はてなキーワード: 蛍光ペンとは
とは言っても、
親が気まぐれに買うスクラッチくじに便乗して300円が当たったり
なにかの催し物で行われるガラポンで中の下あたりの賞を貰ったり
とにかく
そういった『ちょっと』の積み重ねではあるが
小雨の降り注ぐ日は登下校時に雲が切れ
冗談半分に
「神様に愛されてるなあ」なんて思っていた。
サンプルは少ないが
てるてる坊主を作って渡すと
「どうしてもこのコンサートに行きたい」と嘆いていたジャニオタの隣席の子に
「クジ運良いからさ!」なんて笑いながら、ノートに『当選祈願』と蛍光ペンで書いてあげた
まあそういう偶然もあるよな、と驚きつつも
喜んでもらえたのでこちらも嬉しく感じていた。
そんな『運』が薄れてきたと感じたのは高校2年あたり
大きな怪我をする事もないため、
落とした定期入れは見つからず
登下校で小雨がやまず
文化祭で雨が降る、といった程度の
そんな『ごくありふれた小さな不運』であった。
自転車通学だったし
当然ながら日頃濡れる事もないので
それはそれで楽しかった。
そして更に認識を改める事になるのは
薄れてきた『運』を補完するような
当然、頻繁に起こる事でもないし
事象同士の期間はずいぶん開く。
しかし『災害の回避』と表現する以外の言葉が見つからないのである。
細かくは覚えていないのだが
少なくともこの15年
1度も揺れに出会っていない。
数度あった豪雨の際も
周囲が水に浸かるなか
住んでいる町は無被害だった。
何もできないし
経験値もないし
受け止める強さもないし
共感する力もないし
ただTwitterでTLを眺め
ニュースばっかでつまんねぇな、と零し
現実を
ほんとうに、「無」なのだ。
何も起こらない、ただひたすらに平穏な
こんな人間もいるんだと
思ってもらうだけでいい。
余談ではあるが
きっと運が良いから
すぐ還っていってしまうんだな、なんて
柄にもなく思ったりしている。
今はとりあえず
何もなかったかのように
あえて無視して
普段通りに
何事にも気を揉まず
結果、周りからジョブホッパーだと思われてて、一昨年入社した今の会社もそろそろ辞めると思われてる。
こちらも何も考えずに転職繰り返してるわけじゃないし。毎回言われてさすがにイラっとしたので弁明という名の愚痴を吐きたい。
50人もいない中小だと長く勤め続けて給与も待遇をコンスタンスにあげるって難しい。スキルアップして昇級するっていうのも手だけど、給与が低いとスキルアップするためのお金が捻出できない。
もちろん会社によっては参考書は経費で落ちたりしてたけど、退職時に返却しないといけないし、共有物だから蛍光ペン引きづらいし。色々と面倒なので私は自分で買う派。お金に余裕がないとスキルアップ自体厳しい。なので、長く勤めても給与が上がらないなら、いっそ転職してしまって給与を上げて、若干生まれた余裕をスキルアップに注ぎ込むのがいいと考えている。
現状、転職して待遇下げたことはない。毎回上げてるし、給与的にも同世代の男性平均よりも稼げているので効果あると思う。
やっぱり会社や上長によって得意不得意があるので、チャレンジしたい業務があればいっそ会社を変えた方が早いことがある。
企画提案をやりたいとか、華やかな案件やりたいとかね。この次の段落にも絡んでくるんだけど、web業界は30半ば超えると急に転職しづらくなるから何がなんでもやりたい業務じゃなければ1年半から2年くらいで適正判断していいと思う。出来ないことを限界まで粘って頑張ったとして、ポートフォリオに大したこと書けないくせに年齢だけ重ねることになって最終的にマイナスだと考えてる。
web業界って若い管理職がゴロゴロいるので30歳後半くらいから急激に入社ハードルが上がると感じている。専門性高い人ならともかく、20歳後半のリーダーからすれば10歳近く上の年齢の人を採用するって結構勇気がいる。
実際、私が20代の時に45歳くらいの部下ができて辛かった。その時は上司にあてがわれたから面倒見てたけど、自分が面接するなら絶対雇わない。役職なしの採用は30前半までが入りやすいと思う。
