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2020-05-25

Vol.106 政府による布マスク生産調達について、皆様の疑問にお答えします。

医療ガバナンス学会 (2020年5月21日 06:00)

 

経済産業省 政策統括調整官

江崎 禎英

2020年5月21日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp

 

新型コロナウイルスへの対応のなかで、その危機シンボルのように扱われてきたマスク。ここに来て仮設店舗飲食店などでも50枚入りが一箱2000円前後販売されるようになり、ひと頃のようなマスク不足の状況は改善しつつあります

そうした中で、政府実施している一世帯2枚の布マスクの配布について、これを疑問視する意見が増えています。配布されたマスクに髪の毛や糸くずが入っていたり、カビと思われる変色したマスクがあったとの報道を耳にされた方もいらっしゃるでしょう。問題のあるマスクは速やかに交換する対応を行っているところですが、実際に手にされた方に不安と不信感を与えてしまいましたことは、心からお詫び申し上げたいと思います

 

マスクを巡る一連の対応への批判は、政府としてこれを真摯に受け止めるのは当然です。しかしながら、実際にマスク製造した事業者にも厳しい批判の目が向けられていることは、この作業をお願いした立場にある者として誠に申し訳なく思っております。今後市場に出回るマスク供給量が増え、マスク不足に対する危機感が薄れるにつれて、今般の布マスク生産に携わった事業者に対していっそう厳しい目が向けられる可能性があります緊急時対応平時基準によって評価されることは往々にしてあり得ることですが、懸念すべきは、そうした評価が広がることによって、今後、国の緊急事態に協力しようとする企業が現れなくなってしまうことです。

先日の国会審議の中では、「政府が配る布マスクはその大半が不良品であり全て廃棄すべき」といった趣旨議論が展開されたため、その経緯を理解していただくために、質疑に割り込む形で答弁をさせていただきました。しかし、私の答弁は通告された質問に答えるものではなかったために、怒号と叱責の中で十分にお伝えすることができませんでした。そこでこの場をお借りして、多くの方の疑問にお答えする形で、その背景と経緯について書き記しておきたいと思います

 

<なぜ、布マスクだったのか>

再利用を前提とした長期間使用可能な布製マスクを大量に生産調達することによって需給ギャップを埋め、使い捨てマスク医療関係者等に優先的に回せる環境を整えようとしたのが、布マスクに取り組んだ最大の理由です。

本年1月から、それまで国内供給の8割程度を占めていた中国からマスクの輸入が途絶え、マスクの品薄状態が始まりました。このため2月にはマスクを求めて早朝から店舗の前に行列ができる状況となり、国会等でもマスク供給を増やせとの指摘が相次ぎました。2月下旬には、マスクの買い占め防止のためにネットオークション自粛を求めると共に、国内生産設備の増強を含めた供給量拡大に取り組みました。

しかしながら、当時の国内におけるマスク供給能力は月産4億枚程度であり、その殆どが不織布を用いた使い捨てタイプでした。国内生産力増強のための補助金に応募した企業も全て不織布を用いた使い捨てマスク用の設備投資でした。この頃、感染症専門家などからは、使い捨てマスク再利用を行うべきでない旨の見解が出されており、需給ギャップは拡大の一途を辿るおそれが生じていました。

このため、ハンカチキッチンペーパーによる手作りマスクなど、使い捨てマスク以外の対応を考える中で、政府としてたどり着いた結論が、ガーゼマスクでした。かつて小学校などで給食当番の際に使っていたガーゼマスクは、洗濯して何度も利用されていました。そこで「健常者による飛沫感染に対する予防としては、手すりやドアノブなどに触れた手で自らの鼻や口に触れないことが重要との観点から、布マスクによっても有効対応可能である」と医療関係者確認し、布マスク生産調達プロジェクトスタートしました。

 

<布マスクは何時までにどれくらいの量を調達しようとしたのか>

マスクが手に入らないことに対する国民不安を軽減するためには、繰り返し使用できる布マスクを来月(4月)末までになんとか1億枚規模で調達できないか」というのが当時の認識でした。私自身がこの布マスク生産調達プロジェクトに参画し、事業者との調整に携わったのはまさにこの頃です。

本年3月には、ドラックストアやスーパー店頭からマスクが消え、一日中マスクに関する報道が流れ、国会でもマスク供給不足に対する政府対応非難する質問が続き、マスク供給のためにあらゆる手を尽くせと責め立てられる状況でした。全国民が一斉にマスクを買い求めるというこれまでに経験したことのない爆発的な需要増の一方、中国からの輸入が全く見通せないなかで、1億枚という規模の目標形成されていきました。

 

<なぜ、日本製マスク調達しなかったのか>

そもそもマスク材料となるガーゼ中国しか生産しておらず、ガーゼ国内在庫殆ど存在しない状況でした。

このため、国内供給できる布マスクは、せいぜい1万枚から多くても10万枚のレベルで、およそ1億枚といった規模には届かない状況でした。仮になんとか国内材料となるガーゼを持ち込んでも、布製マスクを縫製する設備ミシン)や人員を揃えることも困難な状況でした。現在でも、「布製マスクを作るなら日本生産すべきだ」との意見も多いのですが、国内生産設備殆どが不織布を用いた使い捨てマスク用の機械装置です。

 

<なぜ、「興和」を始めとする特定企業とだけ契約したのか>

今年3月時点で、海外で1億枚規模のマスクガーゼ調達するネットワークを有し、布製マスク材料調達から裁断、縫製、検品、袋詰めまでを一貫して行える企業は、興和しかありませんでした。

ただ、興和単独では1億枚規模の生産は困難であったため、中国で縫製関係業務経験のあった伊藤忠とマツオカコーポレションの協力を得て生産体制を構築したものです。

当初、これら3社からは、4月末までに1億枚の生産など到底無理だと言われましたが、日本の窮状を救うためにあらゆる手を尽くして目標を達成して欲しいとお願いしました。結果、ベストシナリオで約9千6百万枚まで積み上げ、1億枚規模の目標達成の可能性ありとして、直ちに材料の確保、製造ラインの立ち上げをスタートしていただきました。

 

<実際のマスク生産体制はどうなっているのか>

4月末までに1億枚規模の生産を行うために、興和だけでも中国において約20カ所の縫製工場と約1万人の縫い子と検査要員を確保しています

これには、興和中国に有する様々なネットワークを駆使して、尋常でないスピードでこの体制を整えたと聞いています伊藤忠やマツオカコーポレーション独自ネットワーク東南アジアの国々に縫製工場人員を確保し、生産を行っています

これだけの人員を集めても、縫い子さん1人当たり1万枚ものマスクを縫製する必要があり、24時間体制での生産を行っています。各工場一定量生産が進んだ段階で検品梱包し、直ちに航空機日本に運ぶといったオペレーションになっています

 

<なぜ、不良品が発生したのか>

当初、興和からは「興和名前が出る以上、従来通りの国内検品を行うのでなければこの仕事は引き受けられない」と強く言われました。しかし、興和国内検品は、一旦全てのマスクを一か所の検品施設に集め、1ミリ程度の縫い目や折り目のずれ、布のほつれも不良品として弾いてしまうというレベル対応です。このため従来どおりの国内検品作業を行っていたのでは目標の半分も達成できない可能性があり、緊急避難的な対応として現地検品を基本とするオペレーションに変更してもらいました。

