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2020-10-14

anond:20201014092058

わし人間作った神だけど

母乳妊娠出産したというタイミングで作りはじめるのが合理的なんだけど、それを感知できるのが母体である女側なので女におっぱい母乳がある。

男側におっぱい母乳を搭載しようとなると、赤子がそろそろ生まれから母乳作りはじめなきゃと感知できる優秀なセンサーと連動した体内機構必要

それがない場合は常に母乳を作り続ける構造になってないといけないのだが、母乳を作るのは身体的な負担が大きく定期的に排出しないといけないので、個体への負担も大きく栄養のロスも大きい。

そういうわけで実はおっぱい母乳役を妊娠出産役と分けるのは合理的に連動・動作できなくなるのでロスが大きく、個体機能として搭載する意味がないんだ。

2020-10-06

足立区が滅びた日

足立区では同性愛を認めません」

その政令がくだされたのは、なんでもない平日の午後のことだった。

休み、うちのクラス担任である佐藤先生が慌てた様子で教室に駆け入ってきて、突然教室テレビを点けた。

教室テレビなんて、そうそう使われることがないから、点いてる様子を皆が興味深そうに眺めていたら、画面に写った知らない政治家のおじさんがそう言ったのだ。

何故同性愛を認めないのか?なんてことはない、理由は知らない政治家が語った。

ここ最近、何度もニュースで聞いたような、ありふれた馬鹿らしい理由だ。

「ここ、足立区では同性愛を赦してしまえば、神の裁きが下り、滅びてしまます

神の裁き?ばかな話だ。

ばかな話だけれど、どうも大人たちはそんなばからしい話を真に受けているようで、足立区からはここ数年で随分と人が消えていった。

3年ほど前、政府の生み出した『ホモヘテロセンサー』というムズかしい機械は、同性愛者になりうる遺伝子を判定しているらしい。

そんな機械の普及と共に、同性愛者への差別トントン拍子で激しくなっていった。

挙げ句の果てに、ここ1年では本格的に疑わしい人間は次々に追い出されてしまった。

"遺伝子レベルの判定"だから血縁者に一人でも疑わしい人間がいれば家族でまるごと追い出されることになる。

中学まで仲が良かった夏美ちゃんも、この夏休みでどこかに消えてしまった。

きっと家族の誰かが同性愛者だと診断されてしまったのだろう。

一度、現国田中先生に「どうして足立区けが同性愛者を許してはいけないんですか?」と聞いたことがある。

別に同性愛に憧れがあるだとか、やましい気持ちがあったわけではない。

ふと、なんとなく疑問に思って聞いてみたくなったのだ。

田中先生は数秒、床に目線をやりながら顎に手を当てて考え込んでから、少しだけ笑って答えた。

足立区って、"アダム"って言葉に少し、似ているでしょう?」

アダムって、アダムとイブのアダムですか?」

先生言葉は、私にとって突拍子もない言葉で、思わず聞き返してしまった。

私の問いに先生はただ「えぇ」と言って首を縦に振った。

「確かに春香さんの思う通り、この地、足立区にはアダムとイブなんてえんもゆかりもありません」

「それでも、この世界には"言霊"というものがあります。アダチ、アダチ、と呼ばれ続けたこの地に、もしもなんらかの神や仏が宿るならば、音を因果に引き寄せられてもなんら不思議ではないのではないでしょうか」

田中先生はそんな話を至極真面目に、淡々と話した。

言霊。……実に現国先生っぽい言葉だ。

事実、この足立区には昨今、神からの伝令が届いてるとの噂です。そろそろ、"期限"も近いのでしょう。『仏の顔も三度まで』と言いますからね。──神様の顔が何度まであるのか、私は知りませんが」

