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2022-09-18

キエフへの核攻撃は戦況をロシア有利にするのだろうか?

戦争ウクライナ有利との印象が生まれつつある。

これは先日の鮮やかな領土奪還作戦によるものが大きい。

しかし、補給問題などでロシアが苦労しているという分析(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB163DX0W2A910C2000000/)から考えてもロシアは負けつつある。

これは当たり前の話で欧米から支援がある限り、

ロシアから見れば無尽蔵と言うべき補給ウクライナが得られるのに対して、

ロシアは消耗する武器弾薬自力調達し続けなければならないからだ。

もしも武器弾薬の補充に明らかな空白ができるようなことがあれば、

さらなる領土奪還をウクライナ側に許すことになるだろう。

まりウクライナ側に大きな問題が発生しない限りにおいては

プーチン大統領意思の如何に関わらず、ロシア撤退をせざるをえない。

今のままのルール戦争を続けていれば、である

 

中国インドなど、欧米以外の国からウクライナ問題に関する懸念が伝えられるなかプーチン氏がどのような対応を取るのか?

粘り強く地道に戦争を続ければ東部地域占領できるという縮小した目標すら達成が困難であることは明白になりつつある。

このまま戦争を続ければ、弱体化したロシア軍はさらなる大敗北を喫する可能性が高い。

そうなれば早期の和平提案懇願しなければならないのプーチン氏の方からということになるだろう。

その戦況を大きく変えることが核兵器には可能なのだろうか?

デモンストレーション目的とした戦術的な使用目的ではなく、重要都市への戦略的使用絶対に有り得ないとはいえないのではないか

2022-09-15

ウクライナの急速な前進の背後にある重要な瞬間:NY紙(翻訳

https://www.nytimes.com/2022/09/13/us/politics/ukraine-russia-pentagon.htm

By Julian E. Barnes, Eric Schmitt and Helene Cooper

ワシントン - アメリカ当局者によると、ウクライナがここ数日で急速に軍事的利益を得た背景には、数カ月前に対ロシア戦争の進め方についてウクライナアメリカ当局者が何度も激しく話し合った際に、その戦略が具体化し始めたという。

この夏、米・ウクライナ高官による緊急協議の末に原型から修正された反攻作戦は、大方の予想を超える成功を収めている。ウクライナ軍はロシアの指揮統制を壊滅させ、同国北東部での前進南部での別の作戦に生かす態勢を整えているように見える。

この作戦は、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領が、ロシアの侵攻を押し返すことができることを示すために、劇的な行動を取りたいと将軍たちに告げた直後から始まった。ゼレンスキー大統領の指示の下、ウクライナ軍は南部全域でケルソンを奪還し、マリウポルを東部ロシアから切り離す大規模な攻撃を行う計画立案した。

ウクライナ将兵アメリカ政府関係者は、このような大規模な攻撃は膨大な犠牲者を出し、大量の領土を迅速に奪還することができないと考えた。ウクライナ軍はすでに1日に何百人もの死傷者を出しており、戦闘は激化していた。ロシア軍も同じような犠牲者を出しながらも、ドンバス東部地域ウクライナの町を蹂躙しながら、じりじりと前進していた。

ウクライナ司令官たちは、長い間、計画の詳細を共有することに消極的だったが、米英の情報当局に対してより心を開き、助言を求めるようになった。

政権高官によれば、国家安全保障顧問ジェイク・サリバン氏とゼレンスキー氏の最高顧問であるアンドリー・ヤーマク氏は、反攻の計画について何度も話をしたとのことである統合参謀本部議長マーク・A・ミリ元首相とウクライナ幹部は、情報軍事支援について定期的に話し合っていた。

また、キエフでは、ウクライナ英国の軍当局者が引き続き協力し、米国の新しい国防アタッシェであるギャリック・ハーモン准将は、ウクライナの最高幹部毎日セッションを持つようになった。

米軍ウクライナ側は、「一刻を争う」と考えていた。ウクライナ側が効果的な反撃を行うには、ロシアプーチン大統領がガス供給コントロールを利用してヨーロッパ圧力をかけることができる初雪の前に動く必要があった。

この反攻作戦までの経緯は、ウクライナ指揮官戦闘形成するのに役立った、ワシントンキエフ間の機密協議について説明を受けた複数米国高官やその他の人々へのインタビューに基づいて書かれている。多くの高官は、協議の内容が秘密であることを理由に、匿名を条件に話した。

