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はてなキーワード: 友引とは

2023-11-11

占い意思決定の補助輪と考えればわりかし便利なのかも

たとえば結婚式の日時をいつにするか、無数の選択肢がある中で吉日という補助線を引けばある程度候補は絞れる(それでも多いだろうけど)

葬式は「なるはや」だろうけど、かといって明日は早すぎない?という躊躇に対して「明後日友引からエイヤっと重い腰を上げる理由になり得る

思えば太古の昔に占い吉兆で開戦の意志決定すらしていたのも、あまり責任重大すぎて個人では恐れ多くも決心できなかったからなのかもしれない

2022-12-04

おじいちゃんの話。それから

https://anond.hatelabo.jp/20221121085518

 あっというまに、2週間が経ってしまった。

 忌引で仕事を休んだりしたのでまあ周りも知っていることなんだけど、あんまり気を遣われたくなくて、でも誰かに聞いてほしいのでつらつらと書く。おじいちゃんは本当に最後までマイペースだったし、面白い人だった話を、どうか暇な人は読んでいってほしい。

 11/21のお昼前、母方の実家に着いた。

 突然つれあいをなくしたおばあちゃんは、久々に孫であるわたしの顔を見て笑ってくれだけど、足取りがおぼつかなくて、ただでさえちっちゃい(身長、145センチしかない)身体ますます小さくみえた。「おじいちゃん、座敷にいるから会ってあげて」と言われたので向かう。布団に、顔にかけられた白い布。それを見たらぐっと目が熱くなった。布を取ると、眠ってるみたいなおじいちゃんの顔。この家で夕ご飯を食べると、おじいちゃんお酒を飲んで、その後一緒にテレビを見てるといびきをかきながらうたた寝をしてしまう。そんな時の顔だった。声をかけたら起きてくれそうなのに冷たかった。

 その日の夜、おじいちゃんの家でお通夜をした。数人だけど親戚も来るということで、玄関を掃いておこうと、箒を探しに納屋に入ると、使いかけの肥料や、明らかに「まあどうせ明日も使うしここら辺に置いておくか」って感じで適当に置いたらしい鍬、何日に白菜を収穫するとか来年の作付をメモしていたホワイトボードがあって、ああ、おじいちゃんにとってもこれは急なことだったんだなとぼんやりと思った。

 枕経に来た菩提寺住職さんは、わたしとそう歳の変わらない、若いひとだった。お経をあげてもらい、納棺をする。旅支度をさせて、花をいれて、孫全員(私含め6人いる)の手紙をいれ、お気に入りだったシャツをいれ……その過程で、ずっとぼんやりしていた祖母が棺に取り縋って泣き出した。まだ祖父が死んだ実感が薄かったわたしも、さすがにその姿を直視できなくて目を逸らしたとき、視界の端で住職さんがしきりに鼻をすすったり、マスクを直すふりをして目元を拭ってるのが見えた。なんでも、婿養子として今の寺に来た時に、ちょうど祖父檀家の総代をしていて、祖父はそれこそ孫と歳の変わらない若い彼のことを気にかけて可愛がっていたらしい(親戚談)。きっと仏門に入った人にとって、通夜葬儀日常茶飯事だろうに、その人がそんな感情に呑まれるくらい、祖父は面倒見のいい人だったらしい。妹や従妹もその住職さんが泣いているのを見たらしく、後々孫の間で「もしかしたら他所にも孫みたいな人が他にもいるのかもね」なんて話した。

 その翌日は友引で、葬儀は次の日に延ばし、火葬だけを行った。この日もおじいちゃんはなかなかやらかしてくれた。おじいちゃんを乗せた霊柩車が家を出る時は、集落中の人(ガチ限界集落である)が見送りにぞろぞろと集まって、見送ってくれた。ちょっと壮観だった。

 本来こういう時は霊柩車の後ろに、参列者を乗せたマイクロバスがついてみんなで火葬場に行くものだと思う(というかわたし経験した葬式ってそういうのしかない)んだけど、コロナ禍だし、あとあんまりにも急すぎて来れる人も少なかった(田舎だし、みんなお年寄りなので、足が確保できないと来れないのだ)ので、うちや叔母の家の車3台に分乗して、火葬場に向かった。

 しかし、せいぜいどんなに安全運転しても20分くらいで着くはずの火葬場になかなかつかない。道中の信号うまいこと全部赤で引っかかるのだ。わたしの母は三姉妹の長女で、まだ心ここに在らずな状態祖母と連名で喪主をしていたため霊柩車に乗っていたが、わたしが「おじいちゃん、よっぽど行きたくないんだな……」と言うと父は「だろうな……」と深く頷いていた。