春香さんも周りに同性愛者のような人がいたら先生にこっそりと教えて下さいね。私も、まだ死にたくはありませんから

少し笑いを交えながら、冗談を言うかのように田中先生は話す。

私はただ「無宗教なのになんでこんなことになるのかな」なんて、そんなどうでもいいことを考えていた。

やっぱり、神の裁きなんてばかばかしい。

勿論、同性愛が芽生えたからって世界……じゃなくて足立区が終わるわけなんてないだろうけれど。

──そんなことを思い出しながら、手元の牛乳パック、いちごオレに刺さったストローを吸った。

神様って、いると思う?」

隣でお弁当を食べている秋穂にそんなことを問う。……購買で買ったパンを食べている私とは対象的だ。

「ひゃあ、ひょうひゃろね」

たこさんウインナーをもぐもぐしながら秋穂は言う。

彼女が言った言葉は多分、「さぁ、どうだろね」だ。

少しオーバー仕草でごくん、とたこさんウインナーを飲み込んで、でもちょっと飲み込むのが大変だったのか苦しそうな秋穂にそっと手元のいちごオレを差し出した。

秋穂は差し出されたいちごオレのストローをちゅー、と吸ってから舌をべーっと出した。

うぇウインナーには合わないね

文句言うな」

そもそも春香はすごいよね。いちごオレに、メロンパン。よく甘いのと甘いのを食べられるよねー。私ならコーヒー飲んじゃう。あまあまあまあまで、女子力だ!」

「甘いと女子力なの?」

「なんだったっけかなー。古い音楽なんだけどね。女の子はお砂糖スパイスと素敵ななにかでできてるらしいの。お砂糖いっぱいは女子力なのです」

えへん、と秋穂は何故かドヤ顔で、大きな胸を張りながら語る。……いろんな意味で、ちょっとだけ羨ましい。

「じゃあ今度はカレーパンにしようかな」

「ほへ?なんで?」

スパイスから

「……女子力だ!」

「素敵な何かはどこに売ってるのかな」

「私との時間だよ!」

秋穂はそう言いながら両手を高く掲げる。彼女仕草はいだってオーバーだ。

私は少し笑いながら、すぐにお米とブロッコリーの間で箸を惑わせはじめた秋穂の横顔を眺めていた。

秋穂は、重力に負け、垂れて邪魔そうな長い横髪を耳にかけながら私に目配せをする。

「ねぇ、どっちがいいかな」

上目遣いの彼女視線──に、私の目線が重なることはなかった。

彼女の長くて黒い横髪がかきあげられて、あらわになった耳に、いくつもついたピアス

私の目線は、そこに釘付けだった。

端的に言えば、意外だった。ギャップだった。

性格ゆるふわで、ほわっとしてて……見た目だって黒髪ロングで、あとさらさらで。

育ちが良さそうな──お嬢様っぽい、秋穂の耳にいくつも並んだピアスは、私にとってそれなりの衝撃だったのだ。

それこそ、神様言葉なんて、どうでもいいくらい。

私の目線に気がついた秋穂は「あっ」と小さな声を漏らした後、顔を赤くしてすぐに横髪を手ぐしで下ろした。

横髪を一通り整えた後、なんの関係もない、綺麗に切りそろえられた前髪を少しくりくりと弄りながら、悪戯笑顔を私に向けて。

最後にそっと、唇に人差し指を当てた。

それは、言葉のない「秘密」の合図だった。

私は、その表情に見惚れt

2020-10-02

君に出会たことを感謝したい

コロナって、会社員の忙しさを変えたのかな。業界によりけりか。

僕はなぜかとても忙しくなってしまった。忙殺、そんな毎日がふさわしい。

テレワークでは仕事は回らない。僕は回らなかった。僕のチームも回らなかった。

から暑い盛りに会社に通ったし、台風シーズンで雨が降ろうが風が吹こうが、

結局は会社に行って仕事して帰って寝るような毎日だった。

僕の朝は少し遅い。8時に起きて、8時半にまた起きる。そして頭と腹を掻きながら

シャワーを浴びて出社する支度をする。

朝食は家では摂らない。買い置きしてある炭酸水を一本カバンに入れて家を出る。

エレベータを待つ間に、メールニュースチェックを済ませる。東証が止まっているらしい。

そんなことで驚いてもエレベータは急いでくれない。

駅に行く途中で、コンビニに寄って朝食と昼食を買う。朝食分はおにぎり1個と、

昼食という名の16時くらいに食べる夕食用パンサラダチキンを取る。

と、今日はいものサラダチキンが品切れている。それにレジが混んでいる。

店員が揉めている。よくわからないが、通勤時間帯に何かの支払いに現金20万をレジに出している不束者がいる。

東証が止まると近所のコンビニが朝混むというエフェクトについて思いを巡らせながら、

コンビニで買い物を済ませるのを諦めた。改札の中にもコンビニはある。会社の近くにもある。

改札はスマホを直接当てないようにスマートに通る。誰が見ているわけでもないが僕の流儀だ。

スマホから視界を切り、センサー部分をかざす、ゲートが開く、即座に右のポケット仕舞う。

忙しい中でも、ルーティンを忘れないことが自分バイオリズムを作る。誰にも言えないけど。

駅なかのコンビニも混んでいる。人が、活動が、生命麻痺から癒えたように、痛みに慣れたように

顔の分からない人々の濁流が今日も僕を囲んでいる。

混んでいる駅のコンビニは、入ったら後ろに戻れない。みんな一方通行に狭い店内をベルトコンベアに乗った

部品のように進んでいく。立ち止まったら次の電車に乗り遅れる。目を商品にチラつかせながらパンを取り、

前後の人の邪魔にならないように、商品を手に取る。この瞬間にソーシャルディスタンスなんて存在しない。

おにぎりに手を伸ばそうとしたところで、前に並んでいた人が振り向いた。

どうやら一度手に取ったものを、棚に戻すようだ。この場合僕は進んでよいのだろうか、後続を堰き止めるべきだろうか。

一瞬の判断が命運を分ける。逡巡の刹那、後ろの人がぶつかってきた。僕は軽く会釈をして、右手を伸ばして

商品をよく確かめないままにおにぎりを一つ手に取った。

前にいた人が、にこやかに微笑んでくれた気がした。目を合わせないように会釈する。

僕は運命出会った。この時点では気づいていないんだが、運命に出逢っていた

慌てて会計を済ませて、レジ袋もなくカバンおにぎりパンを突っ込んだ。電車が来る。

予想より混んでいたので、ギリギリだ。何とか早足で乗り込む。息が弾む。活動量計は軽い運動中を示していた。

会社について、デスクで一息。カバンおにぎりをつかみ休憩室に向かう。

今日も長い一日が始まる。共有部のコーヒーマシンボタンを押す。

ドリップの音がする。何かを切り替えるトリガーの音。この音が止んだら表情をロックする。

おにぎりを頬張る。


====

うっめえええええええええええええ、なんだこれ超絶旨いやんけ

それは、NewDays北海道産バターエビピラフおにぎり。僕の運命相手

明日も会いに行く。忘れられないために。

2020-09-27

100日後に挫折するワイ

俺今45。人生振り返って、これまで挫折らしい挫折した経験がない。

 

