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はてなキーワード: 大卒とは

2022-01-02

中卒なんだけど実際通信制大学大卒になるってどうなんだろ

ブクマトップ情報系の通信大学記事みてちょっと気になってる。

高専中退で中卒って感じなんだけど、

IT系20代年収600万以上あるし職務経歴書ポートフォリオに書く内容は山程あるし、

転職しようにも学歴不問の求人は山程あるし正直別に困ってもない。仮に大卒になってもあんまり役には立たない気はする。

中卒であること自体コンプレックスあんまり感じてないし、なんなら「中卒でここまでやれたのすげーだろドヤァ」くらいに思ってたりもする

情報工学的なところからちゃんと学んだ方がいいかなっていうのと、一番は最近日常イベントがなさすぎるから暇つぶしってところが一番かな。

こんな心がけで通信入っても昔初めて入学金だけ払ってモチベ続かずに金ドブした中国語学習みたいになる可能性も高いよなぁって。

どう思うよぶっちゃけ

2022-01-01

やりたいことをやれる会社に勤めてるけど婚活のために転職する

今勤めてる会社は居心地は良いし裁量大きいし、自分が主導した自社サービス自分の成果として売り上げ的にすげー伸びてて、やりがい的なものはすごく感じる。

九州しま20代なんで平均から考えるとまあそんなに給料が安いとも思ってないけど、

コロナ渦で東京フルリモート求人が増えた今転職ガチれば給与的にはもっと上狙えるのはまあその通り。

具体的には年収400万半ばくらいから600万代のところへの転職金融資産とか副業とか諸々入れたら多分実際は700くらいいくかな。裁量小さくなるし業界的にもあんまり興味ない感じ。

体感してるけど現状だと俺高卒だし結婚相談所婚活パーティじゃほぼほぼ足切り要因なんだよね、なんなら婚活イベントとかだと正直半分以上は参加資格すらない。

(よくあるのは、大卒なら年収500万以上、大卒未満なら600万以上、みたいなところが多いイメージ)

転職で多少忙しくなるのはわかってるけど、『20代年収○百万円』とかないと俺なんて視界にすら入らないんだよね。

昔は合コンとか多少あったけど周りの結婚とかコロナで気軽に飲みに行くとかないと今の時勢だと俺くらいの人間恋愛結婚っていうのもなかなか厳しく感じる。

男は稼ぐべきだってジェンダーロールを捨てたところで、それで異性に好かれるわけでもないし、その先に待ち受けているのは社会的孤独とかゴールまでのマスが全て空欄の人生ゲームみたいな末路なわけで、

「そういう人生を受け入れる価値観を持とう」なんて言ったところで、40代50代になった自分がそれを辛いと感じないわけがないと自分にはわかる。


まあ俺が人間的に魅力がなくてモテないのが悪いって言われたらその通りなんだけど、結局俺みたいなのが将来的な孤独から逃れる手段ってこれしかないんだよね。

勉強して実務で実績積んで、転職市場で勝ち抜いて、職場でもまた戦って……

現状金になんて全然困ってないし、現状でも収入の半分以上は貯金してるレベルだし、強迫的ですらあると思う。

こういう感覚デフォモテてる人にわかるかなぁ。

2021-12-31

問題職員の正しい辞めさせ方 9/10

面接評価シートにはないポジティブチェックとネガティブチェックについて

今在籍している職員社会的属性査定状況の突き合わせをベースとして、入庁後に活躍できそうな要素、逆に活躍できない可能性がある要素について、各面接室のリーダーに共有していた。

また、受験者の内定受諾関係統計から、実際に内定を受けてくれる可能性についても情報を与えている。私がK市の職員台帳(驚くほど何でも載っている……)のエクセルを弄りまわして統計分析にかけた結果、導き出したものだ。

このチェックリストに該当すると、面接官の主観的要素において面接結果に作用することになる。その一部を示そう。□がポジティブで、■をネガティブとしている。()内は備考。

以下のリストには、面接試験最中情報を得にくいものもあるが、2次試験で配布する指定用紙に記入欄を設けることでほとんどカバーできる。

ポジティブチェックの例】

男性であり、結婚している(必ず優秀というわけではないが問題職員になりにくい)

10年以上続けている趣味特にスポーツ)がある(〃)

