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はてなキーワード: 歌手とは

2020-02-25

好きな歌手が新しい曲出してくれた

歌手としての活動終了かなって思ってた歌手さんが、ちょっと前に新しい曲だしてくれた。

ここ数年は曲や歌詞編曲のみという仕事だったんだけど、歌ってくれて、とても嬉しい。

その歌手さんを00年代後半から大好きで、大人になって偉くなったら、いつかこの人に楽曲提供の依頼をするんだ... って夢を抱いてた。

だけど、夢を叶えることができずに今になってしまった。

その自分の不甲斐なさ、優柔不断さ、自身ゴミ加減、まだ活動してくれる嬉しさ、青春と言えるべき努力していた日々を思い出して泣いた。

からでも頑張ろうと思う。

2020-02-23

anond:20200223194718

ずっとリピートで歌ってるのすごい腹立つ

ぼくがどこまで歌えばいいのかわからいからだ

徐々にちっちゃく小声で歌っていけばいいのかもわからいからだ

ぼくがなんとかそのように歌おうとしてるのに、歌手側は録音リピートで流してボリューム下げていってるだけだから

テレビ出演やライブではリピート2回くらいで切り上げてジャーンとかイエーとかして終わってるのも腹立たしい

最後まで歌えよ

オラ最後まで歌えよ!

2020-02-21

anond:20200221151420

たぶんこういうことだろう

・宇崎ちゃんに限らず「変人フィクション世界自由に遊ばせる空想」を前提とした作品は、適切な作品解説がないかぎり公共表現になじまない

AKBジャニーズなどは「歌手」設定やその歌詞ラブソングであることにより人格設定がある程度世間で共有化されているし、歌詞を越えた活動をするようになってから公共に出てくるようすでに事務所などにコントロールされているからOKだ

2020-02-20

自分年収Youtube換算する遊び

Youtuberが年間再生数×0.3円稼いでいると仮定

個人事業主から社員の大体1.3倍稼ぐ必要があると仮定する

 

参考

https://ytranking.net/ranking/mon/?mode=view&date=202002

 

年収3000万円の人 → 年間再生数1.3億回級

月の再生1083万回は、国内Youtubeチャンネルランキング180位くらい

ってことは180人以上はこれ以上稼いでる可能性が大ってこと?すごいね

(よく見ると個人わずかっぽいけど)

 

ちなみに

178位 ディズニー公式

179位 モンスト公式

183位 ガッチマンゲーム実況者)

 

年収2000万円の人 → 年間再生数8666万回級

月の再生数722万回は、国内Youtubeチャンネルランキング300位くらい

 

ちなみに

290位 ホリエモン

301位 プリキュア公式

318位 ナナヲアカリ歌手歌い手

 

年収1000万円の人 → 年間再生数4333万回級

月の再生数361万回は、国内Youtubeチャンネルランキング700位くらい

 

ちなみに

699位 BBC News Japan

704位 にじさんじ公式

714位 Perfume

728位 アブ(ゲーム実況

 

年収600万円の人 → 年間再生数2600万回級

月の再生数216万回は、国内Youtubeチャンネルランキング1150位くらい

216万回って行けそうかな

一芸あればワンチャンって感じ?無理か・・・

 

ちなみに

1100位 マックスむらい

1154位 わため(VTuber

1175位 tvasahi

1178位 DELISH KITCHEN

1188位 ウェザーニュース

 

年収400万円の人 → 年間再生数1733万回級

月の再生数144万回は、国内Youtubeチャンネルランキング1650位くらい

行けそうな気がしないでもないけど、ライバルを見るとまだまだきつそう

 

ちなみに

1600位 へんないきものチャンネル

1609位 森永乳業公式チャンネル

1657位 ラトナ・プティVTuber

1690位 本当にあった感動する話まとめ

1713位 勝間和代が徹底的にマニアックな話をするYouTube

 

年収200万円の人 → 年間再生数866万回級

月の再生数72万回は、国内Youtubeチャンネルランキング2750位くらい

ここらへんが生活足切りラインだとしたら結構多いよねYoutubeチャンネル企業チャンネルも多いから実際にはもっと少ないが)

 

72万回再生ってかなり人気者のイメージ

まり普通に働いて年200万くらい稼いでる人はそのくらい価値あることしてるってことだな(そうか?)

労働コスパめっちゃ高く感じる

 

ちなみに

2793位 SEGA

2724位 Adobe公式チャンネル

2727位 パズドラ公式チャンネル

ここらへんでも公式チャンネル沢山あるね

月72万回ってかなり高いしな

https://ytranking.net/ranking/mon/?p=136&mode=view&date=202002

 

年収100万円の人 → 年間再生数433万回級

月の再生数36万回は、国内Youtubeチャンネルランキング4200位くらい

 

ここらへんになると個人勢がたくさんいて「私もできそう」って気がするけどこれでも実は上位勢

https://ytranking.net/ranking/mon/?p=211&mode=view&date=202002

 

ちなみに

4181位 外務省

4212位 吉本新喜劇チャンネル

4240位 国税庁チャンネル

 

吉本Youtubeに対するやる気の無さが感じられて良いね

 

 

※注意事項

例であげてるチャンネルは大抵別口でビジネスやってるから注意

企業アカウントなんて単なる動画インフラに使ってるだけだし

あくま再生数だけで考えた場合の遊び

 

参考

10位 月5679万回(HIKAKIN

100位 月1616万回

1000位 月256万回

10000位 月3万500回

20000位 月280回

 

※これ登録されてる分だけ

2020-02-18

若手俳優ってなんなの?