学校勉強スポ少習い事、なんでも出だしはそこそこのレベルでこなして、ぼちぼちの出番を与えてもらって。でも何かにずば抜けているわけでもなく、そこそこの成長したら頭打ちで、モチベ下がって、でも叱られるのや失望されるのは嫌だから顔だけは真面目になんとかこなして。大きく成功しないからそんなに目立つことなく、妬まれることもない。ベストじゃないけど、でもまあいっか、次に期待って言えるレベルで踏みとどまるから露骨がっかりされることもない。小さい頃思い描いていたまんまではないけど、広い意味でやりたかたことやれているし、ここで人生終わってもまあ良かったねと言えなくもない。出会うべき人にも多分巡り会えて、子供こそいないけど結婚もできたし、裕福ではないけど、ここに至るまで不自由したこともなく、環境にも恵まれて、巡り合わせにも周りに支えられてきたことにも感謝でいっぱいだ。このまま枯れていっても、幸せだと思いながら死んでいけるだろう。でもこの生き方面白いのか?って、ここ10単位でなんか引っかかってた。

 

病気災害失業いじめ、身内の不幸、周りはみんな何か一つは鉄板の苦労話を持っていて、でも自分にはない。いくら無い物ねだりでも、不幸は望まない。死ぬまでぬるま湯に浸かって暮らせるなら、そうしたい。でももし、誰もが一度は大きな不幸に見舞われるなら、遅かれ早かれいつか自分にもその日がやってくるんじゃなかろうか。挫折を知らず、そこから立ち上がる訓練も受けずに、ずっと年取ってからいきなりどん底に突き落とされるくらいなら、早い方が良かった。大人になってからおたふくに罹るとしんどい、みたいな後になるほどしんどい痛みがいつかやってくるんじゃないかと、漠然とした不安が拭えない。

 

多分、日本で生まれ育ったなら、ほぼもれなくどっかで災害体験していて、非常事態自分の心の動き、辛さを共感しあえる部分で繋がっているんだろう。でもそれすら運がいいことに(引越が多かった)、自分は晒されずに回避してここまできているものから被災した誰かにから共感できてる気がしない。いざという時の備えに対して緊張感ももてず、貪欲さもないから、どのコミュニティーにいてもアウェー感が否めない。何を語るにしても表面的で所詮お前には他人事だろう?と思われてるんじゃないかってコンプレックスが湧いて、どうしても一歩引いてしま自分がいる。きっとみんなどこかで苦難を乗り越えたからこそ、今、強く生きていて輝いてみえるんだろうな、と観客のような気分でこの世界、この時代を生きてた。のうのうと。

 

で今年、コロナが起きた。

 

世界的な非常事態となって、客観的に見ても間違いなく、初めて自分が、この特殊な状況の当事者になった。そして案の定、苦労してない俺は、挫折に弱かった。3ヶ月間、職場に行けず、ほとんど出歩けず、家で過ごす非日常の日々を体験してわかった。俺はいざとなったら、いや、いざとなっても、危機感がなさすぎて動けない。失敗体験が少なすぎて、行動して状況を悪化させるくらいなら、何もしない。何かを考えようという発想がない、世の中になんの影響も与えられない人間だった。同じ境遇に置かれた周りを見渡すと、環境にすぐ対応して新しい生活習慣に移行して、ネットワーク活用して、自分に何が必要で、何が提供できるか考えて、みんな行動に移していた。なるほど、挫折経験が産むものはそういう思考回路なのか。それに比べて自分は何やってるんだろうな。コロナの前も後も変わらず、何の価値も生み出してない。引きこもり期間、ずっとそういう思考に陥ってどんどん落ち込んでいった。今思えばそれすらも、何か不幸な自分ファッションで演じてみたかったんだろうなと、恥ずかしい気持ちになるけど。とにかく、ようやくまわりと同じ境遇になったと自覚して改めてわかったが、自分挫折を感じるセンサーはとても鈍い。実際自分よりもっとしんどい思いをしている人はいだって絶えないけども、同じ境遇逆境だと受け止める人がいて、さらにその中には、それを自分への挑戦だと受け止めて、立ち向かっていく人たちが世界を変えている、支えている。それを未だ自分は恵まれているとしか思えないから、敗れて悔しくてそこから這い上がるっていう体験につながらない。そういう思考が育たない。

 

生き延びるために今を必死に生きている人間がいて、そういう人たちに向かって手を差し伸べることができるサバイバーが多分世の中にたくさんいて、それを求める人が大半なんだろう。それと比べると、挫折のない人間挫折してこなかった結果どうなるかを語るような場面はほぼない。死ぬほどの苦しみを味わったことがない人の、うすぼんやりした悩みなんて悩みとすら言えないんだろう。そうやって行き場のないモヤモヤを受け止める場所、手を差し伸べてくれる先人はなかなか見当たらない。でも、それこそ自分がずっと知りたかたことだし、もし自分価値を与えるなら、そういうニッチ生き方語り部としてのテメエの分際くらいしかない。流されて生きてきた事例、チャレンジせずにサバイブする方法、これからも目立たないように、でもほどほどに必要とされて生きていくために、情熱のない情熱大陸みたいな話を一応書き留めておこう、いつか必要としている誰かにそっと手渡せるように。とようやく心の整理がついて、ひとまず持ち直し今に至る。

