「戦後レジーム」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 戦後レジームとは

2015-05-18

http://anond.hatelabo.jp/20150517235035

第一次安倍内閣前後の著書とかインタビューとか読み返してるが、当時は結構愚直に本音を語ってるんだよねあの人。

戦後レジームからの脱却」とかがまさにこれ。いきなりモロな表現を使ってアメリカを警戒させてしまった。

返り咲いた後はそういう直接的な表現はかなり減ったけど、やろうとしてる事は実は以前と殆ど変わってない。

10年くらい前の記事を読んでいて「ああ、今やってるのはこれの事だったのか」と思い当たる事が何度かあった。

2015-03-04

http://anond.hatelabo.jp/20150304122327

そりゃそうだ。扱うべきだよ。

社会にとって、ひいては国家にとって身につけてもらわなければならない道徳」というのはかならずある。

自由自由と言って他人権利を踏みにじる表現者のような産廃になってしまっては社会毀損でしかないからな。

もちろん戦後レジーム脱却云々ほざいてる不道徳二流世襲総理が上に立って主導している事自体懸念されるべきだが。

2015-01-04

安倍愛国精神に反抗する一非国民の悪あがき

現在、一度きりの人生に失敗した若者自殺が急増してるという。就活失敗を苦に自殺がそうだ。

しかし、安倍メディアを抱き込んで情報統制し、竹中路線を実施して労働者全体を殺して行っている(移民政策も今後行うという)。

更に在特会とかが出版してるヘイト本を政治資金から大量に捻出したりとそういった方面には余念がない。

故に、一時期安倍にあったある疑惑について論じておきたい。

在特会日本人による組織団体であるという物的証拠をこれまでに示された事は一度もない。

また、安倍日本会議なるカルト団体所属し、フランスでAB級以上のカルト宗教認定されている朝鮮系統一教会信者だ。

その上、安倍は祖父がA級戦犯岸信介であり、また親族には同じくA級戦犯松岡洋右がいる戦争加害者一族だ。

これに加えて安倍国民を更に疲弊すべく消費税率来年までに10%に引き上げようと画策し、民間正社員全体の給与が大幅に下がれば

正社員を無くして派遣契約といった非正規を増やそうと言い、

挙句の果てはフランスドイツアメリカですらも失敗した移民政策に着手しようとしているのだから未来に生きているというか

これが本当のライフハックに違いない。

我々の生活侵食して破壊してその上に新しい歴史修正主義らしい尤もらしい虚構形成したライフワークを課そうとしているのだ。

彼らに反発しようものなら、メディア司法を駆使した圧力ネット右翼を総動員しての反日扱い非国民扱いを受けるのだから嘆かわしい限りである

彼らネトウヨ理解していないのだ、彼らが支持している物の先は徴兵制度による搾取行為、その糧にされるだけである

このように自分を支える人間たちですら切り捨てるのだから安倍という人物の愛国精神には困ったものである

しろ、一時期とはいえ、在日朝鮮人疑惑のあった安倍が、日本人を切り捨てるはずがない、というイデオロギー存在し、

それを煽動するプロパガンダとして愛国を謳っているに過ぎないのにも拘らず

ネット右翼を始めとする安倍シンパは何も理解しようとせずこうした動きを歓迎しているのであるから笑ってしまうのである

どうやら、こうした批判に対しても安倍シンパ無視する事が出来ないらしい。

ヘイトスピーチ批判したり反戦を歌うだけで目の仇にし、件の愛国精神(笑)による強烈な戦後レジームからの脱却が叫ばれる現代日本において

平和主義を唱えるだけで非国民なのだから、今この時を以って私は非国民であると叫ぼう。

そして、心を同じくする愛すべき一非国民を大いに歓迎したいものである

2014-12-18

とある地方公務員地方国政選挙について書いた

お久しぶりです。かつて増田ブログを書いていたとある地方公務員です。

公務員だけど、公務員残業代問題に潜む高齢者問題

http://anond.hatelabo.jp/20120922164617

とある地方公務員が日々思ったことを10コラムに分けて書いてみた

http://anond.hatelabo.jp/20121012225331

とある地方公務員生活保護について書いた

http://anond.hatelabo.jp/20121013233222

とある地方公務員日本共産党について書いた

http://anond.hatelabo.jp/20121015233513

とある地方公務員防災について書いた

http://anond.hatelabo.jp/20121022220611

選挙も終わり、案の定自由民主党が最大多数を獲得して、これで安倍政権長期政権が見えましたね。

これが果たして、これから日本にとって良いことなのかどうかは今後注視しなくてはいけません。

この数年で公務員という立場から安倍政権アベノミクス国土強靭化地方創生、など書きたいことがたくさんあるのですが、今回は最近話題となった選挙について書いてみたいと思います