 若手俳優って実は演技がメインのアイドルなんじゃないかって話。

 ツイッターフォロワー若手俳優さんのファン複数いる。俳優自分の演技を売るのが仕事なはずなんだけど、ファンが求めているのはその人の容姿キャラクター人間性なんじゃないかと思う。

 若手俳優ファンがいつもツイッターで話している事って「推しの顔がいい」とか「こういう所がかわいい」とか「真面目なところが好き」とか、大体そんな感じ。演技の話をするのなんて舞台を見た直後だけ。

 あと恋愛ご法度雰囲気も何なんだろう?「好きな俳優恋人がいてショック」とかなら分かる。そうじゃなくて、「やらかしたな」「失望した」「自己管理が甘い」こういう意見普通に存在するのっておかしくない?この人はアイドルじゃなくて俳優なはずなのになあ…といつも思ってしまう。

 歌手スポーツ選手芸人声優、どこの界隈にも一定数そういう(その人の仕事内容とは関係くその人のキャラクターを愛している)ファンはいるのは知ってる。けど若手俳優ファンでその人の演技に惚れ込んでるからファンなんだ、っていう人は圧倒的少数じゃないかなと感じる。若手俳優の事をほとんどアイドルのように思っているんじゃないか

 いつもそういう事をぼんやり思ってたけど某事務所の某俳優達によるライブイベントを見て「俳優って何なんだ…」という疑問が大きくなった。

 本人達には言えないけど、若手俳優ファン関係ってなんか変だなあと思う。

自分好きな音楽映画

〇〇好きの人に伝えると

「あ〜、(作品/歌手名)ねw」みたいな反応が返ってくる

その、浅いと言いたげな反応やめて…こっちは本当に好きなので

2020-02-17

はよ潰してくれマジで

二次元ばっかり虐める余裕があるのになんで未だになくならないんだよこのクソ文化

2020-02-15

槇原さん、あなたに救われた人はたくさんいる。

家族揃って毎年コンサートに行くレベルファンです。

槇原さん、薬にまた負けてしまいましたね。

けれど、あなたの紡いだ歌で救われた人はたくさんいるはずです。

私もそのひとりです。

ちゃんねるには一度目の事件ときから

槇原さんへの罵詈雑言が飛び交っています

それを知っていたので、

今回の事件に関するヤフーニュースコメント

さぞ荒れているんだろうと見ないでおこうと思いましたが、

予想に反して意外なコメントが並んでいました。

薬の恐ろしさについてのものばかりでした。

あなたが数々のアーティスト提供した曲を自ら歌う

初のセルフカバーアルバム「Bespoke」

一ヶ月後の発売、楽しみにしていました。

あぁ、一生聴くことができないのかなぁと残念に思います

2度の逮捕から芸能復帰は、茨の道だと思います

もう会えないかもしれないけれど、

これだけは言わせてください。

ありがとう

あなたの作った歌は、人々の心のなかで響き続けます

生き続けます

どうか槇原さんも生き続けてください。

例え歌手でなくなったとしても、

槇原さんがどこかで暮らし続けていることを心から祈っています

2020-02-13

anond:20200212235513

たける時間みきわめ

いまたたきごろの歌手とか壇上平等とか青年はいける

はてなブロガーでたたき体勢になりつつあったのは冷えてきてる

おまえのタッピングで熱を入れろ

熱くなったらドラミングで延焼だ

2020-02-12

anond:20190126011846

あそこは生まれも育ちも広島県出身歌手悪口書きたさに「山口県屋代出身からロクな歌しか作れない」ってちょっと調べたらわかるようなウソ書き込むような場所から

早々にブクマ消して無視したらいいわ。

2020-02-11

フェミニズム界隈を巡っての反論

 日本フェミニズムが抱えている問題複数あって、煎じ詰めれば「思想善悪如何はともかく、その行動が全く効果的ではない」という一事に尽きる。

 女性地位向上。大いに結構。その、地位向上のためにある種攻撃的な手段を用いること、これまた結構

 しかし、攻撃的な手段を用いている割には、その効果殆ど出ていないことに問題があるのである

 むしろ結果的にそのような手段が、フェミニズムに対する周囲から評価を下げてさえいるのが問題なのだ


 古来より女性男性による抑圧を受けてきた。この事実を頭から否定することはできない。

 例えば、近代イギリス小説家サマセット・モームは、作品『月と六ペンス』の中でこう書いている。「女性自分を殴る男性を好んでいる。むしろ自分を殴ることのできない男性のことを見下しているのだ」と。

 このような記述は、文脈的に言えば主人公チャールズストリックランドタヒチを訪れた際に語られているものである。ここからは、モームがどのような立場女性一般化しようとしていたのかが読み取られ得る。

 また、自然主義人間本質を虚飾なく描くことを目的とした主義思想作家大家である近代フランスエミール・ゾラが書いた『居酒屋』では、登場人物の男らが、まるで息をするように女性達を殴りつける描写が、散りばめられている。貧民層の現実標榜した彼の作品においてもまた、女性に対する暴力が大いにクローズアップされている。


 このように、国の内外を問わず女性に対する男性から暴力というもの散見される。流石に、このような状況は現代において相対的改善されているものの、未だどこかしらに不満を残す女性がいることに不思議はない。その女性らが、自らの権利を向上するための運動を行ったとして、何の不思議があろうかとも思う。


 問題は、それらの行動が評価を得にくいこと、あるいは、フェミニズム評価を落としていることである。それらの行動の多くが、効果がないどころか逆効果であるという点である

 具体的に、何故そのような問題が発生しているのか?

 以下に論点を纏めていく。


1:フェミニズム議論ソフィスティケートされすぎており、一般女性男性認識に馴染まない


 古代ギリシャ劇作家アリストファネスは、自身の著した喜劇『女の平和』にて、女性らのセックスストライキを描き出している。


 女性達が、「そんなに戦争が好きなら、私達を抱かなくとも大丈夫なんだね?」

 と、戦争反対のため断固セックス拒否する痛快さ。このような鮮やかさは、現代人にさえ快い衝撃をもたらすものである

 女性の最大の魅力は何か? それは性である、とアリストファネスは言う。

 このような言説は当時のギリシャ男性においてのみならず、近代フェミニストらにも見られる。

 女性が短いスカートを履くこと、自身の魅力を以て大いに社会地位を占めること――その権利回復せねばならないということ。それを目的として、20世紀フェミニストらが声を張り上げていたことは言うに及ぶまい。

