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はてなキーワード: うまいとは

2024-04-08

川勝の講義について思い出すことな

昔、早稲田政経で川勝が担当する「日本経済史」の講義取ってたわ。

当時の川勝は、オクスフォード博士号取ってきた気鋭の若手教授。“校舎二流、教授三流”などと揶揄されてた我が母校にあっては珍しく、学会でも注目されるスター教授だった。

当時「日本経済史」は2年生から履修できる専門の基礎科目で、わりと受講してた人も多いはずである

橋下徹が“厳しいので生徒の評判は悪かった(笑)”などとテレビネタにしてたらしいが、“厳しい”というのは、当時早稲田の中でも指折りに単位取るのが簡単だった政経学部の中では、という話であって、もちろん出席を取るでもなく、普通に講義聴いて試験受ければ、まあ“良”くらいなら簡単に取れるレベルだったと記憶する。

いや、講義にでなくても著書を読んで「世界が注目する川勝理論」の骨子を理解しておけば、試験も恐るに足らず。

しかも模範解答の“シケプリ”が大量に出回っていた当時の早稲田で、あの講義単位を落とした人がいるなら、それはよほど要領の悪い奴に違いない。

経済学の一分野ではあるけれど、中身は歴史学に近く、面倒な数式とか経済理論を振り回すこともなく、自分のような数学が苦手なド文系政治学科学生にも優しい内容であった。

まあとき毒舌も挟まれるけれど、それも含めて話はうまいし、何を言ってるかすらよくわからんジジイ教授講義に比べりゃ全然まともで、そのインテリ然とした爽やかな風貌(但、当時の早大教授にしては)と相まって、女子学生の人気も高かった。学部女子一割くらいしかいなかったけど。

当時の早稲田政経は超マスプロ教育で、一番の人気講義であったスター教授ニシジュンこと西川潤の「開発経済論」は、講義教室大隈講堂というレベル。それでも抽選で外れて受講できない人が出る始末。

なお人気講義というのは、必ずしも学問的にレベルが高くて充実しているということを意味しない。

そんなに当時の大学生の志が高いわけがない。

単位が取りやすい”も大事な要素で、ニシジュンは有名教授で話もそこそこ面白くて単位も取りやすいという、実に人気講義の要素を兼ね備えたものであった。

世界が注目する川勝理論」というのは、当時川勝が自身経済史観を分かりやす一般向けにまとめてNHKブックスから上梓した著書『日本文明と近代西洋鎖国再考 』の帯に書かれていた文言で、その壮大なタイトルとともによく学内ネタにされていた。

ご本人もネタ化されているのを把握していて、講義では「あれば出版社勝手につけたんで、俺が自分で言ってるわけじゃない」とかよく言ってたが。

でも、そう言われるのも万更ではないご様子ではあった。

ゼミ指導教授としての川勝はよく知らないけれど、ゼミ入るのはわりと難しく、指導もそれなりに厳しかったようだ。

そんな川勝だが、当時、図書館の副館長も務めていて、そこで資料購入をめぐって上層部喧嘩して早大を辞めてしまう。

記憶が若干曖昧だが、たしか川勝の研究に直結する「英国議会資料」の購入をめぐって、予算的に折り合いがつかず、断固として購入を主張してた川勝が怒って辞めた、という話だったと思う。

購入をめぐって揉めてるという話は講義の中でも雑談として話していた記憶はある。「早稲田を知の殿堂にするためには絶対必要なんですよ」とかなんとか力説してた。

なぜかこれは鮮明に覚えているのだが、ある日、講義でなぜか論語の話をしだし

「六十にして耳順う、七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えずって言いますけど、ありゃ孔子の゙ような偉大な人にしてはじめて到達できる境地なんですよ。凡人にはなかなかできることじゃないけど、そこを目指しなさいと。

世の中年取っても耳順わないやつがたくさんいるけど、あれはなんとかならないのか」

などと妙にヒートアップしだし、川勝よほど上の方と揉めてるのかな?と噂になっていた。

程なく川勝は日文研転出し、「日本富国有徳の国を目指せ!」と言い出して小渕内閣のブレーンになったり、静岡大学学長になったりして、気づいたら静岡知事になって、「暴言吐きながらリニア妨害するとんでも知事」になっていた。

実際、著書も講義おもしろかったし、ちょいちょいエリート主義毒舌が顔をのぞかせるけど愛嬌のある人ではあった。当時は。

学者言論人のままでいればまだよかったのだろうが、コンプラSNS正義が世の中を動かす時代にあって、政治家を全うできるキャラではなかったのだろうという、ざっくりとした感慨はある。

川勝の本、実家本棚に多分あると思うので、今度帰ったら読んでみようかな。

カメムシ異常発生でパクチー臭が充満して空腹

カメムシぽくて大嫌いだったパクチーうまいバインミー食ったら大丈夫になったんだが

カメムシ臭いで腹が減るようになってしまった

で、今年はカメムシ大量発生で部屋の中に十匹は常にいる

なので毎日カメムシが死にパクチー臭が漂い腹が減る

大量発生は暖冬とスギ花粉が原因らしく

人の業がカメムシを大繁殖させて正に自業自得

2024-04-07

魚ってうますぎる

肉←品種改良の結果

野菜品種改良の結果

魚←野生でうまい!!!!!!

