はてなキーワード: コンサバとは
常時デスマ製作現場で働いているので職場ではスッピン眼鏡マスクTシャツストレッチパンツの浮浪者ルック決めつつデートや合コンではキチッとコンサバしてたタイプの女だけどこういうおせっかいババア(総務部)どもに飲み会のたびに「大人の女として完全にダメ」だの「女らしくない」だの「結婚できないよ」だの説教されて吐いてた。結局細々とつかず離れずで5年くらい関係してた幼馴染とデキ婚してからは独身未婚説教ババアどもも静かになったのでいいけども。
うちの職場って男性は「仕事さえできてれば(ほかの要素は多少手抜きしても)いい」というスタンスでいても許されるのに、わたしは女というだけでほかの要素の手抜きを許されず人格否定をされていたので本当に女に生まれて後悔した。うちだけかもしれないけど女の場合は「身づくろいさえできてれば(仕事は無能でも)いい」という側面があるように感じるのでわたしは女としての人生が向いてない。
大宮駅と、横浜駅によく似ている。歩いてる人がなぜかみんなダサい。全然お洒落な人は見当たらない。万が一いたとしても池袋のダサさの圧にかき消されてて見えない。
埼玉の学生は池袋でよく遊ぶ。学生時代の遊び場はもっぱら赤羽か池袋だった。埼玉エリアの学生あるあるだと思う。
大人になり、地元コミュニティと縁が薄れてきて、池袋や赤羽で待ち合わせることが激減した。
仲のいい友達はみんな文化系なので、高円寺とか三軒茶屋に住んでいる。
よって、飲みに行く場所は新宿か渋谷か下北沢とかその辺になった。たまにはわたしがアクセスしやすい池袋で飲もう、となっても、池袋ってあんまりいい飲み屋がない。とにかくチェーン店ばかりだ。何軒か好きな店はあるにはあるが、コスパは悪い。そもそも私は池袋は食事ではあまり使わない。一人で買い物をする時にだけ使う。
いや実際買い物するには死ぬほど便利。
ビルまるごとのGUと、ユニクロが近距離に2件も。そんなにいらないだろっていうくらいABCマートがある。西武があって東武がある。西武に至っては本店だ。それからビックカメラとヤマダ、すべてが近い場所にある。
一人で買い物するには天国だ。
冒頭で、池袋はダサいと書いたが、たまに可愛い女の子はいる。偏見だけどパルコよりもルミネにいる女の子の方が可愛い。
パルコにだって高いランクの店は入ってるが、ルミネのほうが可愛い。店のチョイスが全体的にパルコよりは若干コンサバ寄りなせいもあるだろう。
しかしこれらよりも、やはりサンシャインシティこそが池袋という街を表すファッションビルだと思う。
今日、数年ぶりにサンシャインシティに入った。理由は、下着屋が3件入っているからだ。なんでだよ、と思う。でも下着が欲しい人にとっては選択肢の多いサンシャインシティはすごくありがたいのだ。
高校生の頃に行きまくったあのサンシャイン、当時とほとんど変わっていない光景。
なんかグチャグチャしてる陳列の服屋とゴツゴツした顔面のカップル、サイズ感のおかしな薄ピンクのコートを着た学生、パッとしない店員、存じ上げないお方がコンサートしてる噴水前ステージ。そして圧倒的ファミリー率。
上に登ってみる。少しだけ変わる客層。
というか地下一階に比べると大分整っている。特に驚いたのがトイレだ。1Fのトイレの女の子、たまたまかもしれないけど可愛い。いやこれは多分トイレがめっちゃ綺麗に改装されてる効果もあると思う。ドアとか超ファンシーになってるし、パウダールーム的なところもあったし、そのせいか顔が盛れて見えるのかもしれない。
また地下一階にもどった。
中学生の頃、小物はほぼスイマーだった。スイマーのメモ帳で授業中に先生の似顔絵とか恋バナを書いた手紙を書いてポイポイ投げ合ってた。先生に取り上げられて、実物より10倍くらいブサイクに描いた似顔絵を見られて気まずい思いをしたりした。
懐かしいな、と相変わらずクソ狭くてゴチャゴチャした店内を見渡す。そこには見渡す限りのババアババアババア。そう、客はわたしと同年代、もしくは少し上くらい。残念ながら、上の階のキディーランドの方がよっぽど若い子がたくさんいた。スイマーは懐古厨で溢れていた。
そのジーナシスは、地下一階の他の店舗に比べて、陳列が少なくシンプルで小綺麗だった。
ハンガーとハンガーの間の隙間がわりと大きめなのだ。ハンガーとハンガーの隙間が大きめの店って少し高いお店っぽく見える。ジーナシスなんて、ルミネだったら割とカジュアル寄りで安いランクの店だ。