ひとつ組織で3年以上働いたことがある(入庁後に早期離職しない)

出身校(小中高)の2つ以上がK市内にある(地元への愛着がある)

ネガティブチェックの例】

女性子どもがいる(公務よりも子どもを優先する者が多い。入庁1年目での産休や育休など)

男性であり、30才以上で親と同居(子どものような性格や行動をする人間が多い)

■ 他市町や民間企業の残り玉がある(内定受諾率が有意に低い)

■ 入庁後にK市に住む意思や予定がない(〃)

※1…あくま面接官への情報提供である面接試験100%採点表に基づいて実施される。

※2…病気障害、家庭環境など、本人の生き方関係ない要素はどれだけ査定相関関係が強かろうが情報提供はしていない。一応付言しておく。



[追記コネ採用について]

第3章の終わりに、「とはいえ内定を取るための裏技もあるんでしょう!?」と気になっている読者に、何点かの特別事項を示して結びとする。いわゆるコネというやつだ。

ここでは、合法的コネ採用試験の前に自分アピールする方法)について2つの観点により説明する。非合法なやり方は示さない。

1.官公庁主催するイベントに参加する

 これが一番手っ取り早いうえに、やる気をアピールできる。ここでは、あなた学生もしくは若年層だとする。

 官公庁はあまりインターンシップをやらないし、やったとしても狭き門だ。しかし、一般向けのイベントであれば、ちょっとのやる気で意欲を示すことが可能だ。〇〇美術展や〇〇スポーツ大会、〇〇コンペなど、誰でもエントリーできる行事に参加してみるのだ。何年も参加していれば、幹部クラス職員に顔や名前を覚えてもらえる。

 ここでは3つ、前例を示す。

①.

K市の美術展で中学生の頃から入賞し、高校生の時には全国レベルの賞をもらった子がいた。その子面接官を務めたのは、当時の美術展の所管課において責任者を勤めていた人物だった。その子は3種類の面接試験を危うげなくパスし、内定を獲得した。面接官いわく、「エントリーシートを見た時点で入庁してほしい」と感じていたとのこと。

②.

成人式新成人代表で祝いの詞を述べた子。その子は、K市の広報誌の募集を読んで新成人代表への挑戦の意を表した。祝いの詞を自分で考え、成人式ステージで発表を行った。その子は、翌年採用試験を受けたが、残念ながら不合格だった。おそらくだが、祝いの詞の最後に、「将来はK市の職員になりたいです!」と言ってしまったため、自意識過剰であると捉えられた可能性がある。惜しいパターンだ。

③.

子ども議会で将来のK市についての政策提言をまとめた子。当時は中学3年生だった。それが大学卒業する段になって、K市へのUターン就職を決意し、採用試験を受けた。その子政策提言を発表した時に議場にいた職員らが、面接を受けた時には上級の職へと昇進していた。そのうち1人が、当日記の序盤で登場した副市長だった。その子は最終面接で最高の評点を与えられ、晴れて主席内定者となった。ただ残念なことに、その子内定を辞退した。その人に内定を出した時の副市長の嬉しそうな顔と、また反対に落胆した顔は今でも忘れられない。

2.親族地元関係者を利用する

 これが広義のコネだ。一般の人が想像やすい形だろう。人事への働きかけができる人間自分を推薦し、点数を底上げしてもらうのだ。これは、ある程度選ばれた人しか使うことができない。

 ところで、世間的には極端なイメージでもって、こうしたコネ縁故)が語られることが多い。まずは、昭和から平成初期までに行われていた伝統的なコネ採用について説明する。

(以下、説明

昭和時代にこうした採用が行われていたのは、公務業界人手不足だったからだ。K市の昭和60年頃の採用試験倍率は、2.5倍程度である。最低でも10倍はほしいところだ。あまりに倍率が低すぎてロクな人材がやってこない。そんな状況の中、冒頭で述べたA夫さんのような人が多く採用されていた。

当時の地方公務員特に市役所)は、『民間企業で稼ぐ力や意欲のない、覇気のない人間がなるもの』とされていた。今でこそ、上場企業の平均年収地方公共団体の平均年収という関係が成り立っているが、当時は上場企業の方が明らかに高かった。私の記憶では、当時は年収ベースで1~2割程度は上場企業が上回っていた。え、なに? 私の年齢? フミコフミオ氏と同じ年だ……。一応、家内もいる。社会福祉協議会に勤めていて、ひたむきな性格の優しい人だ。

