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2019-07-12

anond:20190712010921

なんか吉牛ヲタって二言目には松屋をけなすよなあ

間抜けな音って何だよ、気弱そうな奴が店員呼ぼうとして小声で「…すぃませぇ~ん…」とか言って無視されてる図のほうが余程間抜けじゃねえのかよ

吉野家食事してる老人を見ると辛くなる

吉野家コピペが世に出てから18年経ったらしいが、吉野家はいまだに殺伐としている。

働き盛りの男に合わせた高さのテーブルと背もたれすらない椅子。背もたれもハンガーもないので冬には上着を脱ぐことすらできない。

食券による前払い制ではなく手渡しでの後払い制なので、せわしなく行き来する店員をうまく捕まえなければ食べ終わっても合法的に店を出ることことすらできない。

しかし俺は、そんな殺伐とした吉野家が好きだ。

松屋の食券販売機をタッチして「ペボッ」という間抜けな音を出すのより、吉野家店員に「牛丼並、Bセット、卵」と簡潔に伝える方が好きだ。

何種類あるのかもわからないたくさんのドレッシングが並ぶ松屋テーブルより、醤油と七味と紅ショウガしか置いてない吉野家テーブルの方が好きだ。

今日牛丼を食べるぞ、と思ったときに探すのはやはり吉野家なのだ

そんな吉野家に行くと、最近は毎回のように老人を目撃する。

背もたれのない椅子によじ登り、やたらと高いテーブルにしがみついて牛丼を貪る老人。

せわしなく行き来する店員に何度も無視され、やっとの思いで店員を捕まえて会計を済ませる老人。

よろよろと椅子から降りて、カタツムリのような速度で自動ドアまで移動して店を出る老人。

見ているだけでいたたまれなくなる。これは未来自分なのだろうか。

家で自炊もできず、もう少し居心地がマシな店に行くだけの金も持たず、殺伐とした吉野家で380円の牛丼を食べるのが自分未来なのだろうか。

しろ380円の牛丼を食べることすら贅沢になるのかもしれない。椅子すらない立ち食いそば屋かけそばを食べる毎日になるのかもしれない。

何かの拍子に体調を崩したら外食自炊もできなくなり、そのまま孤独死するのかもしれない。

肩で息をしながら吉野家テーブルにしがみつく老人を客は誰も助けない。当たり前だ。

吉野家牛丼を食べる場所だ。店員相手にする注文と会計が客に要求される唯一のコミュニケーションだ。

からきっと数十年後の自分を誰も助けない。俺はそれを想像して震える。

散らかった部屋から決死覚悟で出かけて、炎天下アスファルトを這いずり回り、吉野家テーブルにしがみついて牛丼をむさぼり食う。

これを全て独りで行う。誰も助けてくれない。誰も褒めてくれない。

その未来が見えるようで、会計を済ませ店を出て行く老人の背中から俺は目が離せなくなる。

2019-07-11

anond:20190711123508

ていうか「番付」で検索すれば毎月これやってる人いるじゃん それと別人のこの元増田はさしづ間抜け新参増田

2019-07-08

母がお金を返してくれない

私の母は定期便とかいう、毎月決まった日に物が届くタイプ通販をしている。中身は化粧品か何か。宅配便の車がうちにくるタイミングの都合で、大抵荷物を受け取るのは私になる。

問題なのが、この定期便とやらが代引きになっていて、ひとまず私が立て替えたお金を母が返さないことだ。ひどいと2ヵ月とか3ヵ月は返ってこない。身内だから甘えがあるのかもしれないが、本来自分がするわけではない出費なので割とストレスたまる

この通販クレジットカードでの支払いも扱っていたので、支払いはカードで済ませて荷物だけ受け取れないのかと母に聞いたところ、個人情報がどうのこうのと言ってまともに応じてもらえなかった。訳が分からない。そんなに個人情報が気になるなら通販なんて使うなよバーカ!と心の底から思った。自分の買い物なんだから代金くらい事前に用意しろ間抜け!とも思っている。ちなみに事前にお金を準備することについては数えきれないほど話している。

