はてなキーワード: Oemとは
singer増田だけどありがとう。そうなのか。USだと売れ筋の上位にsingerが並んでたから名前が出なくて謎だったんだけどOEMなんだね。USで買えるやつもjanomeなのかわからんけど参考になりました。
お盆の暇に任せてミシンをチェックしてる人もいるかと思いますが、業界人ならどれを選ぶかという視点で選びます
続編はこちら
・https://anond.hatelabo.jp/20200814172821
・https://anond.hatelabo.jp/20200814172907
・ジグザグ縫いはほとんど使わない
・ミシンを使う人ほど複数台持ちで最終的にメイン機はプロユースっぽいものになっていく
・普通のミシンならBrother, Juki, Janome
ミシンは樹脂外装がついているものがほとんどだけど、中にアルミダイキャストのアームと呼ばれる部品が入っていてこれが何しろ大切。アームレスミシンは文字通りアームがなく、安く軽く使えるのでエントリーユーザーにはおすすめと謳われるが樹脂と金属では寸法精度が違いすぎるので絶対に避けるべし
・押さえが沢山ついているもの
どうせほぼ使わないので余計なものは少ない方がいい。あとから欲しくなってきたら買い足す方が断然安い
・入門機
入門機は例えるならば100均の工具だと思った方がいい。あっという間にゴミになるので環境にも悪く、初めは使えなくはないが、すぐにガタが来て結果安物買いの銭失いとなる。(各社がシェア争いのために仕方なく作っている側面がある)
「いきなり高いのを買うのは思い切れない」という人はレンタルミシンやfabカフェっぽいところで時間貸ししているので、それをしばらく使って守るのがおすすめ。余程使わないと入門機の金額に届かないので入門機を買うくらいならその方が良い
・重い物を買う
ミシン屋ではいろいろ言われるだろうがミシンを運ぶ機会なんて滅多にない。土台が安定しているに越したことはない
メカ系の製品はミシンに限らず部品が少なければ少ないほど壊れにくい。
例えば電動糸通しなんかは魅力的だが割と壊れやすく、慣れれば普通に通すのと大して変わらない
・安いものにする
同じようなスペックで各社から出ている場合、実力的には五十歩百歩なので安ければそれでOK
・メーカーを揃える
既に持っている/親しい人ミシンを持っている人はその人たちと同じ物を買うのが何かと安心(だが別に何処も変わらないといえば変わらないので無理にこだわる必要は全くない)
・Janomeなら780DX
・今ならメルカリとかでリセールもいいので思い切って買ってしまっても案外後悔は少ないのがこの3機種
・アルファベットとカタカナくらいまで入っていればほぼ問題ないので、それが入っている最低限のものでOK
縫い模様の数が多いものほどNGだと思った方が良い、基本の縫いは全て職業用高速直線縫いミシンに任せる
・元も子もないけど、どハマりしない限りどうせ使わなくなるミシンだと思うので一番安いやつでOK
・ロックミシンを買う
ベビーロックの中級くらいのものが長く使えて値段とのバランスも取れている
ロックミシンや環縫いが何かわからない人はとりあえず一台職業用高速直線縫いミシンを買って、必要になった時に調べればOK
少しコメントをいただいたみたいでうれしかったです。ちょっとだけきれいに整えて追記します。
前提を書いてなかったんですが、ある程度ミシンを趣味として使って行きたい人向けに書いています。
ミシンメーカーは販路をうまく握れていないところが多いので、スペックを比較するのにも一苦労で、自分が本当に欲しいミシンに辿り着けないことが多いので、これがその一助になれば。
友人に向けた個人的な買い方指南書のつもりで書いています。(名前が違っていても中身はほとんど同じ、というミシンがかなり多く、ネットの口コミもプロから見ると思い込みが強くて当てにならないものが目立つので、)
そうでなければこんな高価な10万前後するものではなく、3万~6万くらいのもので気に入ったデザインのものにすればいいと思います。(迷ったら重いものを)
また、雑巾は買って、裾上げはテープや街の仕立て屋に出す方がミシンを買うより圧倒的に楽で安いです。特段の事情がなければそれでいいと私は思います。