話を戻そう。そんな状況だったので、昭和時代幹部職員は、役場内の優れた職員の子どもや、地元有力者の子弟や、町内会長の紹介など、使える手はすべて使って優秀な人材を確保しようとした。コネ採用は当時も違法行為だったけれども、時代が許していた。

それがバブル崩壊の数年後を機に、公務員人気が高まるにつれて違法行為様相が強くなった。コネ採用が判明した一部の自治体は、首長などの幹部職員引退検察起訴に追い込まれるようになった。K市においては、1995年頃を境として、それまでとは比べ物にならないレベル人材(一流大卒民間経験5年以上など)を採用できるようになった。

説明終わり)

 とあるAさんが、いま在住している自治体職員になりたくて、かつ上の条件を満たしている(親が優れた職員である地元有力者に知り合いがいるなど。以下まとめて『有力者』とする)のであれば、以下の手順を満たすことで、法を犯すことな自分アピールできる。

[ステップ1]

 Aさんが『有力者』に対し、自分を市の幹部に紹介してもらえないか尋ねてみる。

[ステップ2]

 Aさん側の『有力者』が、採用試験責任者(または特別職)と会談する。「あの人とこういう繋がりの〇〇さんという人が、今度採用試験を受けます」と連絡する。相手方は、「ほう、そうなんですね」と反応する。これでステップ2は終わりだ。

 ※これ以上は発言するべきではない。例えば選挙に出たい人がいたとして、告示期間前であれば、「〇〇選に出馬します!」と宣言するだけなら公職選挙法的にセーフとされているだろう。それに似ている。

[ステップ3]

 ここからは時と場合による。文書に残さない形で協議を重ねることもあるし、協議自体が行われないこともある。なんというか、こういう形の行為というのは「空気感である

 コネ採用を行ってはならない――という考えは、幹部職員特別職の間でも共通見解である。ここまでリスクとリターンが嚙み合わない行為はない。表沙汰になった時点で、どんなに偉い人間でも職を辞さねばならない。検察への起訴もセットだ。

 後は、Aさんが筆記試験足切りにならない程度の点数を取ればよい。採用試験責任者がAさんに配慮してかせずか、そういう結果になるように面接試験のセッティングを行う。以上だ。

[さら追記]

 身も蓋もないことを言う。地元有力者の子弟は、こんなことをしなくても普通に採用される。当人能力人格レベルが素で高いことが多いし、事前情報がなくてもわかるのだ。外見に、苗字出身地、その他履歴書の内容だけで「あの〇〇さんの子どもか血縁者だな」と。苗字が珍しいことが多い。

 市役所採用試験であれば、能力よりも人格や人柄を見る。私が面接官を行っていた〇年間において、最終合格者の筆記試験最低点は35/100だ。35点しか取れなくても、一次試験面接で5段階中の4がつけば無条件で二次試験に到達できる。理論上は0点でも通過可能だ。さすがに二次試験で落ちるだろうが……。少なくとも、K市の採用試験はそういうルール運用していた。

 ちなみに、35点の子は笑った顔が素敵だった。話し方はふんわりとしていて、それでいて長すぎず短すぎず、話の内容も伝わりやすかった。こちらの質問意図理解している。性格適性検査の結果も正直者と出ていた(あれは信用できる。統計学の力は偉大だ)。市長も、副市長も、かくいう私も、あの笑顔ノックアウトされてしまった口だ。今思い出してもあれはずるい。

https://anond.hatelabo.jp/20211231220524

問題職員の正しい辞めさせ方 4/10

ここらで話題を変える。問題職員の話ばかりで疲れただろう。

市役所には魅力的な人物ももちろんいる。今これを読んでいるあなたも、人生で一度くらいは公務員に助けられることがあるだろう。

ここでは、そんな善き職員について2人ほど挙げる。脇道なので、1人につき二千字程度とする。



1例目.市民対応部署のGさん

とことん市民思いの職員だった。

見た目はスラッとしていて、無表情な感じの女性だった。その実、内面は安定していて朗らかである

この人を最初に見たのは、私が採用されて2ヵ月くらいの時だった。公用車に乗って近隣の政令市にある研修センターに行くところだった。

1階の市民課に繋がる階段を降りたところで、凄まじい怒号が聞こえた。「なんでできんのか!!」と、おそらく高齢男性が怒号を発していた。

窓口を覗くと、やはり老人が女性職員に対して声を荒げていた。話を聞いていると、どうやら身分証明書がなくて公的書類を発行できない類のトラブルのようだ。周りの市民職員怪訝な顔で覗いていた。たぶん堂々巡りの話になっているのだろう。

