「議員定数」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 議員定数とは

2017-10-08

立憲民主党選挙公約について

先日、立憲民主党選挙公約を発表した。私は立憲民主党結党に心を揺さぶられた者の1人として、選挙公約の発表を心待ちにしていたのだが、実際に選挙公約(ここで見れる → http://cdp-japan.jp/teaser/pdf/pamphlet.pdf)を目にして、ある1点についてかなり失望した。立憲民主党議員定数の削減を主張していたかである

ここ数年、議員定数を削減すべきであるという声が様々なところから噴出している。例えば今回の衆院選では、現時点で立憲民主党の他、日本維新の会希望の党議員定数の削減を明確に選挙公約として打ち出している(なお、自民党公明党社民党自由党共産党日本のこころについては、選挙公約確認したが議員定数削減文字確認できなかった)。議員定数削減を主張する政党が出てきている背景には、言うまでもないが、他の政策を実現させるための財源を提示しなければならないという考えがあるだろう。何かと問題を起こし、国民からヘイトを集めがちな議員への報酬カットすることは多くの国民をスカっとさせるので、議員定数の削減は財源を確保できて支持も獲得できる、まさに一石二鳥政策になるわけである。だからこそ、ポピュリスト政党の道具に利用されることが多い。

しかしながら、議員定数の削減には非常に大きなデメリットがある。結論を先取りすれば、(1)議員1人当たりの有権者数がより増大する、(2)議員政策への習熟度が低下する可能性が高くなる、(3)野党がより淘汰される可能性が生じる、の3点が問題点として浮上する。順に簡単解説しよう。

1つ目の点については、議員定数議論される際に必ず問われる問題であるそもそも、他の先進民主主義国と比較しても、日本議員の数は決して多くはない。単純に日本人口1億2800万人を今回の選挙で争われる定数465で割ると、国民27万5200人につき国会議員が1人という計算になる。多国におけるこの議員1人当たりの人口を例に挙げていけば、イギリスでは4万4000人、ドイツでは118000人、フランスでは6万8000人、オーストラリアでは9万8000人、アメリカでは57万8000人(アメリカ例外か)である。ちなみにロシア23万2000人、韓国は16万2000人である。国際比較すれば、日本議員の数がそこまで多いわけではないことがわかるだろう。単純に考えれば、議員1人当たりの国民の数が多ければ多いほど、議員立法府)と国民の間の距離は遠くなる。ますます政治的無関心が増大するのではないだろうか。

2つ目の点についてはあまり触れられることがないものの、極めて重要問題である内閣提出法案ほとんどである我が国においてしばしば忘れられがちではあるが、議員所属する国会は唯一の立法機関である。そして議員は、様々な委員会所属し、その場で政策に関する議論を行う。とりわけ自民党が長期にわたって与党の座にある日本では、野党議員はこの委員会において行政のチェックを行うことになる。活発な議論や厳格なチェックのためには、与野党委員がそれぞれ政策にある程度精通している必要があるのは言うまでもない。しかし、議院定数が大きく削減されると、1人の議員所属しなければならない委員会の数が多くなる。首相閣僚議長(41人)を除いた議員の数は424人。現在常任特別委員会の総定数は985なので、1人あたり2.32の委員会所属することになる。仮に、日本維新の会が主張する定数3割カットが実現したとすれば定数はおよそ300になるが、その場合首相閣僚議長を除いた259人が委員会を受け持つことになるので、1人当たり3.80の委員会所属する計算になる。そうなれば議員は今よりさらに忙しくなる上に、政策への習熟度の低下は避けられないし、相対的に、政策過程における官僚の影響力が強まるのである。我々有権者は、議員選挙でクビにできるが官僚はクビにできない。だからこそ、政治主導が求められたのではなかったか

3つ目の点は、あくまで予想に過ぎない。議員定数を削減しようとした場合、1ケタ程度であれば、小手先選挙区定数変更でどうにかなるだろう。しか日本維新の会が主張するように、3割(127人)削減とまでいくと、選挙制度を抜本的に改革しなければならなくなる。そうすると、次の選挙制度はどうなるだろうか。仮に現在の並立制の比率を維持するとすれば、大体小選挙区200と比例代表100程度になるだろう。小選挙区制が大政党に有利で比例代表制が小政党に有利なことはよく知られている。しかし、比例代表制選挙区地理的規模が大きくなるほど、そして定数が小さくなるほど大政党に有利になることは以外と知られていない。あくまで予想だが、この選挙制度で戦えば、少数野党は現状以上に淘汰される可能性がある。さら問題なのは比例代表を廃して単純小選挙区制採用するか、もしくは小選挙区制比率現在より高くすることである。そうすれば先程と同じく、小政党は淘汰されるであろう。現在政治状況で、淘汰されるであろう政党がどの政党かを想像することは容易である

ここまで述べてきたことは、全て民主主義の根幹に関わる問題である。1つ目の点は政治立法府)と国民距離がより離れることになりかねず、2つ目の点は官僚優位と更なる立法府権威低下を促進しかねず、3つ目の点はマイノリティ代表する少数政党立法府から排除に繋がりかねない。ここで再び立憲民主党に戻ろう。立憲民主党枝野代表は、演説において「右からでもなく左からでもなく、上からでもない草の根政治」を目指すと述べた。のであれば、以上3つの問題点を招きかねない議員定数の削減などを選挙公約に掲げるべきではない。たかが(と言っては何だが)数十億円の財源確保のために、民主主義根本を揺るがすような主張を行うことには、私は賛同できない。私は一刻も早く、立憲民主党議員定数の削減公約から削除し、その他の代替案を掲げることを望む。

2016-03-07

「身を切る改革」の傲慢

最高裁判決が出たこともあって、議員定数削減話題になる昨今だけど、「身を切る改革」って何様なのか。

切るとか言ってる身って議員定数ことなんだろ。議員定数ってお前ら国会議員のものなのかよ。まるで特権階級貴族みたいな言い草だな。

本当に身を切るのは、定数が減ることで、声が反映されにくくなる俺たち国民の側なんだよ。

何が、「増税国民の皆さんに負担してもらってるんだから、我々も身を切る改革必要だ」だよ。国会議員地位はお前らのものじゃないんだよ。世襲貴族かよ。

どうせ国民のために犠牲になることを厭わない俺たちカッケーとか自己陶酔に浸ってんだろ気持ち悪い。勘違いもほどほどにしとけ。

当たり前のように「身を切る改革」とかいマスコミ思考停止してるんじゃないのか。

2015-09-24

議員削減

国会で寝てる奴の人数分、議員定数を減らしては?