魚ってやばいよ……

魚ってうますぎる

肉←品種改良の結果

野菜品種改良の結果

魚←野生でうまい!!!!!!

魚ってやばいよ……

いい季節〜〜〜〜

車の窓開けたら気持ちいい風が入ってきて春の匂いがしてセブンアイスコーヒーうまい、最高

2024-04-06

anond:20240406081937

反省させると犯罪者になります』という本ならあるよ

元増田にもあるような、「反省うまい人」にさせてはいけないという話

2024-04-05

バサうまい

ほんのちょっとだけ魚特有のクセがあるけどうまみのある白身だ。

ムニエルでさっと焼くだけで美味いしい。

一枚が大きいけど、焼けばやわらかくなるから真ん中で割って簡単に2人前になる。包丁いらず。

これが皮も骨も処理してお出しされて安いとくれば庶民基調な魚と言っていいだろう。

ほぼ料理しないし魚高いな~って人にとってはサバとかよりも扱いやすい魚だとおもう。

anond:20240405105138

anond:20240325025312

anond:20240405105138

教員という職業を持つ人が苦手になってしまった


ただの愚痴

職業差別のようで申し訳ないのだが、自分社会人になって、教員という職業を持つ人間に対してマイナスイメージを持つようになってしまった。

詳細は伏せるが自分がお世話になっているスポーツ系の社会人サークル所属している知り合いの教員はどなたも癖が強く、周囲から妙に浮いてしまう特徴がある。思いつくままに列挙する。

他人の行動を躊躇なくコントロールしようとする

→例えば試合の後疲れて少しみんながダラけているとき、2☓歳くらいの小学校教師が「お前ら、とっとと動けぇ!」と罵倒混じりで叫ぶ。

本人は「仕事のクセで〜」と言ってるのだが、異常な行為に周りが引いていることに気付いていない。

試合中も他人への非難や半ば指示に近い提案をされることが多く、自分もその人にはとても気を遣いながらプレーしている。

そもそも仕事ですらない対人コミュニーケーションにおいて、人に何かを強制命令するということに違和感が拭えない。

他人への批評を嬉々として行う

「あの人のプレーは雑だ」「あの人はうまいけど一緒にやりたくない」など、他人プレー言動を当たり前のように批評する。

後は「〇〇ちゃん、〇〇に言い寄られて嫌いになったらしいですよ」などと他人ネガキャンもしないで欲しい。

これに関しては、もうなんというか、「普通言わんだろ」としか言いようが無い。

ナルシスト

それなりに勉強がてきなければ教員にはなれないと思う。社会的地位イメージ、高い仕事だ。教員というだけで立派に見える。それはわかる。

だが、「私昔から勉強はできたんですよね」とか、「地元の中では一番の高校へ〜」とか言わんでくれ。シンプルに痛々しい。

褒めて欲しそうだから褒めてやってるが、一般的社会人運動系サークル学歴自慢なんて普通はしないんだよボケが。

優秀か否かなんて、「どこを基準に置くか」でどうとでも変わるだろうが。

勝てるフィールド基準に選んでイキるなんて謙虚さの対極だろう。

申し訳ないが、自分教員をそんなに頭の良い人間と思っていない。

自分学生時代理学の専攻だったので「アカデミック研究技術世界について行けなかった人が目指すもの」というのが実態としてあった。

ただ、理学人間教員免許を取るには卒業必要単位に加えて追加での単位取得や実習が必要

そのため努力は相応にしている人だというのも事実

実際、教員免許はあるが民間技術者をやっている知人は頭の回転が早く、尊敬できる人が多い。

上記問題に本人達が一切気付かない、もしくは気付いていても全く気にしない。

サークル問題を起こしたり、主催に注意を受けても翌週しれっとやってくるのが彼らで、あまり反省しないというか、異常にメンタルが強い。

あと一切練習に来ないのに試合だけ出たがる人、若者が多い中にオッサン(どっかの中学教頭らしい)が話割って入ってきたり。

あとパワハラ自慢と離婚歴自慢も辞めて欲しい。

なんなら関わりたくねえんだ、俺は。

以上、当人達には口が裂けても言えない愚痴でした。

もし「職業:教員」がこの日記を見たら、少し自分の振る舞いが教員以外の世界でどう見られているか見直して欲しい。

教師仕事をしている人たちが苦手になってしまった

ただの愚痴

職業差別のようで申し訳ないのだが、自分社会人になって、教員という職業を持つ人間に対してマイナスイメージを持つようになってしまった。

詳細は伏せるが自分がお世話になっているスポーツ系の社会人サークル所属している知り合いの教員はどなたも癖が強く、周囲から妙に浮いてしまう特徴がある。思いつくままに列挙する。