そして、交代したGさんは、静かな様子で男性の話をひたすらに聞いていた――これが傍から見ていても、「あなたの話を聞いています」「共感しています」「申し訳ございません」という態度が伝わってくる。男性は次第に落ち着いていった。最後まで納得はできないという面持ちだったが、諦めて正面玄関の方に歩きはじめた。

傾聴は苦情対応の基本である。ここまでできる人は、市の職員では初めて見る。

「この人、どんな業界が向いているだろうか」と、昔に就いていた転職支援仕事を思い出していた。

個人的感覚だと、やはり福祉だろうか。受付系も悪くはないが、こういう人には攻めの傾聴というか、そんな仕事が向いている。最初に浮かんだのは、証券会社リテール営業だった。しかし、Gさんはあの業界蔓延る罪悪に耐えることはできないだろうなぁ、と思い直したのを覚えている。

それから数年間、Gさんのメンタルの強さ、粘り強さを発揮したのを何度か見ることになった。市民の中には、自己表現としてのクレーム――己が主張を表明するために市役所の窓口に来る人もいる。何か強いストレスを抱えていて、それを発散するために市役所まで出向く。そういうタイプ市民だ。

そんな人にもGさんは優しかった。とにかく話を聞いて、あまりに騒々しいようであれば怒鳴る市民を別のスペースに誘導し、一般市民邪魔にならないようにして苦情の解決を図るのだ。

Gさんはこの部署が長かった。当時30才になるかならないかだったが、査定は常に5段階中の4だった。上司からも仲間からも信頼を集めていた。

が、それで万々歳とはならない。彼女はいつもそういうお客さんばかりを相手にするので、残業がとんでもない量になっていた。勤怠管理システムの記録によると、Gさんは毎月50時間以上の残業は基本であり、それに加えて、土日祝のいずれかに必ず出勤してサービス残業をしていた。

私も、なんやかんやで土日に出勤することが多かったが(もちろんサービス残業だ。管理職なので…)、Gさんを見かける確率は5割を超えていた。庁舎内の配置的に、3階にある私の職場に上がる時にGさんを見かけることになる。サービス出勤をしている職員はほかに何人もいたが、彼女が最も印象に残った。

黙々と仕事をこなすGさんを見ながら、私の時間は過ぎていた。

実際、Gさんはいい子だった。料理は上手いし、家事洗濯もばっちりだし、家では猫を飼っているのだが、これがまた人懐っこい。でも、猫カフェは嫌いらしい。なんでも、「あそこの猫はみんな苦しそう」とのことだ。私が「目の前にあるんだし、行ってみようよ」と誘っても、頑として首肯しなかったのを覚えている。ちなみに、好きな食べ物たこ焼きだ。食べ歩きはマナーが悪いよ、と何度言っても聞いてくれなかった。

思えば、Gさんが土日出勤しているのを眺めるのが当たり前になっていて、この人を助けなければという意識が働かなかった。ある大晦日に、Gさんが煖房をつけず、明かりもなしでパソコンに向かっているのを見たことがある。コートを着て自席に腰かけ、震えながらキーボードを叩いていた。

「Gさん。それじゃ寒いでしょ。煖房つけなさい」

私が言うと、Gさんは座ったまま、ぼんやりこちらを見詰めていた。

「すいません、これでいいです。いつもこうなんです」

「まあ、そう言わずに。一度体験したら病みつきになるかもよ」

「お気遣いありがとうございます。でも、わたし寒いのがいいんです」

「そうか。お寒いのがお好き、なんだね」

Gさんは、「こいつ何言ってるの?」という顔をしていたが、意味に気が付くと、パソコンに顔を向けながら噴き出した。

若い子でも意外と通じるんだな、と感じて私は、エアコンスイッチを押した(蛍光灯スイッチ場所はわからなかった)。人事課に続く階段を昇り始めるところで、Gさんが職場に明かりを灯したのを認めた。