いらんでしょ、寝てる奴。

寝た奴の地区の枠を減らす形で。

責任も重大だし、住民監視をするでしょうし。

議員削減

国会で寝てる奴の人数分、議員定数を減らしては?

いらんでしょ、寝てる奴。

寝た奴の地区の枠を減らす形で。

責任も重大だし、住民監視をするでしょうし。

議員削減

国会で寝てる奴の人数分、議員定数を減らしては?

いらんでしょ、寝てる奴。

寝た奴の地区の枠を減らす形で。

責任も重大だし、住民監視をするでしょうし。

議員削減

国会で寝てる奴の人数分、議員定数を減らしては?

いらんでしょ、寝てる奴。

寝た奴の地区の枠を減らす形で。

責任も重大だし、住民監視をするでしょうし。

議員削減

国会で寝てる奴の人数分、議員定数を減らしては?

いらんでしょ、寝てる奴。

寝た奴の地区の枠を減らす形で。

責任も重大だし、住民監視をするでしょうし。

2015-08-05

年代議員定数ってどう?

これから日本を良くしていくには、旨い汁吸って逃げ切る老害排他して、未来を担う若者投資してより発展させなきゃいけないのだから議席数=力であるなら年代ごとに議員の定数を定めて議員を決めた方が良いのでは?

2014-11-20

自民案「消費税率10%引き上げ延期、軽減税率導入する」←これ100%嘘。

議員定数削減の約束、いつ果たすんですか?」

これで黙らせられるから

2014-09-19

第2次安倍内閣の主要な成果

残業代ゼロ

配偶者控除廃止

ワタミ出馬懇願公認

竹中重用

消費税増税

所得税増税

自動車重量税増税

軽自動車税増税

携帯検討

年金支給額減額

厚生年金保険料引き上げ

国民年金保険料引き上げ

ガソリン価格高騰

医療費値上げ

非正規雇用過去最高

貿易赤字過去最高

経済成長下方修正

・勤労者世帯の実収入減少

家計消費減少

実質賃金10か月連続減少

公務員給料大幅アップ

国会議員給料年間421万円アップ

海外に数十兆円のばら撒き

議員定数削減見送り

外国人大量受入

永住権取得条件大幅緩和

河野談話継承堅持

カジノ解禁

生活保護受給者数過去最高

靖国参拝見送り

在日へのヘイトスピーチ対策法案

社員発明企業接収技術者流出

・4~6月のGDP、年率7.1%減で東北震災以上の落ち込み

2013-07-14

神奈川選挙区の一選挙民による被選挙人の私的評価

明日期日前投票をすることにしたので、選挙区の候補について極私的な評価を行う。なお、個人的に重視している政策は、1) 次世代への国富の継承 (10年後のデザインが示せているか) 2) 自由主義価値観 (特に表現の自由無意味規制の撤廃など) です。もちろん、1と2は矛盾しているのは理解していますが、マーケット制度の歪みの不公平性は、自由主義的な立場だけで正すことは困難である、という立場にもとづきます。また、価値観として、「データにもとづいた立論をしているか(+)」「宗教的な支援団体に支配されていないか(論外)」という点を付加します。

資料は配布された選挙公報公報中にURLが記載されていた場合はこれも見ます(ブログっぽいページは除外、また、検索せよ、といってURLを記載しないのもリテラシー不足と判断し除外)。なお、「個人の政策」が具体的に示せてない候補・宗教団体の支配下にあることが伺われる候補は考慮外とします。また、考え方について議論をするつもりはないですが、認識の誤りに対する指摘は歓迎します。また、ここでは結論(つまり増田投票先)は明記しません。結果出してみるとあまりマイナスに沈んでてorzってる、というだけなのですが。

しかし、候補者はこぞって独自ドメイン取ってるけど、ちゃんとメンテする気あるのかね。

島村大 (選挙区自民党公認) -6,+3

中央の政策っぽいコーナーより(抜粋)

URLが記載したので見たが、中身も政策補足資料もなし。気分で政策考えてませんか? (-1)

オイカワユキヒサ (選挙区幸福実現党公認) 考慮

政策なし。宗教の支配下。考慮外×2

Webは力が入ってるように見えますが、ビデオを見るほど暇でもないのでskip (てか、データによる立論をやろうとしたらどうしたって文書で書くはず。主張の演説なんか聞いてもしょうがないし)。

松沢しげふみ (選挙区) -3,+2

実績を中心にアピールしてますが、政策で見ましょうね。

日本を変える」という点が主張政策と判断して、そこから抜粋

Webは、流石に政治家歴が長いだけあって、過去雑誌寄稿や政策マニフェスト等充実していて評価できる。(+1)

佐々木さやか (選挙区公明党公認) 考慮

宗教団体の支配下にあるので考慮外。

溝口某 (選挙区維新なんちゃら) 考慮

例えば皇位継承についての言及や教育勅語の復活等、維新なんちゃらってほとんど国家神道だと判断しました。

(まじめに評価するのがばからしくなったとも言う)

木村えい子 (選挙区社民党公認) -7,+1

頭の悪い「生活目線」な人だな、という評価しかできない。

Webなし。

牧山ひろえ (選挙区民主党公認) -6,+3

一応政策がきっちり書いてある点は評価できる。(+1)

が、各論で私の意見とは合わないなぁ。

Webなし。

つゆき順一 (選挙区みどりの党公認) -2

ただ、「開成町あじさい町長」で引かれてるエピソードがあまりにもお花畑で、実務能力疑問符(-1)

Webなし。

はたの君枝 (選挙区共産党公認) -3,+0

Webなし。

森下正勝 (選挙区) 考慮

手書きの選挙公報が目にまぶしいです。しかも、この世代の方にしばしばある散文調というか、論理構成を無視して思いついたままに書いた感がありありの文章がどきどきします。「平等を守らなければならない But これは」 のButも大変キュートです。

が、すみません選考外とさせてください…。

水戸まさし (選挙区維新の会) -1,+0

まぁ、維新の会も代表がアレなのでさらマイナスしたい所ですが、選挙区はできるだけ本人で選ぶという原則にのっとり我慢。

以上、備忘録として。

2012-12-18

http://anond.hatelabo.jp/20121218180535

16日の昼、埼玉県春日部市にいた。たまたま入ったレストランで、隣に座った60代と思われる女性2人の会話が耳に入ってきた。「…もう結果が出ているからね」「そう。だから投票に〕行ってないの」。

メディア投票日に向けて、選挙結果予測を「世論調査」の名のもとに執拗に行ってきた。投票日に向けて何度も世論調査を行い、「自民単独過半数の勢い」(『東京新聞12月13日付)、「自公300議席うかがう」(『朝日新聞』14日付)、「自民勢い変わらず」(『読売新聞』同)…という調子だった。映画が始まる前に、その結末を大声で話すようなものである。これでは映画館に行く気力も失せる。