 その運動社会において大きく効果を上げた。

 イランのごとき保守的国家においては、女性が人前に出る際には目元を除き身体ベールで覆う必要がある。そのような規則女性利益担保しているのか、損なっているのか、議論の難しい点には違いないが、現代においてはそのような保守的傾向の多くが拒否されている。女性らは、身体ベールで覆うことを一般的によしとしない。

 女性が獲得した権利はそこに見られる。つまり、性の発露である

 性はそれまで女性自由にはならなかった。構造主義先駆者とされるレヴィ・ストロースは、「女性男性らの所有物であり、婚姻という形で交換が行われた」という意味の主張を行っている。彼に対する当時のフェミニストらの批判推して知るべしだが、女性婚姻父権立場にある人間によって執り行われることは多く存在していた。そういう意味で、女性にとって婚姻も性も自由とは言い難かった時代存在していたのである

 自身の性を管理行使する権利が、婚姻不自由によって制限されていた時代があったことは、間違いない。この文脈に沿って言うならば、間違いなく女性権利現代において拡張されたのである

 ここまではフェミニズムにおいて一般的な議論範疇である

 とは言え、問題はこの延長線上にある。


 女性自身身体的魅力を大いに利用すること、それはアリストファネス喜劇に見られるように、女性自由を支えている。そこには、フェミニズムと密接に関係する女性権利の実現が確認できる。

 しかし、昨今、この身体的な魅力を大いに活用することは、「性的搾取」に繋がることが指摘されている。


1-2:性の解放性的搾取

 相対的な性の解放が、性的搾取に繋がること、これは表裏一体の問題と言える。


 当然、女性社会進出をする上で、女性自身の性を政治手段として用いることには、危うさが秘められている。

 そのような危うさをして、現代フェミニストらは「性的搾取」の大号令を行う。

 アイドル、性産業広告業芸術

 これらの分野における女性露出性的搾取危険を秘めている、と現代フェミニストらは声を揃える。そこには危険があり、権力の影がある、と。

 ここにおいて、深刻な二律背反が生じているのは明らかである

 女性スキームとして用いる性が、危機的な結果に繋がっている。ここでどうするべきなのか?

 残念ながら、この問題に明快な結論は出ていない。


 政治家の大多数が男性であるこの社会において、支配者と被支配者の対照は、男性女性という対照を想起させる。

 男性狡猾である――多くの女性の思う以上に――男性狡猾である男性暴力行使することができる。端的に言って、男性の筋力は女性に勝り、悪しき意志が備わりさえすれば、女性尊厳根本からなうことを可能とする。恐らく、文明以前の原始時代においては、男性はこれらの暴力を非常に効果的に用いてきた。そこには、ある種暴力弁証法とも呼ぶべき歴史があった。例えば、あるコミュニティコミュニティが衝突する――。一方が敗北すれば、その敗者側のコミュニティに属していた女性は、勝者側に所有されることとなる。多くの場合、そこにおいて女性尊厳考慮されることはない。

 昆虫動物らに見られる、コミュニティコミュニティの争いや、イスラム国による女学校の襲撃を思い出して頂ければ、上記の言説の正しさは容易に担保されると思う。

 男性狡猾であり、暴力性を有史以来、あるいは以前において大いに活用してきた。

 勿論、現代においても男性による暴力が根絶されたわけではない――とはいえ、その状況は改善されている。暴力には法が対応する。無論、適切な対応が成されない場合存在するが、少なくとも有史以前に比べれば状況は好転している。

 その進歩の影には、恐らく全ての心ある女性と心ある男性の尽力があったことだろう(思うに、倫理を生み出すのは常に狂気じみた努力である)。

 人類は持てる限りの理性を用い、公私において倫理を整備してきた。

 我々は持てる限りの能力を用いてきた。そこに、女性の尽力が関わっているのは間違いあるまい。

 女性はその能力を大いに用いてきた。


 さて、端的に言って、性的魅力は女性能力である

 それは、女性が何かを望む際に、その実現を助ける能力になり得る。例えば、意中の人と結ばれる際にその能力は大いに役立つ。

 性的魅力は疑いなく女性能力である女性自身尊厳担保し、増進させるために、その能力は用いられ得る。


 しかし、その能力女性自身らの尊厳の為に活かすことと――それと、男性(や女性)によって、その能力が利用されること――とは二律背反となっている。

 近代において、女性の魅力や能力が、適切に用いられることをフェミニストは願ってきた。しかし、ここに来てその努力は一つの壁にぶち当たることとなる。

 例えば、大きな胸を強調したポスター女性の魅力が強調されてはいるが、不適切方法で強調されているのではないか――そういう議論が起っている。

 女性の魅力をみだりに利用することは、女性に対する搾取である、と人は言う。

 この命題は決して間違っていない。「女性の魅力をみだりに利用することは、女性に対する搾取である」。決して、この命題は間違っていない。

 とは言え、ここが言わばロドスである


1-3:ソフィスティケートされ過ぎた議論

 女性の魅力をみだりに利用することは、女性に対する搾取となり得る。


 勿論それはそうだ。とは言え、そこには議論錯綜するポイントがある。

 まず第一に言えるのは、女性の魅力の発露=性的搾取といった、シンプルかつ誤謬を招く等式が発生し得ることだ。

 女性が何らかの能力を――この場合には性的魅力を――社会において発揮すること。その能力を発揮することにおいて、何らかの報酬を得ようとすること。それ自体は悪ではない。

 自分能力への対価として報酬を貰うことは、多くの場合善悪とは関係ない行為である

 例えば、女性の高く伸びやかな声、時に力強い声。歌手はそれを披露する。

 例えば、ダンサーは時に挑発的に、曲線的なライン身体を躍らせる。挑発的に、攻撃的に。

 絵画において、裸婦は笑う。裸婦は草原に寝そべり、微笑んでいる。

 これらは全て、(努力などによって獲得された)肉体的魅力を発揮する行為に他ならない。当然のことながら、これらの行為をして悪であると断ずることはできない筈だ。とは言え、それらの魅力や能力の発揮が、「搾取」に繋がると人は言うのである。つまり、その行為は翻って女性地位を貶め、最終的には女性全体に対する不利益を導くものだ、と叫ぶのである


