「カステラ」を含む日記 RSS

はてなキーワード: カステラとは

2021-03-22

anond:20210322123855

えっ、そうなの?オーブンレンジで1時間湯煎焼きにせよ、と書いてあったのでそうしたのです。だってクレームブリュレとかも1時間くらい蒸し焼きにするもん…。次の台湾カステラは45分くらいでやろうかなあと思っています

と、おもったけどよく考えたらあんまんの話かしら。

あんまんちゃん時間を計らずに20分くらい強めに蒸したのですけど、やっぱり長かったのかな。

パンだって15,6分で焼けるのに蒸しすぎだよね、そうだよね。そうなんだ。蒸しすぎなんだ。そうか。

パン作りたかったおじさんのレシピメモ

奥さんコストコで大量のディナーロールを買ってきたのでパンを焼けずにいるおじさんです。コストコディナーロールって安いしいつまでたってもそれなりに柔らかいし、あれはどうなっているんだろう。でも、そのままたべるのは悔しいので、フレンチトーストピザパンアレンジして食べてやった。やってやった。

メロンパンを焼いてやろうと思っていたのにパンが作れない週末、みなさんならどう過ごしたのかしら。

フレンチトーストについて。

いつも牛乳・卵・砂糖バニラエッセンスを混ぜた卵液を作って、そこにパンを漬して焼くのだけど、先に砂糖を溶かした牛乳に漬してから、そこによく溶いた卵を混ぜると良いと聞いたのでやってみた。

ぼくは違いが判らない男として生きていこうと思う。

台湾カステラ

土曜日、おくさんがドデデデデデデと音を立てながら階段をおりてきて、これを見ろ!とスマホの画面をぼくの顔に押し付け台湾カステラ」の存在を強く主張した。

ぼくは台湾カステラを知らなかったので、YouTube(べんりな動画サイトだよ!みんな使おう!)でどんなたべものか調べてみると、ふわふわぷるぷるしている。なるほど。

サラダ油 65g
ごま油 15g
薄力粉 100g
牛乳 100ml
卵 6個
砂糖 120g

作り方はシフォンケーキほとんど同じ。スクエア型で焼く。150℃で1時間湯煎焼きしたらちょっと焦げた。型から出したできあがりはふわふわぷるっぷるで笑ってしまった。

でも、砂糖120gってちょっとすごい量ですよ。そして大量の砂糖のわりに甘くないのでスルスル食べられてしま危険なたべものである。怖くてあまりたべられなかったけど、おくさんがモリモリ食べていた。フォアグラ農家の気分。あんまりカステラっぽい味がしないので、別のレシピを探してみたらサラダ油の代わりにバター使うものがあった。次はこれにしてみようと思います

あんまん

台湾カステラちょっと焦がしてしまったのでなにかやってやりたい気分の日曜日。いぜんに「強力粉イーストあるなら中華まん」というブクマをもらっていたので、ぼくは、あんまんを作った。蒸しあがったあんまんがものすごく黄色くて慄いたけど、こんなものなのかしら。ごま餡のかおりがすごくよかったので、蒸したてのをひとつたべて口の中をやけどした。8個蒸したけど、目を離したら奥さん子供が全部食べてた。ずるい。

薄力粉 150g
強力粉 50g
砂糖 20
イースト 3g
ベーキングパウダー 3g
サラダ油12g
ぬるま湯 120cc
こしあん100均あんこ2パックに、30gくらいの黒ゴマ適当ゴリゴリすって、ごま油をすこしだけ足す)

おまえはカレーパンマンなのか?とおもうくらい黄色かったので、何か間違えている気がする。

追記

>「Saint-Exupery サラダ油 65g ごま油 15g 薄力粉 100g 牛乳 100ml 卵 6個 砂糖 120g 一個で2500kcal超えとか怖いわぁ。」

こわくてカロリー計算しなかったのになんてことを。

焼き上げると、18cmスクエア型から4,5cmくらい縦にはみ出るくらい膨らむので、それなりに大きいです。そびえたつカステラの壁。プリンのような、甘く焼いた卵焼きのような、スフレのような……おいしいのだけど、出来上がりが完璧じゃないと「カロリー満足度」が下がるので難しい食べ物だと思う。プロが焼いたものを食べてみたい。

最近はやっているみたいなので、大都会に住んでいるシティボーイ、シティガールは是非食べてみてほしいなあと思います

カロリー満足度摂取カロリーにたいしてどれほどおいしかったのか計る指標値。カロリー高いけどすんごい美味しかたからまあ良しとしよう、という言い訳に使う。かりんとうはおいしいのでスコアが高い。おじさんは勝手造語を使う。でも、みんな同じような言葉をもっているよね?

2021-01-20

[]2021年1月19日火曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
001101040994.640
0110612029113.537
02929908107.729
03243317138.246.5
0491682186.9161
05102126212.628
06202340117.072
0760455075.843
0897677769.942
09112996789.034.5
102421789874.035
112042008398.439
122301560867.935
1312919585151.845
1415022903152.746.5
1514514542100.340
161401221087.242
1712712893101.554
181681577193.937
192041872391.837.5
201411368797.136
2113515859117.542
2213917087122.942
231751625492.939
1日296929620899.839

本日の急増単語 ()内の数字単語が含まれ記事

プペ(6), 西野(64), プペル(21), ロンブー淳(3), 相関係数(3), アマゾン川(3), プリセット(4), えんとつ町のプペル(4), TVer(3), 金山(3), ボジョレーヌーボー(3), パッサパサ(3), 受験生(12), 麻生(10), モラハラ(11), 詐欺師(6), エヴァ(7), デ(6), 題材(6), 履歴書(5), 非正規(10), 善(7), TV(13), 受験(18), 有る(9), 国語(8), ガス(7), 高卒(13), 鼻(24), 愚か(11), テスト(19), 飲食店(15), コロナ禍(13), 損(17), 寒い(15), 信者(15), 無限(12), 緊急事態宣言(13), 前者(12)

