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2016-09-02

君の名は。ミス問題か? 

君の名は。ミス修正しなかったらどうなるんだろう 」

   anond:20160901091651

   http://togetter.com/li/1018240

 

ふむふむ。

しかに、彗星軌道としては、物理学的には変だ。

しかし、それを言うなら、入れ替わりも変だろ? 

 

思い出すといいのは、村上春樹の 1Q84 だ。

リアル世界ではないことを暗示するために、月が二つ出ている。

 

君の名は。世界も、現実ではなくファンタジー世界であることを示すために、

物理学的には変な軌道を取るのだと思えばいい。

 

それより気になるのは、「きみの名は」という有名なタイトルをパクった上に、

モー娘。みたいに句点を付けていることだ。

ネーミングのセンスが最悪。「 DQNみたいなネーミングはやめろ、ボケ」と言ってやれ。

 

2016-09-01

世界転生はいいんだけど、いい加減うまいこと現世とからめたもんはでんのかね

世界いったらいきっぱなしで現世なんて知ったこっちゃないってのが多すぎてもうほんと導入だけ転生設定ならもういっそ最初からファンタジーでいいじゃんそれってのが多すぎる

世界で現世とつながっててチートするってのもあるけどそうじゃなくてさ・・・

順応しすぎなんだよ異世界もの主人公

もっと現世シックとかになれよ

最近ラノベアニメにおけるファンタジー

ライトノベルのアニメ化作品一覧 - Wikipedia

2010年現在2015年現在
ラノベ原作アニメ129作品34作品
超常要素あり101作品29作品
世界ファンタジー28作品13作品
世界召喚・転生9作品5作品
石鹸枠10作品7作品

※超常要素…現代日本舞台でも「不思議な力」が登場すれば超常要素とみなす

※異世界…「現実とは異なる歴史を歩んだ地球」などは異世界とみなさな

召喚・転生…ゼロ魔問題児OBC・ノゲラGATE・オバロ・グリムガル・このすば・Reゼロの9作品を想定

石鹸枠IS・星刻・剣舞・アブソ・銃皇無尽・禁呪詠唱・落第騎士アスタリスク・神装機竜・ハンドレッド10作品を想定

[]

今回はとなりのヤングジャンプ

息子がかわいくて仕方がない魔族の母親 第14話

正直、前数話にかけての展開は「なにこれ?」という感じで、何か無理やりシリアスというかドラマティックにされて置いてけぼりにされた。

いや、「育児含めて未熟すぎる母親意識を改めさせるエピソード」として機能させたいってのは分かるんだけれども、それを考慮しても疑問符がつく展開だったんだよね。

唐突尊大なやり方は困惑するから勘弁して欲しい。

今話から通常運転のようで安心した。

Drive

シンマンエントリーNo.6

物語はどうしようもない無常感が出てて、兄弟二人のやり取りとか、その構図も悪くない。

ただ、やや尻切れトンボというか、プロットの段階から意識して作って欲しかった。

終盤の展開を除けば、後は車による逃避行だけで、会話ばっかりだからなあ。


竜と勇者配達人 第7話

実際、このテのファンタジー世界役所とかがちゃんと機能するのかっていうのは興味ある考察ではあるんだよね。

治安の悪い区画とかでゴネられたときとか、非協力の体勢の場合はどうするんだろうって。

住所は、まあ現実世界ですらマシとはいえるかもしれないけれど、私からいわせれば微妙な感じはする。

住所が分かったからといって、迷わずいける保証なんてないわけで。

ましてやこのマンガ世界観とかだと、地元の協力なしだと、仮に協力があってもそれ絡みのトラブルは間違いなく出てきただろうなあ。

無粋

http://anond.hatelabo.jp/20160827142040

具体的なルール法則性かま明確である必要はないと思う、その方が神秘的でいい。

そもそもなぜリアリティを求めたのかがわからない、俺は初めから求めてないから楽しめたし。

海監督がどういう人物かはどうでもいいしマネキン感がどうだのハリボテがどうだのは言っている意味理解できないので割愛

おばあちゃんが彗星を信じないのは入れ替わりを夢だと思ってる上に殆ど覚えてないからいきなり彗星の事を伝えられても信じなくてもおかしくはない。

「好きだ」がダサいとか感性問題からどうでもいい

幼稚なファンタジーだとか自分からしたらそういう指摘が全て無粋に感じる。

2016-08-31

シン・ゴジラ」と「君の名は。」みた。

シン・ゴジラ」界隈でリアリティについて盛んに議論になったけど

「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」なんかはテーマ地獄ファンタジーなのに

導入部がリアルでありそうなスキーバス事故だったせいで

現実事故バッティングして不運にも上映延期になったり皮肉なもんだと思う。

シン・ゴジラ」もあまりにもリアルすぎると上映できなかったかもしれない。

あえて捨てたプロットとかもあったんだろうね。

 

