される花形ジャンルであれば、企画はいくらでも通る。しかし、人気のないジャンルはやがてアニメ業界からやがて絶滅する。
それにしてもカドカワはきららアニメを割と多く製作してるよね。どうせ、なろうとかラブコメとか本命の自社出版原作アニメを引き立てる噛ませ犬だろ。
それ以外に何の理由があるのかね。
Abemaにあった夏野剛社長のあの発言からしてそうじゃないか。
グラビアより過激な漫画が日本はあふれている。
よくグーグルとかAppleの審査に通らないんですよ。
それも含めて、どこまでは公共でいいけど、どこからはダメというのを、もう1回このネット時代にふさわしく、基準作り直さないといけないのかなとすごく感じますが、僕がいる出版業界は自由派ばっかりなんだけど
海外市場が急成長しているのだから、日本のアニメや漫画は海外で通用しなければならない。
そのためには、海外の表現規制に適合するべきであり、その中で最も代表的ものの1つがGAFAの基準だということだ。
そして、それ以上に重要なのは作品が海外で人気が出ることだ。つまり、海外で通用しない作品は穀潰しだと唾棄される。
例の発言の後にカドカワは何をやったか――中国の大手IT企業テンセントとの資本提携だ。中国の表現規制に適合したいとのことだ。
それに関連して話題になったのは『小林さんちのメイドラゴン』だ。トールたちの大きな胸を小さく書かざる負えなくなったのだ。
これを言い換えれば、中国の表現規制を突破さえできればめちゃくちゃ儲かる。そこまでして作画を直すのは、中国でのビジネスはそれだけ大きな利益が期待できるということだ。
まんがタイムきららは時代に取り残されてしまった。はっきりいって、かなり詰んでいるんだよね。
前述の通り、花形ジャンルは異世界モノとラブコメである。しかし、きららはそういうジャンルに力を入れることが出来ない雑誌だ。
みんなが予想ができる通り、ラブコメを推そうとすると百合厨がギャーギャー喚き散らす。
異世界モノだって一応手を出してるけど、RPG不動産がたまたまお声がかかっただけでやる気がない。ついでにいうと、読者もあまり評価しない。
売れる花形ジャンルに手が出せないのは成長の見込みがないということだ。
すでに、損切りの時が差し迫っているようだな。2年以内できらら系列の雑誌は1つ廃刊になるだろう。そして、5年以内でまんがタイムきららの歴史は幕を閉じる。
せーのっ
まず、大前提として大企業の社員はほとんどパソコンすらまともに使えない
よくあるExcelで数式使えないなんてのは当たり前で
PowerPointでもマスタ使えないし画像の透過設定もできない
Excelを作るときに列として何を作るべきか、行に何を入れていくべきかが分かってない
PowerPointでも考えをまとめられないから資料として成立しない
これは管理職とか年寄りの社員の話では無くて新入社員だろうが5,6年目だろうが同じ
新入社員でまともにタイピングできる社員も結構少ない(スマホの影響だろうか?)
こんなクソみたいな社員ばかりでも大企業はちゃんと回る(ように見えている)
日本の大企業はほとんど既得権益の寡占状態で寝ててもそれなりにお金が入ってくる
新商品を出せばパクリ商品でもそれなりに売れるし営業が売ってくれるし買ってくれる
だから大した仕事をして無くても給料が貰えるしクビにはならない
逆に高い能力で業務フィットしてしまうと固定化されてしまって異動できず出世することがなくなる
社員には実は能力なんて全く求められておらず、必要とされているのは「好かれるか好かれないか」だけだ
一時期、就活でコミュ力をバカにしていたが残念ながら日本の大企業では能力なんてどうでもよくてコミュ力だけが必要になる
と思うかもしれないが、大企業の経営方針なんて極論すると何でも良くてどうせ儲かる
図体がデカすぎるので何かしらの施策だけでどうにかなるようなことはないし、結局は潰してしまった方が早い
なので戦略策定に必要なのはいろんな部署の意見を聞いてきて誰も反対しないような戦略策定力になる
それが正しいかどうかはどうでもいい
大企業で働く社員はコミュ力のみで生きてきているからITに関してちっとも興味が無い
ITで出来ることは業務効率化だけであって、そんなコスト削減は経営に影響しないし出世にも影響しない
新機能よりもバグによるクレームの少ないソフトウェアの方が求められる
なぜなら放っておいても売れるから
爆発的に売れるようなことはないが、そこそこ売れてくれればそれでいいし、大企業のマークを付ければ勝手に売れてくれる
大企業から高スキルIT人材がGAFA等にガンガン引き抜かれたが、大企業側は特に困っていない
それの証拠に大企業側の中途採用条件を見ても具体的な業務内容はほとんど書かれていない
こういった企業に行くことは止めはしないし大した仕事もせずに給与を貰えるだろうが
そのうち飽きることを想定して次の転職先を見つけた方がいいと思う