まりにも面倒なので、いっそ居留守でもしてやろうかと考えたこともあったが、宅配便ドライバーが気の毒だから実行していない。ドライバーからすれば、配送先の事情なんて何ひとつ関係ないのだから

2019-07-07

映画版『Diner』を過激派原作厨が見てみたよ

私は平山夢明さんのファンです。

15年くらいファンをやっています

今作のDiner、見てきました。

いわば『原作厨』の視点でお送りする感想であり、ハッキリと申し上げますがここから下は酷評しかありません。死ぬほど長いので暇な人しか読んではいけない。ネタバレもかなりあります












私がボンベロだったらこんなオオバカナコは3秒で殺しています

なんだこの役立たずっぷりは。お人形さんの方がまだ仕事をしてくれる気がしますね。玉城ティナ個人的に好きでも嫌いでもありませんが今作においては蜷川実花の私情1000%のキャストしかありません。心中なら2人だけでしてくださいよ、原作も他の俳優も巻き込むな。演技も下手くそ表情のパターンも少ない声の出し方もひ弱という女優自体資質もさることながら、こんなにも格を落とされた主人公は初めてです。

原作重要視されているオオバカナコの、極限状況下で研ぎ澄まされていくタフさや狡猾さが映画版からはまったく感じ取れません。最初から最後まで彼女はただの役立たずのバカしかなく、そんな彼女をダラダラと生かしておくボンベロもその程度の人でしかない、まったく凄みのない人物になってしまます

役立たずなうえ数々の失態を犯し人の命まで犠牲にしておきながら、偉そうに「最後まで面倒みろ、バカァ〜!」って、意味がわかりません。は?って感じです。ボンベロ早くそいつを殺せとばかり考えてました。

そもそも逃げ道と死を用意するあのくだりは「死」=スキンを殺したことへの償い、「逃げ道」=菊千代を救ったことへの恩、という相反する条件の中で生まれものだったはずが、菊千代を救っていないので(なぜならウォッカの隠し場所という前提条件が崩れているからです)、いやなんで裏の社会を知った女に簡単に出て行けとか言うの?目障りだ!なら殺せばいいのでは?と疑問しか湧きません。

原作での菊千代を救う、機転を効かせて危機回避するなどファインプレーの一切がカットされているため彼女への視聴者から好感度も上がりませんし成長も感じず、ボンベロがなぜ彼女を認めるのかもわかりません。全体的に動機付けが不十分で薄っぺらいです。

そもそも彼女命綱となるディーヴァウォッカは「化粧水ほどの小さなボトルであるからこそ「見つからないように隠す」ことができるのであって、映画版ちょっとした彫像くらいある代物を隠そう!と思いつくことがいささか理解不能でありますし、何よりあんな隠し方がまかり通るなら「灯台下暗し☆」なんかではなく「ボンベロがただのクソ間抜け」ということになります。「彫像じみたボトル」をただ使いたいがために登場人物知能指数を全体的に下げており、この時点で監督の「映像映え>ストーリー性」であることが見えてしまますリスペクトが何もありません。だいたい、どーんと彫像みたいなボトルを使って、すごいやつですよ!っていうのがもう。そういうのは少年ジャンプ武器とかでやってください。巨大な生クリームしか見えないし。

キャラクターなどの点でダメなのは、よくある「映画オリジナルキャラが良くない」ということなのですが、この「良くなさ」というのは「いてもいなくてもいいのにわざわざ出して、何をしたかったのか?」というところです。

具体的に言うと土屋アンナさん演じるマリアです。原作にはよく似たセクシーキャラの「炎眉」という殺し屋がいて、ちょっとアレンジ加えた感じなのかな?と思いましたがまったくの別物。ただのヒャッハーイカレ女で北斗の拳の下っ端でもここまであからさまじゃないだろうという感じです。しかもこいつがマフィアボス……???そんな器は微塵も感じません。バーサーカーじみた言動しかしないくせにすぐ後ろ取られて死ぬし。マジでなんのために出したの?東西南北の数合わせかな?本当に土屋アンナさんに謝れよと製作陣に言いたくなります。つかなんで炎眉出さないの?