 午後8時。開票が始まると同時に、「出口調査」を根拠とした当選確実が次々と打たれ、朝刊一面トップ見出しがほぼ決まってしまった。メディア予測していた以上の劇的な結果となった。民主党地滑り的、壊滅的大敗北、自民党単独過半数自民公明(or/and)維新3分の2(320)を超えることが確実になった。

いま、開票速報を聞きながらこの「直言」を執筆しているが(16日午後9時現在)、何とも不思議な気分になった。まるで開票が終わったかのようである。『東京新聞12月15日付「こちら特報部」は、「世論調査が醸成する『空気』」を分析している。この不思議な「空気」のなかで投票日を迎え、春日部市女性たちのような会話が、全国各地で行われていたのではないか。勝負が決まっている試合や、「オチはこうだ」と事前に知らされたサスペンス映画、表紙の帯に結末が書いてあるミステリー小説に食欲がわかないのと同じだろう。今回の世論調査については、「世論調査が予備選的な役割を果たした」という評価もあるという(『東京新聞』同上)。だが、これは楽観的評価に過ぎよう。調査報道世論誘導的に機能した可能性は否定できない。しっかりした検証必要である

 投票率は前回よりかなり低くなった。戦後最低の投票率になりそうである。現時点で推測できることは、結末が見えた試合に行く気がしないで棄権した人々だけではなく、多党乱立、節操のない政党間移動、党内のドタバタ、内容空疎な「マニフェスト」や「公約」などを見せられて、選挙のものに嫌気がさした人々がかなりいたことだろう。そのなかには、あえて選挙に行かない積極的棄権派(ドイツ現代政治用語では「非選挙人」(Nichtwähler)という)も含まれているのではないか。多党乱立とメディアによる「結果はもう出ている」という報道連鎖のなかで、一票を使う気力を失せさせてしまったところに、別の意味での「一票の軽さ」があるように思われる。「非選挙人」の選択の結果は投票率の低さであり、それは自民党に圧倒的に有利に作用したと言えよう。

なお、それまでの支持政党の不甲斐なさに怒り、極端な主張をもつ他の政党に乗り換えることを、ドイツ政治用語で「抵抗選挙人」(Protestwäahler)という。今回、「日本維新の会」が「抵抗選挙人」の受け皿となったと見ていいだろう。もっと言えば、民主党政権に対する怒りと絶望の最大の受け皿、「抵抗選挙人」は40%を超える棄権者ではないか自民党はこの「抵抗選挙人」によって大勝を得たとも言えよう。選挙結果がまだ確定していない段階なので、個々の具体的な指摘は控えておこう。

6年前、直言「『失われた5年』と『失われる○年』――安倍総裁総理へ」を書いたが、彼はわずか1年で内閣を投げ出した。政治生命が終わったかに見えたが、それから5年で、再び「わたくしの内閣」(安倍氏の口癖)が誕生することになる。安倍氏のいう「美しい国へ」の危なさは、当時、次の3つの点にあらわれていた。(1)「5年以内の憲法改正」、(2)集団的自衛権行使の合憲解釈、(3)「教育改革」と教育基本法改正、である

(1)は、出来の悪い付帯決議をもつ憲法改正国民投票法の制定である。(3)は教育基本法「改正」と「教育再生会議」による執拗教育介入であった。5年前、「安倍色の教科書検定」に対して沖縄では県民大会まで開かれたほどだった。今回の総選挙公約には、教科書検定の強化が掲げられているので、沖縄危惧は深い。ちなみに、安倍氏大学9月入学を6年前にすでに打ち出していた。私は「『大学9月入学』と『ボランティア』のセットは曲者である。軽薄な私大経営者はすぐに飛びつきそうだ」と当時指摘していた。(2)の集団的自衛権行使を可能にする解釈変更については、「合憲解釈」の報告書が出る2カ月前に安倍氏が退陣してしまったので、しばらく後景に退くことになったが、今後一気に勢いを増すだろう。

 「送別・安倍内閣」を書き、安倍氏の復活はほとんどないと踏んでいたので、今年9月安倍総裁誕生は大変驚いた。「総理大臣の職責にしがみつくことはしない」という奇妙な言葉を使いながら内閣を投げ出した人物が、再び内閣総理大臣になる。この国は何とも不思議な国である

 危惧されることは、石原慎太郎日本維新の会」代表が選挙中(12月10日)、自民党と組んで憲法改正を行うことを宣言したことである。「9条のせいで日本は強い姿勢北朝鮮に臨むことができなかった。9条自分たちの同胞を見殺しにした。…あんなモノがなければ(拉致被害者を)返してくれなかったら『戦争するぞ』『攻めていくぞ』という姿勢で同胞を取り戻せていた」と述べた(『東京新聞2012年12月11日付)。「日本維新の会」が衆議院に進出したことで、自公連立政権が、今後の展開によっては、公明党の代わりに「維新」が入って3分の2を確保し、「壊憲連立政権」となるおそれなしとしない。

歴史は繰り返すのか。2006年安倍内閣誕生憲法改正への動きが進んだ。一度目は憲法にとって悲劇だったが、二度目の安倍内閣は、喜劇茶番劇)どころか、憲法にとっては命取り(惨劇)になるかもしれない。来年7月参議院選挙が、最後防波堤として重要性を増してきた。

 そもそもこの選挙は、最高裁によって違憲状態とされた公職選挙法に基づいて行われた「違憲状態選挙」であった。選挙終了と同時に選挙無効訴訟が起こされ、最高裁が「選挙無効判決を出す可能性もある。選挙圧勝たかに見える自民党は、小選挙区比例代表「偏立」制に助けられ、小選挙区(4~9人という異例の多数立候補)における大量の死票の上の勝利であることを知るべきである

 「一票の軽さ」の問題は、単に議員定数の不均衡の問題にとどまらない、より多面的で深刻な問題となっている。

2012年12月16日午後10時35分稿)