 例えば、女性歌手楽曲を作り、歌う。彼女は、男性への恋心を叫ぶ歌謡曲を作り、歌う。その曲を批判して、「媚びている」と誰かが叫ぶ。

「媚び」はこの場合、不自然女性立場貶める行為であり、最終的な女性不利益を招く行為を指している。端的に、それは搾取対象であると、誰かが指摘する。

 例えば、写真家女性写真を撮る。彼女は、頬杖を付きながら、気だるげに微笑む。その写真批判して、「媚びている」と誰かが叫ぶ。

 その「誰か」は、最終的に女性不利益を招くと指摘する。

 例えば、

 例えば、例えば、例えば――


 女性が魅力を発露すること、それが搾取対象になり得るということ――それは必ずしも同じではない。しかし、そこには矛盾がある。女性尊厳担保し、増進するために、魅力が用いられること。そのような魅力が搾取対象とされてしまうこと。

 女性能力を発揮すれば、それは女性全体の利益を貶め得ると誰かが叫ぶ。

 能力を発揮すれば、誰かがそれを利用し搾取すると、その誰かは叫ぶ。最終的には、女性全体の立場は貶められ不利益帰着すると、その誰かは指摘する。

 これが、フェミニズムソフィスティケートされた結果なのである。それは、端的に矛盾である

 カメラに向かって微笑みかける誰かの存在を、「性的搾取であるとし、それがゆくゆくは女性全体の利益を損なうと指摘する――。

 このような言説には致命的な混乱が含まれていると言って差し支えないだろう。近代フェミニズムによって獲得された、女性自身能力や魅力を自身権限によって行使する自由は、ここにおいて壁にぶち当たっている。


 能力を発揮することは搾取に繋がる。能力を発揮してはいけない。

 このような論理は、一般的な男女を納得させるに足る論理であろうか?

 勿論それは不可能であるフェミニズム矛盾にぶち当たっている。

 そして、その矛盾を解消し得る論理が未だに発見されていない現在――少なくとも、フェミニズム論理一般的な男女を――あるいは当事者であるフェミニスト自身らさえ――説得できる状況にない現在思想としてのフェミニズムは大きな困難に直面していると言わざるを得ない。


2:結論

 結局、フェミニズムが直面している矛盾を、フェミニスト自身らが解決できていない状況において、その混乱を抑えられていないのが現状と言えよう。

 その混乱のさなかでは、到底周囲の人々を納得させ得る行動など、示せるわけがないのである

 昨今のフェミニズム運動空虚さ、反感のみを招く徒労さはそこに根を置いている。これまでに獲得してきたものと、これから獲得しようとするものとの間に生じる矛盾――その矛盾解決することなくして、現代フェミニズムは正しい舵取りを行うことなどできない。

 結論としては以上となる。

2020-02-10

フェミニズム界隈を巡っての反論

 日本フェミニズムが抱えている問題複数あって、煎じ詰めれば「思想善悪如何はともかく、その行動が全く効果的ではない」という一事に尽きる。

 女性地位向上。大いに結構。その、地位向上のためにある種攻撃的な手段を用いること、これまた結構

 しかし、攻撃的な手段を用いている割には、その効果殆ど出ていないことに問題があるのである

 むしろ結果的にそのような手段が、フェミニズムに対する周囲から評価を下げてさえいるのが問題なのだ


 古来より女性男性による抑圧を受けてきた。この事実を頭から否定することはできない。

 例えば、近代イギリス小説家サマセット・モームは、作品『月と六ペンス』の中でこう書いている。「女性自分を殴る男性を好んでいる。むしろ自分を殴ることのできない男性のことを見下しているのだ」と。

 このような記述は、文脈的に言えば主人公チャールズストリックランドタヒチを訪れた際に語られているものである。ここからは、モームがどのような立場女性一般化しようとしていたのかが読み取られ得る。

 また、自然主義人間本質を虚飾なく描くことを目的とした主義思想作家大家である近代フランスエミール・ゾラが書いた『居酒屋』では、登場人物の男らが、まるで息をするように女性達を殴りつける描写が、散りばめられている。貧民層の現実標榜した彼の作品においてもまた、女性に対する暴力が大いにクローズアップされている。


 このように、国の内外を問わず女性に対する男性から暴力というもの散見される。流石に、このような状況は現代において相対的改善されているものの、未だどこかしらに不満を残す女性がいることに不思議はない。その女性らが、自らの権利を向上するための運動を行ったとして、何の不思議があろうかとも思う。


 問題は、それらの行動が評価を得にくいこと、あるいは、フェミニズム評価を落としていることである。それらの行動の多くが、効果がないどころか逆効果であるという点である

 具体的に、何故そのような問題が発生しているのか?

 以下に論点を纏めていく。


1:フェミニズム議論ソフィスティケートされすぎており、一般女性男性認識に馴染まない


 古代ギリシャ劇作家アリストファネスは、自身の著した喜劇『女の平和』にて、女性らのセックスストライキを描き出している。


 女性達が、「そんなに戦争が好きなら、私達を抱かなくとも大丈夫なんだね?」

 と、戦争反対のため断固セックス拒否する痛快さ。このような鮮やかさは、現代人にさえ快い衝撃をもたらすものである

 女性の最大の魅力は何か? それは性である、とアリストファネスは言う。

 このような言説は当時のギリシャ男性においてのみならず、近代フェミニストらにも見られる。

 女性が短いスカートを履くこと、自身の魅力を以て大いに社会地位を占めること――その権利回復せねばならないということ。それを目的として、20世紀フェミニストらが声を張り上げていたことは言うに及ぶまい。

 その運動社会において大きく効果を上げた。

 イランのごとき保守的国家においては、女性が人前に出る際には目元を除き身体ベールで覆う必要がある。そのような規則女性利益担保しているのか、損なっているのか、議論の難しい点には違いないが、現代においてはそのような保守的傾向の多くが拒否されている。女性らは、身体ベールで覆うことを一般的によしとしない。