米国政府関係者は、反攻の完全な影響を判断することをためらい、それがどのように展開し続けるかを見守ることを懸念していた。今のところ、キエフが有利である

この夏、米軍ウクライナ軍による戦争ゲームでは、南部への大規模な攻勢が成功するかどうかが試され、ひとつの決定的な瞬間があった。CNNが先に報じたこの演習では、そのような攻勢は失敗することが示唆されていた。アメリカ懐疑的見方を受けて、ウクライナ関係者はゼレンスキー氏のところに戻ってきた。

国防総省の政策主任であるコリンカールは、電話インタビューで、「我々はいくつかのモデル化と卓上演習を行った」と語った。「その演習では、ある種の反撃の方法他の方法よりも成功しそうだと示唆された。我々はその助言を行い、ウクライナ側はそれを理解し、自分たち決断したのです」。

賭け金は大きかった。ウクライナは、これが単なる凍結した紛争に終わらないこと、領土を奪還できることを示す必要があり、国民士気を高め、西側諸国の支持を強化するためだった。

8 月に入ってからウクライナ側の要請で、米国当局ロシア軍の位置に関する情報提供を強化し、 ロシア軍の戦線の弱点を浮き彫りにした。また、ウクライナの反攻準備を察知しても、モスクワウクライナ北東部部隊を迅速に強化したり、南部から部隊を移動させたりすることは困難であるとの情報もあった。

ロシア軍は、ウクライナ軍が開始した反攻作戦に備え、優秀な部隊の多くを南部に移動させたという事実がある。「ロシア軍の士気の低下とウクライナ軍の圧力により、ロシア軍の一部は見た目よりも脆くなっていると思われる。

ウクライナ軍は大規模な攻撃を1回行う代わりに、2回の攻撃提案した。一つはケルソンで、ロシア軍が集中しているため、劇的な成果が出るまで数日から数週間かかると思われる。もう1つは、ハリコフ近郊で計画されていた。

イギリスアメリカウクライナの3カ国は、この新計画評価し、もう一度、戦争ゲームにしようとした。そして、ゼレンスキー氏が望んでいた「明確な大勝利」を得ることができた。

しかし、キエフのある参謀によれば、この計画は、米国からの追加軍事援助の規模とペースに全面的依存しているという。

旧ソ連製の旧式兵器使用していたウクライナは、自国弾薬ほとんど使い果たしていた。戦争最中に新しい兵器システムの使い方を学ぶのは難しい。しかし、これまでのところ、この危険な行動は成功している。例えば、155ミリ砲弾は80万発以上がキエフに送られ、現在の攻勢に一役買っている。米国は、2月の開戦以来、145億ドル以上の軍事支援を行っている。

ウクライナ将校によると、反攻作戦の前に、ウクライナ軍は米国計画成功させるために必要兵器の詳細なリストを送ったという。

高機動砲ロケットシステム(HIMARS)のような特定兵器は、戦場で圧倒的な効果を発揮している。GMLRSと呼ばれるこの発射台から発射される衛星誘導ロケットは、それぞれ200ポンド爆薬が入った弾頭を持ち、ここ数週間、ウクライナ軍が400以上のロシア武器庫、司令部、その他の目標破壊するために使用されているとアメリカ政府関係者は述べている。

さら最近ウクライナ軍は、ソ連設計したMiG-29戦闘機に、アメリカ供給したHARM空中発射ミサイルを搭載した。このミサイルは、ロシアレーダー破壊するのに特に効果である

先週ドイツで開かれた、ウクライナ軍事人道支援を行う50カ国の会議で、ミルリー将軍は「これらのシステム使用で、ウクライナから実際に測定可能利益が得られている」と述べた。"彼らは軍隊補給し、戦闘損失を補うのに非常に苦労している "と述べた。

ウクライナアメリカ政府関係者は、ペンタゴンが毎週または隔週で発表するアメリカ備蓄から武器弾薬の新出荷が、キエフ上級司令官に複雑な同時攻撃計画する自信を与えていると語った。

西側軍事支援重要性は、特定兵器システムだけでなく、ウクライナ人が将来の計画に利用できる保証と自信にある」と、最近ウクライナから帰国したロンドンの王立連合サービス研究所ジャック・ワトリング上級研究員は言う。

週末にウクライナ兵士北東部地域に移動すると、ロシア軍は崩れ落ちた。米国当局によれば、ハリコフ周辺のいくつかの場所では、ロシア軍は装備や弾薬を残して戦闘から立ち去っただけだという。

計画について説明を受けた人々によれば、ケルソン攻撃は決してフェイントや陽動作戦ではなかったという。そして、モスクワに、ケルソン地域の一部がロシアに加わることを望むかどうかの偽の投票を延期させることに成功したのであるしかし、ハリコフに比べれば、ロシア軍の数がはるかに多いため、予想通り、反攻はよりゆっくりとしたものになった。