 30分以上かけて火葬場に着いた。そこからはさすがの祖父ももうどうにもできず(?)あっという間で、その後2時間もしないうちに、祖父は骨になった。若い頃(といってもわたしが見た記憶があるのでめっちゃ若いわけではない)に建築業についていて、屋根から落ちて骨折した時に手術していれたボルトがしっかり焼け残っててびっくりした。手先、足先の細かい骨は、年齢もあってさすがに……だったが、大腿骨や肩の骨はがっちりしていた。祖父はこの年齢では背の高い人だった(たぶん170センチ越えてた。祖母と並ぶと身長差がすごかった)のに、結局のところ、最後には母が抱えられるサイズの骨壷におさまった。「こんなに小さくなっちゃうんだね」と母がつぶやいた時は、なんで言っていいのかわからなかった。

 帰りはそんな祖父を抱えた母もうちの車に乗って、また3台の車で祖父の家に帰った。霊柩車で来る時に通った道を避けて帰る、ってのは全国共通風習なのかな……?だから、来る時よりは少し遠回りになる……はずだった。でも20分で帰れた。なんせ信号、全部青。骨壷を渡された時の母の顔はさすがに見ていられなかったけど、祖父の家の屋根が見えてきた時に母は、「帰りはあっという間だったね……」と困ったような笑みを浮かべていた。おじいちゃん、どんだけおうち好きだったんだよ……。

 そして11/23菩提寺葬儀をした。

 家族葬だったけど、焼香をしにたくさんの人が来てくれていた。みんな、新聞のお悔やみ欄で見てとるものもとりあえず大慌てで……って感じで来てくれていた。「入院してたのか?!聞いてないぞ!」と言う人もいた。病院には1泊しかしてない、本当に急だったということを何遍も説明する母は、最後のほうはさすがに疲弊していた。ちなみにこの日は大雨だった。無口な従弟がぼそりと「未練あり過ぎだろうが」と言っていた。それな、と返した。

 式自体は身内だけで行って、このご時世だから会食は無しで折り詰めを持って帰ってもらい、また骨と、遺影と、白木の位牌と一緒に祖父の家に帰った。

 とりあえず自分達も折り詰めを食べながら、母は葬儀屋と四十九日の日程をつめ、その後も墓石屋や位牌の手配、この後家に直接弔問に来てくれる人への対応の打ち合わせを叔母たち(と、まだどこか虚ろな顔をした祖母)がやっている時、まだ細々とやることは残ってはいるがひとまずは一通り終わったね、お疲れ様だったね、という空気が流れつつあった。

 でも、ここで終わらないのがおじいちゃんだった。突然この家の固定電話が鳴った。

 母が電話を取ると、相手は伯父(父の兄。他県で父方祖母と一緒に住んでいる)だった。葬儀に花を出してくれたり香典も出してくれたから、今日葬儀だったことはわかっていたはずだし、なんだか様子がおかしい。泣いてるのか笑ってるのかわからない声で喋っていた(母談)らしく、何かあったのか母が(たぶん疲れもあって)少し強い口調で問うた。その返事は、

「○○さん(祖父)からさ、たった今、林檎が届いたんだよ」

 だそうだ。

 祖父は交友関係は広いがそれぞれ相手マメな人だった。うちの父方の親戚に対しても、季節の果物特産品なんかを折々に送っていた(向こうからもよくお返しも来ていた)。この時期は林檎(ほぼ出身地がバレるな……)を、他県の親戚や知り合いに毎年毎年手配して贈っていて、それが、葬儀をやって当の本人極楽浄土に送ろうとしていたっていうのに、それがちょうど終わったタイミング相手に届いた、ということらしい。……それは普段無口な伯父さんも、反応に困っただろう。「○○さんから最後の贈り物だから美味しくいただく。冬にはこっちから蜜柑を送るからよろしく」ということで電話が終わり、私たちは大きく溜息をついた。「たぶん、この調子だともう何軒か送ってそうだなぁ……」とみんなで笑い合った。

 さすがにちょっとしんどかった。

 あまりにも急すぎた。呆然とした祖母を見るのが辛かったし、その祖母の代わりに喪主仕事を引き受けるためにずっと張り詰めた顔をしていた母を見ているのも胸が痛かった。出来ることしか手伝えなかったけど、母から葬儀が終わった後に「あんたら(私や弟妹)がすぐ飛んできてくれて本当に助かった」と言われた時の弱々しさが心配で、結局今いる自分の家に戻って来れたのは11/25だった。

 だけど、そうして過ごす中にも、ふと思い出す祖父の話(孫相手に遊びにムキになったり、高校生の叔母が夜遊びしてぶっ飛ばされた話だったり)や、こうして亡くなった後にもなんだか面白いことをしてくれるおじいちゃんのことを話せる相手は、なかなかいない。

 でも、顔を知らなくて、こんな長文をここまで読んでくれる人に、ちょっとでも聞いてもらえたらなんだか心持ちが楽になる気がして、あと、悲しいだけではないって気持ちになれると思ったので、こうして文章にしてみた。