他人の行動を躊躇なくコントロールしようとする

→例えば試合の後疲れて少しみんながダラけているとき、2☓歳くらいの小学校教師が「お前ら、とっとと動けぇ!」と罵倒混じりで叫ぶ。

本人は「仕事のクセで〜」と言ってるのだが、異常な行為に周りが引いていることに気付いていない。

試合中も他人への非難や半ば指示に近い提案をされることが多く、自分もその人にはとても気を遣いながらプレーしている。

そもそも仕事ですらない対人コミュニーケーションにおいて、人に何かを強制命令するということに違和感が拭えない。

他人への批評を嬉々として行う

「あの人のプレーは雑だ」「あの人はうまいけど一緒にやりたくない」など、他人プレー言動を当たり前のように批評する。

後は「〇〇ちゃん、〇〇に言い寄られて嫌いになったらしいですよ」などと他人ネガキャンもしないで欲しい。

これに関しては、もうなんというか、「普通言わんだろ」としか言いようが無い。

ナルシスト

それなりに勉強がてきなければ教員にはなれないと思う。社会的地位イメージ、高い仕事だ。教員というだけで立派に見える。それはわかる。

だが、「私昔から勉強はできたんですよね」とか、「地元の中では一番の高校へ〜」とか言わんでくれ。シンプルに痛々しい。

褒めて欲しそうだから褒めてやってるが、一般的社会人運動系サークル学歴自慢なんて普通はしないんだよボケが。

優秀か否かなんて、「どこを基準に置くか」でどうとでも変わるだろうが。

勝てるフィールド基準に選んでイキるなんて謙虚さの対極だろう。

申し訳ないが、自分教員をそんなに頭の良い人間と思っていない。

自分学生時代理学の専攻だったので「アカデミック研究技術世界について行けなかった人が目指すもの」というのが実態としてあった。

ただ、理学人間教員免許を取るには卒業必要単位に加えて追加での単位取得や実習が必要

そのため努力は相応にしている人だというのも事実

実際、教員免許はあるが民間技術者をやっている知人は頭の回転が早く、尊敬できる人が多い。

上記問題に本人達が一切気付かない、もしくは気付いていても全く気にしない。

サークル問題を起こしたり、主催に注意を受けても翌週しれっとやってくるのが彼らで、あまり反省しないというか、異常にメンタルが強い。

あと一切練習に来ないのに試合だけ出たがる人、若者が多い中にオッサン(どっかの中学教頭らしい)が話割って入ってきたり。

あとパワハラ自慢と離婚歴自慢も辞めて欲しい。

なんなら関わりたくねえんだ、俺は。

以上、当人達には口が裂けても言えない愚痴でした。

もし「職業:教員」がこの日記を見たら、少し自分の振る舞いが教員以外の世界でどう見られているか見直して欲しい。

2024-04-04

嫌いな奴にクソリプと毒マロアンチコメをする為だけに取ったGmailにしつこく不正アクセスが来てて笑ってしま

神経質な奴だから多分、初回でブロックされたけど、手を変えネタを変え5回位は嫌がらせできたので十分満足

最近見たら、アンチが怖いのかリプ欄封鎖してるし、マシュマロもbioから消してたし、Youtubeチャンネルは非公開になっていた

嫌い奴の不幸で今日も飯がうまい

宇宙人が攻めてきて「この星で一番うまい食べ物を出せ、まずければ滅ぼす」って言われたら

俺が代表してカツカレーを出すけど、それでいいよな?

anond:20240403230158

日本人(特に男)は常識のない知的低脳ばかりなので勘違いしてる人間が多いが、金を払おうが払うまい相手プロ?とかい幻想があろうがなかろうが不貞には変わりませんので離婚事由ですよ