《付記》

17日午前5時半に新聞各紙やネットを見ながら、書かねばならないことがたくさんでてきた。選挙結果は、自民党294、公明党31で計325の3分の2超え。民主党57、維新の会54、みんなの党18、未来の党9、共産党8、社民党2、国民新党1、新党大地1。開票作業を見ながら書き上げた上記「直言」をアップすることにしたい。最低限注目すべき点を指摘しておくと、まず59.32%(共同通信推計)という前回よりも10ポイントも低い、「戦後最低の投票率」になったことである。これは本文で書いた。それから自民党安倍総裁が、憲法96条憲法改正条項)を3分の2から過半数にすることについて、「維新」と連携していく考えを示したことである。また、「維新」の橋下代表代行が首相指名選挙安倍総裁を支持すると発言し、「(首相指名で)独自の候補を出すのはばかげている。日本多数決原理根付いていない。多数決教育をしてこなかった弊害」と述べたという。これに対して「維新」の石原代表は、「政党の体をなさない。(首相指名選挙で)党首を出すことが政党の沽券だ」と反発した。それにしても、橋下氏の一面的な多数決論、民主主義論は末恐ろしい。指導者民主主義論と接合する兆候がすでに随所に見られる。これらの問題は、折にふれて論じていく。

直言(12.17)もう一つの「一票の軽さ」――総選挙終わる

http://www.asaho.com/jpn/bkno/2012/1217.html

2012-11-17

安倍氏野田氏の議員定数削減提案に即座に賛成しなかったことの評価

どうやら世間(というかマスコミ界隈)では表題の件について、安倍氏が迫力不足だっただの優柔不断だのと、安倍氏についてネガティブな評価が多く見られ、ポジティブな評価が聞かれない。

しかし、この件については安倍氏の方に完全に理があり、野田氏の主張は民主主義に反する危険ものだと言わなければならない。

議員定数削減」の美名のみ注目されているが、削減の対象はもっぱら比例代表の削減であるから民主党の主張する「議員定数削減」は「小選挙区比率の増加」の主張である

そして、制度の性質上、小選挙区制は大政党に圧倒的に有利であるのに対し、比例代表制は大政党の有利が比較的小さい(これを「小政党に有利」と呼ぶ論者もいるが、比例代表制であっても大政党議席数の比率が得票数の比率に比べて大きくなるから、大政党に有利である)。民主党は「中小政党に配慮した比例の削減」を標榜しているが、その内容は複雑怪奇選挙人投票行動の前提となる予測可能性を大いに損なうものであるから、問題が極めて大きい。そのキメラ的な提案に対して当の中小政党は判断を保留するかまたは否定的である。当の中小政党が納得していない以上、選挙制度押し付けにほかならない。

したがって、民主党の「議員定数削減」の主張は、「議会の構成は大政党が決めるべきである」という主張であるさらに言えば小政党の排除が究極目標である

かかる主張は、2大政党一角に居られるであろう自民党にとっては有利である。また、2大政党一角自民と並び立つと考えている政党も、これに賛同するであろう(などという回りくどい書き方になったのは、私自身は民主党が2大政党の座から転落する可能性が高いと思っているためである)。

そうであれば安倍氏自民党党利党略のみを目指しているのであれば、野田氏の提案は渡りに船であって喜んでこれに賛成するはずである

にも関わらず、安倍氏はこれに賛成しなかった。その理由は、野田氏の上記提案への返答で明確に語られている。

「定数削減や選挙制度の改正を私と首相だけで決めていいはずがない。少数政党に極めて不利になるから、ちゃんと議論しようと言っている。」

その通りで、選挙制度という民主主義の根幹に関わる問題を大政党だけで決めるのは民主主義に対する攻撃である。歪んだ選挙制度は歪んだ議会構成を生むため、歪みを是正する機会が失われるからだ。野田氏は「われわれの提案は中小政党に配慮した比例の削減で、民主党にとってプラスでない。」などと反論したが、その提案内容が上記の通りの問題を抱えている以上、この反論に賛同することはできない。議員定数を削減したければ、小選挙区を「0増50減」にする方がマシである

安倍氏が迫力不足だったという人は総じて議員定数の削減には好意的であり、「大迫力で反論すべきだ」と評価している例を見ないから、要するに民主党議員定数削減案に賛成せよと言っている。

そのような人々には、民主党議員定数削減案を理解しているかと問いたい。少なくとも、あの提案は国民全体を巻き込む大規模かつ慎重な議論無しに採用してはならない。

そうであれば、「ちゃんと議論しよう」という安倍氏の主張は極めてまっとうであり、これをネガティブに評価するのは失当である

2012-03-28

AKB48がcooljapanとは到底思えないんだが

そもそも海外で知名度あるのか?

AKB日本宣伝してるというより日本政府税金AKB宣伝してるとしか思えん

外国人フォロワーの多いどっかのAV女優にやってもらう方がまだクールだなと納得できる

韓流ゴリ押し外国の金だろうし見なけりゃすむんでスルーできるが

財政赤字やばいから増税するといいつつ

こんな「どん判金ドブ」を具現化したような予算つけるとか狂いすぎだろ

外務省枕営業でもしてるのかと言いがかりをつけたくなる

個人的には議員定数天下りより税金無駄遣いと思う

2011-08-27

日本新党出身の政治家総理にしてはいけない

今回の民主党代表選だが、なんと3人も日本新党出身の政治家がいる。

そもそも、日本新党ってどんな政党だったんだろうか。

90年代の「新党バブル」の頃に熊本県知事だった細川護煕によって立ち上げられた政党。当時は自民党社会党などの既存政党に対する不信感が強く(今と変わらない)、選挙の度に勢力を拡大(まるでどこかの党みたいだ)。宮澤内閣の「嘘つき解散」により実施された第40回総選挙では35議席を獲得。武村正義新党さきがけとともにキャスティングボートを握り、当初は分派により党制退潮した自民党と連立する予定だったが、細川小沢一郎により総理大臣に担ぎ出され非自民共産連立政権誕生することとなる。

争点だった小選挙区比例代表並立制を実現させると、政権目標を失い突如として「消費税を廃止し国民福祉税7%を導入」を連立与党合意を得ないままぶち上げる。これにより連求心力を失い、更に細川佐川急便から借入金問題や、小沢一郎武村正義の対立などもあり連立与党は分裂。263日で細川内閣総辞職することとなる。

まり政権ブン投げの元祖は、17年前の日本新党細川護煕首相元祖というわけだ。

その日本新党出身の政治家

小池百合子

ご存知「政界渡り鳥」。所属政党の数では鳩山邦夫に及ばないものの、日本新党新進党自由党保守党自民党と「その時に調子がいい政党」を渡り歩き、細川護熙小沢一郎二階俊博小泉純一郎安倍晋三中川秀直とその時の調子がいい権力者に取り入る。2009年総選挙では幸福実現党/幸福の科学選挙応援を依頼するも小選挙区落選twitterでの発言がすごい。国会議員というよりもネット右翼のような発言。