しかしサンシャインのジーナシスは、周りの店に比べて落ち着いてて、洒落て見えた。シンプルなジーナシスがいい意味で浮いているなんて、まさに池袋サンシャインシティという感じだ。
変なところに来てしまったなと思った。
なんかもう、カオスなのだ。統一感が全然ないのだ。こういうところが、池袋だなって思う。
でも、買い物するには最高だから、友達は誘わないで一人でショッピングを楽しんで欲しい。そして、池袋のカオスに酔いしれて欲しい。
今までチビだけど努力したことが全く実らなかったのでここで訴えたい
どこ行っても小学生?幼児?と驚かれて(ドン引きされるとも言う)身長を馬鹿にされて働けない
また悪目立ちして難癖をつけられて首にされる
会社でも通りすがりでも店でも人から顔を見て爆笑、きしょwやばwと面と向かって言われる、
(やったこと)
髪脱色
毎月ファッション雑誌買って流行の服を買って着る(サイズはちゃんとそのつど直す)
団子鼻だったので鼻プロテーゼ整形
髪は巻く、つけまをつける
これだけやっても142センチでガリガリの宇宙人や小学生体型という奇形身長のため努力が全く実ったことがない
友人もできない、
輪に入れてくれる人が奇跡的にいてもいじりに見せたいじめを受けて逃げたら学校の掲示版と2ちゃんに顔写真と実名晒されてフルボッコ
ここまでやって努力が足りないと言う人がいたら聞いてみたい
学校会社では年代問わず私の姿を見るたびに毎日外見の悪口をしつこく言われて仕事も初日からまわしてもらえない、良い人と評判の人からもいじめられるか腫れ物扱い
正社員の面接も15時間勤務させるブラックしか受かったことない
140cm後半ならまだ自撮しまくって自分可愛いといってる人もいて可愛がられてるけど、
140cm前半では一人も見たことない
自分で可愛いと思えない以上に他人から褒められたことや可愛がられたことがない
似た身長の人々も他人から容姿を褒められたことはないと言ってた
140cm前半の仕事を見ても会社員で働けてる人は一人もいない
140cm前半のちびはここまでつらいんですよ?
ちびがモテるなんてありえないしちびが可愛がられるなんてごく一部だけ
どうか働かせてください
もうどうしたらいいのかわからない
誰か仕事ください
追記
小人症の人はまだマシじゃないですか。障害者として大切にされて道歩く人から罵倒もされない、就職も確保されてるんだから。
https://anond.hatelabo.jp/20170704180554
これ読んでふと思い出したんだけど、2、3年前にキモ女オタク的な意味でコンサバティヴな格好で美容院に行ったら、美容師さんから
「最近若い女の子にツーブロックが流行ってるんですけど増田さんもやってみます?」
って言われて、実際当時ツーブロは流行っていたが、片田舎のごく普通に冴えない妙齢のダサ女には到底真似できないものだったから、あんた何言ってんの私がそんなんやってもただのとっつぁん坊やになるだけじゃんと思って、なんかウケ狙いだととらえて
「そんなんやれるわけないじゃないですか~何時も通りで良いですw」
って言ったら
「あっ……すみません」
って本気で謝られて、一体何なのだろうと心の隅に引っ掛かっていたんだけど。
その一年後くらいに同じ美容院に行ったら(そのときもキモ女オタクとしてトラディッショナルな装いをしていた)いつもの美容師さんが他店に異動になってたので、別の美容師さんにカットしてもらったら、その美容師さんが
「最近、僕『進撃の巨人』にハマってるんですよぅ。増田さんは実写版はもう観に行かれたんすか?」
と言うので
「ていうか私一度も進撃の原作を読んだ事もアニメを見たことも無いんですよね。何か流行ってるみたいですがそんなに面白いんですか?」
って言ったら
「あっ……失礼しました。ええと進撃の魅力はですね(以下大幅に略」
って進撃について熱いトークを聴かされたんで、家帰ってから早速Kindleで進撃をDLしたら、沼に落ちた。
それでふと何か閃いたっていうか繋がったんだけど、進撃の男性キャラの多くがツーブロなのだ……!と。
ああそうか、オタクが進撃の例えばリヴァイ兵長の切り抜き持って「これと同じ髪型にしてください」とオーダーすることが続いたか何かで、以前の担当美容師さんはオタク然とし過ぎな私もそうしたいんじゃないかと忖度したのかな!?