なので、30代からは定年まで勤めたくなる会社というのもポイントにして転職活動してた。
結果、一昨年ようやく定年まで勤めたい企業に入れた。辞めさせられない限りはしがみつく覚悟を決めてる。
というか、人間関係がうまくいかなくなったら地方転勤で労働環境を変えれたり、チーム移動して違う業務に関われたりとか、退職回避可能な職場を選んだ。
そういう勤め方が可能な規模の会社に入るために転職繰り返してキャリアアップさせてきたと言っても過言ではない。
前の会社の友人たちにこの考えを説明してもジョブホッパーの言い訳って見られるのがムカつく。
「今のとこ2年くらい経つし、経験積んだからそろそろ転職するんでしょ?」とか言われる。
まあ、給与が上がらないだの、採用時に聞いた業務をさせてもらえないだの文句言いながら何年も辞めない人たちなので全てを理解してもらえるとは思ってないけど。
給与低いけど今のチームメンバーが好きだから他のメンバーが全員転職しちゃったら辞めるとか、1年後に検討するつもりとか言ってる余裕があるなら求人情報を見た方がいいと思うんだけどな。
地方都市在住、近所にスタバが出来た。満を持して行ってみるとする。
事前にチェックしておいた新作のフラペチーノはとても美味しそうだった
寒い日に温かいお洒落な店内で飲むホワイトチョコレートのフラペチーノ、きっと幸せな時間になるだろう。
店のドアにはマスク着用と消毒を要するという表示。
感染症対策の認証店にもなっているらしく安心してドアを開けた。
満員である。
舌打ちが出そうになる。
正確にいえば1,2席は空いているが、前に並ぶ彼らが座ればもう席はなくなるだろう。
どこか空かないか観察しながら並ぶが、いっこうに空きそうにもない。
レジカウンター前の対面の長テーブルをアクリル板で1席ずつ区切った10席ほど。
しゃれたソファ席に座らせてくれとはもう言わない、一人客だしその固そうな椅子でいいから空かないか。
空かないのである。
高校生か大学生か知らないが教科書やら参考書やらを広げ、ノートの広げ、蛍光ペンを放り出し、狭い個人用スペースの端に申し訳程度に飲みかけのラテが置いてある。
ノートPCで作業している奴1名、ただスマホをいじっているやつ1名、
友達同士で来ているのかアクリル板をよけてたまに会話している奴もいる
なんなら教科書を広げながらたまにLINE漫画開いてるい奴もいる。せめて勉強しろ
長テーブルだけでない、カウンターやソファ席にもちらほらいる、「勉強するヤツ」。
少なくとも1時間以上はそこにいる、ひどければ3~4時間我が物顔で勉強するヤツ、あれ
だってどう見ても店内は満員じゃん、レジには長い列じゃん、でも「おっと混んできたなそろそろ帰るか」とはならないじゃん、そこが自分ちのように勉強し続けるじゃん。マジで頭に入るの?満員のスタバでザワザワしてて時に私のような客に憎悪を向けられながらする勉強は身につくのか?その一杯で何時間粘るんだ?店員さんはどう思ってるの?家じゃダメなの?塾とか学校の自習室とか図書館とかダメ?コワーキングスペースとかもあるじゃん?スタバでしかダメなの?なんで?
ノパソパチパチとかスマホいじるとか打ち合わせらしきものをしてるとか、
そういうものにはあまり感じないのになぜか勉強しているヤツには腹が立つ。
私の前の人が店内利用か持ち帰りか聞かれている。
「店内無理ですよね?持ち帰りにします」
店員さんが頭を下げる。
私の後ろに並んだおばちゃん二人組が会話している。
「これは…座れないね」
「私、席とっておこうかな」
「じゃあ私が注文しておくね。何にする?」
「えーっと、カフェオレの中くらいのやつ?」
「うんうん、わかった」
スターバックスラテのトールではない、カフェオレの中くらいのやつと言ってしまう。
そんなおばちゃんを、冷えのつらい年齢のおばちゃんを外に座らせてまでスタバでする勉強は君たちのためになるのか?