河村たかし

名古屋市長。2009年衆院議員を辞し名古屋市長選へ。住民税10%減税などをぶち上げるも、市議会と対立しさらには民主党とも対立するようになる。「市民に是非を問う」との理由で任期途中で市長を辞し、自らが先導した市議会リコール選挙に合わせて市長選に再び立候補当選。その後リコールされた市議選にも自ら率いる「減税日本から41名擁立し28当選する。第一党はとれたものの過半数に届かず、自ら仕掛けた政局騒動により民主党とも対立している。更にほとんど政治経験のない「素人集団」の減税日本もまともな政党として機能していない状態である。「中京都構想」「減税」「議員定数削減・議員定数カット」「歳出改革」など派手に政策をアピールするが具体性はなく、市役所に丸投げ状態である

中田宏

横浜市長。高秀秀信4選を阻止し市政の若返りをアピールし衆院議員を辞して市長立候補。当初は箱物行政の転換、市立大学改革、住基ネットの任意参加など「改革派」のイメージ無難に市政を回していたが、2期目に「横浜開国博」を開くも入場者は伸び悩み巨額の負債をかかえて失敗、任期途中で市政を投げ出す形で辞任。市長辞任後は新党ブームにのり「日本創新党」を結成し参院選立候補するも落選。近年は産経新聞への国防関連の寄稿など右旋回しつつ有る。また、高岡蒼甫韓流にかんする発言に同調するなどしている。

山田宏

杉並区長。杉並区長時代は石原伸晃を支援する。2010年中田宏と共に日本創新党を結成し参院選出馬するも落選区長時代からチャンネル桜番組を持っており、維新政党・新風から推薦も受けている。

目立つ政治家だけ並べてみたが、この他にも荒井聡キャミソール)、小沢鋭仁中韓から電力輸入発言)、渡辺浩一郎会派離脱騒動)など、とにかくひどい政治家ばかりだ。共通する特徴として

やはり、新党バブルに出てきたということでその程度なのだろう。そんな人達総理大臣にしてはいけない。

追記

枝野幸男という大物を忘れてたが、上に上げた面々と比べるとはるかにまともに見えるのは気のせいだろうか。

追記その2

さきがけは…

うーん、鳩菅があんまりにも目立ちすぎて結構地味な印象。途中で新党日本から先に上げた前原枝野キャミソール荒井・電力輸入小沢が合流。

社会党出身者や公明党出身者はそもそも総理候補はいない。

2010-05-21

http://anond.hatelabo.jp/20100521105730

何人かそういう市長がそれをやってるじゃん

議会と対立して議員定数を減らす!っていうの

中でも特にヤバめな人のエキセントリックなとこばかり報道されて

「オモシロ知事」「困ったチャン知事」としてしか扱われないが

議員定数の削減について

「普段何やってるのか、ようわからん」とか「参議院なんていらない!!」とか、色々意見はある。

参議院なんて、よく分からないゴルフのオッサンとかが何もしないで任期中に1億超の報酬を貰う事を考えたら、馬鹿らしくもなる。

まぁ、数合わせの無能な奴は要らないと言うのは誰もが思う事で、議員の数が多いのは確かな事。

でもこれって国会議員だけじゃ無いんだよねぇ。

身近なところでもワケ分からん議員が沢山いる。

    この人達って、結構テキトーだったりする。

    例えば・・・

    視察研修といった大義名分でお遊び旅行に行く

    旅行会社で働いていて、市町村議会事務局に出入していたので確信を持って言えるけど、視察先の決め方ってかなりテキトー。

    行きたい地域を先に決めて、視察先を後付けしているケースが多々有ったょ。

    片手間

    地元中小企業の代表とか役員だったり、ただの農家のオッサンあたりが片手間で議員やってます、としか思えないケースも有る。

    酷い時は、議員の身分をバックに本業が有利に運ぶように工作したりする奴もいる。所詮、地方議員なんてそんなもん。

    この際だから、国会議員地方議員をミックスして組織自体を再編させて数を減らすべきだと思う。

    選挙活動はほぼ全てネットシフトさせて金をかけない。報酬は現状維持か若干上げてやってもいいけど、兼業禁止にする。その他色々。

    誰か手をつけてくれないかなぁ~。

    2010-05-07

    やるべきこと10個(ちきりんネタパクリ

    http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20100506

    を改訂

    1.ネット選挙の導入

    ネットによる選挙広報政治献金を解禁

    ネット投票システムを導入(PC携帯コンビニ端末)

    4.移民の積極的な受け入れ

    留学生を大幅増。卒業後の日本への定着策を強化

    移民派遣大国(フィリピンインドネシアなど)からの労働者受け入れを積極化

    ハイエンド移民の優遇策の導入(過去の関連エントリ

    7.あらゆる分野で規制を緩和

    ・特に医療介護農業分野で大幅緩和

    ・民でできるものは全部、民営化

    8.解雇規制の完全撤廃

    解雇ルールの明確化

    公務員解雇可能とする。労働権を与える。

    9.市場機能の整備

    市場機能の基本となる「情報開示の徹底」と「監視摘発機能の強化」を行う

    ・・例)労働分野:サービス残業長時間労働差別待遇などは厳しく摘発

    ・・例)公正取引委員会による不公正取引、下請けいじめなども同様に

    ・・例)政治行政の意思決定、金融取引、警察捜査などについても情報開示を徹底させる

    10.65歳以上の生活保障

    年金生活保護等を統合し、最低保障年金(月10万程度)を導入

    ⇒「1.と4.と7.~10.はちきりん案のママ

    2.一人一票の実現

     「ちきりん案」

     ・直前の国勢調査、住民登録等に基づき、自動的に議員定数が調整されるよう法律を改正

     ⇒「修正案」

      ちきりん案通りに定数是正を行い、

      それに加えて

      (1)参議院プラーヌンクスツェレを導入

       http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/7891/p/131.html

      (2)参議院に年齢別選挙区制度を導入

      (3)国会の各委員会の委員を議員でなく専門家とし、

        各党の議席数に応じて専門家投票権を按分する。 

       http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/7891/p/178.html

       

    3.道州制の導入

     「ちきりん案」

     ・北海道東北関東北陸&中央、中部関西中国四国九州沖縄

     ・意味としては“明治維新以来続いてきた中央集権制”から分権制への体制転換

     ・国会議員数は10分の1に削減(衆議院50、参議院50)

     ・霞ヶ関は、国が担当する外交軍事憲法関連事項などの管轄組織以外はすべて解散

     ・なお、これ以降に記載する政策については、各州で修正することも認める

     ⇒「修正案」

       議員数削減は容認するが、道州制地方分権=「地方切捨」には反対

       介護保険等に見られるように、疲弊した地方には、もはや地方分権を担う力はない。

       東京都人口1,300万人超え(その分、例えば鳥取県人口は減少記録更新

       というニュースを見て、何もちきりん女史は感じないのか?