結局、ウクライナ当局は、長期的な成功には、ザポリジャの原子力発電所の奪還、マリウポルのロシア軍の遮断、ケルソンのロシア軍をドニプロ川を越えて押し戻すなど、破棄された戦略の当初の目標に進展が必要だと考えていると、アメリカ政府関係者は述べた。

ロシアは弱体化した。ハリコフ周辺でのウクライナの増強を察知できなかったことで、ロシア軍は無能さを示し、確かな情報力を欠いていることが明らかになった。その指揮統制は壊滅的で、部隊への供給にも問題があり、今後数週間でウクライナに隙を与えることになる、と米政府高官は述べた。

ウクライナ東部でより多くの領土を奪還する機会があるかもしれないが、米国ウクライナ当局者は、南部戦争の最も重要舞台であると述べている。

国防研究機関CNAのロシア研究ディレクターマイケル・コフマン氏は、「ケルソンとザポリジャー潜在的目標になりそうだ。「将来、そこで突破口を開くために、ウクライナ軍のさらなる作戦が見られるかもしれない」と述べた。

真夏の話し合いから生まれ計画は、アメリカ情報ハイテク兵器に大きく依存したものだった。しかし、アメリカ側は、ハリコフ比較的小さな部隊を大勝利に導いたゼレンスキー氏とウクライナ軍の功績が大きいと主張している。

「まだ誰もサッカーボールスパイクを踏んでいない」とカール氏。しかし、「ウクライナ人が複雑な攻撃作戦を行えることを世界に示したと思う」とも付け加えた。

2022-08-29

国葬安倍氏が遺した『外交ボーナスステージ』。1~2億円で海外トップ級の要人日本に来てくれる」←それでは世界各国の国葬参加状況をご覧ください

反対派の意見を見てて理解した。

反対派は、国「葬」

まり故人を偲ぶ「お葬式」の場だと思ってるのか!

違う違う。

本質はそんな情緒的なモンじゃないんだよ。

国葬は、「葬」の名目を利用した外交の場であり、サミット番外編みたいなもの

安倍氏が遺した『外交ボーナスステージ』なんだよ。

https://twitter.com/syanosyano6631/status/1547724902123597824



国葬参加状況

G7

アメリカ バイデン大統領  ✕

イギリス ジョンソン首相 ✕

フランス マクロン大統領  ✕

カナダ  トルド首相   ○

ドイツ  シミュット首相  ✕

イタリア マッタレラ大統領 ✕

国連常任理事国

アメリカ バイデン大統領  ✕

イギリス ジョンソン首相 ✕

フランス マクロン大統領  ✕

ロシア  プーチン大統領  ✕

中国   習 近平首相   ✕

 【パリ共同】9月27日に行われる安倍晋三元首相の国葬に関し、複数フランス政府関係者は27日、「できるだけ高位」の人物派遣することを検討していると明らかにした。サルコジ元大統領オランド前大統領らが念頭にあるとみられる。マクロン大統領は内政の予定で訪日しない方針

https://nordot.app/936363570730418176



ネトウヨどーすんのこれ

2022-08-28

anond:20220827181604

プーチン大統領が、…「国葬国葬儀)」のため訪日する予定はないと説明した。報道官は出席者について、「追って決定されるだろう」

https://www.yomiuri.co.jp/world/20220725-OYT1T50204/

1ヶ月前か。

2022-07-27

ロシア中国は、新しい準備通貨作成することにより、ドル支配への挑戦を醸成しています

https://markets.businessinsider.com/news/currencies/dollar-dominance-russia-china-rouble-yuan-brics-reserve-currency-imf-2022-6

ロシア中国は他のBRICS諸国と新しい準備通貨を開発しているとウラジーミルプチン大統領は述べました。

アナリストは、バスケット通貨米国支配するIMF代替案に匹敵し、ロシアにその影響力を拡大させるだろうと述べました。

中央銀行人民元とより小さな通貨分散するにつれて、ドル支配はすでに侵食されています

ロシアは、米ドル支配への潜在的な挑戦において、中国や他のBRICS諸国と並んで新しい世界の準備通貨を開発する準備ができています

ウラジーミルプーチン大統領は、新しい準備通貨は、グループメンバーであるブラジルロシアインド中国南アフリカから通貨バスケットに基づくことになると示唆しました。

TASSの報告によると、プーチン大統領水曜日BRICSビジネスフォーラムに、「両国通貨バスケットに基づいて国際準備通貨作成する問題検討中である」と述べた。「私たちはすべての公正なパートナーと率直に協力する準備ができています。」