 読んでくれて、おじいちゃんのことを知ってくれて、ありがとう

余談。

 わたしが今の家に戻る前日、仏具屋に母と行って、位牌のカタログをもらって祖母の家に行った。その後数日、祖母カタログを見て、あと母が撮っていった店頭にあった位牌の写真も見て、散々悩んだけど、そのお店で一番よく出回る、スタンダードものを選んだらしい。「それでいいの?」と母が訊いたら、「わたしが死んだ時は、お父さん(祖父のこと)とお揃いの位牌にしてほしいから。これならすぐお揃い作ってもらえるでしょ」と言ったそうな。お揃いの位牌。ちょっとパワーワードだな、なんて思った。でもさぁおばあちゃん、そんな早くいったらおじいちゃんたぶん額に青筋立ててめっちゃ怒るから、もう少し一緒にいてほしいな。お正月には会いに行くからさ。

2022-07-29

日本人の中には、子どもが生まれるとお宮参りをし、結婚式教会で挙げ、お葬式はお寺でするということに、何の抵抗も疑問も持たない人々が多くいます

結局は、神道キリスト教仏教も本気で信じてはいいからだともいえますが、では、信仰心のものがないのかといえば、そうではないようです。

例えば、仏滅の日は割引をする結婚式場があったり、友引の日は休業する葬儀場や火葬場があったりするのは、そういうことを気にする人が決して少数派ではないからです。何かの教理に基づいてはっきりした根拠を持ってそれを避けるというわけではなくても、縁起が悪そうなことはできるだけしたくないという気持ちには根強いものがあるようです。

テレビ番組雑誌占いのコーナーが欠かせないのも、先祖水子のたたりを脅しの手段に使う霊感商法が成り立ってしまうのも、人々の中に目に見えない超自然的な力や霊の世界漠然と信じる心があるからではないでしょうか。

この漠然とした気持ちがひとたび具体的な信仰対象を得ると、驚くほどいちずな強さを見せることがあります。例えば戦国期の一向宗門徒たちは、当時の大名たちが恐れてその顔色をうかがっていた織田信長をも敵に回し、命を賭して戦いました。キリシタンたちも、キリシタン禁制がしかれてからもその信仰を捨てることなく、拷問死刑によって命を落としていった信者たちが大勢ます

明治から第2次世界大戦が終わる頃にかけては、天皇現人神とする皇国信仰日本宗教になったともいえます特に敗戦間際には、最後には神風が吹いて日本が勝つと信じたり、天皇のために死んでいくことが最高の名誉とされたりする世論は、まさに宗教のものでした。

終戦とともに天皇が神の座から降り、日本経済が発展の一途をたどり始めた1950年代後半になると、テレビ冷蔵庫洗濯機が「3種の神器」と呼ばれるようになりました。これらをそろえれば幸せになれるという日本国民の心情を表したネーミングです。

宗教に頼るほど弱くない」と言って、真の意味で何にも頼らず、何にも左右されず、ただ自らの努力や才能、目に見える世界がすべてだと思って生きている人は、実は日本の中で(あるいは世界中どこを探しても)少数派なのではないでしょうか。

2022-07-20

anond:20220719220107

あなたの言う「普通」がわかりませんが、

書いた理由は、私の中の「理解を越えて衝撃を受けた」からです。

男の大部分が根拠の無いものを信じないとなると、

交通安全祈祷おみくじ、お守り、お札、盛り塩、その他諸々を信じないってことなので、衝撃的でした。

街中で成田山交通安全ステッカーを見るし、結婚大安を選び、葬儀友引を避けるのが常識的だと考えていたのもあります

2022-07-19

anond:20220719145503

また主語大きくて雑だよなぁ。

昭和の昔なら風水が悪いから方違え、今日仏滅三隣亡だから外出しない、みたいな人いたじゃん?

今でも今日は一粒万倍日だから宝くじ買え、みたいな話あるし。カレンダー結構大安とか友引とか書いてあるじゃん

2022-04-09

六曜について

大安友引葬式ができないとか、仏滅にお祝いごとができないとか

生活に悪影響しか無い気がするんだけど

なかなか廃れないということは何かメリットもあるのかな

2021-07-12

anond:20210712105451

anond:20210707135546

参考までに月曜19時半に投稿してダメだったやつを水曜8時半に斎藤工したら伸びたよ

友引だったから友(ブクマカ)を引いたのかも

2021-01-14

anond:20210114104835

老人層はなぜかそう古くないここ数十年で一般化したようなことを

さも古から伝統のように理由もわから大事にしてたりする節はあるな。

結婚式を挙げないなんて親戚に顔向けできない、

本籍地を変えるのはやましいことがあるからだ、

友引葬式をしてはいけない(これを浄土真宗のやつが言ったりする)など

極端に狭い世界で生きてるな、という印象。

狭いコミュニティで生きてるとそういうのも大変だよなとは思う。

うちも親世代ゴリゴリにこういう固定概念で生きてるけど

良い感じに距離を取って面倒に巻き込まれないようにしたい。

2020-11-10

葬儀コロナ田舎の老人と

先日祖母が亡くなった。

祖母昭和一桁生まれ地方本家長男の嫁で子供が7人ということで、一族ドンと言うかゴットマザーとでも言うような人だった。

本来なら盛大な葬儀になるはずだったのだが、コロナ禍と言うことで親族のみの簡素葬儀に変更になった。

で、祖母長男である父の意向で、規模が小さいのがいい機会だからと、嫡孫にあたる俺が冠婚葬祭勉強を兼ねて取り仕切ってみろと言う事になり、色々と準備する事になったのだが、思う事が多々あったのでここに書き出してみる。