      その代わりに、固定資産税国税化し、一気に5~10倍にすることによって、

      東京に住む必要のない退職者等の「地方追い出し」を推進する。

      東京に住む必要があるサラリーマンはに対しては、固定資産税税額控除を認めればいい。

      http://itaru-m.hp.infoseek.co.jp/rd/17.htm


    5.外国語教育の早期化とインセンティブ強化

    ちきりん案」

     ・小学校1年生から、英語を必須科目として導入 

     ・中学校からは、第2外国語を必須科目として導入

      (中国語韓国語スペイン語ポルトガル語アラビア語フランス語などからひとつ選択)

     ・TOEIC860点に達した段階で、それ以降の教育費はすべて無料とする

     (たとえば小学校3年生で860点に達した生徒は、それ以降の教育費は公立私立を問わず高校卒業時まですべて無料

     ・国立大学および公務員試験では、語学英語第二外国語の2科目を必須とする。

     ・英語ロジックとITの授業について、英語のみで(日本語を使わずに)教える

     ⇒「全面却下

      全く意味無し。

      そもそも日本語英語言語学的に一番離れており、

      学習コストに見合うコストが見込めない。

      実際、「仕事上、英語を必要とする日本人」は、5%もいるかどうか。

      その上、翻訳ソフトの今後の性能向上を考えれば、

      「無駄投資」になる可能性がある。

    6.間接税中心に税制変更

     「ちきりん案」

     ・消費税は20%までアップ(食品等は5%)

     ・所得税法人税相続税は大幅に税率を下げる。租税特別措置法農業優遇税制などは廃止

    ⇒「租税特別措置法農業優遇税制の廃止」は原案のママ

      所得税法人税の税率は、改訂しないか、小幅に留める。

      相続税については、むしろ税率を上げる。

      また、民法上の法定相続権者から兄弟姉妹甥姪を外すことによって、

      直系卑属がいない相続案件において相続財産国庫没収する。

      これは「高齢兄弟相続発生により、相続人認知症だったり、二次相続になることによって、

      いつまでも相続手続きがなされない不在地主不良資産」の発生を予防する効果も有する。

      http://itaru-m.hp.infoseek.co.jp/law/9.htm

      http://d.hatena.ne.jp/itarumurayama/20050809

      また、「国税所得税地方税間接税」に集約する。

      http://itaru-m.hp.infoseek.co.jp/p/129.htm

      また、担税能力があるペット飼育者に「犬税」「猫税」を課すことによって、

      税収を確保。

      http://itaru-m.hp.infoseek.co.jp/coffee/93.htm

      先述の固定資産税引き上げと合わせると、消費税引き上げ幅を最小限に抑えることができる。


    とか、(都内のあばら家で)考えてみた。

    そんじゃーね。

    2010-02-24

    民主党支持率が下がる理由=為替王

    ttp://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0223&f=politics_0223_004.shtml

    消費税引き上げ、内部留保課税、証券優遇税制廃止前倒し、所得税最高税率引き上げなど、最近増税の話ばかりですが、これほど卑怯な手口はありません。なぜならば、民主党マニフェストの最初のページには次のことが書かれています。

    ■「衆院定数を80削減します」

      議員定数削減などで6千億円捻出できるとマニフェストに明記されています。国民に負担を求めるよりも、まず自分たちが痛みを伴う法案成立が先でしょう。

    ■「国家公務員の総人件費を2割削減します」

      マニフェストには5.3兆円の人件費予算の2割(1.1兆円)を削減すると明記されていますが、いつからですか?具体的にいつから1.1兆円浮くのですか?

    ■「特別会計独立行政法人公益法人仕事を徹底的に見直します」

      民主党マニフェストで金額的にはこれが一番の目玉で、独立行政法人特殊法人公益法人などのコストを徹底的に見直すことで、6.1兆円節約できると明記されています。つまり、これをやるだけで、子ども手当の全額(5.5兆円)を賄えるわけです。

      これらの公約を実行せずに国民に負担を求める発言を繰り返す菅大臣ほか閣僚のみなさま、一度マニフェストの1ページ目を声に出して読んでいただけませんか?マニフェストに書いてある無駄の削減をせずに、他で増税するは卑怯です。マニフェストに明記されている歳出削減ができないのならば、その時は、鳩山首相が公言しておられたように政権の座を降りられるのが筋でしょう。(執筆者:為替王)

    2009-08-02

    国会議員定数削減に反対

    すでにあちこちで言われていることだが。

    自民党民主党どちらも国会議員定数削減を謳っている。

    民主党は「開かれた政治」や「政治主導による政策立案」などと謳っているが議員定数削減とは矛盾するんじゃないか。

    2009-08-01

    やったー!自民民主マニフェストまとめたよ!

    超ヒマだったから新聞読んでマニフェストまとめたよ!

    時間かかったよ!

    新聞超読みづらいね!

    へぇ…アンタなかなかやるじゃん』的なやつだけ集めたよ!


    後はしょうもなかったから無視!




    自民


    ニートのやつらに仕事与えてやんよ

    (3年で200万人の仕事を確保)

    もう県とかウザいしアメリカみたいに州にすっから!

    道州制基本法の早期制定)

    10年後に日本の全家族年収+100万にするわ。政権守れたらマジ本気だす

    (10年で家族手取り100万円増)

    アニオタ万歳。超万歳。

    アニメなどメディア芸術振興)

    議員ムダに多すぎ。10年後までに3割リストラ

    (10年後に衆参両院議員定数の3割削減)

    マジ金とか東京に集中しすぎ。ムカついたから地方にも回す

    地方分権の推進)

    はやめに憲法かえちゃうからね!

    (早期の憲法改正を実現)


    民主

    ガソリン税とか超ムダ。廃止な

    ガソリン税など暫定税率廃止)

    高速もタダでいいだろ。常識的に考えて

    高速道路の段階的無料化)

    ニートには月10万やるよ。だからハロワいけ。今すぐ

    (月10万円支給の求職者支援制度

    はぁ?デキ婚?マジふざけんな。ちっしゃあねえ55万もってけ

    出産時55万円の一時金支給)

    高校義務教育みたいなもんだろ。タダだタダ

    (公立高校の無償化)

    公務員マジ多すぎ。2割リストラ

    国家公務員の2割削減)



    両方が主張してること


    天下り、マジ超やめさせっから。いや超まじで

    天下り発生原因の根絶)

    ボンボンの2世超うぜー。世襲禁止な。

    国会議員世襲禁止)

    こうしてみるとどっちもどっちだね!


    まぁ両方が天下りやめさすって言ってんのはいいんじゃないかな!