以来美容院にヨボヨボの格好で行くのをやめた。
「あのバンドマンと付き合うにはどうしたいい?」
人類永遠のテーマであり、きっと街角のライブハウスにはこんなエフェクターボードみたいな重ったい悩みを抱えた、ボロボロのおんなのこが立っています。
しがない地方都市でしがないバンドマンを追いかけるしがないOLです。
学生の頃からバンドマンを追いかけ全国へ、就職してからも対象は変われどライブは全通し、かけられるお金が増えこれ幸いと差し入れをしまくっています。
お陰様ですっかりバンドマンとも近い距離に居られるようになり、たくさんの話をしてきました。
わたしはどちらかというと好きなバンドマンと肩を組んで飲みに行きたい!という欲求が強い方で、付き合うというよりは仲の良いおともだちになりたい派でした。(ここに関しては賛否両論あるかと思いますが、わたしの話は楽屋の端っこにでも置いておきましょう)
とはいえ、ライブハウスにはやはり恋をしているおんなのこが多い。身近な友人たちは揃ってなんやかんやと裏アカで、小競り合ったり意味深なことを呟いてみたり。
彼女たちをみていると、バンドマンが話してくれた恋愛について想起せざるを得なくなってしまうので、この場を借りてご紹介したいと思います。
まずおひとり。彼はゴリゴリのベースボーカルで、作詞作曲を担う、名前を田淵くんとしましょう。そんなタブチくんは学校で出会った可愛い女の子に恋をしました。彼は言いました、
どうもその彼女は、バンドなんか興味がなく、ライブなんかほぼ観に来たこともないそうです。
タブチくんはわりとモテるので、ファンの子や同業者からもアプローチは受けまくっている(しかし誰とも親しくなってはいない)んですが、そんな彼のハートのオリオンをなぞったのは、ライブハウスの外のヒロインでした。
もうお一方。見る者全員がイケメンと口を揃えて言ってしまう、高身長帰国子女系、川上くん。ちなみにカワカミくんはギタリストです。彼にはCanCamから出てきたような、細くてキレイでライブハウスには来ない人種と思しき彼女がいました。彼は言いました、
「バンドを通して知り合う人と、付き合おうとは思えない。」と。
なんでも昔、ファンの子に交際を申し込んだところ、ステージと普段がちがいすぎるという理由でフラレたとか。なんたるぺいん。
こうなってくると、われわれファンというものは未来永劫救われないのではないかと錯覚してしまいますね。
しかし世の中には、それでもバンドマンと真剣交際をしている人間がいます。(もちろんズルズルの関係で腐敗しきっている界隈も少なくないですが)
次はそんな子たちの生き方をご紹介して、少しでも枕を濡らすファンの女の子が減ることを祈ります。ちなみにわたしが10年来ライブハウスに通い詰めた、独自のサンプルですので悪しからず。
①1人で来ている
ライブハウスでお友達をつくること、それ即ちデートに家族が付いてきていることと同義です。バンドマンの立場になれば、やりづらいことこの上ないでしょう。この子に何か言ったら周りのファンにも筒抜けになってしまう、そんな意識が根付いてしまうと、付き合うどころか打ち解けることもままならないかもしれないですね。
言い換えれば、逆も然りです。一対一の関係性を築ければこっちのもんです。わたしの友人は、ふらっと1人でやってきては、物販のスキを狙って話しかける。喫煙所に行ったスキをみて、そそくさと追いかける。そうしていつの間にかLINEを交換していて、いつの間にか飲みに行っています。あな恐ろしや。
②超絶かわいい
待ってください、読み飛ばしたくなる気持ちは1000%わかります。しかしこればっかりはどうしようもないです。昔大勢でバンギャの会を仕切っていた頃、ライブ後に、小動物のように小さくて可愛らしい子にだけ、メンバーからDMが届いたことがありました。ヨノナカカオかよ、滅べよ。
③チャンスを逃さない
友人に、追いかけていたバンドマンとめでたくお付き合いをした人間がいます。彼女はライブに足繁く通い、ある日ライブ中に彼を撮った写真をSNSで使いたいと、DMで連絡したそうです。すると「ずっと応援してくれていてありがとう、気になっていた子から連絡をもらえてうれしい」と返答が来て、そのままエンダァァアです。そんな起死回生ストーリーあるんすね。
書いていて気付きましたけど、どれも真似するにはあまりに高度ですね。
某音楽番組出演で話題のバンドマンさんも、大学のころからずっと付き合っている彼女は一度もライブを観に来たこともないそうですし。