今回は選挙を通じて、自民党民主党共産党について書きました。

なお、思いつきでズラズラ書いていますので、その点は悪しからず・・・

地方選挙自民無双 合言葉は「比例は公明

都市部では維新の党次世代の党、などニュー政党選挙活動を展開していましたが、基本的地方国政選挙自民党の独壇場で、対抗できるのはほとんどいない状況です。

対抗するはずの民主党地方にそもそも組織を持っていない(弱い)ので、頼みの支持基盤である労働組合自治労日教組部落解放同盟といったところが動くわけですが、

いやはや、自民党を支持する組織はあまりに広く農協商工会議所系、青年会議所などなど、当然自民党には青年部青年局も組織しており、役員

たいがい地元中小企業町内会役員も兼ねているので、やはり強い基盤をもっているわけですよ。

そこに県議会市議会町議会村議会と末端までわたる議員をフル動員して選挙を展開するわけですから、圧倒的に組織力に差があるのですね。

そんな地方において強固な組織をもつ自民党が、さら創価学会事実上支持母体として存在する公明党と組んでいるので勝てるわけがないのです。

まさに「小選挙区自民党候補比例は公明党」という最強のタッグなのです。

選挙候補者がいないのもザラ

意外と思うかもしれませんが、候補者がいない、選挙カーに乗っていないなんて普通です。

候補者ベテランであるほど、自分選挙区お国家老の重鎮県議に選対を任せて、自分は若手の応援に行くと、奥さんが回るのですが、そこは先述の自民党組織力で候補者の穴を埋めるわけですね。

誰も選挙カーなんて見ないわけです。大事なことはその候補者カンバン、知名度なのですから別に本人が乗っていようがいまいが関係ないんですね。

民主党公務員労組自治労)の関係

皆さんご存知と思うかもしれませんが、役所組合は大きく2種類あります。一つが共産党系の組合全労連系の「自治労連」と民主党系(旧社会党)の組合、「自治労」に分かれます

ちなみに、公務員ほとんどはなんとなくみんな組合に加入して、なんとなく毎月組合費を払っているわけです。

んで、そのお金組織対策費という形でその組合が支持する政党に流れるわけです。いわゆる組合活動の延長線上の政治闘争というやつです。

だいたい、組合は先程の自治労連系と自治労系で内部対立をしていると思いますが、やはり、圧倒的に自治労系が強いのが相場なのではないでしょうか?

なので、組合書記長委員長ポスト自治労系が占める状態になるので、組合民主党系候補を応援するわけです。

そこで、自治労組合はどのように選挙応援をするのか??

金銭的な支援だけではなく、実際に動員します。

え、公務員選挙活動できないのでは?と思ったと思うかもしれませんが、これには抜け道があります

それは、自分の町意外で選挙活動に参加するという方法です。

具体的には、離れた町に組合活動として、泊まり込みでビラ配り、ポスティングポスター貼りをするわけです。

これは他の自治体でも行われているのではないでしょうか?

実際、民主党サポーターという形で組織を広げようとしても、いざ選挙となると動かない。

そこで、便りになるのは圧倒的に組合自治労日教組ですね。

公務員だろうがなんだろうが、組合活動の延長線上でやっているだけ、なのですから

このように実働部隊としての組合民主党になくてはならない存在です。なので脱組合を掲げるのは良いのですが

果たして民主党はそれで選挙が戦えるのか?と思うわけです。

最近民主党候補事務所スタッフとして働いたら、組合幹部が偉そうだったという内容だったと思いますが。

それはその通りです。というか、組合の専従って何であんなに偉そうなんですかね?笑

特に県の連合幹部となれば、もう。。。

民主党役所関係は今度また書きたいと思います

共産党は票がブレない、が深刻な高齢化問題

共産党については、じっくり書きたい(笑)のですが、選挙に限ると、本当に票がぶれないですね。

共産党支持者の9割は固めてきます、これは公明党も同じですが、やはり共産党ですね。

しかし、共産党支持者がどんどん高齢化していくという切実な問題を抱えています

なので、民青を使ってなんとか大学生オルグしたいわけですが、新規会員はあまりいないようです。

だいたい、親も共産党で、子も民青というようにだいたい共産党世襲?のように続くものですから

票がブレないというのは、裏を返せば、無党派層に浸透していないのです。

票を守るがゆえに、柔軟なことが言えない。気づく人も多いですが、共産党候補者はみんな同じ事を言ってますし。

演説スタイル、話し方も同じ、なんというか、自民党のもつ勢い、熱い感じというより、語りかけるような感じ。

なので、本当に党が中心にあり、あくま地方組織細胞なのだなぁとつくづく感じます

そして、小選挙区は別としても、比例区共産党に入れた人も多いのではないでしょうか?

共産党はなんだかんだで、現在日本政治における唯一の反自民党の受け皿になっているところに日本政治が行き詰まりを感じます

個人的には共産党地方必要だと思うし、日本においても必要だと思いますけどね。

ぶっちゃけ地方アベノミクスなんて関係ない

アベノミクスなんてあんまり関係ない。争点になりません。一応自民党候補者はアベノミクス宣伝しますが、あんまりわかっていない。

まあ、〇〇先生が言うんだから投票してるぐらいでしょうね。

昔のように新幹線が来る、道路が通る、ということが今はあまりできませんし、結局そういう政策うんぬんよりも目に見えるハードインフラ誘致

それが最もわかりやすいんですよね。

アベノミクスでも関係あるとしたら、第三の矢といわれる成長戦略でしょうね。

はいっても、地方関係ある農業分野でいえば、結局狙いは農協解体して、JAバンクの金が欲しいんだろ??と郵政民営化で苦しんだ地方民としては

思うわけですよね。これから、いろんなコンサル地方中山間地域に入ってきて「スキーム」「シナジー」という言葉をお年寄りにレクをすると思うと・・・

で、だからといって、今更「人からコンクリート」的な政策をしても、いかんせん人手不足なんですね。

なので、不落、不調続き。

はてさて、今後果たして再分配が地方の隅々まで行き渡るのか。。。

ということは選挙では議論されず、まあ、他よりマシと言う理由でやはり自民党ダブルスコアで勝っちゃうんですね。

今回の選挙はなんだったのでしょうか?