    でも正直なんかピンとこないし今回も白票だね!

    自民党公約が出てきた。

    自民党公約が出てきた。

    http://www.jimin.jp/sen_syu45/seisaku/pdf/2009_bank.pdf

    首相が変われば公約なんぞ紙切れになるという事を体現してきた首相が、特に記載の無い物は4年で実現するとしている。これは、もし首相になったら解散権を行使しないという事であろうか。そんな事は無いと言うのが、過去の実例である。

    そういうわけで、悪意をもって公約を解析する。公約の中に織り込んだ片言隻句を、公約承認されたのだから実現すると主張し、都合の良い所だけを実現し、都合の悪い所は放置するというのが過去の実例である。公約の中に折り込まれた文言をあげつらう事で、本音が透けて見えるのが、自民党公約である。

    最初のページに、いきなり社会保障を取り上げている。社会保障カード・番号を2011年中に導入というのが本音であろう。そのあとに続いている信頼性と透明性を向上させるというのは、努力目標となっている。つまり、今までどおりの丼勘定不透明な帳簿のまま、財源が足りないから消費税を値上げするという展開が、第二パラグラフで、財源を確保する為には、帳簿の赤字を増やさなければならないので、医療費診療報酬を値上げする。医者に悪役を押し付けるから覚悟しろというのが第三パラグラフ医療費の大部分を占める高齢者医療費を切り分けた高齢者医療保険制度を廃止して、丼勘定に戻すという改悪を狙うのが、第四パラグラフである。

    次のページの第一パラグラフで、年金記録問題における処理も、社会保険庁の後継組織である年金機構に委ねるということで、今までどおりの丼勘定を続けるとなっている。第二パラグラフでは年金制度の改革を唱えているが、丼勘定を続けるとした上で消費税増税を主張している事から、貧民から消費税を取ってそれを貧民にばら撒くという、無駄努力をする社会保障の実務団体だけが栄えることになる。第三パラグラフでは健康で安心できる国民生活の確保となっているが、健康ネタに旧厚生省傘下の機関が予算を食い潰すという話にしかならないであろう。続いて、生存している被爆者は、平均寿命以上に長生きしているという現実をどのように考えているのか理解しがたい一文。核兵器廃絶の為のお題目として必要なのは理解するが、道理で考えれば、無理がある主張となってきている。むしろ、日本核武装するぞという話にした方が、周辺国は本気で心配するようになるだろう。犯罪被害者の支援というが犯罪者を発生させない事が最優先事項であり、社会の安定の為には雇用の創出が必要であるという根本を無視して税金を使い込むと主張している。そして、省庁統合、合理化という先の衆議院選挙公約に反して設立しようとしている消費者庁と、当選する可能性のない組み合わせばかりを売りつける無選択制ロトくじの売り上げを財源とするスポーツ庁のなし崩し的容認を求め、砂防にお金を注ぎ込む、地方土建屋まっとれよぉ。という掛け声が続き、治安維持という話になるが、治安を不安定化させているのは失業者・無業者の増加と、中国人・南鮮人等の質の悪い外国人の流入であり、これらの対策をしない限り、どんな対策も、担当省庁やその下請けが繁忙するだけの効果の無い無駄金にしかならない。

    次が少子高齢化対策であるが、そもそも、少子化が必要だとされたのは、アメリカグローバリゼーションによって経済秩序を破壊する事を選択し、食料や燃料の自給自足が求められる国際的な状況があった為である。その為に、穏やかな人口減少策として、男女平等を行い、女性出産結婚を愚行であると認識させた。底辺向け娯楽メディアであるテレビドラマなどで、女性バリバリ働き、無能な男性上司をやり込めるという筋書きのドラマを流し、服や装飾品等で借金漬けにした。これで、女性結婚価値を見出せなくなり、また、男性もそんな女は嫌だとなり、結婚が減り少子化へと向かうようになったのである。

    高齢化が問題になったのも、少子化によってネズミ講であった社会保障制度破綻する事が判明したからであり、ネズミ講を辞めるというのが対策の本筋である。安心して働けるように、保育園幼稚園を無償化するという話が出ているが、共働きで働かなければ食べていけないという貧しい社会において、育児を他人にお金で任せるという状況の、どこに安心があるというのであろうか。介護報酬の引き上げという主張もあるが、消費税増税によってという前置きが3ページ前にある。

    次は雇用対策になっているが、既存の産業雇用余力は無い。むしろ、合理化・効率化によって雇用を削る事が利益になる状態にある。したがって、新しい産業を発生させない限り、どんな対策をしても無駄にしかならない。医療介護・保育・環境等を成長分野としているが、これらを成長させる事は、貧しい社会を助長するだけである。職業訓練職業紹介は、セーフティネットとは言えない。職安をどんなに立派にしても、職業訓練をどれほど行っても、機械の方が安いし文句を言わない以上、職が無い。若者女性障害者高齢者に働き口を作る為に、企業補助金を出すという主張にしても、既存産業雇用過剰であるという現実を知らないという事でしかない。人手不足とされる産業は、人が行かない理由があって人手不足なのであって、補助金を出す事で、それにお墨付きを出すような真似はするべきではない。派遣労働者待遇改善については、派遣正社員に比べて条件が悪いのだから、その分、賃金を上乗せする事とすれば解決するのに、口入屋のピンはねと雇用者側のコストダウンとを温存したままでやろうとすれば、補助金を出すという事にしかならないだろう。その財源は、4ページ前の消費税増税であろう。

    教育文化についてであるが、学校教育は底辺を引き上げる教育であり、頂点を伸ばす教育ではないという前提を忘れている。読書人として必要な読は、一日一冊を30年間やって1万冊というのが、最低ラインだと思うべきで、義務教育で30年間なんて事は絶対に不可能である。さらに、書の方は論文にせよ、この日記のような雑文にせよ、相応の量を書かなければ、人様にお見せできるような文章にはならない。これも、10年や20年は、軽くかかってしまうと考えるべきで、義務教育でやれるわけが無い。スポーツについても触れているが、これらの対策については、この日記

    [2006.11.3] http://www11.ocn.ne.jp/~ques/diary/20061101-10.html で触れている。

    コンテンツデジタルアーカイブ化も唱えているようだが、無制限の公開がコンテンツクリエイター利益になる状況を作ってからでなければ、民業圧迫にしかならない。これを怠ってデジタルアーカイブ化を進めるならば、国営漫画喫茶のような役立たずな赤字組織の方がマシという結果になるであろう。