日本に持ち込んだ後は、配布準備段階で最終チェックを行うのですが、ここでのチェックをすり抜けた不良品利用者の手元に届いてしまたことは誠に申し訳なく思っています。また、自治体によっては、こうした作業保健所に依頼したことで、保健所職員作業を増やす結果になったことも反省点として認識しています

ちなみに、特定医療マスクを除き、マスクに対する国際的品質基準存在しません。また、国内におけるマスク業界団体が出している品質基準ホルムアルデヒドの検出基準が示されているだけで、各社毎の自主基準による検品が基本となっています

不良品報道を受けて、現在では事業者においても自主的に国内検品実施していただいているところです。「受注した以上、企業完璧製品を届けるのが当然だ」といった意見もっともですが、それはあくま平時における常識で、緊急事態対応にまでこれを要求することは酷だと思います。それ故に、これを補う形で国が改めて検品を行っているのですが、この費用に国費を充てるのは問題だとの意見が寄せられているのが現在の状況です。

 

<なぜ、配布が遅れているのか>

4月末までに1億枚の布マスク生産して国内に持ち込むというのは、元々極めて厳しい目標でしたが、緊急事態ということで各社全力で取り組んでいただきました。しか現実には、急遽集めた1万人に及ぶ縫子さんの教育からまり中国国内での物流障害企業活動制限)、更には中国政府によるマスクの輸出規制によって通関で止められるなど次々に問題が発生しました。

しか入国制限によって、これらの問題解決するための職員中国派遣することができません。大使館の協力も得ながらなんとか通関を突破しても、日本へ運ぶ航空機の確保ができないといった状況にも見舞われました。生産物流、通関等々、二重三重障害を乗り越えて国内に持ち込む中で、スケジュールが後ろ倒しになる状況が続いてしまいました。

これに加えて、今般の不良品問題の発生によって、メーカーが全量回収の上国内検品を行うとともに、更に万全を期すために国による検品も行っているために、配布スケジュールしわ寄せが生じる結果となっています

 

最後に>

現在も、関係者尋常ならざる努力によって布マスク生産調達が続いています国民マスク不安を解消するための布マスク生産調達でしたが、状況が落ち着くにつれて、「量、スピード品質」全てに完璧が求められるようになりました。まだ全体のオペレーションが終了していませんが、こうした一連の作業の結果、事業者にとっては大きな持ち出しになることを懸念しています興和では今も職員を総動員して布マスク検品作業を行っています

また、現状では不良品や国による検品費用ばかりに議論が集中し、こうした布マスクの取り組み自体が全て失敗であったかのような議論がなされているのは誠に残念なことです。特に日本危機的な状況を救うために協力してくれた事業者が、結果的社会的批難を受けることがあってはならないと感じています。また、日本のために今も昼夜に亘って布マスク製造してくださっている1万人を越える海外の縫子さん達のためにも、是非事実を知っていただきたいと思い、筆を執りました。

もちろん、だからといって不良品が許されるわけではありません。現在検品には万全を期していますが、万が一不良品が届いた際には速やかに交換させていただきますのでご協力をお願いします。その上で、不良品の状況はきちんと確認評価し、今後の反省材料にしてまいります

なお、まだ一部の方々にしか届いていない布マスクですが、実際に手にされた方からは良い評判もいただいております新型コロナウイルスへの対応は長丁場になる可能性が高いと言われています。是非、多くの方々の努力によって届けられる布マスクをご活用いただき、この災禍を乗り越えていただきたいと思いますよろしくお願い致します。(令和2年5月18日

2020-05-24

Vol.106 政府による布マスク生産調達について、皆様の疑問にお答え

医療ガバナンス学会 (2020年5月21日 06:00)

 

経済産業省 政策統括調整官

江崎 禎英

2020年5月21日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp

 

新型コロナウイルスへの対応のなかで、その危機シンボルのように扱われてきたマスク。ここに来て仮設店舗飲食店などでも50枚入りが一箱2000円前後販売されるようになり、ひと頃のようなマスク不足の状況は改善しつつあります

そうした中で、政府実施している一世帯2枚の布マスクの配布について、これを疑問視する意見が増えています。配布されたマスクに髪の毛や糸くずが入っていたり、カビと思われる変色したマスクがあったとの報道を耳にされた方もいらっしゃるでしょう。問題のあるマスクは速やかに交換する対応を行っているところですが、実際に手にされた方に不安と不信感を与えてしまいましたことは、心からお詫び申し上げたいと思います

 

マスクを巡る一連の対応への批判は、政府としてこれを真摯に受け止めるのは当然です。しかしながら、実際にマスク製造した事業者にも厳しい批判の目が向けられていることは、この作業をお願いした立場にある者として誠に申し訳なく思っております。今後市場に出回るマスク供給量が増え、マスク不足に対する危機感が薄れるにつれて、今般の布マスク生産に携わった事業者に対していっそう厳しい目が向けられる可能性があります緊急時対応平時基準によって評価されることは往々にしてあり得ることですが、懸念すべきは、そうした評価が広がることによって、今後、国の緊急事態に協力しようとする企業が現れなくなってしまうことです。

先日の国会審議の中では、「政府が配る布マスクはその大半が不良品であり全て廃棄すべき」といった趣旨議論が展開されたため、その経緯を理解していただくために、質疑に割り込む形で答弁をさせていただきました。しかし、私の答弁は通告された質問に答えるものではなかったために、怒号と叱責の中で十分にお伝えすることができませんでした。そこでこの場をお借りして、多くの方の疑問にお答えする形で、その背景と経緯について書き記しておきたいと思います

 

<なぜ、布マスクだったのか>

再利用を前提とした長期間使用可能な布製マスクを大量に生産調達することによって需給ギャップを埋め、使い捨てマスク医療関係者等に優先的に回せる環境を整えようとしたのが、布マスクに取り組んだ最大の理由です。

本年1月から、それまで国内供給の8割程度を占めていた中国からマスクの輸入が途絶え、マスクの品薄状態が始まりました。このため2月にはマスクを求めて早朝から店舗の前に行列ができる状況となり、国会等でもマスク供給を増やせとの指摘が相次ぎました。2月下旬には、マスクの買い占め防止のためにネットオークション自粛を求めると共に、国内生産設備の増強を含めた供給量拡大に取り組みました。

しかしながら、当時の国内におけるマスク供給能力は月産4億枚程度であり、その殆どが不織布を用いた使い捨てタイプでした。国内生産力増強のための補助金に応募した企業も全て不織布を用いた使い捨てマスク用の設備投資でした。この頃、感染症専門家などからは、使い捨てマスク再利用を行うべきでない旨の見解が出されており、需給ギャップは拡大の一途を辿るおそれが生じていました。