小栗旬さんも斎藤工さんも無駄遣いに次ぐ無駄遣いで最悪でした。代わりに九十九九やボイルなど原作内の他の重要ポストを与えればよかったのになぜそれをしなかったのか。監督の力量が伴わなかったんでしょうね。残念です。

写真人物が動くのはハリーポッターすぎます。他の演出無かったんですか?歴代ウエイトレスのみなさん、ずいぶん小綺麗ですね。泥と糞の見分けもつかないようなジャンキーかいなさそう。なんのためにクスリはやってないな?って確認させたんだか(それだって「腕見せろ」だけでよかったよね。一から十まで説明してくれてとーっても親切ですこと)。いらない演出でしたね。

窪田正孝さんは額に入れたママ写真を持ち歩いてること以外はおおむねよかったです。それ、持ち歩きづらくない?ペンダントとかじゃダメ殺し屋だし荷物増やしたくなくない?ママ自体に関しては漫画版よりこっちの方が合ってる気がしました。木村佳乃マジで抑圧型の母親が似合いすぎるな……。窪田さんの豹変ぶりとかも鳥肌ものでしたし、彼に関しては文句ないです。

本郷奏多さん、衣装が似合っておらず多少違和感はあったものの演技は怖くてよかったです。本当に無理矢理子供になる全身整形が可能だとしたらああやって変なプロポーションになりそうですし上手い撮り方したなと思いました。口の中に爆弾をぶち込むシーンとかはかなりうまい。あれなら全年齢だけどグロ、という矛盾が解消されて良いですね。視聴者想像による補完が可能です。

原作キッドは「なぜこんな怪物が生まれたのか?」という背景ありきだったのですが、映画版最後までただのキ○ガイだったのでそこがやはり薄っぺらくて残念でした。なんのために頭食わせたんだよ……でも本郷さんの演技は良かったです。

アクションシーンもクソみたいな出来でしたね。「キッチン」という身近な凶器の宝庫という特性が生かしきれず普通に銃撃戦って……。空中では防御が難しいのでプロが2人もいてわざわざ横っ飛びなんてしねえだろって冷めてしまいました。

何重にもなった頑丈な扉で時間稼ぎして、やることがお料理教室って。今やるなよ。何やってんだよ。仕込みのシーンを通して徐々にやることが変わっていくとかそういうやり方、素人でも思いつくのになぜしないの?あの仕込みのシーンなんだったの?

酒で火炎瓶とかガス爆発は誰でも思いつくけどそれ以外の武器いっぱいあんじゃん!レンジライター爆発させるとかは真似されたら困るからしないのはいいけど、感電させたり潜り戸に包丁突き刺したりとかそういう殺戮ピタゴラスイッチ映像で見たかったんだよ!映像に起こす箇所が全体通して間違いすぎです!本当に原作読みましたか?あっ監督の力量が……(察し)

彫刻家雇ってる暇があったら物理学教授とか雇ってそういうトリッキーなシーンを充実させてほしかったです。てか菊千代殺すなよ!!!!!

キスシーンは最悪です。最悪としか言いようがありません。男女のバディもの(に近い)を安易恋愛展開にするのは本当に最悪オブ最悪。胸くそが悪すぎます陳腐まりない。恥を知れ。

しかも何よりダメなのはここまででボンベロとカナコの間に生まれる信頼や絆を示唆するシーンが全面カットされているので、余計に唐突な印象です。一瞬、あれかな?お別れの挨拶キスでする風習地域から来た人ですか?って思うレベル

原作の「楽しかったぜ!オオバカナコ」が台無しです。本当に踏み躙られた……

ここまでギリギリ耐え忍んできましたが完全に心を折られました。憎悪がすごい。

ラストもあーはいはいしか思えなかったです。色気出すんじゃねえよ。あと、カナコさん何も成長しないままお店開いてますよね。あんな壮絶な体験したとは思えないかわいらしいお店で何よりです。インスタ映え〜☆

あとこれみなさん突っ込みませんけど「いらっしゃいませダイナーへようこそ」って謎ですよね。原作では「キャンティーン」って店名があるんですけど、ダイナーそのままじゃ定食屋って意味なので、ファミレスに入って「ファミレスへようこそ」って言われるのと一緒ですよね。変なの。