頻出トラックバック先 ()内の数字は被トラックバック件数

■俺たちはたぶん、キングコング西野氏的なものに勝てない話(追記) /20210119020747(30), ■家にテレビないっておかしいの? /20210118163259(27), ■14歳でないと起動しない設定を作ったのは何故か?という話←そうか? /20210119010410(24), ■コロナ自粛した方が損じゃん /20210118182447(22), ■婚活で知り合った彼氏モラハラでしょうか? /20210119101824(22), ■父がやってた訳の分からない会社を継いで大失敗した /20210119111122(20), ■今後、まんがタイムきらら日常系アニメを期待するのはやめろ /20210118213856(18), ■この受験生40代 /20210118203758(16), ■気持ちナイーブな人が家を買うときに気をつけたほうが良さそうなもの /20210119094033(13), ■西野亮廣の商売について解説します /20210119143401(11), ■ハリボ人生絶望して発狂しそう /20210118171059(11), ■『無職転生』はなろう系の元祖ではない /20210118194110(9), ■コンビニコーヒーの飲み方(フタ) /20210119102443(8), ■anond20210118133701 /20210119105646(8), ■anond20210118122521 /20210118133701(8), ■ロボットもの魔法少女ものって /20210116233743(7), ■観光って意味ないじゃん /20210119103216(7), ■ブリってあまりにも人間に食べられること第一に作られてないか? /20210118202647(7), ■なんで学歴とか役職によってできる仕事範囲が違うんだしょうかと高校生に問われて知り合いの回答が秀逸すぎる /20210118124705(7), ■モテなくて辛い /20210119232610(6), ■はてラボ人間性センター 1 /20210117134248(6), ■ベトナムに住んでるけど質問ある? /20210119004718(6), ■口の水分ぜんぶ持っていかれそうなパッサパサのカステラ /20210119015344(6), ■投資の一貫で転売してるんだが /20210119085140(6), ■初エロゲふたなり /20210119105952(6), ■西野をうまく批判できない。 /20210119133930(6), ■ /20210119140531(6), ■お前男だったら一切モテてないからな! /20210113090226(6)

2021-01-19

anond:20210119015344

カステラ屋さんにいくと(店舗で入ってるとかじゃない場合)端っこだけ詰めて売ってて。

時々買ってた。

カステラ食べたい…。誰か買ってきて

口の水分ぜんぶ持っていかれそうなパッサパサのカステラ

スーパーパン売り場の片隅で値引きシールを貼られているアレ。

カステラって名前だけどおそらくカステラ風味のパン

こんな時間に戸棚で見つけてしまった。自分じゃ絶対買わないヤツ。

とりあえず空腹を満たせれば何でもいいのでそれを一口かじる。

スカスカでパサパサ、最悪の食感。このままじゃ喉を通りそうにもない。

口に入れたまま冷蔵庫から牛乳を取り出し一口飲む。

口の中でパサパサのカステラがグングン牛乳を吸い込む。

それからゆっくり噛む。甘さが口いっぱいに広がる。あ、美味い。

さらに2,3回噛むように口を動かす。カステラは完全に牛乳の海に溶けて消えていく。

コップに残った牛乳で喉の奥に流し込む。……もう1個だけ食べたら寝ようかな。

2021-01-16

マイ・カステラ

カステラは少ない材料で家でも作れるんだよ

そりゃあ店で買った方が美味しい

でも作れば作るほどカステラは美味しくなる

いつかはお店の味に追いつくかもしれない

カステラ作りにはそんな期待と楽しみがある

いつか最高のカステラを作るんだ

anond:20210115211359

文明堂カステラ一番電話は2番3時のおやつ文明堂~🐰ってのがあったよ。

7つ年上のお姉さま美人)が推してる、福砂屋さんのオランダケーキも魅力的。

長崎屋さんとか、とにかくどこのカステラしっとりしているカステラはオイシイ

ふわっとぼよんと甘くてザラメの処が強烈で、食べ応えがあるよね。

anond:20210115213840

2021年になって複雑なのはお菓子とか食品全般レベルが上がりすぎて、

かつてのごちそうが平凡な存在になってしまたことだ。

お手軽に食べられるのはいいけど、かつてたまにしか喰えなかったカステラだのティラミスだのが全国どこのコンビニでも数百円で買えてしまう。

こどものころカステラを頬張って砂糖がジャリっとした気持ち良い記憶が、安い日常に上書きされてしまう。

2021-01-15

50代のはてなぁに聞きたい

カステラって今で言うとどのくらい流行ってたん

今で言わなくてもいいや、00年代以降で言うと。

ソロトモフスキーしか知らないんだけど今だに「元カステラの〜」て言われてるけど90年半ば以降に音楽を聴き始めた人間には想像がつかない。

2021-01-10

横浜市絶望したみんな!長崎においで!とかいツイート見かけたけど

あんなクソ田舎誰が行くんだろう

カステラは美味いが東京出たり最悪横浜にも来てくれるからなあ

2020-12-18

無限に広がる建造物が出てくる話が読みたい

バベル図書館

アルゼンチンの有名作家ボルヘスさんの短編

この世に存在しうる全ての本が収められた、無限(?)に広がる図書館世界舞台舞台つっても特になにが起きるわけでもなく、基本的世界観の説明に終始する。たしか本棚がある六角形の部屋が無限に連なってるんだけど、その間に食事や排泄のための小さなスペースがある的な描写があり結構心をくすぐられた。