製作委員会方式邦画凋落の元凶だとする言説がある中、

シン・ゴジラ」は製作委員会方式を採らなかったから良作になったという説と、

にも関わらずキャストの誰々は東宝ごり押しだ!という説が現れたのも面白い

 

間をおかず製作委員会方式の「君の名は。」がヒットしたことが

製作委員会批判へのカウンターパンチになりつつも、

でもザ・東宝看板女優長澤まさみが出演してますやん、とか。

でも長澤まさみの声、あん違和感なかったしいい仕事したんかなあ、とか。

あれが大根演技だった日には、ごり押し批判や非声優起用批判もあったことでしょう。

 

そう言えば「君の名は。」主演の神木隆之介くんは、

「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」の夏への延期で

期せずして東宝の夏映画連続主演の形になった。

宮崎・細田作品に続いて新海作品に出演とのことで、売れっ子だね。

顔のせいかごり押しあんまない。シン・エヴァにも出てきたりして。

 

シン・ゴジラ」も「君の名は。」も観たけど、

実はまだ観てない「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」も結構楽しみだったりする。

気合の入った名作も良いけど、肩の力抜けたB級ノリの映画も良いよね、とか。

 

まとまりないけど、リアリティの有無や、製作委員会方式か否かや、ごり押し出演の有無や、

神木くんが出てるかどうかだけでは、一概に面白いかどうかはわからんね。

自分庵野も新海も宮藤も好きってのもあるんだろうけど。

 

それにしても東宝ステマっぽいよね、この文章

なんで神木くんだけくん付けなんだろうね。

 

 

(追記)

  id:atoh 「でもザ・東宝看板女優長澤まさみが出演してますやん、とか。」主役の上白石萌音立場は。

主演の女の子東宝の方でしたか不勉強でお恥ずかしい。

ご指摘ありがとうございます

 

  トラバのひと

映画自体感想が書きたくて書いた増田ではないので、すみません

どうか喧嘩さらずに。

2016-08-30

http://anond.hatelabo.jp/20160830110340

http://srad.jp/~sadaken/journal/605596/

評判良かったからまあまあ期待してたんだけどな、まさかあそこまで酷いとは。

所詮ネット批評なんざ声の大きなオタに媚びればどうとでもなるということかもね。

踊る大捜査線台詞オマージュかなってくらい延々と会議だけやってるわ

その会議も見せ方に特になんの工夫もないわ

ようやく出てきたゴジラ中華街に飾ってありそうな出来損ないの張りぼてみたいで

戦うのかと思ったらまた待ったで海に帰っていきましたで半分は終わってしまうんだからすごいわ。

ようやく戦い始めたと思ったら最後バンカーバスター程度で穴空いて、いかにも燃費悪そうなアニメ的謎の全方位光線反撃した後 予想通りエネルギー切れで寝転んでるひ弱なゴジラ相手に、核使わないといけないとか言い出したかと思えば

政府高官までそれが唯一正しいみたいに言い出して、そんな中主人公が「この国を見捨てず最後までやろう」って厨二全回な展開で

わざわざエネルギーが再度たまるまで待ってヤシマ作戦(違 でゴジラドリンクをゴクゴク飲ませて凍結させて終了という。

あ、放射能めっちゃ半減期いか東京復興はO.Kらいよw めでたしめでたし、え、ご都合主義、何それおいしいの。

シナリオも設定も穴だらけだわ、かわりに怪獣物として単純に楽しめるかというとアクションシーンは延々と始まらないわ、ようやく始まってもハリウッドより全然ショボいわ

コメディとしても半分を占めるだろう会議の部分は三谷幸喜ギャグも真っ青な寒さだし、いったいこの映画は何を見せたかったんだろうね。

全体的に被害妄想の強さ、特にアメリカに対する劣等感、ボク達が本気出すとスゴいんだぞーってホルホルしたいんだろうなって事くらいかわからん映画だった。

悪辣な中ロや高圧的なアメリカ様をフランス様の助けを借りて凌いで「ニッポンにこんなしたたか外交ができるのか」 「危機という物はこの国さえ成長させるものなのだな」とかアメリカ人に褒められてるシーンとか本気で蕁麻疹がでそうになったわ。