映画を見ていないのにここまで憎悪の記録を読んでしまったみなさんは、是非最初映画を見て、そこから原作を読んでいただけるとイメージが壊れたり私のように余計な憎悪を抱かなくて済みます原作面白いですし、漫画オリジナル要素多めですが全体的な「解釈」としては映画より100億倍合っているので映画漫画小説の順で鑑賞するのがかなりオススメです。

吐き出してスッキリしました!蜷川実花さんは写真家だけやっていただいて、映画からはどうぞ足を洗ってくださいませ。

平山夢明という才能の盛大な宣伝に一役買っていただいたことのみ、感謝します。

2019-07-04

anond:20190704150722

だって成長してるじゃん

少年漫画主人公みたいで熱いじゃん

 

あの原発デマや「今はひとり」とか言っていた間抜けな男が

最強の仲間たちを引き連れて健気にも船を出そうとしているんだよ

ワンピースじゃん

2019-06-27

頭がすっからかん馬鹿レイヤーが模写は練習としては役に立つけど絵としては価値ないっていうのほんと間抜け

美術館とか行ったことないのかな

2019-06-23

anond:20190623133344

そうだな。あくま自分の望む状態にするのが目的であって、その手段を、他者否定一辺倒や肯定一辺倒にして、自分で縛りつけるのは間抜け選択肢があることが大事

2019-06-22

あー俺の気持ちが気になるっていうなら書いてやるよ。

まず疑心暗鬼がうぜえ。

単純に面白いネタを拾ってくる犬ぐらいにしか思ってないのに害されると考えるその空想がまずうぜえ。

自分より下を見ていい気になってる奴はそのうち抜かれる定めにあるけど、その底抜け間抜けさも面白い

ただ何かを面白がってると他人幸福を減らそうとして面白さを邪魔しはじめるので何が面白いかは公言しない。

人間普通クソゴミカス他人幸福邪魔することを幸福だと感じることは分かり切っているからな。

あと、別件で不細工ミソジニーこじらせて被害者気取りやってんのも気持ちが悪いんだよ。

女って生物が基本男と変わらないなんてことも分からず、悪魔か何かだと考えている様が気持ちが悪い。

不細工で女と関わる機会がない。悪魔化が進む。糞みたいな馬鹿ができる。空気を読む能力が足りないっていうか常識が足りないっていうか知能が足りないんだよ。

独断偏見で選ぶ、動物を使った心理学に関心のある学生に勧める書籍30選

動物心理学」は動物学習、知覚、認知生理機構といった諸形質の放散と収斂の原理過程の解明を目指す心理学の一領域である

心理学全体の中ではマイナーではあるが、国内研究者の集まりである動物心理学会」は、実は数少ない戦前から続く (1933年発足) 学会であったりもする (ただし、悲しいことに、動物心理学が学べる大学は減り続けている)。

だが、動物心理学を学びたいと思った学生が、何から手を取ればいいのか、あまり紹介の記事が世に出回ってない気がした。そこで、独断偏見で、オススメ書籍を挙げてみた。番号はオススメ順とかではなく、特に意味はない。気になったものを読めば良いと思う。

(1) 動物たちは何を考えている? -動物心理学の挑戦- (技術評論社)

藤田 和生 (著, 編集), 日本動物心理学会 (監修)

日本動物心理学の主だった研究者たちが、動物心理学代表的研究について平易に語った本

(2) パピーニの比較心理学―行動の進化と発達 (北大路書房)

マウリシオ・R. パピーニ (著)

日本語で鈍器のような大きさでまとまっているのはこれくらいか

(3) 鳥能力―小さな頭に秘められた驚異の能力 (化学同人)

渡辺 茂 (著)

鳥類の行動とその神経基盤について解説した本

筆致が軽やかで、ベッドの上で寝転がりながら読んでも十分に理解できる。書名通り鳥限定であるが、名著である

(4) ハトがわかればヒトもわかる―比較認知科学への招待― (共立出版)

渡辺 茂 (著),

同著者がハト比較認知科学研究に特化して書いた本

心理学ではハト伝統的によく使われる。

(5) ソロモン指輪動物行動学入門 (早川書房)

コンラート ローレンツ (著)

