はてなキーワード: 帰国子女とは
こういう増田が上がってて、いいたいことはわかるけどナナニジはまだまだ続くだろと思ったので。AKB商法でCDはかなり売れてるし。
いやアイマスやラブライブも全シリーズ、運営がひどいもう終わりだって一部ファンからは言われてるからいいんだけどさ。
本題:来年以降も活動を継続する予定のメンバーは7人。名前は芸名。
1、天城サリー(あまき さりー)
アメリカからの帰国子女ではない。正確には日系二世で少なくとも小中はアメリカの育ち。頓知(ブラックジョーク、屁理屈、フォロー)の名人。彼女を知れば「アメリカ美少女」のテンプレイメージが崩される。
兵庫出身。なごみん。センターを務めることが多い。シャイで根暗。相棒オタク。志望動機は自分を変えるため、「一番やりたくないことをしに来ました」。基本的に喋らないし動かないが、ワードセンスあるし踊れる。
福岡出身。れいにゃん。姫。演技派。あざとかわいいファンサービスの塊。でもときどきボケっとしてたりドジなのは多分天然。ちょっと中二病っ気もある。
佐賀出身。かなえる。女帝。家事全般、特に料理に自身ネキ。実際上手い。西條の影に隠れているが割と空気読まないしマイペース。自分のドジは認めない。
5、涼花萌(すずはな もえ)
京都出身。萌ちゃん。不思議系、かわいい系。多数メンバー曰く(かなえるよりも)嫁にしたい。独特の喋り方をする。ゲストのツッコミ役にドランクドラゴン鈴木拓を呼んで会話するとコントになる。
千葉出身。れったん。ナナニジは年齢不詳だが最年少。オタク的素養が深い。ファッションセンスやデザインセンスがあり、メンバーのプロデュースに才能を発揮することも多い。
7、河瀬詩(かわせ うた)
北海道出身。うたちゃん。魔性。花川芽衣の代役として加入した新参メンバー。でも一番しっかりしているらしい。基本的にはすごく優秀で真面目な後輩。
以上。今ならすぐ全員覚えられる。ナナニジ1章メンバーの凄さは全員推せること、出ていった/出ていくメンバー含めて、この子はやる気なくてダメみたいなのが決してない。
プリンのことをプディングという帰国子女がいたら頭の上にプディングを乗せていい合図よ。
午後のさー
ランチ終わってってところで、
でもなんか
お団子とか草餅!とかじゃなくて、
ムース、ババロア、パンナコッタの中からだったらどれがいいかしら?
ババロアかなー。
ってどれも私は区別がつかないんだけど
要はなんか甘ーいのが欲しくなる季節なのよ秋って。
あれは和洋中で言ったら和よね。
ヘルシーだし。
甘いものを求めて隣の事務所の冷蔵庫を探って探検してみようかしら?
だけどあれって数がたくさん入っているワケではないプリンだから
絶対1つ頂戴しちゃったりなんかしたらバレるわよねー。
それがネックだわ。
数あるうちの1つだったらバレなさそうだけど、
きっと12個のうちの、
あれがさまだ新品で誰も手をつけていなかったら12個のうち1つがなくなっていたら即バレしちゃうけど、
何個か適当な個数がすでに減っていて
そう言う状態から1つ頂戴していただいちゃったりしたら絶対にバレない自信があるわ。
もうこのさいなんでもいいから
ナショナルブランドの有名なプッチンしてもしなくてもいいやつのプリンが食べたくなっちゃうあの口になっちゃったわー
あれはあれでコンビニなんかでも
どこでも売ってるから
急に発作が起こっても
あーそうこう言ってる間に
コンビニエンスストアに行ってくれば帰ってこれる時間を私は無駄に費やしてしまったじゃない。
コンビニエンスストアで売ってる
うふふ。
久しぶりのジューシーでセクシーな美味しいタマゴサンドにご機嫌だわ。
私が王様だったら民衆の前にこのタマゴサンドを高く掲げて、うぉー!って言うわ。
うぉー!って言うだけよ、言うだけ。
そのぐらい美味しい久しぶりのプレーンタマゴサンドはほっぺが落ちそう。
150円ちかく
なんだかガソリン値上げに便乗してないかい?って思うグレープフルーツを1玉奮発して買ってきて、
さすがに輪切りは面倒くさいので
ジュースで搾って炭酸で割るというフレッシュグレープフルーツスパークリングウォーターよ。
シュワシュワ入れて気分爽快よ!
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
知らない人に説明すると、ナナブンノニジュウニ(22/7)通称ナナニジとは、秋元康さんがプロデュースする11人組のデジタル声優アイドルグループ。リアルのアイドルと、キャラクターのアクターの両方を演じるグループってところが特徴的だと思います。
そこで今何が起きてるかというと、2月末にリーダーの人が卒業して、先月も同時に3人の卒業が発表されて、もうTwitterとか大騒ぎ。
増田は「22/7計算中」という3Dアバターのキャラクターがバラエティをやる番組のシーズン2期からグループの事を知って、まあ日の浅いにわかファンなんですが、人生で初めてアイドルグループってやつに興味を持ったんですよ。その計算中でも先の4人はほぼ中心メンバーってくらい目立つ人たちだったので、非常にガッカリ。
で、何が書きたかったかというと、積もりに積もったプロデューサーや運営への愚痴。メンバーたちは活動やセルフプロモーションからほんと頑張っていて何一つ不満ないんだけれど運営が酷すぎて、もう言いたいことがたくさんあった。卒業自体は前向きに受け止めたい気持ちもあるけれど、静かに崩壊していく様を見るとやっぱりもっと何か出来ただろうという思いが強い。何ヶ月も前からずっと書きたくてやっと言語化してみた。※ちなみに2月末に卒業されたリーダーの帆風千春さん(愛美さんの妹)は響から「千春」さんとして声優としてソロで再デビューしました。ホントめでたい。
で、増田が思うナナニジの残念なところ列挙。
コロナ禍になってからはオンライントーク会になったけれど、AKB商法とか言われて批判されてる事を未だにやっている。無駄にCD買わせて小銭を稼ぎつつオリコン何位ランキングってのをアルバム発売毎に繰り返して、資源を大量に無駄にして彼女たちの土日も毎終日潰れてる。秋元氏や運営はいつまで経ってもこんなやり方しか知らないのかと。ファンとの交流は必要だと思うけれど、例えばYouTubeでライブ配信でファンサービスやってスパチャ送ってもらうとかの方が遥かに健全ではないかな。
声優アイドルという触れ込みでオーディションしただけあって、メンバーのほとんどがアニメやゲームが好きな子が多い。多いのに、アニメ関連の仕事がほとんど無い。ライブで聴いた時は涙腺緩んだくらい良曲の持ち曲沢山あるし、歌唱力も悪くないと思う(歌唱力高い人が卒業してしまいそうだけど)。なのに、アニソンとしての曲の提供は0。少なくともA応Pみたいな立ち回りはできるはず。乃木坂でさえ「心が叫びたがってるんだ」の曲歌ってたのにねえ。どうしてあんなに営業力が低いのか。アニメ業界での存在感皆無ですよ。仕事の幅が減るわけだよ。
声の仕事と言ったら、せいぜいアニプレックス関連のイベントでインタビューするとかその程度がほとんど。あとはラジオに出たりとか。声優としての仕事も少女Aとか、よくてチョイ役の脇役があるくらい。アニメの声優の仕事はもちろん高いハードルがあるのは知ってるしオーディションも何度も挑戦しないと役は取れないだろうけれど、数年間の活動で準主役級の役一つ無いというのは事務所としてやる気がなかったのだろうなと。要するに握手会やライブで全員揃ってないと困るので、定期の収録が必要な仕事は事務所として嫌がられたんじゃ無いかと邪推。
元リーダーの帆風千春さんを始めとして、何人かはオーディションを受け続ければレギュラー取れるだけの実力はあったと思う。インタビューとかで今後の抱負を聞かれて「声の仕事をもっとやってみたい」という人が何人もいたよ。脱退の理由の一つでもあると思う。泣けてくる。※ちなみに帰国子女の天城サリーさんは貪欲に声の仕事を拾ってて偉い。実力も高い。アイドル活動やりながら大変だと思う。
グレーな話だけれど、今年の初め頃だったか、ナナニジファンのアカウントからYouTubeにアップされていたShowroomやインスタライブ、ラジオ配信とかの動画が一斉に消え始めた。削除要請があったのかは実際のところわからないし、そもそも違法アップロードを削除要請したとしても当然の権利というのは踏まえた上であえて書く。Showroomやネット配信はアーカイブ機能がないので、見逃した配信を追いかけたり、自分がグループを知る前の配信とかを少しずつ消化していたので非常に困った。それでもできる限りライブで見るように頑張っていたけど、今年になってShowroomで3人同時配信とか意味のわからない事をやり始めて完全に詰んだ。物理的に視聴できない、アーカイブはアップされない。なんでわざわざファンの心を折ってくるのかと…。テンションが下がる一方だった。
さすがにテレビ番組の計算中は予算かけてプロが何人も関わってるだけあってクオリティが高いのだけど、それを低予算でやる技術力が全くないみたいで、実験的にやった配信とかも非常に残念なクオリティだった。そのショボイ配信さえスタジオで専門機材使ってやってたみたい。PCとWebカメラとちょっと良いマイクがあればLive2D使って個人勢でもVTuber活動ができる出来る今の時代にだよ。ノウハウが無いなら、外部に支援を頼もうと思えばいくらでも頼めたでしょ。結局3Dアバターのキャラクターは計算中でしか見ることがない存在になってしまった。可能性がたくさんあったはずなのに勿体無い。
メンバーの1人が舞台をやってそれが成功したら、他のメンバーも続々と舞台をやり始める。ニコ生の有料チャンネルを始めて、それが成功したら他のメンバーも続々と以下略。成功体験のバリエーションが少なすぎでは。
今年うちの会社に入ってきた子の話。
その子(以下A子)はアメリカの大学出身と聞いていたので、どこの大学なの?と聞いたら、日本でも超有名な大学。
すごいねーと盛り上がっていたら、一緒にいた東大出身の同僚(以下B男)がA子に色々質問をし出した。A子さんは帰国子女ですか?アメリカの高校を出たんですか?みたいな質問。
するとA子は、日本の高校を卒業し語学学校に行ったことや、アメリカの短大へ入り、そこから例の大学へ編入したことなどを話してくれた。
するとB男がムスッとし出し、私含め同僚達の間に気まずい空気が漂い始めたので話題をかえた。B男は普段とても穏やかで職場の皆から頼られる存在だったので、ほかの子達も突然のことで戸惑っていた。
あとで調べてみたら、A子の大学は世界ランキングで東大の遥か上だったので、だから不機嫌になったのか?とも思ったけれど、んな訳ないだろって気持ちが勝り、聞くに聞けなかった。
すると後日、職場で、B男が「アメリカの短大からあの大学へ編入するのって結構簡単らしいよ」「留学するのは金さえあれば簡単だけれど現地で就職できなかったら負け組」みたいな事を、A子のデスクの近くで話していた。
A子が泣きそうな顔をしているのに、私は頭が回らず、その場で助け舟を出すことができなかった。
日本で最難関の大学に行くと、その更に上を行く人とどう接していいのか分からないのかな、とモヤモヤしたし、B男に対する見方も変わってしまった。もちろん、東大出身者の皆が皆彼の様な考え方ではないだろうし、人によるのだろうけれども。
今年うちの会社に入ってきた子の話。
その子(以下A子)はアメリカの大学出身と聞いていたので、どこの大学なの?と聞いたら、日本でも超有名な大学。
すごいねーと盛り上がっていたら、一緒にいた東大出身の同僚(以下B男)がA子に色々質問をし出した。A子さんは帰国子女ですか?アメリカの高校を出たんですか?みたいな質問。
するとA子は、日本の高校を卒業し語学学校に行ったことや、アメリカの短大へ入り、そこから例の大学へ編入したことなどを話してくれた。
するとB男がムスッとし出し、私含め同僚達の間に気まずい空気が漂い始めたので話題をかえた。B男は普段とても穏やかで職場の皆から頼られる存在だったので、ほかの子達も突然のことで戸惑っていた。
あとで調べてみたら、A子の大学は世界ランキングで東大の遥か上だったので、だから不機嫌になったのか?とも思ったけれど、んな訳ないだろって気持ちが勝り、聞くに聞けなかった。
すると後日、職場で、B男が「アメリカの短大からあの大学へ編入するのって結構簡単らしいよ」「留学するのは金さえあれば簡単だけれど現地で就職できなかったら負け組」みたいな事を、A子のデスクの近くで話していた。
A子が泣きそうな顔をしているのに、私は頭が回らず、その場で助け舟を出すことができなかった。
日本で最難関の大学に行くと、その更に上を行く人とどう接していいのか分からないのかな、とモヤモヤしたし、B男に対する見方も変わってしまった。もちろん、東大出身者の皆が皆彼の様な考え方ではないだろうし、人によるのだろうけれども。
松たか子が大学に入学する四月のできごとを描いた映画なんだけど、見ていてすごく恥ずかしくなった。
北海道から東京のアパートに引っ越ししてくるシークエンスで、松たか子が引っ越し会社の人に「私も(荷物を運ぶのを)頑張ります」みたいなことを言って、
「何もしなくていから」と返されるけど、アパートの部屋で私、手空いてますよとアピールするけど、引っ越し会社の人に相手にされなくてあたふたしてた。
こういうことする松たか子がかわいいでしょって感じも苦手だったし、体育の授業でずっと「パス!パス!」ってアピールしているけど無視されるがんばっちゃってる人感がすごく痛々しかった。
大学の授業で自己紹介をすることになって、ほかの人に帰国子女ですと言って、クラスメイトが英語で話しかけるとかいうクソ寒いノリがあった後で、
松たか子が「北海道出身です。性格は明るい方です」ってめっちゃたどたどしく暗い感じでいうのを見て、共感性周知が本当に辛かった。
ポンポさんって「お前の信じるお前の好きなものを信じろ。お前そのものを信じようとするな好きなものを信じとけばいい」じゃん?
でもポンポさんのテーマ曲って「世の中はマジでクソで何がクソって本気でやってる奴らが出る杭として笑われる英語の授業で発音が真っ当な帰国子女がおもしろ妖怪扱いされるアレが同調圧力としていっぱいに詰まってることだよなマジでクソ」みたいのばっか。
全・然・違・う・だ・ろ・?
ポンポさんはポンポさんって敏腕プロデューサーが自分の好きなように映画作るってだけの根明な話であって、「ポンポえもん のびたと陰キャ軍団大反撃」じゃねーから。
マジでなんなの?
オッカム先生はもともと、北海道の裕福でない家庭で生まれ育った自分の境遇と、階級格差・地域格差への怨嗟をたびたびつぶやかれていました。たとえばこれとか。オッカム先生にとっては、その境遇から脱出するための唯一のキャリアパスが、大学の研究職になることだったということで、「うちには資産がなく告げる(sic)仕事もなく、もう大学組織に雇われるしかない。それで業績や大学の規模やステイタスに拘りました」とか、「私はガリガリ亡者のように(大学教員)職を求めていました」みたいな話はよく書かれてました。今回消されたツイートの中にも「大学に職を得られないなら死ぬつもりでした」というのがありました。地元dis・ご実家disについてはやや自虐芸が過ぎるようにも思ってましたが、それは個人的境遇についての説明とモチベーションにつながる話でもありますし、自分もこういう文化資本を含めた階級格差・地域格差がアカデミアでのキャリア形成に及ぼす影響(再生産)というのは、充分考察・検討に値する問題だと思っています。
そういった背景のうえでの、件の炎上について。オッカム先生は、国際会議の同時通訳をやれるほどの能力を持ちながら、研究もしていなければ常勤でもない既婚の女性達を見て、
北大助手時代に「東京は恐ろしい所だ」と思ったことが一度だけあります。国際会議のロジやっていた時、同時通訳を派遣してもらいました。最初は研究者なんだから通訳くらいできるだろうと思ってたのですが通訳は甘いものではなくまるでうまくいかなかったのです。まして同時通訳など訓練なしには無理。
アカデミアの国際会議でしたから専門用語だらけですが、事前に資料渡しておいたら、それはそれは見事な同時通訳がなされました。通訳者はすべて女性だったのですが、これが皆さん、専業主婦だったのです。東大やICUを卒業した専業主婦です。セレブバイトだったのです。
東大やICUや東外大(ICUや東外大は大学院を駒場で修了してたりする人もいました)出身者が専業主婦やってるのです。ジェンダーの問題は本件ではちょっとおいておきます。とにかく北北海道の辺境出身の私にはあまりにもイカツイ学歴の持ち主が専業主婦やって、セレブバイトしている。衝撃と畏怖でした。
繰り返しますが、ジェンダーの問題は専門外なのでおいておきます。彼女らは比較的余裕で超一流大学に入り、普通に教養を積み、しかしキャリアをガリガリ重ねることには関心がなく、恐ろしく給料の高い旦那のパートナーとして読書し語学を磨き子育てしている。雲の上より私には高かったです。
あり得ないのです。あり得ない世界だったのです私には。研究者としては、彼女らの旦那(が研究者だった場合)を凌ぐことができるかもしれない。しかしあの高学歴と語学力でキャリア志向のない妻を迎えることは想像もできなかった。つまり僕は絶対に勝てない。一体どんな世界なんだと背筋が凍りました。
という感想を抱かれました。当時その体験から受けた階級格差・地域格差の衝撃、圧倒的な語学力を持ちながら自分が切望する大学研究職というキャリアパスには興味を持たずに暮らしている(暮らせる)方々が存在することの衝撃をそのまま言葉にした結果、一連のツイートには、当時のオッカム先生がお持ちだったジェンダー観も交錯した形になり、そこが批判の対象になりました。
この「格差の衝撃」が、最終的に「自分と彼女達の旦那との勝負」(同時通訳者達の配偶者男性のことは、それまで話題に一度も登場していないし、そもそも研究職かどうかもわかりません)になり、しかもその彼らに自分は「絶対に勝てない」と勝手に敗北感を抱いてしまう…というくだりについては、多くの方が「もしかしてオッカム先生は、『男性の価値は、配偶者の属性や能力や、その配偶者を専業主婦として養えるかどうかによって決まる』という価値観をお持ちなのではないか?」という風に読まれたようです(自分も、素直に読んだらこの文章の意味はそうなってしまうように感じます)。そこで「トロフィー・ワイフ」という言葉を出して批判する方々も出てきましたが、オッカム先生は、この言葉を使ってオッカム先生を批判する方々に対して「女性はモノじゃないでしょう」「私、思いつきもしませんでした」と非常に憤られています。
もうさ、「トロフィー・ワイフ」という言葉がふっと思いついた人が2桁いるんですよ、確認した範囲で。どんな人生送ってきたんだと思うし、女性はモノじゃないでしょう。私、思いつきもしませんでした。
そして、「思いつきもしなかった」理由として、
思いつきもしない理由を考えてみました。
あともう一つ、アメリカ研究では、人種とジェンダー研究が盛んです。だから、「男女差別が具体的にどう現れるか」の研究を死ぬほど聞きます。だから「ジェンダーのことは置く」としたのは、自分のような政治史はジェンダー研究者から見たら子供レベルだからです。でも他分野の人よりは知ってます。
と言っています。オッカム先生は、ご自分が「自分が性別で他者を差別しない」方だと考えられています。なぜならアメリカン・スタディーズは半分以上女性の、実力の世界だし、「男女差別が具体的にどう現れるか」の研究を死ぬほど聞いているからです。これに説得力を感じるかどうかは読者の皆さんによって異なると思いますが、自分はちょっと、皆さんから指摘されていることの肝心な部分が伝わっていないのかな、と思いました。
もうひとつ、同時通訳という仕事について。同時通訳というのは、通訳・翻訳界のひとつの頂点で、その中でも国際会議などの同時通訳案件を請けられるのは本当のトップクラスの人材です。同時通訳というのは、どこに専門性があるかが誤解されがちな仕事で、語学力があればできる仕事…たとえば「米国からの帰国子女で、英語・日本語どっちも十分な語学力があれば、同時通訳ができる」という風に思われる方も多いようですが、実はそうではないのです。
英語を話される方なら「英語脳と日本語脳を切り替える」みたいなイメージは割と湧きやすいと思いますが、同時通訳というのはいちいち脳を切り替えてはダメで、「2つの言語モードを、脳のなかで同時並行で走らせる」という特殊な訓練が必要です。これは2言語ネイティブであってもなくても、練習なしには極めて難しいことです。
自分は同時通訳なんてとてもできませんが、一時期フリーランスの書籍翻訳をしていました。翻訳業界では「米語ネイティブで日本語も達者な人なのに、英日翻訳をやってもらったら商用出版に耐えないクオリティだった」ということをよく耳にします。頭が英語のモードのまま日本語に翻訳をすると「単語を日本語に置き換えた英語」になりがちで、日本語ネイティブが読んだときに不自然だったり意味が通らなかったりすることが多いのです。だから頭を日本語のモードに変えて、自分は英語原文を知らないというつもりで読み直して、それでも意味が通るかどうかを検証しています。
同時通訳者というのは、これをリアルタイムでやる仕事です。頭をフル回転させて、耳から入力された言語Aの内容に意識を研ぎ澄ませつつ、語り手の立場、聴き手の立場、その場の文脈などを加味して、最も適切な言語Bでの表現を選び出して、言葉として淀みなく紡ぎ続けるわけです(個人的には、同時通訳者さんの脳内では将棋や囲碁などの知的ゲームのトッププロ並の情報処理が行われていると思っています。「アスリートに近い」という人もいます)。想像していただければわかると思いますが、同時通訳は脳にかかる負荷がものすごいので、長時間はできません。国際会議などのように尺が長い場合は、複数の同時通訳者をアサインして、15分交代でやります。休憩中はしっかり糖分を取る人も多いようです。業界トップクラスの年収数千万円レベルの方々でも、持ち時間の終盤にさしかかってくると、徐々に言葉が途切れたり、不本意な倒置などが増えたりしてくることがあります。それほどハードな高度技術職なのです。日本トップクラスのフリーランス同時通訳者の田中慶子さんのお話( 日本トップクラスの同時通訳者が明かす、英語で困ったときの切り抜け方 - ログミーBiz)など読むと、その内実が伝わりやすいかもしれません(ちなみに田中さんは帰国子女ではなく、高校まで愛知で育った方です)。
また、担当分野に関する深い知識も当日までに身に付けなければいけません。通訳業界ではしばしば「その場にいる人の中では、通訳が一番話題に疎い人物」みたいな言われ方をします。商談でも政治交渉でも学術会議でも、母語は違っても同じテーマについて語りたい人達が集まって話す場なので、通訳以外の参加者達はテーマ自体については深く理解しているのです。その2者の橋渡しをするのがその場で一番アウェイな通訳だと考えれば、どれほどの事前準備が必要か、というのは想像に難くないと思います。
こうした仕事の性質上、企業の常勤正社員で、毎日同時通訳ばかりしている方はあまりいないと思います。契約社員などでの社内通訳というポジションもあるにはありますが、数は多くなく、そういう方々の中にも将来的なキャリア形成として、より高収入で仕事も選びやすいフリーランス通訳者を目指す方は多いようです。オッカム先生がおっしゃられている状況を考えると、会議にいらしたのは、おそらく首都圏でサイマル・インターナショナルなどにエージェント登録されているクラスA以上のフリーランス通訳者だと思います。おそらく全員が、事前に当該分野・当該テーマについての予習をみっちりして、前日に首都圏から北海道に飛行機で前乗り込みして、複数人の体制でブースに入って、アカデミックな話題について原稿なしの同時通訳をやられたのではないかと思います。トータルの拘束時間は3日ぐらいかかっているのではないでしょうか。そういうプロフェッショナルの同時通訳者の方々が、その時はみなさん既婚の女性だった、という状況なわけですが、自分はこれを「キャリアに興味がない専業主婦のセレブバイト」と呼ぶのは無理があるし、そう言いたくもないなあと思います。この表現には「有閑階級で時間がある主婦だからこそできる、暇つぶしの趣味的な仕事」というニュアンスがどうしても漂いますが、仕事の実態はとてもそんな風に軽々しく言えるものではないし、だからこその高給でもありますし、将来につながる立派なキャリア職でもあるからです。
炎上ツイートの冒頭を読むと、同時通訳が「訓練なしには無理」のハードな仕事だということはオッカム先生も認識されていたようなのですが、そういう高度技術職に携わっている既婚女性達が、〈既婚〉で〈女性〉という手がかりだけから「比較的余裕で超一流大学に入り、普通に教養を積み、しかしキャリアをガリガリ重ねることには関心がなく、恐ろしく給料の高い旦那のパートナーとして読書し語学を磨き子育てしている」と推定して、「専業主婦のセレブバイト」という評価に到ったのは、当時のオッカム先生が同時通訳という業態についてそれほどお詳しくなかったこと、お話をされた同時通訳の方がご自分のステータスについて「専業主婦」と仰ったこと(どういう質問に対してこの答が出てきたのか、答えられた方がどういう思いでこの言葉を選んだのかはわかりませんが)、男女の性別役割に関して当時お持ちだった先入観が絡まり合っていたこと、の3つによるのではないか、と感じます。
過去の物の見え方は物の見え方として、問題なのは、帝京大学教授として後進指導にあたる立場になられたオッカム先生が、当時ご自分がお持ちになられたそうした印象をどう考えられているか…なのですが、今日までのつぶやきを拝見すると「当時の自分の物の見方には、今からしたら偏っていた部分もある」といった形でそれを相対化する振り返りは自分の見た限りではあまりなく、むしろ一部の批判に対しては訴訟をする決意を固められているようです。自分は正直、事態があまり好ましくない方向に向かっていると感じています。
理解のある彼くんを叩くのは弱者男性による障害者女性への差別という主張を読んで何言ってんだこいつ?と思いました
私が理解のある彼くん構文に批判的なのは、「芸能人の〇〇の年収は?結婚は?〜分かりませんでした!」的な低クオリティアフィブログにイラつくのと同じです
・借金をゼロにする方法を読んでたら最後に「自分は実家が太いですが〜」と出てきた
・フリーランスで自活する方法を読んでたら最後に「私は主婦業と並行して〜」と書いてあった
・短期間で英語習得の体験談を読んでたら書き手は帰国子女だった
そりゃ「おいおい!」って感じです。「時間返せよ!」って思います。なにかのメソッドを提示するときは前提条件を揃えてもらわないと困るからです
文章の始まりに「理解のある伴侶を得ることが回復の道です」と示してるなら何も言われないと思います。文章の最後に種明かしのように書くのは読者の反感を買っても仕方ないのでは?
とりわけ、メンタル系の情報発信は藁をもすがる思いで閲覧してる人も多いでしょうから、なおさら反感を買うことになるでしょう。芸能人の記事のように暇つぶしではないですから。同じような理由でWELQの記事も叩かれました。医療情報を藁をつかむ思いで検索している人が多かったからです
障害者への差別は厳然として存在します。しかし理解のある彼くん構文への批判は一見共感できる・使える情報を発信しているように思わせながら、最後に突き落とすという方法についての批判であり、障害者差別・女性差別の文脈の批判ではないと感じます
あと個人的にチラチラ見え隠れする自意識にゲロを吐きそうになるから嫌いです
以上