その1 コロナ対策ガン無視の老人たち

新型コロナの第三波が警戒されている昨今だが、老人連中は明らかにビビらなくなってきている。そもそも、「親族だけの簡素な式」と言う事で、俺は参列者は多くても15名程度、せいぜいが祖母の存命の兄弟子供、近くに住んでいる孫連中くらいと考えていたのだが、なんやかんやのしがらみで親戚筋を一通り呼ぶ事になり、結局参列者が50人を超えてしまった。不特定多数不要•不急の集まりを避けると言うコロナ対策観点で見ると非常にまずい。

まぁなんと言うか、年配層にとってはコロナ対策で密を避けるよりも、「この人は葬儀に呼ばれたのにウチは葬儀に呼ばれなかった」と言う不満の声が出ないことの方が大事価値観のようなのだ。若輩者の俺がとやかく口を挟めることではなかったのでやむなく従ったのだが、ぶっちゃけこんなに集まらない方が良かったと思っている。

また、「コロナ禍につき、親族以外の参列はご遠慮いただく」と事前に宣言していたにもかかわらず、アポなしで押しかける近隣住民が多数いたのも辛かった。この地方でのコロナ患者数は県全体で見てもそう多くはないといえ、葬儀ノコノコやって来た彼らはノーマスクで故人の話題をダシに談笑しており、日頃会社や自宅でコロナ対策に気を使っている身からするとなかなかにキツいものがあった。

極め付けはコロナ対策が非常に甘い寺院入り口アルコールが置いてあるだけで、検温等は一切無し。法要は寺の御堂を締め切って行われた。(11月になり気温が下がっていると言うのもあるだろうが。)お経をあげる4人のお坊さんはノーマスクコロナ重症化しやす高齢者も多数いたと言うのにだ。参列者にキャリアがいれば葬式クラスター待った無しである。ちなみに遠方から来ている親戚は、東京横浜名古屋大阪神戸大都市在住の者も多かったので、いまだ内心冷や冷やしている。(もっとも、医療関連の仕事についている親戚はさすがに出席を辞退していたのが。)

その2 不透明なお寺や葬儀屋の料金体系

俺が葬儀を取り仕切ると言う事で、お寺や葬儀屋との交渉にあたったのだが、まあ料金体系の不透明なこと。

まず、お寺は見積もりの明細書や領収書は一切出さない。ざっくりと戒名料が20万で、法要料が1周忌までセットで100万、あとは思し召しでいくら寺院修繕費として寄付をいただければと言うことだった。相場が分からないので、父親祖父葬儀の記録を見せてもらうと諸々含めて80万弱と言うことだった。父曰く、お前は若年だから住職になめられてふっかけられているのだろうとの事。後ほど父が改めて相談に出向いたところ、トータルで85万と言う事で収まり祖父の時と近い金額になったのだが金額根拠不明で非常にモニョった。

お寺以上に不透明なのが葬儀屋だった。明らかに使いまわしであろう祭壇の設置費用が最低30万とか、花代が一房2万とか、どう考えても原価の何倍もふっかけている。さらに、祖父葬儀の時にはなかった故人の思い出ムービー10万かかったり(必須オプションで外せない、最近流行りらしくみんなやってますよとのこと)、なんというか、1日2日の短期間でプランニングしないといけない弱みにつけ込んで取れるだけむしり取ってやろうという気が満々で非常に腹が立った。

まり理不尽なんで葬儀が終わった後に父に愚痴をこぼしたところ、祖母の代は同世代の親類に気を回す必要があるからやむを得ないが、俺が死ぬときにはAmazonお坊さん便で略式の葬儀で良いぞといわれた。準備中はいろいろうるさいと思っていた父も考えていたのだと分かって、父の柔軟さに不意に感動してしまった。

その3 厄介な老人たちの要求について

葬儀を取り仕切って一番モニョったのがここかもしれない。六曜を気にして、この日は友引から避けろとか、縁起か何か知らないが藁を燃やす手筈を整えろとかよくわからない注文が多い。さら高齢のため、葬儀場に車椅子スペースを設けてバリアフリー対応をしてくれだとか、法要の後の食事は歯が弱くても食べれるものしろとか要求が多く、ただでさえ忙しい葬儀仕事を増やしてくれる。そのくせ準備はほぼほぼ手伝ってくれない。お願いだから自力葬儀会場に来れない老人はコロナ対策に家でじっとしていてくれ。