動物行動学の創始者ローレンツいか動物と向き合い、その行動を観察していたのかを記したエッセイ

ローレンツ論文は難解で読みづらいことで有名だが、一般向けの著書は対照的に驚くほどとっつきやす

(6) タコの心身問題――頭足類から考える意識起源 (みすず書房)

ピーター・ゴドフリー=スミス (著)

哲学者である著者がダイビングタコイカと接することを通じて彼らの生き方

タコとて侮るなかれ。動物心理学を志す者が覚えていてほしい動物との向き合い方がぎっしり詰まった一冊である

(7) 動物心理学史―ダーウィンから行動主義まで (誠信書房)

R. ボークス (著)

動物心理学が、いかなる過程独立した分野として成立したのかを述べた本

傑作である絶版なので図書館で探そう

(8) 種の起源 (光文社古典新訳文庫)

ダーウィン (著)

言わずと知れたダーウィン古典である。いつ読んでも何かしら発見があるもので、それが古典古典である所以なのだ

余談だが、動物行動学の論文ダーウィンが扱った問題を再び取り上げるときは “Charles Darwin once said…” という殺し文句で始めることがある。

(9) 遺伝子から解き明かす脳の不思議世界 (一色出版)

滋野修一 (著), 野村真 (著), 村上安則 (著)

「脳」の起源と、その発生、さらには脊椎動物の脳のデザインいかに生じたのかを、ホヤから霊長類研究者まで多彩な研究者が論じた本

図や動画が手に入るURLQRコードがついてくる嬉しいおまけつき

(10) 感覚器の進化―原始動からヒトへ水中から陸上 (ブルーバックス新書)

岩堀 修明 (著)

はいかにして出来上がったのか?感覚器 (視覚聴覚、触覚、嗅覚、味覚) が現生の形になった進化道筋解説した本

(11) 生物から見た世界 (岩波文庫)

ユクスキュル (著), クリサート (著)

比較生理学の祖、ヤーコプ・フォン・ユクスキュルが豊かな想像力動物生理学的機序からその「環世界」について語った本

名著中の名著である

(12) 動物環境と内的世界 (みすず書房)

ヤーコプ・V・ユクスキュル

同著者が、生物の生きる、その固有な世界像について、当時の解剖学的知見と合わせてより詳しく解説した本

(13) あなたのなかのサル霊長類学者が明かす「人間らしさ」の起源 (早川書房)

フランス・ドゥ・ヴァール (著)

チンパンジー研究者大家、ドゥ・ヴァールの一般向けの著書

ドゥ・ヴァールはかなり擬人主義的な研究者で、研究者によって評価が真っ二つに分かれる。動物心理学一枚岩ではない。氏の著作同意するかどうかは、自分をどのような立脚点に置きたいのかをはっきりさせる意味でも一度は目を通すと良いだろう。

(14) 心の先史時代 (青土社)

ティーヴン ミズン (著)

人間の心はいかにまれたか?スティーヴン・ミズンは「元は個別用途進化させた認知機能が、文脈を問わず適用できるようになった」認知流動性により、高度に柔軟な我々の心が生じたと考える

内容は既にやや古いが、独創的な論考の面白さは色褪せない

(15) 行動理論への招待 (大修館書店)

佐藤 方哉 (著)

行動主義心理学エッセンスが詰まった本。絶版なので図書館で探そう。

「行動主義」的なもの見方は、認知研究では棄却すべき対立仮説として扱われることが多い。しかし、実際にはその対立仮説は多くの場合単なる誤解であり、藁人形を叩いているに過ぎない。

(16) 認知心理学有斐閣ニューリベラルアーツ

箱田 裕司 , 都築 誉史 他

比較認知科学は、動物心理学の中でも、動物認知機能を種間で比較し、その種差や共通性を描出する分野である比較認知科学実験では概念手続き認知心理学のものを援用することが多い

従って、認知心理学についてよく知るのが重要なのは至極当然なのだ

(17) キャンベル生物学(エッセンシャル版)

池内 昌彦 (監修, 翻訳), 伊藤 元己 (監修, 翻訳), 箸本 春樹 (監修, 翻訳), 道上 達男 (監修, 翻訳)