自民党支配という言い方が正しいかわかりませんが、果たしてアベノミクス地方の発展に寄与しているのか?

しろ、円安による物価高、追い打ちをかける消費税増税、など地方にとっては苦しくなるばかりです。

あと、下野して自民党が右に寄った感もあり、かつての自民党保守本流といわれた宏池会的な憲法から清和会系の改憲路線がもはや自民党を支配しているのも

不安な気持ちを抱きます

かつての自民党は、経済政策社民政策政治政策憲法の枠における解釈によって積み上げてきました。それが、スピード感、強力なリーダシップの名の元にバラバラにされました。

今の自民党ネオコンネオリベ的な感じもあり、ぶっちゃけ安倍さんアベノミクスを強調している割には、経済よりも頭の中は戦後レジームの脱却、亡きお祖父様の悲願を成就

が最も関心があるんじゃないかなぁと思い、地方創生もそんなにプライオリティ高くないんじゃないかと疑ってしまます

はいえ、しばらく自民党政権下、最も言えば安倍長期政権の下で我々公務員は働くのですから、十分に研究しなくてはいけないですね。

ありがとうございます

と、ほらね。結局散漫なレポートとなりました。だらだらの長文にお付き合い頂きましてありがとうございました。

質問などがありましたら、ブクマコメントにてお願いします。答えられる範囲でお答えしますゆえ。

追記

ブログを始めました

とある地方公務員ブログ

http://toarukomuin.hatenablog.com/

2014-04-15

首相岸信介が好きなのではなく、岸氏の弟である佐藤栄作が嫌い

2014-03-07

日本政府慰安婦問題靖国問題で本気で勝つ気があるのか

外交なんて味方を増やした方の勝ちである

そういう状況下で侵略戦争否定だの河野談話否定だの、「戦後レジームからの脱却」を仕掛けようとした首相および日本政府

一国の寄って立つ基本方針(少なくともその一端)をひっくり返すだけの大転換をしようというのだから、内外から大きな反発が出るのは必然だし、それなりの勝算というか手立てを持って臨むものではないのだろうか。

中国しろ韓国しろ過去から現在まであらゆる隙を突いて日本外交戦を仕掛けている。

アメリカオーストラリアにまで戦線を広げる様子が日々報道されているが、では日本はそれに対抗し得ているのか。

「真意を説明する」と偉い方々はたびたび口にするが、真意を説明した上で日本立場を示し、諸外国理解を得る努力というのを一体どれほど行っているのか。

銅像立てるのと同じくらいインパクトのあるカウンターを次々打っていかないと差を広げられるばかり。日本政府もいろいろやってるのかもしれないがよく見えてこない。

この1、2ヶ月の外務省官邸サイトを見ても、せいぜいこのくらいしか見あたらない。他にあったら教えて欲しい。(官房長官会見は全然書き起こしがないので検索できない)

http://www.mofa.go.jp/mofaj/p_pd/ip/page22_000950.html

新聞報道はあるが。

http://www.nikkei.com/article/DGXNZO65065940Z00C14A1PP8000/

「全くもってふがいない。日本もあらゆる外交手段を使って我が国の正当性を全世界にアピールしなくてはならない。このまま中韓に押し切られることは許されない」

なんて右のふりをしようかと思ったが面倒なのでやめておく。

実際本気で味方増やそうという気合いがさっぱり見られないので、放っておけば押し切られて本当に外交的敗北(どういう形かはともかく、少なから日本国民にとって不愉快な結果)を喫することもありえるだろう。

ボクシングファイティングポーズは取ったが、ラウンド中盤まで無気力プレーで判定負け濃厚、という状況に見える。

最終ラウンドでKO勝ちでもするつもりなのか。

長々書いたけど、これで「負け」となったとき、責を負うのは不利な戦いを挑んだにも関わらず無気力プレーしかしなかった誰それだろう、ということだ。

◆◆◆

はいえ、やる気出されても困るし。後釜にもっとやる気ある人が来られても困るし。微妙な論だった。

◆◆◆

(追記)国連で反論したみたいですね。もったいないので記事は残します。

http://www.asahi.com/articles/ASG365QFSG36UHBI028.html

2014-03-02

ネトウヨという「危険

田母神俊雄氏は、都知事選選挙演説をする時に、日本国旗を挙げることを遠慮するよう支援者たちに要請していたと言う。その理由は、「ノンポリが引いてしまうからである

現在日本では、嫌韓本が流行し、「そこまで言って委員会」が高視聴率を誇っている。ほとんど毎日のように危険排外主義をひめた言葉議員首長、それどころか首相からも発せられている。