ゴジラよりそこが映画一番のファンタジーだったな。

これアメリカに出すのだけはやめようぜ、マジ恥ずかしいからさ。

いかにも続きありそうに終わったけど、もうゴジラハリウッドだけでいいと思うわ、今の日本で作るとこれじゃね。

でも考えてみると魅せたいビジュアルシーンだけつないでストーリーも設定もボロボロ被害妄想の強さとボクチャン強いんだぞのペラペラ物語専門用語で小難しく装飾する手法ってまんまエヴァなんだよな。

深夜アニメ手法って実写でやると酷く痛々しくなるんだな、それがわかっただけが収穫だったな。

本当の所は、好評レビューが全てサクラとも思えないし、映画駄作というのではなく

娯楽作品ってのは基本的に狙いの顧客層以外には酷くばからしい物だから

今回のシン・ゴジラ対象深夜アニメ特に劣等生()とかが好きな方々向けであって

俺にその素地がなかったというだけ話なんだろうが。

にしても、本当に金と時間無駄にしたわ、徒労感がハンパない

早い内に口直しにゴーストバスターズでも見に行くかね、あれなら馬鹿らしいけど少なくとも濃厚なオナニー反吐が出るって事だけはなさそうだしね。



…いいこと言ってるじゃんw

2016-08-29

http://anond.hatelabo.jp/20160829141812

今ならエンドライド一押し。

前回は主人公(♂)がボーイフレンド王子様)を両親に紹介したりしてた。

仲良しイチャイチャケンカップルでかわいらしい。

渋めのおっさんが好みならサンダーボルトファンタジーかな。

アクティヴレイドはもう少し若いけど社会人ものだし、おっさんもいるし。

チア男子美男高校地球防衛部初恋モンスター、あたりは学生もの

追記、筋肉好きだとあまり合わないか

http://anond.hatelabo.jp/20160828210433

マジか…今でも実質かわってないんかな…

5cm/s直前まで、2chで散々童貞臭いと煽られて、

後の嫁の彼女乙女心指南された結果、5cm/sが若い女性にウケたような記憶があるけど

そういったキャズムを受けて監督としてご飯が食べれるようになったから家庭も持てて

娘もできたようだし、ファンタジーにも手を出したのはそういう心境だと思ってた。

プロデューサーがよくないんかね

2016-08-28

君の名は。

君の名は。見に行った。

 

相変わらずのきれいな背景に感動。

そして相変わらずPVみたいなのつくるの好きだなと思った。

中身薄いとかなんかい批判も多いけど、

映像だけでも十分楽しめるんだよなぁ。

しかし、作品自体ファンタジー的ではあるけど、衝動的に行動したりするあたり、

こういう青春送ってみたかったなぁ……。

[]

今回は少年ジャンプ+

読切祭の残り感想

あと、「金未来玉杯」ってのがやっている模様なので、それに絞って感想を書く。

金未来杯」にはエントリーできないけど面白いギャグ漫画を集め、その1番を決定する企画らしい。

金未来杯」じゃなくて、「金未来『玉』杯」ね。

低劣だけれども、キライじゃないよ、そういうの。

SOCIAL GUARDIAN

読切祭の八つ目。

ふぅむ、流行に乗ったテーマではあるけれども、設定を捻るだけでなく盛り上げる展開も含めつつ、ストーリーもそれなりに面白いと思う。

まあ、まあ色々と粗があることも否めないが。

ストーリー構成からテーマを考えるに、バトル部分が本旨ではないのは分かるんだけれども、あっさり気味なのはやっぱり残念かなあ。

あと、セリフ回しが……個人的にはあんまり

まあ、でも読切祭の中では個人的に上位だよ。

さて、読切祭の総括だが、前回含めて色々と粗探しとかしていたけれども、なんだかんだ全体的にレベル高かったと思うよ(玉石混合な世界漫画を読み続けている身としては)。

総合的な漫画力で「ハトコネコ」、テーマに甘えずストーリー構成で魅せてくれた「SOCIAL GUARDIAN」、キャラクター人格気概を感じた「こっち見て片山先生」、面白いコンセプトの「冬春の仕事」あたりが自分の中で印象深いかな。