今日科学の分野間の壁はますます小さくなり、生物学と動物心理学をことさら区別する必要性も薄くなりつつある。

とはいえ原書版は鈍器のように重たいので、エッセンシャル版の方が挫折しないと思われる。

(18) カールソン神経科学

泰羅 雅登 (監修, 翻訳), 中村 克樹 (監修, 翻訳)

同様の理由で、自身神経科学を取り入れるか別に神経科学についてもどこかで通っておいた方が良いかと思われる。

そもそも、「動物心理学に固有」な方法論というのは現代にはなく、近隣領域連続的なつながりを持って成立しているのだ。

(19) 流れを読む心理学史 (有斐閣アルマ)

サトウ タツヤ (著), 高砂 美樹 (著)

心理学の成り立ちに関して、コンパクトかつしっかりまとまった本

歴史を学ぶと、どこかで役に立つ。物理学者エルヴィン・シュレディンガー言葉を引いておこう。

歴史は, あらゆる学問の中で最も基本的ものである。なぜなら、人間の持つ知識には、その成立条件や解決してきた問題や, 果たすべき機能が忘れ去られた場合, その学問的意義を失わないもの存在しないかである

サンキューシュレディンガー

(20) 視覚科学 (勁草書房)

横澤 一彦 (著)

別に動物研究の本ではないが、視覚についてよくまとまった本

視覚に興味があるなら、読んでおいて損はない。

(21) メイザー学習と行動 (二瓶社)

ジェームズ・E. メイザー (著), James E. Mazur (原著), 磯 博行 (翻訳), 坂上 貴之 (翻訳), 川合 伸幸 (翻訳)

学習完全に理解したマンになりたい人が必ず読む本。学習完全に理解したマンになりたいなら読もう。

次に読む本としては『オペラント心理学入門―行動分析への道』も良い本である

(22) 古典的条件づけの理論―パヴロフから連合学習研究最先端まで

入門レベルでは「犬とベルと唾液」くらいにしか教わらない古典的条件づけがいかに奥深く、理論的な探求に富んだ領域なのかが概観できる。例えるなら魔術書である

(23) 感じる脳 情動感情脳科学 よみがえるスピノザ (ダイヤモンド社)

アントニオ・R・ダマシオ (著), 田中 三彦 (翻訳)

これも動物研究者の本ではないが、ダマシオは身体性を重視する立場認知神経科学の方向を作った一人だ。

ダマシオは多作で、『デカルトの誤り』『自己が心にやってくる』など、他の著書も面白い。

(24) 盲目時計職人 (早川書房)

リチャード・ドーキンス (著)

進化学流布の急先鋒ドーキンス一般向け書籍。同氏がスリリングな筆致で進化について語る。

利己的な遺伝子』の方が有名だが、オシャレさでは『盲目時計職人』の方が上だ。

(25) 脳の中の幽霊 (角川書店)

V・S・ラマチャンドラン (著), サンドラブレイクスリー (著)

これの動物研究者ではなく、ヒトの神経科学者の本であるが、大変面白逸話がたくさん載っているので挙げた。

続編に『脳の中の幽霊再び』『脳の中の天使』も出ていて、どれも楽しく読める

(26) 鳥たちの驚異的な感覚世界 (河出書房新社)

ティムバークヘッド (著), 沼尻 由起子 (翻訳)

鳥にも我々と同じように目・耳が二つ、舌が一つ、皮膚には触覚受容器が備わっている。しかし、世界の見え方はまるで違うことがわかっている。彼らの感覚世界について、鳥類学者一般向けに語った本

(27) 実は猫よりすごく賢い鳥の頭脳 (エクスナレッジ)

イサンエメリー (著), 渡辺 智 (翻訳)

鳥の代表的認知研究について、各項目2p程度でまとまった入門書。どんな研究が、どのような方法で行われているのか、ざっと知るにはぴったりである

ちょっと邦題間抜けな感じがするが、原題は "Bird Brain: An Exploration of Avian Intelligenceである

(28) 脳科学と心の進化 (岩波書店)

渡辺 茂 (著), 小嶋 祥三 (著)

生物という視点から「心」がどのように形成されたのかを解説した本

まとめ方が独特だが、面白いことには間違いない

(29) 「つながり」の進化生物

岡ノ谷 一夫 (著)

動物コミュニケーションはヒトの「人間らしさ」について何を語るか?