レジで私の番が来た。
「今、店内利用厳しいですよね…」
「申し訳ございません、テラス席ならご利用になれるかもしれませんが…」
楽しみにしていた気持ちはすっかりしぼんでしまったが、コーヒーくらいは飲みたかった。
さっきのおばちゃん二人組が前の席に座っている。
夫婦の夫のほうが上着を脱いでベビーカーの赤ちゃんにかけてやる。
私はガラス張りの店内を見つめる。
今朝、会社で先輩に指摘された。
白の不織布のマスクを外してみたら、たしかに蛍光色のピンクで口元あたりとゴムと布の継ぎ目辺りが汚れていた。
「え?何、〇〇くん、ピンクの汗かくの?」と茶化されたものの、心当たりがすぐには浮かばなかった。
何もピンクのものは口にしていないし、朱印や蛍光ペンを触ってもいない。
心たあたりを探っていくと、5分前に自分がしていた行動を思い出した。
目薬である。
サンテPCのピンク色の液体が目からこぼれ、頬を伝い、口元まで流れていたらしい。
理由がわかればなんてことない話だが、目薬するときに気をつけないとなとか、無色の目薬に変えるべきかなとか思った。
汚れが目立たない黒色不織布マスクが浸透すれば楽なのになあ。
長くなるのでごめんね
4/4
会社の受付に飾ってあった切り花
なぜか花瓶が消えて、濡れた花だけ横たわっているところを発見される
代理の花瓶がないので、女子トイレの洗面台1つに水を張って浸す応急処置
4/5
「花瓶はどこに行ったんだ?」の騒ぎの中
107: 名無しさん@おーぷん 2017/04/09(日)02:55:41 ID:0UZ
4/6
私と課長でA子を呼び出し、
「花瓶がなくなったんだけど、知らない?」と聞くと
A子「返さなきゃだめってことですか?」
課長「あたりまえです」
A子「ネットオークションで売ってて入札入ってるので困るんですけど」
A子「・・わかりました」
A子「私ゴディバ好きなんですよ」
A子「半分以上食べちゃったんですけど・・」
A子「・・・仕方ないですね」
4/7
そんな指示は出してないのに反省アピールでトイレ掃除をしてるのかと思い
・・・はぁ?
「それもビルの備品なので持ち帰ることはできません!」と叱って課長に報告
再度会議室に呼び出して叱るも、
A子「全部にウォシュレットついてるので、1つくらいなくなっても大丈夫だと思います」
とにかくだめと叱ってデスクに戻らせた
付箋・ボールペン・蛍光ペン・消しゴム・ホチキスの芯・クリップ・メモ帳
A子がいないと思ったら
私「何してるの?」
私「業務に必要な量はあなたのデスクの引き出しに入社前に揃えておいたけど?」
A子「あ、だから家用です」
私「自宅に持って帰る分を調達してるの?」
A子「そうなんです、この会社気前いいですよね」
→課長に報告
とりあえず、持って帰っちゃだめと伝えて
A子の出身大学に報告するらしい
これって手癖が悪いってレベル通り越して
私は郵便局で売ってる郵便はがきが嫌いだ。ぺらぺらの紙の薄さが嫌だし、裏面にマジックペンや水彩ペン、蛍光ペンで書いたらそれが表面から透けて見える。郵便はがきの安っぽい紙が嫌い 63円はほとんど郵送料でしょ。はがきの原価安そう。一円以下かな?
私のように郵便局で売ってる郵便はがきを嫌っている人間は紙ものが好きでこだわりが強い人だから大抵他の人には理解されない
郵便局の郵便はがきが嫌いすぎて年賀状は写真屋の一番高いコースの年賀状を注文して、触感や厚みにニヤニヤする変態である
普段、はがきが必要なときは私製はがきを使うようにしている。厚みがあって、そう簡単に裏うつりしない。安っぽくない紙質で気に入っている
その紙ははがきサイズなんだけど何も書いてないただの白い紙なので私製はがきとして使うためには上部に「郵便はがき」や「Postcard」という文字を入れて、その下に郵便番号の「〒□□□-□□□□」の文字を入れなくてはならない。
こういうのはインターネットにテンプレートがあって簡単にダウンロードして、印刷ができる。
それでもいいんだけど、私は郵便はがきとかPostcardとかの文字をはんこで押したい
世の中には「〒□□□-□□□□」の可愛いはんこや変わったはんこがたくさん販売されており、いくつか買っているのでそれを使いたい。郵便番号の枠をはんこで押すなら郵便はがきやPostcardの文字をはんこで押したい。