プロというのも意味不明ですしね

性風俗で働く彼ら彼女らは顔見る程度で何の選考もないので誰でもできます

講習1時間しただけのそこらへんの素人です

婚活で待ち合わせにせっかくパフェうまいカフェ選んだし初手パフェいったら

ええぇって感じの反応だった

マジで、こいつらの前で何食ったら正解なんだよ

はったおすぞ

2024-04-03

安楽死じゃなくて、何かうまいこと癌になる方法とかないかな。

癌なら文句なしでしょ。

あ、保険屋は文句いうか。

脳内イメージに「嫌いな人物像」が浮かび上がってるんだが、なかなかうまい具合に言語化できない。

そいつの口癖を列挙するとこんな感じ。

  • ○○君さぁ
  • 泣いちゃった
  • ごみおじ
  • ○○そう (主に知性的な面を見下す言い方)

2024-04-02

anond:20240331233059

結局は常温保存と味の兼ね合いやね

 

かまぼこはまるままの魚よりずっと保存性があがるんよ。冷蔵1週間くらいもつやろ

特にかまぼこにつかうサメとかはちょっとほっとくとアンモニア臭くなる。

そうでなくても青魚不飽和脂肪酸酸化して、飽和脂肪酸よりトランス脂肪酸より有毒なエポキシとかケトンにかわる。

なので脂の少ない傷みにくい部分を塩で練って(それだけだとカッチカチになるのでデンプンと卵の白身タンパク質でやわらげつつ汁がでないようにして)うってる。

なぜかかまぼこよりやすいのがちくわ。魚焼きグリルでほんのり焦げ目が増すまで焼いてマヨつけて食べるとうまいぞ。

脂肪デンプンもすくないロカボダイエット食。

  

食パンパン自体そもそも手間暇かかる食品なんでしょうがいね

発祥の地エジプトだと常温で発酵がすすむから

ちょっと手間のかかったお好み焼きくらいの気持ちでつくってたわけよ

水足して液体にしたパンビールで、固体のままのビールパンだったんだろう

 

まあ炊いた米よりパンのほうが多少保存性よかったんだけど

炊飯釜のでた今となっては米炊いて保温して食い尽くしてのほうがめちゃくちゃに楽。

とはいえチャーハンフレンチトースト選べと言われるとフレンチトーストどうしても食べたくなることあるし、

パン工場とふわふわイースト菌があるありがたみを感じよう。

主食うまくするのは人間習性だろ。発酵させた酒とかなるともう情報喰ってるじゃん

まだデンプン喰ってるだけマシ

 

醤油発酵しすぎた味噌からでた汁の有効活用やで

味噌アジアチーズみたいなもん、塩いれつつタンパク質を分解してうまみだしながら保存できるようにしたもの

だがその味噌すらほっとくとだめになる

とくにいたみやすい汁を「うまみ汁で~す」つって別売りしたら良い感じみたいな商品なんで

いちおう火入れアルコールでもたせるけど空気にふれさせない形で冷蔵保存したほうがいいやで、味噌ラップはっとけ

 

・余談だけど、アジアがこんだけ温暖化したんだから主食発酵食品スライドすべきな気がする。

酒税法ゆるめて自家穀物発酵物は自家消費分だけ無税でOKってことにしたら日本農家めっちゃふえるとおもう。

 

四月一日から食品物価値上げだから無事150円チョコモナカジャンボが買えたことを祈るよ

anond:20240402101407

乱雑に書きなぐるというのは予習のしきたりである

本当に頭がよく回転が速いなら予習さえしていればメモ帳すら要らないだろう

アメリカ大学の机の面積なんてほんの少しである

字のうまい下手にかかわらず予習をせずにメモが取れない状況たとえば講演会などでの収穫がゼロという状況に甘んじるのは頭がよくないとみなされる

2024-04-01

anond:20240401205953

こりゃあどうしてもうちと同じ給料うまいマネジメントをしてもらおう

お絵描き趣味人間画像生成AIを使ってみた

その結果が以下。

https://i.imgur.com/UBzZTBy.jpeg

このラフがしっかり仕上げされる形になってて本当にびっくりした。

ここまで来るのに環境構築も含めて5時間もかかってない。

軽く自己紹介すると、ワイはお絵描き趣味IT系仕事をしとる人間や。

最近Twitter上のオタク界隈はAI絵の炎上が絶えない。

Stable Diffusion は出たての頃にちょっと触ってみたんやけど、何百枚も生成して使える絵は片手で数えるほどだったという印象があってそのあとはあまり真面目に技術を追いかけとらんかった。しか最近炎上を見てて、技術的にどこまで可能でどこから不可能になるのか確認したくなり、もう一度環境構築からやり直すことにしたんや。

Stable Diffusion の WebUI の Docker 版を入れて、イラストに特化したモデルを入れて、VAEで画像のボヤけを解決し、噂の ControlNet を入れてみて、手元にある未完成の絵のラフを Canny につっこんでみて、プロンプトとパラメータを調節したらこの出来やで。