そんなわけで

今回の葬儀を取り仕切るまではなんだかんだで冠婚葬祭日本の伝統文化だし、非合理的な部分があっても年配の人の考えは尊重しないといけないなと思ってたのだけど、冠婚葬祭文化マジカスじゃね?くらいに180°考えが変わった。

まあ、祖母兄弟もあと10年もしたら皆鬼籍に入るだろうから、その後に葬儀を取り仕切る機会が有れば、父の勧め通りに迷わずAmazonお坊さん便で、略式の葬儀にするだろうなとは思う。何だかんだ思うことはいろいろあったが、良い社会勉強の機会であった。

2020-01-08

葬儀会社の◯レマがクソだったので、詳しく伝える

2020-01-08 22:10 追記しました。

事の経緯

先日、父が亡くなった。がんだった。

父がなくなってから

父の呼吸が止まったのが14時半。来てくれた担当医さんが死亡確認したのが15時半ごろ。家族皆が泣いていた。自分も唇を噛み締めながら我慢して、それでも涙が溢れてくる。

訪問看護をしてくれていた看護師さんがとてもいい人で、自分たちも手伝いながら、髭をそったり着替えさせてくれたりして、父の準備をしてくれた。

家族で湯灌してあげて、最後見送りすることがとても良い時間になるよ。と、いろいろ教えてくれた。

これまでの看病で疲れているし、親族や知人の対応は母することになるの明らかだったので、葬儀会社とやりとりするだけでもと、喪主をかってでた。

葬儀会社を選ぶ

闘病中、なくなる数日前に、◯レマの営業さんが来て、契約とれないと来週クビになると言われ、母が契約したとのこと。

父は元教員だったので、教え子含めてある程度の人数が来ることが予想されたので、駅チカの広い葬儀場が使えるのが良いかと決めたそう。

15年ほど前に祖母がなくなった時には、地元葬儀会社で、自宅葬だった。

在宅療養していた父がなくなり皆が動転している中、母は最後まで地元葬儀会社にするか迷っていた。

とりあえず契約してるんだからという理由で、◯レマに電話を掛けた。

最初対応

担当営業契約担当者と葬儀場で連携が取れておらず、あちらに掛けて、こちらにかけて、折返し待ちして、とたらい回しされた。

加えて、最初電話をかけた時点でこの時間で決めますがよろしいですか?と念押しされた。

こちらのことを知ってる営業からなんのコンタクトもないのか?と疑問におもいつつも、下手に時間を掛けても仕方がないので、最短の日にちで申し込みをした。普通なら、死亡後3日後が告別となるのが最短になるのだが、3日後が友引だったため、4日後となった。結果的には、日付が伸びたことで運良く救われることとなった。


葬儀プランナー来たる。


葬儀プランナー担当者が来たのは18時ごろだった。

準備しますねと。ドライアイスと祭壇のセットをしてくれる。

それが終わると、葬儀プランや料金についての説明が始まった。

私達は営業さんから貰った資料確認しながら、プランの詳細を選んでいくが、一つひとつ決めるたびに、営業が話してた葬儀プランと言ってることが違うやんと言うことがどんどん出てくる。

契約時には、一般的葬儀費用のように見えるこの内容で、事前予約75万のプラン契約していた。

この契約があれば、全部まかなえます。と営業さんは言っていた。追加のオプションは断れば良いとも。

https://cerema.co.jp/funeral/plan.php

 

契約葬儀プランに会場費(+5万)が入ってない。

契約葬儀プランでは、入り口近くの小さい部屋しか使えず、+10万ださないと、50名規模のホールには対応できません。

プランで出来ると書かれていた花祭壇は、+10万ださないと、できません。

病院から自宅までの寝台車費用は入ってるが、自宅から葬儀場への寝台車費用は入っていない。

 →自宅で亡くなったため、おかしくないか?と問い詰めたら、じゃあプラン内の費用対応します。と

・周りに飾る花代が最小16万~。無いと困りますと言われる。親戚から送られる分が合っても、親族一同の分が必須ですと。

・祭壇に飾るフルーツ必須です。(+1万)

白装束(+4万)に着替えるのが普通です。

棺桶に掛ける布は燃やすために毎回新しいもの必要です。(+4万)

・湯灌できるけど、郊外施設まで連れて行く必要があり、家族参加は不可。(+7万)

・骨壷も今のママだと貧相なので、アップしたほうがよいですよ。あと分骨するなら、追加費用+1万)。

告別式粗供養品は返品不可です。

初七日もするなら、食事が一人5000円~


などなど、諸々で、事前の見積もりが180万ほどとなった。通夜の来場も50人と、少なく見込んだ上でだ。

契約書の文面を確認し、クーリングオフできますよね?と問いかけると、厳しい表情。

家族は皆疑念不安が募るばかり。

葬儀トータル費用相場からは離れてない。でも、言ってることこれだけ変わるというのはオカシイちゃんと湯灌してもらえるのか?葬儀が滞りなくすすのか?