2020-09-24

anond:20200923145602

自分モラハラ気質があり甘えん坊男を傷つけてしまうのが怖いので(自戒を込めて言うがモラハラ野郎特定相手モラハラセンサーが反応して加害言動が発動し、自分で止めるのは難しい)、モラハラ野郎と殴り合う方が毒を以て毒を制すで世の中のためになると思う。なのでモラハラ男を世の善良な女性のために引き受けるよ。

でもモラハラ野郎被害者を選ぶのでモラハラ気質同士だとモラハラは発動しないんだよね。

2020-09-21

anond:20200919215902

これって本当なのかな?iPhoneで撮った写真が非常にSNSで映えるのは分かるし、iPhone広告iPhoneで撮った写真を大伸ばししてポスターにしてスマホカメラで撮ったとは思えない写真になっているのは見たが、センサーサイズレンズサイズからして、理論上通常のカメラに勝てないはずなんだけど。

スマホの小さい画面で見て映える写真は紙にプリントすると不自然に色が派手でシャープネスが強すぎるイメージがある。iPhoneカメラ性能が高いのか、画像処理エンジンが優秀なのかよく分からん

それなら既存カメラメーカーが頑張って作っているカメラとかレンズは何なのかと…。広角でパンフォーカス(画面全体的にピントが合っている)の写真ならスマホの得意ジャンルなんだろうけど、やっぱりちゃんとしたカメラの方が勝っていると思いたい。

2020-09-19

400W/800Wの小型セラミックファンヒーターを買った

・5000円もした(値段でわかる通り、本来は足元や脱衣所トイレに置くものである

・意外と奥行きがある

ファン動作音がとてもうるさい。本体が小さいから静かということは全くない

・温風が当たった部分だけ温かいので、体を温めるという点では(遠)赤外線電気ストーブと大差ないと思う

・部屋がちょっとだけ温かい気がするが、気のせいかもしれない

本体熱くならないのが不思議。熱いのは前面の吹き出し口だけ

・人感センサーONにすると、ストーブの真ん前から消えたときにカチッと鳴る(3分後に自動消火する)

2020-09-18

anond:20200917181602

めちゃくちゃ役立つ情報増田提供する。

α7IIというカメラがあるのはご存知だろう。型番でいうとILCE-7M2だ。

フルサイズミラーレスであるα7シリーズでボディ内手ブレ機能がついたカメラだ。

じつはこのカメラに、電子接点付きのCANON EFマウントアダプターを接続すると、なぜかCANONレンズにも関わらず爆速AF機能するようになる。

かい話は割愛するが、Aマウントアダプターに対して高速AF有効にできるようファームウェアを書き換えたら副産物としてCANONレンズまで爆速になってしまったといういわゆる想定外出来事だったようだ。

そしてなぜかわからないがこの現象が起こるのはフルサイズではα7IIだけらしい。(全て試したわけではないが、少なくともα7、α7IIIは非対応だった。)

まり、α7IIとマウントアダプターを購入すれば、CANONレンズ資産は死なずしてフルサイズに移行することができるのだ。

しかもそれだけじゃない。今後、フルサイズレンズを購入しようとするときCANONSONYの両方から選択することもできてしまうのだ。

これは控えめに言ってもカメラユーザーにしてみれば大事である

さらに言えば、APS-Cにフルサイズレンズを付けることは決してもったいない話ではないので、CANONのフルサイズレンズを買っておけばどちらにしても無駄にはならないということだ。

APS-Cにフルサイズレンズを取り付けるということは、フルサイズセンサーの周囲をトリミングして使うようなものなので、周辺減光や色収差の低減だけでなく、写真の隅までボケが丸くなるというメリットが有る。

周辺減光はレタッチでなんとかなるとしても、周辺までボケが丸くなるメリットはかなり大きい。

そのため、自分場合は、APS-Cユーザーの頃からできるだけフルサイズ対応レンズを買うようにしていた。

もちろんAPS-Cのほうがカタログスペック的には優位だが、フルサイズに移行したとき同じレンズを購入しなくてはいけないことを考えれば多少割高に感じられてもよほどスペックにこだわりがない限りはフルサイズレンズを購入するべきだ。

ちなみに増田が語っているレンズ画角が1.6倍相当になるという話だが、これはよく議論されることなのでここで話を整理しておく。

これは、例えば300mというレンズが480mm相当になるということは、フルサイズカメラAPS-Cレンズを取り付けて、ケラレた部分をトリミングしていることと等しい。

一見画角相当が優位に感じられるかもしれないが、ただ、周囲の描画を切り取ってアップにしているだけなのだ。そういう意味では電子ズームと同じだ。

画素に置き換えるとそれでもAPS-Cのほうが優れていると感じるかもしれないが、そもそもセンサーサイズが違うということはその時点で画質として優位なので、APS-C換算480mmがフルサイズ300mmをトリミングした画像よりもきれいになることはない。少なくとも同じ世代カメラにおいてはだ。

さて、脱線した話をもとに戻すと、このα7IIは、現在2万円のキャッシュバックを行っている。

kakaku.comの最安で12万(先週より1万あがっている。上昇傾向にある)なので、実質10万で新品が手に入る。中古相場なら8万ちょいといったところだ。

電子接点付きのマウントアダプターは7千円から15000円くらいで買うことができる。レビュー比較してどれがよいか考えてみてくれ。

はっきりいって、これは買いだ。

ちなみに自分も先週買ったばっかりだ。

α7IIにCANONのフルサイズレンズを取り付けて爆速AFを実感してはニヤニヤが止まらなくなっている。

SONYミラーレスはもともとフランジバック(素子からレンズマウント面までの距離)が小短くつくられているので、マウントアダプターをつければほぼどのメーカーレンズも取り付けることができる。当然もともと遠いカメラに短いレンズを取り付けることはできない。