はいえ、多くの一般市民はいまだなお、そうした言説を「危険もの」として受け止めている。

戦後レジームからの脱却」や「日本を、取り戻す」ことを大義に掲げ、憲法改正を強行しようとする人びとは「危険」であり、

歴史修正主義排外主義と手をつなぎ、強者論理を押し通そうとするネトウヨ勢力は客観的に見て「危険である

・・・ところで、若者たちにとって「危険」ほど魅力的なものはない。

危険」なことをすれば少なから社会からレスポンスもあるのであって、「現実に参加している」という確かな手応えを感じることができる。

デモヘイトスピーチをすれば多くの知識人がそれを非難するだろう。しかしそれは彼らにとって逆説的な承認であるのだ。

原発デモ場合とは異なり、彼らにとってヘイトスピーチで叫んだことが「実現」する必要はない。

話題にしてもらえること──たとえそれが批判や非難であっても──そのこと自体が彼らにとって「勝利」であったのではなかろうか・・・

自分の発言が、いかなる形であれ、社会を動かしていると実感できることが「勝利」なのである

さて、それでは「サヨク」と呼ばれる人々の方を振り返ってみよう。

共産党社会党は「憲法九条」を頑なに守ることを掲げている。

2月26日におこなわれた「参議院憲法審査会」で共産党は「憲法審査会の開会そのものに反対を表明」した。

私はその意見に賛成するものであるしかし、こうした現状維持を肯定する言説ほど「危険」でないことはない(実質はともかく少なくとも見た目においては)。

それは名だたる知識人たちお墨付きの選択でもある。少なくとも護憲を叫ぶことだけでは「危険」扱いをされることは少ないだろうし、話題になることもあるまい。

しか共産党が「危険」だと考える風潮もいまだに根強い。とはいえ、それは「死んだ危険」ではないだろうか?

共産党においては、個人より前に組織があるのであって、古い組織のもつ強固な「危険」を多くの人びとは見出す。

端的にそれは「魅力的な危険」ではない。それにそもそも主張が道学者的だ。

私たちネトウヨに対抗して「魅力的な危険」を作るべきなのだろうか? その結論が短絡的すぎることは承知している。

というか、正直なところ、私はどうすればいいのか途方にくれているのだ。

2014-02-21

まずは…

http://www.youtube.com/watch?v=S5T3mY_Grss

草莽崛起】舛添都知事の発言に見る「戦後レジーム」の根深さ[桜H26/2/20]

上の動画のなかで「戦略はあった」と執拗に繰り返しているけど、これはKAZUYA Channelへの応答のつもりかしら?

そう考えると「戦後レジームからの脱却」ていう「崇高」な理念がちっぽけに見えてくる(笑)

まずは「ネトウヨ内ゲバからの脱却」(あるいは愛国趣味同好会からの脱却)を目指したほうがいいと老婆心ながら思いますね。

そういえば舛添を応援してネオリベ政策をつきすすむ安倍首相は「戦後レジーム」なのかしら?

具体的に「誰」の「何」が「戦後レジーム」なのか明確化しないと、勝つための戦略永遠に見えてこない。

2014-02-20

秘密によって守られる安倍晋三米軍利権

米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古

への移設めぐり仲井真弘多知事が昨年12月25

日に安倍晋三首相と会談した際の発言録を県が作成

なかったことが19日、分かった。共同通信情報

開請求に対し、県が「会議録は作成しておらず、保有

していない」と回答した。

知事は会談の2日後、県民の反発が根強い普天間の県

移設に向けた辺野古沿岸部の埋め立てを承認した。

判断の経緯が不透明だとして県議会調査特別委員会

百条委員会)を設置しており、21日に証人喚問

れる知事に対し、野党側が攻勢を強めるのは必至だ。

http://www.47news.jp/CN/201402/CN2014021901002637.html

 

戦前沖縄国家主義者による戦争犠牲となり

戦後朝鮮戦争ベトナム戦争など

米国によるアジア侵略の拠点として悪用され

沖縄人は米軍人による強姦暴行事故などの犠牲となり続けた

沖縄独立20年後に返還協定により復帰したが

自民党売国政権による沖縄密約により

アメリカから「400万ドルで買い取った」ものだった※1

 

こうした害悪極まる戦後レジームの転換を標榜

改革に意欲を見せていた安倍晋三

沖縄保守層から基地押し付けを軽減するクリーン政治家と期待されたが

いま首相として 国家主義安倍晋三

戦後レジームを強化する方向で

秘密(会見録不存在)と沖縄利権米軍利権に守られながら

沖縄犠牲を強いる政治屋堕落

アベノミクス日本経済破滅的状況へと進めた※2

 

安倍晋三も 結局は

沖縄歴史直視して 復帰を願ったことが

沖縄の人々にとって良かったと思えるよう

日本人全体で心を尽す」という

天皇陛下のお気持ち※3を踏みにじった

薄汚い売国政治屋と同じだった

 

 

※1 沖縄返還交渉に当たった吉野文六外務省アメリカ局長政府側として初めて「密約」の存在を認めた。密約存在情報公開法により米国政府公文書で認めている。北海道新聞2006年2月8日参照 (リンク吉野告白記事を取材した徃住嘉文記者の講演要旨)

http://jcj-daily.sakura.ne.jp/hokkaido/report06/0923tokosumi/youshi.htm

 

※2 貿易収支は2兆7900億円の赤字。1979年の統計開始以来最大の赤字を記録。大和証券チーフマーケットエコノミスト永井靖敏氏は「1月貿易収支で、円安が輸出増に結び付かないことがほぼ確認された。日本経済自律回復は難しいかもしれない。輸出を基点とした景気回復シナリオが崩れるという観点で、株安要因」と述べ、「アベノミクスは、現段階で好循環が生じていない」と結論づけている。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA1J00U20140220