四畳半神話大系

アニメ化もされた森見登美彦さんの作品

主人公大学生が暮らす四畳半の部屋が無限に連なる四畳半宇宙、みたいなものが出てくる。それぞれの部屋はひとつパラレルワールド対応していて、置いてあるものなんかがちょっとずつ違っている。迷い込んだ主人公が出られなくなって長い時間を過ごすことになり、多くの部屋に共通して置いてある土産物カステラ主食としてなんとか食い繋ぐという展開がかなりグッときた。

横浜駅SF

ネット発のSF

AIナノマシン?が暴走し、無限自己増殖を続けた結果日本全土を覆うに至った横浜駅冒険するという冗談みたいなスジの話。高低差があるところにはエスカレーターができるとか、そういう細かい設定がかなりいい感じだった。SUICA非所持者を追い出す自動改札ロボット、という設定は話を進めるために必要だったんだろうけど、個人的な好みとしては無限に広がる建造物の中に脅威はないほうが好きだな。

SCP-3008

ネット発の創作怪談サイトのいち投稿

無限に広がるIKEAに迷い込んだある青年冒険記のようなものがメイン。でかいモールに行ったときの「なんでもあるな、もう住めるじゃん!」という気持ちを膨らませたっぽい感じで、無人レストラン食事をして夜は寝具コーナーで寝る、みたいな暮らしはかなりグッとくるものがある。でもこれにも店員と呼ばれる謎のバケモンがいるのがネックだな。いないとドラマ性出ないんだけども!

これのいいところはそれなりに住人がいてコミュニティができあがってることで、Exchangeコーナー周辺にできた"町"がそのままエクスチェンジと呼ばれている、みたいな設定は胸踊る。

 

かになんかない?

Blame!

かなりそれっぽい!読んでみる!ありがとう!!

少女終末旅行

言われてみればそうだった!でもあれ1フロア天井が高すぎてあんまし建物内って感じがせんくない?いいんだけども

ホームメイロ

食い物とかが中で自給自足できる感じであって欲しい(わがまま)

ーー

めっちゃ集まっとるやんけ!はてなやってて良かった……ありがとうありがとう

2020-12-05

萌え絵アニメーションに向いてないという勘違い


巷で話題萌えアニメオタク害悪だと主張する記事を読んだ感想である


私は萌えアニメからいわゆる硬派と呼ばれるアニメまで広く嗜む、アニメ視聴歴20年くらいのしがないアラサー男だ。

ジャンプサンデーと言ったお馴染みの週刊誌で人気の原作アニメが、テレ東ゴールデンタイム毎日のように放送されていた頃に、箸で摘んだ夕食のコロッケテーブルの上に落としブラウン管にかじりつく少年期を過ごし、最近新刊が発売された『涼宮ハルヒの憂鬱』をきっかけにいわゆる深夜アニメ世界に足を踏み入れて、今日に至ると言った経歴(他に言葉が思いつかなかった)を持っている。

視聴作品数は、履歴書に書けば人間性理由採用確率が30%減になるくらいあっただろうか。と言っても熱中度でいえば大したモノではなく、どんなに気に入った作品でも円盤を買ったり、グッズ等を買う程度だった。興奮が抑えられず感想ブログに載せたり、二次創作に勤しんだりするくらいならニコニコ動画で他の作品の視聴課金をし始めるくらいには職人気質は持ち合わせておらず、人によってはカステラ茶色の表皮だけをすくって人工甘味料(無いかも)の鋭く刺すような舌触りだけで満足するような、奇怪な楽しみかたをダラダラ続けていただけに見えるかもしれない。

そんな人間がひさしぶりに取れた休日の暇潰しに書いた文章だ。

簡潔に何が言いたいのか知りたい方は、途中全く大したこと書いてないので、最後だけを読んでほしい。

以降は今の俺以上に暇だと宣言できる、大変人間強度に優れた人だけが読み進めて欲しい。


主に作品ごとのアニメーションが持つ性質役割の違いについて横道に外れながら綴っていきたいと思う。

過去に色々な作品を目にしてきている者ならばご理解いただけると思うが、「好きなアニメは? どういうところが好きなの?」と質問を受けたとき、瞬時に心動かされた場面(シーン)が頭の中を駆け巡り、「さてどれから話せばよいものか……」と、全身が幾分高揚している自分がいることに気づくだろう。

それらはキャラクタたちと共にストーリーを辿ることで得られた感覚につけられた名前のようなものだと私は考える。そしてそれらは言葉では表せないが、私たちに中で一種の『共通言語』的な役割を担い、機能しているのだ。


例えば以下のシーンを目を瞑って思い浮かべてもらいたい。


『氷属性もつ冷徹残忍な魔女が、手に持った杖を振るった。その瞬間空間四方から無数の鋭利な菱形をした氷の刃が出現し、彼女の透明感のある艶やかな唇で結ばれる「さようなら」の言葉を合図に一斉に襲いかかってきた』


数々の映像作品を見たことがある人なら、無の空間からパキパキと音を立てながら蒼白い形作られ、魔女の妖艶な笑顔が映った次の瞬間に鋭い氷の塊が視界の中心に集まってくる2、3カットくらいの映像が容易に頭の中に流れたことだろう。