元が高校生向けの連続講義であったらしく、大学生なら誰でも読める。

おまけ

(30) ご冗談でしょうファインマンさん (岩波書店)

リチャード P. ファインマン

ノーベル物理学賞を授賞した天才物理学者ファインマン好奇心に満ちた生涯について書かれた伝記

読めばきっと、未知への興奮と探究心、そして科学への憧憬が刺激されるに違いない

2019-06-19

anond:20190619181625

ブクマしないはてなー存在しないものとして扱われるので

十把一絡げに「踊らされたはてなー間抜け」とか「ダブスタwww」だの言われるのだ

2019-06-18

声の高さは変えられない

アメリカドラマとか見てみい

日本の女ぐらい高い声で話すのは「浅はかな裏表のある女」か「救いようのない馬鹿女」か「間抜けヒス女」の記号

セクシー大人の女、信用できるまともな女、有能なイケてる女は低い声で話すんだ

ましてお前は地声が低い(本当にそうなのか客観的に一度調べる必要はあるが)のならば

その声を生かして勝負しないといけない


声の高い低いは生まれ持った資質プロ役者声優でもその壁は乗り越えられない

ドスの効いた迫力ある女のはずのキャラに声域高い声優当てると大惨事になるし(豊口めぐみ藤田 咲)

本当は声域低い声優なのに若いアイドル枠からってかわいらしい少女役を当てられると上ずった変な声になる(小清水亜美


石原さとみアイドル女優枠だった時代にはすごい苦労してたけど

あの人「黄色い声」が全く出せないのね

なのにタッチだかなんだかのアホ少女ヒロインの役やらされて

「キャー」って歓声出すとこでかすれまくってて声になってなかった

今は大人ぶった声の役が増えた(増やした)から高い声にトライしなくていいわけ

anond:20190618092625

2019-06-17

anond:20190616201301

打ち負かしてみろと自分で誘って、マジレスされると何も返事しないってのは、「勝てないから逃げます」を1/3どころか無限圧縮して応える素晴らしい方法だよなぁ。

これからいくつも出てくる「逃げの一手」の中でダントツで短くてわかりやすいぜ。

間抜けが「勝てないから逃げます」を100倍にふくらませて伝わりにくくする横で、お前は1/3に圧縮してみせた。

見事な文章力だ。

anond:20190617114125

ネットのイキリオタク民度が低いって話だろ、男のオタクだって話じゃないじゃん。

それにネットのイキリオタク民度が低いのは自明だろ。

オタク」の中には「男オタク」も含みますね?

そして「ネットのイキリオタク民度が低いのは自明」ではない。

そもそもネットのイキリオタク」の定義が定まってない以上、何が自明だよ。

男はやってない、女はやってるって二元論そもそも知性的じゃないからやめなって話してんのわからんの?

事実提示知性的ラッキョウもあるものか。

DD論って使いたいだけじゃん、フェミオタク二元論の大きな主語相手バッシングするのバカからやめろって話してんのよ。

事実提示を「主語デカい」と言えば逃れうると思ってる間抜け

オタク」は主語デカいが、「フェミ」の主語デカくないぞ?加害者総体を示すワードからな?

anond:20190617112345

1,元増田は男オタクへの誹謗中傷してないからよく読んで。

「女の流行を異常に嫌悪する男」ってのは遥か昔から一定数いるわけで

別に現代に限った事でも、オタクに限った事でもないんだよな

現代だとそういう事をやたら主張したがるのはオタクが目立つ、ってだけで

それは単にネットイキリオタク民度が低いからだろう

オタクがやってもいないことを「民度が低い」とまでこき下ろす

これが男オタクきじゃなくて何ですかね?

2,勝手誹謗中傷を受けてると判断して、その反論って言うけど、反論ではなく君は女バッシングをしているんだよ。

いいえ、男がやってないことを「やってない」と言ってるだけです。

なお、女は平然とやってるけどな。それを「バッシング」というんですかね。単なる事実提示ですけど?