キングカイザーエンペラー

未来玉杯 エントリーNo.1

キャラの強い主人公で終始引っ張っていくタイプね。

ギャグマンガとしてはセオリーだな。

破天荒主人公言動が、最終的になんだかん人々を引き付けるという構成は好きだけれども、ギャグレベル普通範疇かな。

たちあがらない勇者テンツ

未来玉杯 エントリーNo.2

設定を活かしたギャグストーリー展開をもう少し期待していただけに、それが残念。

ギャグ方向性ときたまズレているというか偏っているというか、天丼ということを考慮してもワンパターンに感じる箇所もあったり。

まあ、でも軽妙なやり取りはノッてて面白いと思った。

ストロングリリィ

未来玉杯 エントリーNo.3

ギャグマンガから、やるからには過剰な言動キャラクターという自覚の塊を持った「ストロングスタイル」という、まあコンセプト自体は悪くないと思う。

だが、ギャグほとんどが唐突尊大というか、いまいちピンとこない。

テーマ曖昧としていて、コンセプトが機能しているか微妙

ネタ選びや、ギャグ一貫性がないのが、そう感じさせる要因だろうね。

作者自身よく分かっていないというか、扱いきれない状態で描いてしまったという印象を受けた。

吸血童貞タナベ

未来玉杯 エントリーNo.4

ノリと絵柄だけならコロコロとかの小学生向けで連載してそうなタイプだね。

けれど「吸血」の定番ともいえるのか、明らかに「アレ」を髣髴とさせる暗喩的な表現も含まれている。

まあ、それがコンセプトともいえるし、それ自体面白いんだけれども、シチュエーションなり登場人物だったりとかを練って、もっと話を転がしたりして面白く描けたんじゃないかという気がする。

終始テーマに沿っているのは好印象だけれども、舞台というかシチュエーションの都合上イマイチ盛り上がりに欠けるってところが難点か。

大喜利ネタの一つくらいの範疇なんだよね。

人間の達人

未来玉杯 エントリーNo.5

ワー、カワイイー。

……ぐらいしか感想書くことないなあ。

動物擬人化ものだとか、萌えだとかの定番アイテムが、それ以上の役割を果たせていない。

ネタ選びもノリも凡庸で、退屈なものが多い。

設定だとかテーマを踏まえると、むしろ及第点以下だと評価してもいいほど活かせていない。

綾樫くんは飼っている

未来玉杯 エントリーNo.6

面白い、というより楽しい漫画といった感じ。

こういうファンタジー的な要素に、それっぽい理屈を付けるのって楽しいからね。

ちゃんと、前編でネタとして提供される設定が後半の展開で活かされている構成なのがよろしい。

総合的に纏まってて、これといって言いたいことはないんだけれども、強いて言うなら構図とか、コマ割とかかなあ。

あと、1コマに人物が占める割合が多めというか。

さて、金未来玉杯の総括。

ギャグマンガに絞った企画だったのだけれども、当初の私が予想していたのとは趣が異なるマンガが多くて、嬉しさとガッカリ半々って感じ。

投票は~……どうしようかな。

総合的なクオリティならば「綾樫くんは飼っている」だけれども、あくまギャグマンガという土台に乗っけて評価するならば、軽妙なやり取りの「たちあがらない勇者テンツ」とか、テーマで紡がれる内容が一貫している「吸血童貞タナベ」、キャラの濃い主人公ガンガンいくオーソドックスタイプの「キングカイザーエンペラー」も捨てがたい。