これは性格によるのかもしれないが、私は基本的には物語の進行上は「それ」でOKと考えるのだ。

「それ」とは、視聴者の頭の中で出来上がった薄ぼんやりとした2、3カットのことであり、重要なのは「それ」を我々視聴者に想起させ、作品を補完させることだと考えている。

例えば先のシーンで「魔女がどんな容姿でどんな服装服をまとい、どんな体勢なのか」とか、「魔女と言うくらいなら箒に乗っているのか」とか、「どんな服を身に纏っていたのか」とか、「どれくらい勢いで杖を振ったのか、杖の先はどこを向いているのか」とか、「氷の軌道は直線的なのか最初に外側に弧を描くなどトリッキーな動きをしているのか、時間差のある多段階攻撃なのか」などの質問されたら、スラスラと答えられるだろうか。(……私だけができないのなら怖い。ショックのあまり寝込む)

おそらくだが「いやそんな細かいところまでは……」のレベルの話だと思っている。多分これができる人はきっと絵が上手いはずだ。私は私を含め絵がど下手くその人がこの世にいることを知っている。

ぶちゃけた話、そこの解像度が高くなくても我々には多分『伝わってる』のである

しろ、それでどれくらい負傷するのかとか、実力差はどれくらいなのか、どうやって勝つのか負けるのかなどの次の展開に興味が移っていないだろうか。さらに言えば、この魔女性格はどんな感じなのか? 冷徹なのだから口調は厳しいのかとか、魔女主人公のこと気に入ったりするのか、追々仲間になる展開なのか、と言った、キャラクタの心情の移り変わる様子すら、この段階で期待してそれを軸に妄想を膨らませる人もいるだろう。

さらにここに、


『氷の魔女と呼ばれる彼女は、実は地球に住む人間の種を手に入れようと狙ってやってきた宇宙人であった。侵略活動やすいよう周りの空気自分たちの住む星の大気温度まで下げるため、彼女腰掛けているステンレス製の巨大三角から温度を奪う冷気的な何かを放出していて、空気中の水蒸気が氷結してできた塊を利用し相手冷凍保存しようとしている』


と言ったストーリーの上欠かせない設定が加わった瞬間、魔女攻撃の一連の動きがどれくらい迫力があるのかよりも、物語の展開的な動きの方が気になってこないだろうか。アニメーション上の緻密な動作よりも、ギャグ調を出すためにSDキャラデザや画面効果といった要素の方が卓越してきそうなモノである


要はその作品がどんなジャンルでどんなテーマなのか、その中でアニメーションをどう位置付けているかで、表現千差万別の答えを持っていると考えている。立体的な動きとか力の伝わり方を見て取れるようなリアリティを重視するよりも、もっと感情移入して欲しいかキャラクタの魅力を全面に出す方針があるのであれば、背景のモブと呼ばれる方々まで生き生きと動いていればその画面の映え様に感動するけど、そこに力入れるなら止め絵でも良いかキャラ造形やカラーグラデーションに力が入ってて欲しいよねって意見も当然あると思う。

この時萌え絵かどうかはあんまり本質的問題ではなくて、視聴者各々の共通言語とどれほどマッチしていて違和感あるかないかの話に過ぎないと考える。

これより先は趣味指向トレンドしか言えない領域突入してしまう気がしてならない。そこは表現の自由が担保されている以上、善悪判断軸が及ばない空間である

もしそれに対して「過去多くの作品萌え絵が使われていて、時間をかけて大衆になじんでしまたことで不当にも市民権的なモノを得てしまたからだ!」などと主張してしまっては、もはや時代(トレンド)に対する憎悪しかなく、いつまでも見えない相手との戦いを余儀なくされることになるだろう。

キャラ造形に対する文句ほど不毛なことはない。


ひと昔前にギャルゲー原作としたアニメが多く生み出される時期があった。のちにラノベ原作アニメが多く輩出される時代が訪れることになるのだが、当時としてはニコニコ動画を始めとした他メディアで取り沙汰され、言わば萌えアニメの本流とも言える地位を築いていたと思う。

ではそのどれもが、彼がいうところの『強度』なるものを有してたかというと、……なんとも言えないところはあるかも知れない。

当然のことだが何千枚という数の原画に対して、その全て原作独特の繊細な塗りを再現するのは時間的にも経済的にも叶わず立ち絵差分とスチルと効果のみで表現されていた絵に対して、話の展開にマッチするようにかつゼロから動きを盛り込むのはやはり至難の技のようで、結果的作品の持つ強みを生かしきれないまま終わってしまったものが多くあった印象がある。

その原因は、アニメ萌え絵が向いていないというよりは、テキスト……特にキャラクタの心情面に比重が大きい作品は、初めからアニメーションを十二分に活かせるだけの舞台比較的狭いように思える。キャラクタ同士のウィットに富んだ掛け合いを楽しむだけなら、それこそゲームのように会話と場面移動、要所要所で叙情性の窺える背景描写カットの繰り返しで事足りてしまい、ともすれば動作は間を持たせるためのツールになってしま可能性すらあるのだ。身もふたもない話だが。

まりなんとも言えない感じになるのは萌え絵のせいではなく、作品のコンセプトにいかアニメーションを上手絡めることができるかによるのだ。そしてそれは当然、作品ジャンルアクション主体なのかコメディ主体なのかリアル恋愛主体となるのかでアニメーションの寄与度の上限が決まってくるので、表現手法の一つである「動き」単体で評価した時、ジャンルによる偏りがどうしても出てしまうモノなのだ。画面映えする動きがなくても『十二人の怒れる男』(実写映画だけど)のような名作は生まれる。