 

※3 平成15年平成15年12月18日天皇陛下会見記録 質疑応答

「この沖縄は,本当に飛行機で島に向かっていくと美しい珊瑚礁に巡らされ,いろいろな緑の美しい海がそれを囲んでいますしかし,ここで58年前に非常に多くの血が流されたということを常に考えずにはいられません。沖縄が復帰したのは31年前になりますが,これも日本との平和条約が発効してから20年後のことです。その間,沖縄の人々は日本復帰ということを非常に願って様々な運動をしてきました。このような沖縄の人々を迎えるに当たって日本人全体で沖縄歴史文化を学び,沖縄の人々への理解を深めていかなければならないと思っていたわけです。私自身もそのような気持ちで沖縄への理解を深めようと努めてきました。私にとっては沖縄歴史をひもとくということは島津氏の血を受けている者として心の痛むことでした。しかし,それであればこそ沖縄への理解を深め,沖縄の人々の気持ちが理解できるようにならなければならないと努めてきたつもりです。沖縄県の人々にそのような気持ちから少しでも力になればという思いを抱いてきました。」

沖縄離島であり,島民の生活にも,殊に現在経済状況は厳しいものがあると聞いていますが,これから先,復帰を願ったことが,沖縄の人々にとって良かったと思えるような県になっていくよう,日本人全体が心を尽くすことを,切に願っています。」

http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/kaiken-h15e.html

2014-02-12

日本派」って何?──都知事選における田母神氏を考える

 田母神氏は都知事選を終えて会見を開いた。田母神氏は「保守運動をこれからも盛り上げていきたいと思っている」と締めくくっていた。それを承けて、記者から「それはどのような保守政党になるのですか」と問われて、次のように答えている。

日本の政治家はね親中派中国派の政治家がいっぱいいますよね。それに対して保守派と言われる政治家がいる。でも、この保守派の大半というのはアメリカ派なんですね。アメリカの言う通りにしなきゃいかん、と。だから日本の政治状況は中国派とアメリカ派が喧嘩しているような政治状況なんですよね。で、日本には日本派の政治家なんてほとんどいないんですよ。で、よその国を見ればね、アメリカ政治家ってみんなアメリカ派なんですよ。イギリスイギリス派、フランスフランス派です。つまり日本だけ日本派の政治家が大変少ない、という状況だと私は思うんですね。だから日本派のたくさん集まった政党が出来ないと、日本を取り戻すことは出来ないと私は思いますね。」(http://www.youtube.com/watch?v=LwEMM349-SQ 45:00付近の発言)

 もちろんこの記者会見の場は、「日本派」とは具体的にどのようなものであるのか、を打ち出す場所ではないので、こんな大雑把な説明になっているのは致し方ないとして、それでもなお日本派」が一体何を指し示すのかサッパリからなかった。いや、感覚的に言わんとしていることは分かるんですよ。でもでもね、右翼にせよ左翼にせよ、「日本という国がよくなってほしい、日本国民幸せになってほしい」という動機から行動しているんじゃないのか、って思うんですよ。そういう意味では政治家には基本的日本しかいないし、その日本派がどのようなものであるのかを解釈する点において異なっているんじゃないの、ってね。「あいつは親中派日本のことを考えていない」なんて意見を聞くことは往々にしてあるけど「おまえが考える"日本"のことはかんがえてねーよ」っていう話に過ぎない。例えばですけど、アメリカと融和的である政治家はたしかにいますけど、それって段階論でしょ? つまり、究極的な理念においては肯定できなくとも、現時点においては仕方ない、と容認するような、ね。米軍基地保守派が認めているのもそうじゃないか! もし田母神親米じゃなくて「日本派」であるならば、米軍基地日本から全て追い払わなければならない。「普天間基地移設問題」について石破がよくやるような偽善的態度、つまり沖縄の皆様には本当に申し訳ないと思っているけれど…」なんていう、気色悪い芝居は一切やめて米軍基地を一掃してほしいね三島由紀夫だって自決する際の檄文で「アメリカは真の日本自主的軍隊日本の国土を守ることを喜ばないのは自明である。あと二年の内に自主性を回復せねば、左派のいう如く、自衛隊永遠にアメリカ傭兵として終るであらう」と言ってるよ。もし原理主義的な日本派が存在するならば、喫緊課題である米軍基地問題を対処せよ、と私は声を大にして言いたい。(http://www.youtube.com/watch?v=ZgyRYLkGFVU こういう"親米派"と独善的人間がいる限りはね。この動画で話している人物は、「戦後レジームの脱却」をあらわすどころか、沖縄返還前への逆戻りを進んでいるぞ、と怒りを込めて言おう。 http://www.youtube.com/watch?v=7bi5ZZrG62g こっちの動画では「選挙民意が反映されていない」等と言っている。投票率77%だよ、なに言ってんの、こいつ。沖縄馬鹿にするんじゃない。 http://www.youtube.com/watch?v=4lwpRSMvL6Y ここでは水島氏が一人の漁師から話を聞いて、彼にあたか名護市民の”ホンネ”を代表させようと、プロパガンダを企んでいるけれども、実際の選挙結果を見ると、いかに”偏向報道であるのかがうかがえる。「日本派」はこういう不逞な輩を一掃するところから始めなければならない)