このため、ハンカチキッチンペーパーによる手作りマスクなど、使い捨てマスク以外の対応を考える中で、政府としてたどり着いた結論が、ガーゼマスクでした。かつて小学校などで給食当番の際に使っていたガーゼマスクは、洗濯して何度も利用されていました。そこで「健常者による飛沫感染に対する予防としては、手すりやドアノブなどに触れた手で自らの鼻や口に触れないことが重要との観点から、布マスクによっても有効対応可能である」と医療関係者確認し、布マスク生産調達プロジェクトスタートしました。

 

<布マスクは何時までにどれくらいの量を調達しようとしたのか>

マスクが手に入らないことに対する国民不安を軽減するためには、繰り返し使用できる布マスクを来月(4月)末までになんとか1億枚規模で調達できないか」というのが当時の認識でした。私自身がこの布マスク生産調達プロジェクトに参画し、事業者との調整に携わったのはまさにこの頃です。

本年3月には、ドラックストアやスーパー店頭からマスクが消え、一日中マスクに関する報道が流れ、国会でもマスク供給不足に対する政府対応非難する質問が続き、マスク供給のためにあらゆる手を尽くせと責め立てられる状況でした。全国民が一斉にマスクを買い求めるというこれまでに経験したことのない爆発的な需要増の一方、中国からの輸入が全く見通せないなかで、1億枚という規模の目標形成されていきました。

 

<なぜ、日本製マスク調達しなかったのか>

そもそもマスク材料となるガーゼ中国しか生産しておらず、ガーゼ国内在庫殆ど存在しない状況でした。

このため、国内供給できる布マスクは、せいぜい1万枚から多くても10万枚のレベルで、およそ1億枚といった規模には届かない状況でした。仮になんとか国内材料となるガーゼを持ち込んでも、布製マスクを縫製する設備ミシン)や人員を揃えることも困難な状況でした。現在でも、「布製マスクを作るなら日本生産すべきだ」との意見も多いのですが、国内生産設備殆どが不織布を用いた使い捨てマスク用の機械装置です。

 

<なぜ、「興和」を始めとする特定企業とだけ契約したのか>

今年3月時点で、海外で1億枚規模のマスクガーゼ調達するネットワークを有し、布製マスク材料調達から裁断、縫製、検品、袋詰めまでを一貫して行える企業は、興和しかありませんでした。

ただ、興和単独では1億枚規模の生産は困難であったため、中国で縫製関係業務経験のあった伊藤忠とマツオカコーポレションの協力を得て生産体制を構築したものです。

当初、これら3社からは、4月末までに1億枚の生産など到底無理だと言われましたが、日本の窮状を救うためにあらゆる手を尽くして目標を達成して欲しいとお願いしました。結果、ベストシナリオで約9千6百万枚まで積み上げ、1億枚規模の目標達成の可能性ありとして、直ちに材料の確保、製造ラインの立ち上げをスタートしていただきました。

 

<実際のマスク生産体制はどうなっているのか>

4月末までに1億枚規模の生産を行うために、興和だけでも中国において約20カ所の縫製工場と約1万人の縫い子と検査要員を確保しています

これには、興和中国に有する様々なネットワークを駆使して、尋常でないスピードでこの体制を整えたと聞いています伊藤忠やマツオカコーポレーション独自ネットワーク東南アジアの国々に縫製工場人員を確保し、生産を行っています

これだけの人員を集めても、縫い子さん1人当たり1万枚ものマスクを縫製する必要があり、24時間体制での生産を行っています。各工場一定量生産が進んだ段階で検品梱包し、直ちに航空機日本に運ぶといったオペレーションになっています

 

<なぜ、不良品が発生したのか>

当初、興和からは「興和名前が出る以上、従来通りの国内検品を行うのでなければこの仕事は引き受けられない」と強く言われました。しかし、興和国内検品は、一旦全てのマスクを一か所の検品施設に集め、1ミリ程度の縫い目や折り目のずれ、布のほつれも不良品として弾いてしまうというレベル対応です。このため従来どおりの国内検品作業を行っていたのでは目標の半分も達成できない可能性があり、緊急避難的な対応として現地検品を基本とするオペレーションに変更してもらいました。

日本に持ち込んだ後は、配布準備段階で最終チェックを行うのですが、ここでのチェックをすり抜けた不良品利用者の手元に届いてしまたことは誠に申し訳なく思っています。また、自治体によっては、こうした作業保健所に依頼したことで、保健所職員作業を増やす結果になったことも反省点として認識しています

ちなみに、特定医療マスクを除き、マスクに対する国際的品質基準存在しません。また、国内におけるマスク業界団体が出している品質基準ホルムアルデヒドの検出基準が示されているだけで、各社毎の自主基準による検品が基本となっています

不良品報道を受けて、現在では事業者においても自主的に国内検品実施していただいているところです。「受注した以上、企業完璧製品を届けるのが当然だ」といった意見もっともですが、それはあくま平時における常識で、緊急事態対応にまでこれを要求することは酷だと思います。それ故に、これを補う形で国が改めて検品を行っているのですが、この費用に国費を充てるのは問題だとの意見が寄せられているのが現在の状況です。

 

<なぜ、配布が遅れているのか>

4月末までに1億枚の布マスク生産して国内に持ち込むというのは、元々極めて厳しい目標でしたが、緊急事態ということで各社全力で取り組んでいただきました。しか現実には、急遽集めた1万人に及ぶ縫子さんの教育からまり中国国内での物流障害企業活動制限)、更には中国政府によるマスクの輸出規制によって通関で止められるなど次々に問題が発生しました。

しか入国制限によって、これらの問題解決するための職員中国派遣することができません。大使館の協力も得ながらなんとか通関を突破しても、日本へ運ぶ航空機の確保ができないといった状況にも見舞われました。生産物流、通関等々、二重三重障害を乗り越えて国内に持ち込む中で、スケジュールが後ろ倒しになる状況が続いてしまいました。

これに加えて、今般の不良品問題の発生によって、メーカーが全量回収の上国内検品を行うとともに、更に万全を期すために国による検品も行っているために、配布スケジュールしわ寄せが生じる結果となっています

 

最後に>

現在も、関係者尋常ならざる努力によって布マスク生産調達が続いています国民マスク不安を解消するための布マスク生産調達でしたが、状況が落ち着くにつれて、「量、スピード品質」全てに完璧が求められるようになりました。まだ全体のオペレーションが終了していませんが、こうした一連の作業の結果、事業者にとっては大きな持ち出しになることを懸念しています興和では今も職員を総動員して布マスク検品作業を行っています

また、現状では不良品や国による検品費用ばかりに議論が集中し、こうした布マスクの取り組み自体が全て失敗であったかのような議論がなされているのは誠に残念なことです。特に日本危機的な状況を救うために協力してくれた事業者が、結果的社会的批難を受けることがあってはならないと感じています。また、日本のために今も昼夜に亘って布マスク製造してくださっている1万人を越える海外の縫子さん達のためにも、是非事実を知っていただきたいと思い、筆を執りました。

もちろん、だからといって不良品が許されるわけではありません。現在検品には万全を期していますが、万が一不良品が届いた際には速やかに交換させていただきますのでご協力をお願いします。その上で、不良品の状況はきちんと確認評価し、今後の反省材料にしてまいります