そうした点を生かして古いマニュアルレンズの取り付けを想定してしていたのか、マニュアル時のピント合わせ機能も充実している。

手ブレ補正機能のついたα7IIは懐かしのマニュアルレンズを楽しむ上でも非常に貴重な1台といえるだろう。

ただし、気をつけなくてはいけないことは、設定でAPS-Cレンズ自動検出をオフにする必要があるという点だ。

α7シリーズには、フルサイズEマウント以外のレンズを取り付けるとAPS-Cレンズだと勝手認識して画角APS-C相当に勝手トリミングしてしま機能がついている。

CANONAPS-Cレンズを取り付けるならオンのままでよいが、CANONのフルサイズレンズを取り付けるときは注意してほしい。

残念ながら、CANONのフルサイズミラーレスマウントアダプターの対応状況など残念ながら手放しでオススメできる状態にはない。

まずはこのあたりで様子をみつつ、CANONSONY、どちらの沼に沈むか考えてみてはいかがだろうか。

2020-09-17

ソニー α7cの発売に思う。

まず、知らない人のために書いておくとα7cというのは10月に発売されるカメラで、今までAPS-Cという小さ目のセンサーを積んでいたものとほぼ同じサイズにフルサイズ(昔の35mmフィルムの同じくらい)のセンサーを積んだ代物である。ちなみにAPS-Cというのもケータイとかコンデジに比べればずっと大きいセンサーなので、アマチュア一般的な使い方をする分にはさほど支障はないはずである

今までずっとCANON一眼レフを使ってきて、その重さに耐えかねてソニーのα6600を買った私にとって、このニュース微妙ものだ。だいたい写真をやっていると何となくフルサイズ機に憧れを持つものだが、身の周りの上級者に「フルサイズ機なんて多少ボケが綺麗なだけだから」とか「フルサイズ機重いよ。石みたい」などと言われて敬遠してきた。そもそもフルサイズ機もフルサイズ用のレンズも高くて重いので、わざわざ高いものを無理に買って持ち歩かなくなってしまったら元も子もない。

実際、α6600を手にしたときまりの軽さに感動した。ソニーレンズはあまり持っていないので、CANONレンズマウントアダプターを付けてα6600に装着せざるを得ないのだが、そうやっていると、カメラが小さ過ぎてレンズオマケみたいに見える。が、ソニーレンズ(特にAPS-C専用のやつ)をある程度買い揃えれば、すごくコンパクトで何でも撮れるセットができるとワクワクしていた。

α6600を買ってすぐに緊急事態宣言が出て、気軽にあちこち写真を撮り歩ける環境でなくなり、せっかくの新型機を使い倒すことができずにいたら、α7cの発売である。α6600とα7cはほとんど同じサイズであるらしい。フルサイズミラーレス機の世界ソニーの勢いが半端でないのは分かっていたが、ここまで小型のフルサイズ機が出てくるとは思わなかった。

もっとAPS-C機が何でもフルサイズ機に負けているわけではなく、特に望遠レンズを使って撮る被写体を狙う場合は、同じ望遠レンズでもAPS-C機の方が焦点距離を稼げて有利である。詳しい説明は省くけど、300mmのレンズがあったらAPS-C機はそれを450mmとか480mmのレンズとして使えるのだ。多少スポーツ写真なども撮る私としては、なるべく軽いレンズ焦点距離を稼ぐためにAPS-C機を使うメリットが捨てられなかった。

ということでいちおう納得した上でAPS-C機を使っているのだが、フルサイズ機の方が光の少ない場所ISO感度を上げてもノイズの少ない綺麗な写真が撮れると言われており、小型軽量のフルサイズ機が手に入るならちょっと欲しいなという気持ちも湧いて来て困る。ソニーレンズは全体的にCANONより小ぶりであるが、高級レンズになるほど高額化・巨大化は免れられず、結局本体だけ小型化しても、フルサイズ機に相応しいレンズを付ければカメラレンズオマケのような状態になることは避けられないだろう。

自分にはAPS-C機の方が向いているのだと思いつつ、フルサイズ機への憧れも捨てきれずにもやもやしている。また、写真業界にどっぷり浸かっている人ほどCANONNikon信仰は強く、「ソニーを買うのは良いけど、CANONは手放すなよ」などと言われ、手元のCANONカメラレンズを全部手放してソニーに乗り換える勇気も出ない。とりあえずα7cの発売を待ってプロ上級者がどんな評価を下すか見守るしかない。

2020-09-16

リングフィットやって思ったこ

こんなふうに体動かして遊べるゲームもっと出してほしいと思った

例えば、両手両足にセンサー付けて、本当に体動かして戦える格闘ゲームとか

人の動きを完全再現出来て、ゲームから急所とかも狙えるみたいなさ

eスポーツとかでも体動かせるゲームがあるといいんじゃないかと思った

2020-09-15

シンギュラリティを実現できない理由として

人間には簡単にできる判断AIは間違える」みたいなこと言う人がいるけど

そこで例示されるのが人間でも難しい作業だったりするのは何なのか。

人間がその五感もとい超高精細な各種センサーを最大限に駆使して

まれから今までずっと情報収集し続けているという前提を忘れ、

まるで「生まれてすぐの人間でも簡単にその判断ができる」ように主張している。

2020-09-14

anond:20200914131223

なるほどなぁ。

やっぱり私が少年漫画らしくないと感じたのは、私の中の腐女子センサーが過敏に反応しているだけみたいだなあ

本当に質問して報告までしてくれて、ありがとう!!