我らはいっぺん死んで生まれ変わってバンドマンと同じクラスに転生しないといけないんですかね。
タブチくん、カワカミくん、共に共通していたのは「バンドの外に価値を見出していること」でした。対して我が友人たちは、「バンドを通して遭遇した人もひっくるめて出会いだ」という考えのバンドマンと上手くいっている。
つまりはそういう人物か見極めができる人、またはそんなバンドマンに運良く出会う人、というのが、バンドマンの彼女ポジションをゲットしているのではないでしょうか。
バンドマンを1つの人種であると、ひと括りにできないことは重々承知でありますが。
ライブハウスという狭い世界の中で、優劣を付けられながらも必死に歌う姿に恋をする。それもきっと世の理。
わたしは今日も、「あのバンドマンと付き合いたい」という相談に、「まずはライブハウスで抜きん出て見えるように、めっちゃコンサバな格好してみたら?」と、ツアーグッズにまみれた彼女たちに言い放つのです。なんと無力な。
女目線として女キャラに違和感を抱く、または共感できないことの一つとして変な髪型がある。
髪型など一度気になってしまうと、中盤近くにならないと「アニメだから」と割り切れない。
しかし最初からその違和感が無ければいいのにと思う。アニメに含まれる『嘘』成分が多すぎて食傷する時がある。
トンチキ例
首傾くって
ドレッドヘアでもない。縄か。怖い
ほどける。まず結べない。
あの髪型をしようと思うと先に透明ゴムでまとめてピンを差し込んで櫛を通しワックスで固めないといけないだろう。相当女子力あるし時間もある。
ただ勿論リボンをほどいたところで髪の毛はほどけない。
あれはカチューシャにリボンの装飾がついたやつを曲解してしまったんだろうか…。
わざわざ十字に交差してピンをつけてるのに、まるで役目を果たしてない。
正直これはもう見慣れた!けど、高校生以下のキャラまでじゃないだろうか。
アンダーでツインテールは「髪の毛は結べ」という校則のある学校だとよく見る光景。もう少し下で結んでくれないか。
色気あるキャラとして描かれてる時があるが、だらしがないだけではないだろうか。
多分まだまだある。そして口うるせぇなと思われるかもしれない。
でもこんなのファッション雑誌(コンサバ系~モード系)を見ても見当たらないと思う。
キャラデザをする人たちには、ファッション雑誌を是非読んでほしいと思うのだ…(服も昭和で止まってるデザインとかあるんで)
批判するだけでアイディアを出さないのもどうかと思うので、リアルによく見かける個性的な髪型でアニメに反映してほしいものを書く。
上の方でお団子を作ってぱかっと割る。結構簡単にできるしJKでよく見る。
ゴムが見えない+華やかな印象になる。応用におだんごの周りを三つ編み。
細い編みこみはほぼ見ない。最近はもうゆる~い編みこみ。「無造作」感が流行している。
前髪を作って編みこんでいるキャラをよく見かける。悪くは無いけど、実際は前髪が邪魔で編みこむ人が多いと思う
お団子とかロングとか。リボンをつけるんじゃなくて自髪でリボンにする。パーティーで時々みる。
花かんむり風ってのもある。
リボンを織り込むやつ。既にアニメで使われてる気がするけど、もっとリアルっぽくして、個性的キャラにどうですか
リボンや花やキャラのピン止めばかりみるけど、ピン止めはもっといろいろある。ヘアアクセはもっと研究してほしい分野。
髪周辺ってことでこれも。流行って随分たつけどアニメじゃあまり見ない。
と、まだまだ止まらないと思うのでこの辺で。
最近は女性作家漫画のアニメ化も増えているのでセンス問題も相当分かりやすくなってると思います。
Orangeとか「そんな服で男の前行くとかびっちだな!」と思うくらいで、髪型とかアレンジとか凄い可愛いし。そこで性格も見える。
赤髪の白雪姫とか、ファンタジー世界に馴染んでいるけど(原作の)白雪やキキのヘアアクセとか、実際に存在する形のアクセで可愛い。
思えば少女時代に見てたカードキャプターさくらも、毎回作れるんだろうなというアクセや衣装が登場してた。そこにも少女たちは恋してた(故の最近のグッズ展開なのだろう)。
いわゆる妊活を始めて2年くらい経つ。
科学流産や子宮外妊娠などシリアスな局面も多々あり何度か転院したので、
それぞれの病院の採精室(精子を手淫で搾り取る小部屋)のホスピタリティを冷静に観察できるようになった。
ザ・ベスト、とか素人〜、とかこのご時世コンビニで表紙をみかけるくらいのオールドスクールなエロ本と、