ただ、もう期日の予約はした、場所も親しい友人には伝えてしまった。今更変えるのも・・・・。悲しみに浸る間もなく、不安なまま夜を過ごす。


翌日



枕経をあげに住職さんが来る。母は自分世代だと、珍しいと言いつつ、なんだかんだ年3回の法要を欠かせず行っている。

なので馴染みのある住職さんだ。

住職さんに、これまでの経緯を相談すると、◯レマの色々黒い噂を教えてくれる。噂についてはあとで詳しく述べる。

住職さんが、馴染みなので連絡してみますね。と地元葬儀会社をあたってくれるが、友引明けなので、空きがないそう。

帰宅後にも別の葬儀会社を探してくれて、隣の市ならホールの空きがあるよと教えてくれた。

母の不安っぷりと、担当者が不審すぎて信用できない。これはキャンセルするしかない。

キャンセルする

キャンセルもとい、クーリングオフすることを示すように電話証拠として、電話の内容は録音する。

「次の予約が入っているのですが、そちらにお譲りして良いのですか?」何度も念を押される。

こういう引き止め工作が本当に手慣れている。

簡易祭壇の設置費用と、ドライアイス代で3万ほどかかったが、サンクコストとして考えれば安いもの

新しい葬儀会社さんがくる。


営業担当の方が来て、説明してくれる。仏壇屋さんだったが、仏壇買いに来る人が葬儀文句ばかり言われるので、なんとかせねばと作った会社だそう。

・全部入って100万~のプラン

花代は3万~。独自ルートで花を仕入れているのでその値段で胡蝶蘭も入っている。

・謎オプションゼロ。分骨、フルーツ、棺の布、白装束。全部追加費用不要

・会葬返礼品の価格が、2万円ダウン。

・湯灌は自宅で行うので、家族見送りの準備してください。

初七日するなら、会場費5万かかります。自宅ですることもできますよ。と教えてくれる。

葬儀後に花が余ったら自宅に戻してセッティングしますね。

見積もりは160万ほど。ただし、親族花代と、通夜の時の親族食事費用(2万)も含まれている。

費用は下がって、質が確実にアップした。

どこが違ったのか。



来てくれた営業担当さんが、最後まで付き添ってくれた。

最初プラン説明から、会場までの送迎、当日のオペレーションナレーション葬儀後の祭壇設置まで。服装から振る舞いまで、すべてがプロ仕事だと感服する内容でした。

プラン説明時のアドバイスが的確で、常識よりこちらの都合を優先させて柔軟な対応してもらえたのが、ありがたかった。1時間以上かけて車で来る親戚が多かったので、通夜ぶるまいを通夜の前に変更。通夜中にお腹減ることや、通夜に来てくれた人の対応を後回しにせずに済んだ。また来てくれた親戚も早く帰せた。初七日供養後に、食べるのが普通だけど、粗供養品として、食事券を渡して帰ってもらうことにした。

他にも細かい相違点が色々。

・守り刀が、100円カミソリ→刺繍袋に入った短刀に。

・火立てがたて芯タイプからキャンドル型に。

・◯レマの線香が化学薬品臭がして、妻が煙たがっていたのが、変えた瞬間に問題なくなる。

・湯灌は家族でやれてよかった。父の体を拭いたりするのは、嫌な人は嫌かもしれないけど、お風呂入って背中流す感覚で、キレイにしてあげれたのは、最後親孝行でしょう。

・花壇の品質ガッツリ上がった。◯レマの価格を見てたので、安いと思い、親戚からの花もだいぶ増えてしまった。棺に入れれなかった分は、すべて自宅に飾ってあり、1ヶ月近く経つがまだ元気だ。