正直ワイが仕上げするよりうまいやん、と思ってしまった。

ちなみに貼った生成画像無修正や。プロンプトにキャラ名は入れてないで。

何やろうね、このなんとも言えない気持ちは。

もしもワイにとって絵が道具やったら、簡単に十分なクオリティの絵ができてラッキーだと思っとるところやと思う。

でも、ワイにとって絵は目的やったから、描くこと自体楽しいものやったから、理不尽物言いだとは分かってるけど、それを奪われたような気持ちになったというのが一番近い表現やと思う。

というわけで当初の目的だった技術的に可能な点不可能な点を探るってのは今んところ不発に終わってるわけやけど、ワイが1年以上前の Stable Diffusion に触ってて思っていたところよりもよっぽど先まで話が進んどるんやな、とは思った。

正直、ワイみたいに描くこと自体目的のヤツは少ないやろうな、と思う。大多数の人にとって絵は自分ブログ記事プレゼン資料を飾るための道具や。だから、この技術が今は法的に決着がついていないところを抱えているけど、それにはそう遠くない未来に決着がついて、一般に普及すると思う。

この技術がなかった頃にはもう戻れない。

せやから、ワイはこの技術と向き合っていきたい。それは、積極的に絵に活用するって話やない。この技術がある世界でもまだ絵を描き続けるという選択や。

別にプロでもなんでもないワイがそんなことしてても世の中何も変わることないとは思うけれども、でも、ワイはやっぱり絵を描くのが好きなんや

ワイより上手い人たちはいっぱいいるけど、それでも絵を描き続けてきたんや。機械がワイより上手い絵を生成するようになったからって、そんなの今更やめる理由にはならんで。

追記

ブコメトラバサンガツやで。

一つだけリプするわ。

お前の絵を見たい奴はAIに頼むようになるし、お前の絵はAIのためのクローラしか見に来なくなると思うよ。誰にも伝わらないなら、いったい何のために表現するんだ

絵は鑑賞されてこそ作品という考えやな。

ワイはネットが普及する前から絵を描いてるから、絵を見てもらえてないことが数字化される pixivTwitter も相当気持ち的には辛かったで。

だって誰にも見てもらえないとまでは言わんけど、万バズとかい言葉からは遠く離れた人間や。

でも、見てもらえないという現実と絵が完成したときの見て見て!っていう気持ちの落差があっても絵をやめることはできなかったんや。

から、たとえ核戦争が起きて自分だけ地下シェルターで生き残って誰にも会えずに死ぬのを待つだけになったとしても描ける。そんな気がするんや。

カッコつけすぎやけど、正直な気持ちやで。

まもって守護月天!を読み終えた その1


当方40代であるはてなユーザーでは平均ほどか。

数年前に父が亡くなり、半年前に母も亡くなった。ずっと実家暮らしで、会社仕事の合間に農業をやっていたが、そろそろこの家ともお別れである家族が俺一人になったので、土地建物を売りに出して、会社の近くにある空き家ハウスに引っ越すのである

相続が終わってから遺品整理屋とかリサイクル屋とか解体屋さんと話をすることが多くなった。処分すべき財産はあっという間に片付いたが、最後に残ったのが……西暦で言うと2000年頃に亡くなった実弟漫画だった。部屋を共有していたので、本棚には俺と弟の漫画が並んでいた。

その大半は、ブックオフでも1冊10円すらつかないモノだった。メルカリで売るにも手間がかかりそうだ。遺品整理屋も「今のご時世、紙のマンガは売れないんですよ」と引き取りを断った。ほかの価値のなさそうなモノは、タダ同然でも引き取ってもらえたのだが。

何か月か経って、今年の正月を過ぎた頃だった。

実家本棚にあった俺の漫画を何冊か、手に取って読んでみた。うーん、これは……「懐かしい」という感情が僅かにあった。一番好きだった漫画、『天使禁猟区』『スカイハイ』『クロマティ高校』を読んでみたが、いまいちピンとこない。楽しい思い出が蘇ってこない。お楽しみの記憶脳裏から消えてしまったのだ……。

ふとここで、亡き弟の漫画を手に取った。あいつは将来裁判官になりたいと言ってたっけ。『家栽の人』が本棚の目につくところに置いてあった。一番上の段だった。

そして、一番下の段に視線を移すと……ここで一番、ドーン!! と、当時の記憶が蘇った。それは、『まもって守護月天!』だった。弟が一番好きだった漫画

家族食卓を囲んでいる時も、旅行をしてる時の車内でも、何気ない団らんの瞬間でも、とにかく弟は、この漫画の話をしてることが多かった。

弟の死因は、自動車に轢かれた後の外傷から内臓の疾患にかかったことにある。交通事故の原因の半分は弟にあり、当時は自業自得だと冷たいことを思ってたけど、まさか亡くなるとは……。病院でお見舞いをしてる時にも、弟はこの漫画を繰り返し読んでいて、ずっとその話の内容とか喋ってるんだよ。どんだけ好きなんだよって思った。