anond:20200914113518

この指摘は興味深い。この人の言う通り、たぶん私の中に「腐女子センサー」があり、それが反応する感覚がある。キャラクターの細かい描写が気になったのは、それに気づくセンサーがあるからだと思う。

逆に気になるんだけど、男性が今週の新連載を読むと、どんな感想になるんだろう

「俺は好みじゃないけど、"なんとなく"、女性人気出そう」くらいの感想になるのかなあ

2020-09-11

anond:20200911054301

センサー部分なのか処理部分なのかどっちが凄いんだろうね。コウモリは音の処理するところが発達してたりするんかな

2020-09-10

大阪府保健師を増やしてツイート

https://togetter.com/li/1589499

今どきの全労連は上手いな。

ホット話題に乗りつつ、巧妙に評価制度否定維新などの右派政党批判を混ぜ込みつつ、何も知らないであろう若手非正規層の取り込みを狙ったTwitter発信ができる。

そしてセルフまとめまでやる。

リンク先のHPでは共産党赤旗などの直接的な匂いを抑えつつ、「知っている」人間でなければ危機感センサーが働かない人も多いのでは?

今回の発信は穏当に見えるけど、過去に「大阪府職員自分勝手な主張ばっかり」って批判されてたのはこいつらのせいだからね。

ほんと職員の中では少数派なのは知ってほしい。

■参考

https://potato-gnocchi.hatenadiary.org/entry/20111229/p1

2020-09-09

anond:20200909181450

センサーで検知して指を切ろうとすると止まる丸ノコ盤は存在する。

一瞬で停止させるために凄まじい力が丸ノコの刃にかかり、刃はバキバキに砕ける。

おならの違い

家にある空気清浄機おならへの対応が私のと夫のでちがう。

私がおならすると空気清浄機ものすごく頑張る。空気キレイさを示すランプが通常の緑からオレンジ、赤へと変わって、ものすごい勢いで空気を吸い込み出す。量とかその日のにおいとかお構いなしで反応して容赦がない。ちょっと離れてても反応する。夫は笑ってくれるけど、結構恥ずかしい。最近はあえて空気清浄機の前でしてるけど。

一方で夫のおならには空気清浄機はなにも反応しない。二人でくっさ!と悶絶しててもいつも通りで知らん顔してる。ランプも緑のまま。

夫のおならは強烈だし頻度も高めだか空気清浄機には頑張ってほしいと思ってにおいセンサーリセットとかもしてみたけど変わらなかった。あと別の部屋用におなじメーカー別型番の2台目を買ったけど同じ反応だった。

空気清浄機の仕組みは分からないけど、成分とかで反応するようになっているのかな…だとしておなら成分て人によってそんなに違うのかな

2020-09-07

anond:20200907143610

恋愛感情多寡個人差だから

一目見ただけで自分遺伝子にとって必要な異性だと直感して

熱烈な恋に落ちる恋愛センサーを持った人間もいるし

気に入った異性と是が非でもセックスしたいという情熱に突き動かされる

性欲駆動型の人間もいるし

熱烈にアタックされて付き合ってみたらなんか好きかも、程度の人間もいるし

恋に落ちてもそれを受け入れてもらえるほどの価値自分にはないと思い込んで

行動を起こさない不幸な人間もいる

今の時代そういう人間の方が多数派かもしれないな

2020-09-05

ライトに詳しい奴おる?

家の廊下とかってセンサー電球を使うのはもしかして時代遅れか?

やっすいやつだと夏場反応悪かったりすぐ死んだりするねん

スマート電球をつかって、ドアセンサーとかを別個につけて、スマホアプリ上で電球を連動させるみたいなのが最先端って認識OK?

anond:20200905001226

ワイはスイッチは使わずセンサー自動化してるやで

スイッチもワイにタッチされたくないやろしノータッチ化でみんな幸せ

2020-09-02

瀬田文学

 二十三時過ぎ、ホテルを出て近所にある和食さとへ向かった。道中、大通りをまたぐ信号を待つ間に何となく周りに目を向けると左方のフェンスに簡易な近隣の地図が括られている。近くに池がいくつもあるようだ。興味を惹かれたので食後に出向くことにした。地図を眺めつつ待つも一向に信号が変わらない。押しボタン式だった。ボタンを押ししばらく待つがやはり青にならない。車の通りが収まっていたので無視して渡った。

 和食さとでは刺身天ぷらいくらかの小鉢のついたようなセットを食ったが大して美味くもなく、胸焼けに似たような妙な不快感が残った。

 店を出て先の地図記憶を頼りに池を目指す。時折地図アプリを参照しつつ最寄りの池を目指すとすぐに着いた。四方を柵で囲まれセメントで岸を固められた、実用を旨とした何の風情もない水たまりだった。過度な期待をしていたわけでもないので、特段失望もなくしばらく柵に肘をついて暗いばかりの水面を眺めた。

 次の池を探して再び地図アプリを開く。目についたのは一つの長方形区画で、短辺に平行に三等分すると、端の三分の一が池で、残りは陸になっており、碁盤の目に道が走っている。また道の周囲が緑色で表されていることから樹木が茂っていることが窺われる。最も目を惹くのは池の中央に浮かぶ円形の陸で、そこへは陸から小路が一本延びている。いかなる場所だろうかと地図をよく見れば霊園だという。深夜に何の縁もない自分が訪ねるのも罰当たりな気がしたけれども、近隣の住民迷惑のないよう静かに立ち入る分には問題ないだろうと自分を納得させ墓地へと向かう。