そして、「Postcard」のはんこはネットショップで見つかるんだけど「郵便はがき」という文字のはんこが見つからない。東急ハンズとかロフトに行けば売ってるんだろうか?郵便はがきのはんこ
Postcardという文字がいいときもあればここは郵便はがきでしょというときもあるので使い分けたい
インターネットではがきの表面はダウンロードできるんだから「郵便はがき」のはんこがなくても困らないけどほしい
消しゴムはんこを作っているような人も「Postcard」のはんこを彫ってても「郵便はがき」のはんこは彫らない
これを見ている消しゴムはんこの彫り師の人はフォントとかこだわった「郵便はがき」のはんこを彫ってほしい
本を読むのに数時間かかる。
その時間を読書に費やす価値があるか。その本は良い物か。失敗していないか。
Amazonランキングでは上位に入っていたが、最近のAmazonのランキングは信頼できないらしい。
なら他のサイトのランキングではどうか。よし、ランキング上位に入っている。
本の中のどの部分が重要か蛍光ペンで塗ってある箇所は抜けないように確認しよう。
多くの人が印をつけた箇所の上位は正しいだろう。まてよ、どこにでも印をつける人が出てくる。
よし読み終わった。復習としてスライドにまとめた人がいるから確認しよう。
オーディオブックなら移動中も聞ける。
1.5倍速再生ができない。その映画にかける時間は価値があるのか。選んだ映画は失敗していないか。
ストーリーはどうだ、海外で話題になってたか。YouTubeのPVについているコメントは肯定的な意見が多いか。炎上していないか。
電車の中でネットフリックスを確認しないと。倍速再生して観ないと。
映画間だと音響しっかりしているかもしれないが、映画を見ることで情報が欲しいだけだ。
2画面表示のスマフォだと映画を見ながら、ネットの話題の記事が確認できる。
楽曲数が数百万とか言われても聞けない。サビが聞きたい。
CMで使ってるサビの曲はなんだ。
今年話題になっているのは。紅白に出るアーティストを抑えておけばいいか。
MTVのランキングと、タワレコのランキング押さえておけばいいか。
情報としてこれだけ押さえておけばいいだろう。
Twitterで話題になった箇所だけ押さえておけばいいか。昨日話題になった箇所を見逃した、Abemaであれば該当箇所チェックしよう。
こんな種類の文章を増田に投げるのは気が引けるしお呼びでない感が強いけど、どこに吐き出していいかわからないから増田に投げさせてもらう。誰かに聞いてほしいけど、わたしのことを知ってる人に言うには恥ずかしい。
観ているあいだたびたび「最高」の文字が頭のなかを多数埋め尽くしサムズアップの絵文字がしたから泡みたいに湧き上がって消えていく。
1点注意があるとすれば山戸結希の映画をみるときに映画をみるつもりではいけない。
前作の「溺れるナイフ」を観ていたのにわたしはこの3年で忘れかけていた。
なんなら溺れるナイフよりも映画として映画してないので注意が必要だ。
わたしはその感覚を思い出すまで、映像が始まりタイトルが出てくるまでの十数分(推定)を要したがタイトルが出てきて、さて本編というところでは完全に順応したのでとても楽しむことができた。
この感覚がなかなかなじまない人にはずっとピンとこない2時間なのかもしれない。
なのでこれは私個人の感想でしかなく語彙力もないため他の人が読んでもなんの参考にもならないであろう文章だなと思う。
監督とほぼ同世代の、たぶんクラスタとしても似たような位置にいる、サブカル好きな女の視点からの感想。
画面を通して伝わってくる山戸結希の好きなものたちはわりとそのまま刺さる、そういう感じ。ていうかこういう文章を書いてる時点でだいたいお察し。
ちなみに試写でみて公開は来週なので内容についてはあんまり触れないようにする。
まずストーリーを追おうとしてはいけない。眺めているだけで勝手に物語は進んでいくのだから理解をせずひたすらに受け止める。
そのストーリーを受け止めるに徹しているあいだに目の前にはこれでもか!!!というほど監督の「好き」が詰まっているであろう画面が繰り広げられていく。セリフの間に差し込まれるマンションの模様めいた外観、遠目の夜景、スチル写真、セリフが流れているあいだもなんの関連性もなくどかどかと差し込まれていく。(いや、関連性はあるのかもしれないが、そのときの私はすでに脳がトリップしており目の前の映像をみても「最高!!!」としか思えない知能指数しか持ち合わせていなかった。)分割され左右の色味が違う画面、乾いたコンクリートの質感、こだわったアングルでトリミングされた画角、風になびく黒髪のボブヘア、大きめのパーカーから伸びる細い脚、揺れる視線。