雑誌のおまけでついてくるDVDが多い。あとは有名女優のダイジェスト8時間、みたいな、コンサバなラインナップ。
あと、今のところどの病院でもジャンルで多いのは人妻もの。どこにいっても必ずある。
不妊治療にくるような男性の年代層に支持が高いのかわからないが充実している。
ぼくは灰原哀が誰だかは知らないが、落とせない女性などはいないと思っている、所謂恋愛強者だ。
一般的に強者が弱者の力になることで社会の停滞は終わりを告げるとされる。
社会の為にも、灰原哀を落としたいあなたの力になってあげるべきだとぼくは思った。
灰原哀をネット調べてみると、wikipediaに項目があった。
なに、有名人だとしても恐れることはない。
灰原哀のwikipediaを開くと予想以上にごちゃごちゃ書かれていた。
ぼくは長い文章が苦手だ。
長いwikipediaの記事を読んでいると眠たくなってくる。
・灰原哀の嗜好
このふたつのオブジェクトを並列に記す点から推理する限り、好きな女性雑誌とはananみたいな情報誌ではなく、VOGUEやHarper’s BAZAARあたりのモード系ファッション誌とみて間違いはないだろう。
VOGUE以外のファッション雑誌において「よく買う」はありうるが、「好む一面」と第三者に見られるような行動は取るような状況は一般的に考え難いからだ。
ならば簡単だ。
こまめにセンスの高いブランド物をプレゼントして、彼女の審美眼を、センスを褒め続ければいい。
……待てよ?
なにか引っかかりを感じた。
なにが引っかかっているのか。
すると、そいつは姿を現した。
ビンゴ! よーし良い子だ。
灰原哀はブランド物や女性雑誌が好きなのに、おしゃれではなかった。
それを示す画像が次々に表示された。
ブランド物と、女性雑誌を好むとする女性がなぜこんなにも女子アナみたいな(夏目三久を除く)コンサバティブなスタイルを採択しているのだろうか。
なにか理由があるに違いない。
なるほど、そうだったのか灰原哀。
わかったぞ灰原哀。
ぼくは思い出す。
彼女は言っていた。
「結局男ウケするにはコンサバなのよ」
そうなのだ。
つまり、灰原哀はこのお局さまと同じく、「本当はモードファッションでガン攻めたいけれども、男ウケを考えてコンサバに抑えている」。
従って灰原哀とはお局様同様、「彼氏募集中」だし、男に飢えている餓狼状態なのだ。
これは追い風。
いま、あなたはセンスを問われるブランド品のプレゼントを買う必要もなくなった。
なぜならば彼女は「いい男いねーかなー」よりもやや自信の低い「誰でも良いから付き合いてーなー」という状態だからだ。
ストーカーにならない距離感で、まめに存在をアピールしていれば、焦り始めるクリスマス前やバレンタイン前に落ちる。
逆に吉野家に連れて行くとかでも落ちる。
ちなみに、お局様はというと、今年のバレンタインの後、モードファッションに戻った。
バレンタインの夜は、ぼくと池袋でも一番安い「ホテル ショコラ」というラブホテルで過ごしたのだが、その後会社で会ってもLINEでもよそよそしくされている。
でもまあ、クリスマスごろにはきっと向こうからなんらかのアクションがあるだろう。そういうものだ。
ああ、いや、ぼくのことはいいんだ。
あなたが灰原哀を落として、社会の停滞に終わりを告げてくれることがいまのぼくにとっては楽しみだ。
頼んだぞ。
今すぐ書け。火種が燻ってる今のうちに早く書け。
タイトルは「上司が分かってくれないあなたへ」とかそんなん。ベタでいい。
間違っても「ビジネスリーダー」だの「ビジネスマインド」だの言い出すなよ。編集とは断固戦え。押通せ。
お前の味方であるおっさんは、(可愛いのに)自分に自信がなくて、(そこそこ程度に)頭が良くて、(自分よりも)格下なお前が好きなんだ。
「現代ビジネス論とは」みたいに大上段から振りかぶるな。空振りするから。
お前が書くべきなのは「(おっさん的に)若くて可愛い子が(おっさんから見て)何にも分かってないけど(おっさんのために)一生懸命書いた」ビジネス書だ。
とんちんかんでいい。ポンコツでいい。
それなら一番得意な分野だろ。
清純派なルックス、ちょいダサコンサバファッション、ポカリのCM的な清潔感、高学歴。
オタサーの姫ならぬオジサーの姫である北条かやが狙うべきはどう考えてもおっさん。
いいからはよ書け。
どんだけ明後日な内容でもおっさんは満更でもなく「なんにもわかってないなーこの子」って言うから。
そう言いたくて買うから。