  ☆

 それからもう一つ。「戦後レジーム」を脱却して、「真の日本」を取り戻そうという試みはじつによろしい。じゃあ、「真の日本」って何? そもそも「日本」が「真の日本」であった時代ってあるの? 具体的に何時代? あのね、そういったことを言うためにはやっぱり歴史勉強しなければいけない。竹田ナントカみたいなトンデモはやめてくれよ。神武天皇実在たかどうかなんていうバカみたいなハナシは聞きたくないんだよ。それは純粋歴史的学問としては興味深いが(竹田が興味深いわけじゃないよ。念のため。)、今の日本を考える上では少なくとも参考になるものは少ないね歴史を論じるならば、むしろ江戸時代とは何であったのか、明治江戸の間にいかなる断絶/連続があったのか、っていうのを「日本派」の人びとには考えていただきたい。「日本派」の人びとは、日中戦争第二次世界大戦を(陰謀論的に)語ることは大好きだ。で、それを説明するために、だいたい明治以降の歴史考察するのはだいたい常道といってもよかろう(http://www.ganbare-nippon.net/official.html 例えば、この綱領を見ても明らかである)。でも、「明治」っていう時世自体そもそも薩長という田舎者でっち上げられた「捏造品」だったことを忘れはいまいか? それに、江戸生まれの知識人達の身につけていた教養のたいていは、和文よりも、唐山仕立ての「漢籍」なわけですよ。ようは、きみたちの嫌いなシナこそが絶対的だったわけ。田母神氏がフランスの話を引き合いにだしていたから、ちょっとフランス語事情から言ってみると、「歴史histoire」という言葉は同時に「物語histoire」でもある。お察しの通り、「ストーリーstory」という言葉歴史historyからきている。「真の日本」っていう歴史的問題は、つまりストーリーの問題でもあるわけ。「天皇だってストーリーの問題でしょ? で、ストーリーっていうのは、小説家歴史家なら当然知っているように、始点と終点がすごく重要なんですよ。例えばフランス革命だってベルピエール処刑を終点とした一定ストーリーをもとに語られることが多いけど、ナポレオンの時世までをフランス革命物語として考えたら、少なくとも、ロベスピエール立ち位置っていうのは少ならず変化する。「真のフランス革命」を探究しようとしたって、じつはそう簡単に出てくるものじゃないし、歴史ストーリー抜きに語ることの困難さっていうことは歴史家が身に染みて分かっていることだ。私は「真の日本」にも同じ問題を感じるよ。もしね、もしだよ? 「日本派」の人びとが、自分たちの語るストーリーけが真実だって言い出したら? うん、それはカルトと呼ばれるもののはじまりです。だからね、私はカルトになんてなってほしくないわけですよ。「真の日本」なんてそう簡単に見つかるものではないんですよ。それは江戸時代の複雑な歴史ちょっと知っていれば分かるはずなんですよ。だから戦後レジームとか、そういうカルト的言動は慎んで、とりあえず江戸時代に沈静して、マトモな日本人になってほしいな、と思うわけです。

  ☆

追記。ちなみに、「日本派」の原理性をここでは言いたかったのだけれども、そうした右派原理主義をおしすすめると結局左派原理主義ともつながってくる、ということを確認しておく必要がある。どっちも現実を見ずに理想に邁進してしまうから当然だよね。だからアナーキズムファシズムには融和性もあるのだし、石原莞爾みたいな人を一人考えてもそれは分かるでしょう。あるいは、三島だってそう。でもこの話は長くなるのでまた今度。

追記その2。「中国派とアメリカ派」っていうのは、行動原理の奥底に、「中国に利するように」等の陰謀をその人が持っている、と田母神氏は考えている、ということだろう。いわゆる「田母神論文」もそうだったけれども、思考法が基本的に「陰謀」に帰着するという単細胞ぶりには、思想が右であれ左であれ、注意しなければいけないと思う。「陰謀」で全て片づけてしまうと事象の繊細なニュアンスを捉え損ねるからだ。「チャンネル桜」では、サヨクという言葉で全ての悪を表象しているわけだけれども、こういうマニ教二元論によって自らが思考停止しているということに気がつかなくては、ネトウヨ新右翼コミュニティを脱して「民意」を掴むまでにはほど遠いと言わざるを得ない。これは戦術上そうなのだ

2013-12-28

沖縄在日米軍基地こそ戦後レジーム象徴なわけで

基地の完全廃止を実現する上でも靖国参拝は避けて通れないはずなんだけれど、何故か基地存続派、廃止派でアベコベの反応なんだよね。

2013-11-22

http://anond.hatelabo.jp/20131122143852

虚構新聞は狼のしっぽを踏んでしまたかもね。

ホリエモンフジテレビを買収しようとして刑務所に入れられたように。

(あの時買収されていれば、こんな凋落はなかったかもね)

こういうのが、戦後レジームGHQが作っていったものだって、バカどもはどうして気づかないんだろうか。

非常に謎である

脳みそついてないんかな?