実は私たちがイメージしているミシンメーカーとしてのsingerは存在していません。今は米国でライセンス管理会社として存在しており、日本では株式会社ハッピージャパンが作っています。monamiなどの名作もありましたが、今回はきちんと使えるミシンということで職業用高速直線縫いミシンを選定した関係上、省きました。singerからも出ていますが、中身はJanomeのOEMなのでそれなら本家を買うべきです(これはベビーロックの職業用も同じ)。
デニムがxx枚縫えますと謳っている機種は多いのですが、これは半分本当で半分嘘です。
というのも、その写真の多くではデニム地が折り返されていません。デニム地の面倒なのはここにあります。5枚平に縫うのと2回折り返して縫うのとでは実は後者の方が難易度が高く、目飛びと言って縫い目が一つ飛ばしになってしまっているような状態になりやすいです。
また、Aisinでデニム特化っぽいミシンもありますが、職業用高速直線縫いミシンに比べたら全くの力不足です。
どれもフットコントローラがついているので意外に使い勝手は何とかなるものです。
たしか、Janomeの780DXはフットコントローラの最大出力を手元のスライダーで操作できた気がする・・・のでそれがおすすめです。(確かではないので買う時に確認してください)
確かにそういう方法もありますが、応急処置的です。ここのところはロックミシンが借りられるところで処理するというのがコスパは良さそうです。
確かにこれは無駄っぽいですが、保育園/幼稚園/小学校でネームを入れたいという親御さんはとても多いので載せました。
ここの部分にかんしてはレンタルなどで凌ぐのも手ですね。
レンタルはユザワヤさんがやってますね、専業なのでメンテナンスとか考えたらここがいいのかな?という気がします。(レンタル使ったことないので知りませんが)
https://www.yuzawaya.shop/html/page11.html
他にレンタルスペースというのもありまして、僕が知っているのは以下の2軒です。
coromoza:ここはガチ勢がプロユースのものを使いにくる場所というイメージ、ややストイック
bobinage:Janomeがやっているお店なのでJanomeしか触れませんがcoromozaよりは入りやすいです
https://www5.janome.co.jp/bobinage/
足踏み式というのはかなり古い機種のことですよね。
今も作っているメーカーはないような気がするので簡単に手に入るものではありませんが、電気を使ってないものはメンテナンスすれば一生使えるといわれています。
一箇所ネックがあるとすればミシンベルトですが、Janomeが今も作っていた気がします、、がよくわかりません。
調べたらサードパーティでも出ているようなので当面は使えそうですね。
具体的にいうと以下の機種です。
・Janome:JA525、IJ521など
簡単な見分け型として、5kgを切っていたら少し怪しいですね。2kg前後のものはほぼ間違いなくアームレスです。
ちなみに、ブコメで触れられているアックスヤマザキのものはアームレスです。https://item.rakuten.co.jp/axe/mm-10/
アベノマスクに不良品が多い理由なんだけど、なんとなく理由が想像付く。
受注したのは興和、伊藤忠商事、マツオカコーポレーションと報道が出ている。
https://www.asahi.com/articles/ASN4P6GRPN4PUTFK022.html
前2社は総合商社で、マツオカはアパレルOEM;どっかのブランドや服屋から受注して東南アジアの現地会社に作らせて納品する業態だ。
で、アパレルOEMはいつも同じ現地企業と取引してて品質管理も継続してやってる。だからこういう事はちょっと起こりにくい。
なので総合商社経由の納品分がトラブってるんだと思う。
幾ら総合商社と言っても急にガーゼマスク数百/千万枚とか用意できる訳じゃない。そういうルートを持ってるわけじゃないから。
専門商社というのは沢山あって零細で個人経営のバイヤーと区別が付かいのまである。スポットなのでそういうところに下請で頼んだのじゃないか?
