はてなキーワード: 屋台とは
Day 2
自律神経をやっていようと、そうでなかろうと、旅行で眠れないのはいつもの事だが、処方された睡眠導入剤を飲んでも5時間足らずしか眠れないとなると、この体質は筋金入りだ。
自然に目が覚めたのは6:45。
二度寝を決め込もうとしても、ちょっとウトウトするだけで、眠気は「こんにちは」してくれそうもないので、あきらめて起きることにした。
眠気はどうあっても俺に「おはよう」と言いたいらしい。
睡眠不足とホテルパーソンへのコミニュケーションのハードルを前に少し逡巡したが、おそらく一番ストレスが少ない形で美味いものが食える可能性が高い、ホテルの朝食をとることにした。
朝食会場に向かう途中、外を見ると、強い日差しの向こうで噴水が上がっていて、これぞ南国の午前という感じだ。
シャンデリアの下がる大広間でコーヒーをサーブされて、料理を物色するというのは朝から優雅なものだ。
ホーチミンはフランス植民地時代からアメリカ傀儡政権の時代まで首都を置かれた地で、パン食の文化がある。
果たしてビュッフェにもバゲットやチーズ、レバーパテがあり、これは行くしかない。
他にも当然アジアスタイルの炊き込みご飯やカレー、ライスヌードル、揚げ春巻きもあって、洋越折中といった雰囲気だ。
どれも美味いが、カレー(多分)が出色だ。
さっぱりして、辛すぎないマイルドな味わいだが、スパイスの香りが口の中に拡がって抜ける。
席の背後をチラッと見ると、「Sweet TOFU」の文字と壺。
「TOFU?」とホテルパーソンに声をかけられて、首を横に振ったが、やはり気になる。
結局サーブしてもらうことにした。
甘い豆腐。予想通り豆花だった。
しかし、台湾のそれと違って暖かく、ココナッツフレーバーと生姜蜜がかかっている。
美味い。
これだけ食って自律神経失調症も無いもんだと言われそう。
大変満足した。
あの日差しを浴びたい。ポーチに気休めの安定剤を詰め込んで、食後の散歩に出ることにした。
行く当てのない散歩だけど、とりあえずベンタイン市場を経由してサイゴン川を目指そう。
よく見ると現地の人だけでなく、観光客と思しき欧米人の対応力も凄い。
「バイクを見切って躱す」のはこの街では必須スキルなので、嫌でも身につくらしい。
昨日と違う事と言えば、バイクのライダーのオッチャンに頻りに声をかけられる事。
迂闊に乗ったら多分ヤバイやつ。
「Ser , Go work.」笑顔で固辞して先を急ぐ。というフリでプラプラ歩く。
ホテルの目の前の公園で談笑していた少年たちに許可を貰って一枚。
リーダーか、英語ができるかする少年に何か話しかけられたが、意味はわからない。
でも敵意はないのは伝わったようだ。
しばらく歩くとベンタイン市場に到着した。
体育館の様な大型のアーケードの下に、色取り取りの生地や雑貨、飲食店。
夕食はここにしようかな?
自律神経が働いた悪さなのか、旅行の緊張なのか、食べ物の匂いがまだ辛い。
ここでも頻りに声を掛けられるが「ハハハ」と笑いながら素通り。
10:00。
日本以外のアジアは大体が外食文化で、例えば台湾などでは学生は校門前に陣取る屋台で朝食や昼食を買って教室で食うらしい。
多分ベトナムも同じなんだろう。
周りを見れば、学校の向かいに軒を並べる露店で固まって食を取っている学生も多い。
ドン!