2013-09-04

http://anond.hatelabo.jp/20130904145751

もともと「左翼」っていうのは、

人間平等から貴族金持ちみたいな偉そうな奴ら倒して革命します!って言う人たちだけど、

先進国はいさら革命って感じでもないし、共産主義も嫌われてるし。

なので「中道左派」が左翼の主流として扱われていて、

この中道左派、すなわち「リベラル」は、

資本主義はいいけどそれで落ちこぼれた連中のために福祉を充実させろよな!」って感じ。

で、日本場合

それが「戦前国家主義から脱却して基本的人権を保障した戦後レジーム」あたりとまじゃりんこして、

戦前みたいな国家主義はやめようね!国民を尊重しようね!」

憲法守ろうね!軍拡しちゃ駄目だよね!」

戦前は悪いことしたしアジアにごめんなさいしようね!」

って感じになるんだけど、

それでも「国歌斉唱邪魔ちゃうぞ!」「日本より韓国を賛美しちゃうぞ!」みたいなのは

右翼で言えば「韓国人を追い出すために新大久保を襲撃しちゃうぞ!」レベルの連中だよね、

って話じゃないのかな。

2013-08-05

http://anond.hatelabo.jp/20130805233819

前のときはひどかったもんな。あの気色悪いカメラ目線毎日記者会見

いきなり「美しい国」とか曖昧な標語をボンとぶち上げちゃうから、例えどんなに世の中が良くなったって、悪い側面だけをクローズアップして「総理!これがあなたのいう美しい国ですか?」とか言えば何か皮肉言ってやったぜ的な感じになっちゃうし。それで溜飲を下げる人続出だったしな。逆さから読むと「憎いし苦痛」、これが安倍政権の正体です!とか何とか言えば何か言った気になれちゃうっていう。でもそんなことで支持率は下がったりするんだよな。

戦後レジームの脱却とかも具体性がなさ過ぎたんだよな。だからどうとでも揚げ足が取れた。やれ右傾化だとか。

でも、今回はわりと具体的ではある。アベノミクスというのも言葉のもの意味がないから揚げ足が取りづらい上に、具体的に「デフレ脱却」「何%の所得倍増」みたいな目標を立ててるからな。政権の評価軸がそれに絞れる。評価軸が広範囲になっちゃうとどこかダメなところを探してきて文句は言えるし。

憲法改正とかも絞れてるし。前の戦後レジームときは結局防衛庁を省にするくらいしかなかったんだけど、だったらそれをスローガンにすればいいのに、「戦後レジームの脱却」とか言っちゃうから方面からやいのやいの言われちゃう

そういう意味では今回は揚げ足取りづらい形になってはいるので、ある程度政策を実行する時間は稼げると思う。しかし評価軸がハッキリしてる分、そのポイントダメならいよいよボロクソに言われることになる。その騒ぎの中でおそらく橋下が浮上してくるだろう。あと5,6年後に。

2012-12-31

美しい国作りの果てが「戦争国家」と「格差社会

今の経済好転させるには自民の言う通り公共事業バンバンしていかないと駄目というのは分かるが、

円安にしないといけないという強迫観念は捨てた方が良い。

円高は諸外国からの信用度の高さを現してるから現状として消費者および庶民にとっては非常に暮らしやす経済状況なんだ。

それが竹中路線を踏襲する等円安化を強行するとハイパーインフレになったり円滑な取引が可能になる代わりに物価が高騰して、更に竹中平蔵による格差社会助長によって

物価価格の上昇と共に庶民の給与水準ないし生活水準が減少する。要するにこれが狙いなのだ。儲かるのは常に大企業資本家を中心とした富裕層のみとなり、結果格差社会が拡大し、ただでさえ疲弊してる地方財政が更に負担を強いられ尻拭いをさせられ破綻して益々中央集権国家になる。

地方が疲弊して庶民生活が苦しくなると、ここで出番になるのが「自衛軍」だ。要するに、米軍は貧しい人々から構成されてるのだが、日本でも同じようになるということだ。傍から見たら「お国のために」だけど「生活苦で仕方なく(強制的に)徴兵されて戦争しに行く」と自衛軍とは名ばかりの富裕層搾取され疲弊した庶民を結集した戦前同様理不尽な理由で徴兵され死にに逝く日本兵の出来上がりだ。

格差社会を生み出すだけでも美しくないのに、その究極が戦争国家という安倍総裁の道は戦後レジームの脱却といえるだろう。いわば帝国主義回帰しようと言うプランなのだから

2009-01-27

子どもニートになる親の特徴

・バラマキ国民総中流の戦後レジーム世代(1940年~70年生)

低所得

戦後レジーム職種(下級役人土建業農業

・高齢結婚高齢出産

お見合い

アル中

精神疾患もち

ダメ人間病気もち(糖尿病痛風など)

・親戚付き合いがない(向こうに敬遠されて)

・家にプライベートでの来客がない

子育ての基本方針が「人様に迷惑をかけないこと」

趣味パチンコとか読書とか受動的

低学歴でありながら子どもには勉強を強いる

教育といえば公立学校に放りこむことであり、情操教育観念がない

・家庭崩壊

・であるにも関わらず、貧乏過ぎて離婚不可能

http://0dt.org/000759.html

2007-11-25

日本金持ち寄付しない理由

海外などでは金持ち寄付をするのはよく見聞きする。

ビルゲイツが7億5000万ドルの寄付発表慈善団体を設立したのに呼応して、

バフェット爺さんが資産(約460億ドル)の85%をこの財団に寄付すると発表したのは

大きなインパクトがあった。

この二人(といっても世界でワンツーフィニッシュ金持ち)の寄付だけで日本円で約4.6兆円にもなる。

だが一方日本ではこのような話しは殆ど見聞きすることがない。

なぜだろう。

日本人ケチ寄付しないから?