 その区画境界まで着いたが周囲にはフェンスが張り巡らされており入れない。どこかに切れ目はないかと沿って歩くうち、フェンスに括られた地名表示板を見つけた。ここは月輪つきのわ)だという。

 この名前に触発されて月を見る。今夜は多少雲がかかっているけれども月は八分以上満ち、月明かりを確かに感じる。この優れた月の晩に月輪で池と共に月を眺めるのは非常にふさわしい気がして、池への期待が一層高まった。しかし一向にフェンスの切れ目は見つからず結局フェンスに沿って立つ人家に突き当たってしまった。どうにか入れないか迂回路を探すが地図を見る限り確実に入ることのできそうな場所はあれど、霊園を跨いだ対角側にあり遠い。そこまで行くのは面倒だが、諦めるのも早い気がして、回り道しつつ再びフェンス沿いへと歩き戻るうち気づけば他の池の近辺まで来ていた。その池の名を見ると月輪大池とあり、名前から言ってこちらの池の方がよっぽど立派そうなので、霊園の方はやめ、こちらの池に向かうことにした。

 その池は名に違わぬ立派な池で、近くまで寄ると鳥居が目に入った。その上部に掲げられた文字を見れば龍王神社だという。龍と池という組み合わせが不穏で、気味は悪いが入って見ることにした。鳥居をくぐると白い石の敷き詰められた参道が長く伸び、道の両脇には石灯籠が一列ずつ密に立ち並び、周囲の闇の中でそれらのみが微光を発するように浮き上がっている。それは幽玄さを感じさせるものではあれど古典的怪談舞台のようでもあり、すっと背筋が寒くなる思いがした。足を踏み出すと砂利は一歩一歩が僅かに沈みこむほどに厚く、粉を纏う玉砂利を踏んだときのあの軋む感覚が足の裏を伝わった。参道を歩む途中振り返ると、石灯籠の列が遥かに見え、正面を向き直るとやはり前方にも石灯籠に縁取られた道が長く続く。私は明らかに恐怖を感じた。それでも時折振り返りつつ歩みを進めた。

 やがて参道が果て、二つ目鳥居に辿り着いた。それをくぐり、二、三歩進み周囲を見渡す。正面には拝殿があり、周囲は薄く木々で覆われており暗いが、左方の木立の隙間からわずかに月明かりが漏れ、その先に池が垣間見える。目が慣れるまで待とうと立ち止まって周囲を見ていると、突然右方からかにふうふうと浅く早い吐息のような音が聞こえた。慌ててそちらに目を向けるが何もいない。そこには背の低い茂みがあり、その陰に何らかの獣でもいる可能性は否定できないものの、茂みの大きさからいってあまりありそうもない。微かな音だったか幻聴かもしれない。ともかくしばらくその方向を睨んだ後、気にしないことにした。

 正面の拝殿に参拝し、木立の隙間から池の方へ抜けようとそちらに向かうと、途中に小さな社があった。そこにも参拝した後、岸へと抜けた。月輪大池は非常に大きく、正面を向くと視界に収まらないほどの横幅がある。奥行きは向こう岸一帯が闇に融けているためはっきりとはしないが、その先にある人家のシルエットの大きさから推するに、それほど深い訳ではないだろう。それでも立派な池だ。月は私の背面にあり先ほどよりもやや濃く雲に覆われ、ぼやけていた。月と池を同時に眺められないのは残念ではあるがしばらくそこに佇み、交互に見た。そろそろ戻ろうと思いつつ、ふと脇に目を遣ると池を跨いで石灯籠の列が見えた。またあの道を行くと思うと気が進まない。「行きはよいよい・・・」などとふざけて呟き、気を紛らわせつつ帰路につく決心を先延ばしにしながら周りを見渡していると岸に沿って道が伸びているのに気が付いた。先を覗くとずっと続いており、先には低い丘とその上には東屋が見える。そちらから抜けることにした。

 東屋まで行くと、隣接して高いフェンスで囲まれた芝生のグラウンドがあった。無論人はいない。グラウンドへ入りずんずんと歩く。微風が吹き抜けている。中央辺りで芝生に触れると僅かに湿り気を含んでいるが濡れるほどではない。尻をついて座り、月を眺める。月は一層雲に覆われ今や輪郭も寸断され最早奇形の灯が天に浮かんでいるばかりだ。明瞭に見えたならばどれだけいいだろうと思いつつ、眺めているとしかしこの月も美しく見えて来、私は今更になって朧月なる観念を再発見したのだった(*1)。普段酒を飲まないけれども、この時ばかりはあたりめもつまみながら飲めたらどれだけ気分がいいだろうかと感じた。準備をしてまた来るのを心に決めた。

 ひとしきり眺めた後、地図で帰り道を探す。グラウンドの逆側から抜け、道路下りつつ戻る道を見つけた。グラウンドを抜けると、公衆便所があり煌々と光を放っていた。少し尿意はあったがまだ余裕があるためそのまま過ぎた。淡々ホテルへと向かう。