まあ、後で決めよう。

2016-08-27

君の名は。見た。薄気味悪い感動系の駄作

すごいめちゃくちゃで、ふわふわとした話を圧縮して(いるかのように騙されながら)、勢いで見せられたという感じである

思いつくまま適当文句を言います。誤字脱字はスルーしてください。読みやすさは保証できません。

単純に、これ、この二人の恋愛物語が、なんでこういう話でないといけなかったんだろうって思ってしまった。現実世界写実的アニメビジュアルで美しい世界でやっていればいるほど、プロットが進めば進むほど、リアリティがなくなって、ふわふわしてくる。秒速5センチとかは、ファンタジー要素は、クズ主人公理由もなくモテること以外は別段、物語に存在しないから、ああいクズナルシシズムの物語として説得力があったが、君の名は。みたいに大きな舞台設定をコントロールする力量がないからもうひたすらめちゃくちゃで、あきれる。なんか最後の方とかエヴァもどき精神世界みたいな描写とかもあったし。2016年あん描写見て、何を説得したいのか謎だった。もっと普通ドラマ描写を作って言いたいこと言えよ。

もし、これがテレビアニメ1クールだったら、予算時間も潤沢でなく、画面にオーラもなくお得意の映像美もろくすっぽ使えないだろうから、物語面が強調されて、みんながアレコレと粗を突っつくので「すごいきれいな映像映画を見た!」っていう勢いがなくなり、凡作認定されていただろう。元々新海誠みたいなのって、エヴァンゲリオン村上春樹創作のよりどころにしているような、たいして才能のない作家であって、自意識過剰独りよがりな恥ずかしい妄想で物語を構築しようとする奴が一人で短編アニメをそういう感性で作ってそれが玄人筋セカイ系だのと変な刺さり方をしたせいで、なまじポエムとかキラキラした画面作りがうまかったせいで長編アニメ映画作家としてのレールに乗ってしまったのが間違い。このあたりの、「アニメーション映画の作家」のブランド化を擁立する回路と発想の貧しさってかなり根本的にどうしようもないことになってると思う。漫画みたいにさ何十人何百人と作家がいるんならいいんだけど、新海誠って、ただ異様に夢見がちで異様にロマンチストなだけでしょ? それがこのひとの作家性でしょう? 東宝が大衆向けに成立させるためにいろいろテコ入れ指導しただけで、悪いところは何にも治ってないよ。寝取られ趣味を指導されてセルフパロディで両想いハッピーエンドなんてところは作家の力量の場所じゃないだろう。

君の名は。にしたって文芸的な発想として、基本的にやってることは、ぶっちゃけ今やってるアニメだとリゼロあたりとほとんど変わらない。何か一つか二つ、使い古された仕掛けを元ネタとして、そこに自分の価値観人生観恋愛観青春家族観女性男性観などを展開していく土台にするわけだけど、この映画雰囲気しかない。ひたすら美しい彗星を見上げるキミとボク、っていう。あそこから恋愛物語を出発させていくんだけど、それが、あの映画。40過ぎた男が「オリジナルで」やるのが、あれ。背景美術の美麗さ、超豪華アニメーター陣の画面の力をとっぱらえば、何がある? 単なる借り物の想像力自分語りしているだけでしょ? その自分があまりに貧相なんでもうつらいつらい。

 

ポスト宮崎? つまり20年後国民的な映画作家? 本当にこの人でいいの? まあジャニーズ帝国みたいにジブリ帝国だった時期があるせいでこういうことになってしまったんだろうけど、画面作りに非凡な才能があるというだけで、大した教養もない奴を神棚に飾らなければならないカリスマ祭り上げる発想が薄気味悪いし居心地悪いしもう最悪。

コイツ一度でもテレビアニメの平均的な予算時間やらせたほうがいいわ。君の名は。ではこれまでついてきてくれたアニメーターたちを切り捨てて東宝マネーであてがわれた超豪華なメンツアニメーター引き連れて興行収入はこれまでの最高が1,5億を初日だけで軽々と塗り替えるくらいの大宣伝攻勢。プロデューサーたちは頑張ったよねえ。シン・ゴジラより興行収入あげちゃうかもしれないんだから。宣伝はうまくいったよね。口コミはどうなんだろうなあ。シンゴジラみたいになるのかなあ。どう考えても駄作だけどなあ。

本編のうざったさは、まず、入れ替わりの際の決まりごとの曖昧さ、具体的なルール法則性の明示のされなさ。これにいらつく。元に戻れば記憶が薄れるとか、バカにしてるだろ。

他人と入れ替わったのに学校に行きバイトに行き、お互いの素性を知っても連絡を取ろうとしない。そんな日常を代行するくらい打ち解けても自分が生きている時間や日付に気付かないという脚本がわざと主人公たちをバカにしていて、もう序盤で冷めていた。写実的アニメのくせしてこのラインリアリティの話なんだなと。思春期の男女が入れ替わって? 家族や友人がそれまでと変わらずに? 陰口叩いてくる同級生の威嚇のために机を蹴っ飛ばすの? ホント大丈夫? そのレベルリアリティでやってくの? 女子力が高い男子高校生女子大生が仲良くなる過程ディテールもろくにかけないからランチして笑ってればいいの? 