この彼女は今、市役所と近い業種の仕事をしている。もう不当な時間外勤務はしていないはずだ。直接働いている姿を見たことはないが、きっと活躍していることだろう。今も幸せであってほしい。



2例目.地域振興系部署のHさん

この人も女性だ。地域を盛り上げるような感じの名前部署にいて、エース級の職員として知られていた。

さわやかな見た目の女の子だった。高校を出てすぐに市役所に入ったという。私が採用された年の4月時点で21才になる年だった。結論から言うと、この子はもう地方公務員ではない。その次の年に民間企業、よりによって当時の取引先に引き抜かれる形で退職した。

惜しいことをした。もしそのまま現職に留まっていれば、もっとイキイキと働ける環境があったかもしれない。今更言っても遅いのだが……。

Hさんを最初に見たのは、窓口でお客さんを見送っているタイミングだった。市役所で働く女子職員は、みんな仕事に使えそうな私服で来るのだが、Hさんは限りなくスーツに近い、パリッとした装いだった。凛とした覇気のある顔つきだったけれど、ちょっと不安げな瞳が印象的だった。

見た感じでは、大卒3年目くらいの雰囲気である市役所には、たまにこういう人がいる。早い話、Hさんは頭の回転が早くて、見た目がシッカリしていて、礼節を弁えており、創造的な仕事もできる。そんな子だった。

創造的な仕事』については特定のおそれがあるので述べないが、当時の公務員業界では花形とされる仕事だった。億単位の金が動く。上の人間は大枠を決めて指示をするが、Hさんにも商品企画業者選定などの権限が与えられていた。

その仕事をやりたいと希望する職員は何十人といて、その中には数年後に昇進を控えたベテランが何人もいた。民間においては、こういう花形とされる事業や、大金が動く案件というのは――事業部長みたいなポジションの人が直接担当するか、または管理職に昇進する手前のエース社員担当することが多い。それを、大学生ほどの年齢の子担当している。

ほかのポジションだと、例えば市長秘書の1人は臨時職員だった。早い話がパートさんだ。30代後半で、圧倒的清潔感の子持ちママだった。実力登用の文化トップから滲み出ているところがK市の美点のひとつだと感じる。

当時の私は不思議に感じていた。なぜ、官公庁ではこんな人事ができるのだろうか。将来の利益を重視するのはわかるが、今の利益のことも考えないと――と想念した瞬間、私の脳裏ビビッ!と走るものがあった。

そうだ。新人公務員向けの研修で習っただろう。公務員利益を追求しなくていい。だから利益度外視で、十数年先のことを考えた配置や処遇ができる。Hさんは、すでに幹部候補としての育成が決まっていた。ならば、さっさと重要ポジションを任せられる限り任せていった方がいい。そういう判断だった。

もちろん、幹部の好みの問題でもある。当時、市長と市外の飲み屋に出かけた時、嬉しそうにHさんのことを話していたのを覚えている。なんでも、市長室でその花形事業の今後の商品展開に関する協議をしていた時、事業部長に連れられていたHさんが、副市長と侃侃諤諤の議論になった――そんな内容だったろうか。Hさんは議論になると熱くなるタイプだが、それが終わると途端にホンワカになるらしい。気さくな感じで、癒される話し方になって、市長が言うには、そのギャップがいいらしい。

その事業部長も確か、とあるイベント終わりの飲み会の時にHさんのことを誇らしげに話していた。当時、入庁1ヶ月目だったHさんの部署飲み会の席で、会の最中参加者にお酌をして回ったのはHさんだけだった、みたいな話だ。嬉しそうな表情で、自然にみんなに一人ずつお酌をして回って、先輩との交流を深めていたということだ。

若干18~19歳でそこまでできる子は、そうはいない。エース枠としてチャンスを与えられて当然だ。こんなことを書いていると、増田民の方々には『飲み会不要論』的な観点攻撃を受けてしまいそうだ。しかし、これはあなた視点に立ってみればわかりやすいのではないかあなた飲み会に参加していたとして、若い男の子女の子が、「仲良くしてください!」みたいな雰囲気でお酌や会話をあなたに求めてきたら、嬉しいと思わないだろうか。可愛い奴だなと思うだろう。そういうことだ。