・姉が嘱託で働いている先の互助組合提携葬儀会社だったため、-10万の割引。こちからは何も言っていないにも関わらず、弔電を見て対応してくれた。

葬儀会社変更して、本当に良かったと思っている。変更の連絡しなおしたり大変な部分もあったけど、満足度が段違い。

結婚式と同じぐらいの金額払うのに、なんで文句言いながら、我慢しながら、サービス受けなあかんのかと。激しく問い詰めたい。


◯レマがクソな点

勘違いさせる前提の資料を元に営業して、キャンセルできない。

マルチ商法かと思うぐらいに、不安で人を動かそうとする。◯◯するのが普通。◯◯はできません。

無駄オプションつけてくる。ってか普通断れへんやろうぐらいの勢いで、オプションつけてくる。

説明しない。

振り返り


こうして◯レマをキャンセルして、地元葬儀会社に変更できたのは、幸運が重なったからだった。

契約して間もない状況で事前支払いが0円。クーリングオフで押し切れる状況だった。

営業を受けた本人の葬儀ではなかった。

友引明けで、日程に1日分の余裕があった。

・付き合いのある信頼できる住職がいて、他の葬儀会社が見つかったこと。

看護師さんからアドバイスがあり違和感を覚えたこと。

これだけの条件が揃っていてようやくキャンセルできた。

今回は父の葬儀分を母が契約したが、普通はこんな契約はしない。なぜなら、営業担当自分葬儀を事前に支払う契約を勧めてくる。ここの情報格差を奴らは狙っている。

過去の噂を聞くかぎり、支払い済みの状況でキャンセルしようとすれば、事前支払い済み分は返金できませんと、そう脅されるだろう。

ちゃんとした式をあげるには+100万かかる状況で、葬儀までの時間はなく、決断は伸ばせない。

親族が亡くなって、気が動転している状況で、あとで事例調べるなり、情報収取するなり、冷静な判断がくだせるだろうか?

すでに親が70万支払いずみの状況で、プランの内容を聞いた後に、キャンセルする覚悟あるかと?

人を嵌めるような商売していること自体が腹立たしい。

近所にも契約している人いたが、母はすぐ解約するように勧めた。

住職から聞いた噂


上にも書いたが、事前契約をメインに営業しているため、後々キャンセルされるケースも多い。

その場合に、解約手数料が掛かる形ではなく、1割も返金しないらしく、訴訟沙汰となっている。

https://www.sankei.com/affairs/news/150122/afr1501220037-n1.html

契約書にも、契約後、180日以後の解約は不可と書かれていた。

・どこかのお寺の檀家ではなかった場合、◯レマから仕事を依頼されることがあるという。

その場合お布施の6割がピンはねされるとのこと。

あなたに出来ること



伝えれる範囲は限られるが、あまりタブー視せずに両親と話すこと。

自分葬儀代は自分でためておきたい。」「子供負担を掛けたくない。」

そういう想いに、奴らは付け込んでくる。

なので、早めに話をして、事前に知っておけば、怖くない。

ほぼ悪徳商法なので、早く潰れることを願って、匿名ダイアリーに記します。


[追記]



ブコメもらえて、拡散したので嬉しいです。(普段ブログでこんなにバズったこと無いので)

もちろん親族や各位には今回のことは包み隠す伝えたのですが、さすがに友達に言いふらすわけにも行かず。。。匿名ダイアリーに書きました。

親族でも、少し大きい規模で、280万という人もいて、葬儀場での話題になりました。

いくつかブコメに返答します。

安くなってない

ちゃんとしたものお金を掛けれた。という印象です。ロウソクや線香一つとっても、ケチるだけケチ姿勢が見えてしまい、なんの信用もできませんでした。5000円のランチ頼んだら、業務スーパーパウチスパゲティが出てきた感じです。

あのまま乗っかった場合に、普及不要請求をされそうだったのが一番の不安でした。

かに160万は安くないと思います。(実際は来場者増えてもう少しかかりました。)満足度は5,000円出して、ちゃんホテルバイキング食べれたぐらいの気分です。


ほんとか嘘が分からんけど、


消されるの怖いので、反社記述だけ消しておきます。にしてもこんなこと匿名ダイアリーじゃなきゃかけない。

フルーツ1万円です!←オプションだし断れよ。


向こうは百戦錬磨でフル武装営業モード。こっちは虚弱状態からスタートして意思だけで戦わなければいけない状況。

正直オプションを断ることだけに、体力と意思力を必要します。途中から、やり取り自体不毛だったので、さっさとやり過ごしてキャンセルできないか相談するモードに入ってました。

当日に葬儀会社まで決めてしまうのも良くなかった。という考えもあるので、決めるのはなくなった翌日でも良かったんじゃないかなと、後から思い返します。ドライアイス代が+1日で、+10,000円ほどかかりますが、4日後でも、最初から問題ないです。葬儀場が相手ないなら、1日ずらすとかでも良いくらい。


先に住職さん

おっしゃるとおりです。次からそうします。

看護師さん最強

ほんとうに何から何まで、助けてもらいました。

看取ってくださったのが、緩和ケアを専門にやっている町医者さんだったので、看護師さんも経験豊富でした。(決して、年配の方ではないのですが)

冷たい対応されると、余計に辛いだろうなと思い返してありがたい限りです。

営業病人をさがして来る。

可能性としてはありえます上記の通り、緩和ケアは車で訪問診療してますので、尾行すれば。なんの証拠もありませんが。

古めの住宅団地なので、営業さんがかなり訪問してまわっているそうです。

焼けば何でも良い。

そのとおりですね。自分も、亡くなった父もそういう考え方です。

ただ、亡くなった人のためではなく、亡くなった人の家族・友人・知人・親族に向けてやるという感じでしょうか。息子としては、親がどんな生き方をしてきたのか知る数少ない機会だったので、ちゃんとやってよかったです。