なお、まだ一部の方々にしか届いていない布マスクですが、実際に手にされた方からは良い評判もいただいております新型コロナウイルスへの対応は長丁場になる可能性が高いと言われています。是非、多くの方々の努力によって届けられる布マスクをご活用いただき、この災禍を乗り越えていただきたいと思いますよろしくお願い致します。(令和2年5月18日

2020-05-21

政府による布マスク生産調達に関する質問にお答えしま

経済産業省 政策統括調整官

江崎 禎英

2020年5月21日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp

新型コロナウイルスへの対応のなかで、その危機シンボルのように扱われてきたマスク。ここに来て仮設店舗飲食店などでも50枚入りが一箱2000円前後販売されるようになり、ひと頃のようなマスク不足の状況は改善しつつあります

そうした中で、政府実施している一世帯2枚の布マスクの配布について、これを疑問視する意見が増えています。配布されたマスクに髪の毛や糸くずが入っていたり、カビと思われる変色したマスクがあったとの報道を耳にされた方もいらっしゃるでしょう。問題のあるマスクは速やかに交換する対応を行っているところですが、実際に手にされた方に不安と不信感を与えてしまいましたことは、心からお詫び申し上げたいと思います

マスクを巡る一連の対応への批判は、政府としてこれを真摯に受け止めるのは当然です。しかしながら、実際にマスク製造した事業者にも厳しい批判の目が向けられていることは、この作業をお願いした立場にある者として誠に申し訳なく思っております。今後市場に出回るマスク供給量が増え、マスク不足に対する危機感が薄れるにつれて、今般の布マスク生産に携わった事業者に対していっそう厳しい目が向けられる可能性があります緊急時対応平時基準によって評価されることは往々にしてあり得ることですが、懸念すべきは、そうした評価が広がることによって、今後、国の緊急事態に協力しようとする企業が現れなくなってしまうことです。

先日の国会審議の中では、「政府が配る布マスクはその大半が不良品であり全て廃棄すべき」といった趣旨議論が展開されたため、その経緯を理解していただくために、質疑に割り込む形で答弁をさせていただきました。しかし、私の答弁は通告された質問に答えるものではなかったために、怒号と叱責の中で十分にお伝えすることができませんでした。そこでこの場をお借りして、多くの方の疑問にお答えする形で、その背景と経緯について書き記しておきたいと思います

<なぜ、布マスクだったのか>

再利用を前提とした長期間使用可能な布製マスクを大量に生産調達することによって需給ギャップを埋め、使い捨てマスク医療関係者等に優先的に回せる環境を整えようとしたのが、布マスクに取り組んだ最大の理由です。

本年1月から、それまで国内供給の8割程度を占めていた中国からマスクの輸入が途絶え、マスクの品薄状態が始まりました。このため2月にはマスクを求めて早朝から店舗の前に行列ができる状況となり、国会等でもマスク供給を増やせとの指摘が相次ぎました。2月下旬には、マスクの買い占め防止のためにネットオークション自粛を求めると共に、国内生産設備の増強を含めた供給量拡大に取り組みました。

しかしながら、当時の国内におけるマスク供給能力は月産4億枚程度であり、その殆どが不織布を用いた使い捨てタイプでした。国内生産力増強のための補助金に応募した企業も全て不織布を用いた使い捨てマスク用の設備投資でした。この頃、感染症専門家などからは、使い捨てマスク再利用を行うべきでない旨の見解が出されており、需給ギャップは拡大の一途を辿るおそれが生じていました。

このため、ハンカチキッチンペーパーによる手作りマスクなど、使い捨てマスク以外の対応を考える中で、政府としてたどり着いた結論が、ガーゼマスクでした。かつて小学校などで給食当番の際に使っていたガーゼマスクは、洗濯して何度も利用されていました。そこで「健常者による飛沫感染に対する予防としては、手すりやドアノブなどに触れた手で自らの鼻や口に触れないことが重要との観点から、布マスクによっても有効対応可能である」と医療関係者確認し、布マスク生産調達プロジェクトスタートしました。

<布マスクは何時までにどれくらいの量を調達しようとしたのか>

マスクが手に入らないことに対する国民不安を軽減するためには、繰り返し使用できる布マスクを来月(4月)末までになんとか1億枚規模で調達できないか」というのが当時の認識でした。私自身がこの布マスク生産調達プロジェクトに参画し、事業者との調整に携わったのはまさにこの頃です。

本年3月には、ドラックストアやスーパー店頭からマスクが消え、一日中マスクに関する報道が流れ、国会でもマスク供給不足に対する政府対応非難する質問が続き、マスク供給のためにあらゆる手を尽くせと責め立てられる状況でした。全国民が一斉にマスクを買い求めるというこれまでに経験したことのない爆発的な需要増の一方、中国からの輸入が全く見通せないなかで、1億枚という規模の目標形成されていきました。

<なぜ、日本製マスク調達しなかったのか>

そもそもマスク材料となるガーゼ中国しか生産しておらず、ガーゼ国内在庫殆ど存在しない状況でした。

このため、国内供給できる布マスクは、せいぜい1万枚から多くても10万枚のレベルで、およそ1億枚といった規模には届かない状況でした。仮になんとか国内材料となるガーゼを持ち込んでも、布製マスクを縫製する設備ミシン)や人員を揃えることも困難な状況でした。現在でも、「布製マスクを作るなら日本生産すべきだ」との意見も多いのですが、国内生産設備殆どが不織布を用いた使い捨てマスク用の機械装置です。

<なぜ、「興和」を始めとする特定企業とだけ契約したのか>

今年3月時点で、海外で1億枚規模のマスクガーゼ調達するネットワークを有し、布製マスク材料調達から裁断、縫製、検品、袋詰めまでを一貫して行える企業は、興和しかありませんでした。

ただ、興和単独では1億枚規模の生産は困難であったため、中国で縫製関係業務経験のあった伊藤忠とマツオカコーポレションの協力を得て生産体制を構築したものです。

当初、これら3社からは、4月末までに1億枚の生産など到底無理だと言われましたが、日本の窮状を救うためにあらゆる手を尽くして目標を達成して欲しいとお願いしました。結果、ベストシナリオで約9千6百万枚まで積み上げ、1億枚規模の目標達成の可能性ありとして、直ちに材料の確保、製造ラインの立ち上げをスタートしていただきました。

<実際のマスク生産体制はどうなっているのか>

4月末までに1億枚規模の生産を行うために、興和だけでも中国において約20カ所の縫製工場と約1万人の縫い子と検査要員を確保しています

これには、興和中国に有する様々なネットワークを駆使して、尋常でないスピードでこの体制を整えたと聞いています伊藤忠やマツオカコーポレーション独自ネットワーク東南アジアの国々に縫製工場人員を確保し、生産を行っています

これだけの人員を集めても、縫い子さん1人当たり1万枚ものマスクを縫製する必要があり、24時間体制での生産を行っています。各工場一定量生産が進んだ段階で検品梱包し、直ちに航空機日本に運ぶといったオペレーションになっています