 女性が獲得した権利はそこに見られる。つまり、性の発露である

 性はそれまで女性自由にはならなかった。構造主義先駆者とされるレヴィ・ストロースは、「女性男性らの所有物であり、婚姻という形で交換が行われた」という意味の主張を行っている。彼に対する当時のフェミニストらの批判推して知るべしだが、女性婚姻父権立場にある人間によって執り行われることは多く存在していた。そういう意味で、女性にとって婚姻も性も自由とは言い難かった時代存在していたのである

 自身の性を管理行使する権利が、婚姻不自由によって制限されていた時代があったことは、間違いない。この文脈に沿って言うならば、間違いなく女性権利現代において拡張されたのである

 ここまではフェミニズムにおいて一般的な議論範疇である

 とは言え、問題はこの延長線上にある。


 女性自身身体的魅力を大いに利用すること、それはアリストファネス喜劇に見られるように、女性自由を支えている。そこには、フェミニズムと密接に関係する女性権利の実現が確認できる。

 しかし、昨今、この身体的な魅力を大いに活用することは、「性的搾取」に繋がることが指摘されている。


1-2:性の解放性的搾取

 相対的な性の解放が、性的搾取に繋がること、これは表裏一体の問題と言える。


 当然、女性社会進出をする上で、女性自身の性を政治手段として用いることには、危うさが秘められている。

 そのような危うさをして、現代フェミニストらは「性的搾取」の大号令を行う。

 アイドル、性産業広告業芸術

 これらの分野における女性露出性的搾取危険を秘めている、と現代フェミニストらは声を揃える。そこには危険があり、権力の影がある、と。

 ここにおいて、深刻な二律背反が生じているのは明らかである

 女性スキームとして用いる性が、危機的な結果に繋がっている。ここでどうするべきなのか?

 残念ながら、この問題に明快な結論は出ていない。


 政治家の大多数が男性であるこの社会において、支配者と被支配者の対照は、男性女性という対照類推させる。

 男性狡猾である――多くの女性の思う以上に――男性狡猾である男性暴力行使することができる。端的に言って、男性の筋力は女性に勝り、悪しき意志が備わりさえすれば、女性尊厳根本からなうことを可能とする。恐らく、文明以前の原始時代においては、男性はこれらの暴力を非常に効果的に用いてきた。そこには、ある種暴力弁証法とも呼ぶべき歴史があった。例えば、あるコミュニティコミュニティが衝突する――。一方が敗北すれば、その敗者側のコミュニティに属していた女性は、勝者側に所有されることとなる。多くの場合、そこにおいて女性尊厳考慮されることはない。

 昆虫動物らに見られる、コミュニティコミュニティの争いや、イスラム国による女学校の襲撃を思い出して頂ければ、上記の言説の正しさは容易に担保されると思う。

 男性狡猾であり、暴力性を有史以来、あるいは以前において大いに活用してきた。

 勿論、現代においても男性による暴力が根絶されたわけではない――とはいえ、その状況は改善されている。暴力には法が対応する。無論、適切な対応が成されない場合存在するが、少なくとも有史以前に比べれば状況は好転している。

 その進歩の影には、恐らく全ての心ある女性と心ある男性の尽力があったことだろう(思うに、倫理を生み出すのは常に狂気じみた努力である)。

 人類は持てる限りの理性を用い、公私において倫理を整備してきた。

 我々は持てる限りの能力を用いてきた。そこに、女性の尽力が関わっているのは間違いあるまい。

 女性はその能力を大いに用いてきた。


 さて、端的に言って、性的魅力は女性能力である

 それは、女性が何かを望む際に、その実現を助ける能力になり得る。例えば、意中の人と結ばれる際にその能力は大いに役立つ。

 性的魅力は疑いなく女性能力である女性自身尊厳担保し、増進させるために、その能力は用いられ得る。


 しかし、その能力女性自身らの尊厳の為に活かすことと――それと、男性(や女性)によって、その能力が利用されること――とは二律背反となっている。

 近代において、女性の魅力や能力が、適切に用いられることをフェミニストは願ってきた。しかし、ここに来てその努力は一つの壁にぶち当たることとなる。

 例えば、大きな胸を強調したポスター女性の魅力が強調されてはいるが、不適切方法で強調されているのではないか――そういう議論が起っている。

 女性の魅力をみだりに利用することは、女性に対する搾取である、と人は言う。

 この命題は決して間違っていない。「女性の魅力をみだりに利用することは、女性に対する搾取である」。決して、この命題は間違っていない。

 とは言え、ここが言わばロドスである


1-3:ソフィスティケートされ過ぎた議論

 女性の魅力をみだりに利用することは、女性に対する搾取となり得る。


 勿論それはそうだ。とは言え、そこには議論錯綜するポイントがある。

 まず第一に言えるのは、女性の魅力の発露=性的搾取といった、シンプルかつ誤謬を招く等式が発生し得ることだ。

 女性が何らかの能力を――この場合には性的魅力を――社会において発揮すること。その能力を発揮することにおいて、何らかの報酬を得ようとすること。それ自体は悪ではない。

 自分能力への対価として報酬を貰うことは、多くの場合善悪とは関係ない行為である

 例えば、女性の高く伸びやかな声、時に力強い声。歌手はそれを披露する。

 例えば、ダンサーは時に挑発的に、曲線的なライン身体を躍らせる。挑発的に、攻撃的に。

 絵画において、裸婦は笑う。裸婦は草原に寝そべり、微笑んでいる。

 これらは全て、(努力などによって獲得された)肉体的魅力を発揮する行為に他ならない。とは言え、それらの魅力や能力の発揮が、「搾取」に繋がると人は言うのである。つまり、その行為は翻って女性地位を貶め、最終的には女性全体に対する不利益を導くものだ、と叫ぶのである