確か、アニメも観たいって言ってたかな。病室にテレビはあったけど、ビデオ再生できるものがなかった。弟は泣いて悔しがっていた。

さて、当時の俺は高校生であり、ガンガンコミックス漫画を読むことはなかった。守護月天漫画を読んでみたことはあったが、すぐに読むのをやめた。「稚拙だな」と思ったのもあるし、「絵がちょっとな~」という思いもあった。当時の俺は、CLAMPが描くような、Xとか聖伝とか、ああい精緻な絵柄のエログロが好きだった。

とにかく弟は『まもって守護月天!』が好きだった。それを、この本棚を見ていて思い出した。この日は休日であり、時間がたくさんあった。せっかくなので、この日から一週間ほどかけて、全11巻を読んでみることにした。

読んでみた感想を、以下に綴っていこう。感想を交えつつ、各巻に1~2箇所ずつ、印象的だったところを抜き出して引用する。

ネタバレがあるように見えるけど、本当に大事なところは抜き出してない。隠してる。まあ、俺の人生で『まもって守護月天!』を取り上げるのはこれっきりなんだし、少しくらいは許してくれ……。

その前に、これはどういう漫画やねん、と気になった方はWikipediaでググってほしい。あらすじは、概ねこんな感じである

~ブックライブから引用

一人暮らしで寂しさを抱える少年と、ご主人様をあらゆる不幸から守る役目を持つ守護月天美少女とのファンタジーラブストーリー一人暮らし中学2年生・七梨太助(しちり・たすけ)は、中国を旅する父親から支天輪(してんりん)という八角の輪を送られる。


まり主人公の何気ない行動をきっかけとして、小璘(シャオリン)という女神様のようなものがやってくる。お互いに惹かれつつ、ラブコメディが進行していく。その中で、超えないといけない壁がいくつもあって、主人公である太助シャオにふさわしい男になるために奮闘する物語である

では、さっそく始める。



【第1巻】

読み始めは、正直キツかった。絵柄が古いのもあるし、漫画表現が昔風なのもあるし、ラブコメを読んだ経験がない人間には何がどう面白いのかわからない。

まり楽しめないのは、すでに四十を過ぎているからだろう。子どもの頃であれば、まだマシだったのかもしれない。ただ、まあ……コンセプトはいいと思う。すごく。

なんとなくだが、『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』という映画を思い出した。某グルメ漫画でいうと、「うん こういうのでいいんだよ こういうので」を地で行く。

シャオリンが「この平和時代に、どんなものからご主人様を守るか」を決めたシーン

太助様…」

「…え……」

「もし迷惑でなければ あなたの中にある「孤独」や「寂しさ」から あなたを守ってさしあげたいのですが それではいけませんか?」


シャオ歴代の主を守ってきた手段は、主に暴力である。星神を呼び出して使役し、主人を狙う者を撃退する日々を過ごしてきた。だが、平和現代でそんな行為需要があるはずもなく。シャオは、呼び出されてすぐにお役御免になってしまう。

ならば、主人である太助をどのように守ればいいのか――その答えが上記台詞である。命を狙う敵がいないのであれば、孤独や寂しさから主人を守るのだ。太助には家族が3人いるが、全員家を離れて放浪の旅をしている。ネグレクトに限りなく近いものがあるが、ラブコメの都合というものだ。



【第2巻】

このあたりは、まだだるかった。物語登場人物は揃いつつあるのだが、展開が退屈でなかなか話が進まない。この巻から、慶幸日天の汝昴(ルーアン)という主人公の恋路を邪魔する、まさにお邪魔キャラみたいな人が出てくる。

別に、なんということはない恋愛妨害工作なのだが、この時代ラブコメ高橋留美子の影響がまだ色濃いのだろうか、暴力性が強い。この巻以外にも「死ぬやろ……」というシーンがけっこうある。昔は気にならなかっただろうが、やはり時代というものか。

ルーアンの計略によりシャオ太助の元から離れようか迷っているシーン ※太助が駆けつける

「えーっと 今はうまく言えないけど… 俺はシャオにずっとここにいてほしいんだ ――それだけじゃここにいてもらう理由にならないかな……」

「…いいえ… ………あの 私…… 太助様がここに来てくれるの 待ってたかもしれないです」


ルーアンがそれっぽい発言をして、「シャオ現代には不要ではないか」という意見を伝える(あなたなんて いても邪魔なだけなのよ)。シャオは真に受けてしまって、支天輪に帰ろうとするのだが……すんでのところで太助がやってくる。そして、ふたりきりの状態で上のような会話をする。