<なぜ、不良品が発生したのか>

当初、興和からは「興和名前が出る以上、従来通りの国内検品を行うのでなければこの仕事は引き受けられない」と強く言われました。しかし、興和国内検品は、一旦全てのマスクを一か所の検品施設に集め、1ミリ程度の縫い目や折り目のずれ、布のほつれも不良品として弾いてしまうというレベル対応です。このため従来どおりの国内検品作業を行っていたのでは目標の半分も達成できない可能性があり、緊急避難的な対応として現地検品を基本とするオペレーションに変更してもらいました。

日本に持ち込んだ後は、配布準備段階で最終チェックを行うのですが、ここでのチェックをすり抜けた不良品利用者の手元に届いてしまたことは誠に申し訳なく思っています。また、自治体によっては、こうした作業保健所に依頼したことで、保健所職員作業を増やす結果になったことも反省点として認識しています

ちなみに、特定医療マスクを除き、マスクに対する国際的品質基準存在しません。また、国内におけるマスク業界団体が出している品質基準ホルムアルデヒドの検出基準が示されているだけで、各社毎の自主基準による検品が基本となっています

不良品報道を受けて、現在では事業者においても自主的に国内検品実施していただいているところです。「受注した以上、企業完璧製品を届けるのが当然だ」といった意見もっともですが、それはあくま平時における常識で、緊急事態対応にまでこれを要求することは酷だと思います。それ故に、これを補う形で国が改めて検品を行っているのですが、この費用に国費を充てるのは問題だとの意見が寄せられているのが現在の状況です。

<なぜ、配布が遅れているのか>

4月末までに1億枚の布マスク生産して国内に持ち込むというのは、元々極めて厳しい目標でしたが、緊急事態ということで各社全力で取り組んでいただきました。しか現実には、急遽集めた1万人に及ぶ縫子さんの教育からまり中国国内での物流障害企業活動制限)、更には中国政府によるマスクの輸出規制によって通関で止められるなど次々に問題が発生しました。

しか入国制限によって、これらの問題解決するための職員中国派遣することができません。大使館の協力も得ながらなんとか通関を突破しても、日本へ運ぶ航空機の確保ができないといった状況にも見舞われました。生産物流、通関等々、二重三重障害を乗り越えて国内に持ち込む中で、スケジュールが後ろ倒しになる状況が続いてしまいました。

これに加えて、今般の不良品問題の発生によって、メーカーが全量回収の上国内検品を行うとともに、更に万全を期すために国による検品も行っているために、配布スケジュールしわ寄せが生じる結果となっています

最後に>

現在も、関係者尋常ならざる努力によって布マスク生産調達が続いています国民マスク不安を解消するための布マスク生産調達でしたが、状況が落ち着くにつれて、「量、スピード品質」全てに完璧が求められるようになりました。まだ全体のオペレーションが終了していませんが、こうした一連の作業の結果、事業者にとっては大きな持ち出しになることを懸念しています興和では今も職員を総動員して布マスク検品作業を行っています

また、現状では不良品や国による検品費用ばかりに議論が集中し、こうした布マスクの取り組み自体が全て失敗であったかのような議論がなされているのは誠に残念なことです。特に日本危機的な状況を救うために協力してくれた事業者が、結果的社会的批難を受けることがあってはならないと感じています。また、日本のために今も昼夜に亘って布マスク製造してくださっている1万人を越える海外の縫子さん達のためにも、是非事実を知っていただきたいと思い、筆を執りました。

もちろん、だからといって不良品が許されるわけではありません。現在検品には万全を期していますが、万が一不良品が届いた際には速やかに交換させていただきますのでご協力をお願いします。その上で、不良品の状況はきちんと確認評価し、今後の反省材料にしてまいります

なお、まだ一部の方々にしか届いていない布マスクですが、実際に手にされた方からは良い評判もいただいております新型コロナウイルスへの対応は長丁場になる可能性が高いと言われています。是非、多くの方々の努力によって届けられる布マスクをご活用いただき、この災禍を乗り越えていただきたいと思いますよろしくお願い致します。(令和2年5月18日

2020-05-20

ソーシャルディスタンス2mってマスク無しの基準じゃないの?

せきやくしゃみでの飛沫感染を防ぐためってのが2mの根拠らしいけど

今みんなマスクしてるんだから2mもいらなくね?

実際電車バスタクシークラスター発生したとか聞かないし。

スーパードラッグストアでは間隔開けろって言うけどみんな普通に並んでるし

外食とかも普通に座席で食ってる。マスク外してだよ。隣席とのついたてとかはあるかもだけど。

マスクとか換気とか手指消毒とか他の対策ちゃんとしてれば

ソーシャルディスタンスは2mも必要ないんじゃね?

コンサートライブハウスでだけがっつり2mあけろ演者マスクしろとかおかしくない?

2020-05-09

anond:20200509135953

ウイルスが単体で飛ぶことは考えなくてよいです。

なぜなら、ウイルス単体で飛ぶタイプなら空気感染するからです。

新型コロナ空気感染しません。

エアロゾル感染飛沫感染が主ですからマスクの予防性はウイルスサイズではなく、

エアロゾルや飛沫のサイズ議論しなくてはなりません。


コロナウイルスは0.1㎛ですが、エアロゾルや飛沫はもっと大きな塊です。

マスクでも十分に半減させられる程度の効果があります

2020-05-08

手洗い万能説

やっぱり手洗いが大事なんじゃねえの?

実際の所飛沫感染よりも、

実際の所飛沫感染よりも、手について伝染する方が多いらしいじゃん?>コロナとか

マスクだけしても手洗いを怠ったら結局駄目なんじゃ無いかな。

からさ、簡易的な洗面台を店の入り口に置いて、出入りする人は絶対に30秒手を洗って入ってくださいって設備義務づければ相当感染防げる気がするんだよ。

当面はアルコール消毒義務化でもいいけど

当面はアルコール消毒義務化でもいいけどそれはあくまでも一時的ものアルコール消毒は

  • 手洗いより失敗しやすいらしい
  • 別の汚れが付いていると駄目だから手洗いは定期的にやってることが前提
  • 例えばノロとか、種類でアルコールが効かない奴があるけど手洗いなら普遍的に効く

から普遍的基準にするなら、一般人あくまでも手を洗う方が良いらしいじゃん?