 例えば、女性歌手楽曲を作り、歌う。彼女は、男性への恋心を叫ぶ歌謡曲を作り、歌う。その曲を批判して、「媚びている」と誰かが叫ぶ。

「媚び」はこの場合、不自然女性立場貶める行為であり、最終的な女性不利益を招く行為を指している。端的に、それは搾取対象であると、誰かが指摘する。

 例えば、写真家女性写真を撮る。彼女は、頬杖を付きながら、気だるげに微笑む。その写真批判して、「媚びている」と誰かが叫ぶ。その「誰か」は、最終的に女性不利益を招くと指摘する。

 例えば、

 例えば、例えば、例えば――


 女性が魅力を発露すること、それが搾取対象になり得るということ――それは必ずしも同じではない。しかし、そこには矛盾がある。女性尊厳担保し、増進するために、魅力が用いられること。そのような魅力が搾取対象とされてしまうこと――。

 女性能力を発揮すれば、それは女性全体の利益を貶め得ると誰かが叫ぶ。

 能力を発揮すれば、誰かがそれを利用し搾取すると、その誰かは叫ぶ。最終的には、女性全体の立場は貶められ不利益帰着すると、その誰かは指摘する。

 これが、フェミニズムソフィスティケートされた結果なのである。それは、端的に矛盾である

 カメラに向かって微笑みかける誰かの存在を、「性的搾取であるとし、それがゆくゆくは女性全体の利益を損なうと指摘する――。

 このような言説には致命的な混乱が含まれていると言って差し支えないだろう。近代フェミニズムによって獲得された、女性自身能力や魅力を自身権限によって行使する自由は、ここにおいて壁にぶち当たっている。


 能力を発揮することは搾取に繋がる。能力を発揮してはいけない。

 このような論理は、一般的な男女を納得させるに足る論理であろうか?

 勿論それは不可能であるフェミニズム矛盾にぶち当たっている。

 そして、その矛盾を解消し得る論理が未だに発見されていない現在――少なくとも、フェミニズム論理一般的な男女を――あるいは当事者であるフェミニスト自身らさえ――説得できる状況にない現在思想としてのフェミニズムは大きな困難に直面していると言わざるを得ない。


2:結論

 結局、フェミニズムが直面している矛盾を、フェミニスト自身らが解決できていない状況において、その混乱を抑えられていないのが現状と言えよう。

 その混乱のさなかでは、到底周囲の人々を納得させ得る行動など、示せるわけがないのである

 昨今のフェミニズム運動空虚さ、反感のみを招く徒労さはそこに根を置いている。これまでに獲得してきたものと、これから獲得しようとするものとの間に生じる矛盾――その矛盾解決することなくして、現代フェミニズムは正しい舵取りを行うことなどできない。結論としては以上となる。

2020-02-09

人生つらい的な歌を歌ってる歌手にひどく共感してライブ映像などを見たりして、

曲間のMCでその歌手がお客さんと親しげに楽しそうに話してたりなんかすると

結局みんなそっち側なんだなって思う。

2020-02-02

なんでそんなに家虎が嫌いなの?

まず家虎とMIX混同してる人が多いらしいか説明する。

家虎はイェッタイガーのこと、盛り上がるサビ前とかでよく聞く。

MIXだの口上だのは間奏中に長々と言ってる、タイガーファイヤーとか言いたいことが〜みたいなやつ。

オーッ(パンパン)、フッフーフワフワとかは説明だるいからやらんけど、ライブに行く人なら頻繁に耳にするだろう。

あと有名なのはオレモーとか?各界隈無限コールがある。

というか非公式コール総称が家虎って言われてるのか、たぶんやる側のオタクにとっては家虎は家虎だからあんま通じあってないと思う。

これらの発祥地下アイドル文化。地下では同じ曲を毎日くらいのペースで延々披露する。正直なところどれだけパフォーマンスが良くても客は飽きるけど、盛り上がりたいし、演者にも盛り上がってるよ!と伝えたいのでうるさいほどコールを入れている。一緒にライブを楽しんでいるという一体感が発生する。

その文化がなぜライブ回数の少ないアニメ界隈に流入したのかは知らんし、盛り上がりたいだけの層がいるのは否めないが、何もそこまで毛嫌いすることなくない?と思うわけ。

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演者の声に被る

→まあ被るのはね。相手は歌が下手な地下アイドルじゃなくて声優とか歌手だし、声が聞けないのは悲しいな。基本歌の合間に挟むからうそう被ることないけどな。

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曲の雰囲気を壊す

制作側が意図したものならともかく、オタク勝手に言ってるんだったら家で音源聞いててくれ。

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単純につまら

→先述した盛り上がりたいだけの層が空気読まずに無意味コールしてるのは確かにまらん。やけにうるさくて浮いた集団がいて、ここはそんなコールねえよってイラいたことがあった。ただ、でっかい箱でバシッと揃ったコールはそこまでつまらなくないと思う。

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演者が悲しむ

演者は当たり前に尊重されるべきだから、本当にそこの演者が悲しんでるならやめるべき。ただ、見渡す限り真顔でペンラ振るだけのおっさんが埋め尽くしてる光景より、みんな盛り上がってて楽しそうにしてる様子の方が好きな演者はいる。ライブ回数多いアーティストほどその傾向があると思う。必ずしもコールは嫌われてるわけじゃない。

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かに楽しみたいのに

ライブの楽しみ方は人それぞれ、騒ぎたい人も静かにしていたい人もいる。初めてライブに来てどうしていいかからない人もいる。この主張をする人が騒ぎたい人に現場に来ないでほしいと言うなら、こちらもやっぱり家で音源聞いてろって否定するしかない。誰もが同じように楽しめるわけではないのは当然だから、相容れないオタクことなんか気にすんな演者見てろと言うほかない。こっちも横に地蔵いたら盛り上がりづらいし不快なんだぞ。

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どうも最近の流れはただ家虎が毛嫌いされてて、いや何故そこまで?と思う。理由もなんかよくわかんないし煩わしいだけなんだろうけど、言われてる側はわりかしヘラヘラしてて現場向いてないのはそっちだろスタンス不毛な争いしか発生してない。