「リアリティ」なんてものも求めてはいけない。こんなこと言うやついるか?なんて愚問だ。言うやつがいるかどうかではなくて「ここでこれを言わせる」。ここで、この声色で、このセリフが投げかけられる。意味が通っているのかなどではなく、コラージュのように、画面、セリフ、そして表情を次々と浴びていく。
これが映画に詳しくないわたしのなかで一番気持ちがいい山戸結希の映画の観方だ。
ちなみに初っ端から「少女漫画原作の映画ダーッ!!!」的なセリフがオンパレードで、これが20代も半ばを過ぎたわたしの心にはかなりきつい。おじさんたちは鼻で笑い飛ばすこともできるだろう。もしかしたら中高生ならもう少してらいなく受け入れられるのかもしれない。が、わたしはそのセリフにキャッキャする心を10年前にはそこいらに捨ててしまっていて、でもそれにキャッキャした心を持ち合わせている過去は確かにあるので、どこか浮足立つ気分と羞恥とのあいだでグラグラと揺さぶられる。「わたしのその過去を掘り起こさないで!」みたいなめちゃくちゃデリケートなところをくすぐられている気分になる。悪意があるわけでもなければ、感じるのも「不快感」というよりは「羞恥心」なので心のデリケートなところではあるけれど土足で踏みにじられているわけではなく、くすぐる。画面の中にいる主人公の女の子をみていても似たようなことを感じる。こういう主人公の女の子みたいに扱われてみたかったなという自分、そう思うのは恥ずかしいと思う自分。そうやってデリケートゾーンをもてあそばれているあいだにも画面はどんどんと切り替わる。美しい、かっこいい、かわいい。いつのまにかその心の深いところに隠していた感情がその美しい、かっこいい、かわいいで貫かれていく。
そこまでくると、「んなわけあるかよww」という気持ちが芽生えても「でも最高だからいい」でぶん殴って倒すことが可能になる。
そんでまず清水尋也最高って気持ちになる。声がいい、背が高くてスタイルがいい、眼鏡似合う、うざったい髪型似合う。「こういう前髪長い男好きな人、いるよねーww」うるせえ最高だ。
そんでそのあと板垣瑞生最高って気持ちになる。声色が甘い、目線が甘い、溶けたような顔がうまい、少女漫画セリフが似合う。さっきの浮足立つ気持ちと羞恥心とのあいだで一番グラグラしたのは板垣瑞生最高ゾーンのときで完全に敗北して浮足立ちまくる。
ここまできて堀未央奈は最高って気持ちになる。めちゃくちゃかわいい。しょっぱなからわりとかわいいではあったんだけど、不安げな顔と嬉しそうな笑顔で完全に俺が守るからな!!!ってわたしのなかのイキリ男子が総立ちした。し、わたしのなかのJKがこの子みたいになりたいって叫んでた。
山戸結希は本当に女の子のための映像を撮るのがうまいのは、男の子が最高にかっこよくて美しくて、さっきから言うみたいにわたしがとうにそんな気持ち捨ててしまっていても何度でもゾンビみたいに蘇らせてくるだけの威力で少女漫画の中の男に恋をする気持ちにさせる、ってのがまずあるんだけど、女の子が最高にかわいい瞬間の多幸感にあふれた映像、恋をする女の子を女の子の視点で画面に落とすのがめちゃくちゃにうまいところだと思う。
板垣瑞生最高と堀未央奈最高が交互に襲ってきた時点でわたしは完全に肩までホットギミックに浸かった。もうなんでもいい、最高だって手放しになっちゃった。
そしてそんな気持ちのまま、思春期の少女の気持ちで、映画を観ているととうとう、
間宮祥太朗は最高、がやってくる。間宮祥太朗は本当に最高で、まずべらぼうに演技がうまいことが演技とかあんまりわかんないなーと思ってるドドド素人、映画を観る趣味もそんなにきちんとないようなわたしにもわかるほど演技がうまい。胸がぎゅうぎゅうになって少女の私は完全に間宮祥太朗のことが好きになってしまう。目線、表情、声色。浮足立つようなしぐさやセリフも、間宮祥太朗の切実な感情が透けて見える演技で一気に温度を持つ。さっきリアリティを求めるなとは言ったけどあったらあったで最高の気持ちになってしまう。人ってゲンキンな生き物なので。求めてはいけないけど。