15~20年前に対中貿易が拡大した時に対中貿易商社が沢山出来たが通常、商社は国内販路を持たない。だから製造業や流通業に営業に来る。
それで腰をすえて商品OEM化するんじゃなくてスポットで雑貨やノベルティグッズを依頼してみるか~なんてのが流行ったのだが、この時問題になったのが不良率の多さ。
不良率なんて1%以下とか思ってしまうのだが、この手のスポット取引で送ってくる商品では6割とかとんでもない不良率になったりするんである(特に電気/電子デバイス)。
そうなると商社の営業は呼び出され「これどうすんだよ、出荷できないよ!」となる訳なんである。
それで出荷停止して全部大元の倉庫に戻して全数検品、検品費用は商社持ちなんて事が続出した。
要するに向こうの工場が誠実に西側基準で検品してくれるかどうかというのはスポットじゃ判らない。取引先が近くで担当が怒鳴り込んで来ない場合は手を抜かないかどうかは不明なのだ。
そして日本で検品するとコストが大変にかかるんである。オフショアの意味がない。
今回の汚損アベノマスクはこれに引っ掛ったんじゃないかなという気がする。
または総合商社じゃなくて上の例のような取引ばかりやってる個人経営に近い商社に投げていて、その会社がオトモダチ(笑)経営とかかもしれない。
だから日本で検品するようになると更に数億円増し積みになったりするかもね。
あと忘れられてるが、貿易で虫の混入って防疫上マズイよね。だから税関が抜き打ち検査重点的にやるハメになって更に時間がかかるようになるかもしれない。
創案進言したのが通産省官僚だそうだが、普通はこの辺の、スポットでかき集めた場合に起こる貿易問題の機知があるはずだけどそうじゃない人なのかもね。
ずっと家にいたから体力が落ちているだろうなと思ったら予想以上にひどい
行き先の業務スーパーまでは15分くらいだが、ママチャリで立ち漕ぎをしないと辛いぐらいのアップダウンが3箇所はある
軟弱な引きこもりにとってはふらっと気軽に行けるような場所ではないがこんなに負担になるとは
漕いでる間はなんともなかったが、駐輪する間に頭が痛くなってきて、買い物をしている間にはどんどん視界が白っぽくなって、後頭部が冷えるような感覚で気分が悪くなっていった
貧血になるなんて中学生の時以来だったが、買い物中にぶっ倒れでもしたらこのご時世大変なことになりそうだと思ったので、平静を装って店内を物色する
ところが便意まで催してきたので早々に済ませることにした。会計と袋詰をしている間に息苦しくなってみるみる他の症状も悪化していったので、まさかコロナじゃないだろうかと不安になりつつ退店
ただコロナなら1週間以上潜伏期間があって、しばらく外出はしていない。マスクしているときの特有の匂いも感じるからコロナではないと判断した
帰りの坂道では体調が悪いまま自転車を押して、途中にある公園のトイレに向かって休むことにしたが、和式だったので腰掛けて休むことはできなかった
今日はまだ1食しか食べていなかったので低血糖かもしれないと思い、買っていたウィダーもどきを飲みつつしばらくしゃがんで休む
ゼリーは国内のOEMか何かだと思い裏を見たら中国産だった。まあ業務スーパーだしな
10分ほどで頭痛がマシになってきたのでトイレを出ることにしたが、公園で遊んでいた子どもと母親と思しき女性が来て、いま出たらめちゃくちゃ不審者っぽいなと思い居なくなるまで休む
そういえばamazonで買っているポップコーンの種が切れているのを思い出して、道の途中に酒のやまやで海外の業務用サイズの種でも売ってないかなと思い寄ってみたら、amazonで5~600円する1kg入の種が400円で売っていたので驚いた
ついでにシーズニングも売ってないかと探してみても無かったが、100円で売ってるエスビーの料理用シーズニングをかけると美味いとネットで見たのを思い出し、アヒージョとタンドリーチキンと柚子胡椒を買ってみた。
今度試してみよう
正規品かどうかとライセンス認証できるかどうかとライセンス使用許諾違反かどうかというのはそれぞれ別の話。
ライセンス認証っていうアクティベーションの作業と、使用許諾っていうMicrosoftとのライセンス契約は別の話だからね。