前半のガバガバリアリティ死ぬほど退屈で、アホらしかったわ。憧れの年上のお姉さんのマネキンっぷり、生々しさの演出タバコって失笑でしかない女性観。もう一段階読み込むと、バカな男たちが惹かれる顔と身体だけの女として、あの先輩を描いているかもしれない。青春の幻影的な? まあ嘘だけどね。魅力的な現代的な女性像なんて新海誠に誰も期待してないでしょう。もう単純に、長澤まさみばりにいい女っていう記号しかない。

主人公をめぐる人間関係にしたって、後半の探索を円滑に進めるメンツの確保のためでしかなくて、ハリボテ感がすごいんだよね。まあこういう部分はオリンピック見ても分かるように日本中スクールガールスクールボーイコンプレックスで単に学園物っていう牢獄にいるようなもんだから、ガキっぽい世界観になるのは国民病なんだけど、ただの事実として、選択した物語のギミックにふさわしい舞台設定の調整と情報量コントロールがド下手。何か原作をつけてアニメを作ったこともない、TV放送で1話20分で回したこともないんじゃそうなって当然だよ。

まあこういう勢いで迫力を出している、野生のバカであるがゆえの新海誠という作家性があるのも事実とはいえ、君の名は。を名作として崇めようとするのはやめたほうがいい。新海誠は文芸的にはリゼロと同レベルなんだから。あのバイト先のレストラン、高級シャレオツぶってるけど、客の民度から察するに最低ランクでしょ? パンケーキのお店のほうがランクはるかに上なんでしょ?  物語の動かし方がつまようじドキュン活用することでしか分からないんでしょ? やばいよ、あれは。つうか長澤まさみがなんか機転を利かすのかと思ったら謝るだけだったし、ガチ思春期男子が顔と身体だけであこがれてる女性っていうイメージなのかもしれないなあ。まあどうでもいいが。

最初から最後まで、子供っぽいふわふわした基準リアリティ物事が進んでいく。入れ替わりギミックぼんやりした設定だけじゃなくて、人間関係とかもヒロインにおいてすら、投げっぱなし。思わせぶりなセリフで色々匂わせるんだけど、それだけ。冒頭で、ヒロインとおばあちゃんが父親とうまくいっていないという物語的な課題提示しているのにほっぽりだす。ヒロイン家系巫女能力があることだけほのめかして、クライマックスの筋に絡まない。ものすごい空虚な存在でしょ、父親が。碇ゲンドウ的ですらない。母親なんて排除しちゃってるもん。


後半の畳みかけるような展開は、正確に把握できたかどうか自信がないけど、もしかしたら、きっちりつじつまが合うように作られているのかもしれないけど、仮にそうだとしても、見ている側との意思疎通がほとんど感じられない。何がどうなれば物語としてオーケーなのか、ゴールが正確に提示されないでしょ? 酒を飲んだら入れ替わりが発生するとか、そんなん言われても、法則性はないのでどうとでもなる展開でさ。

んで助けに来て、おばあちゃんは入れ替わりに気付いても、彗星の話は信じないとか意味不明だろ。父親を説得にも失敗して声を荒げたら「お前は誰だ?」というところでやっぱりあの家系は死んだ母親ふくめて代々そういうことがあったんだと示唆されるわけだけど、なぜか場面転換して逃げ出すように「俺じゃ説得できないのか」って好きな女性父親とのコミュニケーションを放棄して、なんか展開おかしいなあと思ったけど、彼女バトンタッチで世代を超えて組糸の家族和解テーマかと思ったらそっちも何もない。わだかまりを解消するとっかかりが示されるわけでもない。

土建屋放送部とか、人間関係と設定がご都合主義なのはまだ許せても、カタルシスが用意できてない。子供大人が揉めて、対立して、そこで何かしらのきっかけでうまくいきはじめて、カタルシスが生まれるはずなのに、あれ、なに? 避難訓練て。リゼロみたいに、自分が頑張ってますってアピールするためだけにあの状況があったの? 大人たちは? 