それを安易DD論でもろとも叩く君こそ間抜けのNo1

それにここだと追えないかわからんけど、最初から俺は大きな主語相手バッシングしてるアホは知性鍛えてって言い続けてるから、それがフェミだろうがオタクだろうがおんなじ。

まず元増田に言ってどうぞ。

anond:20190617112708

そうやってすぐ逆ギレする本性が見透かされてるんだとわからない間抜け

誰もお前にゃ求めてねーよ

anond:20190617111827

1年間に交通事故で死傷する確率が0.528%

まり只「外に出る」だけで出産より危険やで?


間抜けが。いろは坂の猿じゃねえんだから、ちったあ頭使えよ

anond:20190617111343

あとお前の間抜け言及は、「自分言動感情的で反知性的お気持ち表明の被害妄想でした」ってことにしかならんからな。

俺は「被害妄想じゃないの?」って聞いてるの、それに反論してみてよ「お気持ち男」さん。

間抜けはそっち。

そもそも元増田からして男オタクへのいわれなき誹謗中傷なので、それに反論がつくのは当然。被害妄想じゃねーわ、この時点で。

そこに根拠なき、反知性的DD論を持ち出してごまかそうとしたのは君。

anond:20190617110408

あとお前の間抜け言及は、「自分言動感情的で反知性的お気持ち表明の被害妄想でした」ってことにしかならんからな。

俺は「被害妄想じゃないの?」って聞いてるの、それに反論してみてよ「お気持ち男」さん。

anond:20190617110253

お前がどこから顔出した間抜けか知らんが、そもそも最初テーマは「男オタク」と「女オタク」。

フェミ」とか言い出した奴がいたから乗ってやっただけ。

今お前がやってるのも被害妄想だなwww

2019-06-16

anond:20190616201021

大した文章力

これからいくつも出てくる「逃げの一手」の中でダントツで短くてわかりやすいぜ。

間抜けが「勝てないから逃げます」を100倍にふくらませて伝わりにくくする横で、お前は1/3に圧縮してみせた。

見事な文章力だ。

anond:20190616000726

名前元ネタエンジェルハウリングってラノベ

アスカナンから遠く離れたこんな場所でさえ、組織や上役の名前を出さなければぼくを脅せない。お前は本当に間抜けだ、ベイブリー・コット」

これが元ネタ台詞

もっと上手く改変したかったけど俺のうろ覚えではこれが限界だった。

上の台詞は本持ち出したから正確だけども。

知らんがな

お前の正しさを押し付けんなよ。

俺とお前しかいなくても正しさを主張することしか出来ない、お前は本当に間抜けだよ、ベイブリー

2019-06-15

悪用厳禁大人しい人が、高圧的な人/当たりが強い人/嫌味といった乱暴な人に対峙するためのシンプル実用的な最高のメソッド

この事件を受けて。今も苦しんでいる人の助けになるように祈りながら。

https://mainichi.jp/articles/20190613/k00/00m/040/290000c

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最初の返しのタイミングで少し大きめな声で驚いた感じで、「はい?」と答えること。

これを乱暴な人が乱暴対応をやめるまで、日々ずっと繰り返すこと。

ポイントは、

・大きめな声は生理的な萎縮を呼ぶ。→次に声かけた時も、びっくりするようになる。間違えるたびに電気ショックを与えると、間違いを避けるようになるのと同じことが起きる。人は予測しながら行動するので、痛みを感じることをしたくなくなるので、乱暴な人はあなたを直接ディスることやめるようになる。

はい?と説明を促すこと。基本は声が小さかったり、早くてよく聞こえなかった、ということを暗に示すようにする。何が分からなかったのか?と聞かれたら、「すみません、よく聞こえませんでした」とだけ返す。あくまでも紳士的に。→乱暴な人は指摘や確認をしたつもりなのに聞き返されると不意に自分のターンとなってしまい戸惑う。その上、例えば嫌味は相手が嫌味を理解しないと嫌味にならないが、説明を促されることで乱暴な人は嫌味の意味説明するという間抜けっぷりが露呈するようになる。

乱暴なことをする人は理性が動物に近いので、動物的な反応を使った返しを繰り返すのが最も効果が高い。

尚、タイトルの通り悪用は厳禁です。緊急時手段として心の片隅に覚えておいて下さい。

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