Windowsの販売形態(Microsoftは使用許諾するものであって販売していないというけど)はいくつか種類があって、リテール版・DSP版・OEM版・VL版が代表的なライセンス形態。
リテール版はどんなパソコンや仮想環境でも1台のデバイスにつき1つのインスタンスまでインストールOKな単体販売のライセンス。高いやつ。
DSP版は自作パソコンやってる人にはおなじみの簡易的なパッケージで売られているライセンスで、単体販売は認められていないのでパーツとセットで購入・使用する必要がある。ライセンスがセットで買ったハードウェアに紐づいているもの。新規インストールまたはプレインストール限定。リテールよりは安い。(8/8.1の時には単体販売されていたこともある)
OEM版はパソコンメーカー向けにMicrosoftが大量に卸しているライセンスで、OEMが作ったパソコンにプレインストールする形で工場出荷したものに限って使用が許諾されているもの。中古PCとかに入っているのはだいたいこれ。ライセンスはPCと紐づいているので、出荷時にインストールされていたものなら所有者が変わってもOK。数が多いので安い。
VL版は主に企業向けにMicrosoftが卸しているライセンスで、購入した組織内に限って使用が許諾されているもの。数が多いので安い。
DSP版はLANカードみたいな安くて毒にも薬にもならんようなパーツとセットで売られることが多い。パーツとセットのライセンスなので、例えばLANカードと一緒に買ったDSP版を、セットで購入したLANカードが入っていないPCにインストールして使うのは使用許諾違反。正規品で認証も通って使えるけど使用許諾違反。
セット購入したLANカードを付けたPCにDSP版をインストールしているんだけどLANカード以外のハードウェア構成がごっそり変わってしまった場合には、正規品で使用許諾も守ってるのに認証が通らないということもある。この場合はMicrosoftのサポートに連絡が必要なこともある。正規品でライセンスも守っているなら何とかしてくれる。Microsoftアカウントに紐づけとくと便利。
OEM版は工場出荷時のPCに紐づいているので、正規品のライセンスキーでもほかのPCで使うのは使用許諾違反。
3日で6杯売れました~
そのうち5杯は私のご飯~
しかもそれを聴いたらなんだか本当に月見そばが食べたくなっちゃったわ。
そう言えば
最近満月っぽかったのと仲秋の名月みたいな和菓子の名前みたいなのって何だったっけ?
どこかのメーカーが全て担ってて全てOEM何じゃないかって思うぐらい一緒だと思うんだけど。
一度でいいから1年のうちで13回目にある満月の日のブルームーンの日に
ムーンウォークと見せかけて
マイケルジャクソンさんがする斜めのやつの技の名前もこれまた思い出せないけど
そう!あの斜めのやつよ斜めの!って思いながら
とりあえず、
私は満月の夜の空にガオーって吠えてみました。
そんな話しはさておいておいて、
鮟鱇ちゃんが大量に売れ残ってて、
いや!鮟鱇ちゃんがかわいそう!って
私も加勢して頑張って2パック買ってあんこう鍋にして食べてみたけど、
鮟鱇ってさ良い出汁ぶっしゃーって出てとても美味しいのに
なんで人気ないのかしらって思っちゃうわ。
多分世間では
ね?ボブロスさん級に簡単でしょ?ってキャンパスに鮟鱇の画を描きながら、
「屏風の鮟鱇さばけなんて無理っしょ!描かれた鮟鱇を屏風から出して頂けるなら鮟鱇さばきますけどー」って言わんばかりよ。
そんなに臭みがないからなのかも知れないわね。
って全部あるある魚大百科事典に載ってた受け売りなんだけどね!
私も早速それ真似してみて作ってみたらあんこう鍋美味しく出来たわよ。
まぐれで水から鮟鱇ちゃんの切り身を入れて作ったのが正解したからよかったものの
でもそもそもとして、
すんなり知識が入ってきたのもよかったのかもしれないわね。
鮟鱇ちゃんの切り身が売ってたら思い出してね!
うふふ。
なんか今朝は食べなくてアイスヒーコーだけ頂いたわ。
連休続きで遊びに行っちゃったし、
次もまた連休じゃない!