最後リミッターを外した山戸結希が怒涛の渦になって息をつく暇もない勢いで殴りかかってくるのだけどわたしはそれを観ながら本当に息が苦しかった。ぼっこぼこに殴られて勝手に涙が出てくるけど感動したとかそういうんじゃなくて、デリケートゾーン握られたままぼこぼこにされたら勝手に涙が出てくる仕様なのだ。心臓のもっと奥のほうにどかどかと全部に蛍光ペンひいてあります!そういうセリフだけ残しました!みたいな、日常生活の会話では絶対にないエモを毛糸にしてぐるぐるぐるぐると神経質に手のひらでもんだ塊みたいな言葉たちがどかどか投げ込まれて息が苦しくなるし涙が出てくる。クライマックスに向けての盛り上がりかとも思うけどなにか大きな謎が解き明かされたとか、思いがかなったとか、そういうことではなくて、頭の中「最高」で埋め尽くされたわたしの頭蓋骨のなかに最高が上塗りして、そして、最高…!で終わる。
初めてキスをしたときの気持ち、この子に今夜ついてったらどうなっちゃうんだろうというドキドキ、自分のことを求める人がいると身をもって知ったときの驚きと高揚感。忘れてたと思ってたけど私の中にまだあった。20代も後半で、アラサーといわれるわたしはもう若い女の子ではないけれど、ずっとずっと女の子でいられるような気持ちになる。
女の子ではなくなってしまいかけてから、女の子のかわいさを身に染みてわかるようになって女子アイドルを好きになるなどしたので、女の子のかわいさをわかったうえで、また女の子になれるなんてそんなにうれしいことはない。
思春期の女の子の気持ちのままこんな感想文を書いてしまうし、推敲もしないまま、日本語もぐちゃぐちゃなまま、オンラインに投げる。
わたしはもう高校生でもないからこんなに自分に酔っているような文章は恥ずかしいと思っていたのに、どうしてもこうなってしまった。だって最高だから。
山戸結希は最高だ
本の効率のいい読み方で、小説は?みたいなコメントあったから自分の小説の読み方書くよ。
絵がないから文字で人物を覚えないとまず始まらないよ。難しい漢字とかカタカナばっかだと名前だと脳が処理してくれないから、名前が出てきたらメモ帳とかに名前を書いていくよ。そして名字と名前の最初の文字を覚えるよ。(例ハリー・ポッター→ハとポ)そうするとさっと読んでもとりあえず人物だけは認識できるよ。
2 登場人物の話し方を覚える
小説は絵がない代わりに、話し方が特徴的な人物が多いよ。一人称と語尾が注目ポイントだよ。それを名前の後ろにメモするよ。これを覚えると誰が話してるか、名前とか前後を読み直さなくても解るようになるよ。(外国の翻訳とかは例外)
相関図まで作るのは面倒なので、上のメモに〇〇の弟とか××が好きとか適当に足してくよ。そうすると「〇〇弟」「××が大事な人」みたいな変則的な呼び方にも対応できるよ。
4 登場人物の見た目を覚える
見た目の特徴が出たら上のメモに書き足すよ。金髪とか碧眼とか。これで映像的に想像できるよ。似てそうなアニメとか漫画のキャラにあてはめても楽かも。
5 専門用語を覚える
これもカタカナと難しい漢字が多いからメモをとるよ。だいたい最初の一回しか説明されないからメモしないとマジでなんだかわかんなくなるよ。これも専門用語と説明をセットでメモするよ。(例ホグワーツ→魔法学校)
なんで名前と専門用語をメモするかというと、小説は同じ固有名詞を連呼すると馬鹿にされる風潮があるから何回も書いてくれないことが多いんだよ。だから自分は流し読みしてると覚えないまま読み終えてたりするよ。
6 理解できないところはふせんを貼る
理解できないところを理解しようとして前後を必死で読み返すと、全体的な流れを忘れてることがあるよ。だからふせんを貼ってとりあえず飛ばして読むよ。意外と飛ばした先に解があったりするよ。
7 とりあえず全部読む
6とも通じるんだけど、要するにメモ取りながら一回全部読むよ。とりあえず全体の流れを理解するよ。物語は大半が「誰が何してどうなった」って感じだからそれをつかむのを目標に。細かいとこは二回目に読んで理解しよう。
世の中にはマジで難読な本がときどきあるよ。そんな本はメモとふせんじゃどうにもならないから、本に直接書きこむよ。「」の最初に喋ってる人の名前を書くとか、色の違う蛍光ペンで塗りわけたりとか、ミステリーだと最初に犯人に印つけたりとかするよ。