まあ制作側に言われたら仕方ないんだけどさ。どーでもいいけど自分音楽(?)が謎の文化によって汚されるのを嫌がるなら、単なるアイドルコンテンツDJの名で売り出すのもやめてほしいな。これは愚痴

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私の行く現場演者がイヤモニ外してコール聞いてくれたり、口上が一般常識になってたりする。コールを含めて楽しい、盛り上がれる、ライブでのこの曲はコールがあって完成してると思える。「イェッタイガーって揃ってるとこんなかっこいいんだな」って言われたことがある。そして家で原曲音源を聴きながら世界観に浸るのもまた良い。同じ曲でたくさん楽しみ方がある。

初めは何言ってるかわからんし謎すぎてキモいしそんなん言わん、私はライブを見に来たんだ。と思っていたけど、ライブに慣れていくとその楽しさを理解できた。

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私は一体になって盛り上がれるコール文化が好き。お気持ち表明してるのいつも毛嫌いしてる側だからコールする側が何考えてるかって誰も知らないんだろうなと思って、私個人意見しかないけど書いた。

これ荒れそうだなーと思うけど、どうしてそんなにも嫌うのか、これ読んだ上でちゃん理由説明してほしい。

2020-01-27

すぐK-POPを持ち出す人の耳が悪い

ダンスミュージック集団で歌って踊る日本グループに対して、K-POPの真似だと言い出す人が、いつまで経っても滅びないし大真面目だし声がでかい

やがてロック洋楽信仰中二病エピソードと自嘲するようなものになるだろうと、五年以上前から思っているのだが、未だにその気配がない。

曲調が似たもの世界中にある。

自分日本メジャーK-POPスカスカした歌い方が嫌いだから、他の歌い方をする日本グループとは似ても似つかないものに感じる。

USの歌手は歌い方が好きな人が多いか聴く

J-POPでもスカスカしたK-POPと似た歌い方をする歌手は嫌い。USと似た歌い方は大体好き。

K-POPでもUSやJ-POPの好むジャンルと似た歌い方をする歌手は好き。

曲調が似ていても、歌い方や言語の響きで印象が全く違う。違う曲になる。

曲調に影響を受けたところでそれは真似ではなくローカライズであり、出所は様々で、韓国である可能性が他と比べて特段に高いわけではない。

曲調だけでK-POPの真似だと言い出す人たちは音楽の何を聴いているのかかわらない。

オケしか聴いていないのか。声や吐息が聞こえないのか。耳が悪いんじゃないか

半月口紅

変な奴だったんだ、最初から

ゼミが一緒になってから初めて喋ったけど、3年生になるまで何度もこいつの話は聞いたことがあった

奇人だと

気を付けろと

講義室に深夜現れては歌っているだとか、こいつが使ったパソコンは何故か次使うときに電源がつかないだとか、挙げ句の果てにはユーレイ彼女がいるとか、なんかよくわからん噂に纏われている奴だった

それだけに、穏健派の俺にはこいつはすごく危険だった

「キミ、そんだけ背ぇあったら海まで見えそうやな」

192センチの俺を見上げながら最初に言われた

ゼミの顔合わせの日だった

初対面の俺に名乗るでもなくいきなり

別に腹が立ったりはしないけど

「……海まではさすがに見えへんよ、見えるとしたら灯台やな」

灯台まで見えたら海まで見えるやろ! 灯台まで見えるんはもう視力やん! どんなボケやねん!」

ボケたつもりはなかったが

それで少し興味を持たれてしまったのだった

もしかしてホンマモンの天然さんなん? ちょっと珍しいくらいやな……ま、ええわ。今度ボクのこと肩車してや、たぶんそん時は中国まで見えるで!」

と、にやにやしながら部屋を出て行った

175センチはあるであろうこの男、どこまで本意かもわからなかったが、どうやら嘘でもなさそうだった

2度目の邂逅は図書室だった

突然肩を組まれて何かと思ったらこいつだった

「よ! 何してんの? 図書室にはエロ本置いてないで?」

「……声でかいなあ。社会学レポートやってんねん」

「ボクも今終わらせてん、奇遇やね! あ、見せてはあげへんよ! 出来が良すぎて見せたのすぐバレるからな!」

本当にめちゃくちゃ口数の多い奴だ

いらんわあ、といなした

パソコン使わへんの? 手書き提出でもええんやっけ?」

「俺、いったんプロット作りたい派やねん。使う時はほんまに書き始める時」

天才肌みたいなこと言うやん!」

天才ハードルが低すぎる

「ボク用事あるからこれ出したら帰るわ。会えて嬉しかったあ、ほなね」

いきなり肩に乗った体重が離れていったので、思わずあいつの方を向いてしまった

にこにこしながら手を振る姿は、昨日見ドラマヒロインそっくりだった

最近少し人気の女優

なんとかグランプリのなんとかっていう、そんな女優に似ていた

こんなに唇の赤い他人がいるのだなあと思った

姉の化粧を見慣れているから、それが地肌の色なんだとすぐにわかった

プロットが終わり図書室のパソコンを使おうとすると、電源がつかなかった

あいつの噂を思い出した

あいつが使ったパソコンは、電源がつかない

冷静に、冷静になってみたら、ご丁寧に電源コードが抜かれているだけだった

案外噂なんてそんなもんだと思った

3度目は、あいからLINEが始まりだった

ゼミグループから突然友達追加され、突然メッセージが来た

華金飲酒プレモルのロング缶2缶持って四角公園集合』

喋り口調と真逆の単調な文調

時間は午前0時

「四角公園て……遠……」

断る理由もなかった

なんだか行かなければいけないような気がした

ファミリーマートで奴のお望みのものと、いかそうめんを買って、少し涼しくなった道を歩いた

人の気配のしない寂れた公園のベンチに、あいつは座っていた

アコースティックギターを持っていた

脇にはレモンサワーの缶を置いていた

「案外早かったな。及第点や!」

ありがとう、と、300円渡された

べつにいらなかったけれど、もらうもんやで、と言われたので、200円を頂戴した

今日半月やんか、半月見てたらキミ思い出したんよね」

と、ギターの弦を弾いて言われた

どこが俺なんやときくと、目が半月なのだと言われた

下瞼が直線なのだと言う

自分の顔などまじまじと観察したことはなかったので、なるほど、と思った

同時に、そんな自分でも見ないような自分の顔を見た他人いたことが、むずがゆいような、こそばゆいような気持ちだった

俺の顔までじっくり見るような他人に遭遇したことがない

大抵の人は俺の顔を見るために、少し首を痛くしなければならないからだった

「ボク協調性いねん、やからたまに家の近くの……ここの公園来て、一人でバンドしてるんよ」

と、リュックからタンバリンを取り出して笑った

パーカッションタンバリンで済ませるつもりらしかった

「でもボク忘れてたんよね、ギター弾いてたら両手塞がるからパーカッションできひんやん! ってこと。楽器を足蹴にはできひんし、しゃーないからかかとでリズムとってる」

なんやそれ……根暗やな」

「根アカやろ、逆に」

逆にってなんやねん、とツッコミを入れようとしたが、それはギター音色にかき消された

デタラメに聴こえたが、ビールがほどよく回ってきた俺にはとても心地よかった

歌はド下手だったから、すぐにやめさせたけれど

「それでは聴いてください、あいみょんで、『半月の夜なら』」

替え歌するなら歌手名前までいじれや。著作権どうなっとんねん」

「こんなええ空気なら許してくれるって!」

いかそうめんがなくなるちょうどそのとき、いきなり奴は立ち上がった

「さて、肩車してボクを送れ!」

「肩車?」

北京夜景見せてくれや」

図書室での会話を覚えていたのだ

夜景が綺麗なのは果たして北京だっただろうか

そんなことより、そのギターケースと、タンバリン(それ以外にもごちゃごちゃ入ってるようだが)が入ったトートバッグはどうするんだ

「それはボクがもっとく! キミの荷物も持ったるから、肩車してや!」

「それ結局全部俺が持ってることにならんか?」

理不尽取引に思えてならなかったが、悪い気はしなかった

まあ約束約束やし、とかがんだ

が、あいつは乗ってこなかった

半月あいつが俺を見下ろしていた

ビールでほっぺた赤くなるなんて可愛いとこあるやん。やっと見下ろせたわキミのこと」

「……見下した、の間違いとちがうか」

「合うてるわ! 見下ろしてんの!」

俺のほっぺたよりお前の唇の方が赤いわ

つっこむ気分ではなかった

肩に乗った重みはそれはもう人1人分を容易に越えていた

「行き先は?」

「出てまず右! ボクんちでええやろ、泊まってき。あ、明日なんもない? デートとかやったらなんもないと見なすで」

デートやったら嬉しいねんけどな……土曜夜の居酒屋は忙しいねん」

「ならボクんちやな」

192センチが170センチ越えを肩車する様子を見る者はなぜかいなかった

金曜夜は、みんな住宅街はいないらしい

時間も遅いし、なおのこと

だとすればギターは近所迷惑すぎたのではないだろうか

「……夜景大阪で十分やなあ」

見えもしない北京夜景とやらと、閑静な住宅街を比べているらしかった

2020-01-26

客にブチ切れる奴が平気でいる仕事ってなにがある?

ラーメン屋

タクシー運転手

歌手

他なんかある?

2020-01-25

からミュージックステーションから切り離されて育ったら

anond:20200125230349

中学生時代音楽を楽しめない

楽しむ素養がない

大人になってから当時はやっていた音楽のすばらしさを知る

しか歌手引退しているし友達はいなくて

浦島樽尾状態

親が憎い

anond:20200125151637

米津玄師は、ミクの声に乗せたメッセージが売れたよね。

ミクの歌、じゃなく、ハチの作った歌をミクが歌ってたから良かったんじゃないか

逆に、AI美空ひばりは本人が蘇って新曲を歌ってる、って「設定」。

一部どうしてもまた美空ひばりを聞きたかった人たちは喜んだかもしれないけど、

ホンモノの歌手たちと並べられるクオリティではなかったから…ね。

2020-01-23

反抗期

母親、めちゃくちゃウゼ~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!

なんかもうめちゃくちゃウザイ ウザイって言うか言動イライラする 私が反抗期からだと思うけど普通に耐えられない

車で音楽聞いてて、ちょっとマイナー歌手が流れた時にすぐ「これなに?」って私に聞くな スマホ音楽アプリで聞いてるんだからあとで再生履歴から調べたら誰かわかるやろ~が!!!!!!!!!!!!!!

てかこうやって聞いてきてるけど多分答え求めてないんだろうなってのが腹立つ これなに?ってなんだよ 私も初めて聞くから知らない曲だよ

あとアニメとかドラマ見てるときちょっと疑問点が残る展開だった時に私に説明を求めるな 私も知らんから 見てたらいずれわかると思うので普通に見ててくれ

も~~~~~~~~スマホ操作苦手なのもわかるけど何でもかんでもわたし押し付けるな 私だって詳しくないわわざわざインターネットで調べて四苦八苦しながらやってんだよそれなのに急かしてくるんじゃねぇ文句言うなら自分でやれ~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

最初も言ったけど多分こんなにイラつくの反抗期からだしいつか気にならなくなると思うけど普通に耐えらんねぇから大学進学と共に一人暮らしします。 さようなら

貧乏人には練習する場所がない

運動する選手を志望するなら運動場や練習場を借りなきゃいけない

歌手志望はカラオケに通うだけの金銭がないといけない

プログラマーになるにはPC必要だが買う金がない

なりたいものになるには金が必要

貧乏人は何にもなれない

anond:20200123081912

て、「低音の魅力」・・・

(べつに仏教系大学学内音響システムノミネートされたけど名前のせいでRAMSAに競り負けた米国博士考案のスピーカブランドのことじゃないよ)

バカ中学生がよく手振り付きでコーフンして口にする歌手名のナンバーワンだったよ)

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