この場面は気に入っている。シャオ気持ちも、太助気持ちリアルに描いていたからだ。ストレートさがいい。



【第3巻】

このあたりから恋愛路線に入ってくる。太助シャオ愛情意識する場面が出てくる。

ネタバレは避けるが、シャオには恋愛ができない事情がある。本人ですら認識できない事情が。

以下の山野辺というのは、最初の頃は万引きとかするキャラとして描かれていた。物語が進むにつれて応援キャラになっていく。

シャオ山野辺が一緒に温泉に入っているシーン

「なあ シャオ…」

「…………」

シャオ?」

はい?」

「なんか元気ないけど七梨と何かあったのか?」

翔子さん…………私 病気かもしれないです なんだか…ね 胸が苦しい… 太助様がルーアンさんと一緒にいると とっても胸が苦しくなります さっきなんか どうしてだか自分でもわからないけど そっけない態度とっちゃったし太助様が話しかけてくれたのに 太助様にきっと変に思われちゃった きっと悪い病気にかかっちゃったんです ――でも どうしたらいいのか わからなくて…」 

(へえ…精霊ってのも 人を好きになったりするんだあ…)


うん。女性作者が描いてるラブコメってさ。女性側の心理描写リアルだよな。女の子ってさ、好きな男性の目の前だと萎縮することがあるじゃん意中の人を目の前にすると、体がつい後ろに下がってしまうとか、廊下を走って逃げだす子とかいるよな。

なんかこう、恋愛感情に対して不安になった時の女性心理というか。リアルさが伝わってくる。子ども時代に読んでも全く認識はできなかったろう。



【第4巻】

この巻くらいになると、ストーリーの基本線が定まってくる。何らかの事件イベントが起こって、太助シャオが巻き込まれて、レギュラーキャラがそれぞれの立ち位置で動き回って、なんやかんかで解決して、ふたり(又はほかのキャラ同士)の間柄が深まって……という流れである

基本は、太助シャオ関係性がメインだ。この作品うまいところは、ふたりばかりを推すのではなく、ほかのキャラクター間の友情とか愛情ガッツリ描いてる。

この巻だと、2つの場面が印象に残っている。いずれも、ルーアンふたりの仲を妨害するための工作を試みて、やってしまった結果である

④-1太助高速道路自転車走行中にタイヤバースト、そして前方車両(トラック)と自転車を括っていたロープが取れて転倒した後のシーン

「………え 太助様!? 太助太助様!! 太…助様あ… ……う…」

「あ…あの小璘さん…」

「どうしよう…どうしようどうしよう ルーアンさん! ――太助様が 死んじゃったらどうしよう!!」

「あ…いや まさかそんなあ」

「どうして支天輪を車に乗せちゃったりしたんですか 私……太助様に何かあったら ルーアンさんのこと絶対さない!!」

「…………」

太助様に…太助様に何かあったら… 太助様… 太助様早く帰って来てください」

「小璘…………あんた」

④-2保健室で、シャオがベッドに横たわって寝ているシーン

「なあ…ルーアン

はい!?」

「…俺シャオのこと 好きにならない方がいいのかな…」

「………… あんたあのおじょちゃんになんか言われたでしょ ――じゃあひとつ聞くけどなんでそう思うの?」

「――…」

「小璘が人間じゃないから?」

「…………」

「………俺とシャオって絶対結ばれないのかなって…」

「…ねえ たー様 あたしは たー様のこと好きよ 考えれば悩みなんていくらでも出てくるけど 一番大切なのは自分気持ちでしょ だからあたしはあんたみたいに悩まない 悩んでも変わらない想いなら 悩むだけ損だと思わない?」


気持ち、とでもいうのかな。かの有名な『BLEACH』でいうと、ウルキオラ・シファーの名台詞ひとつである



心か



みたいな感じだ。登場人物の心境がさ、わかるんだよな。喜んでるのもわかるし、苦しんでるのもわかる。そんな中でキャラクターが足掻いている姿が印象に残った。

漫画を読む前に下調べはしなかった。今も一切してない。よって推測になるんだけど、この作者である桜野みねねっていう人は、この時(1998頃?)は大学生かそこらの年齢なんだよな。作者あとがきを読むと、若いんだなというのは伝わってくる。