現実なのかよくわからない「たそがれ」の場所で幻想的な背景の中でマジックで「好きだ」ださいわ~、普通書かれたらその場で見るだろ。ださいわ~。

何もかもが薄っぺらい夢見がちなファンタジー

そのへんのラノベアニメにないもんっつったら時間メタファ~()であるあの伝統工芸とかなんだろうけど、物語の中のアリバイ作りとかになっちゃってない? 組糸にしたって、ただのドラマティックな恋愛の盛り上げ役っていうかさ、あのアニメの中の世界であの伝統芸能がどういう存在でこれからどうなっていくのか、とか故郷災害で失い、跡形もなく消し飛ばされた人々は、東京でつつましく暮らして結婚とかしちゃいますよ? 憧れの先輩も結婚とかしちゃいますよ 君たちも幸せになろう? 頑張っていこう?

は?

震災記憶自意識過剰文学青年出会って作品にしちゃう最悪のケースの一つ。自分たちを彩る美しい壮大な光景君の名は。の描く震災は、ロマンティックで残酷な恋愛が体験できるアトラクションなんだよ。BGMはRADWIMPSでさ。

要するに、子供の幼稚な恋愛の話しか興味がないし、子供の幼稚な恋愛の話しかできないの。この人は。庵野が言うコピー世代っていうのよりもう一段階ひどい。子供世界観しか物を語れないうえに、何か題材を選んだとしても、それを自分の自意識ファッションみたいに扱ってしまう。

なんか、今回の新海誠とりまメディアとかアニメファンの状況が、裸の王様誕生した瞬間を目撃したような気分になる。



追記

トラックバックで白状がどうとか頭のおかしいこと言っている人がいますがなりすまし変人です。書いてることも奇妙でどういう意図があるのかよく分かりませんが。

2016-08-26

http://anond.hatelabo.jp/20160826223435

なろうだって転生ものばかりじゃないし、なろう以外のファンタジーも増えてるのになあ。

いまのファンタジーブーム90年代ファンタジーラノベよりはるかに多量で多様だと思うぞ。

http://anond.hatelabo.jp/20160826223435

そうやって「転生ものばかりだから」って毛嫌いするのがナゾ

ファンタジーってジャンルだってファンタジーばっかりなわけじゃん

転生ものだって面白いものはあるぞ?

自分もずっと食わず嫌いだったが

実際読んでみたら結構面白い

http://anond.hatelabo.jp/20160826222512

SFは充実してるよねー

SF好きだし、もちろんファンタジーだと思うけど、比べて剣と魔法世界の方はなかなか厳しい感じがする…

http://anond.hatelabo.jp/20160826221719

おいおい小川一水読んでから言ってくれよ

SFファンタジーだとは認めないとか言うなよ

日本ファンタジー小説って絶滅危惧種じゃないか

いわゆるラノベとかジュブナイルを除くと、まっとうなファンタジー小説ってないような。

いや、上橋菜穂子かいるけどさー…

ハヤカワでばんばん海外ファンタジーが打ち切られてたり、氷と炎の歌普通にドラマ化されてたりするのを見ると、この温度差はなんなんだろうと思う

http://anond.hatelabo.jp/20160821140328

自分がそう見えているってことが他の人にもそう見えていて遍くそうだと思える神経がおかしいよね

その赤だと思ってるものが黄土色だったらどうなのよ

そういう無神経さと自分世界との差を世界側が埋めて来いよって傲慢さがうざいんじゃない?