私はHさんと話したことは2回しかないが、わかるような気はした。頭がいいだけではなく、物事に対して本気になれる。そういう子だった。

さて。Hさんは突然退職してしまった。冒頭に述べたとおり、花形事業関係する取引先(パートナー)に引き抜かれたからだ。晴天の霹靂だった。

Hさんが書いた退職理由書を読んだ。要約すると、「市役所ルール職場環境がつまらなく、物足りない」とのことだった。例えば、公用文では「問合せ」を「問い合わせ」と書いてはならない。しかし、動詞になると「問い合わせて」と書かねばならない。細かいことだが、間違えたら稟議のやり直しになる。そういった文書事務に関する文化が、HさんがK市を辞めた理由ひとつだった。

若い子であれば仕方がないとも思う。確かに公務員業界というのは地味だ。完全なる聞きかじりだが、『若手のうちは仕事の何が面白いのかわからない。それが公務員の難点だ』というのが、当時のHさんの退職理由を読んでの副市長の談だった。

まあ、過ぎたこはいい。もういいのだ。気にするだけ損というもの――Hさん個人の件に限っては。

だが、Hさんを引き抜いたクソコンサルは別だ。きっちりとリベンジしてやった。K市の入札に入れないよう指名停止(※)にしたうえで、県内他市すべてと、都内の右半分くらいの地方自治体と、県庁と、国の機関各所にもこの度の情報提供を行った。

罪状はもちろん、『取引先の従業員を引き抜いた』ことだ。許されることではない。民間企業同士でも、そんな足の引っ張り合いはまず行われない。それを、あのクソ非常識ITコンサルはやってのけたのだ。それなりの報いがあって当然だろう。

正式指名停止は今回の場合だとできない。条例規則や要綱に定めがないからだ。よって、入札参加・指名業者リストにその会社名前を残したままで、入札には呼ばないという意味での指名停止になる。

https://anond.hatelabo.jp/20211231220518

尾崎放哉 「咳をしても一人」

届崎数裁  「大卒でも一人」

anond:20211231135621

下層の質の低さは日本の比じゃないからそれは同意だけど、下層の治安の悪さがダイレクト犯罪係数にかかってくるとしたら、上層の治安の悪さ(レベルの低さ)はダイレクト政策にかかってくるからそれはそれで手に負えないよ

下層の治安がいいことを手放しで褒めても、目立って経済成長してない政治政策社会活動が低迷している国である治安の悪さとセットだからなあ

銃社会じゃないからやり方がパワハラセクハラ差別モラハラになりがちって話でめちゃくちゃ治安いいわけでもないし。治安の良い地域に住めば日本では結構よく見るような不快人間との遭遇率なんてほぼゼロだよ。治安の悪い地域に凸れば増田のいうような惨状と遭遇するんだろうけどある程度隔離されてるから

賢い人や有能な人が全員日本のしょうもない大卒の尻拭いに回されるんで海外流出してる現状を社会が適切に理解してないのはやっぱり治安が悪いよ

anond:20211231134721

あっちはあっちで恐ろしいほどの格差社会だし保険がヤバすぎるしお金がないと人間らしい生活ができないか問題のある国だとは思ってるけど

日本政治メディアジャーナリズム会社の決定権を持つようなトップ層は大卒以上なのにな。と非常に残念に思う

2021-12-26

ぼくを雇って欲しい

法人営業6年目、29歳

TOEIC800↑

現在財閥企業セールス主任

都内私立大卒

経験だけど外資IT志望

そこそこ英語可能

年収600〜希望です

2021-12-24

お前らマジで「1000円の中絶薬を10万円で売るとか理解不能」と思ってるの?