ドルは長い間世界の準備通貨と見なされてきましたが、国際通貨準備のシェアにおけるドルの優位性は衰えています国際通貨基金によると、中央銀行人民元のような通貨だけでなく、スウェーデンクローナ韓国ウォンのような非伝統的な地域にも保有多様化しようとしています

「これは、IMF認識されている米国覇権対処するための動きです」とINGグローバル市場責任者であるクリスターナーメモで述べています。「これにより、BRICS独自の影響範囲とその範囲内の通貨単位を構築できるようになります。」

ロシアの動きは、ウクライナ戦争に課せられた西側制裁が、国を世界金融システムから切り離し、ドルへのアクセス制限し、経済圧力をかけた後に起こります

INGターナー氏は、「西側諸国とその同盟国がロシア外貨準備を認可した速度(約半分が凍結)は、間違いなくロシア当局に衝撃を与えた」と述べました。

ロシア中央銀行事実上多くのことを認めており、一部のBRICS諸国特に中国は、米国財務省の動きの速さとステルスに注目したことは間違いない」と彼は付け加えました。

これらの制裁は、モスクワ北京IMFの国際準備資産である特別引出権代替案に取り組むことを奨励した可能性が高いとターナー示唆しました。

準備通貨ではありませんが、SDRは、米ドルユーロ、英ポンド日本の円、および中国人民元構成される通貨バスケットに基づいています

つの可能​​性は、BRICSバスケット通貨グループメンバーだけでなく、すでに影響力のある国々の準備金を引き付ける可能性があると彼は示唆しました。これらには、南アジア中東の国々が含まれます

ロシアは、ウクライナ侵攻後2週間足らずで70%急落した後、中央銀行支援のおかげで、ルーブル戦前の水準を超えて回復したこと確認しています6月には15.2%上昇して1.87セントになりました。一方、人民元は同期間で約0.15ドルで安定しています

2022-07-24

anond:20220724070506

9月末に来なくても「国葬来なかった人へのあいさつ回り」を口実にロシアに言って話できれば、プーチン大統領冬季停戦は考えているだろうから停戦はもぎ取れるかもしれない。

2022-07-11

同じジャンル著名人に対して『「さん」を付ける人』・『呼び捨てにする人』を分けるとお里が知れるよね

特に日本人

プーチン大統領プーチン

安倍首相安倍さん

みたいな呼び方の変化をつけが

でもこれって自分思想他人安易晒す行為から止めた方がいいよ

お互いの思想の自由を守りたいならお互いの内心はあまり見せない方がいい

極端なこと言えば

池田太作さん

大川隆法

みたいな言い方したら片方はカルトだと思ってるくせに片方は健全宗教だと思ってるという思想漏れるでしょ?

そうするとそこから色々と探られてしまうよ

2022-07-09

安倍元首相が撃たれたという一報を聞いたときにまず思い浮かんだのはロシアから刺客か?ということだった。

というのはウクライナ侵攻からロシアオリガルヒが謎の死を遂げるという事故事件が頻発しており、これは裏切り者には死を…的なプーチンから刺客ではないか?と言われているからだ。

詳しくは覚えていないが確か安倍さんウクライナ侵攻のあとにプーチン大統領に対して手のひら返しのようなことを言ったように記憶している。

もともとプーチンとは距離をおいていた政治家がいうのであればスルーできるのであろうがそうでなかった場合、大げさに言えばひとつ裏切りである

そんなことを連想して、ロシア日本に埋め込んでいるであろう工作員のひとりを動員したのではないだろうかと発想した。

まあ馬鹿げた妄想だし幼稚な発想ではあるが、そういった幼稚な妄想をしてしまう程度にはプーチンロシアというのはある種の幼稚性をもった団体なのだと私は考えているようだ。

2022-07-08

仮にプーチン大統領が死んだら戦争は止まるんだろうか

そうだとしたら国の政治家が一人死んだ程度で止まる戦争ってすごいな

安倍元首相 血を流し倒れる 銃声のような音も 奈良市演説中 | NHK

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220708/k10013707601000.html

ブコメでも、さすがにこのようなテロ行為は許されないといった意見大勢だ。私もまったく同意見。

じゃあ

プーチン大統領 血を流し倒れる 銃声のような音も モスクワ演説中 | NHK

だったら、どうよ?