君はファンタジーもの人外容姿がでてくる意味とかわかんないんでしょう

赤だとおもっているものだどれだけ人と同じ赤にみえいるか説明してもらいたいものだわ

2016-08-24

美少女アニメに救いを求めるオッサン

NEW GAME!第8話はロリ要員として涼風青葉と双璧を成す、桜ねねを中心に物語が進行する。

比較的序盤に、八神コウが冷蔵庫に入れておいたプリンをねねっちが食べてしま事件が発生。

恐ろしいことに、この死ぬほどどうでもいい事案は最後最後まで引っ張られ、尺の大部分はプリンの話なのだ

おっさんたちはよほど辛い現実から目を背けたいのだろう。

あぁ、本作を途中から観始めた諸兄諸姉のために補足すると、この作品デスマってるゲーム開発現場過労死寸前のおっさんたちの幻覚漫画アニメ化したものである

ゲーム会社でありながら、プリン消失に気づく心の余裕がある一点だけ見ても、完全にファンタジーであることがお分かりいただけるだろう。

今回のサブタイは『夏休みだぁああ!!』であり、無論おっさんたちの叶わぬ願望、魂の咆哮に過ぎない。

この作品は夢、なのだ文化祭前日が永遠に続く友引なのだ

ちなみに登場人物たちが鋭意制作中のゲームは『フェアリーズストーリー』というタイトル

妖精さん(フェアリーズ)はおにゃの子たちだろうか、それともおっさんたち? いずれにしても本作は労基法の埒外に広がる幻想世界舞台としており、妖精さんはきっと必ずいや間違いなくいるに違いない。

しかしながら、おっさんたちの妄想に終始しているというわけではなく、ときおり垣間見える現実物語に奥行きを持たせており、日常系アニメに飽いたユーザーの視聴にも耐え得る作品だ。

例えば、冷蔵庫の中にレッドブルがチラ見えしたり、青葉とねねっちが土下座したり、寡黙なひふみん(今回は一言も喋らない)が失語症発症した従業員メタファーだったりと、ところどころにおっさんたちからSOSが挟まれている。

エンターテイメント性を維持しながら、業界の窮状を訴える社会派アニメなのだ

と、一見無意味に思えるプリンの話から、これだけの言説が批評として引き出せる。今期の覇権アニメであることは論をまたない。

なお、次回のサブタイは『出勤しちゃいけないんですか?』である。労基が入ったのだろうか。

http://anond.hatelabo.jp/20160824113203

だよね

いや

同じような考えを持つ人がいて良かった

っていうほどレア感覚じゃなくて結構一般的じゃないかなあと思う

ネットでも結構そういうこと言う人多く居たしさ

なんかセックスに関する変なファンタジー、質の低いファンタジー蔓延してて色んなこと阻害してるし

それはジジイ達の作るAVのせいだ、ってのが俺の立場

http://anond.hatelabo.jp/20160824112333

見たことあるけど男向けAVよりはずっといいね

まあ俺男向けにせよ女向けにせよAVはあんま見ないけど

http://anond.hatelabo.jp/20160824110033

いやみんなそうだと思うよ

俺も結局挿入よりも裸で(服着てても)イチャイチャ抱きあうとこが一番幸せきもちいいという結論になったし

からほんと悪い意味でのセックスファンタジーというか、

古い妄想が固定したジジイが作ってるAVは滅びるべきだよね

2016-08-21

シンゴジラが気にくわない人がこれは評価するという映画を聞かないとなんとも言えないかなあ

石原さとみの演技が云々は、はあそうですか、としか言えないし

批判妥当とか納得できる理由じゃ無いんだよね

理解できないというか

(1)あんインチキ外人ドヤ顔でこれみよがしに出しゃばられても・・・

→そうは思わなかった

(2)怪獣がそんなに怖くない

普通に怖かった

(3)怪獣をダシに使った政治劇がオタクファンタジー・・・

映画ってそんなもんですよ

(4)庵野信者同窓会には参加できません

→そうですか

もう単なる感覚の話だから、そう思うでしょうねあなたはってレベル

ただ表現力不足なのか納得する所まで行かないんだよね

クローバーフィールド比較してたけど、

実験的で硬質な雰囲気は似てるけど、全く目線も要素も真逆映画なんだよね

まんまエヴァとかヤシマ作戦っていうのも分かるんだけど普通にエヴァ

面白いと思った人間なのでそれを言われてもちょっと

オタクテクノクラート、う〜ん、軍がミサイル打ち込んで終わる映画の方が多い気がするし

別に映画ってそんなもんじゃ無いの?って感じなんだけど

まらないって思ったってのは分かったってだけで説得力を感じなかったし

理解させるほどの文章力も感じなかった

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