実際のギャルゲー原作作品には、画面映えを飽きさせないようなさまざまなアイデアが盛り込まれていたけど、いよいよ話の筋から外れてしまうから割愛したい。


画面を縦横無尽に駆け巡るアニメーションは、突き詰めればただの動きであり、結局は表現手法の一つでしかなく、ストーリーとの直接的な関係がなければ、ストーリーへの直接的に干渉することはできない別レイヤー存在にすぎないとも言える。

絵コンテ等の段階でスクリーン上の動きに込めた意図に気づける目の肥えた人にとっては、「動かし屋さん」の実力が垣間見れる瞬間であり、味の決め手のような作品価値を決定づける重要ポイントなのかも知れない。

だがストーリーの展開に目が向いてしまう人々にとっては「面白い動きだな、他作品ではあんまり見ないカットを入れてるな」くらいに止まっていて、やっぱりキャラ同士の会話やその時に垣間見れる感情自分リーチできるかどうかに関心が向いてしまものだ。

昨日NHKの某番組で紹介されていたが、殆ど人間は1秒間に4,5枚の絵しか見れないらしい。一枚絵のカットの切り替え表現の繰り返しは、程度にもよるのだろうが、予算工程など諸々の事情を鑑みた時、大変妥当表現だと個人的には思う。

昨今のは様々な形が出てきたとはいえ、まだまだ異世界生モノアニメブームが続いているように見える。

少ないリソースで最大効果を期待する戦略としては非常に合理的だと思っている。

ストーリー上の役割が小さい場面では「異世界生モノあるある」やその根底にある「子供の頃に慣れ親しんだRPGの思い出」という共通言語を利用して絞り、作品オリジナルの強みにピボットを置き部分的に「動き」のリソースを割くことで相対的な画面と展開のギャップを生み出し、差別化と人気を獲得するにあたり大変都合が良いのかなと思っている。

この潮流について個人的にどうと言うつもりはない。むしろ当然の流れだと思う。個人的には長らく続いてきた「高校生部活青春ドラマ」がようやく落ち着いてきて、代わりに台頭してきたくらいの感覚だ。時代とともに変遷する価値観や需要を端的に示していると思ってる。


ところで『リトルウィッチアカデミア』というアニメ作品をご存知だろうか。

2017年に株式会社トリガーから出されたオリジナル作品で、ヒロイン少女アッコが憧れの魔女シャイニィシャリオにのようになろうと魔法学校入学し、仲間達と共に成長を遂げていくというお話である。当時OP映像を見てその作り込まれ世界観引き込まれ、全話リアルタイムで追っていた。

ご存知の通りトリガーといえば他にも『キルラキル』や『SSSS.GRIDMAN』を始めとする数々の名作アニメを世に生み出した有名なアニメ製作会社だ。

社名に違わず弾丸が飛び交うような激しいアクションシーンが特徴的で、およそ10年にわたり多くのアニメファンを魅了し続けてきた。

何の因果か、つい先日株式会社トリガーが手がけるのアニメオリジナル放送前となる『リトルウィッチアカデミア』の短編映画原画制作する新人アニメーターたちの様子を追ったドキュメンタリー動画を、失礼ながらもしゃちく☆まっしぐらしていたリアタイ当時の自分の状況と重ねながら観ていた。

今回この拙文を書こうと思ったのも、その動画を触れたあとの余韻がそうさせたのだと思う。

動画の内容が気になった方は各人で確認してもらいたい。

端的に言うと、彼らが手がける他作品と一線を画す豪快な「動き」に込められた感動を生み出すもののの正体はアニメーターたちの寿命のものだ。

そこまで心血注がなくたって、既に共通言語を獲得している我々にはその半分以下の動きであったとしてもおそらく『伝わっている』のである。だが彼らはそんな事眼中にはなさそうだ。彼ら自身が観たいものを描いているだけなのだろう。シャイニィシャリオクルクルと回りながら杖を振り動物たちの花火魔法を出すまでのたった数秒の「動き」に、何週間も終わりの見えない苦悩を重ね続けるなんて、それこそ描くこと動かすことが大大大好きでもなければやれるはずがない。私のような観ているだけの人間には理解できない世界がそこにはあった。

間違いなく時代トレンド関係なく後世に伝わってほしい作品の一つだし、アニメ好きの私は一つでも多くそう言った作品が世に出てくることを願ってやまないものの一人ではある。

だがそれがアニメの全てだとかあるべき姿だとかそういう指向性に囚われるような話でもないと思う。

だが、予算制作期間と人員の消耗等のあらゆるのリスクを考えるのであれば、それらアニメーターの生命と血が滴る作品を世に出すことは、何十人何百人の人生をかけた大勝負であり、そんなものを定期的に見せておくれよなんて烏滸がましいことを言えるほど私は偉い人間ではない。

製作陣の戦いの姿の一端を見ただけで、シャリオが振う杖の軌跡一つとっても、数年に一度しか拝めない奇跡の奇蹟と言われても納得できるし、胸の内から熱く込み上げてくるものを心地よく感じることができる。


コロナの影響ですっかり荒廃しきった今の時代、人との関わりがすっかり乏しくなってしまった(俺だけかもしれないけど)独身を生きる俺に、自然と「頑張って作ってくれてありがとう」の気持ちと、明日を頑張れる活力を授けてくれた魔法だった。