うーん

2022-07-02

anond:20220701095840

記事を読んでみると、

日本ロシア中国のようになるのではないか。これこそが目の前にある危機だ」と持論を述べた。

ロシア国内世論プーチン大統領暴挙を許しているのは野党がだらしないからだと語り、

プーチン暴挙を「ロシア野党のだらしなさ」のせいだとする、ここのくだりもかなりヤバいな。

KGB将校大統領だよ?オリガルヒが次々と謎の死を遂げる国だよ?

2022-06-22

anond:20220622141458

ブコメオデッサ作戦なるほど。ガンダムか。

ロシア軍の「オデッサ作戦」にガンダムファン激怒のワケ

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 2月24日ウクライナへの軍事侵攻を開始したロシア軍プーチン大統領分離独立を支持した同国東部ベラルーシ国境を接する北部さら黒海に面した南部から部隊上陸。3方向からの同時進行に加え、圧倒的な戦力差もあり、首都キエフ陥落も時間問題と言われていた。

 なかでも南部から侵攻する部隊港湾都市オデッサ近郊から上陸したことからオデッサ作戦」とも呼ばれている。だが、これに噛みついたのがガンダムファンだ。

 実は、オデッサ作戦は初期シリーズの「機動戦士ガンダム」にも登場。物語前半、現在ウクライナがある地域を実行支配していたジオン軍奪回を目論む連邦軍の間で激しい戦闘が繰り広げられている。主人公アムロ操るガンダムが、ドム3機による「ジェットストリームアタック」を武器にするジオン軍の「黒い三連星」を撃破した戦いと言えば覚えている人も多いかもしれない。

 

 そのため、ネット上には《ガンダムへの冒涜だ!》や《物語の中だけの話にしといてほしかった》といった怒りや悲しみのコメントが多数投稿現実に起きているのはアニメでの2つの勢力による均衡した戦いではなくロシア軍による侵攻。ウクライナ側には民間人にも多数犠牲者が出ており。憤りを感じている人も多いだろう。

ガンダム戦記物ロボットアニメですが、同シリーズの数多くの作品原作脚本監督を務めている富野由悠季氏は、一貫して戦争美談にはしていません。戦争が持つ不条理さや人々の悲しみを描き、インタビューでも『戦争なんてかっこよくないし、あっちゃならない』と語っています自身が手がけた作品と同じ場所戦争が始まったことに心を痛めているのではないでしょうか(エンタメライター

 ガンダムではわずか3日で戦闘終結したが、今回のロシアによる軍事侵攻は長期化も懸念されている。28日には停戦交渉が持たれる予定たが、これ以上戦火が広がらないよう祈るばかりだ。https://jp.news.gree.net/news/entry/4241127

2022-06-12

anond:20220612001316

テレビ朝日ニュースサイトで「ウクライナ 主張」で検索

ヒットした件数297件のうち、4月8日から6月10日までの最新100件のニュース記事をチェックし(*1)、「主張」している主語が何かを調べ(*2)、カウントした(*3)。

主語属性件数
ロシア57件
ウクライナ15件
中国15件
アメリカ1件
NATO1件
トルコ1件
ハンガリー1件
その他(誰かの発言使用5件
その他(名詞3件

 

さらに各国の主語の内訳もチェックした(*4)。

主語件数文脈
ロシア  21件
ロシアプーチン大統領19件
ロシア国防省8件
ロシアラブロフ2件
ロシア国防2件
ロシア裁判所1件
ロシア国連大使1件
ロシアロシア1件
ロシアペスコフ報道官1件
ロシア合計57件
ウクライナゼレンスキー大統領1件
ウクライナマリャル国防次官2件ロシア側が「制圧した」と発表したことに対して
ウクライナマリウポリ市長2件ロシア白燐弾化学兵器を使った疑いがある」と
ウクライナアゾフ司令官1件ロシア側が停戦を破った」と
ウクライナウクライナ3件
ウクライナマリウポリ市議会1件ロシア側が戦争犯罪隠蔽しようとしてる」と
ウクライナ  5件ロシア軍に徹底抗戦」と・「ロシア側が偽旗作戦をしている」と
ウクライナ合計15件
中国  2件
中国習近平2件
中国外務省5件
中国王毅2件
中国国防省2件
中国外交担当1件
中国合計15件
アメリカバイデン1件物価高はロシアコロナが原因」と
NATO 1件
トルコ 1件北欧NATO加盟交渉で「一方トルコは~」
ハンガリー 1件
解説発言兵藤(防衛研)2件ウクライナアメリカは~と主張」「ロシアの主張」
CNN報道映像 1件ウクライナ軍は~と主張」
プーチン発言 1件アメリカは~と主張」
パリ市インタビュー1件大統領候補者らは極右極左中道も主張してるが」
名詞使い 3件ラブロフヒトラーユダヤ系」と発言し「ウクライナネオナチ」という主張を正当化