考えるまでもない答え

産婦人科雇用を守るため」

コレ以外の答えなんて究極的には存在しない。

あーだこーだ理論武装をしても結局全てはコレに収束する。

少し前に話題になった「要求を言え!」「逃走用のクルマと5000兆円欲しい! 」「それは要件だ!要求を言え!」と同じだ。

彼らの目的は「自分たちが老後まで転職したり、頑張って別の分野の勉強をしたり、顧客満足度を挙げる努力をしたり、することなく今の生活レベルを維持したい」に集約されている。

他はすべて手段であり、今回の「1000円の薬をそのまま売られると自分たちが手術台で稼げなくなるから、10万円で売れと主張する」のもそうである

医者になるのは大変なので医者自身ブランドに縛られる

医者になるのには時間金もやたらとかかる。

生涯の学費勉強時間日東駒専レベル大卒2人分ぐらいでも足りないかも知れない。

故に彼らの多くは医者になったらもう辞めることができなくなる。

辞めればそれまでの人生否定することになるが、それに耐えられるほど強い人間は少ない。

多くの医者は今の自分が持つ地位にしがみつく。

まれつき人より勉強ができたとして、40を超えてしまえば吸収力は日東駒専の20歳にだってもう叶わない。

今更別の業種に転職するなんて簡単じゃないし、今までは少なくとも患者から先生先生と呼ばれていた立場から打って変わって底辺からスタートなんてもう無理なのだ

産婦人科で稼げなくなったら廃業すればいい」

それが言えるのは外野からだ。

稼げなくなったからって廃業なんてしたくない。

脱サララーメン屋とはかけてきた時間が違う。

なにより、メンタリティが違いすぎる。

新しいことに挑戦しようとして失敗した人間と、人生をずっとレールの上で過ごしてきて突然脱線事故が起きた人間では、状況が変わりすぎる。

「新しい薬のせいで儲からなくなったから畳んだんすよ。ゆーてボク医大卒だから超頭いいですよ」なんて舐めた口聞いてくるような奴はなかなか次の雇先を見つけられないだろう。

まり、もしここで敗北すれば死が待っている産婦人科医もいるのだ。

じゃあ死ねよ

これも外野から言葉だ。

もし自分がその立場だったら、徹底抗戦しか無いだろう。

みっともなくてもいいから戦って、戦って、そして今から貯金して、本当にあとがなくなったらその時は貯蓄で暮らすのだ。

多くの産婦人科医は既にその方向にスタンスを切り替えている。

自分たちが居なくなったら近所の妊婦さんが困るだろ?」

とだけ考えて仕事を続けるような純粋な善人なんていない。

そういった気持ち自分の都合を秤にかけたとき、若干自分の都合が勝つ普通小市民だらけだ。

から彼らは傾向中絶薬のおかげで助かったかも知れない誰かの人生を踏み散らしてでも自分たち生活を守るのだ。

別に10万ぐらいだったら払えるでしょ?共存だよ」

ぐらいに彼らは考えている。

俺も同じ立場ならきっとそう言ってしまうだろう。

まり戦いなのだ

じゃあ黙って言い分を受け入れろとは言ってない。

彼らの主張はガバガバで、権威によって無理やり自分たちの都合を押し通そうとしているだけだ。

それを受け入れられないなら徹底抗戦しか無い。

だが気をつけたいのは彼らの方はとっくにその気持であるということだ。

「経口中絶薬が安く売られるようになったぐらいで潰れるようなら、そんな産婦人科医は辞めたほうがいいよ」

という我々の心の声はとっくに彼らの心の奥深くまで突き刺さりその自尊心ボロボロに引きちぎっている。

今や彼らの心の半分は尊厳破壊されきった苛められっ子のような状態だ。

心のなかでは常に憎しみの刃が研がれ続けいることだろう。

そして今、戦いのときがきて、彼らは一斉にそれを剥き出しにして世の中に襲いかかってきたのだ。

いやいや戦っていては絶対に押し切られるだろう。

中には死にものぐるいでくる産婦人科医もいるだろう。

この押し合い、ちょっと押し返せば勝手に引っ込むなんて気持ちで挑んじゃ駄目だぞ。

徹底的に潰す気でやらねば。

医者としての人生しか受け入れられない精神構造の歪みきった産婦人科医の何十人かは首をくくるだろうが、勝手に死んでくれ。

それぐらいの気持ち必要なんだ。

その覚悟はあるか?