 しばらく歩いたのち尿意が強まってきた。近くに便所が無いため立ち小便も考えるが違法なので出来る限りは避けたい。しかし同時に私が立ち小便をしたところで、ばれる筈もなく誰が咎めることができるだろうかという不敵な気分もあった。歩き続けるうち住宅地の間に公園を見つけた。それは家屋の列と列の間に取り残された三日月状の領域に造られた小さな公園で簡易な遊具が並んでいる。ここの公衆便所を使おうと外縁に沿って歩きつつ中を伺うが見つけられない。どうやら無いらしい。私は憤慨した。便所のない公園などありふれていることは承知しているけれども、わざわざ今現れなくてもいいだろうと怒りが湧き、本来ならば便所のあってしかるべき空白に、あてつけに尿を撒いてやろうかと考えたが、この静寂の中放尿すればそれなりに音が響くに違いなく、周囲の住人に聞かれることを考えると不安になり止した。私の尿意限界近くまで高まっていた。地図アプリを見るとまだ二十分以上は歩かなくてはならない。どう考えてもホテルまでもつとは思えないが、ともかく足を進めると、見覚えのある道に出た。行きに通った道だ。記憶を辿ればこの先は道路建物が立ち並ぶばかりで立ち小便できるような茂みはない。一度足を止める。地図アプリを見るとすぐ右に行けば公園があることが分かったので、歩道脇の草むらを横切り、駐車場を過ぎ、公園へと向かう。この公園は先のとは異なり、庭園やら広い芝生やらがある大規模な公園だった。どこに便所がありそうか見当もつかないが、ひとまず建物が目についたのでそこへ向かった。しかしそこには施錠された建物があるのみで便所は見当たらない。建物に挟まれた道の奥へ行くと芝生が敷いてあり、奥に池、周囲には植え込みがある。この植え込みの陰で済まそうかと考えながら歩いているとある看板が目に入った。曰く、「山の神池では釣りをしないでください」。なんという名前だろうか。信仰心のない私でも山の神を冠する池で立ち小便をするのは流石に気が引けた。道を戻る。もう限界が近く、考える余裕もない。諦念が私を支配した。自らの限界、ただそればかりのためにどんな平行世界においても便所存在しないような場所を私は尿で汚すのだと、敗北感を感じつつ、間近の立ち小便に都合のいい場所を探して歩くうち、左手に蔦で上方が覆われたプレハブが現れ、「公衆」の文字が目に入った。慌ててその文字の続きを追うと、蔦で部分的に隠れているけれども確かにトイレ」の文字が続いていた。降って湧いたような都合のいい便所に驚いたが、ありがたく使うことにした。入り口のドアには窓がついており中は真暗だ。スライドドアを開き、中をスマートフォンライトで照らすが照明のスイッチは見つからない。もしや時間帯によっては電気がつかないのだろうかと不安を感じるも、これ以上我慢できないので闇の中でも済ませるつもりで足を進めるとカチとスイッチの入る音がし、灯りがついた。人感センサーがついていたようだ。無事に用を足した。非常な安堵を感じ、軽快な気分でホテルへと帰った。

 風呂に入るなどしつつ明日のことを考えた。出来れば龍王神社を改めて太陽の下で見たい。しかしすでに四時近くになっている。明日のチェックアウトは十一時までで、今から寝るとなるとぎりぎりまで眠ることになるだろう。午後のバイトを考えると十二時頃には瀬田を出なくてはならず、一時間で往復するのは不可能なので恐らくは無理だろうと諦め半分で床に就いた。

 翌朝九時過ぎに目が覚めた。まだ眠気はあり、もう一寝入りしようとするも寝付けない。それならばということで、龍王神社を見に行くことにした。

 日の光の下では龍王神社はありふれた田舎神社だった。あの幽玄さを湛えていた石灯籠は改めて見れば妙に小綺麗でそれ故安っぽさを感じさせるもので、大粒の玉砂利に思えた敷石は粒が大きめのバラスに過ぎなかった。しかし歩き心地さえ違って感じるのは不思議だ。昨日は沈み込むようにさえ感じたのが今や普通の砂利道と変わらない。あれだけ長く感じた参道も晴天の下では容易に見渡すことのできる程度のものだった。再び拝殿とその脇の社を拝み、木立を抜けて池の岸へ出る。昨日は闇に融けていた向こう岸も、今や明らかに見え、昨日よりもずっと小さな池に見える。しかし僅かに波打ちつつ光を反射する湖面は凡庸ではあれど清々しく、美しくはあった。

(*1 実際には朧月は春の月に対してのみ言うらしい。)

2020-09-01

anond:20200901211009

ラジオ体操、いいかもね!夏だし!(もう秋かな)

私はセンサーがないとついサボっちゃうんだけど、そうじゃなければいいと思うよ!

若い時はラジオ体操バカにしてました。ごめんなさい!

リングフィットヨガおすすめ

湿度のせいか低気圧のせいか、体がだるいのでリングフィットヨガやった。

なんか快調になった気がする!!

カスタムモードヨガやるのオススメ

リングフィット使わないでもヨガできるけど、センサー体制と回数を判定してくれないとついついサボっちゃうんだよね。リングフィットならログもとれるし、長続きする。


しろリングフィットじゃなくても体制の変化と回数だけカウントしてくれるデバイスでもいいんだけどね。そういうのなんかあるのかな。


体がだるいなと思ったら、ヨガとかストレッチやってみるといいよ!みんなもためしてね!

2020-08-30

[]52日目

なわとび:400回

ボクシング:125kcal/25歳

今日スウェーバックを習った

重心を後ろに下げるだけだと全然センサーが反応しないので、早見沙織の動きをよく見たら、両手を少し上げるのがポイントみたい

結構腹筋に来る

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