 

チェックした100件の記事の中には、ロシア側に「主張している」と使っているのに対し、ウクライナ欧米側では別の術後が使われている記事があった。どんな言葉が使われていたか一部を記す。(*5)

主語述語
ゼレンスキー大統領強調しました 明らかにしました 考えを示した
ブリンケン国務長官訴えました
マクロン大統領求めた

そもそも100件のニュース内ではウクライナ欧米側の主張は政府の発表する映像をそのまま使い、述語まで書かれていないケースが多かった。

で、結果は圧倒的にロシアに対して「主張」が使われていた。「ロシア側」である中国ロシアを利していると批判されてるトルコハンガリー記事も含めれば更に差は開いた。

言葉の使い方について音声メディアは影響力が大きい。特にマスメディアであるテレビはまだまだ強いので視聴者の中で「~は主張している」にはロシアとセットで否定的意味合いが上乗せされてることだろう。

使用するメディア側にはバイアスはなくてもテンプレ構文として繰り返される中で受け手には自然バイアスが生まれていき言葉再使用ブレーキがかかるようになる。

 *1 「国連総会が決議 ロシア人権理事会から追放”[2022/04/08 06:19]」記事から「米中国防相会談 中国アメリカけん制[2022/06/10 23:55]」記事まで。日本国会記事が2件ほどあったが排除した(その記事主語国民民主党)。

 *2 「主張して」「主張する」「主張を示した」「主張を行った」等、動詞として使われているケースのみチェックした。「主張が」「主張の」と名詞として使われているケースは除外した。

 *3 同記事に2つ以上「主張」が使われてる場合は同一主語でも全部カウントした。見出しに使われる「主語」はカウントしていない。

 *4 眠気に襲われながらの作業なので厳密でない。ダブルチェックも行っていない。

 *5 「ウクライナ 主張」で検索して出てきた記事100件についてであり、厳密に調べるには「主張」という言葉が使われていない記事でもウクライナ側にどんな述語が使われているかをチェックしなければいけない。

 

追記

一応テレ朝を選んだ動機として元増田の指摘に納得した上で「そういえばウクライナ報道ではロシア側に『主張』使われることが多い」と明確に感じていたので、最初NHKニュースサイトを調べてみたものの、こちらの増田https://anond.hatelabo.jp/20220611230611に書かれてる結果を見ればわかるように『主張』の主語ロシア10に対しウクライナ6とロシアのほうが多くはあるが自分感覚ほど差がない。なぜ感覚と結果が違ってるのか、よく考えたところ、そういえば俺、朝のニュースはだいたいテレ朝つけっぱなしじゃんって気付いてテレ朝を調べてみたらこの結果で感覚は正しかった次第。

2022-06-01

anond:20220601000620

ロシアへの経済制裁によって一番損害を受けるのは、クレムリン首脳部ではなく末端のロシア国民である話と似ている。

でもロシア国民「選挙」プーチン大統領を選んでいるわけだから自分達の指導者を選んだ責任は100%あると思うよ。

日本人だって2009年の政権交代によって、日米安保の破棄寸前まで自分達を追い込んだことの責任がある。

問題北朝鮮のような完全独裁制の国の国民だよ。

2022-05-23

戦争実体世代がいることが平和のために重要だというけど

戦争経験のある世代人間がいようといなかろうと、関係なく戦争は起きる気はするんだけど。

1941年12月の時点では、当時の日本政府中の人間のほぼ全員は「戦争実体世代」だったよね。

日清日露戦争から始まって第一次世界大戦干渉戦争と約10年~20年おきに戦争を繰り返していたのだから

しろ戦争経験がある方が、戦争を起こすハードルは低くなると思う。

プーチン大統領だってソ連時代アフガニスタン戦争経験している。

戦争実体世代最後の生き残りが、今ウクライナ戦争をやっているのだ。

戦後日本戦争に巻き込まれなかったのは、戦争実体験の世代がいたからではなく、日米安保在日米軍がいたから。

2022-05-15

プーチン大統領フィンランドにとっての安全保障上の脅威は存在せず、軍事的中立という伝統的な政策放棄するのは誤りだ」と批判

フィンランド大統領プーチンからこんなこと電話で言われたら絶対笑ってはいけないの状況やな

2022-05-14

プーチン大統領自分意思を貫きとおす見習うべき人間だと思った

ロシア自然火災過去最悪の勢い プーチン氏「根本的な問題だ」

https://www.asahi.com/articles/ASQ5G02R9Q5DUHBI03L.html?iref=comtop_7_01

 ロシアで春の訪れとともに森林などでの大規模な自然火災が発生し、焼失面積が増えている。過去最悪となった昨年を上回る勢いで、プーチン大統領が10日、政府会議対応を指示した。欧米ではウクライナ侵攻により、消火活動に軍を投入できないことが影響したとの見方もある。