もっと色々な魔法を、『傑作』を見てみたい! その想いの強さが故にアニメ業界の現状に、文句の声の一つくらい出してみたい気持ちもわかる。

けれど、

あの世界は、我々視聴者同士が視聴者層の絵の嗜好がどうとかで文句を言い合っているレベルで語れるのものではないのだと私は思う。

私が円盤や関連グッズを購入すると言った金銭的な応援以外にできることは、アニメーターの方々が1秒でも長くアニメを大大大好きでいていただきたいと願うだけである


気づきの通り最後の2文が言いたかっただけだ。

最後まで読んでいただいた方は、こんな拙文にお時間取らせてしま申し訳ない。

良いアニメライフを。

萌え絵アニメーションに向いてないという勘違い

巷で話題萌えアニメオタク害悪だと主張する記事を読んだ感想である

私は萌えアニメからいわゆる硬派と呼ばれるアニメまで広く嗜む、アニメ視聴歴20年くらいのしがないアラサー男だ。

ジャンプサンデーと言ったお馴染みの週刊誌で人気の原作アニメが、テレ東ゴールデンタイム毎日のように放送されていた頃に、箸で摘んだ夕食のコロッケテーブルの上に落としブラウン管にかじりつく少年期を過ごし、最近新刊が発売された『涼宮ハルヒの憂鬱』をきっかけにいわゆる深夜アニメ世界に足を踏み入れて、今日に至ると言った経歴(他に言葉が思いつかなかった)を持っている。

視聴作品数は、履歴書に書けば人間性理由採用確率が30%減になるくらいあっただろうか。と言っても熱中度でいえば大したモノではなく、どんなに気に入った作品でも円盤を買ったり、グッズ等を買う程度だった。興奮が抑えられず感想ブログに載せたり、二次創作に勤しんだりするくらいならニコニコ動画で他の作品の視聴課金をし始めるくらいには職人気質は持ち合わせておらず、人によってはカステラ茶色の表皮だけをすくって人工甘味料(無いかも)の鋭く刺すような舌触りだけで満足するような、奇怪な楽しみかたをダラダラ続けていただけに見えるかもしれない。

そんな人間がひさしぶりに取れた休日の暇潰しに書いた文章だ。

簡潔に何が言いたいのか知りたい方は、途中全く大したこと書いてないので、最後だけを読んでほしい。

以降は今の俺以上に暇だと宣言できる、大変人間強度に優れた人だけが読み進めて欲しい。

主に作品ごとのアニメーションが持つ性質役割の違いについて横道に外れながら綴っていきたいと思う。

過去に色々な作品を目にしてきている者ならばご理解いただけると思うが、「好きなアニメは? どういうところが好きなの?」と質問を受けたとき、瞬時に心動かされた場面(シーン)が頭の中を駆け巡り、「さてどれから話せばよいものか……」と、全身が幾分高揚している自分がいることに気づくだろう。

それらはキャラクタたちと共にストーリーを辿ることで得られた感覚につけられた名前のようなものだと私は考える。そしてそれらは言葉では表せないが、私たちに中で一種の『共通言語』的な役割を担い、機能しているのだ。

アニメーション、画面上の動きの一つに、こうした共通言語や構図の時間的変化から読み取れる言語で感じて欲しい叙情性に補完を入れたいのか。

例えば以下のシーンを目を瞑って思い浮かべてもらいたい。

『氷属性もつ冷徹残忍な魔女が、手に持った杖を振るった。その瞬間空間四方から無数の鋭利な菱形をした氷の刃が出現し、彼女の透明感のある艶やかな唇で結ばれる「さようなら」の言葉を合図に一斉に襲いかかってきた』

数々の映像作品を見たことがある人なら、無の空間からパキパキと音を立てながら蒼白い形作られ、魔女の妖艶な笑顔が映った次の瞬間に鋭い氷の塊が視界の中心に集まってくる2、3カットくらいの映像が容易に頭の中に流れたことだろう。

これは性格によるのかもしれないが、私は基本的には物語の進行上は「それ」でOKと考えるのだ。

「それ」とは、視聴者の頭の中で出来上がった薄ぼんやりとした2、3カットのことであり、重要なのは「それ」を我々視聴者に想起させ、作品を補完させることだと考えている。

例えば先のシーンで「魔女がどんな容姿でどんな服装服をまとい、どんな体勢なのか」とか、「魔女と言うくらいなら箒に乗っているのか」とか、「どんな服を身に纏っていたのか」とか、「どれくらい勢いで杖を振ったのか、杖の先はどこを向いているのか」とか、「氷の軌道は直線的なのか最初に外側に弧を描くなどトリッキーな動きをしているのか、時間差のある多段階攻撃なのか」などの質問されたら、スラスラと答えられるだろうか。(……私だけができないのなら怖い。ショックのあまり寝込む)

おそらくだが「いやそんな細かいところまでは……」のレベルの話だと思っている。多分これができる人はきっと絵が上手いはずだ。私は私を含め絵がど下手くその人がこの世にいることを知っている。

ぶちゃけた話、そこの解像度が高くなくても我々には多分『伝わってる』のである

しろ、それでどれくらい負傷するのかとか、実力差はどれくらいなのか、どうやって勝つのか負けるのかなどの次の展開に興味が移っていないだろうか。さらに言えば、この魔女性格はどんな感じなのか? 冷徹なのだから口調は厳しいのかとか、魔女主人公のこと気に入ったりするのか、追々仲間になる展開なのか、と言った、キャラクタの心情の移り変わる様子すら、この段階で期待してそれを軸に妄想を膨らませる人もいるだろう。

さらにここに、

『氷の魔女と呼ばれる彼女は、実は地球に住む人間の種を手に入れようと狙ってやってきた宇宙人であった。侵略活動やすいよう周りの空気自分たちの住む星の大気温度まで下げるため、彼女腰掛けているステンレス製の巨大三角から温度を奪う冷気的な何かを放出していて、空気中の水蒸気が氷結してできた塊を利用し相手冷凍保存しようとしている』