俺はないので人に任せる。

頑張れよお前ら。

2021-12-22

anond:20211222151231

なんかさっきから言ってることがつながってないし、君はインターネットしか通ってなさそうだけど一体何を学んだのかなぁw

ボーダーレス社会だって別にいいんじゃないかな?君みたいなのもちょっとがんばれば大卒なれるのにそこでお仲間~ってならずにひがんじゃうところがもうw

anond:20211222151011

3代続いた大卒からなんだよw

大卒なのに読解苦手なんて、どこのボーダーフリーに入ったんだ?

anond:20211222150103

う~んこの。3代つづいた大卒ですがなに?

anond:20211222031240

それな

高卒という時点でゴブリンなんだから

ゴブリンではなく人間であるという証明としての大卒はすべての職種で最低限求められるべき

ゴブリン人間に混じって労働してることが既に人権問題

2021-12-21

世代中間層がどれくらいの知能レベルか教えてやろう

知識ゼロ状態から勉強を始めて宅建合格するのに700時間かかる。

こんな感じだ。

彼らど真ん中層は大体が大卒桜美林とか関東学院とかそんなレベルのところを出ている。

anond:20211219151137

ミラーするね

「【8050問題弱者男性繁殖予防こそ急務

どうしてかというと、発達障害知的障害などの遺伝的な弱者性を持っている若い男性が、

その金銭地位的魅力(マネーパワー)をもって女性誘引して繁殖してしまうことが、

弱者」という社会にとって有害な子の生産につながっているから。

Twitter育児愚痴アカウントなどを見てみろ、発達障害特性を持った男性(DV)が、

発達障害特性を持った子の育児に苦労している姿があまりにも多い。

彼らの不思議なところは、自分障害者から子に遺伝させたのに、

子の育てづらさ、子の難しさに対して、被害者面ばかりしていることである…。

おまえが中出し繁殖しなければ、遺伝した発達障害に苦しむ子は生まれずに済んだのに!

彼らが生産した子(弱者)たちは成人しても、

親の稼ぎに寄生するか、生活保護寄生するか、障害年金寄生するしかなく、

無用者」としての苦しみのあまり無差別放火をしたりする。

発達障害知的障害若者による繁殖妨害することが、「弱者生産防止」に繋がり、

ひいては未来治安安定のためになる。

 

まり成人は、大卒正社員の健常者(発達・知的精神オールクリア)とだけ結婚すべき。

それが未来日本のためになる。」

まあナチスと同じことをいってかしこいとおもえる脳みそからして当事者乙ですわ~。

2021-12-20

anond:20211220115114

それが大卒としての最低限の教養

それもない奴は話が通じないか大卒に来るな

anond:20211219151137

晩婚化激しいと健常者同士でも障害を持つリスクは上がるよ

女性大卒を期待することで晩婚にはなりやすくなるんだ

再婚者になると大卒とか言ってられなくなって底辺とも結婚するよ

再婚者だからそれなりに歳で精子劣化してるから発達障害にもなるわけだ

底辺女が発達障害持ってると高確率自尊心ズタボロだから見境もなく結婚する

こうして発達障害になりやすい家庭が出来上がるわけだ

育児で嘆いてる話は結局インターネット可視化されやすくなっただけで元々だと思うが

地味に人工受精双子が昔より増えて育児がしんどくなってるところはあると思う

今のところは男女が早々と婚活を始めて子供を産むことで悲劇を避けるしかない

婚活をしやすくするために就労時間の短縮が求められる

あとはせいぜい知能検査義務化して発達障害の早期発見に努めるくらいになるんじゃないか

2021-12-19

anond:20211219152255

女を教育すればするほど専業主婦になってる国、それが日本

有配偶女性(35~54歳)の就業状態が「主に家事をしている」である比率は、日本では全体では23.5%なのに対して大卒相当以上だと33.3%となり、高学歴女性ほど専業主婦になる傾向がある。これは他国にはない傾向である日本女性高学歴にするのがもったいない事態となっている。

https://pbs.twimg.com/media/FG5lL0kaIAICYvQ.jpg

https://twitter.com/sumomodane/status/1472226049463586818

anond:20211219151137

女を教育すればするほど専業主婦になってるしな。

有配偶女性(35~54歳)の就業状態が「主に家事をしている」である比率は、日本では全体では23.5%なのに対して大卒相当以上だと33.3%となり、高学歴女性ほど専業主婦になる傾向がある。これは他国にはない傾向である日本女性高学歴にするのがもったいない事態となっている。

https://pbs.twimg.com/media/FG5lL0kaIAICYvQ.jpg

https://twitter.com/sumomodane/status/1472226049463586818

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