飲料水を買おうとしてファミマに入ると、そこでも学生が食事を摂っている。
それにしても男子ばっかりだ。
青い揃いの制服のせいか、男子学生達は一様に小綺麗で、教育程度も高そうな印象を受ける。
一旦学校前を離れて、日本で言うところの伊勢丹、いやもっと格上の三越のような存在の百貨店、サイゴンセンターを物色した後、1時間程で戻ると、男子達はまだ周囲の露店で食ってる。
こいつら引っ切り無しに食ってるな、なんだったら今が本番かも知れない。
暑さもキツくなってきた、先を急ごう。取り敢えず川が見たい。
学校前を離れる時に、校舎の壁に学校名のエンブレムを見つけた。
ARIZONA STATE UNIVERSITY
なぜアリゾナ州立大学がホーチミンにあるのかは分からなかった。
相変わらずの躱しゲーを繰り返しながら辿り着いたサイゴン川は、隅田川よりもっと広く、澱んでいた。
薄々勘付いていたのだが、自分はまあまあな晴れ男であり、観光やここぞと言うときに雨に当たられる事は少ない。
10月初頭のホーチミンはまだ雨期のはずだが、それでさえもこの有様だ。
自律神経の不調も憂鬱な気分も、事、天気に関しては影響しないらしい。
願わくばその運をもうちょっと別の事にも回して欲しいくらいだ。
雨のホーチミンで、お茶でも飲みながら茫然とするというビジョンはひとまず実現せず、現実には炎天下の橋の上でこの旅行記を書いている。
何はともあれ、この時間でやりたい事はやった。
ホテルに戻ってシャワーを浴びてから、気になって例の学校について調べると、やはりというか、アリゾナ州立大学ではなく、カオタン テクニカルカレッジというらしく、機械や電子に関する工業高校らしかった。
そりゃ道理で男ばっかりな訳だ。
学校の程度はわからないものの、自作で車を作るイベントがあったり、インテルと提携して人材開発を行なっているらしかったり、そこそこ優秀な雰囲気を感じる。
ここは工業化・近代化真っ最中のベトナムだ、生徒といえば荒っぽい男の子達ばかりと相場が決まっている日本の工業高校と同じ感覚では考えられないのかも知れない。
多分、アリゾナ州立大学ともなんらかの提携を結んでいるのだろう。
大した金もプランも無いが、なんとなく香港に行ってみようと決めて、てきとーに楽しんだ。
印象に残ったことをだらだらと。
欧米人の見た目じゃないのでどこに行っても最初は中国語で話しかけられるけど
英語で頼んだら英語で答えてくれる人が多かった。まともに喋ったこと無かったけどなんとなく通じてうれしい。
単に見かけなかっただけかも知れないが、日本の電車と違って気持ち悪い広告がない。
リクルートのフレフレ人生とか下劣な言葉まみれの中吊り広告とかそういうの。
美容品、携帯、教育の広告が目立ってた気がする。「~~の~~」みたいな日本語のような物も。
駅前は携帯ショップや屋台しかなかったが、黄金電脳商場?の中は別世界だった。メイドカフェとかは見当たらなかった。
訳あって携帯修理屋の世話になった。アニメ好きで変な日本のミームを知ってて面白い人だった。
何も知らずに入った。ゲイっぽい爺がズボンに手突っ込みながら向かってきてマジ怖かった。
フェリーで数千円程度。商店街の人混みがやばい。カテドラルとモンテの砦を見に行った。
香港に戻ろうとしたときバス停を探して迷ったり行き先も間違えたりで泣きそうになった。
行こうと思ったが結局行けなかった。
宿はAirbnbで安い所に泊まった。シェアルームで3泊して1万円もかからなくて良い。寝泊まりだけして外を出歩くには十分だった。
東京と比べて全体的に明るくて疲れてない感じがした。また行きたいな。
以前この日記
https://anond.hatelabo.jp/20180702162258
を書いた者です。
思っていたのですが、何故か三週間後くらいにブクマが少しつき、
いまそれに気付いたのでお返事がてら補足を書いてみます。
調べてみたのですがほとんどおらず、「(8/2に)お祭り行ってきた」
もちろん日程変更に関して発言していた人は誰もいません。
ホームページの誤字というわけではなく、
開催日が変わったのは絶対です。
(Aも変更したのを認めているような発言をしていたし)
チラシが刷り直しされたかどうかはわかりません。
1つ思い出したことがあって、
「やっぱおかしいよねえ。1日だったのがどうして2日になるんだろう。
とAに言われました。
一日ずれるなんてありえなくない??」
と聞いたら
「うーん、だからそういうのはー」
走ったとか人混みがすごかったとかで確か話が途切れて
よく覚えてません。
やっぱりAが何か関わっていたのでしょうか。