いや違う。

最近だと千葉で総額20億近い「植物園」をポンと寄付したという例がある。

なぜ、植物園という形をとったのだろうか?

逆にいうとなぜ植物園という形をとらざるをえなかったのだろうか?

理由。

それは実に明快。

日本では寄付についても税金がかかるからだ。

寄付されたほうも寄付したほうも税金がかかるのだ。

だから日本金持ち寄付しないのである。

寄付できないのである。

http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/11/4_299a.html

皮膚細胞から万能細胞を作った山中伸弥京大教授(その4)山中教授グループ研究に個人で寄付をしたい

実にほほえましい話しだ。

よほどのパトロンなら別だが、細かい単位の援助をされても受け入れることができない。

なぜなら国などの比較的手堅くボリュームもある援助を得るためには他の助成をうけることが許されないからだ。

どの助成金を目指すかは研究者にとっても技術系の先行投資型の経営者にとっても死活問題だ。

このような研究には本来は成果を出す前に資金が必要である・・・

だが日本研究者はその活動の半分を金策に走らねばならない。

もしくは学生相手に教鞭ふるってシノギをするか・・・

嘆かわしい話しだよね。


ブクマコメントにこんなのがあった。

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/11/4_299a.html

おお、なんか熱くなるな。/こういう寄付って所得税の控除になるんだっけ? 国にくれてやるぐらいなら、研究寄付するよって人、たぶんいるよな。/大学宛なら控除されるみたい。年収500万なら確定申告で20%返ってくる

今回のようにみんなが少しづつ寄付なり投資をして活動資金にできれば研究者にとって、

あたらしい金策の道筋がつくことになる。とてもよろこばしいことだ。

赤十字や国境無き医師団のような認定NPO寄付するなら所得控除になる可能性もあるだろう。

大学などの特定公益増進法人も同様だ。

だが教授寄付したいという場合はどうだろうか。このケースはNOだ税金が掛かる。

寄付する側にとって所得控除にもならなければ寄付をうける側も所得として税金を支払わねばならない。

寄付するほうも所得税ぶんは原資を確保しておかなければならいし、

そしてたとえ国税で控除対象になったとしても地方税の所得控除対象になるかは現段階ではかぎりなく低い。

(・・・あれ?国税の額で算定されるから地方税もOKになる?ちょっと自信ないや。)

寄付をうけたほうも一時所得として申告して税金を支払わねばならない。場合によっては源泉でひかれている。

寄付金をうけとったら日本では所得なのである。

だから寄付金といえ翌年の税収の時期までに回収できる見込みがなければ全額は使えないのである。

宗教法人への寄付金が叩かれるのはこれが課税対象じゃないからだとかなんだとか。(だよね?)

認定NPO相手に寄付して寄付した側の所得控除を勝ち取るにも、こんなに制約事項があるのだ。

http://www.msf.or.jp/donate/substruction.html

ノーベル平和賞をとってる国境無き医師団ですら認定NPOに認定されたのが2002年ですよ…

日本で大きな額を寄付しようとすればするほどとんでもない絶望感に襲われる。

いったん国に寄付して政治家にネゴしてもらうのが最良の手段なのである。

政治家金持ち企業が絡みたくなるのもわかる。

なぜこんなことになったのか。

戦後、土地もそうだが一部の金持ちや地方の名士とやらが裁量をもつのをよしとしなかった。

一生懸命角をためてきたのである。

これはお上が権限を持つために必要なことだった。

いったんお上が吸い上げてお上の裁量で分配する。

だから戦後のような混乱期をのりきってこれた。

これは事実だ。

だが問題なのはこれを50年以上もつづけてしまっていること。

戦後レジームの脱却(笑)が真に必要なのは税金というシステムそのもののあり方である。

日本だけならこのままでよかったのかもしれない。

だが、成熟しよく肥えた日本はほおっておかれなかった。

権限の及ばないところでお金という裁量を振りかざす人たちが波状攻撃をしかけてくる。

この時間軸の短い戦況下において求められているのは個人戦に近いものである。

ただの巨体ではなくよく連携のとれた個体こそが現状をサバイブするにふさわしい。

最近ファンドという逃げ道ができたのはいいことだと思う。

寄付ではなく投資なのだといいいわけができるようになった。

さすがにもうどうにもならなくなって、国の中のひとたちも動きだしてきているように思う。

昨日のニュースだ。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071124AT3S2300J23112007.html

日本赤十字社などに限られている対象団体が大幅に増えるのは確実。10万円超寄付しなければ税負担が軽減されない現行制度も改め、1万円以下の少額の寄付でも住民税が減るようにする方向だ。税制面から「地方分権」を促し、寄付金のすそ野を広げる狙い。

地方分権という名のもと作戦を「みんながんばれ!」に切り替えるのは正しい判断だとおもう。

国に金を集めてからまわしてたんじゃこれからは生き残れないよ。


ま、一言で纏めると にゃー。

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