レストランとかの設置基準義務化しちゃったら

スーパーとかレストランとかの設置基準義務化しちゃったらいいと思うの。もう防火設備みたいに義務化。駐車場から店に入る途中に、店の規模に合わせてプールの目洗い場みたいなノリで手洗い場所をつけるの。

今でも牛丼屋とか回転寿司とかチェーン店によっては入り口に必ず手洗い場がある店あるじゃん

そうすれば防火設備みたいにあって当たり前になるし、これから設計するところは入り口に手を洗える設備を設置するのが当たり前になるだろうし。

町中にも消火栓みたいなノリで、とにかく手を洗うところを作りまくったらいいと思うんだよ。洗剤なくても流水だけでもかなりウイルスは落とせるから

自動ドアとかも

手を通じて感染することが多いって前提で行くと、さら自動ドアとかも一定規模以上は義務化していく方向じゃないかな。

既にほとんどそうなってるはずだけど、中には押しボタンスイッチかになってて衛生的には結局触るんじゃ意味ねーみたいなのもあるじゃん

そういう所は非接触スイッチに切り替えていくとかやりようはいろいろあるよね。当面は1時間に1回は消毒せよみたいな運用にせざるを得ないだろうけど。

後は換気設備とかもより厳重に

後は換気設備とかもより厳重になるのかなと思うけど、正面に座られて至近距離くしゃみ喰らったら、備長炭で喰わせる七輪炭火焼き焼き肉屋のごっつい換気システムがあっても無駄だと思うので、コスパは悪いと思う。

(だから映画館パチンコの換気がしっかりしているか大丈夫と言う抗弁は採用されなかった)

あり得るとしたら、監視カメラによる体温検知システムとかかな。でもこれはコストがかかりすぎる上に、すり抜けも多いだろうからなー。

てなわけで手洗いを強化するのが現状コスパがいい対策だと思うんだよ。どうよ?

昨日の東京

月はじめというのもあって、そこそこの人が出てるが、飲食店がかなり閉まっていて、昼飯を選ぶに選べなかった。

食事は間をあけて食べたり、喋る時はマスクするの徹底されてきた感あり。ずっと手袋しながら仕事してる人もいた。

夜も、残業するにもコンビニ以外は全て閉店。

飯がとにかくキツイ必然的コンビニ率が高くなる。

あと、視力悪くなってる。

飛沫感染に気を付ける習慣で、このまま仕事開始となっても、4月の200人前後の数値はいかないのでは、とも思えてきたりけり。

補足: 人手はゴールデンウィーク開始直前と変わらず

anond:20200507230202

原因になった産業魔女狩りし出したら、

まあ外食水商売だろうな。喋りながら飲み食いすることで口から飛沫感染

満員電車とパチは冤罪だろう。

2020-05-07

anond:20200507111051

過激派かよ。小売はレジと客のセパレート(マスク必須手袋もあればなお可)と客間の一定間隔守れれば実効再生産数1以下いけるだろ。飛沫感染だし。

飲食業や娯楽関係が本当に心配だわ。新しい生活様式の要旨って「マスクをしない状態や大声での会話を控えろ」「一定間隔か間に何か無い限り向かい合っての会話を控えろ」「密閉空間長期間いるな」だけなんだが、以前に戻したら飲食業や娯楽業はアウトが多すぎるので。

2020-04-26

新型コロナ感染爆発と靴を脱ぐ地域は関連する【仮説】

新型コロナウイルスでは様々な仮説が存在する。一番有名なのはBCG接種地域との関連だろう。ここに来てもう一つの仮説が浮上した。それは、

【仮説】靴を脱ぐ習慣がある地域では新型コロナウイルスの爆発的感染が発生しにくい。

靴を脱ぐ習慣 - Wikipedia

米国イタリアスペインフランス英国など特に被害が大きい所は皆、靴を脱がない地域である

イラン例外である日本の様な玄関がなく同じ床で靴を脱ぐので靴下等にウイルスが付着してしまうのではないか。又、食事も床でするので床からウイルス舞いやすい状況にある。

アジア圏では一般的感染爆発が抑えられているが、その原因もこの靴を脱ぐ習慣ではないのか?

この靴がウイルスを運ぶというのは院内感染でも注意されていて、感染患者区域から出る時は靴裏の消毒も行われていたと思う。またこの間ウイルス消毒会社説明でも最後に靴裏の消毒が大事と強調していた。

新型コロナウイルスでは飛沫感染が多いと言われている。2m離れれば飛沫が落ちて届かないと云われる。落ちた飛沫は靴裏に付くのである。こうして靴裏に付いたウイルスは家に運ばれる。これが欧米感染拡大が進んだ一因ではないかと考えられる。

また米国が圧倒的に感染者が多いのも米国が一番の車社会からだと考えられる。いくら靴裏に飛沫が付いても長い間歩いていたら、飛沫も乾燥して取れてしまウイルスも取れてしまうだろう。

所が米国人はそんなに歩かない。直ぐに車に乗るから靴に飛沫が付いたまま車に乗り込む事になる。すると今度は車のフロアが飛沫のウイルスだらけになってしまう。逆に靴にウイルスが付いていなくても、車のフロアで靴にウイルスが付着してしまう事になる。

こうして家に帰るとウイルスが付いたまま靴で、そのまま家の中に入る事になる。そして今度は家のフロアウイルスだらけになってしまうだろう。だから家に帰って手を洗っても床からズボン上着ウイルスが付着してしまい、そこから手に口に鼻に付いてしまうだろう。

これが米国が圧倒的に新型コロナ感染爆発している原因ではないかと考えられる。

2020-04-25

コロナウイルス人類の敵ではない。彼らによって私たち進化する

100年に一度という未曾有のコロナウイルスショックに世界が見舞われている。

世界の多くの国でロックダウンが起こり、経済は停滞し、多くの企業経験したことのない困難に見舞われている。

リーマンショックどころの話ではない、世界の人々の生活スタイルを大きく変え、これまでの価値観が大きく変化している。

生活スタイルの変化に伴い、人々のニーズは大きく変わり、これまで必要とされていたビジネスはどんどんその価値を失い、その一方で新しいビジネス価値が高まりつつある。

しかし、この認識に対して私は違った視座を持っている。

私の視座はこうだ。

今回のコロナショックは「人類の壮大な過剰反応であると思っている。

今回問題になっている新型コロナウイルス人類にとって大きな敵ではない。

・これまでのインフルエンザと変わらない致死率

感染していても本人が気が付かず無症状で免疫を獲得している人々の存在

空気感染でなく接触感染もしくは飛沫感染を主な経路とした感染

こういったことが徐々に研究の結果見えてくるようになった。

今、アメリカでは大規模な抗体検査が行われている。

その結果、想定の50倍以上の人々が「知らず知らずのうちに感染免疫を獲得している」ということが分かってきた。

実際のところ、私たち人類がこのウイルスを脅威だと認識する以前から彼らは私たち人類感染し続けていた。

まるでステルスマーケティングのように私たちの知らないところでじわじわと拡大していた。

拡大しているにもかかわらず気がつかない理由

それは以下の二つ。

ウイルス感染しても本人が気がつかない

・極めて低い致死率

このウイルスは非常に特殊な「能力」を持っている。

ここでひとつ思考実験をしてみよう。

・もし世界インターネットがなかったら?

・もし人々がスマートフォンを持っていなかったら?

この二つの前提において、今回の新型コロナウイルス感染拡大したとしたら?