Aの連絡先はわからないし、もしこれ見てたらなあと思ったけど
さすがにそれは無理か。
○昼食:汁なし担々麺
○夕食:ハイボール、鯖の缶詰をカレー粉で煮て卵でとじた創作料理(名前つけたいな)、ツナ缶
○間食:柿の種
○調子
はややー。
近所で夏祭りをやってるので、屋台を見て回ろうかと思ったんですが、バカみたいに暑かったので行きませんでした。
●3DS
ポケとるが終わって寂しい気持ちを癒すために、新しいゲームを始めました。
バトルトローゼは、ポケとるの精神的前作で、ポケモンの素材はそのままなので、非常に馴染みがある。
ただ、ゲーム性はだいぶ違うので、慣れるのに時間がかかってる。
ポケとるのエクストラステージのようなリアルタイム性なんだけど、それに加えて特定のタイミングでは2個揃えで消せるようになるので、爽快感がかなりある。
そのぶん、ポケモンのスキルは殆どないので、育成よりパズルの腕、単発スキル連打なんてのはシステム上意味がないって感じ。
目標は、恒例だけど、スタッフロールを見ることと、あくポケモンのコンプリートです。
今日はアスファ編をクリア、それとミーフィー編を1ステージだけクリア。
アスファは昨日クリアした、インフィのお兄ちゃんで、インフィ編でも出番は多めなキャラ。
インフィ編のインフィは、ちょっともうゴブリン憎しで残酷なキャラだったんだけど、
アスファ編のインフィは、シスコンお兄ちゃんのフィルターがかかってるからなのか、妙に可愛い。
血が繋がってないからか、好き好きみたいで、媚びた表情なんかをしている。
ただ、その本性はゴブリンの非戦闘位の親子を惨殺し、ゴブリンの土地を住めない死の土地に汚染する酷い人なので、萌えって感じではないなあ。
神社とかって、
目、肩、腰と部位によってお参りすると効くよってそれぞれあったりするじゃない。
昨今そういった感じの
そう言った具体的に細分化しても良いわよね。
と言うことで、
つながりが悪いBluetoothに効くと言うことで定評のある
繁華街の真ん中で今まで良く通ってた所の筋一つ違いで
こんな神社があるなんて知らなかったのわよ。
つながりが良くなるかは分からないけど、
お守りお受けしてきたから、
きっと効果は絶大だと思うわ。
その時は
窓に貼り紙してあって13時に戻りまーすってあって、
いないタイミングで1時間ルービーでとんかつ流し込んで食べて時間潰したわ。
そんでね、
その街一帯か分からないけど、
浴衣フェアやってて
パワースポットも巡れたし
そうそう思い出した!
いつもそこに行ったら寄るつけ麺屋さんが定休日が日曜日に変更になってて
食べる気満々だったのになぁ!
うふふ。
昼間で頑張るわ。
1玉買って切って食べる切り立てスイカがやっぱり美味しいわよ。
やっぱりスイカも切り立てが美味しいのね!
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
数年前に彼女と別れてから夏祭りにはわざわざ行くことはなかった
思い出してしまうからというのもあるが、友人たちも祭りが好きではない
なにかあるかもしれない、いつもと違う行動を取ったらなにか変わるかもしれない
たこ焼きくらい買って食べたら楽しいんじゃないか?案外いい出会いもあるんじゃないか?
屋台の眩しい光が目に飛び込んできた
こんな雰囲気久しぶりだ
気分も高揚するというものだ
しかし、そこには何もなかった
正確には愉快に笑う家族連れや友人、恋人同士で楽しんでいる者たちばかり
いい歳をしたおっさんが1人で歩いているのを最後まで見かけなかった
俺、なにしてるんだろうなって気持ちになって
なんとはなしに昔のことを思い出しながら歩いた
過去を美化しすぎるのは良くないとわかっていながらも
二人で浴衣着ていったなとか色々思い出した
ジジジジ
急に足元でなにか音がしたと思ったら蝉だった
でもしばらくしたら蝉は動かなくなっていた
そうかお前一生懸命生きたんだな
踏まないようにそっと横を通り帰路についた
最近花火大会の話をよく聞く、忙しいし誘うような相手もいないから行っていないんだけども
毎年一回は行ってるし見るのも屋台もとても楽しいんだけど、それと同時に悲しくて、寂しくて涙が出てしまうからつらい 別にトラウマとかがあるわけじゃなくてなんとなく物悲しいだけ
夏の風物詩のはずなのに夏の楽しい時間の終わり、儚さを感じる たぶん一瞬開いて消える刹那的な感じがなせる業なんだと思う 現実に戻らなきゃいけない虚無感も相俟って
周りに聞いても花火は綺麗なもの、楽しいものという認識しかないみたいで自分がおかしいんじゃないかと