英語学習ノウハウの記事が定期的に話題に上がるが、自分も含め多くの方は「とりあえずブクマ」してそれっきりにしていると思う。
役に立ちそうなツールや教材をあれもこれもと紹介しているので「とりあえず後で読みそう」とブクマされる。しかし、そういった記事はとにかく情報量が多い。リーディングには○○、リスニングにはXXと、ライティングには□□、発音には△△…と網羅的でとてもやり遂げられる気がしない。いくら素晴らしいウェアやギアやサプリを紹介してもらっても「では今からフルマラソンをやるぞ!」とはなかなかならないのと同じだ。結果、「役に立ちそう」と「でも大変そう」との葛藤を、私たちはブクマという形で折衷させている。
そこでここでは、2000時間の英語学習経験からたどり着いた、「1日30分、この練習だけ続けてもらえれば英語力が着実に伸びるはず」というシンプルな方法を述べてみる。僕は海外在住や留学経験ゼロのドメドメ日本人だが、英語を身につけたことで外資への転職を果たし、今はGAFAの一角で働いている。英語以外のスキルや業務経験ももちろん大切だが、英語が苦手な日本人が多い中、やはり英語力はアドバンテージになる。感覚的には、面接の通過率が3-5倍になったと思う。
「シンプル」な方法とは書いたが「イージー」ではない。1日30分を継続するのだからそれなりに努力は求められる。ただし、アクションには迷わないよう、やるべきことは明確にしておくので、ぜひ実行に移し、キャリアアップや夢の実現に役立ててもらえたら嬉しい。
なお、本記事ではスキル領域をリスニングに限定して述べる。スピーキングについては機会があればまた詳しく書くが、自分の場合は瞬間英作文の本を数冊反復+レアジョブでの実践で、ある程度意思疎通できるようになった。一方でリスニングについては習得にかなり苦戦した(今もしている)。以前お世話になった英語の先生も「スピーキングの方が一般に習得が早いんですよ」と言っていた。
なので、自分同様に苦戦している方、リスニングの伸ばし方が分からないという方も多いのではないかと考え、ここではリスニングの習得法を書くこととする。仕事でネイテイブと話さなきゃいけないのにチンプンカンプンで辛いとか、ジョークを聞いて周囲が爆笑しているのに自分だけ意味がつかめていなくて寂しいとか、そんな経験のある方はぜひ読んでいただきたい。
一言で言えばリピーティング。具体的なやり方については↓この方(Dr.D氏)の動画があるのでそれを参照してほしい。
■海外ドラマ(Friends)のコピーイング/リピーティングに挑戦【前編】
https://www.youtube.com/watch?v=l6NQykyXM-8
https://www.youtube.com/watch?v=IA1Ep37GsJQ
ネイティブ音声をシラブル(音節)に分解し、個々の発音やアクセントの位置を確認する。そしてできるだけスムーズにつなげて発声する。発音の知識がないと最初は苦労するが、解説を聞きながら見よう見まねで練習する。動画でも言っているが、練習をする前と後で、その音声の聞こえ方が変わってくる。音声に対する解像度が上がったような感じが得られるはず。
同氏のチャンネルにはドラマやTEDを題材にした動画が数十個あるので、片っ端からやる。1-2ヶ月はかかると思うが、そのころには耳の改善を実感できているはず。
動画がなくなってきたら、あるいは練習のやり方がわかってきたら、おすすめの教材としてはTEDICT。僕もずっとこれでやっているが、知識のインプットにもなる。あとはLanguage Reactor (旧 Language Learning with Netflix) 。あとはTOEICやってる方ならPart2の短文とか。いずれにしても、数秒のフレーズを繰り返し(+スロー)再生できるツールなら何でもよい。
■英語のリスニングアプリなら「TEDICT」がおすすめ! 詳しい使用方法を解説
https://eigomonogatari.com/tedict/
■【Netflixで字幕を同時表示】Language Reactor (旧 Language Learning with Netflix) の使い方
リピーティングに似た練習法で「シャドーイング」がある(詳細はググってください)。僕もけっこうやっていたが、自分にはリピーティングのほうが効果的だったと思う。約1秒遅れですぐに発声しなければならないシャドーイングよりは、余裕をもって正しい音を頭の中でイメージしてから発声するリピーティングのほうが、ネイティブの音が頭に染み込むからではないかと思う。
学習2000時間のうちリスニングに約半分の1000時間、そのうち約850時間をシャドーイングに費やしていたが、急速にネイティブの言葉がわかるようになっていったのは最後の150時間、リピーティング主体に切り替えてからだった。850時間の蓄積もムダではないとは思っているが、もっと早く本記事の練習法を始めていれば、ここまで遠回りすることもなかっただろうと思う。