おそらく、ここまで世界中の経済を停滞させ、人々の生活スタイルを変えるほどのインパクトはなかっただろう。

人々は通常通り経済活動を行い、 低い致死率で一部の人々が亡くなり、 インフルエンザの延長ぐらいの感じで新しいウイルス流行っているのだと報道される程度であろう。

しかし実際はそうならなかった。

その理由は明白である

世界情報でつながっている」

これが唯一の理由である

その世界中をつなげる情報は必ずしも正しいものではない。

不安や、誤った認識や、 不信感。

それらも含めての情報である

我々はインターネットスマートフォンによって、身体的なつながりや、対面でのコミュニケーションで得られる範囲を超えて大きく繋がった。

そして、これによって不安や、誤った認識や、不信感も世界中で繋がっていく。

もし世界インターネット存在せず、普通の人々スマートフォンを持たなかったとしたら、不安や、誤った認識や、不信感も広がっていくことはなかっただろう。

そして、今回のように大規模に経済も止まることはなかっただろう。

これから日本でも抗体検査が行われるにつれ、すでに免疫を獲得している人がたくさんいることがはっきりしていくだろう。

免疫を獲得している人々は、いち早く経済活動に参画し普段通りの生活を行なっていくだろう。

そうやって一部の人を除いて経済は徐々に戻っていく。

しかしもう一つ大切なポイントがある。

いかいか別にして人類は壮大に過剰反応してしまった。

そして、それによって「人の移動が必要とされない側面」に気がついてしまった。

具体的に言うと、

飲食店食事に行くのではなくウーバーイーツなどのデリバリーで運んでもらう

飛行機で移動してビジネスホテルに泊まって出張するのではなく、会社からビデオチャット仕事をする

・平日毎日学校に行くのではなく、自宅でビデオ教材やオンライン授業で学習をする

病院に行って診察をしてもらうのではなく、電話スマホを使った遠隔診察をしてもらう

今回の「人類の過剰な反応」によってもたらされたメリットがあるとすれば、こういったことに人類が気づいたことだと思う。

アフターコロナ世界は、もう以前のようには戻れない。

「人が移動する価値」は、もう日常には必要とされない。

ほとんどの経済活動がオンライン化し、その反面「人が移動する価値」は「ラグジュアリー体験として」のみ存在価値を維持し続けると思う。

ただ泊まるだけのビジネスホテルは消滅するが「ラグジュアリー体験」としての旅行などの宿泊は高い価値を維持し続けるだろう。

ただ情報を伝えるだけの営業はどんどんオンライン化されていくだろうが「ラグジュアリー体験」としての対面接客は残り続けるだろう。

私たち新型コロナウイルスによって、新しい時代へと進化することができた。

世界はより効率的により快適になっていくだろう。

今我々がすべきことは何か。

新しい時代」を楽しもう。

新しい時代に、どんなビジネスができるのか。

新しい時代に、どんな家族のあり方があるのか。

新しい時代に、どんな働き方ができるのか。

もう一度言う。

新しい時代」を楽しもう。

2020-04-24

コロナ政策やりなおせるなら

流行初期に都市部住民過疎地旅館疎開させてテレワーク。外でゆっくり運動できる。

飛沫感染接触感染、糞便感染対策子供含めて徹底的にインストール

マスク消毒薬国内でフル稼働で生産するための政策国民から募集使用可能マスク個人用手指消毒薬を1ヶ月程度のタイムラグ供給できるようにする。

…でも過疎地には病院がない…

anond:20200423235504

ちゃんと客と客の間に衝立あるタイプの店なら、飛沫感染はまずないし安心

2020-04-22

から徒歩10秒の場所スーパーがある

子連れ家族連れが駐車場近辺で井戸端会議を始める。子どもは奇声をあげて走り回る。何をそんなに話すことがあるんだか1時間以上話してる。

アフォなのだろうか。奇声を発して走り回る子どもスーパー商品にもベタベタ触るから飛沫感染接触感染のもとにもなる。

うん、アフォなんだろうな、きっと。

2020-04-20

anond:20200420211944

ちなみに、どうして、外出しないでも感染するをデマだと考えたのかがわからない。

きちんと情報を集めた場合飛沫感染以外にも感染経路があるというネタはあるとおもうが

封鎖されているか情報

anond:20200420200833

言われているような、飛沫感染道たらに関してはすでにレポートが出ている通り

とはいえ、たとえ効果がないとしても

外出を控えてくれというから、みんな控えてる そんぐらい。

言われていない理由がないとは言えないからな

はてなスター改悪コロナ問題が原因じゃないのか?

はてなスターブクマ一覧で表示されず意味がなくなって不評だが、これってコロナ関連でのブクマの盛り上がりが問題視されたんじゃねーの?

 

ハテブのトレンドはずっと非常にヤバかった。

今じゃ誤魔化しが流行しているが、

 

PCR検査不要、すると医療崩壊検査求める奴は悪!

インフルエンザより死亡率低い!感染率も低い!

集団免疫獲得!エピカーブを抑えながらゆっくり感染しよう!SIRモデル

感染増えないのは日本人ライフスタイルのせい!清潔な民族!お風呂大好き!

治療法がないので自己免疫だけで直しすしかない!

PCR偽陽性高い!

ソースは村中璃子BuzzfeedEARLなどのTwitter医師

 

と今回の危機を招いた医療デマ満載のうすらバカの掃き溜めがクラスタ化していた。

更に検査低減で医療崩壊回避バカ正義感に駆られたバカが、検査して貰えず困ったと愚痴っている医師患者家族等のtwitterを探し出して「本当に医者なのか怪しい、運動家だろ」「ドクターショッピングだ!」と炎上させまくっていた。こいつら逮捕しろよ。

内容見れば今じゃ良く知られたクリニック→帰国者センター→大病院等のたらい回しだが、ドクターショッピングという語彙を覚えたので皆で使いたくてしょうがない。

 

と、知的背伸びしたいバカ再生産率をR0=1以下にする必要が見て取れた。

そこではてなクラスタ対策班が取った対策が3蜜の原因のはてなスター事実上撤去なんじゃないの?

スターに付着したブクバカウィルスが乱れ飛んで承認欲求の塊のバカがどんどん感染!ブクバカウィルスセントラル承認欲求ドグマ乗っ取りキャパが少ない脳みそ抵抗できずにどんどん増殖!自分と同じ意見ウィルス付きスター配りまくってエピメディック発生だ!ブックバカーの乱れ打ちだコラー

 

あのな、ウィルスに打ち勝つの免疫力が重要だが、重症化して死ぬのってほぼ全部免疫力のせいなんだよ。ウィルスじゃ人は死なねーの。免疫系が肺をボロボロにしたり多臓器不全にしたり関節痛くしたりしてんだよ。

から病院じゃ免疫抑制治療してるのな。ステロイド大量に投与したり。

これらは医学ってよりも基礎免疫学の知識だが、サイトカインと炎症の関係って高校生物でやった筈だよな?