でも連歌とかで秋の季語だったりするらしいし、お盆の送り火を思わせるものもあって 一部なりとも同じ感覚を持っている人もいるのかもね
ここ数日増田に趣味の一環としての翻訳の話を書いているうちに、いいニュースが飛び込んできた。
昨年現地で公開され、昨年の現地映画売上No.1になった「ฉลาดเกมส์โกง」こと「Bad Genius」が「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」という邦題で9月から映画館公開されることが発表されたのだ。しかも日本語版を作っているのがDVD販売に実績のあるマクザムなので、おそらくDVD販売もされるだろう。それなりに話題になる割にはさっぱり日本語版DVDが発売されないこの国の日本語版映画ラインナップへの小さな積み重ねだ。
もちろん現地DVDは公開の半年後くらいに発売されたので自分も発売とほぼ同時に早速海外通販で個人輸入し、2ヶ月ほどかけて翻訳した。そのときの留意点を元に、9月に公開される映画の字幕チェックポイントを挙げておこうと思う。なお、以下の内容に予告編の内容を超える致命的なネタバレはいれていないつもりだ。
日本だと6・3・3制と言われて中等教育は中学と高校の2つに別れているのだけれど、向こうの中等教育は6年制だ。中高一貫教育をやっている学校も多く1年生から6年生までが同じ学び舎にいることもしばしばある。もちろん進学率が上がったとは言え義務教育は中学3年までなのは日本と一緒なので全てが中高一貫教育校ばかりではないけれど、高校の学年が中学からの通しで数えられるのは同じだ。「バッド・ジーニアス」は高校3年間(+入学時の中学3年のエピソードが少し)の話なので、場面紹介字幕には「4年生」「5年生」等出るし本人自身がそう話す場面もある。それを日本語でどう表現するかはとても興味深い。
主人公は高1に進級する際に転入試験を受ける。成績的には合格なのだが本人が入学を渋るという不思議なシーンが登場する。入学を渋るのは決して裕福ではない家庭の事情を心配してのことなのだが、ここに通学手段と昼食内容の見積もりが登場する。映画館で読みきれない内容なのでこれはぜひDVDを入手してゆっくり眺めてもいいシーンだが字幕でフォローするか迷うセリフとして「バイクタクシー」と「カレーがけご飯2色がけ」が出る。どちらも主人公の几帳面さというか細かさを表現するセリフで、前者は最寄り駅から自宅まで歩いて通うことはないという現地事情も含まれているし、後者は現地で屋台メシを食べたことがあるならピンとくる定番メニューでもある。おそらく商業字幕ではどちらも簡略化もしくは省略されると思う。
日本だと大体のところは5段階評価だろうか。最高が5、最低が1。評定平均はこれを平均する。向こうでは5段階かどうかはわからないが最高点は4だ。だから評定平均4.0は日本語で言うところのオール5にあたる。学校の成績が主な話題になる映画のため評定平均の話は頻発する。自分の野良字幕では4.0(最高得点)とカッコ書きしたが、商業字幕ではおそらくオール5、のような表現になるのではと思う。そこで気になるのは最高点ではなく中途半端な生徒の中途半端な点数だ。1点下駄を履かせて表現するのか、そのままの点数にするのか。ここは個人的に注目したい。
サスペンス色あふれるサウンドトラックの中に1曲、フォークギターで伴奏されたナツメロっぽい曲が流れる。特に字幕でも歌詞を紹介されなかったしここの歌詞まで字幕化はされないのだろうけど、本家映画制作会社が歌詞を全てTweetしているのを読んだら、架空の学校校歌だったらしい。個人的に訳してみたい。
http://twitter.com/gdh559/status/865161419796299776
ครู(クルー)は「先生」、พี่(ピー)はこの間も書いたが「先輩」、ลิน(リン)は主人公の名だ。後置修飾なので直訳すれば「リン先輩先生」となるのだが字面で見てもバランスが悪い。自分の字幕では「リン大先生」と訳したが、もっといい意訳があるような気がする。この言葉、主人公が連呼されて気分がよくなる言葉なのだ。男性だったら「リン老師」とでもするんだけど女子高校生に老師は似合わなそうだし。
日本の試験の選択肢がア、イ、ウ、エになるように、向こうの国のマークシートはก ข ค งが使われる。予告編を見ればわかるが、この部分はしれっとA B C Dに読み替えられているし、自分もここはそうしたのだけれど、これカタカナ書きすると、コー、コー、コー、ンゴーなのだ。現地のアルファベット最初から4つ分とはいえ、これを採用した当時の教育関係者の勇気に感動した。ちなみに他の映画でもよく試験のシーンは出てくるのだけど、学校の普通の定期試験でもマークシートは当たり前らしい。だからカンニングしやすいとも言えるのだろうけど。