 ロシア緊急事態省によると、年初からロシア全土で発生した自然火災は13万8千件以上に上る。50近い州などで特別態勢が敷かれ、シベリア管区のオムスク州とクラスノヤルスク地方では非常事態宣言された。

 クラスノヤルスク地方で7日発生した火事で8人が死亡したほか、4月下旬からシベリアウラルの両管区で計15人以上が死亡。住宅など約1300軒が焼失した。

ロシア軍、引き続く士気低下 「一部の将官命令拒否」と米国防総省

 ロシア林業庁のデータでは、自然火災による焼失面積は2018年に1540万ヘクタール、19年と20年にそれぞれ1650万ヘクタール以上と年々増え、21年は約1900ヘクタール過去最悪を記録した。中東シリアとほぼ同じ面積で、北海道の2倍以上の面積が焼失したことになる。

2022-05-03

anond:20220503085709

ググれ。

忍び寄る先制核使用の恐怖 プーチン大統領は本気なのか:時事ドットコム

ロシアの軍の中で論じられてきた先制核使用のドクトリン(基本原則)は二つある。一つは現にロシア戦争をやっていて、このままでは負けそうだというときに、ロシアにとって受け入れ可能な条件で停戦強要するというシナリオ

 この場合ターゲットは、政治的に受け入れ難い目標に対して1発と想定される場合が多いと思う。重要軍事拠点とか、重要産業施設だとか、人口密集地域かに対して1発だけ撃ち込んで、これ以上続けるととんでもないことになると。

 これは相当な犠牲を伴う。ただし、犠牲を最大化するのが目的ではなく、停戦強要目的なので、犠牲は出るが、ターゲットは絞ってやるという考え方だ。

もう一つ、ロシア軍事思想にある核使用の考え方は、今は勝っているが、そこに域外国が参戦してくると負けてしまう、軍事バランスが不利に傾いてしまうので、当該域外国の参戦をくじくための核使用を行う。これは損害を出さないように気を付けてやる。

 例えばその国の近くの海域上で核爆発を起こすとか、無人地帯でやる、あるいはごく少数の軍人しかいない軍事施設でやるとか。そういうことが想定されているようだ。

2022-04-28

プーチン大統領国連事務総長の机がデカすぎる

プーチン大統領国連事務総長会談した机がデカすぎる

あんなん距離だとお互いの声聞こえないし表情分からないんじゃ

20世紀世界観

プーチン大統領のこと思うと世界で幅を利かせてる老年期の方々は徹頭徹尾20世紀世界観なんだなと思う

2022-04-26

ロシアは「ミンスク合意2を守れ」としか言っていない

戦争を続けているプーチン大統領が何を考えているかからない、真意が読めないと言う人が多い。

プーチン大統領は2014年9月のミンスク合意、それに続くミンスク合意2の履行を求めているだけである

その内容を簡単に書いてみると

紛争地帯となっている東部地域からの双方の撤退

ウクライナ東部地域に幅広い自治権を認める「特別地位」を与える

プーチン大統領の言い分としては、ウクライナ側がミンスク合意1・2を守っていないから、軍事侵攻したと言っている。

2019年に就任したゼレンスキー大統領自身も、合意を守る気はないとはっきり言っているのである

ドンバス地域自治権を与えたら、次に何が起こるか明らかだからね。

ロシアウクライナミンスク合意1・2を守るように外交努力してみたが、ウクライナ拒否されたので、戦争という「外交手段」を行使しただけ。

そもそもロシアミンスク合意を本当に守る気があったのかは分からないけど(東部地域に展開しているロシア軍は撤退しなかった)。

先に軍事侵攻したのはロシアだが、戦争の引き金を引いたのはウクライナの方ではないのか。

2022-04-24

anond:20220424211227

DER SPIEGEL:キエフはそれをまったく求めていません。彼らは必死武器を求めているのです。何を恐れているのですか?

ショルツ:またしてもです。我々は武器供給していますし、多くの同盟国も同様に供給しています。これは恐怖の問題ではなく、政治的責任問題なのです。要求されているように飛行禁止区域を設定すれば、NATO戦争当事者となる。私は宣誓をしました。私は非常に早い段階で、NATO核保有国であるロシアのような高度に武装した超大国との直接的な軍事衝突を避けるために、あらゆる手段を講じなければならないと述べた。私は、第三次世界大戦につながるようなエスカレーションを防ぐために、できる限りのことをしています核戦争はありえません。

DER SPIEGEL:ドイツから戦車納入がこのような恐ろしい結果をもたらすと考える根拠は何でしょうか?

ショルツ:この状況について、私たち戦争当事者として認識される時点について読むことのできる教科書存在しません。本は日々書き直され、いくつかの教訓はまだ先にある。だからこそ、私たちは一つひとつステップを慎重に検討し、綿密に調整することがより重要なのです。NATO側のエスカレーションを避けることが、私の最優先事項です。だから世論調査数字に目を細めたり、声高に叫ぶことに苛立ったりはしない。間違いがあれば、その結果は劇的なものとなるでしょう。

DER SPIEGEL: ウラジーミル・プーチンとの会談電話での会話から、彼が核兵器使用するかもしれないという印象を受けましたか

ショルツ:ロシアは極度の困難に直面している。制裁措置ロシア経済に甚大な被害をもたらし、相次ぐ軍事的敗北はもはやどんな政府プロパガンダでもごまかすことはできない。協定が結ばれていない冷たい平和では、ロシア制裁体制から解放することはできない。プーチンは大きなプレッシャーさらされている。

DER SPIEGEL:戦車を届けたら、核攻撃の脅威がある--なぜ、ドイツ人にそのようにはっきり言わないのですか?

ショルツ:申し訳ありませんが、このような単純化では埒があかないのです。私は自分立場を貫く。私たちはあらゆることを慎重に検討し、常に再評価し、最も親しい同盟国と協議していく。ドイツ単独で行動することはない。

DER SPIEGEL:あなた世論調査は急落しています。これは、ウクライナでは人々が虐殺されているのに、ドイツではまだ書類に記入する必要があるという印象のせいでもあるのでしょうか?

ショルツ:あなた文章現実を反映しているという印象をお持ちですか?ヘルムート・シュミット氏が、チェコスロバキアハンガリー東ドイツ民主化運動戦車に押しつぶされたときの心境を語っていたのがとても印象的でした。ウクライナの人々を助けるために考えられる限りのことをする中で、自分自身の責任と向き合うという意味で、この会話は今の私を助けてくれています

DER SPIEGEL:あなたにとって、プーチンが越えてはならないレッドラインはあるのでしょうか?

ショルツ:私たちは、日々、原則現実比較検討しなければならない。しかし、原則のものが変わることはない。私たちは、ロシアウクライナに与えている恐ろしい苦しみに、可能な限りの手段を使って立ち向かっているのであって、大陸全体、ひょっとしたら世界中に計り知れない苦しみをもたらすような制御不能エスカレーションを引き起こすことはありません。

デア・シュピーゲル化学兵器使用は、あなたにとってレッドラインではないでしょう?

ショルツ:私はプーチン大統領に生物化学兵器使用しないよう警告した。他の人たちも、この重大な警告をプーチン大統領に発しています

デア・シュピーゲル:後で振り返って、こう言われることを恐れていないのですか。この殺戮を止めるためにもっと多くのことをすべきだったと。

ショルツ:自分の行動を後から見て、事件最中とは異なる判断を下すことが可能であると考えない人は、責任ある行動を取ることはできません。それでも、私は今行動しなければならない。このインタビューの中で述べた原則が、私の行動の指針となっています

DER SPIEGEL:現在の状況において、あなたの最も重要目標は何でしょうか?ウクライナはこの戦争に勝たなければならないのでしょうか。戦争はできるだけ早く終わらなければならないのでしょうか?それとも、ドイツ可能な限り戦争から免れなければならないのでしょうか?

ショルツ 停戦し、ロシア軍は撤退しなければならない。将来的にウクライナ自衛できるような和平協定を結ばなければならない。ウクライナ安全保証されるよう、我々は武装させる。そして、保証国として利用できるようにする。プーチンが長い間思い描いてきたような独裁的な平和はあり得ないのです。

DER SPIEGEL:和平合意はどのようなものになりそうですか。

ショルツ:和平合意の条件はウクライナ策定する。誰も代理人としてそれを行うことはできない。それは不適切だ。

★ ”DER SPIEGEL:戦車を届けたら、核攻撃の脅威がある(だからノラリクラリとしているのです)--なぜ、ドイツ人にそのようにはっきり言わないのですか?”というツッコミ

 

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