2020-04-22

不良品アベノマスクスポット取引のせいだと思う

アベノマスク不良品が多い理由なんだけど、なんとなく理由想像付く。

受注したのは興和伊藤忠商事、マツオカコーポレーション報道が出ている。

https://www.asahi.com/articles/ASN4P6GRPN4PUTFK022.html

 

前2社は総合商社で、マツオカはアパレルOEM;どっかのブランドや服屋から受注して東南アジアの現地会社に作らせて納品する業態だ。

で、アパレルOEMはいつも同じ現地企業取引してて品質管理継続してやってる。だからこういう事はちょっと起こりにくい。

なので総合商社経由の納品分がトラブってるんだと思う。

 

幾ら総合商社と言っても急にガーゼマスク数百/千万枚とか用意できる訳じゃない。そういうルートを持ってるわけじゃないから。

専門商社というのは沢山あって零細で個人経営バイヤー区別が付かいのまであるスポットなのでそういうところに下請で頼んだのじゃないか

 

15~20年前に対中貿易が拡大した時に対中貿易商社が沢山出来たが通常、商社国内販路を持たない。だから製造業流通業営業に来る。

それで腰をすえて商品OEM化するんじゃなくてスポット雑貨ノベルティグッズを依頼してみるか~なんてのが流行ったのだが、この時問題になったのが不良率の多さ。

不良率なんて1%以下とか思ってしまうのだが、この手のスポット取引で送ってくる商品では6割とかとんでもない不良率になったりするんである(特に電気/電子デバイス)。

そうなると商社営業は呼び出され「これどうすんだよ、出荷できないよ!」となる訳なんである

それで出荷停止して全部大元倉庫に戻して全数検品、検品費用商社持ちなんて事が続出した。

要するに向こうの工場が誠実に西側基準検品してくれるかどうかというのはスポットじゃ判らない。取引先が近くで担当が怒鳴り込んで来ない場合は手を抜かないかどうかは不明なのだ

そして日本検品するとコストが大変にかかるんであるオフショア意味がない。

 

今回の汚損アベノマスクはこれに引っ掛ったんじゃないかなという気がする。

または総合商社じゃなくて上の例のような取引ばかりやってる個人経営に近い商社に投げていて、その会社がオトモダチ(笑)経営とかかもしれない。

 

から日本検品するようになると更に数億円増し積みになったりするかもね。

あと忘れられてるが、貿易で虫の混入って防疫上マズイよね。だから税関が抜き打ち検査重点的にやるハメになって更に時間がかかるようになるかもしれない。

創案進言したのが通産省官僚だそうだが、普通はこの辺の、スポットでかき集めた場合に起こる貿易問題機知があるはずだけどそうじゃない人なのかもね。

  • あー。 “スポット”って、 「今回だけ」「試しに」「今まで取引なかった所だけど一時的に」 ってイミなのね。←あってるか? (本社営業部からの唐突な“スポット商品”仕入に振り...

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