緊張で昼食のラーメンを吐いてしまった男の子が「サーモン食べ放題に行こうか」と誘われて「僕は外食は嫌いだ」と返すシーンがある。カップラーメンでもなければラーメンは外食のような気がするが、もしかしたら家の近所で食べるものに関しては外食に分類されないのかもしれない。自分の誤訳の可能性も含めてここは自分でも見てどう訳するのか興味がある。
金持ちの息子パットが誘った「家」は、PATTON HOTEL。貧乏な優等生バンクが帰宅したのは「น้องแบงค์(ノーン・バンク)ランドリー」ノーンは「後輩」を意味する敬称だというのは以前書いたとおり。もちろんこれは舞台となった国の貧富の差を如実に現したシーンなのだけど、特に前者が「息子の名前をつけた」ということを字幕で示せるかどうか。示さなくても話の筋は通るし、アルファベットで書かれているから無視してもいいんだけど。
映画の中ではほとんどชื่อเล่น(チューレン)で会話がなされる。チューレンとはニックネームのことで、今回の場合主人公の本名はリンラダー、チューレンはリン、と名前の一部を使ったチューレンなので訳してもそれほど違和感はないのだが、劇中で1人チョイ役なのに名前が2通り出てくる人が出てくる。違っていても話の筋はわかるからと言っているとおりに訳すのか、話がわかりやすいよう同じ訳語に統一するのか、興味深い。
途中でうさぎのコニーのスタンプが露出することからも分かる通り、オンラインコミュニケーションの手段はLINEである。集団不正を募るのに既存のLINEグループに話を持ちかけるのだが、こういう場面で「LINE」という言葉が出てくるのかどうか非常に興味深い。もともとのセリフでもLINEとは言っていないので無理にLINEと言う必要はないのだ。そのまま「受験友達は30人いるよ」で問題ないしね。ただ、LINEはLINEでもおま国動画アプリ「LINE TV」はスポンサードか何かでスタッフロールに出現する。通信手段がLINEなのはそのせいかもしれない。
日本で言うセンター試験。アルファベットだからと言って、これをそのままGAT/PATと書かれてもほとんどの人はわからない。何か別の言葉に意訳する必要があるのだけど、そのまま「センター試験」になるだろうか、「大学入試共通テスト」のような一般的な名称になるだろうか。
別に字幕とは関係ないのだけれど、4902778999042というJANコード(いわゆるバーコード)が出てくるシーンがある。この番号を調べると上記の鉛筆がヒットする。直前にペプシコーラの缶がプロダクトプレイスメントされているのだけど、たぶん三菱鉛筆はプロダクトプレイスメントではないと思う。ついでに言うとペプシは撤退したのでペプシコーラもプロダクトプレイスメントではない可能性が高い。
โรงพิมพ์(ローンピム、印刷所)ซื่อตรง(スートロン、正直)พานิช(パーニット、人名)。つまり「パーニットの正直印刷所」という施設が出てくる。何に使われる施設かと言うと、カンニングアイテムの印刷に使われる施設なのだ。あまりの皮肉にTwitterでも少し話題になった。โรงพิมพ์ซื่อตรงพานิชで検索してみるとそれがわかるかもしれない。別にその皮肉がわからなくてもストーリー把握に問題はないため字幕では無視されるかもしれない。
謎の電話番号(0840126470)から電話がかかってくるのだが、この電話番号が誰の電話番号であるかは事前に写り込んでいるシーンがある。そこに電話番号を書いている理由を訳さないと、携帯電話番号の形式も違うわけで何の数字だかわからないのだけど、そこまで訳すだろうか。それとも前後のシーンから誰が電話しているかはわかるだろうと訳さないだろうか。
携帯電話の電波の規格。日本ではLTE(4G)の前は3G、その前はPDCとかcdmaOneとかだった。彼の国ではEDGEだった。そんなに日本で有名な話ではないので、トラブルで3G電波が入らなくなるシーンをそのまま「エッジ」と訳しても伝わらないだろう。ここはどう訳すだろうか。
主人公がシドニーから帰ってきた空港はLCC専用空港だったりする。劇中で航空機が出てくるシーンはないのだが、なぜか自分の頭にはエアアジアが思い浮かんだ。調べてみると当該の空港からシドニーに行くにはエアアジアが一番安いらしい。とは言え直行便はエアアジアを含めて1つもない。別にどうでもいいのだが細かいところが気になってしまうのは良くない性格だ。勘弁していただきたい。