    経済成長政策についてであるが、経済成長を阻害しているのは何かという認識が抜けている。さらに、日本経済利権において敵対するBRICsアジア諸国を、いかにして潰すかという話が必要なのに、投資市場の取り込みという話になっている。公約に2%成長と書けば、そのとおりに成長しないのは国民怠惰だからだとでも主張するつもりであろうか。環境に優しくする為に、太陽光発電電気を倍額で買い取り、そのコスト国民に付け回すのでは、既存の発電手法の効率を上げたり、電気を使わない生活を模索するのは、政治的に正しくない事になってしまう。国際競争力についてであるが、同じ土俵で競争するには、人口という量と質が必要になる。高度成長期に、日本は、世界中のどの国もやらなかった小型化や高性能化や高信頼化という分野に傾注した。異なる土俵を常に探し、そこを切り開いていく事こそが競争力の源泉なのである。既存産業に幾ら補助金をばら撒いても、言い分を聞いて法制度を捻じ曲げても、他国が新しい分野を切り開いてしまったら、それらの産業は全部時代遅れになり、高度成長期日本が追い落とした国家と同じ結果になるのである。

    新しい試みを資金力でパクって潰す大企業の横暴や、製造責任を過大に追及する法制度排他独占に偏った知的所有権運用

    (cf.[2006.12.31]) http://www11.ocn.ne.jp/~ques/diary/20061221-31.html

    といった問題を解決しない限り、何をやっても税金無駄遣いにしかならない。消費者を守るあまり、既存産業しか存続できず、雇用が切り詰められてデフレが止まらないとなる。

    地上デジタル化は、電波利用料を負担しない民放や、電波利用料運用される国営放送局と民放に分割されるのを嫌がったNHKのわがままの結果でしかない。大衆を扇動するメディアとしての存続を拒絶したテレビは、サブカルチャーへと転落していくだけなので放置すればよいが、その代わりに、大衆を扇動してコントロールするメディアが必要になる。IT化=e-Govであるとしているようでは、難しいであろう。

    中小企業建設業には格別の配慮をするというのは、献金と票の対策であろうが、今更こんなお題目を並べても、貰う物だけは貰おうという姿勢しか引き出せないであろう。それに、その財源が消費税増税では、消費者から受け取って代理納付する税金の方が商売の利益よりも大きくなるようでは、ばかばかしくてやってられないという事になる。自分で商売をして、利益を上げるという事を経験してない議員先生には、説明しても理解できない感情なのであろう。

    地域活性化地方分権については、高速道路無料化によって国民分布を均一化する事が必要だが、高速道路は有料のまま、スマートIC等によってキャッシュレス課金を続けるとなっている。そういう電子ガジェットこそが無駄であるし、国土の健全な発展を妨げる原因となっている。

    食料生産については、農協の縛りによって作付けや出荷が制限される原因は、高速道路の料金が高く、運賃を乗せた以上の価格で売れなければ赤字になる為である。そして、価格が上がらない理由の一つに、海外からの輸入がある。食肉や飼料の輸入が多い為に、農産物生産人間の食用に限られてしまい、限られた需要の中で競争をする為に、弾力性に欠ける運用を強いられるようになっている。減反や各種補助金制度が、人間用の食糧生産に限定されている為に発生しているとも言える。海外産をコンテナで輸入して市場に卸す方が、国内産をトラック市場まで運ぶよりも安価になる原因は、複合的ではあるが、それらを解決する施策がどこにも無い。農家補助金をばら撒くという事であろう。

    財政再建は、プライマリーバランスの達成を先送りした時点で、何を言っても信用されない。その上に、小渕政権並みのばら撒きをやっているのだから、無駄遣いを改める気が無いのであろう。

    外交安全保障については、国防の為の具体的な施策が無い。

    資源エネルギーについては、東シナ海地下資源に触れているが、友好の海にするという主張は、脳天気に過ぎるであろう。盗掘者に友好を求めても、なめられるだけである。

    環境温暖化問題。人類の活動を大げさに見積もりすぎである。

    (cf.[2005.2.17]) http://www11.ocn.ne.jp/~ques/diary/20050211-20.html

    この手の主張をする環境エバンジェリストは、誇大妄想の気がある。

    行政政治改革については、肝心の多選規制と幹部公務員政治任命が無い。世襲規制お茶を濁す気であろう。政治資金についても、個人献金という制度を作っても、政治自体がドブ板選挙を繰り返すのであれば、献金した記憶の無い人の名前を借りたり、故人が献金していたり、企業従業員を使った迂回献金という事にしかならない。制度が適正に運用されている事を証明する義務は、その制度に携わっている人々全員に有る。クリーン運用を実現したいならば、制度に頼るのではなく、日々の運用によって証明するべきである。政党規約による多選規制は、議員地域利権代表になってしまうのを防ぎ、政治任命によって使った幹部公務員議員ステップアップさせるルートを構築する手段である。世襲は問題ではない。多選が問題なのである。

    1万人オピニオンリーダーというプランも、考え違いをあらわしている。党員集会を開き、意見を吸い上げることが民主主義である。オピニオンリーダーになる為には、自民党太鼓持ちになれというのでは無意味である。

    国会改革等については、議員定数の削減と立法スタッフの増加が対になっているようである。これだけを実現するのでは、公設秘書が増えるだけでしかない。

    議員外交の積極展開というのは、売国する気満々の議員とか、失言癖や酒癖が悪いといった、国辱レベル議員を排除してからの話である。その為の手段として多選規制が必要であろう。オラが在所の先生という事で、世間知らずの上に能力的に問題があるのが、多選して大臣になったり首相になったりするという現状がある以上、無理である。

    最後に、自主憲法の制定とあるが、今の憲法は、GHQの素案を丸呑みした物ではないし、ちゃんと日本議会承認も得ている。素案の段階から日本製でなければならないというのであろうか。今の憲法には時代の変化に合わない部分があるが、そこだけを変えていけばよいのであって、丸ごと書き直す必要は無い。下手に書き直してしまうと、憲法を書き直す事が政治家の個人的な目標になってしまう。憲法の序文を書かせろと血迷うような輩が出てくるのだ。序文は、天皇国事行為として公布を行う時に、特に大切な物だから一筆書き加えるとして付けられるもので、最初からつけるモノではないし、序文の内容はどのようなものが適切かという御下問が無い限り、議員や民間がどうこうするものではない。

    突っ込みどころが多すぎる公約であるが、これが、党幹部・長老独裁制の限界なのであろう。突っ込む気にすらならない他の政党公約よりはマシなのだが、選挙前にどたばたとでっち上げる事を繰り返す限り、公約は党総裁の独り言で終わってしまうという構造を変える気があるのだろうか。

    [2009.8.1] http://www11.ocn.ne.jp/~ques/diary/diary.html

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