2019-12-14

anond:20181213233008

密林に月曜始まりで探せばあるよ。

私も月曜始まりが好きです。休みの日から週が始まるなんて思えないから。

六曜はいるよ。友引叔父葬儀をしたと連絡もらったので、たぶん従姉疲れてて日にち間違ってるんだなと思ったり。

ムーンカレンダーは、むくみや食欲を月齢支配しがちなので、必須

スマホムーンカレンダーだけ別個に入れてます

2018-12-07

DOYが書かれているカレンダーが欲しい

とある研究機関自然科学系の研究お仕事をしています

毎年、この時期になると思うですが、普通カレンダーにDOY(day of year)が印刷されているものってないんでしょうか。DOYが書いてあれば、それを見ながら観測計画を立てたり、普通の日付がついた観測データを整理したりするのがちょっと楽になりますしょうがいから、いつもNOAAのDOYカレンダー印刷して机に貼っているけど、日本休日とかが入った一般的カレンダーにDOYが書いてあればもっと便利。いつも使うカレンダー仏滅だとか友引だとかの情報はいりません。科学っぽいカレンダーによくある月の満ち欠けの絵も別にいいです。こういう需要ってあんまりないんでしょうかね。

2018-03-30

友引」の「友」も「仏滅」の「仏」も当て字

迷信もいいところだな

2018-03-29

anond:20180329110350

読んで字のごとく「呼んじゃう」って感じみたい。火葬場によっては、友引休みの処もあるって、とさっき読みました。びっくり。

友引人形」で検索してみて。棺に一緒に入れるのだそうです。勝手に知らない人形入れられてもなーって故人なら思いそう。


しろ

あい友引に挙式したな!友達結婚させたろ!👰🔔👼」」

もあるので、良い事もあるんだよ。(いいことかなー?どーだろっ)

あい友引葬式したな!友達も殺したろ!」

っていう神様がいるってこと?

anond:20180328102321

友引葬儀」は頑なに避けられる、という程度のものかなぁ。

家を建てるときとか、結婚とか、節目の日に気にする方が多い印象。

2018-03-28

anond:20180328102321

邪魔だよなー、六曜って。

何の意味も無いのに。

火葬場もこれから友引を休まないところが出てくるとか。

そうしないと処理しきれないらしい。

六曜が全く意味の無いものっていうのを、誰か簡潔に説明してくれないかな。

ググってみれば分かるんだけど、説明が長くなるから

2017-11-04

anond:20171104182724

友引じゃないから、今回の3連休は多いのかも。

気にしないでね。

2017-07-19

https://anond.hatelabo.jp/20170719082840

お前の常識こそ世間では非常識。俺は葬儀関係だけど、今となっては友引仏滅も大して葬儀費用は変わらない。

(5年前までは三掛け四掛けが相場であったが)

今の世間六曜をあまり気にしなくなって来ている。ちゃんと世間を見たほうがいいよ

2016-08-24

美少女アニメに救いを求めるオッサン

NEW GAME!第8話はロリ要員として涼風青葉と双璧を成す、桜ねねを中心に物語が進行する。

比較的序盤に、八神コウが冷蔵庫に入れておいたプリンをねねっちが食べてしま事件が発生。

恐ろしいことに、この死ぬほどどうでもいい事案は最後最後まで引っ張られ、尺の大部分はプリンの話なのだ

おっさんたちはよほど辛い現実から目を背けたいのだろう。

あぁ、本作を途中から観始めた諸兄諸姉のために補足すると、この作品デスマってるゲーム開発現場過労死寸前のおっさんたちの幻覚漫画アニメ化したものである

ゲーム会社でありながら、プリン消失に気づく心の余裕がある一点だけ見ても、完全にファンタジーであることがお分かりいただけるだろう。

今回のサブタイは『夏休みだぁああ!!』であり、無論おっさんたちの叶わぬ願望、魂の咆哮に過ぎない。

この作品は夢、なのだ文化祭前日が永遠に続く友引なのだ

ちなみに登場人物たちが鋭意制作中のゲームは『フェアリーズストーリー』というタイトル

妖精さん(フェアリーズ)はおにゃの子たちだろうか、それともおっさんたち? いずれにしても本作は労基法の埒外に広がる幻想世界舞台としており、妖精さんはきっと必ずいや間違いなくいるに違いない。

しかしながら、おっさんたちの妄想に終始しているというわけではなく、ときおり垣間見える現実物語に奥行きを持たせており、日常系アニメに飽いたユーザーの視聴にも耐え得る作品だ。

例えば、冷蔵庫の中にレッドブルがチラ見えしたり、青葉とねねっちが土下座したり、寡黙なひふみん(今回は一言も喋らない)が失語症発症した従業員メタファーだったりと、ところどころにおっさんたちからSOSが挟まれている。

エンターテイメント性を維持しながら、業界の窮状を訴える社会派アニメなのだ

と、一見無意味に思えるプリンの話から、これだけの言説が批評として引き出せる。今期の覇権アニメであることは論をまたない。

なお、次回のサブタイは『出勤しちゃいけないんですか?』である。労基が入ったのだろうか。

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