と言ったストーリーの上欠かせない設定が加わった瞬間、魔女攻撃の一連の動きがどれくらい迫力があるのかよりも、物語の展開的な動きの方が気になってこないだろうか。アニメーション上の緻密な動作よりも、ギャグ調を出すためにSDキャラデザや画面効果といった要素の方が卓越してきそうなモノである

要はその作品がどんなジャンルでどんなテーマなのか、その中でアニメーションをどう位置付けているかで、表現千差万別の答えを持っていると考えている。立体的な動きとか力の伝わり方を見て取れるようなリアリティを重視するよりも、もっと感情移入して欲しいかキャラクタの魅力を全面に出す方針があるのであれば、背景のモブと呼ばれる方々まで生き生きと動いていればその画面の映え様に感動するけど、そこに力入れるなら止め絵でも良いかキャラ造形やカラーグラデーションに力が入ってて欲しいよねって意見も当然あると思う。

この時萌え絵かどうかはあんまり本質的問題ではなくて、視聴者各々の共通言語とどれほどマッチしていて違和感あるかないかの話に過ぎないと考える。

これより先は趣味指向トレンドしか言えない領域突入してしまう気がしてならない。そこは表現の自由が担保されている以上、善悪判断軸が及ばない空間である

もしそれに対して「過去多くの作品萌え絵が使われていて、時間をかけて大衆になじんでしまたことで不当にも市民権的なモノを得てしまたからだ!」などと主張してしまっては、もはや時代(トレンド)に対する憎悪しかなく、いつまでも見えない相手との戦いを余儀なくされることになるだろう。

キャラ造形に対する文句ほど不毛なことはない。

ひと昔前にギャルゲー原作としたアニメが多く生み出される時期があった。のちにラノベ原作アニメが多く輩出される時代が訪れることになるのだが、当時としてはニコニコ動画を始めとした他メディアで取り沙汰され、言わば萌えアニメの本流とも言える地位を築いていたと思う。

ではそのどれもが、彼がいうところの『強度』なるものを有してたかというと、……なんとも言えないところはあるかも知れない。

当然のことだが何千枚という数の原画に対して、その全て原作独特の繊細な塗りを再現するのは時間的にも経済的にも叶わず立ち絵差分とスチルと効果のみで表現されていた絵に対して、話の展開にマッチするようにかつゼロから動きを盛り込むのはやはり至難の技のようで、結果的作品の持つ強みを生かしきれないまま終わってしまったものが多くあった印象がある。

その原因は、アニメ萌え絵が向いていないというよりは、テキスト……特にキャラクタの心情面に比重が大きい作品は、初めからアニメーションを十二分に活かせるだけの舞台比較的狭いように思える。キャラクタ同士のウィットに富んだ掛け合いを楽しむだけなら、それこそゲームのように会話と場面移動、要所要所で叙情性の窺える背景描写カットの繰り返しで事足りてしまい、ともすれば動作は間を持たせるためのツールになってしま可能性すらあるのだ。身もふたもない話だが。

まりなんとも言えない感じになるのは萌え絵のせいではなく、作品のコンセプトにいかアニメーションを上手絡めることができるかによるのだ。そしてそれは当然、作品ジャンルアクション主体なのかコメディ主体なのかリアル恋愛主体となるのかでアニメーションの寄与度の上限が決まってくるので、表現手法の一つである「動き」単体で評価した時、ジャンルによる偏りがどうしても出てしまうモノなのだ。画面映えする動きがなくても『十二人の怒れる男』(実写映画だけど)のような名作は生まれる。

実際のギャルゲー原作作品には、画面映えを飽きさせないようなさまざまなアイデアが盛り込まれていたけど、いよいよ話の筋から外れてしまうから割愛したい。

画面を縦横無尽に駆け巡るアニメーションは、突き詰めればただの動きであり、結局は表現手法の一つでしかなく、ストーリーとの直接的な関係がなければ、ストーリーへの直接的に干渉することはできない別レイヤー存在にすぎないとも言える。

絵コンテ等の段階でスクリーン上の動きに込めた意図に気づける目の肥えた人にとっては、「動かし屋さん」の実力が垣間見れる瞬間であり、味の決め手のような作品価値を決定づける重要ポイントなのかも知れない。

だがストーリーの展開に目が向いてしまう人々にとっては「面白い動きだな、他作品ではあんまり見ないカットを入れてるな」くらいに止まっていて、やっぱりキャラ同士の会話やその時に垣間見れる感情自分リーチできるかどうかに関心が向いてしまものだ。

昨日NHKの某番組で紹介されていたが、殆ど人間は1秒間に4,5枚の絵しか見れないらしい。一枚絵のカットの切り替え表現の繰り返しは、程度にもよるのだろうが、予算工程など諸々の事情を鑑みた時、大変妥当表現だと個人的には思う。

昨今のは様々な形が出てきたとはいえ、まだまだ異世界生モノアニメブームが続いているように見える。

少ないリソースで最大効果を期待する戦略としては非常に合理的だと思っている。

ストーリー上の役割が小さい場面では「異世界生モノあるある」やその根底にある「子供の頃に慣れ親しんだRPGの思い出」という共通言語を利用して絞り、作品オリジナルの強みにピボットを置き部分的に「動き」のリソースを割くことで相対的な画面と展開のギャップを生み出し、差別化と人気を獲得するにあたり大変都合が良いのかなと思っている。