連休がフィーバーする月とフィーバーしない月とでばらつきが多いので、
均等にして欲しいわ、なんて。
これって皮ごといっちゃっていいのかしら?って
また調べてみるわ。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
先日、ドスパラがリマーク疑惑をかけられた自社ブランドのSSD「Z1シリーズ」の調査結果を発表し、そこそこ反響を呼んでいるようです。「疑惑はそこじゃない」というのが主流の反応なのですが、ここで反論しておこうと思います。
私の中での結論は、「誰も何も問題のある行動をしていないし、製品にも問題はない」です。順を追って説明します。
念のため書いておきますが、私はドスパラの関係者ではありません。
そもそもの疑惑は、某ツイッターアカウント(アカウントAとします)が「Z1」を購入して分解し、疑惑を突きつけたところから始まります。「Z1」発売に当たり、ドスパラの公式ツイッターアカウントが分解写真を載せ、MicronのNANDが乗っていますね、というようなツイートをしたのですが、それにアカウントAが反応した形です。
分解したところ、NANDチップの表面がコーティングされていることに気付き、削ったらSpecTekの型番(正確には型番を短く表記した型番コード)が出てきたというのです。
SpecTekのチップにMicronのロゴと型番を上書きしている、これは「リマーク品」だ、というわけです。
少し面倒な話なのですが、これには前提となるエピソードがあります。
SSDに限らずPCパーツは多くが中国の工場で生産されています。中国全体を見た時の技術力向上は目覚ましいものがありますが、昔と変わらず偽物文化も根強く残っているようです。SSDも例外ではなく、怪しげなSSD用基板、怪しげなNANDチップが通販で売られています。中には廃棄品の横流しが疑われるようなものなどもあるようです。
少し前、明らかに正規品ではないNANDチップが搭載されたSSDが複数見付かり、話題になりました。日本に入ってきていない中国メーカーのものなのですが、同じデザインの基板を使っている、NANDチップの表面の刻印がおかしい(型番を消すように斜線が引かれている、網掛けされているなど)という共通点がありました。
アカウントAがドスパラのSSDのツイートに反応したのは、そのデザインの基板が使われていたからです。
補足しておきますが、別メーカーのSSDに共通の基板デザインが見られるのはよくあることです。私はSATA2の頃からウォッチしていますが、その頃既にありました。中国には基板設計と生産を行う下請け業者がいます。SSDの基板の基本構造はそう変わらないので、ベースデザインを基に少しアレンジしただけの基板が複数のメーカーに出回るというわけです。もちろん、同じSSDメーカーからOEM供給を受けているので中身がほとんど同じになるということもあります。
国内で流通しているSSDでも、別メーカーのSSDがほぼ同じ基板デザインを採用している例は複数あります。もちろん怪しい聞いたことのないようなメーカーではなく、です。これらの事情を考えると基板デザインをフックに疑惑を持つことがそもそも不適切であり、他の根拠はこれから探すというのであれば、言いがかりであると言えます。
話を戻しますが、これは中国でも問題視され、ニュースにもなったようです。アカウントAの人は、この報道を元にそのデザインの基板=不正品の疑惑があるという思い込みをしました。そしてドスパラのSSDを買って分解したわけですが、副産物としてNANDチップのコーティングに気付きました。
さらに、アカウントAの人はSpecTekの公開している資料を元に、型番にある「SG」という文字列が「テスト不合格品」であると断じました。
ドスパラはこれに反応し、「Z1シリーズ」のOEM販売元である台湾Ritekに確認、問題はないとの回答を得て発表します。同時に、第三者機関に調査を依頼するとしました。その発表が今回あったということです。
ここまでが経緯です。
まとめると、疑惑は2つあったと言えます(基板の話は論ずるに値しないので除外します)。
SpecTekのホームページを見れば分かるのですが、サイト運営会社がMicron Technologyになっています。「About(会社概要)」のページを開けば、SpecTekはMicronの「division(部署)」であると明記されています。子会社(subsidiary)ですらない、同じ会社ということです。SpecTekの半導体チップはMicronの工場で生産されています。事務所もMicronのアメリカ本社内にあります。
要するに、SpecTekの型番が入ったNANDチップはMicronの工場で生産されたものです。Micron用、SpecTek用で生産ラインが分かれているのかは分かりませんが、仮に分かれていたとしても、Micronの工場で生産したNANDチップにMicronがロゴを再刻印してMicronブランドとして販売することに何の問題があるでしょうか。
アカウントAの人が勘違いした理由はシンプルで、SpecTekとMicronが同じ会社だということを知らなかったからです。
ここは私の想像ですが、単純にSpecTekブランドで出荷予定だったNANDチップに注文のキャンセルなどがあり、同じ仕様のNANDの注文があったMicron側に渡したというだけの話ではないでしょうか。
NANDチップにわざわざコーティングを施して刻印をし直すという手間をかけている点は、アカウントAの人も「初めて見た」とツイートしています。それもそのはずで、不正なNANDチップを使うのはひとえに安いからであって、隠すためにNANDチップ1枚1枚にコストをかけるのはナンセンスだからです。ここからも、Micronが妥当な手続きを経てNANDを出荷したと推測できます。
これだけで疑惑が成立しなくなるとは思いますが、一応もう1つの品質問題にも触れておきます。
低品質という疑惑には、2つの入り口がありました。「リマーク品」であるという点と、「SG」刻印の問題です。前者は説明済みなので、後者の解説をします。
SpecTekは「NAND Flash Component Part Numbering Guide」というPDFを公開しています。ここに型番の読み方が書いてあるわけです。
「SG」は末尾につく2桁のコードで、「Grade and Product Definition」と定義されています。例えば、「AS」は「Full Spec for SSD(100%)」となっています。SSD用のNANDチップということですね。
問題の「SG」は「Simple Test Passers/Extended Test Failures」となっています。アカウントAの人は、これを「簡易テストに合格、かつ拡張テストに不合格」だから不合格品だと考えたわけです。
しかし、この読み方には問題があります。ポイントは「/」の読み取り方です。例として「S5」を見てみましょう。「Partially Tested, est yield of 50%」となっており、「部分的にテスト済み、容量の推定50%」という意味です。「/」ではなく「,」が使われています。意図的に使い分けているということです。他の使用例の紹介は割愛しますが、よく読むと「A/B」は「AまたはB」、「C,D」は「CかつD」という意味で使われているのが分かります。
つまり、「Simple Test Passers/Extended Test Failures」は「簡易テストに合格、または拡張テストに不合格」、つまり出荷されたのは「簡易テストだけを実行しており、それには合格した」チップであると考えるのが妥当です。
Micronが生産してMicronブランドで販売するNANDチップなのですから、製品に使えないものを出荷するはずがありません。そもそも簡易テストと拡張テストの内容が分からない以上、これだけを見て判断すること自体が間違っているとも言えます。拡張テストは「不合格でも特定の製品には利用できる」という可能性もあるわけです。
もう一つ、SpecTekは「SG」の入った型番を普通に売っているというのもあります。SpecTekの製品ページではNANDチップの「Part Number(型番)」の一覧を確認できます。そこに、「SG」の入った型番が大量に載っているんです。「SG=廃棄品」なんかではありません。
加えて、ドスパラが今回出した第三者機関のテスト結果です。実機でテストして他のメーカーの製品と特段差がなかったという結果でした。この調査自体は、比較対象2製品のうち1製品がS.M.A.R.T.に寿命の項目がない、調査機関の名前が公表されていない、の2点からイマイチ感が強いのですが、100TB以上書き込んでピンピンしているというのは格安SSDとしては上等だと思います。100TBというデータ量は、毎日50GBずつ書き込んでも約5年半かかります。一般的なパソコンの使い方ではそんなに書き込まないので、心配するだけ無駄というか、むしろ安心です。
以上で説明は終わりです。
冷静に一次情報に当たれば、第三者機関の調査なんて待たずに言いがかりだと分かる内容でした。
また、製品の内部パーツをどうこう言うのは自作PC業界の独特な慣習なのでそこは尊重しますが、そもそも製品が保証すべきは「製品スペック」であるということは覚えておくべきだと思います。「Micron製NAND搭載」とうたったのであれば、Micron以外のNANDは使ってはいけません。しかし、ある個体を開けたらMicron製NANDが使われていた、というのは製品がMicron製NANDを使っていることを保証しません。仮に別の個体にHynixのNANDが入っていても文句を言う筋合いはないのです。
今回に限って言えば、内部写真を公開したのがドスパラの公式アカウントだったことと、勘違いとはいえリマーク疑惑が出たので同一視していいのかは微妙ですが、本来ドスパラが保証すべきは寸法とインターフェース、SMI製コントローラー、TLC NAND、最大読み書き速度くらいです。
ドスパラの対応でイマイチだなあと思うのはリマークを明確に否定しなかったことですが、販売店という立場があり、自社ブランドについてはメーカーとしての立場もあり、言えないこともあるのでしょう。自分のコメントではなく、あくまでRitekと第三者機関の言葉をベースに対外発表しているのは正しい対応であり、批判に当たらないと思われます。
iPhoneだって、かつて「A9」がSamsung製とTSMC製の2種類があり、TSMC製の方がバッテリーが長持ちするなんて騒動がありました。しかしAppleは両者から供給を受けていることは認めつつ何も対応しませんでした(検証報道を批判したりはしましたが)。両方とも公表しているスペックを満たしているのなら、本来この対応が正しいんです。
MicronがMicronブランドのNANDを販売したのですから、Micronに問題はありませんし、それを買って使ったRitekにももちろん問題はありません。販売したドスパラにも問題はありません。どちらかと言うと、本来問題視されることのないNANDチップのコーティングを剥がしてまで筋違いな問題提起をしたことの方が問題なのではないでしょうか。NANDチップの刻印は、購入したエンドユーザーに見せるためのものではありません。iPhoneを分解して、筐体の内側にマーカーで目印が書いてあったら文句を言いますか?今回アカウントAの人がやったのはそのレベルのことだと思っています。
最後に、こんなことを言うのもなんですが、アカウントAの人は、かつてリンクスインターナショナルの販売したColorful TechnologyのSSDにも同様に基板デザインを起点にした疑惑をかけ、言いがかりだったことが判明しても謝罪のコメント1つ出さなかった人です(ご本人は、偽装NANDである証明はできないけど本物である証明もできないからセーフとでも思っているのかもしれませんが)。この人の言動を元に疑惑を拡散すること自体が不適切だと言えます。
補足の文章を書きました。
例えば、同じメーカーの最新CPUと有機ELディスプレイを搭載し、メモリ4GBで10万円、6GBで15万円という2つのスマートフォンがあったとすれば、あなたはどちらを買いますか?
最近のゲームが求めてくるハードのスペックも上がっているので、メモリは多いに越したことはないです。メモリが少ないと、マップを開き、ブラウザを開き、メッセージアプリを開き、そしてメインのアプリを立ち上げたりすると、バックグラウンドに回したアプリがいつの間にか終了されている…タスクキルになったりします。とは言え、メモリのためにあと5万円も出費するのは痛いですし、普段の操作なら4GBで充分と言えば充分です。まぁそれは、何に重きを置くかの選択なのでしょう。
ちなみに、値段が逆だとすればどうでしょう。4GBで15万円、6GBで10万円です。まぁこれは愚問ですかね。
では、これらはすべて今話題の中国製だとすればいかがですか。そもそも中国製と聞いた時点で自分は絶対買わないって? まぁそう言わずに。最新CPUは台湾製、有機ELディスプレイは韓国製であることも共通しています。もっとも、今はグローバル社会で、どこで生産するかなんてあまり意味のないことではありますが。OEMなどもありますからね。
さて、話の流れから分かるかもしれませんが、これらは実際に存在するスマートフォンなのです。4GBで15万円も、6GBで10万円も実在しています。一体どんな価格設定なんだと思いますよね。前者がぼったくり価格なのはもちろんですが、後者もそれはそれで安すぎる気もします。ところが他のものと見比べてみると、どうやら後者の方がよりオーソドックスに近い値段設定であるようです。
それでは最後に名前を明かしましょうか。前者がApple iPhone XS Maxで、後者がHuawei Mate 20 Proです。