ちなみに「聞き流し」はシャドーイング以上におすすめできない。以前、ヒアリングマラソン的な学習も500時間くらいやったが効果が感じられず止めてしまった。やはり耳だけを使った学習は定着効率が悪いと思う。
自分の場合は1日30分でも成長を実感できた。YoutubeやTEDの英語がだんだん理解できるようになっていくのが分かって嬉しかった。もちろん、やれるなら1時間、2時間と勉強したほうがいい。生まれた時から英語のシャワーを浴びているネイティブに近づくためには量は不可欠。
ただ、言うまでもなく「質」のほうが大切で、だらだら2時間やるよりは集中して30分のほうがよい。というか、この練習をちゃんとやれば30分でへとへとになるはず。まずは30分の習慣化で成長を実感し、自信をつけたらだんだん時間を増やしたり、他の領域(スピーキングなど)に手を広げていったらよいと思う。
上記の動画さえ観てもらえればこの記事の目的はほぼ達成なのだけど、これだけだと単なるDr.Dメソッドの紹介になってしまうので、自分なりに気づいた、大切な心がまえを少し述べたい。
それは「英語の学習」はなく「モノマネの修業」をするような気持ちでリピーティングに臨むこと。動画の音声について、発音やアクセント、音のつながり、変化、省略、イントネーションなどを徹底的に完コピする。そのネタで明日モノマネ大会に出るくらいのつもりで再現に励む。↓こんな感じで実際に人前で披露する機会があれば言うことなし。めっちゃ懸命に練習すると思う。
https://www.youtube.com/watch?v=WzY7vGewmNQ
完コピしようと思ったら、5回10回の反復では足りない。数十回、100回と必要になる(といっても時間はそんなにかからない。3秒のフレーズなら100回繰り返しても5分である)。繰り返すうちにネイティブの発声が耳と脳に馴染んでくる。そうなればそのフレーズは以後聞き取れるようになる。自分で発声できるのだから、聞き取れないがわけない。
また、語学の勉強だと思えば苦痛になるが、モノマネ芸を磨いているのだと思えば、練習に夢中になれる。絵や音楽などの芸と同じで30分くらいはすぐに経過する。だから継続しやすく習慣化しやすく効果が出やすい。それがこの方法を勧める理由の1つでもある。
逆に、やってはいけないのは、いわゆる「ジャパニーズイングリッシュ」に引っ張られてしまうこと。たとえばNot at allは「のっとあっとおーる」ではない。ネイティブは「ノラロー」みたいに言う。それをきちんと真似る。「のっとあっと…」と発音しているうちは、ネイティブの「ノラロー」は絶対に聞き取れない。同様に、I have to...は「あいはーふとぅー」ではなく「アィハフタ」だ。
このあたり、日本人の真面目さと丁寧さが裏目に出てしまうところである。我々はつい「あいはーふとぅー」と発音してしまう。丁寧に発音したほうが聞き取りやすいだろうという無意識の気遣いもあるのかもしれない。しかし実際には逆で、ネイティブは「アィハフタ」でないと違和感を抱く。ネイティブ固有の「手抜き発音」を知り、それをそっくり真似ることに対して、我々は真面目で丁寧である必要がある。つまり「手を抜くことに対して手を抜かない」ことが肝心だ。
自分も矯正に相当苦労したが、若い頃に学校で身につけてしまった日本人的発音はもはや「呪い」である。ゼロではなく、マイナスからのスタートだ。正しいネイティブ音を意識しようとする僕らを容赦なく反対方面の深淵に引きずり込む。リピーティングを徹底して、洗脳と言えるくらいのレベルで練習し、自分が日本人であることを忘れるくらいに脳をネイティブの音で上書きしよう。
ネイティブのモノマネをしようと思ったら、ネイティブ発音のメカニズムや技術を学ぶ必要が出てくる。上記のような「モノマネマインドセット」で臨んでいれば、自然と発音学習に興味が湧いてくる。そうなったらしめたもの。Dr.D氏はじめYoutubeの各種解説動画やネットの解説サイト、書籍などで学習する。たとえば"アィハフタ"を上手にモノマネしたいなら、"a"の発音法をきちんと学ぶ必要がある。
https://athinkingrice.com/pronunciation/ae-how-to
大切なのは、この「興味が湧く」プロセスをすっ飛ばしていきなり発音の勉強をしようとしないことだ。発音は英語学習に不可欠な一方で、謎の発音記号が出てきたりでわかりにくいので、モチベーションがなければ必ず挫折する。発音本を買ったものの数ページでギブアップした方も多いと思う。「もっと上手くモノマネできるようになりたい!」「そのためにはどうすればいい?」という気持ちが湧いてから発音に取り組むこと。
…というわけで、2000時間(4年かかった)を経た今、この方法が最もリスニング向上に効くのではないかと思っている。本気で英語をどうにかしたい!という方は、30分/日をなんとか確保して上記の方法をチャレンジしてみてほしい。スキマ時間を集めればそれほど難しいことではないはず。