俺が二十代前半の頃は、地面から出てきたばかりのカブトムシの如き勢いでスポーツをするか、水道工事現場であくせく働くか、盛りのついた獣のように女を口説いて、年間に何人とセックスたか記録を付けるとか……同じ会社女の子と無理やりそういうことをした後でも、最後にベッドの上で「愛してるよ」と言ったら許されるから大丈夫とか、そんなことしか考えてなかった。人間性が動物レベルだった。

でも、この桜野みねねという人は、そんなどす黒い人間の対極を行く感性がある。この作者は凄い……と、いい年になったおっさんは感じた。※私個人と作者の年齢差は、干支0.5周り分ほどと思われる。



【第5巻】

20年以上前漫画なので、さすがに創作でも……というシチュエーションが生じることがある。作品内では、たまに登場人物がみんなで旅行とか海とか温泉に行くのだが、メインキャラがほぼ中学生で、20才以上は大変少ない。無理があるし違和感がある。

しかし、旅行とかでないと表現できないラブコメ的なシチュエーションもあると思うので……そこが創作の難しいところである。いや、文学作品創作とかしたこといからわかんないけどさ。

⑤仲間と海に来ていて、ようやく夜の海岸で二人で話ができたシーン

「なんだかね………私 太助様ととってもお話たかったです 別にお話したいことがあるわけじゃないの… でも… 太助様とお話してるととっても落ち着くから…」

「……シャオ

だってお話してるってことは 一緒にいるってことでしょ? だから…」

(だから… きっとこんなに 安心できるのね)


太助シャオは、何度もこういうシチュエーションになっている。が、恋愛が進む気配はない。事情はあるのだが、あまり絶望的な事情なのだ

あと、文章量の都合で載せなかったが、クラス演劇(かぐや姫)の数話分も大変よかった。ルーアンと、ほぼサブキャラの乎一郎が主体の話なのだが、中学校の学芸会かぐや姫をやることを通じて、「離れていても心は繋がってる」という要素を表現している。

この回は、大人ながらにしみじみときた。気になる人は、是非5巻を読んでほしい(ダイレクトマーケティング決行)。

大まかな流れを言うと、ラストのお別れシーンでかぐや姫役のルーアン台本にないセリフを言う → 月の使者役のシャオがお迎えを中止発言 → 乎一郎がそれを制止 → その後の会話のやりとりで、離れていても心は繋がっていることを示唆~といった具合である

ここまで五千字以上は書いている。一旦切ることにする。



文量の都合で2分割。

次に続きます

https://anond.hatelabo.jp/20240401122023

ただ女性であること程度で社会的弱者と言われましても

断っておきたいが、俺は女たたきをしたいわけではない。

会社研修で「貴方ストレート男性管理職であるから社会的には強者である社会的弱者である女性のことを考えましょう」みたいなことを言われて、不意打ちにあったような気持ちになった。

俺は在日三世である。まず、在日差別はある。おじいさんや父親が苦労してきた話(教師が親父の書いた絵に「朝鮮人で最も絵がうまいで賞」と書いた花をつけて廊下に張り出す、など)を聞くとやるせない気持ちになるし、今でも同世代との飲み会になるとザイニチが!みたいな罵倒語を吐くやつは目にする。

なので、正真正銘ゴマカシなしの社会的弱者であるウチは、在日であることを完全に秘匿しながら、日本において唯一無二の後天的に取得しうる強者性=学歴を息子や娘に身に付けさせることが長期的な戦略となった。豊かではない父母は持てるリソースのすべてを我々に注ぎ込んでくれ、果たして俺は東大合格した。

ただ、どんなに努力を重ねても、やはり特に大阪に帰ると無意識差別オブラート社会を包みこんでいるように思えてならない。帰化申請自分で行ったときに、半ズボンで来るようなマトモじゃない人は審査で落とすけど、君は大丈夫普通だよ。でも普通じゃない人ばっかなんだ、とヘラヘラ宣った法務局のHとかいう奴の顔は一生忘れないし、梅田の地下歩いてただこの親父が免許書を見せた瞬間に顔色変えて根掘り葉掘り聞いてきた警察官のことを俺は許さない。妹の元彼の親が朝鮮人とは結婚されられないと挨拶の場で断って、それにそれもそうだなあと言っていたらしいアイツらは妹の流した涙のぶんの毒薬地獄で飲ませたい。

なので、俺がしてきた努力は、親子三代に渡り投入し続けたリソースは、この日本社会で生きていくために絶対必要なコト/モノだったし、その結果としての社会的強者然としたこの姿は、弱者性の超克の志向当然の帰結である

それを、社会的強者である日本女性から生得的に男性であるからという言葉だけで強者形容されるのはとても気に食わない。俺は、俺等弱者は、本当に死ぬ思いをしてここまで来てるんだ。生得的なんて言わないでほしい。

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