この潮流について個人的にどうと言うつもりはない。むしろ当然の流れだと思う。個人的には長らく続いてきた「高校生部活青春ドラマ」がようやく落ち着いてきて、代わりに台頭してきたくらいの感覚だ。時代とともに変遷する価値観や需要を端的に示していると思ってる。

ところで『リトルウィッチアカデミア』というアニメ作品をご存知だろうか。

2017年に株式会社トリガーから出されたオリジナル作品で、ヒロイン少女アッコが憧れの魔女シャイニィシャリオにのようになろうと魔法学校入学し、仲間達と共に成長を遂げていくというお話である。当時OP映像を見てその作り込まれ世界観引き込まれ、全話リアルタイムで追っていた。

ご存知の通りトリガーといえば他にも『キルラキル』や『SSSS.GRIDMAN』を始めとする数々の名作アニメを世に生み出した有名なアニメ製作会社だ。

社名に違わず弾丸が飛び交うような激しいアクションシーンが特徴的で、およそ10年にわたり多くのアニメファンを魅了し続けてきた。

何の因果か、つい先日株式会社トリガーが手がけるのアニメオリジナル放送前となる『リトルウィッチアカデミア』の短編映画原画制作する新人アニメーターたちの様子を追ったドキュメンタリー動画を、失礼ながらもしゃちく☆まっしぐらしていたリアタイ当時の自分の状況と重ねながら観ていた。

今回この拙文を書こうと思ったのも、その動画を触れたあとの余韻がそうさせたのだと思う。

動画の内容が気になった方は各人で確認してもらいたい。

端的に言うと、彼らが手がける他作品と一線を画す豪快な「動き」に込められた感動を生み出すもののの正体はアニメーターたちの寿命のものだ。

そこまで心血注がなくたって、既に共通言語を獲得している我々にはその半分以下の動きであったとしてもおそらく『伝わっている』のである。だが彼らはそんな事眼中にはなさそうだ。彼ら自身が観たいものを描いているだけなのだろう。シャイニィシャリオクルクルと回りながら杖を振り動物たちの花火魔法を出すまでのたった数秒の「動き」に、何週間も終わりの見えない苦悩を重ね続けるなんて、それこそ描くこと動かすことが大大大好きでもなければやれるはずがない。私のような観ているだけの人間には理解できない世界がそこにはあった。

間違いなく時代トレンド関係なく後世に伝わってほしい作品の一つだし、アニメ好きの私は一つでも多くそう言った作品が世に出てくることを願ってやまないものの一人ではある。

だがそれがアニメの全てだとかあるべき姿だとかそういう指向性に囚われるような話でもないと思う。

だが、予算制作期間と人員の消耗等のあらゆるのリスクを考えるのであれば、それらアニメーターの生命と血が滴る作品を世に出すことは、何十人何百人の人生をかけた大勝負であり、そんなものを定期的に見せておくれよなんて烏滸がましいことを言えるほど私は偉い人間ではない。

製作陣の戦いの姿の一端を見ただけで、シャリオが振う杖の軌跡一つとっても、数年に一度しか拝めない奇跡の奇蹟と言われても納得できるし、胸の内から熱く込み上げてくるものを心地よく感じることができる。

コロナの影響ですっかり荒廃しきった今の時代、人との関わりがすっかり乏しくなってしまった(俺だけかもしれないけど)独身を生きる俺に、自然と「頑張って作ってくれてありがとう」の気持ちと、明日を頑張れる活力を授けてくれた魔法だった。

もっと色々な魔法を、『傑作』を見てみたい! その想いの強さが故にアニメ業界の現状に、文句の声の一つくらい出してみたい気持ちもわかる。

けれど、

あの世界は、我々視聴者同士が視聴者層の絵の嗜好がどうとかで文句を言い合っているレベルで語れるのものではないのだと私は思う。

私が円盤や関連グッズを購入すると言った金銭的な応援以外にできることは、アニメーターの方々が1秒でも長くアニメを大大大好きでいていただきたいと願うだけである

気づきの通り最後の2文が言いたかっただけだ。

最後まで読んでいただいた方は、こんな拙文にお時間取らせてしま申し訳ない。

良いアニメライフを。

2020-11-02

できる事、できない事、やりたい事

今更ながらステイホームに感化され、料理をするようになった。

と言っても学生時代家庭科でやったぐらいの経験しかない私は、料理の上手い友人Aに聞きながら日々精進している。

Aから簡単料理を教わったりするのだが、料理上手な奴の簡単料理できない奴の簡単は天と地ほどの差があることに気付いた。

そもそも、誰の家にも本みりんがあると思うな!

料理酒なければ日本酒でもいいよ、次はごま油入れてね。

どっちもないわ!料理しない女の家に、そんなものは無い!!!

スパイスって何がある?

塩と胡椒以外にあると思ってんのか!?

我が家調味料は塩、胡椒醤油!以上だ!!!

オリーブオイルがあるだけでも褒めてくれ!!!

もはや買った方が美味しく手軽で安いのではと言う真理に辿り着きそう。

Aは、安い物を大量に買って、それを一気に調理や下処理して冷凍した方が安上がりだと言う。

ははーん、さてはお前、下処理は難しい料理だとは思ってないな?

魚すらまともに捌けない私が、丁寧な下処理ができるとでも?

こちとら、ぐりとぐらに出てくるカステラが食べたーい!と思って料理して、パンケーキを爆発させた女だぞ?

お前にとっては片手間で出来るような作業かもしれないが、私にとっては針に糸を通すよりも難しい。

でもやらないと慣れないし、いつまでたってもできないままだからと一応頑張ってる。

あと最近知ったんだけど、本みりんって分類は酒なんだね。

消費税10%は厳しいなぁ。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん