はてなキーワード: 原稿料とは
ちょっと前に6巻に40万部突破の帯があった漫画が打ち切られた!みたいなのがあったけど、帯に書いてあるってことは6巻の初版分もふくんでるってことなわけでそう考えると単巻7万部くらいってことなのかな。
普通切らないだろって感じではあるが、最近雑誌自体が終わったイブニングで単巻4万部で打ち切ったという話があったので、ジャンプだと案外そのあたりでも普通の判断なのかもしれない。
https://togetter.com/li/629108
凄い大雑把な計算で印税10%、単行本500円だとすると1冊当たり50円。5万部で250万円である。
年間4冊出せる週刊作家でも印税収入としてはこれで1000万円。
原稿料とかはしらんけど、これがメインの収入でここからアシスタントの給料やらを出しているとすると打ち切り云々で無くけっこうしんどい金額ではあろうとは思う。
ジャンプ自体の発行部数が今285万部だそうで、今300円くらい?で大きめにみて週9億くらいの売り上げで、年間50冊くらい?もう少し少ないか。けどまあガサッとみて450億。
雑誌単体の売り上げとしてはおおよそこんな感じ。こんな感じの数字がどのくらい連載継続に関わるのかはわからんけど、おそらく世界最大の週刊漫画雑誌でこんななんだなってのは少し思った。
玉置勉強先生のツイートに対して、支持を集めてるブコメがおかしいのでいろいろ突っ込ませてくれ。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/TamaokiBenkyoo/status/1615608067143659522
上から順に。
漫画家の実力不足を出版社に負わせないで頂きたい。実際一発で通るネームもあるし。
没ネームは他の雑誌に持ち込んでもいいし。(実際に雑誌のカラーで同じ原稿が没ったり通ったりはよくある)
あと「出版社側が依頼」てのは名前だけで売れるのが確定してるような大物先生で、そういう先生はネームの没や修正なんてほとんどないらしく、
作業時間が増えれば損をする(時給換算が減る)漫画家に対して、労働時間が増えれば収入(残業代)も増える編集者が言って良いことではないよね。
あのー、なんのために修正指示してるかわかる?
面白さが足りない、不十分だから、その雑誌の読者層に合ってない(ウケない)からだよ。
作業時間を最小にしたいなら、最初から面白くて、読者にウケる原稿もってきてくれたらいいのよん。
「作業時間が最小になるように」て、編集者が読者にウケる案を一発で出せと?無茶言うな。
そんなんできるなら最初から原作者になるって。編集より印税入るそっちのほうが儲かるわ。
編集と漫画家はお互い切磋琢磨して作品作っていくんだよ。主体は漫画家で編集はアシストだよ。
他人にネーム切ってもらっておんぶだっこで作画だけしたい(それなら「作業時間は最小」だね!)なら、最初から原作付きで作画担当になっとけよ。
漫画家が「最高だと思うもの」が読者が最高に面白いと思うものと一致してればいいんだけどねー。
だいたいそうじゃないからね。
その「適当」が、適切という意味の「適当」でなく、いい加減という意味の「適当」なら、
編集者が「適当に口出してくる」と思ってるなら、その編集部とは付き合いやめて、「適切に口出してくる」別のとこに行ったほうがいいよ。
そら三大出版社の編集者は高学歴で、熾烈な入社競争を勝ち抜いて一部上場の大企業の花形収益部門に正社員として勤務する人だからだろうねー。
でも「作家より高給取り」なんてことはなく、ヒット当てて単行本が売れれば巨額の印税が入ってきて、高給な三大出版社の編集者の何十倍、何百倍、何千倍もの収入が入ってくるでしょ。
大ヒット作のアイデア出した編集者には金一封(出るのかな?うちは無い)が出るくらいで、印税のおこぼれは無い。
あと作家はだいたい連載1本、2本だけど、編集者は何本も担当してるからね。
手が早くて連載3本4本もってたら(最近すごいと思うのはけやき先生)、原稿料だけで編集者より高収入になってると思うよ。
はてなブックマークはよく見てて、この手の「その業界のことをろくに知らない、知るつもりもない(調べるつもりもない)のに、いっちょかみで上から目線で他人に対し攻撃的な責めるようなコメント」をよく見るが、ほんっっとクソい言動なんでやめたほうがいいよ。
https://note.com/thibiki/n/n747d86799cd8
この人を擁護するわけではないが、編集者というか出版社に属する(あるいは属していた)人間が、個人として具体的な原稿料に言及するのは正直難しいだろうな。
というか外野は原稿料を知りたいかもしれないが、大体の相場は普通に編集者と仕事していれば教えてくれるので、漫画家はそんなに知りたいとは思わんのよね。
1回も投稿したことない新人漫画家くらいは知らないかもしれないが……。
1番良いのはレーベルとしての相場を記載しておくことだと思う。ジャンプ+を各編集部は見習おう。サイトくらい作れるだろうし。
https://rookie.shonenjump.com/info/entry/201907_blog
上記のサイトによると、ジャンプ+の「連載」の最低ラインは12000円。
これを見た時、個人的には流石ジャンプ系列のレーベルだな……と思った。
10年~数年くらい前までは、大手の最低ラインは7000円くらいと言われていた(エッセイ系はちょっと分からん)。
個人的な肌感として、一応その最低ラインは今もあると思うが、ほとんど8000円以上だと思うんだよなあ。
ただ増田は男性向けレーベルを主としているので、女性向けは最低ラインくらいが多い可能性、というかそれより低いかもしれない。
このマンガがすごい!とかでオンナ編があるのも仕方ない。ああいう形でスポットを当てないといけないジャンルだと思う。
話は少しそれたが、男性向け漫画の原稿料は低い時に比べたらいくらかは底上げはされているという印象だ。
ブコメにも少しあがっていたが、昨今溢れている「なろう系」はかなりあがっている。
少しぼかした表現になって申し訳ないが、大手のなろう系コミカライズの相場は10000円前後だろう。新人はもうちょい安いかな?
KADOKAWAやスクエニがなろうでヒットを連発していたところに、講談社(というかマガポケ)が参入し、作画作家は取り合いの様相だ。
自分の作品を読んでいないであろう編集者から連絡がくることもあり、条件は良いけどこいつテンプレメールで済ませているな……というのもすぐ分かる。
※そうじゃない編集ももちろん沢山いる。ベンチャー系の新興レーベルの編集者はこれをやりがち。これを読んだらすぐやめろよな?
引き合いは沢山あるから、条件の良いところと……という選択が、作画が得意な漫画家にあるのは個人的には良いことだと思う。増田も大体この辺の相場で仕事をしている(正確にはしていた)。
ちなみにこれは男性向けに限った話ではない。
女性向けのなろうコミカライズの相場もかなり高い。個人的には男性向け以上にレッドオーシャンな気もしているが……。
こっちはKADOKAWAと一迅社の市場というイメージだが、他の大手出版社が参入してくればまた原稿料もあがっていくのかもしれない。
が、低すぎるということはない。下がり続けている小説家の印税と同じくらいにはもらえている。
何より、なろうコミカライズは紙が売れなくても電子が売れる。そして電子印税は紙より高いので実入りが良い。
※紙の方が刷った分もらえるので、発売とのタイムラグなく収入が入ってくるのは助かるが
……という感じで、なろう界隈の原稿料はあがっているし、それに引っ張られる感じで周辺の男性向け作品の原稿料も以前よりは多少あがっている、というのが増田の実感だ。
実入りはよくなっているが、描いていて楽しいかはまた別問題である。向いてない作家になろうコミカライズをやらせてはいけない。
作品にはよるが、テンプレ展開なものも多く原作書籍を読むのが苦痛になってしまうこともある。でもそういうのが安定して人気な世界なんだよな。なろうは分からん。
最近ラノベはラブコメが人気らしく、そういったお誘いも増えてきている。なろう系よりはちょっと原稿料が低い印象。NTRの波が成年漫画を飛び出してきた。
エッセイとか4コマ、なろう以外の女性向け作品は分からず恐縮だが、増田にその辺の知見がある人は教えてほしい。
多分ぜんぜん違う世界の話に聞こえると思う。正直なろうバブルがすごい。弾けると言われててまだ弾けてない。
昔だったら多分成り立たず、コミックスの印税で何とか帳尻を合わせていたんだと思う。
でも今はデジタルの進化がすごい。少ないアシスタントさんでも豊富な背景素材や3D技術を使えば何とかなってしまう。
たまにアシスタント使わず描いてる人もいるくらい、今の作家はデジタルの恩恵を受けている(あるいは恩恵を受けているのは編集部かもしれない)。
作画の都合で漫画を休載していたが、いつのまにか連載が再開してた上に終わっていた。何を言っているかわからないが俺もわからない。
連載が終わっていたのは今日、友人から聞いた。誌面はまだ怖くて確認してない。担当から連絡もないし、作画から連絡もない。
原作は休載中に全部提出して作者コメントも全部出していた。原作者のやることは完遂した。つまり担当にとって俺は用無しになっていたのだ。俺の考えたキャラクターとストーリーは作画家の私物になっていた。ジャンルも俺の想定していたジャンルとは違くなっていた。
初めて取った商業連載だった。
商業ってみんなこんなもんなのかな。
勝手に了承してない部分までストーリーに付け足されて勝手に個人のTwitter晒されて勝手に連載再開して終了って。こんなもんなのかな。
こんなもんなら漫画家に、原作でも良いからって頑張るんじゃなかった。
原稿料は貰ってたから泣き寝入りするしかない。文句なんて私物化したとしても描いてくれて、付き合ってくれてた作画家と担当に申し訳なくて言えない。
ペンネームも使えなくなった。
もうこんな思いするなら物作りなんて二度としたくない。俺の数年間返して。
そこの「連載争奪ランキング」は月間でPVを1番稼いだ人間がジャンプ+での連載権を獲得できるんだけど、
とにかくPV数だけで決まるので、読んでどう思ったかはどうでもいい。
つまり有名人が組織票を動員したら、もしくは有名人の友達にうまくバズらせてもらえたら、誰でもジャンプの冠が付く場所で連載できて原稿料がもらえると言う危ういシステム。
そこに今月「日本人では無い作者」が大勢のトルコ人の支援を得て現在一位になってる。(*月間ルーキー賞ではなく連載争奪の方ね、サムネ赤背景)
なぜわかったかと言うと大量についてる外国語コメントが主にトルコ語だから。
肝心の内容は…絵は上手いけど他はまだまだ。
日本語訳が下手過ぎるのは置いといても、流れがギクシャクしてて正直だいぶ読みにくい。
でもPV数だけ見るルールな以上、この人は母国の応援で連載権を取れるだろう。
ただ、今のシステムのままだと…手順が知れ渡ると、他の国も組織的に来るかもしれないなと。
いま中韓の漫画はぱっと見ではわからない位に日本風で上手いし、日本語訳出来る人も多い。
今回の様に外国語コメント爆撃などせずに黙っていればバレないし、海外の組織票で日本人投稿者は気付かぬうちに駆逐されジワッと入れ替わっていく…現時点では妄想だけど、やろうと思えば普通に出来そうなのでちょっと怖い。
別に海外じゃ無くても、宗教とかがほんのり教義を入れた漫画を信者の組織票で…とかも出来るから、ルール変えた方が良いんじゃ無いかなぁ。
と思ってるし、実際ジャンプ+で人気のダンダダンなんかは毎週毎週のその時の面白さを重視してどちらかというと整合性とか話の流れは無視しがちだよね、金玉を探す話なんか最近までほっぽりだしてたし。
藤本タツキのファイヤパンチ以降、第一話でバズることを目的にインパクトのある展開を持ってくるのは顕著になっていったけど、元々web媒体は拡散力が強み。またジャンプ+なんかは原稿料とは別に閲覧数ごとに広告収入を渡してるから、バズることと、商業的に成功する事が両立できている。
【第53回】ジャンプ+の原稿料、広告収入戻しなど ぶっちゃけいくらもらえるの?https://rookie.shonenjump.com/info/entry/201907_blog
youtubeのように単行本の売上よりも広告収入が上回る時代がすぐそこまできている、ワンピースや鬼滅の刃の単行本売上よりも広告収入が主軸で稼げる時代がくるのだ。
ここら辺の男子高校生の日常くらいから今のジャンプ+の興盛くらいまでのweb漫画の商業的な試みについてまとめた漫画評論をblogかnoteか何かで書こうと思うけどもの草なのでなんも進まない増田なのでした。
書き殴ってるしめちゃくちゃ長いです。
まだランキングが総合とオリジナルに分けられていない時代旬ジャンルの二次創作でデイリーランキングが埋め尽くされ実力のある一次絵描きが埋もれてしまう現象に不満の声が上がっていた。
それで運営はオリジナルタグにプラス補正、人気版権タグにマイナス補正、また軽度な性的表現と同性愛要素のチェック項目も作り男女で人気に偏りがある場合マイナス補正、とランキングアルゴリズムを唐突に変えた。
ランキング上位から腐向け漫画や全年齢ギリギリを攻めた発情顔の萌え絵が駆逐されエロ記号抑え目の美少女+背景までしっかり描き込まれた美麗系のイラストばかりランクインするようになった。
この傾向はオリジナルランキングと男女別ランキングが導入されてからもなぜか続き、映画蜜のあわれのプレゼンで「この世界観がpixivではなく実写で見られる贅沢よ」的なことが書いてあって「あぁもう今の人にとってpixivのサイト色はアンニュイな美少女が夢と現実の間を揺蕩うようなエモいもので、真面目な絵師と朝目新聞から移住したパロディ屋が混在するカオス空間じゃないんだな…」となんとも寂しい気持ちになった。
pixivも営利企業な以上推奨作品の優遇も仕方ないのかもしれないけど、少なくともコミケ運営のような「すべての表現を受け入れる」という理念はないと思う。
ただムカつくのがpixivをクリーンなイメージにしたそうな割に二次創作禁止にもしないしYouTubeやtumblrのようにエロ禁止にもしないところ。
それどころか「同人誌なんてめんどくさいもの作るより美少女イラストで客を釣れるだけ釣ったらR-18差分をpixivFANBOXに載せた方が稼げるよwマージンは払ってもらうけどねww」なんてことやってる。
よく同人作家について「人気版権という他人の褌で相撲を取ってるくせに一端のクリエイター気取り」と揶揄されるけど二次同人が卑しい商売ならそのおこぼれにあずかっているpixivはなんなんだよと思う。
pixivはそもそも無償で作品を投稿してくれる絵師とそれ目当てにアクセス・課金してくれるROM専がいないと成立しないサービスで、確かに便利だし商業デビューした人もたくさんいるけど出版社みたいに作家に原稿料払って担当付けて育成してるわけじゃない。
「あなたの作りたいを応援しますー美術手帳で特集されましたー現代アート集団とコネありますーサブカルチャーの受け皿で日本最大のクリエイターのポートフォリオサイトですーほら見てください著作権侵害してない美麗絵ですよー」といくらアピールしたところで他人の才能に便乗してるだけだし…。(以前はてブの人気エントリに上がっていた意識の高い退職エントリ見て「でも結局自己顕示欲と性欲に負けて二次創作という禁断の果実に手を出したオタクのおかげで大きくなった会社でしょ?」と思った)
pixiv自体は何もクリエイティブなことをしない代わりにユーザーをあたたかく見守ってくれているかというとそうでもなく、カオスラウンジ騒動・運営批判作品は即BANもしくは一方的なセンシティブ設定・改悪され続けるUI(特に絵描きの顔であるアイコンの大幅な縮小とサムネのトリミング)など実際はクリエイターの嫌がることも何度もやってきた。
二度目の悪質なセクハラ報道に「仕事の告知など替えの利かないサービスとして利用している人が多いのに責任感のない企業」という批判も見かけたけどそもそもpixivにクリエイターを支援するなんて理念はないと思いますよ。
pixiv運営が愛しているのはお金と取引先企業にアピールできる文化貢献的なイメージで、キモオタと腐女子と運営批判するヤツは表に出てくんな(でも退会はしないで引き続き養分になってね)ぐらい思っててもおかしくない。
でもセクハラでやっと燃えるあたりpixivのセルフブランディングってけっこう成功してるんだなと思う。
他のwebサービスに関するブコメ見てると「メルカリは転売ヤーの巣窟、youtubeは謎のBAN基準でクリエイターを守らない、ニコ動はゲイフォビア、仕事をしないTwitterJapan」とかけっこう批判されてるのに。
舌鋒鋭いはてな民なら「本来かけがえのないはずの個人製作作品に単純な評価基準を設け競争心を煽りオタクのリビドーで飯を食っている癖にオタクを冷遇し自分の懐は痛めないのに若手クリエイターのパトロン面する悪徳企業」ぐらい言ってもおかしくないのになあと思いました。
出版社を介している以上個人出版(自費出版)ではないものだと思ってたんだけど違うの?逆にkindle無料漫画とかもろ個人出版の典型例だよね。
あくまで俺の興味は同人誌ではなくビジネスとして仕事上のパートナーからマネー(原稿料等)を得る対価として作られた作品にある。
全く趣味で作られた(ものでもないものもあるがこの際細かいことはどうでもいい)同人誌はさすがに有象無象としてどうでもいいやと思えるので。
今の自分の観測範囲外に、観測範囲内で一番面白い漫画の10倍面白い漫画があるのだとしたら、これはもう観測範囲を広げるしかないわけで。
死ぬその瞬間までその10倍面白い漫画を知らなかったらすごく悔いが残ると思う。
今はwikipediaの漫画雑誌一覧やレーベル一覧からも情報を辿れないひとり出版社や独立系出版社というものが続々出ているらしい。
独立系出版社で出されているのはちょっとその概要を調べる限りはルポや小説が主なイメージだが、おそらく漫画を出している出版社も絶対にある。
もしもそのなかに自分にとって一番刺さる漫画があるんだとしたら、見つけるまでは死んでも死にきれない。
むしろ、はっきりいってその漫画以外の漫画を読んでいた今までの時間の方が時間の無駄だと思うぐらいで、もし神様が漫画というものに興味を持った瞬間に俺にとっての一番面白い漫画を提示してくれたなら、漫画を読むときはそれだけを読むと言うのが時間の最も有意義な使い方だと思う。
今俺が漫然と数週間後には読んだことも忘れるような漫画を読んでしまっているのは、発掘行為に対する苦しさへの逃避と、一時しのぎの中途半端な楽しさを享受するための妥協に過ぎないのだ…。
脱線気味なので話を本題に戻す。
つまりそういうひとり出版社とか独立系出版社にしか漫画を出してない人が、読者であった以前にはその漫画家や出版社の人間とリアルでのつながりがなかったような読者と需給の関係を結んでいる事例があってもおかしくないと思うわけだ。
そのようなリアルでのつながりがなかったような読者、つまり読者になる以前にはその人と友達でも、ご近所さん等地理的な距離による地縁があるでも、職場の人間でも、その他あらゆるリアルのつながりがなかった読者は、どうやってその出版社や漫画家を知ったのだろうと思うわけだ。
漫画通には単なるメジャーマイナーではなく、そういう漫画家を知る(発掘する)方法を会得していて、そういった漫画家の読者の一員に滑り込むことさえできる猛者もいるんだと思う。
私はその方法を知りたいのだが、問題を単純化するため、リアルの中で見つける方法はひとまず置いておいて、まずは「インターネット上のそういった出版社をどうやって見つけているのか」ということに話題を限らせてほしい。
今まで書き忘れていたが、そういうわけで私が今念頭に置いている出版社はネット上にSNSでの発信やサイトを開いているという前提が条件としてついてくる。それがないとリアルの中で探すしかなくなってしまって話がややこしくなるので。
具体的に方法として訊きたいのは、たとえば検索ワードを選定するときに意識していることはあるかといったことだ。言い換えれば、そういう出版社とかが出て来るような検索キーワードで意識的あるいは無意識的にググるセンスをどうやって磨いているのかということが知りたい。いうまでもなく言葉を知らない奴より言葉をたくさん知っている奴の方が検索の世界では強いし、さらにやみくもに言葉を打つよりもその界隈の情報がヒットそやすい語群というのがあるわけだ。たとえばこれは倫理的に悪い例だが、ネットでアニメを見る人は単にヘボン式の綴りの知識だけでなく、日本語タイトルをローマ字にしたときどこで区切るものかということを心得ていたりする、みたいなことがある。その変換が半ば瞬時にできるぐらい研ぎ澄まされている。
さすがに「ひとり出版社」と検索して漫画を出している出版社がごろごろ出るほど甘くはないわけで、一つ捻った言葉で検索するセンスが必要なのだとはわかるわけだ。
俺がやってるのが検索時は適度にゆっくり入力して、検索サジェストに出て来る言葉で知らない言葉で漫画関係っぽいものは片っ端から検索することと、あえてたまに誤字って検索してセレンディピティを誘発させたりしてるが、今のところ収穫はないので、これらの方法はだめそうだ。
というわけでそういう出版社にたどり着いたことがある諸賢が見ているなら、そのとっている方法を教えてほしい。
dorawiiより
もしも商業漫画よりも同人誌に面白いものがあるんだとしても、それはまあいっかと思えてしまう。これはもう俺が思えるか思えないかという問題なんだけど、同人誌を探すきりのなさは身に染みてわかっているので、あきらめがついてしまうという感じかな。商業で一番面白いのが見つかれば十分なんだ。
なので勝手ながら、出版社(法人)と契約してる漫画家縛りとさせていただきたい。
出版社を介している以上個人出版(自費出版)ではないものだと思ってたんだけど違うの?逆にkindle無料漫画とかもろ個人出版の典型例だよね。
あくまで俺の興味は同人誌ではなくビジネスとして仕事上のパートナーからマネー(原稿料等)を得る対価として作られた作品にある。
全く趣味で作られた(ものでもないものもあるがこの際細かいことはどうでもいい)同人誌はさすがに有象無象としてどうでもいいやと割り切れるので。
ここに書き記しておく
もともとは小説家志望で高校から大学までシコシコと文学賞に投稿し続けていた。しかしもう小説はオワコンなのではと思い、大学2年頃に漫画家になることを決意。御茶ノ水の本屋でイラストや漫画家入門みたいな本を買い漁って練習を開始した。また同時期に大学の漫画サークルに入った。サークルにはすでにデビューを決めた人、アシスタントをしている人、エロ漫画家として収入がある人などがおり、色々学ぶことができた。入門本や教本じゃわからない背景やキャラの描き分けみたいなことも学べたし、何より友人もできた。
大学を卒業後はサークルの友人とボロアパートで共同生活しながら持ち込みや投稿を続けた。収入は出版社から紹介してもらった某先生のアシスタント。先輩アシスタントや現在も連載を続けている先生のもとで画力を鍛えプロとしてのストーリー構成などを教わった。先生の影響で手書きから完全デジタルに切り替えたのはこの頃かな。ただ賞はさっぱりだった。この頃すでに27歳。親からは心配されるし自分でも不安がやばかった。結局アシスタントをやめ地元に帰った。地元でバイトしながらユーキャンで公務員試験の勉強をし、年齢制限ギリギリで市役所に入った。
市役所に入ってからも休日は漫画を描き、サークルの同期や後輩たちのコミケの手伝いなんかもしてた。将来不安がなくなった分、画力やストーリーの創造力は上がった気がする。そんな中で渾身の作品ができたため、ウェブコミック配信サイトの賞に応募した。結果的には落選したが、編集部よりメールが来て定期的に連絡を取りながらネームのアドバイスをもらえることになった。それだけでとても嬉しかった。平日は仕事をし早朝や帰宅後、休日にプロット、ネームを描いた。そんな生活を繰り返す中ついに作品が出来上がり編集部から連載のオッケーが出た。作品の詳細は伏せる。正直俺一人じゃここまでの作品はつくれなかった。担当さんにはとても感謝している。
そんなわけで一応ウェブコミック作家になることができた。ウェブコミックは雑誌と異なり連載ペースが作家次第なところが兼業作家としてはありがたい。担当さんからは仕事は続けるように言われた。もちろん続ける気でいたし、サイトの原稿料だけじゃとても生活はできない。上司にこの件を伝えたところ、さらに上の上司から掲載する媒体や原稿の内容を確認させてほしいと言われた。面倒くさそうだなと思っていたが、あっさりOKが出て驚いた。その後守って欲しい確認事項や書類提出(こっちは面倒くさかった)を済ませ、俺は職場公認の漫画家になることができた。
長くなったが、もしこれを読んだ人の中に夢を諦め生活のために仕事をしている人がいるのなら、無理のない範囲でいいから仕事と並行して挑戦してみてほしい。
弁護するつもりはないし、ネットに書いちゃうのはどうかと思うけど、おそらくあれは珍しい事例ではないと思う。
学者やってると、本給はもちろん大学が年末調整してくれるわけだよね。
で、実は20代の頃からそういう収入は入るんだけど、多くても20〜30万だから、若いうちは確定申告というのは「数万円の小遣いを取り返す」ことなんだよね。
30代ぐらいになって忙しくなってくると、年末は入試や研究費の報告書の類で忙しくなるから「数万円余計に国庫に収めることになるけど、それより報告書が先」みたいな感じで確定申告をサボるようになる。
還付金が出てるうちは、税務署ももちろん文句は言わないので、だんだん確定申告のことは考えないようになる。
そもそも幾ら貰ったかなんて把握してないことも多い(大体、原稿料とか講演料は事前に説明もないので、振り込まれてみて「あら、こんなにもらえるの?」とか「これだけ?」みたいなことも多い。中には自分でまるで思い出せない振り込みがあったりする)。
んで、「著名な教授」になる頃にはこの雑収入が膨れ上がってくるけど、確定申告なんて意識してないからほっぽらかしになる。
一方で税務署の方では還付じゃなくて徴収すべき所得が申告されてないという状況が続くことになるわけで、そのうちお怒りになる。
周りで見てても、少なからぬ知り合いの研究者が40代から50代の前半にそんな感じで税務署から怒られてます。
元々、そういうことに疎い人が多いわけだから、大学でもう少し監督してあげるといいと思うんだけどね。
まあ、私は彼女よりちょっと上の年齢だけど、知名度は比較にならないぐらいショボい学者だから、今年も多少の還付になるんだけどね。
某漫画家のツイートによれば、高遠るいの単行本は、初版発行部数が10万部を超えたことが無いという。
高遠るい自身の言によれば、自民党政治家に対する罵詈雑言ツイートは「自分の子供の未来のため」らしい。しかし、子供が大きくなって高遠るいのツイートを読んだならば「自分(高遠るいの子供)の未来を考えていたならば、罵詈雑言のツイートに熱中するより先に、親として他にすること有ったんじゃないの?」と思われるのではないだろうか。
批判対象者の目や耳に入らないように罵詈雑言をツイート。そのツイートを見つかって批判されたら、慌てて消して「言いたいことを言って満足したから消した」と意味不明な言い訳をツイート。そういう父親を見て子供は尊敬するだろうか。しないと思う。
赤松健に子供がいるかどうかは知らないが、仮にいたとしたら、妻子を養える程度には十分に漫画で稼いでいる。傍から見れば、高遠るいよりも、赤松健の方が人間的には立派に見える。夫として父親としての責任を果たしているから。
高遠るいは「自民党の政治が云々」と言うけど、自分の漫画家生活が上手く行っていないので、現実から逃避するために自民党政治家に対する罵詈雑言ツイートをしているだけなのだろう。自民党を罵倒すれば、ネット上ではお手軽に、同好の士からの注目や喝采を集められるから。原稿料が発生する商業誌に掲載する漫画とは違って、クオリティも求められないので努力も不要だから、漫画家としての才能が足りないという可能性に向き合わずに済むから。
面白くて売れる漫画を描いて、漫画家生活を安定させて、妻子の生活を支える。さもなくば売れない漫画家には見切りを付けて潔く廃業して、別の仕事を見つけて妻子の生活を保証して、父親・夫としての責任を果たした上で、自民党罵倒生活に勤しむ。