ブクバカウィルス感染したブックバカーどもは「専門家説明」を足りない脳みそ権威付けに使うんじゃなくて高校生物教科書引っ張り出すのがまずやるべき事だったんだよ。そしたら仏当局が「コロナ自宅療養中にイブプロフェン使うな」って言った理由必然的に判るからインフル軽症患者用のアビガン重症者に投与してる理由もな。

 

ただ今回のブクバカ騒動に無理も無い所もある。

それはブクバカスーパースプレッダーの一人が村中璃子だった事だ。しか媒体結構信頼されていたbuzzfeedだ。

村中はネットの反ワクチン運動牽制する立場で、ネット医療デマの対極に居ると思われていた。その村中が反ワクチンムーブメントと似た立場で唱導をしていた、というのは確かにちょっと難易度高めの罠だな。

でもこれは権威主義に陥って内容を良く読んでないのだ。良く読むっていうのは批判的に読むって事でもある。批判的って反対の立場でって意味じゃなくて他のエビデンスなどと突き合せて妥当性の検証をするって意味な。為念

EARLなんて参照にしてるのはもう論外で言う事もない。

 

でもやっぱブックバカーがバカなのはやはり本人に問題があって、例を提示すると

 

[B! COVID-19] ピークカット戦略集団免疫戦略地獄への道は善意で舗装されている | Medium

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/medium.com/@bigstone/only-containment-is-the-option-e689ba0b22ef

 

golconda 感染症数理学冒涜する記事ww まずはカーマック・マッケンリック方程式やSIRモデルをぐぐって勉強し直してから再度執筆してください。この方は中学数学レベルできちんと計算https://www.rieti.go.jp/jp/columns/a01_0545.html

 

この元記事って集団免疫必要な人数=感染して生存した人数をベースに死者数と猶予期間を出してのな。計算としては単純だ。

でもその単純な計算しない理由にSIRモデルなどが持ち出されてる。批判としてはずれてるなんてもんじゃねぇ。権威主義の権化だ。

そして実際英国はこの2日後位に方針転換、ジョンソン首相も発病して入院した。

軽症で済んで生還したが、その軽症とは死の一歩手前の症状だって事も世界に知れ渡る事になった。

こんなブコメトップ群に入ってるサービスなんてヤバイだろ。サービスごとロックダウンした方がいい。

 

大手WEBサービスプラットフォーマーじゃコロナの扱いにはピリピリしていて、コロナ関連の話題ユーザーコンテンツには自動的に「COVID19の正確な情報公的機関で入手して」と断りが挿入されるようになってる。

特に徹底しているのがYoutubeで、動画説明欄どころか動画内の発言字幕に「コロナ」があれば自動的収益化解除、「正確な情報公的機関で」のリンクが挿入される。しかも全言語対応で、最近じゃコロナウィルス画像イラストや内容を見ての判断もされている。

そうしないとアクセス狙いのスパム的なテキトー情報が溢れるのが目に見えるから

 

こういう状況だが自分知的と思ってるブックバカーズは知ったこっちゃない。相変わらず検査した人間炎上検査医療崩壊した韓国を見ろ!と大ハシャギ!バカは死ななきゃ直らねぇ…。

社会有害危険を齎すブックバカーはコロナで死にゃいいのだがバカ風邪引かないって言ってね。

バカカルト集団となったクラスター発生の責任を問われてはてな破産して社屋がロックダウンされそうだ!

そこでR0を下げる為にはてなスターの一覧撤去を行ったのではないか

 

サービス改悪だ!とか抜かしてるんじゃねーよバカども!てめえらが原因なんだろ!

家に居ろ!回線引っこ抜け!スマホ破壊しろ

バカウィルス感染して外にばら撒いてるんじゃねーよ!おめえらは無症状感染者じゃない。重症者だ!バカクラスタ形成してバカ同士で承認しあってるから気が付いてないだけだ!

公前で発話するな!飛沫感染する!マスクしろ空気を一切通さない奴でな!

顔にラップぐるぐる巻きにしたらいいんじゃね?村中とEARLが言ってたらしいぜ!Buzzfeedでな!顔にラップぐるぐる巻きしてる人って知的で素敵よね~!SIRモデルを感じるわ~!偽陽性高すぎなPCRに頼らない人って感じで最高!

 

日本医療はてめえらのせいでもうどうにもならないが希望の日はある。韓国台湾と抑え込みに成功しつつある国と隣接している事だ。

余剰となった検査資源医療資源を回してくれるだろう。台湾は既に他国を助ける事を表明しているし、韓国パンデミックアドバイザーとして重要位置を占めている。「戦後」はこの両国経済をいち早く再起動して東アジアを引張る力を持つだろう。

それはブックバカーには関係ない事だから自分の病を治すのが先だろ。顔ラップぐるぐる巻きでとっととあの世に行っちまえバカー!

「顔ラップで死亡」ってニュースニュースが流れたら大笑いして餞別にカラースター棺に沢山入れてやるぜ!

アスタラビスタ ベイビー!

anond:20200420105608

空気感染飛沫感染するゾンビとか、もうパニック映画にならないよ。ただ滅びてるだけだ

2020-04-19

飛沫感染くしゃみやせきから感染する事は知ってる人多いけど、息にもウイルスあるんだから、会話でも感染する事知らんやついるんじゃねー?

しかも息って無風なら4メートルくらい先まで届くんだぜ

知らなかったわ

アベノマスクアサヒマスク論点整理

WHO病院医療者が感染予防目的で布マスク(ガーゼマスク)を使用することを推奨していない。
COVID-19陽性患者入院している病棟での感染予防目的使用するマスクN95
サージカルマスク(使い捨ての紙マスク)は飛沫感染予防(咳で飛ぶ唾液などから守る)で使う。
WHOが布マスク使用を認めているのは市中でのみ。

アベノマスクアサヒマスク病院医療者は使えない。

N95結核などの空気感染予防目的使用する。

COVID-19は飛沫が長時間空気中に漂う(エアロゾル化)とされているので、そこから感染を防ぐのはN95のみ。

N95は正しく使用すれば、全ての空気フィルターを通る構造になっている。

アベノマスクアサヒマスクも市中では使える。

アベノマスクサイズは古くからあるガーゼマスクサイズは同じ

サージカルマスクはどんなに高機能でも、脇などからエアロゾルが入ってくる構造になっている。

ガーゼマスクは飛沫自体が通り抜ける。

マスクを洗って再利用は、感染リスクから平時は認められない。

増産をしているようだが、マスク供給は満たされていない

ウイルスのついた手で口や鼻に触れないようにするためのガーゼマスクは、ないよりはまし。

 

アベノマスクアサヒマスク結論

病院では、無意味。市中では、しないよりはまし。

これだけの税金を使って配る意味は、あるといえばあるし、ないといえばない。

コロナくしゃみ・咳での飛沫に加えて、しゃべるだけでも飛沫感染するんだね。

しかも、自分がかかっているという認識のない人も多いということだね。

駅のホームで、マスクを顎にずらしてふざけ合っている40歳位のリーマン達を見た。

彼らはきっとまだ自分死ぬ年齢でないと思っている。

会社で一番目の例じゃなければむしろ部課内で全員でかかれば問題ないと思っている。

自分ひとりじゃなくてかかるなら全員に感染させてやると思っている。

仕事してるんだからしょうがないじゃん、と言い訳しようとしている。

近所の居酒屋心持ち人が減ったもの普通にちょっと一杯やっているリーマンたちがいる。

風俗居酒屋通いをやめない「たかウイルスなんてビールのんで吹っ飛ばせ、びびってんじゃねぇ」

「そんなんで大人仕事できるかよ。」「俺はコロナとか関係ねぇけどな。風俗も行くぜ、いまからどうだ?」

体育会系根性論武勇伝礼賛である。たいへんひどい。

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